JP2004084293A - パネル連結構造、パネル連結方法、収容函及び収容函の組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボルト又はリベットを用いないで各パネルの連結を行い、簡易に収容函の組立を行うことができる、収容函に用いられるパネル連結構造、パネル連結方法、並びに、収容函及び収容函の組立方法を提供することを課題とする。
【解決手段】屋根パネルと複数枚の壁パネル11とを備える収容函に用いられるパネル連結構造であって、前記屋根パネルまたは前記壁パネル11,12は周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝14a,12bを有し、前記嵌合溝14a,12bが対向するように配置された一対のパネル11,11(または11,12)は、その間にパッキン23を介して、前記一対の嵌合溝14a,14a(または14a,12b)で形成される嵌合孔H1と嵌合する嵌合部材20を介して互いに連結されるように構成する。
【選択図】 図5
【解決手段】屋根パネルと複数枚の壁パネル11とを備える収容函に用いられるパネル連結構造であって、前記屋根パネルまたは前記壁パネル11,12は周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝14a,12bを有し、前記嵌合溝14a,12bが対向するように配置された一対のパネル11,11(または11,12)は、その間にパッキン23を介して、前記一対の嵌合溝14a,14a(または14a,12b)で形成される嵌合孔H1と嵌合する嵌合部材20を介して互いに連結されるように構成する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、移動無線電話装置、光通信装置、業務無線装置等の通信システム、受変電装置、発電装置等の重電システム、又は大気観測装置等の観測システム、その他様々な産業機器、装置類等を収容する収容函に用いられるパネル連結構造、パネル連結方法、並びに、収容函及び収容函の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、様々な産業機器、装置類を収容するための収容函は、工場又は現地で複数のパネルを連結して箱型に組み立てられるようになっており、パネル同士の連結は、ボルトやリベットによるもの等をはじめ、様々な構造が用いられている。例えば、実用新案登録第2577373号公報には、屋根パネルと壁パネルの連結に際し、嵌合部材を用い、室内側から両者のボルト締めを行うことが開示されている。
具体的には、図15に示すように、屋根パネル101と壁パネル102の連結に際し、壁パネル102に設けられるパネル枠材103と、屋根パネル101に設けられる屋根用型材104とを対向させて配置し、その間に嵌合部材105とバックアップ材106とパッキン107を挟んだ状態で、屋根用型材104、パッキン107、パネル枠材103を貫通するように、ボルト108およびナットにより室内側からボルト締めして、屋根パネル101と壁パネル102とを緊結する。
このような構造によれば、屋根パネル101にボルト108を貫通させないため、特に産業機器等を収容する収容函において、産業機器の故障の原因となる雨水等の漏水を防止できるという効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記パネルの連結構造では、嵌合部材105を用いるものの依然としてボルト108によりボルト締めを行う必要があった。
そして、このように、ボルト108やリベット等を用いてパネルを連結する場合、ボルト締めやリベットの締結等の工程が必要であり、現場で組み立てるには、手間がかかるという問題があった。
また、ボルト108を貫通させるための貫通孔やリベットの締結のための貫通孔をパネルに形成すると、コーキングなどによっても完全な防水加工を施すことが困難である。したがって、前記実用新案登録公報においては、屋根パネル101の外側でボルト108を貫通させない屋根パネル101と壁パネル102との連結構造を記載しているが、収容函の横から吹き付ける雨風にも対応させるためには、屋根パネルと壁パネルとを連結する場合に限らず、壁パネル同士の連結にもボルト又はリベット等を用いないことが望まれる。
【0004】
そこで、本発明は前記問題を解決すべく、ボルト又はリベットを用いないで各パネルの連結を行い、防水性を備えた収容函の組立を簡易に行うことができる、収容函に用いられるパネル連結構造、パネル連結方法、並びに、収容函及び収容函の組立方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函に用いられるパネル連結構造であって、前記屋根パネルまたは前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するように配置された一対のパネルは、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、収容函に用いられるパネル同士は、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合孔に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、ボルトおよびナットを必要としない簡易な連結構造を実現できる。
また、各パネルの周縁部にはそれぞれ共通の形状で嵌合溝が形成されている。そのため、嵌合溝に嵌合される嵌合部材の種類、および、各パネルの種類等をなるべく少なくして対応することができ、現場組立の構成部材のパッケージ等に都合がよい。
さらに、パネル同士の連結にボルト等を用いないことから、ボルト貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、パネル間に挟まれているパッキンによって、一層防水機能を高めることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、パッキンを挟み込んだ状態で、パネルの周縁部に共通の形状で形成される嵌合溝が対向するように一対のパネルを配置して、前記パッキンを前記一対のパネル間で圧縮しながら、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔に嵌合する嵌合部材を挿入して、前記一対のパネルを互いに連結することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、各パネル同士は、その間にパッキンを挟み込み圧縮した状態で、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、連結が完了したパネル間では、圧縮されたパッキンが再び元の形状に戻ろうとして膨張するため、パネル同士の間の隙間を埋めることができる。そのため、雨水等の漏水を防止することができる。
また、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結方法を実現できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函であって、前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するよう配置された前記壁パネル同士を組み合わせて四方を囲み、前記壁パネル同士は、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されるとともに、これらの壁パネル上を前記屋根パネルが覆うように配置され、前記屋根パネルと前記壁パネルは、その間にパッキンを介して、前記屋根パネルに形成される嵌合溝と前記壁パネルに形成される嵌合溝で形成される嵌合孔に嵌合する嵌合部材を挿入して互いに連結されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、収容函に用いられるパネル同士は、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要とせず、収容函を簡易に組み立てることができる。
また、パネル同士の連結にボルト等を用いないことから、パネルにボルトを貫通させるための貫通孔等を形成する必要がなく、収容函内に、貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、パネル間に挟まれているパッキンによって、一層防水機能を高めることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成において、前記屋根パネルは、上向きに凸状となるように形成されることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明による作用に加え、屋根パネルが上向きに凸状で形成されていることから、熱や積雪によるたわみが抑えられる。そのため、雨水等が溜まりにくくなり、一層、収容函内の防水機能を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、ベース上に壁パネルを設置する工程と、隣接する前記壁パネル同士が形成する嵌合孔に上から第1の嵌合部材を挿入して連結する工程と、前記屋根パネルに形成される嵌合溝に、前記壁パネルの上部に位置する嵌合溝に挿入された第2の嵌合部材を嵌合する工程とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、収容函に用いられる各パネル同士は、各パネル同士が形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入して、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない収容函の簡易な組立方法を実現できる。
また、各パネル等の連結にボルトなどを用いないことから、ボルト貫通孔を伝って雨水が漏水することを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る収容函の斜視図、図2は本実施形態に係る収容函の分解斜視図である。
【0016】
図1、図2に示す本実施形態に係る収容函1は、ベース13上において、屋根パネル10A,10Bと、壁パネル11と、コーナー柱12とを嵌合部材20,21を介して連結することにより収容函として形成される。連結される際には、連結される各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間には、それぞれパッキン23が挟み込まれている。なお、壁パネル11およびコーナー柱12は〔特許請求の範囲〕の「壁パネル」に相当する。
【0017】
図3は壁パネルの分解斜視図である。壁パネル11は、板材11b,11bの間に、断熱材11a、枠材14、角枠15を挟み込んで構成される。
断熱材11aは、たとえば、硬質ポリウレタンフォームなどからなり、収容函1内の断熱効果を高めるものである。断熱材11aは、板材11b、11bの間の中央付近に配置される。
板材11b,11bは、アルミニウム合金などからなり、断熱材11aより一回り大きい長方形に形成される。板材11b,11bの間においては、枠材14が四方の周側面11c,11c,11c,11cに沿ってそれぞれ配置され、また、角枠15が板材11b,11bの四隅に配置されている。枠材14および角枠15は、いずれの周側面にあっても、同一の(共通の)形状を有している。なお、周側面11cは〔特許請求の範囲〕の「周縁部」に相当する。
【0018】
図4は枠材14と角枠15の連結を説明する図である。
枠材14は、アルミニウム合金などからなり、後記する嵌合部材20,21と嵌合して各パネル同士を連結するために、板材11b,11bの周側面11cに配置される。
枠材14は、断面視T字状の嵌合溝14aと、嵌合溝14aの両側に位置し、後記する角枠15の脚部15cを嵌め込まれる孔14b,14bとを有する。
なお、嵌合溝14aの開口部付近の内周面には、ねじ山を形成することが好ましい。このように構成することで、壁パネル11がベース13上にボルト締めして設置される際に、ボルト貫通孔としての機能も果たすことができる。
【0019】
角枠15は、本体15aと、フランジ15b,15bと、脚部15c,15c,15c,15cとを有する。
角枠15は、板材11b,11bの四隅に配置され、枠材14の孔14bに脚部15cが嵌め込まれる。
【0020】
本体15aは断熱材11aの角をかたどった形状を有する。また、フランジ15b,15bは、本体15aの厚さ方向の両端に形成される。フランジ15b,15bは、外周が板材11bの各周側面11cと重なるように、本体15aより一回り大きく形成される。
脚部15c,15c,15c,15cは、二方向に位置する枠材14,14の孔14b,14b,14b,14bに嵌め込めるように、フランジ15b,15bから突出するように形成される。
枠材14,14間に角枠15を介することで、嵌合溝14aの溝から角枠15の本体15aを通じる溝を形成でき、水平方向、鉛直方向のいずれの方向にも嵌合部材20,21を挿入することができる。
【0021】
図5は、壁パネル11とコーナー柱12が嵌合部材20を介して連結されている状態を説明する図である。
コーナー柱12は、収容函1の四隅に配置される柱である(図1参照)。コーナー柱12は、直角方向に配置される壁パネル11,11間に位置し、両壁パネル11と嵌合部材20を介して連結されるため、長手方向のそれぞれの周側面12a,12aには、枠材14に形成されたのと同様の形状の嵌合溝12bが形成される。
【0022】
以下、図6、図7を参照して、屋根パネル10A,10Bについて説明する。図6は、屋根パネル10A,10Bの連結状態を説明する分解断面図、図7は、屋根パネル10A,10Bの底面図である。
屋根パネル10A,10Bは、四周を囲うように組み合わされた壁パネル11およびコーナー柱12の上部に被せられる。屋根パネル10Bは、屋根パネル10A,10A間に配置される屋根パネルである(図1参照)。
【0023】
屋根パネル10Aは、壁パネル11とほぼ同様に、板材10b,10bの間に、断熱材10a、枠材16,17、角枠18を挟み込んで構成されている。
屋根パネル10Aの板材10b,10bの間においては、枠材16が、屋根パネル10Bに隣接しない三方の周側面に沿ってそれぞれ配置され、また、角枠18が枠材16に挟まれる2つの角に配置されている。枠材16および角枠18(図8参照)は、いずれの周側面にあっても、同一の(共通の)形状を有している。また、屋根パネル10Bに隣接する周側面には、枠材17が配置されている。
【0024】
図6、図7に示す枠材16は、屋根パネル10A,10Bと壁パネル11を、嵌合部材21を介して連結するために設けられる。枠材16には、壁パネル11と連結する側の屋根パネル10A,10Bの面(下面)で開口する凹部16aが形成される。この凹部16aは、壁パネル11を挟み込む部分であるため、壁パネル11の厚さと略同一の幅を有する。
また、枠材16には、凹部16aのさらに奥に嵌合部材21と嵌合する嵌合溝16bが形成され、嵌合溝16bの開口部付近では、嵌合部材21を係止する係止部16c,16cが嵌合溝16b方向に延出している。
嵌合溝16bの両側には、角枠18を嵌め込むための孔16d,16eが設けられ、それぞれ平行に配置される。
【0025】
図6に示すように、枠材17は、断面視略コの字状の枠部17aと、上に向けて突出する垂直片17bを有する。
【0026】
図8は、角枠18の斜視図、(b)は、角枠18と枠材16との連結を説明する図である。
角枠18は、本体18aと、脚部18b,18cとを有する。
【0027】
本体18aは断熱材10aの角をかたどった形状を有する。
脚部18b,18cは、枠材16の孔16d、16eにそれぞれ嵌め込むことができるように、本体18aの両端部からそれぞれ突出するように形成される。脚部18bと脚部18cは平行に配置されて、脚部18bは孔16dに合わせた形状に、また、脚部18bの内側に配置される脚部18cは、孔16eに合わせた形状に形成される。
【0028】
次に、図6、図7を参照して、屋根パネル10Bについて説明する。なお、屋根パネル10Bは屋根パネル10Aの構成を一部変更したものであるため、同一の構成要素について、同一の符号を付し、その説明を省略する。
屋根パネル10Bは、板材10b,10bの間に、断熱材10a、枠材16,17を挟みこんで構成されている。
屋根パネル10Bの板材10b、10bの間においては、枠材16が、屋根パネル10Aに隣接しない2つの周側面に沿って配置され、また、周側面10d,10dに挟まれた周側面には、枠材17が配置されている。
【0029】
図6に示す屋根パネル10Bは、屋根パネル10A,10A間に配置され、補強材19により、屋根パネル10Aと連結される。
補強材19は、断面視略T字状をしており、その長手方向は上方向に凸状となっている。屋根パネル10A,10B間を補強材19により連結することにより、連結された屋根パネルが全体として、上方向に多少凸状となることができる(図14参照)。
【0030】
図5を参照しながら、嵌合部材20について説明する。
嵌合部材20は、壁パネル11と壁パネル11、または壁パネル11とコーナー柱12を連結する。嵌合部材20は、壁パネル11,11またはコーナー柱12の嵌合溝14a,14a(または14a,12b)が一対となって形成する嵌合孔H1に嵌合する形状で形成される。そのため、嵌合部材20は断面視略H状の細長い部材として形成される。また、その長さは壁パネル11およびコーナー柱12より若干短いくらいである。嵌合部材20は、アルミニウム合金などでできている。
【0031】
図9(a)は嵌合部材21を介して屋根パネル10A,10Bと壁パネル11が連結される状態を説明する図、図9(b)は連結された屋根パネル10A,10Bと壁パネル11の断面図である。
嵌合部材21は、壁パネル11と屋根パネル10A,10Bを連結する。嵌合部材21は、壁パネル11の枠材14の嵌合溝14aと屋根パネル10A,10Bの枠材16の嵌合溝16bが一対となって形成する嵌合孔H2に嵌合する形状を有する。具体的には、嵌合部材21は、嵌合溝14aと嵌合できる断面視略コの字状の嵌合片21aと、嵌合溝16bに嵌合できる断面視略L字状の嵌合片21b,21bと、嵌合片21bの先端外側に突出形成される係止片21cと、嵌合片21aと嵌合片21b,21bとを接合する連結部21d,21dとを有する。連結部21d,21dの配置間隔は嵌合片21aの幅より狭くなっている。
【0032】
合成ゴムなどからなるパッキン23は、連結される各パネル10,11(または壁パネル11とコーナー柱12)の間に挟み込まれる(図5、図9(b)、図6も参照)。
各パネル10A(10B),11、またはコーナー柱12を連結する際には、パッキン23は、嵌合孔H1,H2をふさがないように、嵌合孔H1,H2の両側に挟み込むようにする。また、屋根パネル10A,10B同士を連結する際には、垂直片17b間に挟みこむようにする。
【0033】
図10は、ベースの側面図である。
ベース13は、おもに鉄などからなり、断面視略L字状の本体部13aと本体部13aの上端部に線溶接される断面視略L字状の連結片13bとからなる。なお、連結片13bには、壁パネル11を接合するためのボルト貫通孔(不図示)が形成されている。
ベース13は、ベタコンクリート上に四周を囲むように設置され、収容函1の基盤となる(図1参照)。
【0034】
次に、本実施形態に係る収容函1の組立方法について説明する。
図11は本実施形態に係る収容函1の断面図、図12は図11のA−A線断面図である。
【0035】
まず、ベタコンクリート上に図10に示すベース13をアンカーボルト等により四周を囲むように設置する(図1、図12参照)。図は省略するが、四周に配置されたベース13の内側には鉄製の角パイプが接合されその上に鉄製の床板が線溶接等されている。ちなみに、床板には断熱材入りのものをもちいると都合がよい。このような構成により、収容函1内の断熱効果を高めることができる。
そして、ベース13の連結片13bにおいて、ボルト貫通孔および壁パネル11の枠材14の嵌合溝14aを通じて、ボルトB1により、壁パネル11がベース13に接合される。このとき、嵌合溝14aの内周面にねじ山が形成されていることにより、ボルトB1と係合することができる。
【0036】
壁パネル11が、ベース13上に沿って、四周を囲むように設置されるときに、パッキン23を隣接する各壁パネル11間、および壁パネル11とコーナー柱12の間に挟み込む。作業効率をあげるために、予め一方の壁パネル11またはコーナー柱12の周側面に嵌合孔H1をふさがないようにパッキン23を貼り付けておいてもよい。
【0037】
隣接する壁パネル11同士、または隣接する壁パネル11とコーナー柱12を互いに押し合うようにしてパッキン23を圧縮しながら、嵌合溝14aが一対となって形成する嵌合孔H1に、嵌合部材20を上から嵌挿する。このようにして、壁パネル11、コーナー柱12は連結される(図5参照)。
【0038】
なお、図11に示すように、ドア枠を取り付けた壁パネル11’であっても、周側面に嵌合溝11’aを嵌合溝14aと同一の形状とすることで、ドア枠を取り付けた壁パネル11’の連結に特別な作業を必要とせず、作業工程を簡略化できる。
【0039】
図13は、壁パネル11の上部に位置する嵌合溝14aに嵌合部材21を嵌め込んだ側面図である。
図13に示すように、壁パネル11の上部に位置する嵌合溝14aに、嵌合部材21を嵌挿する。嵌合部材21の配置方法は自由に設定可能であるが、各壁パネル11に2個、ある間隔で配置するようにしてもよい。
なお、壁パネル11をベース13上に設置する前に、予め嵌合部材21を嵌挿しておいてもよい。
【0040】
次に図9を参照しながら説明する。
壁パネル11と屋根パネル10間にも、まず、パッキン23を挟み込んでおく。
壁パネル11に嵌挿された嵌合部材21に屋根パネル10の嵌合溝16bが合致するように、四周を囲むように配置された壁パネル11の端から屋根パネル10A,10Bを一枚ずつ被せる。嵌合部材21の嵌合片21bが嵌合溝16b内に入り込み、係止部16c,16cにより嵌合片21bが係止される。なお、嵌合部材21に係止片21c,21cが設けられていることから、屋根パネル10と壁パネル11との嵌め合いを一層確実にすることができる。
【0041】
四周に囲んだ壁パネル11の上部を屋根パネル10ですべて覆った後は、屋根パネル10A,10Bを、収容函の内部から連結して、屋根パネル全体を補強する。屋根パネル10A,10B間には、前記同様にパッキン23を挟みこんでおく。
具体的には、図6に示すように、補強材19の垂直片19aを収容函の内部から各屋根パネル10A,10B間に挟み込み、水平片19b,19bと枠部17aを通じて、ボルトB2により屋根パネル10A,10Bと接合する。なお、パッキン23は、垂直片19aより上部に挟み込まれている。
【0042】
さらに、雨よけのために、屋根パネル10A,10Bの継ぎ目には、上からアルミキャップ24を被せる。このアルミキャップ24は、屋根パネル10の枠材17の垂直片17bに覆いかぶさることができるような断面視略ハット状に形成されており、両面テープなどで、屋根パネル10A,10Bに貼付される。
【0043】
以上によれば、本実施形態に係る収容函1において、次のような効果が得られる。
収容函に用いられる各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、これらに設けられる嵌合溝14a,16b等が一対となって形成する嵌合溝H1,H2に、嵌合部材20,21を挿入されて、互いに連結される。したがって、各パネル10,11、およびコーナー柱12の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結構造を実現できるとともに、収容函1を簡易に組み立てることができる。
【0044】
また、各パネル10A,10B,11、コーナー柱12の連結に際して、外部からボルト締め等を行わないことから、各パネル10A,10B,11にボルトを貫通させるための貫通孔等を形成する必要がなく、貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間に挟まれているパッキン23によって、一層防水機能を高めることができる。
【0045】
各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の周側面にはそれぞれ共通の形状で嵌合溝が形成されている。そのため、嵌合溝に嵌合される嵌合部材の種類、および、各パネルの種類等をなるべく少なくして対応することができるため、現場組立の構成部材のパッケージ等に都合がよい。
さらに、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、それぞれ嵌合部材20,21を介して連結されるため、壁パネル11の枚数を何枚でも増やして、収容函を組み立てることができる。そのため、収容函1の大きさを用途に合わせて、自由に設定することが簡単になるとともに、材料を細分化できることから、現場組立する場合の運搬に際しても都合が良い。
【0046】
また、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、その間にパッキン23を挟み込み圧縮した状態で、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の嵌合溝14a,16bが一対となって形成する嵌合溝H1,H2に、嵌合部材20,21を挿入されて、互いに連結される。したがって、連結が完了した各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12間では、圧縮されたパッキン23が再び元の形状に戻ろうとして膨張するため、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間の隙間を埋めることができる。そのため、雨水等の漏水を防止することができる。
【0047】
各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結方法を実現できる。
【0048】
また、屋根パネル10A,10Bが補強材19により接合されていることにより、屋根パネルが全体として上向きに凸状で形成され、熱や積雪によるたわみが抑えられる。そのため、雨水等が溜まりにくくなり、一層、収容函内の防水機能を高めることができる。
【0049】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、嵌合溝14aが一対となって形成する嵌合孔H1の形状をH字状としたが、本発明はこれに限定されず、様々な形状で実施される。形状を変更する場合には、嵌合部材が嵌合孔に嵌挿できるような形状に形成される。
その他、屋根パネル10A,10B、壁パネル11、コーナー柱12などの材質・形状などは適宜変更可能であることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係るパネル連結構造、パネル連結方法、収容函及び収容函の組立方法によれば、防水機能を備えた簡易な連結構造を実現でき、収容函の組み立ても簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る収容函の斜視図である。
【図2】本実施形態に係る収容函の分解斜視図である。
【図3】壁パネルの分解斜視図である。
【図4】枠材と角枠の連結を説明する図である。
【図5】壁パネル11とコーナー柱12が嵌合部材20を介して連結されている状態を説明する図である。
【図6】屋根パネルの連結状態を説明する分解断面図である。
【図7】屋根パネル10A,10Bの底面図である。
【図8】(a)は角枠の斜視図、(b)は角枠と枠材との連結を説明する図である。
【図9】(a)は嵌合部材を介して屋根パネル10A,10Bと壁パネル11が連結される状態を説明する図、(b)は連結された屋根パネル10A,10Bと壁パネル11の断面図である。
【図10】ベース13の側面図である。
【図11】本実施形態に係る収容函1の断面図である。
【図12】図11のA−A線断面図である。
【図13】壁パネルの上部に位置する嵌合溝に嵌合部材を嵌め込んだ側面図である。
【図14】屋根パネル10A,10B同士の連結を説明する図であり、(a)は連結前の屋根パネル10A,10Bと補強材19の側面図、(b)は連結後の屋根パネル10A,10Bと補強材19の側面図である。
【図15】従来の屋根パネルおよび壁パネルの連結を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 収容函
10A,10B 屋根パネル
11 壁パネル
12 コーナー柱
13 ベース
14,16,17 枠材
15,18 角枠
19 補強材
20,21 嵌合部材
23 パッキン
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、移動無線電話装置、光通信装置、業務無線装置等の通信システム、受変電装置、発電装置等の重電システム、又は大気観測装置等の観測システム、その他様々な産業機器、装置類等を収容する収容函に用いられるパネル連結構造、パネル連結方法、並びに、収容函及び収容函の組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、様々な産業機器、装置類を収容するための収容函は、工場又は現地で複数のパネルを連結して箱型に組み立てられるようになっており、パネル同士の連結は、ボルトやリベットによるもの等をはじめ、様々な構造が用いられている。例えば、実用新案登録第2577373号公報には、屋根パネルと壁パネルの連結に際し、嵌合部材を用い、室内側から両者のボルト締めを行うことが開示されている。
具体的には、図15に示すように、屋根パネル101と壁パネル102の連結に際し、壁パネル102に設けられるパネル枠材103と、屋根パネル101に設けられる屋根用型材104とを対向させて配置し、その間に嵌合部材105とバックアップ材106とパッキン107を挟んだ状態で、屋根用型材104、パッキン107、パネル枠材103を貫通するように、ボルト108およびナットにより室内側からボルト締めして、屋根パネル101と壁パネル102とを緊結する。
このような構造によれば、屋根パネル101にボルト108を貫通させないため、特に産業機器等を収容する収容函において、産業機器の故障の原因となる雨水等の漏水を防止できるという効果が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記パネルの連結構造では、嵌合部材105を用いるものの依然としてボルト108によりボルト締めを行う必要があった。
そして、このように、ボルト108やリベット等を用いてパネルを連結する場合、ボルト締めやリベットの締結等の工程が必要であり、現場で組み立てるには、手間がかかるという問題があった。
また、ボルト108を貫通させるための貫通孔やリベットの締結のための貫通孔をパネルに形成すると、コーキングなどによっても完全な防水加工を施すことが困難である。したがって、前記実用新案登録公報においては、屋根パネル101の外側でボルト108を貫通させない屋根パネル101と壁パネル102との連結構造を記載しているが、収容函の横から吹き付ける雨風にも対応させるためには、屋根パネルと壁パネルとを連結する場合に限らず、壁パネル同士の連結にもボルト又はリベット等を用いないことが望まれる。
【0004】
そこで、本発明は前記問題を解決すべく、ボルト又はリベットを用いないで各パネルの連結を行い、防水性を備えた収容函の組立を簡易に行うことができる、収容函に用いられるパネル連結構造、パネル連結方法、並びに、収容函及び収容函の組立方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決すべく構成されるものであり、請求項1に記載の発明は、屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函に用いられるパネル連結構造であって、前記屋根パネルまたは前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するように配置された一対のパネルは、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、収容函に用いられるパネル同士は、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合孔に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、ボルトおよびナットを必要としない簡易な連結構造を実現できる。
また、各パネルの周縁部にはそれぞれ共通の形状で嵌合溝が形成されている。そのため、嵌合溝に嵌合される嵌合部材の種類、および、各パネルの種類等をなるべく少なくして対応することができ、現場組立の構成部材のパッケージ等に都合がよい。
さらに、パネル同士の連結にボルト等を用いないことから、ボルト貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、パネル間に挟まれているパッキンによって、一層防水機能を高めることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、パッキンを挟み込んだ状態で、パネルの周縁部に共通の形状で形成される嵌合溝が対向するように一対のパネルを配置して、前記パッキンを前記一対のパネル間で圧縮しながら、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔に嵌合する嵌合部材を挿入して、前記一対のパネルを互いに連結することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、各パネル同士は、その間にパッキンを挟み込み圧縮した状態で、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、連結が完了したパネル間では、圧縮されたパッキンが再び元の形状に戻ろうとして膨張するため、パネル同士の間の隙間を埋めることができる。そのため、雨水等の漏水を防止することができる。
また、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結方法を実現できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函であって、前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するよう配置された前記壁パネル同士を組み合わせて四方を囲み、前記壁パネル同士は、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されるとともに、これらの壁パネル上を前記屋根パネルが覆うように配置され、前記屋根パネルと前記壁パネルは、その間にパッキンを介して、前記屋根パネルに形成される嵌合溝と前記壁パネルに形成される嵌合溝で形成される嵌合孔に嵌合する嵌合部材を挿入して互いに連結されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、収容函に用いられるパネル同士は、各パネルの嵌合溝が一対となって形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入されて、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要とせず、収容函を簡易に組み立てることができる。
また、パネル同士の連結にボルト等を用いないことから、パネルにボルトを貫通させるための貫通孔等を形成する必要がなく、収容函内に、貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、パネル間に挟まれているパッキンによって、一層防水機能を高めることができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成において、前記屋根パネルは、上向きに凸状となるように形成されることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明による作用に加え、屋根パネルが上向きに凸状で形成されていることから、熱や積雪によるたわみが抑えられる。そのため、雨水等が溜まりにくくなり、一層、収容函内の防水機能を高めることができる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、ベース上に壁パネルを設置する工程と、隣接する前記壁パネル同士が形成する嵌合孔に上から第1の嵌合部材を挿入して連結する工程と、前記屋根パネルに形成される嵌合溝に、前記壁パネルの上部に位置する嵌合溝に挿入された第2の嵌合部材を嵌合する工程とを有することを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、収容函に用いられる各パネル同士は、各パネル同士が形成する嵌合溝に、嵌合部材を挿入して、互いに連結される。したがって、パネル同士の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない収容函の簡易な組立方法を実現できる。
また、各パネル等の連結にボルトなどを用いないことから、ボルト貫通孔を伝って雨水が漏水することを防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の一実施の形態について詳細に説明する。
参照する図面において、図1は本発明の実施形態に係る収容函の斜視図、図2は本実施形態に係る収容函の分解斜視図である。
【0016】
図1、図2に示す本実施形態に係る収容函1は、ベース13上において、屋根パネル10A,10Bと、壁パネル11と、コーナー柱12とを嵌合部材20,21を介して連結することにより収容函として形成される。連結される際には、連結される各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間には、それぞれパッキン23が挟み込まれている。なお、壁パネル11およびコーナー柱12は〔特許請求の範囲〕の「壁パネル」に相当する。
【0017】
図3は壁パネルの分解斜視図である。壁パネル11は、板材11b,11bの間に、断熱材11a、枠材14、角枠15を挟み込んで構成される。
断熱材11aは、たとえば、硬質ポリウレタンフォームなどからなり、収容函1内の断熱効果を高めるものである。断熱材11aは、板材11b、11bの間の中央付近に配置される。
板材11b,11bは、アルミニウム合金などからなり、断熱材11aより一回り大きい長方形に形成される。板材11b,11bの間においては、枠材14が四方の周側面11c,11c,11c,11cに沿ってそれぞれ配置され、また、角枠15が板材11b,11bの四隅に配置されている。枠材14および角枠15は、いずれの周側面にあっても、同一の(共通の)形状を有している。なお、周側面11cは〔特許請求の範囲〕の「周縁部」に相当する。
【0018】
図4は枠材14と角枠15の連結を説明する図である。
枠材14は、アルミニウム合金などからなり、後記する嵌合部材20,21と嵌合して各パネル同士を連結するために、板材11b,11bの周側面11cに配置される。
枠材14は、断面視T字状の嵌合溝14aと、嵌合溝14aの両側に位置し、後記する角枠15の脚部15cを嵌め込まれる孔14b,14bとを有する。
なお、嵌合溝14aの開口部付近の内周面には、ねじ山を形成することが好ましい。このように構成することで、壁パネル11がベース13上にボルト締めして設置される際に、ボルト貫通孔としての機能も果たすことができる。
【0019】
角枠15は、本体15aと、フランジ15b,15bと、脚部15c,15c,15c,15cとを有する。
角枠15は、板材11b,11bの四隅に配置され、枠材14の孔14bに脚部15cが嵌め込まれる。
【0020】
本体15aは断熱材11aの角をかたどった形状を有する。また、フランジ15b,15bは、本体15aの厚さ方向の両端に形成される。フランジ15b,15bは、外周が板材11bの各周側面11cと重なるように、本体15aより一回り大きく形成される。
脚部15c,15c,15c,15cは、二方向に位置する枠材14,14の孔14b,14b,14b,14bに嵌め込めるように、フランジ15b,15bから突出するように形成される。
枠材14,14間に角枠15を介することで、嵌合溝14aの溝から角枠15の本体15aを通じる溝を形成でき、水平方向、鉛直方向のいずれの方向にも嵌合部材20,21を挿入することができる。
【0021】
図5は、壁パネル11とコーナー柱12が嵌合部材20を介して連結されている状態を説明する図である。
コーナー柱12は、収容函1の四隅に配置される柱である(図1参照)。コーナー柱12は、直角方向に配置される壁パネル11,11間に位置し、両壁パネル11と嵌合部材20を介して連結されるため、長手方向のそれぞれの周側面12a,12aには、枠材14に形成されたのと同様の形状の嵌合溝12bが形成される。
【0022】
以下、図6、図7を参照して、屋根パネル10A,10Bについて説明する。図6は、屋根パネル10A,10Bの連結状態を説明する分解断面図、図7は、屋根パネル10A,10Bの底面図である。
屋根パネル10A,10Bは、四周を囲うように組み合わされた壁パネル11およびコーナー柱12の上部に被せられる。屋根パネル10Bは、屋根パネル10A,10A間に配置される屋根パネルである(図1参照)。
【0023】
屋根パネル10Aは、壁パネル11とほぼ同様に、板材10b,10bの間に、断熱材10a、枠材16,17、角枠18を挟み込んで構成されている。
屋根パネル10Aの板材10b,10bの間においては、枠材16が、屋根パネル10Bに隣接しない三方の周側面に沿ってそれぞれ配置され、また、角枠18が枠材16に挟まれる2つの角に配置されている。枠材16および角枠18(図8参照)は、いずれの周側面にあっても、同一の(共通の)形状を有している。また、屋根パネル10Bに隣接する周側面には、枠材17が配置されている。
【0024】
図6、図7に示す枠材16は、屋根パネル10A,10Bと壁パネル11を、嵌合部材21を介して連結するために設けられる。枠材16には、壁パネル11と連結する側の屋根パネル10A,10Bの面(下面)で開口する凹部16aが形成される。この凹部16aは、壁パネル11を挟み込む部分であるため、壁パネル11の厚さと略同一の幅を有する。
また、枠材16には、凹部16aのさらに奥に嵌合部材21と嵌合する嵌合溝16bが形成され、嵌合溝16bの開口部付近では、嵌合部材21を係止する係止部16c,16cが嵌合溝16b方向に延出している。
嵌合溝16bの両側には、角枠18を嵌め込むための孔16d,16eが設けられ、それぞれ平行に配置される。
【0025】
図6に示すように、枠材17は、断面視略コの字状の枠部17aと、上に向けて突出する垂直片17bを有する。
【0026】
図8は、角枠18の斜視図、(b)は、角枠18と枠材16との連結を説明する図である。
角枠18は、本体18aと、脚部18b,18cとを有する。
【0027】
本体18aは断熱材10aの角をかたどった形状を有する。
脚部18b,18cは、枠材16の孔16d、16eにそれぞれ嵌め込むことができるように、本体18aの両端部からそれぞれ突出するように形成される。脚部18bと脚部18cは平行に配置されて、脚部18bは孔16dに合わせた形状に、また、脚部18bの内側に配置される脚部18cは、孔16eに合わせた形状に形成される。
【0028】
次に、図6、図7を参照して、屋根パネル10Bについて説明する。なお、屋根パネル10Bは屋根パネル10Aの構成を一部変更したものであるため、同一の構成要素について、同一の符号を付し、その説明を省略する。
屋根パネル10Bは、板材10b,10bの間に、断熱材10a、枠材16,17を挟みこんで構成されている。
屋根パネル10Bの板材10b、10bの間においては、枠材16が、屋根パネル10Aに隣接しない2つの周側面に沿って配置され、また、周側面10d,10dに挟まれた周側面には、枠材17が配置されている。
【0029】
図6に示す屋根パネル10Bは、屋根パネル10A,10A間に配置され、補強材19により、屋根パネル10Aと連結される。
補強材19は、断面視略T字状をしており、その長手方向は上方向に凸状となっている。屋根パネル10A,10B間を補強材19により連結することにより、連結された屋根パネルが全体として、上方向に多少凸状となることができる(図14参照)。
【0030】
図5を参照しながら、嵌合部材20について説明する。
嵌合部材20は、壁パネル11と壁パネル11、または壁パネル11とコーナー柱12を連結する。嵌合部材20は、壁パネル11,11またはコーナー柱12の嵌合溝14a,14a(または14a,12b)が一対となって形成する嵌合孔H1に嵌合する形状で形成される。そのため、嵌合部材20は断面視略H状の細長い部材として形成される。また、その長さは壁パネル11およびコーナー柱12より若干短いくらいである。嵌合部材20は、アルミニウム合金などでできている。
【0031】
図9(a)は嵌合部材21を介して屋根パネル10A,10Bと壁パネル11が連結される状態を説明する図、図9(b)は連結された屋根パネル10A,10Bと壁パネル11の断面図である。
嵌合部材21は、壁パネル11と屋根パネル10A,10Bを連結する。嵌合部材21は、壁パネル11の枠材14の嵌合溝14aと屋根パネル10A,10Bの枠材16の嵌合溝16bが一対となって形成する嵌合孔H2に嵌合する形状を有する。具体的には、嵌合部材21は、嵌合溝14aと嵌合できる断面視略コの字状の嵌合片21aと、嵌合溝16bに嵌合できる断面視略L字状の嵌合片21b,21bと、嵌合片21bの先端外側に突出形成される係止片21cと、嵌合片21aと嵌合片21b,21bとを接合する連結部21d,21dとを有する。連結部21d,21dの配置間隔は嵌合片21aの幅より狭くなっている。
【0032】
合成ゴムなどからなるパッキン23は、連結される各パネル10,11(または壁パネル11とコーナー柱12)の間に挟み込まれる(図5、図9(b)、図6も参照)。
各パネル10A(10B),11、またはコーナー柱12を連結する際には、パッキン23は、嵌合孔H1,H2をふさがないように、嵌合孔H1,H2の両側に挟み込むようにする。また、屋根パネル10A,10B同士を連結する際には、垂直片17b間に挟みこむようにする。
【0033】
図10は、ベースの側面図である。
ベース13は、おもに鉄などからなり、断面視略L字状の本体部13aと本体部13aの上端部に線溶接される断面視略L字状の連結片13bとからなる。なお、連結片13bには、壁パネル11を接合するためのボルト貫通孔(不図示)が形成されている。
ベース13は、ベタコンクリート上に四周を囲むように設置され、収容函1の基盤となる(図1参照)。
【0034】
次に、本実施形態に係る収容函1の組立方法について説明する。
図11は本実施形態に係る収容函1の断面図、図12は図11のA−A線断面図である。
【0035】
まず、ベタコンクリート上に図10に示すベース13をアンカーボルト等により四周を囲むように設置する(図1、図12参照)。図は省略するが、四周に配置されたベース13の内側には鉄製の角パイプが接合されその上に鉄製の床板が線溶接等されている。ちなみに、床板には断熱材入りのものをもちいると都合がよい。このような構成により、収容函1内の断熱効果を高めることができる。
そして、ベース13の連結片13bにおいて、ボルト貫通孔および壁パネル11の枠材14の嵌合溝14aを通じて、ボルトB1により、壁パネル11がベース13に接合される。このとき、嵌合溝14aの内周面にねじ山が形成されていることにより、ボルトB1と係合することができる。
【0036】
壁パネル11が、ベース13上に沿って、四周を囲むように設置されるときに、パッキン23を隣接する各壁パネル11間、および壁パネル11とコーナー柱12の間に挟み込む。作業効率をあげるために、予め一方の壁パネル11またはコーナー柱12の周側面に嵌合孔H1をふさがないようにパッキン23を貼り付けておいてもよい。
【0037】
隣接する壁パネル11同士、または隣接する壁パネル11とコーナー柱12を互いに押し合うようにしてパッキン23を圧縮しながら、嵌合溝14aが一対となって形成する嵌合孔H1に、嵌合部材20を上から嵌挿する。このようにして、壁パネル11、コーナー柱12は連結される(図5参照)。
【0038】
なお、図11に示すように、ドア枠を取り付けた壁パネル11’であっても、周側面に嵌合溝11’aを嵌合溝14aと同一の形状とすることで、ドア枠を取り付けた壁パネル11’の連結に特別な作業を必要とせず、作業工程を簡略化できる。
【0039】
図13は、壁パネル11の上部に位置する嵌合溝14aに嵌合部材21を嵌め込んだ側面図である。
図13に示すように、壁パネル11の上部に位置する嵌合溝14aに、嵌合部材21を嵌挿する。嵌合部材21の配置方法は自由に設定可能であるが、各壁パネル11に2個、ある間隔で配置するようにしてもよい。
なお、壁パネル11をベース13上に設置する前に、予め嵌合部材21を嵌挿しておいてもよい。
【0040】
次に図9を参照しながら説明する。
壁パネル11と屋根パネル10間にも、まず、パッキン23を挟み込んでおく。
壁パネル11に嵌挿された嵌合部材21に屋根パネル10の嵌合溝16bが合致するように、四周を囲むように配置された壁パネル11の端から屋根パネル10A,10Bを一枚ずつ被せる。嵌合部材21の嵌合片21bが嵌合溝16b内に入り込み、係止部16c,16cにより嵌合片21bが係止される。なお、嵌合部材21に係止片21c,21cが設けられていることから、屋根パネル10と壁パネル11との嵌め合いを一層確実にすることができる。
【0041】
四周に囲んだ壁パネル11の上部を屋根パネル10ですべて覆った後は、屋根パネル10A,10Bを、収容函の内部から連結して、屋根パネル全体を補強する。屋根パネル10A,10B間には、前記同様にパッキン23を挟みこんでおく。
具体的には、図6に示すように、補強材19の垂直片19aを収容函の内部から各屋根パネル10A,10B間に挟み込み、水平片19b,19bと枠部17aを通じて、ボルトB2により屋根パネル10A,10Bと接合する。なお、パッキン23は、垂直片19aより上部に挟み込まれている。
【0042】
さらに、雨よけのために、屋根パネル10A,10Bの継ぎ目には、上からアルミキャップ24を被せる。このアルミキャップ24は、屋根パネル10の枠材17の垂直片17bに覆いかぶさることができるような断面視略ハット状に形成されており、両面テープなどで、屋根パネル10A,10Bに貼付される。
【0043】
以上によれば、本実施形態に係る収容函1において、次のような効果が得られる。
収容函に用いられる各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、これらに設けられる嵌合溝14a,16b等が一対となって形成する嵌合溝H1,H2に、嵌合部材20,21を挿入されて、互いに連結される。したがって、各パネル10,11、およびコーナー柱12の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結構造を実現できるとともに、収容函1を簡易に組み立てることができる。
【0044】
また、各パネル10A,10B,11、コーナー柱12の連結に際して、外部からボルト締め等を行わないことから、各パネル10A,10B,11にボルトを貫通させるための貫通孔等を形成する必要がなく、貫通孔を伝って雨水等が漏水することを防止できるとともに、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間に挟まれているパッキン23によって、一層防水機能を高めることができる。
【0045】
各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の周側面にはそれぞれ共通の形状で嵌合溝が形成されている。そのため、嵌合溝に嵌合される嵌合部材の種類、および、各パネルの種類等をなるべく少なくして対応することができるため、現場組立の構成部材のパッケージ等に都合がよい。
さらに、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、それぞれ嵌合部材20,21を介して連結されるため、壁パネル11の枚数を何枚でも増やして、収容函を組み立てることができる。そのため、収容函1の大きさを用途に合わせて、自由に設定することが簡単になるとともに、材料を細分化できることから、現場組立する場合の運搬に際しても都合が良い。
【0046】
また、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12は、その間にパッキン23を挟み込み圧縮した状態で、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の嵌合溝14a,16bが一対となって形成する嵌合溝H1,H2に、嵌合部材20,21を挿入されて、互いに連結される。したがって、連結が完了した各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12間では、圧縮されたパッキン23が再び元の形状に戻ろうとして膨張するため、各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の間の隙間を埋めることができる。そのため、雨水等の漏水を防止することができる。
【0047】
各パネル10A,10B,11、およびコーナー柱12の連結に、従来のようなボルト締め等の工程を必要としない簡易な連結方法を実現できる。
【0048】
また、屋根パネル10A,10Bが補強材19により接合されていることにより、屋根パネルが全体として上向きに凸状で形成され、熱や積雪によるたわみが抑えられる。そのため、雨水等が溜まりにくくなり、一層、収容函内の防水機能を高めることができる。
【0049】
以上、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、様々な形態で実施される。
本実施形態では、嵌合溝14aが一対となって形成する嵌合孔H1の形状をH字状としたが、本発明はこれに限定されず、様々な形状で実施される。形状を変更する場合には、嵌合部材が嵌合孔に嵌挿できるような形状に形成される。
その他、屋根パネル10A,10B、壁パネル11、コーナー柱12などの材質・形状などは適宜変更可能であることはいうまでもない。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係るパネル連結構造、パネル連結方法、収容函及び収容函の組立方法によれば、防水機能を備えた簡易な連結構造を実現でき、収容函の組み立ても簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る収容函の斜視図である。
【図2】本実施形態に係る収容函の分解斜視図である。
【図3】壁パネルの分解斜視図である。
【図4】枠材と角枠の連結を説明する図である。
【図5】壁パネル11とコーナー柱12が嵌合部材20を介して連結されている状態を説明する図である。
【図6】屋根パネルの連結状態を説明する分解断面図である。
【図7】屋根パネル10A,10Bの底面図である。
【図8】(a)は角枠の斜視図、(b)は角枠と枠材との連結を説明する図である。
【図9】(a)は嵌合部材を介して屋根パネル10A,10Bと壁パネル11が連結される状態を説明する図、(b)は連結された屋根パネル10A,10Bと壁パネル11の断面図である。
【図10】ベース13の側面図である。
【図11】本実施形態に係る収容函1の断面図である。
【図12】図11のA−A線断面図である。
【図13】壁パネルの上部に位置する嵌合溝に嵌合部材を嵌め込んだ側面図である。
【図14】屋根パネル10A,10B同士の連結を説明する図であり、(a)は連結前の屋根パネル10A,10Bと補強材19の側面図、(b)は連結後の屋根パネル10A,10Bと補強材19の側面図である。
【図15】従来の屋根パネルおよび壁パネルの連結を説明する側面図である。
【符号の説明】
1 収容函
10A,10B 屋根パネル
11 壁パネル
12 コーナー柱
13 ベース
14,16,17 枠材
15,18 角枠
19 補強材
20,21 嵌合部材
23 パッキン
Claims (5)
- 屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函に用いられるパネル連結構造であって、前記屋根パネルまたは前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するように配置された一対のパネルは、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されることを特徴とするパネル連結構造。
- パッキンを挟み込んだ状態で、パネルの周縁部に共通の形状で形成される嵌合溝が対向するように一対のパネルを配置して、前記パッキンを前記一対のパネル間で圧縮しながら、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔に嵌合する嵌合部材を挿入して、前記一対のパネルを互いに連結することを特徴とするパネル連結方法。
- 屋根パネルと複数枚の壁パネルとを備える収容函であって、前記壁パネルは周縁部にそれぞれ共通の形状で形成される嵌合溝を有し、前記嵌合溝が対向するよう配置された前記壁パネル同士を組み合わせて四方を囲み、前記壁パネル同士は、その間にパッキンを介して、前記一対の嵌合溝で形成される嵌合孔と嵌合する嵌合部材の挿入により互いに連結されるとともに、これらの壁パネル上を前記屋根パネルが覆うように配置され、前記屋根パネルと前記壁パネルは、嵌合部材を介して互いに連結されていることを特徴とする収容函。
- 前記屋根パネルは、上向きに凸状となるように形成されることを特徴とする請求項3に記載の収容函。
- ベース上に壁パネルを設置する工程と、隣接する前記壁パネル同士が形成する嵌合孔に上から第1の嵌合部材を挿入して連結する工程と、屋根パネルに形成される嵌合溝に、前記壁パネルの上部に位置する嵌合溝に挿入された第2の嵌合部材を嵌合する工程とを有することを特徴とする収容函の組立方法。
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