JPH08199925A - 出入口用建具の構造 - Google Patents
出入口用建具の構造Info
- Publication number
- JPH08199925A JPH08199925A JP3317395A JP3317395A JPH08199925A JP H08199925 A JPH08199925 A JP H08199925A JP 3317395 A JP3317395 A JP 3317395A JP 3317395 A JP3317395 A JP 3317395A JP H08199925 A JPH08199925 A JP H08199925A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- receiving frame
- building concrete
- fitting
- exit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 平常時においては、戸としての本来的機能を
有し、地震等により構造物にズレや歪み等が生じた場合
には戸体が容易に開けられることを可能とすること。 【構成】 構造他物１に固装された出入口用建具体受枠
１０の左右縦枠および上下横枠の内周端面に、内側に向
け傾斜させた傾斜面部１１が設けられると共に、該受枠
１０に開閉可能に連結された出入口用建具体１７の左右
縦部および上下横部の端面には、傾斜面部１１と適合し
た傾斜面１８が設けられ、平常時においては、戸として
の本来的機能を有し、地震により構造物１にズレや歪み
等が生じた災害時においては、受枠傾斜面部１１と出入
口用建具体傾斜面１８との接触点ａ、ｂを支点とし、か
つ震動の勢いで、出入口用建具体１７は外方に押し開け
られ、震動による外圧力が増大すればする程大きく開け
られる。
有し、地震等により構造物にズレや歪み等が生じた場合
には戸体が容易に開けられることを可能とすること。 【構成】 構造他物１に固装された出入口用建具体受枠
１０の左右縦枠および上下横枠の内周端面に、内側に向
け傾斜させた傾斜面部１１が設けられると共に、該受枠
１０に開閉可能に連結された出入口用建具体１７の左右
縦部および上下横部の端面には、傾斜面部１１と適合し
た傾斜面１８が設けられ、平常時においては、戸として
の本来的機能を有し、地震により構造物１にズレや歪み
等が生じた災害時においては、受枠傾斜面部１１と出入
口用建具体傾斜面１８との接触点ａ、ｂを支点とし、か
つ震動の勢いで、出入口用建具体１７は外方に押し開け
られ、震動による外圧力が増大すればする程大きく開け
られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、出入口用建具の構造に
関し、更に詳しくは、震度４程度の地震が発生した場合
においてその機能が発揮されるフラッシュ戸、自在戸等
の構造に関するものである。
関し、更に詳しくは、震度４程度の地震が発生した場合
においてその機能が発揮されるフラッシュ戸、自在戸等
の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術とその問題点】近年、大きな地震が各地で
発生しており、その被害状況は凄まじく、かつ被害甚大
である。特に構造物については、その出入口用建具であ
るフラッシュ戸や自在戸等が震動によって開かなくな
り、これがために構造物より逃げ出せずにとじ込められ
てしまうという事態も発生する。そこで、近時防災構造
への関心を高め、大きな地震時においても容易に開けら
れる戸構造の研究が要請されている。ところが、従来の
フラッシュ戸は、その戸枠と戸体の全周縁は平坦である
ため、大きな地震があって戸枠が固装されている構造物
にズレ、歪み等が生じると戸体は開かなくなってしまう
という問題点があった。
発生しており、その被害状況は凄まじく、かつ被害甚大
である。特に構造物については、その出入口用建具であ
るフラッシュ戸や自在戸等が震動によって開かなくな
り、これがために構造物より逃げ出せずにとじ込められ
てしまうという事態も発生する。そこで、近時防災構造
への関心を高め、大きな地震時においても容易に開けら
れる戸構造の研究が要請されている。ところが、従来の
フラッシュ戸は、その戸枠と戸体の全周縁は平坦である
ため、大きな地震があって戸枠が固装されている構造物
にズレ、歪み等が生じると戸体は開かなくなってしまう
という問題点があった。
【０００３】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、かつ現今の要請に応答すべくなされたもので、その
目的とするところは、地震時において、構造物にズレや
歪み等が生じても戸体は閉まらずに、これを容易に開け
ることができると共に、平常時においては、戸体の開閉
が円滑であるばかりか、防水性、気密性等にも優れたフ
ラッシュ戸等の出入口用建具の構造を提供することにあ
る。
み、かつ現今の要請に応答すべくなされたもので、その
目的とするところは、地震時において、構造物にズレや
歪み等が生じても戸体は閉まらずに、これを容易に開け
ることができると共に、平常時においては、戸体の開閉
が円滑であるばかりか、防水性、気密性等にも優れたフ
ラッシュ戸等の出入口用建具の構造を提供することにあ
る。
【０００４】
【問題点を解決するための手段】この目的のため、本発
明は、構造物に固装された出入口用建具体受枠と、該受
枠に開閉可能に連結された出入口用建具体とを含み、前
記出入口用建具体受枠は、その全周縁に内側に向けた傾
斜面部を有し、前記出入口用建具体は、その全周端面に
前記受枠の傾斜面部に適合した傾斜面を有し、地震等に
よる震動が前記構造物に加わった場合に、前記出入口用
建具体受枠の傾斜面部によって前記出入口用建具体が押
し開かれる構成を特徴とし、更に好ましくは、前記出入
口用建具体受枠における傾斜面部を外れた周縁部に、前
記出入口用建具体の傾斜面を外れた内側周縁部が接する
防水性、気密性に優れた弾性部材が設けられている構成
を特徴とするものである。
明は、構造物に固装された出入口用建具体受枠と、該受
枠に開閉可能に連結された出入口用建具体とを含み、前
記出入口用建具体受枠は、その全周縁に内側に向けた傾
斜面部を有し、前記出入口用建具体は、その全周端面に
前記受枠の傾斜面部に適合した傾斜面を有し、地震等に
よる震動が前記構造物に加わった場合に、前記出入口用
建具体受枠の傾斜面部によって前記出入口用建具体が押
し開かれる構成を特徴とし、更に好ましくは、前記出入
口用建具体受枠における傾斜面部を外れた周縁部に、前
記出入口用建具体の傾斜面を外れた内側周縁部が接する
防水性、気密性に優れた弾性部材が設けられている構成
を特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】実施例について図面を参照し、その作用と共
に説明する。図１は本発明に係る出入口用建具構造の一
例での震動時における一部省略の断面的説明図、図２は
概略正面図、図３は同上のＡ−Ａ線に沿った一部省略の
拡大断面図、図４は図２のＢ−Ｂ線に沿った一部省略の
拡大断面図で、これら図において、本発明に係る出入口
用建具は、出入口用建具体受枠と出入口用建具体とを含
んでいる。なお、図示の実施例はフラッシュ戸の場合を
示している。
に説明する。図１は本発明に係る出入口用建具構造の一
例での震動時における一部省略の断面的説明図、図２は
概略正面図、図３は同上のＡ−Ａ線に沿った一部省略の
拡大断面図、図４は図２のＢ−Ｂ線に沿った一部省略の
拡大断面図で、これら図において、本発明に係る出入口
用建具は、出入口用建具体受枠と出入口用建具体とを含
んでいる。なお、図示の実施例はフラッシュ戸の場合を
示している。
【０００６】構造物１に一般的工法により固装された四
角形状の出入口用建具体受枠１０（以下、単に受枠１０
という）は、金属製型材からなり、その左右縦枠および
上下横枠の断面形状は同一である。更に説明すると、受
枠１０は、好ましくは約３０度の角度をもつて内側に向
け傾斜させた傾斜面部１１と、該傾斜面部１１の一端と
連なる取付片部１２と、傾斜面部１１の他端に連なり、
かつ開口部１４を有する弾性部材装着用中空溝部１３
と、該中空溝部１３と連なる取付片部１５とを有してい
る。
角形状の出入口用建具体受枠１０（以下、単に受枠１０
という）は、金属製型材からなり、その左右縦枠および
上下横枠の断面形状は同一である。更に説明すると、受
枠１０は、好ましくは約３０度の角度をもつて内側に向
け傾斜させた傾斜面部１１と、該傾斜面部１１の一端と
連なる取付片部１２と、傾斜面部１１の他端に連なり、
かつ開口部１４を有する弾性部材装着用中空溝部１３
と、該中空溝部１３と連なる取付片部１５とを有してい
る。
【０００７】受枠１０に、開閉金具１６を介して開閉可
能に連結された四角形状の出入口用建具体１７は、その
左右縦部端面および上下横部端面の全周端面に、受枠１
０の傾斜面部１１と適合した傾斜面１８を有している。
また、受枠１０における中空溝部１３には、その開口部
１４より接触部分を出して、出入口用建具体１７との間
で防水性と気密性を保持させるためのゴム等の弾性部材
１９が装着されている。
能に連結された四角形状の出入口用建具体１７は、その
左右縦部端面および上下横部端面の全周端面に、受枠１
０の傾斜面部１１と適合した傾斜面１８を有している。
また、受枠１０における中空溝部１３には、その開口部
１４より接触部分を出して、出入口用建具体１７との間
で防水性と気密性を保持させるためのゴム等の弾性部材
１９が装着されている。
【０００８】上記の構成において、平常時の使用におい
ては、受枠１０の傾斜面部１１と出入口用建具体１７の
傾斜面１８とによって開閉がより円滑になされると共
に、これら傾斜面部と弾性部材１９との相乗効果により
防水性と気密性が格段と増大する。また、図１に示され
ているように、地震、特に震度４程度の地震があって、
構造物１に矢印等で示されているようなズレや歪みが生
じた場合には、受枠１０の傾斜面部１１と出入口用建具
体傾斜面１８との接触点ａ、ｂを支点とし、かつ震動の
勢いで、出入口用建具体１７は外方に押し開けられ、震
動による外圧力が増大すればする程大きく開けられる。
ては、受枠１０の傾斜面部１１と出入口用建具体１７の
傾斜面１８とによって開閉がより円滑になされると共
に、これら傾斜面部と弾性部材１９との相乗効果により
防水性と気密性が格段と増大する。また、図１に示され
ているように、地震、特に震度４程度の地震があって、
構造物１に矢印等で示されているようなズレや歪みが生
じた場合には、受枠１０の傾斜面部１１と出入口用建具
体傾斜面１８との接触点ａ、ｂを支点とし、かつ震動の
勢いで、出入口用建具体１７は外方に押し開けられ、震
動による外圧力が増大すればする程大きく開けられる。
【０００９】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、平常時にお
いては、フラッシュ戸等の本来的機能を有する出入口用
建具として使用され、地震発生時においては、構造物の
多少のズレや歪み等が生じても開閉機能を損なうことが
なく、また、大きなズレや歪み等によるも出入口用建具
体が開かなくなることなく、容易に開けることができて
防災機能をも併有するものである。
いては、フラッシュ戸等の本来的機能を有する出入口用
建具として使用され、地震発生時においては、構造物の
多少のズレや歪み等が生じても開閉機能を損なうことが
なく、また、大きなズレや歪み等によるも出入口用建具
体が開かなくなることなく、容易に開けることができて
防災機能をも併有するものである。
【００１０】また、受枠傾斜面部と出入口用建具体傾斜
面および弾性部材との相乗効果により、防水性と気密性
が格段に増大するものである。
面および弾性部材との相乗効果により、防水性と気密性
が格段に増大するものである。
【図１】本発明に係る出入口用建具構造の一例での震動
時における一部省略の断面的説明図である。
時における一部省略の断面的説明図である。
【図２】概略正面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿った一部省略の拡大断面図
である。
である。
【図４】図２のＢ−Ｂ線に沿った一部省略の拡大断面図
である。
である。
１ 構造物 １０ 出入口用建具体受枠 １１ 傾斜面部 １２、１５ 取付片部 １３ 中空溝部 １４ 開口部 １６ 開閉金具 １７ 出入口用建具体 １８ 傾斜面 １９ 弾性部材
Claims (2)
- 【請求項１】 構造物に固装された出入口用建具体受枠
と、該受枠に開閉可能に連結された出入口用建具体とを
含み、前記出入口用建具体受枠は、その全周縁に内側に
向けた傾斜面部を有し、前記出入口用建具体は、その全
周端面に前記受枠の傾斜面部に適合した傾斜面を有し、
地震等による震動が前記構造物に加わった場合に、前記
出入口用建具体受枠の傾斜面部によって前記出入口用建
具体が押し開かれる構成を特徴とする出入口用建具の構
造。 - 【請求項２】 前記出入口用建具体受枠における傾斜面
部を外れた周縁部に、前記出入口用建具体の傾斜面を外
れた内側周縁部が接する防水性、気密性に優れた弾性部
材が設けられている請求項１の出入口用建具の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3317395A JPH08199925A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 出入口用建具の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3317395A JPH08199925A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 出入口用建具の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08199925A true JPH08199925A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12379144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3317395A Pending JPH08199925A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 出入口用建具の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08199925A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006046594A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Sun Housing Corporation | 室内閉じ込め防止用のドア構造体及びそのためのドア改造部材 |
| JP2008019628A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Sun Housing Corp | 耐震ドア装置及びドア本体 |
| AT506226B1 (de) * | 2008-04-08 | 2009-07-15 | Robert Nussbaum | Multifunktionszarge |
| JP2009243181A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujimetal Co Ltd | 耐震ドア |
| JP2020056150A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-04-09 | エルメネジィルド バルバート | 災害対策ドア |
| US11118807B2 (en) | 2016-03-04 | 2021-09-14 | Carrier Corporation | Door assembly, air handling unit comprising such a door assembly, and method for manufacturing such a door assembly |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5844237U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-24 | トヨタ自動車株式会社 | ダストボツクス付フロアコンソ−ルボツクス |
-
1995
- 1995-01-30 JP JP3317395A patent/JPH08199925A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5844237U (ja) * | 1981-09-09 | 1983-03-24 | トヨタ自動車株式会社 | ダストボツクス付フロアコンソ−ルボツクス |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006046594A1 (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Sun Housing Corporation | 室内閉じ込め防止用のドア構造体及びそのためのドア改造部材 |
| EA010895B1 (ru) * | 2004-10-28 | 2008-12-30 | Сан Хаузинг Корпорейшн | Дверная конструкция для предотвращения ограничения пространства и элемент для преобразования двери, используемый в такой конструкции |
| JP2008019628A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Sun Housing Corp | 耐震ドア装置及びドア本体 |
| JP2009243181A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujimetal Co Ltd | 耐震ドア |
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| JP2020056150A (ja) * | 2018-07-11 | 2020-04-09 | エルメネジィルド バルバート | 災害対策ドア |
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| JP2003161081A (ja) | ド ア |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970819 |