JPH06166652A - アルドール化合物の製造方法 - Google Patents

アルドール化合物の製造方法

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JPH06166652A
JPH06166652A JP4061545A JP6154592A JPH06166652A JP H06166652 A JPH06166652 A JP H06166652A JP 4061545 A JP4061545 A JP 4061545A JP 6154592 A JP6154592 A JP 6154592A JP H06166652 A JPH06166652 A JP H06166652A
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JP
Japan
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group
reaction
catalyst
compound
formula
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Withdrawn
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JP4061545A
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English (en)
Inventor
Osamu Kobayashi
修 小林
Mitsuaki Mukoyama
光昭 向山
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP4061545A priority Critical patent/JPH06166652A/ja
Publication of JPH06166652A publication Critical patent/JPH06166652A/ja
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリルエノールエーテルを用いた高選択的ア
ルドール製造方法において、無溶媒若しくは非プロトン
性溶媒中では不安定であるようなカルボニル化合物に対
しても適用可能であり、また、反応に使用した触媒を容
易に回収し再使用できる方法を提供する。 【構成】 触媒としてランタノイド元素とペルフルオロ
アルカンスルホン酸との塩であるランタノイド系触媒を
使用してシリルエノールエーテルとカルボニル化合物と
を反応させ、アルドール化合物を製造する。この際、水
の如きプロトン性溶媒を好適に使用することができる。
また、反応終了後、該触媒を水溶液として親油性生成物
から分離し、反応触媒として再使用することができる。 【効果】 広範なカルボニル化合物に対してシリルエノ
ールエーテルを用いた高選択的アルドール縮合を適用す
ることが可能になり、かつ使用した触媒の回収再利用が
容易となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬、農薬等の合成中
間体として有用なアルドール化合物の新規な製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】アルドール化合物の製造方法について
は、二種類のカルボニル化合物を酸又は塩基の触媒下に
反応させる、いわゆるアルドール縮合が知られている
〔例えば、H.O.House“Modern Syn
thetic Reactions”2nd.,W.
A.Benjamin,California(197
2)参照〕。
【0003】また、近年、このアルドール縮合を高選択
的に進行させる方法として、一方のカルボニル化合物を
一旦シリルエノールエーテルに変換し、これと他方のカ
ルボニル化合物とをルイス酸触媒で反応させる方法が開
発され、その応用として各種の光学活性体が立体選択的
に合成されている〔a)T.Mukaiyama,K.
Narasaka,K.Banno,Chem.Let
t.,p1011(1973);b)T.Mukaiy
ama,K.Banno,K.Narasaka,J.
Am.Chem.Soc.,96,p7503(197
4);c)S.Kobayashi,H.Uchin
o,Y.Fujishita,I.Shiina,T.
Mukaiyama,J.Am.Chem.Soc.,
113,p4247(1991)〕。このシリルエノー
ルエーテルを経由する方法はルイス酸触媒を用いるもの
であるが、従来より知られているルイス酸は、水やアル
コールのようなプロトン性溶媒が共存すると、これと反
応してその触媒能を失ってしまう。従って、反応は無溶
媒若しくは非プロトン性溶媒中で行うことが必須とな
る。このため、ホルムアルデヒドのように無溶媒若しく
は非プロトン性溶媒中では不安定なカルボニル化合物に
対しては、この方法の適用は困難であった。
【0004】また、この方法では、反応終了後、反応生
成物とルイス酸触媒とを分離するために、通常、反応混
合物を水で処理している。すなわち、ルイス酸触媒を水
と反応させ、水溶性物質に変えて分離している。しか
し、この水溶性物質からルイス酸触媒を再生することは
非常に困難であり、また、廃棄する場合にも処理コスト
が嵩み、工業的に大量に製造するための方法としては難
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
かかる従来のアルドール化合物の製造方法における種々
の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ある種の
ランタノイド系化合物がシリルエノールエーテルとカル
ボニル化合物とを反応させてアルドール化合物を製造す
る際のよい触媒になることを見い出し、本発明を完成し
た。すなわち、本発明の目的は、上述した従来法におけ
るような問題のない新しいアルドール化合物の製造方法
を提供することにある。また、本発明の目的は、例えば
ホルムアルデヒドのように、無溶媒若しくは非プロトン
性溶媒中で不安定なカルボニル化合物に対しても適用す
ることができ、また、使用した触媒を容易に回収して再
使用することができるアルドール化合物の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(1)
【化4】 (但し、式中、R1 は水素原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基又はチオ基であり、また、R2 及びR
3 は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基、
アシルオキシ基、オキシカルボニル基又はアミノカルボ
ニル基であり、R1 とR2 あるいはR2 とR3 とは一体
となって環状構造の一部を形成してもよい。そして、R
4 、R5 、R6 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基
又はアリール基であり、また、これらR4 、R5 及びR
6 のいずれか2つとSiとが一体となって環状構造を形
成してもよい)で表されるシリルエノールエーテルと、
下記一般式(2)
【化5】 (但し、式中、R7 及びR8 は水素原子、アルキル基、
アシル基、アルケニル基又はアリール基であり、これら
7 とR8 とは一体となって環状構造の一部を形成して
もよい)で表されるカルボニル化合物とを、下記一般式
(3) Ln(OSO2 Rf)3 (3) (但し、式中、Lnはランタノイド元素原子であり、R
f はペルフルオロアルキル基又はペルフルオロアルコキ
シ基である)で表されるランタノイド系触媒の存在下に
反応させる下記一般式(4)
【化6】 (但し、式中、Zは水素原子又は−SiR4 5 6
である。そして、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
6 、R7 及びR8 は前記と同じである)で表されるア
ルドール化合物の製造方法である。
【0007】また、本発明は、シリルエノールエーテル
(1)とカルボニル化合物(2)との反応をプロトン性
溶媒共存下で行うアルドール化合物の製造方法である。
更に、本発明は、前記のシリルエノールエーテル(1)
とカルボニル化合物(2)とをランタノイド系触媒
(3)の存在下に反応させてアルドール化合物(4)を
製造する方法において、反応終了後、ランタノイド系触
媒(3)を水溶液として回収し、この水溶液から該触媒
を単離し又は単離することなく、反応触媒として再使用
するアルドール化合物の製造方法である。
【0008】上記一般式(1)、(2)及び(4)にお
いて、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 及び
8 として用いるアルキル基としては、置換又は非置換
のメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、t−ブチル基、オクチル基、ドデシル基等を広
範に例示することができる。また、R1 、R2 、R3
7 及びR8 として用いるアルケニル基としては、置換
又は非置換のエテニル基、プロペニル基、ブテニル基等
を例示することができる。更に、R1 、R2 、R3 、R
4 、R5 、R6 、R7 及びR8 として用いるアリール基
としては、置換又は非置換のフェニル基、トリル基、ナ
フチル基、ピリジル基、チエニル基、フリル基、ピロリ
ル基等が例示される。
【0009】上記一般式(1)において、R1 として用
いるチオ基としては、メチルチオ基、エチルチオ基、t
−ブチルチオ基の如きアルキルチオ基や、フェニルチオ
基、トリルチオ基、ナフチルチオ基、ピリジルチオ基の
ような芳香族チオ基等を挙げることがきる。また、R1
とR2 あるいはR2 とR3 とは、これらが一体となって
環状構造の一部を形成してもよいが、この様な環状構造
としては、置換又は非置換のシクロヘキセン環、シクロ
ペンテン環、シクロヘキサン環、シクロペンタン環、シ
クロヘプテン環等を例示することができる。R4 、R5
及びR6 として用いるアルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基、ブトキシ基等を具体例として挙げるこ
とができる。また、R4 、R5 及びR6 のいずれか2つ
とSiとが一体となって環状構造を形成してもよいが、
具体例としては、シラシクロペンタン環、シラシクロヘ
キサン環等のシラシクロアルカン環構造を挙げることが
できる。
【0010】上記一般式(2)において、R7 、R8
して用いるアシル基としては置換又は非置換のホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブ
チリル基、バレリル基、アクリロイル基、メタクリロイ
ル基、クロトノイル基、カンホロイル基、ベンゾイル
基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル基、ニ
コチノイル基等を鋼板に例示することができる。また、
7 とR8 とはこれらが一体となって環状構造の一部を
形成してもよいが、その環状構造の具体例としては、シ
クロヘキサン環、シクロヘキセン環、シクロペンタン
環、シクロペンテン環等のシクロアルカンあるいはシク
ロアルケン環を挙げることができる。
【0011】上記一般式(3)において、Lnとしてラ
ンタン(La)、セリウム(Ce)、ネオジウム(N
d)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガ
トリニウム(Gd)、プラセオジム(Pr)、ジスプロ
シウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(E
r)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ル
テチウム(Lu)等のランタノイド元素原子が好適に使
用できる。また、Rf の具体例として、トリフルオロメ
チル基、ペンタフルオロエチル基、ノナフルオロブチル
基等のペルフルオロアルキル基や、例えばナフィオン樹
脂のようにポリマーの側鎖にペルフルオロアルコキシ基
をなすもの等を挙げることができる。
【0012】上記一般式(1)で示されるシリルエノー
ルエーテル(1)は、下記一般式(5)
【化7】 (但し、式中、R1 、R2 及びR3 は前記に同じ)で表
されるα−ヒドロカルボニル化合物と、下記一般式
(6) XSiR4 5 6 (6) (但し、式中、Xはハロゲン原子であり、R4 、R5
びR6 は前記に同じ)で表されるハロシランとから、公
知の方法によって容易に製造することができる〔例え
ば、a)I.Fleming,I.Paterson,
Synthesis,1979,p736;b)H.
O.House et al.,J.Org.Che
m.,34,p2324(1969)参照〕。
【0013】また、一般式(3)で示されるランタノイ
ド系触媒も、相当する酸化ランタノイド(Ln2 3
式中、Lnは前記に同じ)とペルフルオロアルカンスル
ホン酸(Rf SO3 H:式中、Rf は前記に同じ)とか
ら、公知の方法により容易に製造することができる
〔a)J.H.Forsberg et al.,J.
Org.Chem.,52,p1017(1987);
b)M.−C.Almasio et al.,Hel
v.Chim,Acta,66,p1296(198
3)参照〕。
【0014】本発明の反応の実施に際しては、シリルエ
ノールエーテル(1)とカルボニル化合物(2)とは、
通常、化学量論量、すなわち等モル量用いるが、一方を
過剰に用いても差し支えない。特に一方の化合物が安価
な場合、例えばカルボニル化合物(2)がホルムアルデ
ヒドのような場合には、これを過剰に用いることにより
反応速度が速くなり、好ましいものである。
【0015】また、本発明の反応における前記ランタノ
イド系触媒(3)の使用量は、シリルエノールエーテル
(1)に対して0.1〜200mol%、好ましくは
0.5〜100mol%、より好ましくは5〜10mo
l%である。使用量が0.1mol%より少ないと反応
速度が遅くて実質的に反応が進行せず、また、好まざる
副反応の方が優先して原料のシリルエノールエーテル
(1)が無駄に消費されることもある。一方、ランタノ
イド系触媒(3)は、上記200mol%を超えて大量
に使用しても差し支えないが、反応速度は実質的に改善
されないため経済的な利点はない。
【0016】本発明の反応は、無溶媒でも行うことがで
きるが、好ましくは溶媒中で行うのがよい。そして、使
用する溶媒としては、プロトン性溶媒及び非プロトン性
溶媒のいずれでもよい。非プロトン性溶媒としては、例
えば、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素や、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジメトキシエタン、ジグライム等のエーテル系化合物
や、ヘキサン、シクロヘキサンのような脂肪族あるいは
脂環式炭化水素や、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素や、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルイミダゾリジオン、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、アセトニト
リル等のいわゆる非プロトン性極性溶媒等が広範に使用
できるが、原料や触媒に対する溶解度が高い点でエーテ
ル系化合物や非プロトン性極性溶媒が好ましい。また、
プロトン性溶媒としては、水やメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類が好
ましい。これらのプロトン性溶媒は、前記カルボニル化
合物(2)としてホルムアルデヒドを用い、いわゆるヒ
ドロキシメチル化を行う場合に有利である。特に水は、
この利点に加えてランタノイド系触媒(3)を溶かし易
いために反応が円滑に進行する点や、後述のように、ラ
ンタノイド系触媒(3)の回収、再使用が容易になる点
で、本発明の溶媒として最適である。なお、水を溶媒と
して用いる場合、好ましくはこれと容易に混合し得るエ
タノール、テトラヒドロフラン、ジメチルホルムアルデ
ヒド等との混合溶媒系として用いるのがよく、これによ
りシリルエノールエーテル(1)に対する溶解性も向上
する。
【0017】反応温度は、用いる反応溶媒や触媒量によ
っても異なるが、通常−100〜150℃の範囲であ
り、プロトン性溶媒中では0〜150℃、好ましくは1
0〜80℃の範囲である。また、反応時間も反応条件に
よって異なるが、反応は通常10分〜50時間で終了す
る。
【0018】ところで、本発明の反応生成物は、前記一
般式(4)で表されるアルドール化合物であるが、無溶
媒若しくは非プロトン性溶媒を用いた場合には、一般式
(4)においてZが−SiR4 5 6 である化合物が
主生成物として得られる。この化合物は、弱アルカリ性
水溶液若しくは弱酸性水溶液で処理することにより容易
に加水分解されて一般式(4)においてZが水素原子で
ある化合物となる。また、反応溶媒がプロトン性溶媒で
ある場合には、直接Zが水素である化合物が得られる。
【0019】反応終了後、反応混合物を種々の方法で後
処理することにより容易に目的とするアルドール化合物
(4)を単離することができるが、以下に示す方法は、
ランタノイド系触媒(3)を容易に回収し、再使用する
ことができる点で特に好ましい。すなわち、反応混合物
に溶媒量の水を加えたのちアルドール化合物(4)を溶
媒抽出法等で水溶液から分離する。なお、反応溶媒が水
の場合には特に水を加えなくてもよい。この様にして反
応混合物からアルドール化合物(4)を分離した後、こ
のアルドール化合物(4)は常法に従い、必要ならば更
に加水分解処理を施した後、カラムクロマトグラフィ
ー、蒸留、再結晶等の方法で精製される。一方、ランタ
ノイド系触媒(3)は水溶液中に溶解しているので、水
を加熱留去することにより残留物として単離し、必要な
らば更に精製操作を施し、本発明の反応触媒として再使
用する。なお、本発明の反応を水溶媒中で実施する場合
には、該水溶液からランタノイド系触媒(3)を単離せ
ずにそのまま次に行う本発明の反応において触媒として
再使用することができる。
【0020】
【作用】本発明で使用するランタノイド系触媒(3)
は、いわゆるルイス酸触媒として機能していると考えら
れる。そして、その特徴は、従来知られているルイス酸
触媒の場合とは異なり、プロトン性溶媒中でも分解せず
に活性を保つ点と、水によく溶ける点にある。このた
め、プロトン性溶媒中においても本発明の反応を好適に
実施することができ、これによってプロトン性溶媒中で
なければ重合し易くて不安定なホルムアルデヒドについ
てもカルボニル化合物(2)として使用することがで
き、また、良い結果が得られる。また、ランタノイド系
触媒(3)は、水と接しても分解せずによく溶けるた
め、生成物との分離が容易となり、本発明の反応がプロ
トン性溶媒中でも実施可能な点と相まって、触媒再利用
を簡便に行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を更に詳細
に説明する。
【0022】実施例1 市販のホルムアルデヒド水溶液1ml(37%のホルム
アルデヒドと8〜10%のメタノールを含有)とテトラ
ヒドロフラン3mlとを攪拌下に室温で混合し、これに
トリス(トリフルオロメタンスルホン酸)イッテルビウ
ム〔Yb(OSO2 CF3 3 〕0.04mmolと1
−フェニル−1−トリメチルシリルオキシ−1−プロペ
ンのテトラヒドロフラン溶液0.4mmol/1mlと
を順次加え、同温度で24時間攪拌した。次いで減圧下
にテトラヒドロフランを留去した後、水10mlを加
え、ジクロロメタンで抽出(5ml×3回)した。得ら
れた抽出液を水洗(10ml×3)し、乾燥(Na2
4 )した後、減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマ
トグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチル)で
精製し、透明な油状物質として反応生成物の3−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン6
1.7mg(収率94%)を得た。得られた反応生成物
についてIR、NMR、MS等を測定した。結果を表1
及び表2に示す。
【0023】実施例2〜10 1−フェニル−1−トリメチルシリルオキシ−1−プロ
ペンに代えて種々のシリルエノールエーテル(1)を使
用し、実施例1と同様に反応させた。ここで使用したシ
リルエノールエーテル(1)、得られた反応生成物及び
収率を表1に示す。また、得られた反応生成物のアルド
ール化合物(4)について実施例1と同様にして測定し
たIR、NMR、MS等の結果を表2〜表4に示す。
【0024】実施例11〜20 シリルエノールエーテル(1)として1−フェニル−1
−トリメチルシリルオキシ−1−プロペンを使用し、こ
のシリルエノールエーテル(1)に対してYb(OSO
2 CF3 3 あるいは他の各種のランタノイド系触媒
(3)をそれぞれ100mol%使用し、実施例1と同
様に反応させた。ここで使用したランタノイド系触媒
(3)の種類及び得られた反応生成物のアルドール化合
物(4)の収率を表5に示す。
【0025】実施例21〜30 反応時間を1時間にした以外は上記実施例11〜20と
全く同様にして反応を行った。この時の反応生成物のア
ルドール化合物(4)の収率を表6に示す。
【0026】実施例31〜40 触媒量を20mol%、反応時間を36時間とした以外
は上記実施例11〜20と全く同様にして反応を行っ
た。この時の反応生成物のアルドール化合物(4)の収
率を表7に示す。
【0027】実施例41〜43 ランタノイド系触媒(3)としてYb(OSO2
3 3 を使用し、1−フェニル−1−トリメチルシリ
ルオキシ−1−プロペンに対するYb(OSO2
3 3 の使用量をそれぞれ10mol%、5mol%
及び1mol%とした以外は上記実施例1と全く同様に
して反応を行った。この時の反応生成物のアルドール化
合物(4)の収率を表7に併記する。
【0028】実施例44 実施例1の反応において、反応混合物をジクロロメタン
で抽出した後の水溶液10mlを減圧濃縮した。残留物
に市販のホルムアルデヒド1mlとテトラヒドロフラン
3mlとの混合物を加え、更に1−フェニル−1−トリ
メチルシリルオキシ−1−プロペンのテトラヒドロフラ
ン溶液0.4mmol/1mlを加えて、室温で攪拌下
に24時間反応させた。反応終了後、実施例1と同様の
後処理を行い、3−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェ
ニル−1−プロパン59.7mg(収率91%)を得
た。この際、反応混合物をジクロロメタンで抽出した後
の水溶液1mlを再び上記と同様な操作でホルムアルデ
ヒドと1−フェニル−1−トリメチルシリルオキシ−1
−プロペンとの反応の触媒として使用し、上記と同様の
反応を行い、更に3−ヒドロキシ−2−メチル−1−フ
ェニル−1−プロパノン61.0mg(収率93%)を
得た。
【0029】実施例45 実施例1において、ホルムアルデヒド水溶液1mlとテ
トラヒドロフラン3mlとの混合物に代えて(E)−2
−ヘキサナール0.4mmolとテトラヒドロフラン3
ml及び水1mlの混合物を用い、また、1−フェニル
−1−トリメチルシリルオキシ−1−プロペンに代えて
1−トリメチルシリルオキシ−1−シクロヘキセンを使
用し、室温で19時間反応させ、同様の後処理、分離、
精製を行い反応生成物のアルドール化合物(4)を得
た。得られた反応生成物について実施例1と同様にして
測定したIR、NMR、MS等の結果を表4に示す。ま
た、反応に使用したシリルエノールエーテル(1)及び
カルボニル化合物(2)の種類、反応時間及び収率を表
8に示す。
【0030】実施例46〜48 実施例1において、ホルムアルデヒド水溶液1mlとテ
トラヒドロフラン3mlとの混合物に代えて、アクロレ
イン0.4mmol、アセトアルデヒド0.4mmol
又はクロロアセトアルデヒド0.4mmolを使用し、
同様に反応させて反応生成物のアルドール化合物(4)
を得た。得られた反応生成物について実施例1と同様に
して測定したIR、NMR、MS等の結果を表4に示
す。また、反応に使用したシリルエノールエーテル
(1)及びカルボニル化合物(2)の種類、反応時間及
び収率を表8に示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】
【表7】
【0038】
【表8】
【0039】実施例49 テトラヒドロフラン1.0mlと水0.5mlの混合溶
液にトリス(トリフルオロメタンスルホン酸)イッテル
ビウム0.04mmolを溶解させ、この混合溶液にベ
ンズアルデヒド0.4mmolと1−フェニル−1−ト
リメチルシリルオキシ−1−プロペン0.44mmol
とをテトラヒドロフラン1mlに溶解させた溶液を室温
で加え、同温度で20時間攪拌下に反応させた。次い
で、減圧下にテトラヒドロフランを留去した後、水10
mlを加えてジクロロメタンで抽出(5ml×3回)
し、得られた抽出液を水洗(10ml×3回)し、乾燥
(Na2 SO4 )して減圧下で濃縮し、残留物をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製し、反応生成物であるアルドール化合物を収
率91%で得た。得られた反応生成物についてIR、N
MR、MS等の測定を行った。結果を表9及び表11に
示す。
【0040】実施例50〜62 トリス(トリフルオロメタンスルホン酸)イッテルビウ
ムに代えて一般式(3)で表される種々のランタノイド
系触媒を使用し、また、ベンズアルデヒドに代えて一般
式(2)で表される種々のカルボニル化合物を使用し、
更に、1−フェニル−1−トリメチルシリルオキシ−1
−プロペンに代えて一般式(1)で表されるシリルエノ
ールエーテルを使用した以外は、上記実施例49と同様
に反応させ、一般式(4)で表される反応生成物のアル
ドール化合物を得た。得られた反応生成物について、実
施例49と同様に、IR、NMR、MS等の測定を行っ
た。結果を表9〜13に示す。
【0041】実施例63〜64 ベンズアルデヒドに代えて一般式(2)で表される種々
のカルボニル化合物を使用し、また、1−フェニル−1
−トリメチルシリルオキシ−1−プロペンに代えて一般
式(1)で表されるシリルエノールエーテルを使用した
以外は、上記実施例49と同様の操作を行ない、室温で
40時間反応させた。その後、実施例49と同様の後処
理、分離、精製の操作を行ない、一般式(4)で表され
る反応生成物のアルドール化合物を得た。得られた反応
生成物について、実施例49と同様に、IR、NMR、
MS等の測定を行った。結果を表10及び表13に示
す。
【0042】実施例65 トリス(トリフルオロメタンスルホン酸)イッテルビウ
ム0.04mmolを溶解させるテトラヒドロフラン
1.0mlと水0.5mlの混合溶媒に代えてテトラヒ
ドロフラン1.5mlを使用した以外は、上記実施例4
9と同様に、反応、後処理、分離、精製の各操作を行な
い、一般式(4)で表される反応生成物のアルドール化
合物を得た。結果を表14に示す。
【0043】実施例66〜68 トリス(トリフルオロメタンスルホン酸)イッテルビウ
ム0.04mmolを溶解させるテトラヒドロフラン
1.0mlと水0.5mlの混合溶媒に代えて、それぞ
れジクロロメタン1.5ml、アセトニトリル1.5m
l又はジメチルホルムアミド1.5mlを使用し、ま
た、ベンズアルデヒド0.4mmolと1−フェニル−
1−トリメチルシリルオキシ−1−プロペン0.44m
molを溶解させるテトラヒドロフラン1mlに代え
て、それぞれジクロロメタン1.0ml、アセトニトリ
ル1.0ml又はジメチルホルムアミド1.0mlを使
用した以外は、上記実施例49と同様に、反応、後処
理、分離、精製の各操作を行ない、一般式(4)で表さ
れる反応生成物のアルドール化合物を得た。結果を表1
4に示す。
【0044】実施例69〜79 実施例49において使用したトリス(トリフルオロメタ
ンスルホン酸)イッテルビウムに代えて一般式(3)で
表される種々のランタノイド系触媒を使用し、実施例4
9と同様に、反応、後処理、分離、精製の各操作を行な
い、一般式(4)で表される反応生成物のアルドール化
合物を得た。結果を表15に示す。
【0045】
【表9】
【0046】
【表10】
【0047】
【表11】
【0048】
【表12】
【0049】
【表13】
【0050】
【表14】
【0051】
【表15】
【0052】
【発明の効果】本発明方法は、従来においては困難であ
ったホルムアルデヒドをも含む広範なカルボニル化合物
について、近年開発された高選択的アルドール縮合反応
の適用を可能にするものであり、また、その際に使用す
る触媒を容易に回収し再使用することができ、工業的か
つ実用的価値の大きいものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上記一般式(2)において、R7 、R8
して用いるアシル基としては置換又は非置換のホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブ
チリル基、バレリル基、アクリロイル基、メタクリロイ
ル基、クロトノイル基、カンホロイル基、ベンゾイル
基、アトロポイル基、シンナモイル基、フロイル基、ニ
コチノイル基等を広範に例示することができる。また、
7 とR8 とはこれらが一体となって環状構造の一部を
形成してもよいが、その環状構造の具体例としては、シ
クロヘキサン環、シクロヘキセン環、シクロペンタン
環、シクロペンテン環等のシクロアルカンあるいはシク
ロアルケン環を挙げることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/497 49/743 B 7457−4H 49/747 B 7457−4H 49/753 C 7457−4H 49/82 205/02 7188−4H 205/03 7188−4H 205/28 7188−4H 205/45 7188−4H 253/30 255/17 9357−4H 255/19 9357−4H 255/40 9357−4H C07D 213/50 311/94 101 7252−4C // C07B 61/00 300

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中、R1 は水素原子、アルキル基、アルケニ
    ル基、アリール基又はチオ基であり、また、R2 及びR
    3 は水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、ア
    ルキル基、アルケニル基、アリール基、アルコキシ基、
    アシルオキシ基、オキシカルボニル基又はアミノカルボ
    ニル基であり、R1 とR2 あるいはR2 とR3 とは一体
    となって環状構造の一部を形成してもよい。そして、R
    4 、R5 、R6 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基
    又はアリール基であり、また、これらR4 、R5 及びR
    6 のいずれか2つとSiとが一体となって環状構造を形
    成してもよい)で表されるシリルエノールエーテルと、
    下記一般式(2) 【化2】 (但し、式中、R7 及びR8 は水素原子、アルキル基、
    アシル基、アルケニル基又はアリール基であり、これら
    7 とR8 とは一体となって環状構造の一部を形成して
    もよい)で表されるカルボニル化合物とを、下記一般式
    (3) Ln(OSO2 Rf)3 (3) (但し、式中、Lnはランタノイド元素原子であり、R
    f はペルフルオロアルキル基又はペルフルオロアルコキ
    シ基である)で表されるランタノイド系触媒の存在下に
    反応させることを特徴とする下記一般式(4) 【化3】 (但し、式中、Zは水素原子又は−SiR4 5 6
    である。そして、R1 、R2 、R3 、R4 、R5
    6 、R7 及びR8 は前記と同じである)で表されるア
    ルドール化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 反応をプロトン性溶媒共存下で行うこと
    を特徴とする請求項1記載のアルドール化合物の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 反応終了後、触媒として使用したランタ
    ノイド系触媒を水溶液として回収し、この回収した水溶
    液から該触媒を単離し又は単離することなく、反応触媒
    として再使用することを特徴とする請求項1又は2記載
    のアルドール化合物の製造方法。
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