JPH1029449A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JPH1029449A
JPH1029449A JP18736296A JP18736296A JPH1029449A JP H1029449 A JPH1029449 A JP H1029449A JP 18736296 A JP18736296 A JP 18736296A JP 18736296 A JP18736296 A JP 18736296A JP H1029449 A JPH1029449 A JP H1029449A
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lock
release lever
vehicle
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Yoshikatsu Tsuge
美勝 柘植
Yoshio Misaki
喜生 三崎
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Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後部の乗員からシート部2と背凭部3とを2
つ折りにし、床4に対して直立させる操作を容易にで
き、さらにシートロック6が解除されている時は、背凭
ロックも解除されて乗員が座ることのできない車両用シ
ート1を提供する。 【解決手段】 シートロック解除レバー27は、背凭解
除レバー24と同様、シートの腰部分で回動操作される
とともに、背凭解除レバー24の解除操作に連動してシ
ートの外部に出て、シートロック解除レバー27が操作
できる。このため、後部の乗員からも、背凭ロックおよ
びシートロック6の解除が容易に行える。また、背凭ロ
ックが解除された状態でシートロック6の解除が可能に
設けられているため、シートロック6が解除されている
時は、背凭ロックも解除されてシート部2と背凭部3が
2つ折りになって、乗員が座ることができず、安全性が
高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート部と背凭部
とを2つ折りにし、床に対して直立させることのできる
車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】シート部と背凭部とを2つ折りにし、床
に対して直立させる従来の技術を、図9を用いて説明す
る。従来の技術では、座っている状態での操作を容易と
するとともに、機構の簡素化の目的で、車両用シート1
00の腰部分に背凭解除レバー101(所謂、リクライ
ニングレバー)が設けられており、このレバー101を
回動操作することで、リクライニング操作、およびシー
ト部102と背凭部103とを2つ折りにする操作がで
きる。
【0003】また、従来の技術では、乗車時、ドアを開
けた状態の車両外部からの操作を容易とする目的で、シ
ート部102の側面にシートロック解除レバー104が
設けられており、このレバー104を操作することで、
シート部102を床に対して回動させ、2つ折りとなっ
た車両用シート100を直立させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上記で示した
従来の車両用シート100が、RV車両の2列目であっ
た場合、3列目に乗車した乗員が外へ出るためには、2
列目の車両用シート100を2つ折りにし、さらに直立
させる必要があるが、3列目の乗員から、2列目の車両
用シート100のシートロック解除レバー104は、手
が届かない(あるいは、届きにくい)ため、大変不便で
あった。
【0005】また、従来の車両用シート100は、背凭
ロックの解除と、シートロックの解除とが、それぞれ別
々に行われていたため、背凭部103がロックした状態
であるが、シート部102の回動ロックが解除されてい
る可能性があった。このような場合、図10に示すよう
に、子供など軽量な乗員が乗車している状態で、急ブレ
ーキ操作された場合など、慣性力で車両用シート100
が回動し、乗員が負傷する可能性がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、第1の目的は、後部の乗員からシート部と背凭
部とを2つ折りにし、床に対して直立させる操作を容易
に行うことができる操作性に優れた車両用シートの提供
にあり、第2の目的は、シートロックが解除されている
時は、背凭ロックも解除されて乗員が座ることのできな
い安全性の高い車両用シートの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用シート
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕車両用シートは、乗員が座る座面を
備えたシート部と、このシート部を車両の床に対して回
動可能に支持するシート回動支持部と、前記シート部が
前記床に対して回動するのを阻止するシートロックと、
このシートロックを解除するシートロック解除機構と、
乗員が凭れる背面を備えた背凭部と、この背凭部を前記
シート部に対して回動可能に支持する背凭回動支持部
と、前記背凭部を、前記シート部の座面に向けて付勢す
る背凭付勢手段と、前記背凭部が前記シート部に対して
回動するのを阻止する背凭ロックと、この背凭ロックを
解除する背凭ロック解除機構とを備える。
【0008】そして、前記背凭ロック解除機構は、前記
背凭ロックを解除する背凭解除レバーを備え、この背凭
解除レバーは、前記背凭回動支持部を中心に回動操作さ
れるとともに、前記シートロック解除機構は、前記シー
トロックを解除するシートロック解除レバーを備え、こ
のシートロック解除レバーも、前記背凭回動支持部を中
心に回動操作されることを特徴とする。
【0009】〔請求項2の手段〕請求項1の車両用シー
トにおいて、前記シートロック解除レバーは、前記背凭
解除レバーの回動操作に連動して回動するように設けら
れ、前記シートロック解除機構には、前記シートロック
解除レバーの回動量が所定範囲以上となることによって
前記シートロックを解除する空振り機構が設けられ、前
記背凭ロックの解除時における前記シートロック解除レ
バーの回動量は、前記空振り機構の空振り量である前記
所定範囲以内に設けられていることを特徴とする。
【0010】〔請求項3の手段〕請求項2の車両用シー
トにおいて、前記シートロック解除レバーは、前記背凭
解除レバーが前記背凭ロックを解除する際の回動を受け
て、前記シート部および前記背凭部の側面から後方外部
へ移動することを特徴とする。
【0011】〔請求項4の手段〕請求項1ないし請求項
3のいずれかの車両用シートは、前記シートロックによ
って回動が阻止された前記シート部を、前記床に対して
直立する方向へ付勢するシート付勢手段を備えることを
特徴とする。
【0012】
【発明の作用および発明の効果】
〔請求項1の作用および効果〕背凭ロックを解除する背
凭解除レバーも、シートロックを解除するシートロック
解除レバーも、ともに背凭回動支持部を中心に回動操作
される。つまり、車両用シートの腰部付近に、背凭解除
レバーおよびシートロック解除レバーが配置される。こ
のため、後部の乗員によって、シート部と背凭部とを2
つ折りにし、床に対して直立させる操作を容易に行うこ
とができる。
【0013】〔請求項2の作用および効果〕背凭解除レ
バーが背凭ロックを解除する際、シートロック解除レバ
ーが背凭解除レバーに連動して回動するが、その際のシ
ートロック解除レバーの回動量は所定範囲内であってシ
ートロックは解除されない。そして、それ以上にシート
ロック解除レバーを回動操作することにより、シートロ
ックが解除される。
【0014】このように、背凭ロックが解除された状態
で、初めてシートロックが解除されるように設けられて
いるため、従来のように、背凭がロックした状態でシー
トロックが解除される可能性がない。つまり、シートロ
ックが解除されている時は、背凭ロックも解除されて乗
員は座ることができず、乗員が座ったまま車両用シート
が回動する不具合を確実に回避でき、安全性が高い。
【0015】〔請求項3の作用および効果〕背凭解除レ
バーが背凭ロックを解除する際、シートロック解除レバ
ーがシート部および背凭部の側面から後方外部へ移動す
る。つまり、車両走行時等の通常時は、シートロック解
除レバーが、車両用シートの側方に収納されており、シ
ート部と背凭部とを2つ折りにした状態で、初めてシー
トロック解除レバーが車両用シートの後方へ出て来る。
【0016】このように、通常時はシートロック解除レ
バーが車両用シートの横にあるため、後部の乗員の邪魔
にならず、かつシートロック解除レバーを操作する際
に、車両用シートの後部に出ているため操作性に優れ
る。
【0017】〔請求項4の作用および効果〕シートロッ
クによって回動が阻止されたシート部は、シート付勢手
段によって、床に対して直立する方向へ付勢されてい
る。このため、シートロックが解除されると、シート付
勢手段の付勢力によって、シート部が直立する方向にア
シストされる。つまり、シート付勢手段の付勢力が大き
い場合は、シートロックが解除されると、シート付勢手
段の付勢力でシート部が自動的に直立する。
【0018】このように、シートロックが解除される
と、シート付勢手段の付勢力でシート部が直立する方向
にアシストされるため、子供、老人、女性、病人など、
力の弱い乗員であっても、2つ折りになった車両用シー
トを、容易に直立させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図8は実施例を示すも
ので、図1ないし図5は車両用シートの要部説明図、図
6ないし図8は車両用シートの作動説明図である。
【0020】本実施例に示す自動車は、図6に示すよう
に、前列(1列目)、中列(2列目)、後列(3列目)
にそれぞれ車両用シートを搭載するもので、この車両の
2列目の車両用シート1に、本発明が適用されている。
3列目は、後部ドアから乗り込んだ乗員が使用するもの
で、2列目の車両用シート1の横に設けられた後部ドア
から乗り込んだ乗員が3列目に座るには、2列目の車両
用シート1を2つ折りにし(図7参照)、それを前方に
倒して直立させ(図8参照)、後部ドアから3列目の車
両用シート1へ向かう空間を確保する必要がある。
【0021】このように、2列目の車両用シート1に
は、シート部2と背凭部3とを2つ折りにし、床4に対
して直立させる機構が設けられており、この機構を図1
ないし図5を用いて説明する。なお、これ以降、実施例
中に示す断りのない車両用シート1は、本発明が適用さ
れた2列目の車両用シート1を示すものとする。
【0022】車両用シート1は、乗員が座る座面2aを
備えたシート部2と、このシート部2を車両の床4に対
して回動可能に支持するシート回動支持部5と、シート
部2が床4に対して回動するのを阻止するシートロック
6と、このシートロック6を解除するシートロック解除
機構7とを備える。
【0023】また、車両用シート1は、乗員が凭れる背
面3aを備えた背凭部3と、この背凭部3をシート部2
に対して回動可能に支持する背凭回動支持部8と、背凭
部3を、シート部2の座面2aに向けて付勢する背凭付
勢手段9と、背凭部3がシート部2に対して回動するの
を阻止する背凭ロック10と、この背凭ロック10を解
除する背凭ロック解除機構11とを備える。
【0024】次に、上記車両用シート1の要部を詳細に
説明する。シート部2の下面には、図1に示すように、
略矩形形状の枠体12が取り付けられている。シート回
動支持部5は、枠体12の前枠と車両の床4とに連結さ
れ、シートロック6が解除された状態において、シート
部2を前倒し(床4に対して直立する方向の一例)可能
としている。
【0025】また、枠体12の前枠と、車両の床4との
間には、シートロック6が解除された状態のシート部2
を、前倒し方向(床4に対して直立する方向の一例)へ
付勢するシート付勢手段13が設けられている。この実
施例のシート付勢手段13は、渦巻きバネあるいはコイ
ルバネ等のバネ手段によって構成されており、シートロ
ック6が解除された状態のシート部2を自重に打ち勝っ
て自動的に撥ね上げるように設けられている。
【0026】シートロック6は、図2に示すように、車
両の床4に固定されたロック金具14と、枠体12の横
枠後部に固定されてロック金具14と係合するロック機
構15とから構成される。このロック機構15は、枠体
12の横枠後部に固定されるロックケース16と、この
ロックケース16内で回動可能に支持され、ロック金具
14に嵌まり合う切欠17aが形成された第1回動係合
子17と、この第1回動係合子17をロック解除する方
向に付勢するバネ18と、ロック金具14に嵌まり合っ
た第1回動係合子17と係合し、ロック状態を維持する
第2回動係合子19とから構成される。
【0027】この第2回動係合子19は、シートロック
解除機構7によって、図2の左回動方向に回動操作され
ると、第1回動係合子17との係合が解除される。な
お、この係合が解除されると、第1回動係合子17は、
バネ18の力でシートロック6が解除される方向(図2
の左回動方向)に回動し、シートロック6が解除され
る。
【0028】背凭回動支持部8は、シート部2の側面後
部に固定されたシートプレート20と、背凭部3の側面
下部に固定された背凭プレート21とを、回動自在に連
結したもので、背凭ロック10が解除された状態におい
て、背凭部3はシート部2に対して前後に回動可能にな
る。
【0029】背凭付勢手段9は、図2に示すように、背
凭回動支持部8と一体的に設けられた渦巻きバネ等のバ
ネで、その一端がシートプレート20に作用し、他端が
背凭プレート21に作用するように設けられて、背凭ロ
ック10が解除されている状態において、背凭部3をシ
ート部2の座面2aに向けて自動的に前倒して、シート
部2と背凭部3とを2つ折りにする。
【0030】背凭ロック10は、背凭回動支持部8と一
体的に設けられたもので、図4の(a)、(b)に示す
ように、シートプレート20に固定された固定歯22
と、背凭プレート21と一体に回動し、固定歯22に噛
み合い可能な回動歯23とを備え、回動歯23が固定歯
22に噛み合うことで、背凭部3の回動がロックされ
る。
【0031】背凭ロック解除機構11は、背凭回動支持
部8の回動軸を中心に回動操作される背凭解除レバー2
4を備える。この背凭解除レバー24は、回動中心部に
設けられた回動カム25と一体的に回動するもので、こ
の回動カム25の回動位置に応じて、回動歯23が固定
歯22と係合、あるいは離脱する。
【0032】この背凭解除レバー24は、図2に示す戻
しバネ26の作用で、回動歯23が固定歯22に噛み合
う側に付勢されており、この戻しバネ26の作用に抗し
て背凭解除レバー24を図2の左側へ回動操作すること
で、図4の(b)に示すように回動カム25が回動して
回動歯23が固定歯22から外れ、背凭部3を前倒しし
たり、リクライニングしたりできる。
【0033】シートロック解除機構7は、図2に示すよ
うに、上述した背凭解除レバー24と同様、背凭回動支
持部8の回動軸を中心に回動操作されるシートロック解
除レバー27と、シートロック解除レバー27の操作力
をシートロック6の第2回動係合子19へ伝えるワイヤ
ー28とを備える。
【0034】シートロック解除レバー27は、その回動
量が所定範囲以上となることによってシートロック6を
解除できる空振り機構が設けられている。それは、シー
トロック解除レバー27が、背凭解除レバー24の回動
操作(背凭ロック10の解除操作)に連動して回動する
ように設けられているためで、背凭解除レバー24によ
って背凭ロック10を解除したのみでは、シートロック
6は解除されずに、シートロック解除レバー27を車両
用シート1の側方から後方へ突出させるように設けられ
ている。
【0035】この構造を具体的に説明する。シートロッ
ク解除レバー27は、背凭解除レバー24に対して所定
の範囲内で回動可能なもので、図2に示すように、引き
戻しバネ29の作用で図示右回動側に引かれている。こ
のため、背凭解除レバー24が図示左回動側に操作され
ると、背凭解除レバー24と一体的に図示左回動側に回
動する。
【0036】シートロック解除レバー27側のワイヤー
28の端28aは、背凭解除レバー24の操作を受けて
シートロック解除レバー27が図2の破線の位置に移動
して初めてシートロック解除レバー27に係合するもの
で、図2の破線の位置よりさらにシートロック解除レバ
ー27を図示左回動させることで、ワイヤー28に操作
力が伝わり、シートロック6を解除できる。
【0037】一方、シートロック解除レバー27は、背
凭ロック10により背凭部3がロックされている状態で
は、図2に示すように、引き戻しバネ29の作用で、車
両用シート1の側面(つまり、シート部2および背凭部
3の側面)に隠れる位置(図2の実線参照)に配置され
ており、上述のように、背凭解除レバー24が背凭ロッ
ク10を解除する際の回動を受けて、車両用シート1の
側面から後方外部へ移動する(図2の2点鎖線参照)。
【0038】なお、背凭ロック10が解除された状態で
は、背凭部3が無負荷の場合、背凭部3は図3に示すよ
うに前倒しになり、シートロック解除レバー27が前後
から操作し易い位置になる。また、背凭ロック10が解
除され、シート部2が前倒しの状態では、図5に示すよ
うに、回動歯23が固定歯22に噛み合わず、背凭解除
レバー24が解除状態で停止し、シートロック解除レバ
ー27がワイヤー28の端28aにほぼ係止する状態に
なる。
【0039】〔実施例の作動〕次に、図6に示す車両用
シート1を2つ折りにし、それを床4に対して直立させ
る作動を説明する。図4の(a)、(b)に示すよう
に、背凭解除レバー24を前方へ回動操作する。する
と、回動歯23が固定歯22から外れ、背凭部3がシー
ト部2に対して回動可能になる。この時、背凭部3に後
方へ向かう負荷がかかっていない状態では、背凭付勢手
段9の作用によって、図7に示すように背凭部3が自動
的に前倒しになり、シート部2と背凭部3とが2つ折り
になる。
【0040】背凭部3が前倒しになると、図5に示すよ
うに、背凭解除レバー24が解除状態で停止する。つま
り、背凭解除レバー24と連動して回動したシートロッ
ク解除レバー27と、ワイヤー28の端28aとがほぼ
係止する状態になる。この状態のシートロック解除レバ
ー27を前方へ回動操作すると、その操作力がワイヤー
28を介して第2回動係合子19を図示左回動させる。
すると、第2回動係合子19と第1回動係合子17との
係合が解除され、第1回動係合子17がバネ18の力で
図示左回動方向に回動し、切欠17aからロック金具1
4が外れてシートロック6が解除される。すると、シー
ト付勢手段13の作用によってシート部2が自動的に前
倒しとなり、図8に示すように、2つ折りになった車両
用シート1が、床4に対して直立する。
【0041】〔実施例の効果〕車両用シート1は、背凭
ロック10を解除する背凭解除レバー24も、シートロ
ック6を解除するシートロック解除レバー27も、とも
に背凭回動支持部8を中心に回動操作される。つまり、
車両用シート1の腰部付近に、背凭解除レバー24およ
びシートロック解除レバー27が配置される。このた
め、後部の乗員によって、シート部2と背凭部3とを2
つ折りにし、床4に対して直立させる操作を容易に行う
ことができる。
【0042】車両用シート1は、背凭ロック10が解除
された状態で、初めてシートロック6が解除されるよう
に設けられているため、従来のように、背凭部3がロッ
クした状態でシートロック6が解除される可能性がな
い。つまり、シートロック6が解除されている時は、背
凭ロック10も解除されて乗員は座ることができない。
このため、乗員が座ったまま車両用シート1が回動する
不具合を確実に回避でき、安全性が高い。
【0043】車両用シート1は、通常使用時はシートロ
ック解除レバー27が車両用シート1の横に隠れている
ため、後部の乗員の邪魔にならない。また、シートロッ
ク解除レバー27を操作する際には、車両用シート1の
後部に出るため、操作性に優れる。
【0044】さらに、車両用シート1は、シートロック
6が解除されると、シート付勢手段13の付勢力でシー
ト部2が自動的に直立するため、子供、老人、女性、病
人など、力の弱い乗員であっても、2つ折りになった車
両用シート1を直立させることができる。
【0045】〔変形例〕上記の実施例では、前後に席が
ある中間の車両用シート1に本発明を適用した例を示し
たが、運転席や助手席など、他の車両用シートに本発明
を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートの要部斜視図である(実施例)。
【図2】車両用シートの要部側面図である(実施例)。
【図3】車両用シートの要部側面図である(実施例)。
【図4】車両用シートの要部側面図である(実施例)。
【図5】車両用シートの要部側面図である(実施例)。
【図6】車両用シートの通常状態を示す側面図である
(実施例)。
【図7】車両用シートの2つ折り状態を示す側面図であ
る(実施例)。
【図8】2つ折りとなった車両用シートの直立状態を示
す側面図である(実施例)。
【図9】車両用シートの側面図である(従来技術)。
【図10】車両用シートの不具合を示す側面図である
(従来技術)。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シート部 2a 座面 3 背凭部 3a 背面 4 車両の床 5 シート回動支持部 6 シートロック 7 シートロック解除機構 8 背凭回動支持部 9 背凭付勢手段 10 背凭ロック 11 背凭ロック解除機構 13 シート付勢手段 24 背凭解除レバー 27 シートロック解除レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗員が座る座面を備えたシート部と、 このシート部を車両の床に対して回動可能に支持するシ
    ート回動支持部と、 前記シート部が前記床に対して回動するのを阻止するシ
    ートロックと、 このシートロックを解除するシートロック解除機構と、 乗員が凭れる背面を備えた背凭部と、 この背凭部を前記シート部に対して回動可能に支持する
    背凭回動支持部と、 前記背凭部を、前記シート部の座面に向けて付勢する背
    凭付勢手段と、 前記背凭部が前記シート部に対して回動するのを阻止す
    る背凭ロックと、 この背凭ロックを解除する背凭ロック解除機構とを備え
    る車両用シートにおいて、 前記背凭ロック解除機構は、前記背凭ロックを解除する
    背凭解除レバーを備え、この背凭解除レバーは、前記背
    凭回動支持部を中心に回動操作されるとともに、 前記シートロック解除機構は、前記シートロックを解除
    するシートロック解除レバーを備え、このシートロック
    解除レバーも、前記背凭回動支持部を中心に回動操作さ
    れることを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】請求項1の車両用シートにおいて、 前記シートロック解除レバーは、前記背凭解除レバーの
    回動操作に連動して回動するように設けられ、 前記シートロック解除機構には、前記シートロック解除
    レバーの回動量が所定範囲以上となることによって前記
    シートロックを解除する空振り機構が設けられ、 前記背凭ロックの解除時における前記シートロック解除
    レバーの回動量は、前記空振り機構の空振り量である前
    記所定範囲以内に設けられていることを特徴とする車両
    用シート。
  3. 【請求項3】請求項2の車両用シートにおいて、 前記シートロック解除レバーは、前記背凭解除レバーが
    前記背凭ロックを解除する際の回動を受けて、前記シー
    ト部および前記背凭部の側面から後方外部へ移動するこ
    とを特徴とする車両用シート。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの車両
    用シートは、 前記シートロックによって回動が阻止された前記シート
    部を、前記床に対して直立する方向へ付勢するシート付
    勢手段を備えることを特徴とする車両用シート。
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JP2007106292A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Mitsubishi Motors Corp ヘッドレストの自動収納構造付きシート装置
KR100715894B1 (ko) 2005-10-27 2007-05-08 기아자동차주식회사 차량용 더블 폴딩 시트의 투터치 리클라이너 레버 구조
JP2009007000A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Faurecia Autositze Gmbh 車両座席
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