JPH0820552A - ビスフェノール類の製造方法 - Google Patents

ビスフェノール類の製造方法

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JPH0820552A
JPH0820552A JP6155066A JP15506694A JPH0820552A JP H0820552 A JPH0820552 A JP H0820552A JP 6155066 A JP6155066 A JP 6155066A JP 15506694 A JP15506694 A JP 15506694A JP H0820552 A JPH0820552 A JP H0820552A
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JP
Japan
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catalyst
copper
reaction
copper salt
phenols
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Withdrawn
Application number
JP6155066A
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English (en)
Inventor
Takaaki Sakamoto
高章 坂本
Yoshitomo Yonehara
祥友 米原
Shiyoushin Boku
鐘震 朴
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Kawamura Institute of Chemical Research
Original Assignee
Kawamura Institute of Chemical Research
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Publication date
Application filed by Kawamura Institute of Chemical Research filed Critical Kawamura Institute of Chemical Research
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Publication of JPH0820552A publication Critical patent/JPH0820552A/ja
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生成物の単離操作が容易であり、かつ製造コ
ストの安価な、ビスフェノール類の製造方法を提供す
る。 【構成】 担体に銅塩を担持させた触媒の存在下で、フ
ェノール類にカップリング反応を起こさせ、反応後触媒
をろ別し、反応液を濃縮する。 【効果】 製造工程が簡略化でき、さらに製造コストを
安価に抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化防止剤、ポリエス
テルまたはポリカーボネートなどの合成樹脂改良剤、染
料、医農薬中間体、あるいは写真用試剤などに用いられ
る、ビスフェノール類の製造方法に関する。特に、スル
ホキシドやアミン誘導体の光学分割剤として有用なビス
フェノール類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光学分割により容易に合成できる光学活
性なビスフェノール類は、不斉合成および不斉分割の試
剤として、近年、広く用いられている化合物である。具
体的な用途としては、光学活性なアルコール類の合成用
の不斉剤(例えば、野依ら、J.Am.Chem.Soc.,vol.101,p
3129(1979);野依ら、Tetrahedron Lett.,vol.22,p24(19
81);Seebachら、Helv.Chim.Acta.,vol.64,p2485(198
1))、スルホキシドの光学分割剤(例えば特開昭61−
36254号公報)、またクラウンエーテルとして用
い、各種アミン誘導体の光学分割剤(例えば、山本ら、
J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,p1111(1984);US Pat.4,043,
979)などを挙げることができる。
【0003】これら、光学活性ビスフェノール類の製造
方法としては、フェノール類から直接合成する方法(例
えば特開平4−18043号公報)、あるいは、フェノ
ール類を一度ビスフェノール類とした後、光学分割する
方法(例えば、Jean-Michelら、J.Org.Chem.,vol.58,P7
313(1993)) の2通りの方法が知られている。
【0004】ここで、上述したような用途に用いるため
には、光学純度100%のものを用いる必要がある。こ
の要求を満足させるには、後者の光学分割により合成す
る方法が好ましい。この方法を用いるためには、ラセミ
のビスフェノール類をいかに効率よく、経済的に合成す
るかが重要な課題となる。
【0005】従来のラセミのビスフェノール類の製造技
術としては、銅−アミン錯体を用いる方法(例えばWynbe
rgら、Tetrahedron Lett.,vol.50,p4447(1977))、Fe
Cl3・6H2 Oを用いる方法(例えばTodaら、J.Org.C
hem.,vol.54,3007(1989))、あるいはVOVl3 やVC
4 を用いる方法(例えばCarrickら、J.Org.Chem.,vo
l.34,p2388(1969))などが知られている。上述した3つ
の製造方法は、いずれも、一旦、金属ビスナフトール錯
体を形成させ、ついで、濃硫酸や濃塩酸で分解し、目的
物を得るものである。
【0006】しかしながら、上記のいずれの方法におい
ても、金属源を原料となるフェノール類に対し当量以上
用いる必要があった。また、一旦ビスフェノール−金属
錯体を形成した後、酸分解するという2工程が必要で、
かつ、ビスフェノールが水溶性であるため、酸分解後、
抽出、分離といった精製工程が必要となるなど、製造工
程が煩雑となる欠点があった。例えば、代表的なWynber
g などのナフトール類のカップリング反応(Tetrahedro
n Lett.,Vol.50,p4447(1977))では、硫酸銅(II)3
水和物、dl−フェニルエチルアミンのメタノール溶液
に、銅塩と当量の原料2ーナフトールを加え、窒素雰囲
気下で反応させて、茶色の銅ー2ーナフトールーアミン
錯体を生成させ(第1工程)、次いで生成した錯体を塩
酸水溶液で分解した(第2工程)後、ジクロロメタンお
よびジエチルエーテルで抽出し、濃縮するという煩雑な
製造工程を経て、2、2’ージヒドロキシー1、1’ー
ジナフチルを得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの事
情に鑑みてなされたものであって、生成物の単離操作が
容易であり、かつ製造コストの安価な、ビスフェノール
類の製造方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、担体に銅塩を端持させた触媒の存在下
で、フェノール類をカップリング反応させるという簡単
な方法で、目的とするビスフェノール類を製造すること
ができ、しかも、反応終了後、触媒はろ過という非常に
簡単な操作のみで生成物から分離することが可能で、さ
らに必要により、分離した触媒の繰り返し使用や、通常
既知の精製法を用いての精製することを見い出し、本発
明を完成するに至った。すなわち、本発明は、担体に銅
塩を担持させた触媒の存在下で、フェノール類にカップ
リング反応を起こさせることを特徴とするビスフェノー
ル類の製造方法を提供するものである。
【0009】次に、本発明を詳しく説明する。本発明の
ビスフェノール類の製造方法は、担体に銅塩を担持させ
た触媒の存在化にて、原料であるフェノール類にカップ
リング反応を起こさせるものである。前記フェノール類
は、フェノールおよびフェノール誘導体、ナフトールお
よびナフトール誘導体など、フェノール性水酸基を有す
る芳香族化合物であれば、任意であり、具体的には、フ
ェノール誘導体として、2,6−ジメチルフェノール、
2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,4,6−トリ
メチルフェノールなどが、ナフトール誘導体として、2
−ナフトール、6−ブロモ−2−ナフトール、7−ヒド
ロキシ−2−ナフトール、7−メトキシー2−ナフトー
ル、3−メトキシカルボニル−2−ナフトールなどが挙
げられ、なかでも2ーナフトール誘導体が好ましい。こ
れらのフェノール類は、1種でも、また2種以上を併用
して用いてもよい。また、併用して用いた場合は、非対
称ビスフェノール類を製造することができる。
【0010】また、前記銅塩としては、銅を含有する塩
であれば任意であるが、特に、2価銅塩が好ましく、例
えば、硫酸銅(II)、フッ化銅(II)、塩化銅(I
I)、臭化銅(II)、酢酸銅(II)、硝酸銅(I
I)などが挙げられる。なかでも、硫酸銅(II)、フ
ッ化銅(II)、酢酸銅(II)が好ましく、特に硫酸
銅(II)が好ましい。これらの銅塩は、1種のみを用
いてもよいし2種以上を併用して用いてもよい。
【0011】また、前記担体としては特に制限はなく、
銅塩を担持できるものであれば任意である。例えば、活
性炭や無機固体、具体的にはアルミナ、シリカゲル、モ
レキュラーシーブス、フロリジル、セライトなどが挙げ
られる。なかでも、アルミナ、シリカゲル、モレキュラ
ーシーブス、フロリジル、セライトなどの無機担体が好
適であり、特にアルミナが好ましい。これらは、1種の
みを用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよ
い。
【0012】ここで、上述したフェノール類、担体、銅
塩を用いた、ビスフェノール類の製造方法の一例を説明
する。まず、ビスフェノール類を製造するに先だって、
フェノール類のカップリング反応を促進させる触媒を調
製する必要がある。
【0013】前記触媒は、担体に銅塩を担持させたもの
であれば任意であり、その調製法も、特に限定されるも
のではないが、通常は、銅塩をあらかじめ適宜な溶媒
(以下この溶媒を触媒調製用溶媒と記す)に溶解させて
おき、ついでこのものに担体を添加し、所定温度で激し
く攪拌した後、前記溶媒を留去し、乾燥することで調製
される。
【0014】また攪拌時の所定温度は室温程度である
が、これに限定されるものではなく、使用する触媒調製
用溶媒の沸点以下であれば任意である。この際の攪拌時
間についても特に制限はないが、通常10分〜1時間程
度である。乾燥温度については、使用した触媒調製用溶
媒を除去できる温度であれば特に制限はないが、乾燥温
度が高すぎると触媒の活性が低下、もしくは失活する可
能性があるので、通常、使用した触媒調製用溶媒の沸点
より、若干高めであることが好ましい。また、乾燥工程
は常圧下のみならず減圧下でおこなってもよく、さら
に、空気や窒素以外にもアルゴンなどの不活性ガス雰囲
気下で行ってもよい。
【0015】この際の、担体と銅塩との組み合せは任意
であるが、特にアルミナと硫酸銅(II)、アルミナと
酢酸銅(II)、アルミナとフッ化銅(II)の組み合
せが好ましく、なかでも、アルミナと硫酸銅(II)と
の組み合せが最も好ましい。
【0016】また、担体に担持させる銅塩の量(担持
率)は特に限定されるものではないが、反応速度および
工業的見地から、担体100重量部に対して、0.1〜
20重量部の銅塩を担持させたものが好ましい。これ
は、前記範囲内であると、触媒作用が有効に発揮される
からである。
【0017】さらに、前記触媒調製用溶媒の種類は、銅
塩が溶解可能なものであれば任意であるが、特に、水、
エタノール、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトンな
どの極性溶媒であることが好ましい。これは、極性溶媒
を用いた方が、銅塩の溶解が容易であるからである。
【0018】ついで、このように調製して得られた触媒
と、原料であるフェノール類を反応槽に投入し、さらに
このものに、カップリング反応用溶媒として、有機溶媒
を投入し、カップリング反応を開始、進行させる。前記
有機溶媒の種類としては、銅塩と錯体を形成せず、フェ
ノール類と反応しないものであれば任意であり、例えば
芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、脂肪族炭化水
素、アルコール、エステル、ケトン、エーテルなどが挙
げられる。さらに具体的には、クロロベンゼン、oージ
クロロベンゼン、ノナン、ヘキサノール、酢酸ヘキシ
ル、メチルペンチルケトン、ジブチルエーテル、デカリ
ンなどが挙げられるが、好ましくはクロロベンゼン、酢
酸ヘキシル、デカリンであり、特に好ましくはクロロベ
ンゼンである。この際の、有機溶媒の使用量は任意であ
るが、通常はフェノール類1モルに対して、100ml
〜5000ml程度であることが好ましい。
【0019】また、この他にも、ペンタン、酢酸メチ
ル、プロピルエーテル、アセトンなどの低沸点溶媒を使
用することもでき、この場合は、加圧下にてカップリン
グ反応を進行させることが好ましい。またこの際の圧力
は、通常1〜200kg/cm2程度であるが、使用する溶媒
の種類や反応量などによっては、前記の範囲外とするこ
ともできる。また、反応時間の点からは、沸点が高い方
がカップリング反応を高温で進行させることができるた
め、反応時間が少なくて済み、より好ましい。また、こ
れらのカップリング反応用溶媒は、1種のみを用いても
よいし、2種以上を併用して用いてもよい。
【0020】この際の反応温度は、用いるカップリング
反応用溶媒の種類によって任意とされるが、60〜30
0℃、特に60〜250℃、さらに60〜200℃であ
ることが好ましい。これは、60〜300℃の範囲であ
れば、触媒活性が有効に働き、円滑にカップリング反応
が進行するからである。また、反応時間は、触媒と原料
であるフェノール類の存在比である仕込割合や、反応温
度など、諸条件に応じて任意とできるが、通常1時間か
ら24時間の範囲である。
【0021】また、前記仕込割合は、フェノール類1モ
ルに対し、触媒中の銅塩が0.005〜5.0当量の範
囲が好ましい。また、触媒作用の点からは、特に0.0
1〜1.0当量が好ましいが、特に制限はなく、コスト
に応じて設定することができる。
【0022】また、フェノール類や触媒の投入に先だっ
て、反応槽中に空気などの酸素含有気体または不活性ガ
スを導入しておき、酸素含有気体雰囲気下または不活性
ガス雰囲気下にて、反応を進行させてもよい。酸素含有
気体雰囲気下においては、カップリング反応中に触媒活
性を失った触媒が、酸素によって触媒活性の再生が促さ
れるため、フェノール類に対する銅塩の使用量をさらに
減ずることができる。
【0023】不活性ガス雰囲気下にて反応を進行させた
場合は、反応終了後、ろ別した触媒を適宜な溶媒に分散
させ、このものに酸素を導入することで、触媒活性を再
生することができる。このような触媒活性再生のための
工程における反応温度は室温でもよいが、60℃以上で
あることが好ましい。これは触媒活性再生に長時間を要
するためであり、この時間を短縮するためである。
【0024】そして、カップリンブ反応終了後、通常
は、反応液をろ過、洗浄、濃縮することにより、目的と
するビスフェノール類を得ることができる。また、この
際のろ過、洗浄、濃縮の方法は任意である。
【0025】このようなビスフェノール類の製造法にあ
っては、フェノール類を銅塩を担持させた触媒の存在下
にて、カップリング反応させるものであるので、従来法
に比べて製造工程が簡略化され、製造コストを安価に押
さえることができる。また、カップリング反応前、ある
いは反応中に、酸素含有気体を導入することによって、
カップリング反応を促進させつつ、触媒活性の再生が促
され、よって、少量の触媒にて有効に触媒作用を押し進
めることができる。
【0026】また、本発明は、担体に銅塩を担持させた
触媒の存在下にてフェノール類をカップリング反応させ
るという条件を満たしていれば、他の条件は適宜変更す
ることができる。例えば、フェノール類をカップリング
反応させる際において、必ずしも有機溶媒を用いる必要
はない。さらに、酸素含有気体または不活性ガスを導入
しつつ、カップリング反応を進行させてもよい。この際
に、予め、反応槽中に酸素含有気体または不活性ガスを
導入して充満させておいてもよいし、充満させておかな
くてもよい。
【0027】また、原料であるフェノール類、触媒、有
機溶媒などの反応槽への投入順序(仕込順序)は任意で
あり、これらを一括して投入してもよい。さらに、光学
活性な担持銅塩を用いることにより、フェノール誘導体
から、直接光学活性なビスフェノール誘導体を製造する
こともできる。
【0028】
【実施例】次に、実施例を用いて、本発明をさらに具体
的に示すが、本発明はそれらの実施例に限定されるもの
ではない。 (実施例1)100mlの丸底フラスコに、硫酸銅(I
I)6水和物1.68gおよび触媒調製用溶媒として水
50mlを加え、硫酸銅(II)6水和物を溶解させた
後、このものにアルミナ10gを加え、室温で30分間
激しく攪拌した。ついで、ロータリーエバポレーターで
水を留去した後、150℃で7時間減圧乾燥し、10重
量%アルミナ担持硫酸銅(II)触媒を調製した。ま
た、乾燥後は前記触媒をデシケータ中にて保存した。つ
いで、30mlの丸底フラスコに、原料であるフェノー
ル類として、2ーナフトールを0.144g(1mmo
l)、前記10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)触媒
を反応系中に存在する銅塩が約2mmolとなるよう
3.51g、カップリング反応用の有機溶媒としてクロ
ロベンゼンを10ml投入した。さらに、この中に攪拌
子を入れ、還流冷却器を取り付けた後、窒素雰囲気下に
て前記フラスコを140℃で湯浴して、8時間反応させ
た。反応終了後、反応液を室温まで冷却した後ろ過し、
得られた無機固体をジクロロメタン30mlで2回、お
よびアセトン30mlで2回洗浄した後、先のろ過によ
り得られたろ液と、洗浄にて得られた洗浄液とを併せた
後これらを濃縮し、対応するビスフェノール類0.13
9gを得た。この際の収率は94重量%であった。ま
た、この方法で得られたビスフェノール類は、2,2’
−ジヒドロキシ−1,1’−ジナフチルである。
【0029】(比較例1)30mlの丸底フラスコに、
硫酸銅(II)3水和物0.24g(1mmol)、d
l−フェニルエチルアミン0.363g(3mmo
l)、およびメタノール10mlを加えた。3mlのメ
タノールに溶解した原料の2ーナフトール0.144g
(1mmol)をフラスコに投入した。この中に攪拌子
を入れ、還流冷却器を取り付けた後、窒素雰囲気下に
て、室温で20時間攪拌した。反応終了後、茶色の固体
(銅ー2ーナフトールーアミン錯体)が沈澱していたの
で、このものを10重量%の塩酸水溶液50mlで分解
した後、ジクロロメタン50mlで4回、およびジエチ
ルエーテル50mlで4回抽出操作を行った。抽出液を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮することによ
り、2、2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル
0.086gを得た。
【0030】(実施例2)アルミナのかわりにシリカゲ
ル10gを用いる他は、実施例1と同様にして、10重
量%シリカゲル担持硫酸銅(II)触媒を調製した。カ
ップリング反応は、実施例1において、10重量%アル
ミナ担持硫酸銅(II)触媒3.15gのかわりに、前
記10重量%シリカゲル担持硫酸銅(II)触媒を反応
系中に存在する銅塩が約2mmolとなるよう3.51
g用いる以外は同様にして、2,2’ージヒドロキシー
1,1’ージナフチル0.024gを得た。
【0031】(実施例3)アルミナのかわりにモレキュ
ラーシーブス13X10gを用いる他は、実施例1と同
様にして、10重量%モレキュラーシーブス13X担持
硫酸銅(II)触媒を調製した。カップリング反応は、
実施例1において、10重量%アルミナ担持硫酸銅(I
I)触媒3.15gのかわりに、前記10重量%モレキ
ュラーシーブス13X担持硫酸銅(II)触媒を銅塩に
換算して約2mmolとなるよう3.51g用いる以外
は同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキシー
1,1’ージナフチルを0.019g得た。
【0032】(実施例4)アルミナのかわりにフロリジ
ル10gを用いる他は、実施例1と同様にして、10重
量%フロリジル担持硫酸銅(II)触媒を調製した。カ
ップリング反応は、実施例1において、10重量%アル
ミナ担持硫酸銅(II)触媒3.15gのかわりに、前
記10重量%フロリジル担持硫酸銅(II)触媒を反応
系中に存在する銅塩が約2mmolとなるよう3.51
g用いる以外は同様の反応操作により、2,2’ージヒ
ドロキシー1,1’ージナフチル0.046gを得た。
【0033】(実施例5)アルミナのかわりにセライト
10gを用いる他は、実施例1と同様にして、10重量
%セライト担持硫酸銅(II)触媒を調製した。カップ
リング反応は、実施例1において、10重量%アルミナ
担持硫酸銅(II)触媒3.15gのかわりに、前記1
0重量%セライト担持硫酸銅(II)触媒を反応系中に
存在する銅塩が約2mmolとなるよう3.51g用い
る以外は同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキ
シー1,1’ージナフチル0.037gを得た。
【0034】(実施例6)実施例1において、硫酸銅
(II)6水和物のかわりにフッ化銅(II)1gを用
いる以外は同様にして、10重量%アルミナ担持フッ化
銅(II)触媒を調製した。カップリング反応は、実施
例1において、10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)
触媒3.51gのかわりに、前記10重量%アルミナ担
持フッ化銅(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約
2mmolとなるよう2.23g用いる以外は、同様の
反応操作により、2,2’ージヒドロキシー1,1’ー
ジナフチルを0.070g得た。収率は49重量%であ
った。
【0035】(実施例7)実施例1において、硫酸銅
(II)6水和物のかわりに酢酸銅(II)1gを用い
る以外は同様にして、10重量%アルミナ担持酢酸銅
(II)触媒を調製した。カップリング反応は、実施例
1において、10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)触
媒3.51gのかわりに、前記10重量%アルミナ担持
酢酸銅(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約2m
molとなるよう2.60g用いる以外は同様の反応操
作により、2,2’ージヒドロキシー1,1’ジナフチ
ル0.113gを得た。収率は79重量%であった。
【0036】(実施例8)100mlの丸底フラスコ
に、酢酸銅(II)1gおよび触媒調製用溶媒としてエ
タノール100mlを加え、酢酸銅(II)を溶解させ
た後、このものにアルミナ10gを加え、室温で30分
間攪拌した。ついで、エタノールを留去した後、100
℃で7時間減圧乾燥し、10重量%アルミナ担持酢酸銅
(II)触媒を調製した。また、乾燥後は前記触媒をデ
シケータ中にて保存した。カップリング反応は、実施例
1において、10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)触
媒3.51gのかわりに、前記10重量%アルミナ担持
酢酸銅(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約2m
molとなるよう2.60g用いる以外は同様の反応操
作により、2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフ
チル0.107gを得た。収率は75重量%であった。
【0037】(実施例9)実施例1において、カップリ
ング反応を140℃のかわりに100℃の湯浴中で行う
他は、同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキシ
ー1,1’ージナフチル0.122gを得た。収率は8
5重量%であった。
【0038】(実施例10)実施例1において、カップ
リング反応を140℃のかわりに70℃の湯浴中で行う
他は、同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキシ
ー1,1’ージナフチル0.070gを得た。収率は4
9重量%であった。
【0039】(実施例11)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、ノナ
ン10ml中で行う以外は、同様な反応操作により、
2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル0.0
89gを得た。収率は62重量%であった。
【0040】(実施例12)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、ヘキ
サノール10ml中で行う以外は、同様な反応操作によ
り、2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル
0.069gを得た。収率は48重量%であった。
【0041】(実施例13)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、酢酸
ヘキシル10ml中で行う以外は、同様な反応操作によ
り、2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル
0.122gを得た。収率は85重量%であった。
【0042】(実施例14)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、メチ
ルペンチルケトン10ml中で行う以外は、同様な反応
操作により、2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナ
フチル0.090gを得た。収率は63重量%であっ
た。
【0043】(実施例15)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、ジブ
チルエーテル10ml中で行う以外は、同様な反応操作
により、2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチ
ル0.084gを得た。収率は59重量%であった。
【0044】(実施例16)実施例1において、カップ
リング反応をクロロベンゼン10mlのかわりに、デカ
リン10ml中で行う以外は、同様な反応操作により、
2,2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル0.1
10gを得た。収率は77重量%であった。
【0045】(実施例17)100mlの丸底フラスコ
に、硫酸銅(II)6水和物1.68gおよび触媒調製
用溶媒として水50mlを加え、硫酸銅(II)6水和
物を溶解させた後、このものにアルミナ20gを加え、
室温で30分間攪拌した。ついで、水を留去した後、1
50℃で7時間減圧乾燥し、5重量%アルミナ担持硫酸
銅(II)触媒を調製した。また、乾燥後は前記触媒を
デシケータ中にて保存した。このように調製した5重量
%アルミナ担持硫酸銅(II)触媒を用いて、カップリ
ング反応を行った。30mlの丸底フラスコに、原料で
あるフェノール類として、2ーナフトールを0.144
g(1mmol)、前記5重量%アルミナ担持硫酸銅
(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約2mmol
となるよう6.38g、カップリング反応用の有機溶媒
としてクロロベンゼンを10ml投入した。さらに、こ
の中に攪拌子を入れ、還流冷却器を取り付けた後、窒素
雰囲気下にて前記フラスコを140℃で湯浴して、8時
間カップリング反応させた。反応終了後、反応液を室温
まで冷却した後ろ過し、得られた無機固体をジクロロメ
タン30mlで2回、およびアセトン30mlで2回洗
浄した後、先のろ過により得られたろ液と、洗浄にて得
られた洗浄液とを併せた後これらを濃縮し、2,2’ー
ジヒドロキシー1,1’ージナフチルを0.083g得
た。この際の収率は58重量%であった。
【0046】(実施例18)実施例1において、カップ
リング反応を10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)触
媒3.51gのかわりに、前記10重量%アルミナ担持
硫酸銅(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約0.
2mmolとなるよう0.351g用い、さらに、窒素
雰囲気下のかわりに空気を反応系に吹き込みながら行う
以外は、同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキ
シー1,1’ージナフチル0.139gを得た。収率は
97重量%であった。
【0047】(実施例19)実施例18の反応後回収し
たアルミナ担持銅塩(0.309g)を用いた以外は、
実施例1と同様の反応操作により、2,2’ージヒドロ
キシー1,1’ージナフチル0.103gを得た。収率
は72重量%であった。
【0048】(実施例20)実施例18において、カッ
プリング反応を10重量%アルミナ担持硫酸銅(II)
触媒0.351gのかわりに、前記10重量%アルミナ
担持硫酸銅(II)触媒を反応系中に存在する銅塩が約
0.05mmolとなるよう0.088g用いた以外
は、同様の反応操作により、2,2’ージヒドロキシー
1,1’ージナフチル0.092gを得た。収率は64
重量%であった。
【0049】(実施例21)実施例1において、カップ
リング反応を2−ナフトール0.144g(1mmo
l)のかわりに、6−ブロモー2ーナフトール0.22
3g(1mmol)を用い、10重量%アルミナ担持硫
酸銅(II)触媒3.51gのかわりに、前記10重量
%アルミナ担持硫酸銅(II)触媒を反応系中に存在す
る銅塩が約0.2mmolとなるよう0.351g用
い、さらに、空気を反応系に吹き込みながら行う以外
は、同様の反応操作により、6,6’ージブロモー2,
2’ージヒドロキシー1,1’ージナフチル0.218
gを得た。収率は98重量%であった。
【0050】(実施例22)実施例21において、反応
を6ーブロモー2ーナフトール0.223g(1mmo
l)のかわりに、7ーヒドロキシー2ーナフトール0.
16g(1mmol)を用いた以外は同様な反応操作を
行い、2,2’,7,7’ーテトラヒドロキシー1,
1’ージナフチル0.148gを得た。収率は93重量
%であった。
【0051】(実施例23)実施例21において、反応
を6ーブロモー2ーナフトール0.223g(1mmo
l)のかわりに、7ーメトキシー2ーナフトール0.1
74g(1mmol)を用いた以外は同様な反応操作を
行い、7,7’ージメトキシー2,2’ージヒドロキシ
ー1,1’ージナフチル0.168gを得た。収率は9
7重量%であった。
【0052】(実施例24)実施例19で回収したアル
ミナ担持銅塩を用い、実施例18と同様な反応を5回繰
り返した。5回の平均収量は0.076gであった。ま
た、平均収率は53%であった。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビスフェ
ノール類の製法は、担体に担持させた銅塩を触媒とし
て、フェノール類にカップリング反応をおこさせるもの
であるので、従来法に比べて製造工程が簡略化され、結
果として製造コストを安価に抑えることができるという
効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 39/38 43/23 D 7419−4H // B01J 31/04 X C07B 61/00 300

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体に銅塩を担持させた触媒の存在下
    で、フェノール類にカップリング反応を起こさせること
    を特徴とするビスフェノール類の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記フェノール類として、ナフトールお
    よびナフトール誘導体からなる群から選ばれる1種以上
    の化合物を用いることを特徴とする請求項1記載のビス
    フェノール類の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記フェノール類として、2ーナフトー
    ル誘導体を用いることを特徴とする請求項1記載のビス
    フェノール類の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記担体として、無機担体を用いること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のビス
    フェノール類の製造方法。
  5. 【請求項5】 無機担体に2価銅塩を担持させた触媒を
    用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに
    記載のビスフェノール類の製造方法。
  6. 【請求項6】 無機担体として、アルミナ、シルカゲ
    ル、モレキュラーシーブス、フロリジルおよびセライト
    からなる群から選ばれる1種以上の無機担体を用い、銅
    塩として、硫酸銅、ハロゲン化銅および酢酸銅からなる
    群から選ばれる1種以上の銅塩を用いることを特徴とす
    る請求項5記載のビスフェノール類の製造方法。
  7. 【請求項7】 アルミナに硫酸銅を担持させた触媒を用
    いることを特徴とする請求項6記載のビスフェノール類
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 担体に銅塩を担持させた触媒として、無
    機担体と銅塩とを、銅塩を溶解する溶媒に入れた後、前
    記溶媒を蒸発除去することにより得た触媒を用いること
    を特徴とする請求項5記載のビスフェノール類の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 銅塩を溶解する溶媒として、極性溶媒を
    用いることを特徴とする請求項8記載のビスフェノール
    類の製造方法。
  10. 【請求項10】 無機担体に銅塩を担持させた触媒とし
    て、担体100重量部に対して、0.1〜20重量部の
    銅塩を担持させたものを用いることを特徴とする請求項
    5、8または9のいずれか一つに記載のビスフェノール
    類の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記触媒中に含有される銅塩の量が、
    原料であるフェノール類1当量に対して、0.005〜
    5.0当量となる範囲内で反応系に存在させることを特
    徴とする請求項5、8、9、10のいずれか一つに記載
    のビスフェノール類の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記カップリング反応を有機溶媒中で
    進行させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか
    一つに記載のビスフェノール類の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記有機溶媒として、その沸点が60
    ℃以上の脂肪族炭化水素および/または芳香族炭化水素
    を用いることを特徴とする請求項12記載のビスフェノ
    ール類の製造方法。
  14. 【請求項14】 フェノール類のカップリング反応を、
    60〜300℃の範囲で進行させることを特徴とする請
    求項12または13記載のビスフェノール類の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 酸素含有気体を反応系に予め導入して
    おくか、あるいは前記酸素含有気体を反応系中に導入し
    つつ、フェノール類のカップリング反応を進行させるこ
    とを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の
    ビスフェノールの製造方法。
  16. 【請求項16】 酸素含有気体を反応系に予め導入して
    おき、さらに、前記酸素含有気体を反応系に導入しつ
    つ、フェノール類のカップリング反応を進行させること
    を特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載のビ
    スフェノール類の製造方法。
  17. 【請求項17】 カップリング反応終了後、反応液をろ
    過することを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つ
    に記載のビスフェノール類の製造方法。
  18. 【請求項18】 カップリング反応終了後、反応液をろ
    過し、さらに、前記ろ過により得られたろ液を濃縮する
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載
    のビスフェノール類の製造方法。
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