JP2001130692A - 貯水槽 - Google Patents

貯水槽

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JP2001130692A
JP2001130692A JP31915099A JP31915099A JP2001130692A JP 2001130692 A JP2001130692 A JP 2001130692A JP 31915099 A JP31915099 A JP 31915099A JP 31915099 A JP31915099 A JP 31915099A JP 2001130692 A JP2001130692 A JP 2001130692A
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Tomotaka Tanji
友山 丹治
Akira Obayashi
章 大林
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Sayama Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置スペースを有効に利用して省スペース化
を図ることができ、外観を損ねることのない貯水槽を提
供する。 【解決手段】 隣り合う側壁パネル11の側面フランジ
部13に側壁縦補強材16を挟持させ、側壁パネル11
と側壁縦補強材16との外側を略一致させて側壁パネル
11の内側に側壁縦補強材16を突出させるとともに、
対向する側壁縦補強材16の間に引張材31を架設させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビルやマ
ンションなどで使用する上水を貯めておく貯水槽に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記した貯水槽は、大形化した場合、強
度を確保するために補強対策を講ずる必要がある。そこ
で、例えば側壁を補強する場合、側壁を構成する側壁パ
ネルの、貯水槽の外側に位置する隣り合う側面フランジ
部の外側に、補強材を取り付ける。なお、補強材の幅
は、貯水槽の容量、高さが大きくなるに連れて広くす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の貯水槽は、補強
材を各パネルの外側に取り付けるので、大形になればな
るほど各パネルに取り付ける補強材の幅が広くなるた
め、広い設置スペースが必要になる。また、補強材を各
パネルの外側に取り付けるので、貯水槽の外観を損ねる
などの不都合があった。
【0004】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、設置スペースを有効に利用
して省スペース化を図ることができ、外観を損ねること
のない貯水槽を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、隣り合う側
壁パネルのフランジ部を接続して側壁とした貯水槽にお
いて、隣り合う側壁パネルのフランジ部に挟持される側
壁補強材を設けたものである。そして、側壁補強材のう
ちの側壁縦補強材の幅を上から下へ順次広くしたり、側
壁パネルと側壁補強材との外側を略一致させて側壁パネ
ルの内側に側壁補強材を突出させるのが望ましい。
【0006】また、隣り合う底壁パネルのフランジ部に
挟持される底壁補強材を設けたり、および/または、隣
り合う天井パネルのフランジ部に挟持される天井補強材
を設けるのが望ましい。そして、底壁パネルの内側に底
壁補強材を突出させ、側壁パネルの内側に突出した側壁
縦補強材と底壁パネルの内側に突出した底壁補強材とを
連結する底壁側壁補強連結材を設けたり、および/また
は、天井パネルの内側に天井補強材を突出させ、側壁パ
ネルの内側に突出した側壁縦補強材と天井パネルの内側
に突出した天井補強材とを連結する側壁天井補強連結材
を設けるのが望ましい。さらに、側壁パネルの内側に突
出して対向する側壁縦補強材の間に引張材を架設した
り、側壁パネルの内側に突出した側壁縦補強材の底壁側
の端部を、固定金具を介して架台に固定するのが望まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の第1実施形態であ
る貯水槽を示す説明図、図2は図1に示した側壁縦補強
材の平面形状を示す説明図である。図1または図2にお
いて、1は底壁を構成する底壁パネルを示し、矩形をし
た底壁板部2の周縁に、4つのフランジ部3が底壁板部
2に対して略直角に設けられている。そして、各フラン
ジ部3に所定数の取付孔3aが設けられている。4はパ
ッキンを示し、底壁パネル1と底壁パネル1との間を水
密に封止するものであり、取付孔3aに対応する部分
に、図示を省略した取付孔4aが設けられている。
【0008】11は側壁を構成する側壁パネルを示し、
矩形をした側壁板部12の周縁に、2つの側面フランジ
部13、下面フランジ部14および上面フランジ部15
が側壁板部12に対して略直角に設けられている。そし
て、側壁板部12の下側に、底壁パネル1の取付孔3a
に対応させて所定数の取付孔12aが設けられ、側壁板
部12の上側に、後述する天井パネル21の取付孔23
aに対応させて所定数の取付孔12bが設けられ、各側
面フランジ部13に所定数の取付孔13aが設けられて
いる。
【0009】16は側壁縦補強材を示し、平面形状がI
字形で、側壁パネル11の側面フランジ部13に挟持さ
れるものであり、取付孔13aに対応する部分に、取付
孔16aが設けられ、側壁パネル11の内側、すなわち
貯水槽内に突出する上側の部分に、取付孔16bが設け
られている。17はパッキンを示し、底壁パネル1と側
壁パネル11との間を水密に封止するものであり、取付
孔3a,12aに対応する部分に取付孔17aが設けら
れている。18はパッキンを示し、側壁パネル11と側
壁縦補強材16との間を水密に封止するものであり、取
付孔13a,16aに対応する部分に取付孔18aが設
けられている。
【0010】21は天井を構成する天井パネルを示し、
矩形をした天井板部22の周縁に、4つのフランジ部2
3が天井板部22に対して略直角に設けられている。そ
して、各フランジ部23に、側壁パネル11の取付孔1
2bに対応させて所定数の取付孔23aが設けられてい
る。24はパッキンを示し、側壁パネル11と天井パネ
ル21との間を水密に封止するものであり、取付孔12
b,23aに対応する部分に、取付孔24aが設けられ
ている。25はパッキンを示し、天井パネル21と天井
パネル21との間を水密に封止するものであり、取付孔
23aに対応する部分に、取付孔25aが設けられてい
る。
【0011】31は引張材を示し、対向する側壁縦補強
材16に架設されるものであり、取付孔16bに対応す
る両端部分に図示を省略した取付孔31aが設けられて
いる。そして、引張材31には、互いに嵌合する切欠が
設けられている。なお、各パネル1,11,21、側壁
縦補強材16は、対応するパッキン4,17,18,2
4,25を介して対応する取付孔3a,4a,12a,
12b,13a,16a,17a,18a,23a,2
4a,25aを用いてボルト、ナットおよびワッシャな
どで連結される。また、側壁縦補強材16と引張材31
とは、取付孔16b,31aを用いてボルト、ナットお
よびワッシャなどで連結される。
【0012】上述したように、側壁パネル11に側壁縦
補強材16を挟持させたので、図2に示すように、側面
パネル11と側壁縦補強材16との外側を一致させ、側
壁縦補強材16を側面パネル11の外側に突出させずに
側壁を補強することができ、設置スペースを有効に利用
して省スペース化を図ることができる。また、側壁縦補
強材16を側面パネル11の外側に突出させなくできる
ので、外観を損ねることがなくなる。
【0013】そして、対向する側壁縦補強材16の間に
引張材31を張架させたので、側壁をさらに補強して強
度を向上させることができる。さらに、引張材31を単
にボルト、ナットおよびワッシャで側壁縦補強材16に
取り付ければよいので、特殊な取付金具を用いることな
く簡単に引張材31を取り付けることができる。この実
施形態において、側壁パネル11の内側に突出した側壁
縦補強材16の端部に、平面形状がL字形をした補強補
助材を取り付けることにより、側壁の強度をさらに向上
させることができる。
【0014】図3はこの発明の第2実施形態である貯水
槽に使用する側壁縦補強材の平面形状を示す説明図であ
り、図1および図2と同一または相当部分に同一符号を
付して説明を省略する。図3において、16Aは側壁縦
補強材を示し、平面形状がT字形である。なお、貯水槽
の内側に位置する側壁縦補強材16Aの上下端は、側壁
パネル11で挟持される部分aと直交する部分bが図1
のように切り欠かれている。そして、引張材31を取り
付ける部分も、同様に切り欠かれている。
【0015】図4はこの発明の第3実施形態である貯水
槽に使用する側壁縦補強材の平面形状を示す説明図であ
り、図1〜図3と同一または相当部分に同一符号を付し
て説明を省略する。図4において、16Bは側壁縦補強
材を示し、平面形状がH字形である。なお、貯水槽の内
側に位置する側壁縦補強材16Bの上下端は、側壁パネ
ル11で挟持される部分aと直交する部分bが図1のよ
うに切り欠かれている。そして、引張材31を取り付け
る部分も、同様に切り欠かれている。
【0016】上述したように、平面形状がT字形または
H字形の側壁縦補強材16A,16Bを使用すると、側
壁パネル11で挟持される部分aに直交する部分bも、
側壁を補強する強度に寄与するので、さらに側壁の強度
を向上させることができる。
【0017】図5はこの発明の第4実施形態である貯水
槽に使用する側壁縦補強材の側面形状を示す説明図であ
り、図1〜図4と同一または相当部分に同一符号を付し
て説明を省略する。図5において、16Cは側壁縦補強
材を示し、平面形状がI字形で、幅が上から下へ順次広
くなっている。
【0018】このように側壁縦補強材16Cの幅を上か
ら下へ順次広くすることにより、水深によって側壁に作
用するモーメントに応じて側壁縦補強材16Cの強度を
下側へ行く程大きくすることができるので、側壁の強度
を一層向上させることができる。この実施形態において
も、側壁パネル11の内側に突出した側壁縦補強材16
Cの端部に、平面形状がL字形をした補強補助材を取り
付けることにより、側壁の強度をさらに向上させること
ができる。
【0019】図6はこの発明の第5実施形態である貯水
槽を示す説明図、図7は図6に示した貯水槽の架台への
固定状態を示す説明図であり、図1〜図5と同一または
相当部分に同一符号を付して説明を省略する。図6また
は図7において、2aは取付孔を示し、後述する側壁縦
補強材16Dに対応させて底壁パネル1の隅に設けられ
ている。
【0020】11A,11Bは側壁を構成する側壁パネ
ルを示し、矩形をした側壁板部12の周縁に、2つの側
面フランジ部13、下面フランジ部14および上面フラ
ンジ部15が側壁板部12に対して略直角に設けられて
いる。そして、側壁パネル11Aの側壁板部12の下側
に所定数の取付孔12aが設けられ、各側面フランジ部
13に所定数の取付孔13aが設けられるとともに、上
面フランジ部15に所定数の取付孔15aが設けられて
いる。
【0021】また、側壁パネル11Bの側壁板部12の
上側に所定数の取付孔12bが設けられ、各側面フラン
ジ部13所定数の取付孔13aが設けられるとともに、
下面フランジ部14の取付孔15aに対応する部分に、
所定数の取付孔14aが設けられている。16Dは側壁
縦補強材を示し、平面形状がI字形で、側壁パネル11
A,11Bの側面フランジ部13に挟持されるものであ
り、取付孔13aに対応する部分に取付孔16aが設け
られ、貯水槽内に突出する上側の部分に取付孔16bが
設けられ、貯水槽内に突出する中間の部分に取付孔16
cが設けられるとともに、貯水槽内に突出する下端の部
分に取付孔16dが設けられている。
【0022】19はパッキンを示し、側壁パネル11A
と側壁パネル11Bとの間を水密に封止するものであ
り、取付孔13aに対応する部分に図示を省略した所定
数の取付孔19aが設けられている。31Aは引張材を
示し、対向する一方の側壁縦補強材16Dに架設される
ものであり、取付孔16cに対応する両端部分に取付孔
31aが設けられている。31Bは引張材を示し、対向
する他方の側壁縦補強材16Dに、引張材31Aの間を
通るように架設されるものであり、取付孔16cに対応
する両端部分に取付孔31aが設けられている。41は
架台を示し、所定数の取付孔41aが設けられている。
【0023】51は取付金具を示し、側壁パネル11A
の内側に突出した側壁縦補強材16Dの下端部を、底壁
パネル1に固定するものであり、L字形の両片に底壁パ
ネル1および側壁縦補強材16Dの取付孔2a,16d
に対応させて取付孔51aが設けられている。52は取
付金具を示し、底壁パネル1を架台41に固定するもの
であり、コ字形の対向する片に取付孔52aが設けられ
ている。この取付金具52は、L字形の金具を2つ組み
合わせてコ字形にしてもよい。
【0024】53は取付孔52aに対応する部分に取付
孔53a(図示を省略)が設けられたパッキン、54は
ボルト、55はナット、56はワッシャを示す。なお、
側壁縦補強材16Dの下端部を架台41に固定する固定
金具は、取付金具51,52、ボルト54、ナット55
およびワッシャ56で構成されている。そして、各部
は、前述したように、ボルト、ナットおよびワッシャな
どで連結される。
【0025】上述したように、側壁縦補強材16Dの下
端部を架台41に固定金具で固定したので、側壁を、側
壁縦補強材16Dを介して底壁に対して剛結合させるこ
とができ、側壁の強度を向上させることができるととも
に、貯水槽の強度をも向上させることができる。また、
側壁パネル11Aの側壁板部12に底壁パネル1のフラ
ンジ部3を取り付け、固定金具で底壁パネル1を架台4
1に取り付けることにより、すなわち図7に示すように
取り付けることにより、固定金具が露出しなくなるの
で、外観を損ねることがなくなる。
【0026】さらに、側壁縦補強材16Dで段積みの側
壁パネル11A,11Bを補強することができるので、
長尺な側壁パネル11A,11Bが不要になる。この実
施形態においても、側壁パネル11A,11Bの内側に
突出した側壁縦補強材16Dの端部に、平面形状がL字
形をした補強補助材を取り付けることにより、側壁の強
度をさらに向上させることができる。
【0027】図8はこの発明の第6実施形態である貯水
槽を示す説明図であり、図1〜図7と同一または相当部
分に同一符号を付して説明を省略する。図8において、
5は底壁補強材を示し、平面形状がI字形で、底壁パネ
ル1のフランジ部3に挟持されるものであり、取付孔3
aに対応する部分に取付孔5aが設けられ、貯水槽内に
突出する両端部分に取付孔5bが設けられている。そし
て、底壁補強材5には、互いに嵌合する切欠が設けられ
ている。
【0028】16Eは側壁縦補強材を示し、平面形状が
I字形で、取付孔16aが設けられるとともに、貯水槽
内に突出する両端部分に取付孔16e,16fが設けら
れている。26は天井補強材を示し、平面形状がI字形
で、天井パネル21のフランジ部23に挟持されるもの
であり、取付孔23aに対応する部分に取付孔26aが
設けられ、貯水槽内に突出する両端部分に取付孔26b
が設けられている。そして、天井補強材26には、互い
に嵌合する切欠が設けられている。
【0029】61は底壁側壁補強連結材を示し、底壁補
強材5および側壁補強材16Eの取付孔5b,16eに
対応する部分に61aが設けられている。62は側壁天
井補強連結材を示し、側壁補強材16Eおよび天井補強
材26の取付孔16f,26bに対応する部分に62a
が設けられている。なお、各部は、前述したように、ボ
ルト、ナットおよびワッシャなどで連結される。
【0030】上述したように、底壁パネル1に底壁補強
材5を挟持させたので、底壁を補強することができる。
そして、底壁補強材5と側壁縦補強材16Eとを底壁側
壁補強連結材61で剛結合させたので、底壁および側壁
の強度を向上させることができるとともに、貯水槽の強
度をも向上させることができる。また、天井パネル21
に天井補強材26を挟持させたので、天井を補強するこ
とができる。
【0031】そして、側壁縦補強材16Eと天井補強材
26とを側壁天井補強連結材62で剛結合させたので、
側壁および天井の強度を向上させることができるととも
に、貯水槽の強度をも向上させることができる。この実
施形態においても、側壁パネル11の内側に突出した側
壁縦補強材16Eの端部に、平面形状がL字形をした補
強補助材を取り付けることにより、側壁の強度をさらに
向上させることができる。
【0032】図8の第6実施形態において、底壁補強材
の一部として、十字形に形成され、フランジ部3の取付
孔3aに対応する取付孔6aを有した底壁補強材6を、
4枚の底壁パネル1の接合部分に使用してもよい。この
底壁補強材6を利用することにより、組立が容易にでき
るとともに、底壁パネル1の増減が自由にできる。ま
た、底壁補強材6と同様な天井補強材を天井に利用する
ことにより、同様な効果を得ることができる。
【0033】上記した図1の第1実施形態において、引
張材31を側壁縦補強材16の上端部分に張架させた
が、側壁に荷重のかかる部分に引張材31を、図6に示
す引張材31Aの位置に張架させるとよい。
【0034】また、図6の第5実施形態において、上下
方向の側壁パネル11A,11Bの間に側壁補強材とし
ての側壁横補強材を設け、側壁横補強材の幅を側壁にか
かる荷重に応じた幅としたり、対向する側壁横補強材の
間に引張材を張架させることにより、側壁の強度をより
一層向上させることができる。そして、4枚の側壁パネ
ルの接合部分に底壁補強材6と同様な底壁補強材を使用
することにより、前述した効果を得ることができる。さ
らに、側壁縦補強材16Dの下端部を架台41に固定す
る固定金具は、例示の他、同様に機能する他の固定金具
であってもよい。
【0035】また、図8の第6実施形態において、対向
する側壁縦補強材の間に引張材を張架させたり、固定金
具で架台に側壁縦補強材を固定することにより、前述し
た効果を得ることができる。さらに、パッキン4,17
〜19,24,25,53に予め取付孔を設けた例で説
明したが、予め取付孔を設けるのは、例えばゴムのよう
に硬い場合で、塩化ビニルの発泡体のような場合は取付
孔を設けなくとも、ボルトを差し込むことによって取付
孔を開設することができる。なお、底壁、側壁に横剪断
力が発生せずに面圧のみとなる場合は、各パネル1,1
1,11A,11Bの薄肉化が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、側壁パネルに側壁補強材を挟持させたので、側壁を
補強することができる。そして、側壁縦補強材で段積み
の側壁パネルを補強することができるので、長尺な側壁
パネルが不要になる。次に、請求項2の発明によれば、
側壁縦補強材の幅を上から下へ順次広くしたので、水深
によって側壁に作用するモーメントに応じて側壁縦補強
材の強度を下側へ行く程大きくすることができ、側壁の
強度を一層向上させることができる。
【0037】また、この発明の請求項3によれば、側面
パネルと側壁補強材との外側を略一致させ、側壁パネル
の内側に側壁補強材を突出させたので、設置スペースを
有効に利用して省スペース化を図ることができるととも
に、外観を損ねることがなくなる。さらに、請求項4の
発明によれば、底壁パネルに底壁補強材を挟持させたの
で、底壁を補強することができる。
【0038】そして、請求項5の発明によれば、底壁補
強材と側壁縦補強材とを底壁側壁補強連結材で剛結合さ
せたので、底壁および側壁の強度を向上させることがで
きるとともに、貯水槽の強度をも向上させることができ
る。また、請求項6の発明によれば、天井パネルに天井
補強材を挟持させたので、天井を補強することができ
る。さらに、請求項7の発明によれば、側壁縦補強材と
天井補強材とを側壁天井補強連結材で剛結合させたの
で、側壁および天井の強度を向上させることができると
ともに、貯水槽の強度をも向上させることができる。
【0039】そして、請求項8の発明によれば、天井パ
ネルに天井補強材を挟持させたので、天井を補強するこ
とができる。また、請求項9の発明によれば、側壁縦補
強材と天井補強材とを側壁天井補強連結材で剛結合させ
たので、側壁および天井の強度を向上させることができ
るとともに、貯水槽の強度をも向上させることができ
る。さらに、請求項10の発明によれば、側壁パネルの
内側に突出して対向する側壁縦補強材の間に引張材を張
架させたので、側壁をさらに補強して強度を向上させる
ことができる。
【0040】そして、請求項11の発明によれば、側壁
パネルの内側に突出した側壁縦補強材の下端部を架台に
固定金具で固定したので、側壁を、側壁縦補強材を介し
て底壁に対して剛結合させることができ、側壁の強度を
向上させることができるとともに、貯水槽の強度をも向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態である貯水槽を示す説
明図である。
【図2】図1に示した側壁縦補強材の平面形状を示す説
明図である。
【図3】この発明の第2実施形態である貯水槽に使用す
る側壁縦補強材の平面形状を示す説明図である。
【図4】この発明の第3実施形態である貯水槽に使用す
る側壁縦補強材の平面形状を示す説明図である。
【図5】この発明の第4実施形態である貯水槽に使用す
る側壁縦補強材の側面形状を示す説明図である。
【図6】この発明の第5実施形態である貯水槽を示す説
明図である。
【図7】図6に示した貯水槽の架台への固定状態を示す
説明図である。
【図8】この発明の第6実施形態である貯水槽を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 底壁パネル 2 底壁板部 2a 取付孔 3 フランジ部 3a 取付孔 4 パッキン 5,6 底壁補強材 5a,5b,6a 取付孔 11,11A,11B 側壁パネル 12 側壁板部 12a,12b 取付孔 13 側面フランジ部 13a 取付孔 14 下面フランジ部 14a 取付孔 15 上面フランジ部 15a 取付孔 16,16A〜16E 側壁縦補強材 16a〜16f 取付孔 17,18,19 パッキン 17a,18a 取付孔 21 天井パネル 22 天井板部 23 フランジ部 23a 取付孔 24,25 パッキン 24a,25a 取付孔 26 天井補強材 26a,26b 取付孔 31,31A,31B 引張材 41 架台 41a 取付孔 51,52 取付金具 51a,52a 取付孔 53 パッキン 54 ボルト 55 ナット 56 ワッシャ 61 底壁側壁補強連結材 61a 取付孔 62 側壁天井補強連結材 62a 取付孔 a,b 部分

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合う側壁パネルのフランジ部を接続
    して側壁とした貯水槽において、 隣り合う前記側壁パネルのフランジ部に挟持される側壁
    補強材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の貯水槽において、 前記側壁補強材のうちの側壁縦補強材は、幅が上から下
    へ順次広くなっている、 ことを特徴とする貯水槽。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の貯水槽
    において、 前記側壁パネルと前記側壁補強材との外側を略一致させ
    て前記側壁パネルの内側に前記側壁補強材を突出させ
    た、 ことを特徴とする貯水槽。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の貯水槽において、 隣り合う底壁パネルのフランジ部に挟持される底壁補強
    材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の貯水槽において、 前記底壁パネルの内側に前記底壁補強材を突出させ、 前記側壁パネルの内側に突出した前記側壁補強材のうち
    の側壁縦補強材と前記底壁パネルの内側に突出した前記
    底壁補強材とを連結する底壁側壁補強連結材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項3のいずれか1項に
    記載の貯水槽において、 隣り合う天井パネルのフランジ部に挟持される天井補強
    材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の貯水槽において、 前記天井パネルの内側に前記天井補強材を突出させ、 前記側壁パネルの内側に突出した前記側壁補強材のうち
    の側壁縦補強材と前記天井パネルの内側に突出した前記
    天井補強材とを連結する側壁天井補強連結材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5に記載の貯水槽
    において、 隣り合う天井パネルのフランジ部に挟持される天井補強
    材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の貯水槽において、 前記天井パネルの内側に前記天井補強材を突出させ、 前記側壁パネルの内側に突出した前記側壁補強材のうち
    の側壁縦補強材と前記天井パネルの内側に突出した前記
    天井補強材とを連結する側壁天井補強連結材を設けた、 ことを特徴とする貯水槽。
  10. 【請求項10】 請求項3、請求項5、請求項7、請求
    項9のいずれか1項に記載の貯水槽において、 前記側壁パネルの内側に突出して対向する前記側壁縦補
    強材の間に引張材を架設した、 ことを特徴とする貯水槽。
  11. 【請求項11】 請求項3、請求項5、請求項7、請求
    項9、請求項10のいずれか1項に記載の貯水槽におい
    て、 前記側壁パネルの内側に突出した前記側壁縦補強材の底
    壁側の端部を、固定金具を介して架台に固定した、 ことを特徴とする貯水槽。
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