JPH08200760A - クリーンルーム間仕切装置及びその組立方法 - Google Patents

クリーンルーム間仕切装置及びその組立方法

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JPH08200760A
JPH08200760A JP983895A JP983895A JPH08200760A JP H08200760 A JPH08200760 A JP H08200760A JP 983895 A JP983895 A JP 983895A JP 983895 A JP983895 A JP 983895A JP H08200760 A JPH08200760 A JP H08200760A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】床面に固定された角パイプと天井グリッド間で
定形パネルを挟み込む事により、パネル固定と目地シー
ルとを同時に且つ簡便にする事。 【構成】ガスケット20を内蔵した一対の金具15,1
5′からなるH型金具を二組用意する。システム天井グ
リッド11とレイズドフロア12との間で間仕切をする
時において、間仕切地点に固定した角パイプ13に端面
内側にガスケット20を内蔵したH型金具を仮止めした
後、定形パネル16を差し込み、H型金具に付属した締
め付けボルト17にて固定する。次に、別のH型金具を
パネル16の両側からシステム天井のグリッド11とパ
ネル16とを挟み込む様にセットし、締め付けボルト1
9にて固定する事により、間仕切及びシール作業簡便に
する事が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクリーンルーム間仕切装
置及びその組立方法に関し、特に既製の定形パネルを床
面と天井面とで固定を行なう間仕切装置とその組立方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路を高歩留りで製造するた
めには、厳密に管理された無塵室が不可欠である。この
無塵室は、半導体集積回路ウェハ上に形成される所望の
回路機能に影響を及ぼすようなミストやダスト等の塵埃
が空気中に浮んでいないいわゆるクリーンルームであ
る。このようなクリーンルームは、必要に応じてグレー
ド別に分かれており、グレードの相異なるクリーンルー
ム間等には間仕切装置が必要となる。
【0003】特に大空間を間仕切る場合において、工期
の短さやフレキシビリテイの良さ等から、既製の定形パ
ネルを用いる場合が多く、その固定には、床面と天井面
とに現地施工のビス止めにより行なっている。
【0004】この種の間仕切装置には、次のような問題
点がある。第1の問題点は、間仕切をエアタイトにする
ためコーキング剤を使用しているが、接着力が強く、レ
イアウト変更の際には取り外し時に構成部品の変形時が
生じて再利用が難しいことである。第2の問題点は、ビ
ス止め用下穴等の開口を、現地で施工しているため、発
塵があることである。第3の問題点は、特にシステム天
井を利用した高清浄度のクリーンルームにおいては、定
形パネルの固定は天井グリッドに予め設けられたインサ
ート部を利用しなくてはならないといった制約条件があ
ることである。
【0005】従来のこの種のクリーンルーム間切装置を
示す図10の見取図を参照すると、まず、格子状に張り
めぐらされたシステム天井のグリッド31の交差部の十
字ジョイント32に標準装備されているインサート33
を利用し、このインサート33にL字形のアルミニウム
製のアングル35を専用ボルト34で固定し、天井に固
定されたアルミアングル35の鉛直床面のフロアにも同
様にL字形のアルミアングル36を設置し、ビス37で
固定する。ここで、天井グリッド31には、ずでに気密
性のある天井板を張りめぐらせているが、図示はしてい
ない。
【0006】次に、既製品の定形パネル38を所定位置
38に取付け、アルミアングル35、36とこのパネル
38とをビス39で固定する。これでパネル固定の現場
作業は終了であるが、各部はビス止めだけで固定されて
いる為、隙間が有り、エアタイト性が低いため、各部の
シールが必要となる。そこで、次に、パネル各部のシー
ル作業が必要となり、その方法につき説明する。
【0007】以上の従来技術によって固定された間仕切
の断面図である図11を参照すると、システム天井のグ
リッド31とレイズドフロア42との間に固定された定
型パネル38には、グリッド31−アングル35間,ア
ングル35−定型パネル38間,定型パネル38−アン
グル36間,アングル36−レイズドフロア42間に、
それぞれ隙間が生じる。この隙間のある部分のエアタイ
ト性と防塵性とを高めるため、シリコン系シール剤4
5、46にてシールを全周に渡り施す。このシール作業
の終了により、間仕切工事は完成となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来のクリーンル
ームの間仕切装置では、間仕切パネル38の固定をビス
止めで行なう関係上、ビス止め以前に現地施工でパネル
38への下穴開口が必要であり、この際に発塵するとい
う上記第2の問題点が解決されていない。また、レイア
ウト変更にともなう部品の再利用という点では、パネル
固定に使用したアルミアングルは接着しているため、撤
去時に変形してしまうことから、再利用は困難であると
いう上記第1の問題点が解決されていない。
【0009】施工時間の点では、軽量鉄骨を利用した施
工方法に比較すれば短縮されてはいるものの、パネル−
アングル間の隙間のシール剤塗布、パネル撤去に伴うシ
ール剤撤去には、熟練した技能が必要であり、施工時間
の大半をシール作業に費やしてしまう。
【0010】一方、このようなシール剤には、シリコン
系の物が一般的に使用されるが、近年、このシール剤中
には、製品によって混入量の多少はあるものの、半導体
の製造プロセスにとって有害な揮発性ガス等の物質が混
入している事が判り、その使用量を減少させる事が重要
になってきている。
【0011】このシリコン系のシール剤からは、硬化に
伴い脱ガス化する縮合物質(オキシム,酢酸他)と、未
反応残留物質である低分子シロキサンの脱ガス化があ
る。特に後者は、半永久的に脱ガス化し、二酸化シリコ
ン化して塵埃となる。
【0012】以上のような従来技術の諸問題点等に鑑
み、本発明では、次の課題を掲げる。 (1)気密性を良好に保てること。 (2)施工時に塵埃が生じないようにすること。 (3)塵埃の発生源となるような電動ドリル等の工具を
現場に持ち込まないで施工できるようにすること。 (4)構成部品の再利用が可能なように、撤去できるこ
と。 (5)間仕切の施工・撤去が、半導体製造工場では多い
ため、その作業が短時間でできるようにすること。 (6)間仕切のレイアウト変更にも、直ちに応じられる
ようにすること。 (7)施工・撤去作業に特殊な技能がなくとも済むよう
にすること。 (8)現地施工に際しては、部品の加工を行わず、組み
立てだけで済むようにすること。 (9)接着性のシール剤を使用しないで済むようにする
こと。 (10)シリコン系のシール剤を使用しないで、気密性
を保てるようにすること。 (11)雰囲気温度による構成部品の膨張・収縮によっ
て、気密性が低下し、塵埃が取り込まれることのないよ
うにすること。特に工場休日における夏冬の雰囲気温度
差は、50°近くに達するので、無視できない事項であ
る。 (12)天井グリッドに設けられたインサート部を使用
しなくとも、固定できるようにすること。 (13)人体等の側面負荷による外力によって、破壊さ
れない機械的強度を有すること。 (14)製造される半導体集積回路ウェハの製造歩留り
を向上させると共に、信頼性も高めること。 (15)構成部品を標準化して、部品点数を少なくする
こと。 (16)組立・撤去作業を省力化すること。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のクリーン
ルーム間仕切装置の構成は、クリーンルーム間の仕切壁
材となるパネルと、天井グリッドの一側面に当接するガ
スケット及び前記パネルの一端部の一主面に当接するガ
スケットを備えた第1の金具と、前記天井グリッドの反
対側面に当接するガスケット及び前記パネルの一端部の
反対主面に当接するガスケットを備えた第2の金具と、
前記グリッドの両側面及び前記パネルの一端部の両主面
を挟み込むように前記第1,第2の金具を互いに締め付
ける第1のボルトと、床面に固定する角材と、前記パネ
ルの他端部の一主面に当接するガスケット及び前記角材
の一側面に当接するガスケットを備えた第3の金具と、
前記パネルの他端部の反対主面に当接するガスケット及
び前記角材の反対側面に当接するガスケットを備えた第
4の金具と、前記パネルの他端部の両主面及び前記角材
の両側面を挟み込むように前記第3,第4の金具を互い
に締め付ける第2のボルトとを含むことを特徴とする。
【0014】本発明の第2のクリーンルーム間仕切装置
の構成は、天井グリッドの一側面に当接するガスケット
を備えた第1の金具、及び床面に固定された角材の一側
面に当接するガスケットを備えた第3の金具が、一主面
がわの一端部,一主面がわの他端部にそれぞれ固定さ
れ、クリーンルーム間の仕切壁材となるパネルと、前記
天井グリッドの反対側面に当接するガスケット及び前記
パネルの反対主面の一端部に当接するガスケットを備え
た第2の金具と、前記パネルの反対主面の他端部に当接
するガスケット及び前記角材の反対側面に当接するガス
ケットを備えた第4の金具と、前記天井グリッドを挟み
込んで前記第1の金具に前記第2の金具を締め付ける第
1のボルトと、前記角材を挟み込んで前記第3の金具に
前記第4の金具を締め付ける第2のボルトとを含むこと
を特徴とする。
【0015】特に前記第1,第2の構成のクリーンルー
ム間仕切装置において、前記第2,第4の金具をそれぞ
れ貫通する前記第1,第2のボルトのネジ部と嵌合する
ネジ穴が、前記第1,第3の金具をそれぞれ貫通しない
ように、内部に留められていることを特徴とする。
【0016】また、特に前記第1,第2の構成におい
て、前記天井グリルの両側面と前記パネルの両主面と前
記角材の両側面と前記第1,第2の金具と前記第3,第
4の金具とを、ガスケットを介して、同時に挟み込む縦
金具を備えたことを特徴とする。
【0017】さらに、前記第1,第2の構成において使
用されるガスケットが、独立気泡からなる合成樹脂素材
であることを特徴とする。
【0018】本発明のクリーンルーム間仕切装置の組立
方法は、前記第1又は第2の構成で使用される前記第
3,第4の金具を前記第2のボルトで仮止めして前記パ
ネルの他端部を挿入後、前記第1,第2の金具を前記パ
ネル及び天井グリルを挟んで前記第1のボルトで固定
し、その後前記第2のボルトを締め付けることを特徴と
する。
【0019】
【実施例】本発明の第1の実施例のクリーンルーム間仕
切装置の組立方法を順次示す図1,図2,図3の断面図
を参照して、この実施例のクリーンルーム間仕切装置の
構造とその組立方法とを説明する。図1乃至図3におい
て、共通する部品については、共通した参照数字で示す
に留め、各図で重複する部分の説明は省略する。
【0020】図1において、システム天井のグリッド1
1とレイズドフロア12とで構成されたオールダウンフ
ロータイプの高清浄度クリーンルームにおいて、間仕切
を行う場合には、まず間仕切装置を建てる場所の床面
に、アルミニウム製の中空性角パイプ13を内部からビ
ス14にて所定の間隔をおいて固定する。ここで、角パ
イプ13のレイズドフロア12との対向面には、ガスケ
ット20が設けられている。
【0021】次に、第3の金具15と第4の金具15′
とからなるアルミニウム製のH型アタッチメントが用意
される。第3の金具15は、定型パネル16の一主面6
0の下端部に当接するガスケット20と、角パイプ13
の一側面に当接するガスケット20と、ボルト17のネ
ジに嵌合するネジ穴とを備える。このネジ穴は、金具1
5の本体を貫通せず、内部で留められているため、この
ネジ穴から空気の流出入がなく、この部分から気密性が
低下することがない。第4の金具15′は、第3の金具
15と共通の構造を有するが、ボルト17の入る穴が貫
通穴となっている点だけが異なる。ボルト17及びボル
ト穴は、所定の間隔をおいて、紙面と垂直な方向に設け
られるが、図示はしない。ガスケット20で角パイプ1
3の両側面を締め付けるように、第3,第4の金具1
5,15′がボルト17で互いに固定されるが、ここで
は定型パネル16がすみやかに挿入されるように、ボル
ト17の締め付けを軽くするか、もしくは角パイプ13
の両側面にガスケット20が当接しない程度に軽くボル
ト17で固定する。
【0022】次に、定型パネル16の下端部が、アタッ
チメントに挿入され、このパネル16を仮固定し、図2
に示す第1,第2の金具18,18′からなる(上記第
3,第4の金具15,15′と共通構造の)アタッチメ
ントが、上端部の両主面60,61と天井グリッド11
の両側面とを同時に締め合わせるように、ボルト19で
固定される。ここでも、天井グリッド11の両側面,パ
ネル16の両主面の端部にそれぞれ当接するガスケット
20が変形されているため、気密性が保持される。
【0023】次に図3に示すように、ボルト19で固定
後、パネル16の下端部のボルト17を最終的に強く締
めつけて、組立作業を終了する。このあと、適宜清浄が
行われ、各種の半導体集積回路の製造装置が搬入され
る。
【0024】以上の実施例では、現場での加工作業はな
く、ドライバを使用した組立作業のみであるから、発塵
の心配はない。尚、床面にビス14を打ち込む又はねじ
込む作業中に発生した塵埃は、角パイプ13の中空内に
留められるので、最終的な清掃作業を行うのみでよい。
【0025】定型パネル16の上下寸法等が必要以上に
大きい場合には、現場に打ち込むまでに、所定寸法に加
工しておくことが好ましい。上記実施例で使用するガス
ケット20は、連続気泡性の合成樹脂材では気密性が保
てないため、独立気泡性の発泡構造を有する合成樹脂材
例えば発泡ポリスチロール等が望ましい。また、強い接
着性がない点でも、このような材料が望ましい。
【0026】また、組立後、シール材等で接着していな
いので、除去・再組立時に各部品が再利用できるという
利点がある。さらに、雰囲気温度変化にともなう熱膨張
に対しても天井グリル11と第1,第2の金具18,1
8′との間に、隙間例えば5mm乃至10mmを設けて
おけば、パネルを変形させずに吸収しえる。また、この
実施例によれば、固定と同時にシールが行えるので、後
工程でシール作業を行う必要がなく、組立・撤去作業が
迅速に行えるという利点がある。
【0027】パネル16の撤去時は、締め付けボルト1
7,19を緩める事により容易に撤去可能で、構成部品
はガスケット20のみの交換で繰りかえし使用可能であ
る。また、ガスケット20の交換についても、戸当たり
テープの要領で設置すればよく、特に熟練を必要とはし
ない。ガスケット20の金具への固定には、極めて小量
の接着剤が局所的に設けられる。角パイプ13は、パイ
プ状でなくとも角材であればよい。
【0028】本発明の第2の実施例のクリーンルーム間
仕切装置の組立方法を順に示す図4,図5,図6の断面
図を参照すると、この実施例は、第1の金具25と第3
の金具25′とが定形パネル26の両側面にそれぞれ固
定され、一体構造となっている以外は、上記第1の実施
例と共通するため、共通する構成部分1は共通の参照数
字のみで示すに留め、共通した組立方法,共通の効果に
ついても説明を省略する。
【0029】パネル26の側面と第1,第2の金具2
5,25′との固定は、図示していないが、ビス止めに
よることが好ましい。その際、隙間が生じないように、
ガスケットを介在させてもよい。接着性シール材は、半
導体集積回路にとって有害なガスが発生するので使用し
ない。
【0030】この実施例では、天井グリッド11とレイ
ズドフロア12との寸法があらかじめ計測されており、
この寸法に適合したパネル26が選択されて、現場に持
ち込まれる。
【0031】組立方法は、上記第1の実施例のように仮
止めする必要はないが、力学的にバランス良く構成する
ためには、第1の実施例と共通した組立方法を用いるこ
とが望ましい。
【0032】この実施例では、第1の金具25を保持す
る必要がないため、作業者一名による組立作業でも容易
に行えるという利点がある。
【0033】上記第1,第2の実施例では天井グリルと
パネルと床面との間仕切を説明したが、この他の間仕切
の必要な部分として、パネル同士の間仕切と、パネルと
パネルとが直交する部分の間仕切とが必要不可欠であ
る。
【0034】パネル同士の間仕切装置を示す図7の断面
図とこの図7中のA−A′線の断面図を示す図8とを参
照すると、上記第1の実施例の間仕切装置がそのまま使
用されており、このようなパネル16とパネル50との
いわゆるパネル同士の間仕切を行う縦金具30が、第
1,第2の金具18,18′,第3,第4の金具15,
15′,パネル16,50の両主面を同時に挟み込む。
この際、両パネル16,50にはそれぞれガスケット5
1(図8にのみ示す)を介在させて、取り付けられる。
縦金具30の連結部70は、天井グリッド11,角パイ
プ13のある部分は、あらかじめ除去されている。
【0035】この縦金具30により、必要な機械的強度
が保たれ、人体の横方向負荷により、パネル16が外さ
れる心配がなくなるという利点がある。
【0036】図8に示すように、この縦金具30は、組
立作業を容易にするためH型のアルミニウム製の型材と
なっているが、この他に上記第1の実施例の第1乃至第
4の金具と共通した構成のアタッチメントを用いると、
構成部品点数が少なく、標準化でき原価低減化が図れる
という点で望ましい。
【0037】図7,図8で示した縦金具30は、上記第
2の実施例の間仕切装置にも採用することができる。さ
らに上記第2の実施例の第1乃至第4の金具と共通した
構成の縦金具でも合わせて、使用することができる。
【0038】パネル同士が直交する場合の縦方向の間仕
切装置を示す図9を参照すると、四角の支柱52が建て
られ、その一角にはガスケット63を介して角パイプ6
2がビス止めされ、第1,第2の金具64,65が、ボ
ルト66で固定され、パネル60が支柱52に固定され
る。この固定する構造は、図1の床面との間仕切装置と
共通の構造となっているが、図8に示したH型の型材が
使用されてもよい。このパネル60と直交したパネル6
1の固定構造は、パネル60の場合と共通するので、説
明を省略する。
【0039】尚、パネル60,61は、図示されていな
いが、上記第1,第2の実施例で示した横方向の間仕切
装置がすでに組み込まれている。
【0040】図9に示したパネル同士が直交する場合の
他の間仕切装置を示す図12を参照すると、図9の四角
の支柱52が、角アングル材62となっていること以外
図9と共通するため、共通した参照数字で示すに留め、
詳述しない。この角アングル材62は、図9の角パイプ
62と支柱52とを一本の角アングル材で構成してい
る。図12では直交する二つのパネル60,61につい
て図示しているが、三枚のパネル,四枚のパネルを連結
する場合には、角アングル材62の断面がそれぞれT字
型,十字型の形状となる。この間仕切りでは、図9に比
較して、角パイプ62、ビス等の部品点数が少なく、こ
のためこれらを組み合わせる手間を必要としないという
利点がある。
【0041】尚、図9に示した支柱52の構造では、三
枚,四枚のパネルを連結する場合にも、この方形の支柱
52が、そのままの形で使用できるという利点がある。
【0042】以上の実施例で使用されたガスケットの材
質は、上述のようにポリスチロールでもよいが、ネオプ
レンゴムがより好ましい。
【0043】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は、先端にガ
スケットを付属した金具を用い、床に固定した角パイプ
とシステム天井のグリッドとの間でパネルを挟み込むこ
と等により、上述した(1)乃至(16)項の各課題が
ことどとく達成され、現地施工で塵埃が問題となるビス
止めを最小限におさえ、更に半導体プロセスに於いて有
害とされる成分を含み、施工上でも熟練及び工期を要す
るシリコン系のシール剤の使用をなくす事が可能である
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のクリーンルーム間仕切
装置の組立方法の第1のステップを示す断面図である。
【図2】上記第1のステップに続く第2のステップを示
す断面図である。
【図3】上記第2のステップに続く第3のステップを示
す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例のクリーンルーム間仕切
装置の組立方法の第1のステップを示す断面図である。
【図5】第2の実施例における第2のステップを示す断
面図である。
【図6】第2の実施例における第3のステップを示す断
面図である。
【図7】第1及び第2の実施例の間仕切装置を採用した
パネルのさらに縦方向の間仕切装置を示す断面図であ
る。
【図8】図7中のA−A′線の断面図である。
【図9】パネル同士が直交する場合の間仕切装置を、第
1及び第2の実施例に採用した状態を示す断面図であ
る。
【図10】定型パネルを用いて間仕切を行う従来の組立
状態を示す見取図である。
【図11】従来の間仕切装置を示す断面図である。
【図12】パネル同士が直交する場合の間仕切装置の他
例を第1及び第2の実施例に採用した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
11,31 天井グリッド 12,42 レイズドフロア 13,62 角パイプ 14,37,39 ビス 15,15′,18,18′,25,25′,64,6
5 金具 16,26,38,50,60,61 パネル 11,19,34 ボルト 20,51,63,6 ガスケット 30 縦金具 32 十字ジョイント 33 インサート 35,36 アングル 45,46 シール剤 52 支柱 60 一主面 61 他主面(反対主面) 62 角アングル材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルーム間の仕切壁材となるパネ
    ルと、天井グリッドの一側面に当接するガスケット及び
    前記パネルの一端部の一主面に当接するガスケットを備
    えた第1の金具と、前記天井グリッドの反対側面に当接
    するガスケット及び前記パネルの一端部の反対主面に当
    接するガスケットを備えた第2の金具と、前記グリッド
    の両側面及び前記パネルの一端部の両主面を挟み込むよ
    うに前記第1,第2の金具を互いに締め付ける第1のボ
    ルトと、床面に固定する角材と、前記パネルの他端部の
    一主面に当接するガスケット及び前記角材の一側面に当
    接するガスケットを備えた第3の金具と、前記パネルの
    他端部の反対主面に当接するガスケット及び前記角材の
    反対側面に当接するガスケットを備えた第4の金具と、
    前記パネルの他端部の両主面及び前記角材の両側面を挟
    み込むように前記第3,第4の金具を互いに締め付ける
    第2のボルトとを含むことを特徴とするクリーンルーム
    間仕切装置。
  2. 【請求項2】 天井グリッドの一側面に当接するガスケ
    ットを備えた第1の金具、及び床面に固定された角材の
    一側面に当接するガスケットを備えた第3の金具が、一
    主面がわの一端部,一主面がわの他端部にそれぞれ固定
    され、クリーンルーム間の仕切壁材となるパネルと、前
    記天井グリッドの反対側面に当接するガスケット及び前
    記パネルの反対主面の一端部に当接するガスケットを備
    えた第2の金具と、前記パネルの反対主面の他端部に当
    接するガスケット及び前記角材の反対側面に当接するガ
    スケットを備えた第4の金具と、前記天井グリッドを挟
    み込んで前記第1の金具に前記第2の金具を締め付ける
    第1のボルトと、前記角材を挟み込んで前記第3の金具
    に前記第4の金具を締め付ける第2のボルトとを含むこ
    とを特徴とするクリーンルーム間仕切装置。
  3. 【請求項3】 前記第2,第4の金具をそれぞれ貫通す
    る前記第1,第2のボルトのネジ部と嵌合するネジ穴
    が、前記第1,第3の金具をそれぞれ貫通しないよう
    に、内部に留められている請求項1及び2記載のクリー
    ンルーム間仕切装置。
  4. 【請求項4】 前記天井グリルの両側面と前記パネルの
    両主面と前記角材の両側面と前記第1,第2の金具と前
    記第3,第4の金具とを、ガスケットを介して、同時に
    挟み込む縦金具を備えた請求項1及び2記載のクリーン
    ルーム間仕切装置。
  5. 【請求項5】 前記ガスケットが、独立気泡からなる合
    成樹脂素材である請求項1及び2記載のクリーンルーム
    間仕切装置。
  6. 【請求項6】 前記第3,第4の金具を前記第2のボル
    トで仮止めして前記パネルの他端部を挿入後、前記第
    1,第2の金具を前記パネル及び天井グリルを挟んで前
    記第1のボルトで固定し、その後前記第2のボルトを締
    め付けることを特徴とする請求項1及び2記載のクリー
    ンルーム間仕切装置の組立方法。
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CN106224546A (zh) * 2016-08-31 2016-12-14 无锡太昌精密机械有限公司 分体式盖板结构

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