JPS6128876Y2 - - Google Patents

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JPS6128876Y2
JPS6128876Y2 JP1980186530U JP18653080U JPS6128876Y2 JP S6128876 Y2 JPS6128876 Y2 JP S6128876Y2 JP 1980186530 U JP1980186530 U JP 1980186530U JP 18653080 U JP18653080 U JP 18653080U JP S6128876 Y2 JPS6128876 Y2 JP S6128876Y2
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JP1980186530U
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ドア等における気密防音構造に関
し、さらに詳しくは、主として既存の一般的なド
ア,特にアルミ押出し型材を用いた一般的なサツ
シドアにおけるところの,周囲の枠体と、同枠体
の内側に開閉自在に設けられるドア框体との接触
箇所,ならびにその近傍に生ずる空隙部を、所要
形状の気密部材によつて防音遮断するようにした
ドア等における気密防音構造の改良に係るもので
ある。
従来から一般的に利用されているこの種のドア
の場合には、上枠,下枠,ならびに左右の竪枠か
らなる枠体にあつて、ドアの開閉方向とは反対側
四囲内周面,つまり外開きドアであれば内側寄り
の、内開きドアであれば外側寄りのそれぞれ四囲
内周面に、断面チヤンネル状をした係合突部を突
設させておき、この係合突部に気密部材を係着さ
せて、ドア框体とこれに接触する枠体間の気密,
防音効果等を得るようにしているのであるが、雨
戸等による外部側での防御がなされる引戸等に比
較して、常時,外部に直接曝されているドアの場
合、このように単純に一つの気密部材を介在させ
る程度の防御手段では、充分な気密,防音作用を
果し得ないという不都合があつて、この点の早期
改良が切望されているところであり、殊に高い騒
音レベルで強力な外来騒音の著るしい空港,鉄道
路線,幹線自動車道路近辺の家屋等においては、
高価な防音サツシドア等に改修せずに、既存ドア
への簡単な追加補修だけで充分な気密,防音作用
を効果的に得られる構造の出現が期待されている
のである。
この考案は従来のこのような実情に鑑み、特に
アルミ押出し型材を用いた既存の外開きドアに適
用して、効果的に気密,防音効果を果し得るよう
にしたドア等における気密防音構造を新規に提案
するものである。
こゝでこの提案に係る考案は、枠体とドア框体
とを有し、枠体の一方の竪枠に対して、ドア框体
の対応する竪框を、外開き開閉自在に蝶着すると
共に、枠体の内側寄り内周面に突設した係合突部
に、比較的軟質の材料による第1の気密部材を係
着させて気密,防音作用を得るようにした既設の
外開きアルミサツシドアの構成において、前記第
1の気密部材よりも外側寄りの既設枠体内周面に
対し、少なくとも非蝶番側竪枠で一部がアングル
状に立上つた周面を有して、ドア框体の全周縁面
を当接させる比較的硬質の材料による第2の気密
部材を取付け、これらの両気密部材間に充分な容
積の独立空間を構成し得るようにしたことを特徴
とするドア等における気密防音構造である。
以下、この考案に係る気密防音構造の実施例に
つき、第1図ないし第4図を参照して詳細に説明
する。
第1図および第2図はこの考案の第1実施例を
適用した既設の外開きアルミサツシドアの概要構
成を示す縦断面図および横断面図である。
これらの各図において、例えば一般家屋に利用
されている既設の外開きアルミサツシドアは、上
枠1,下枠2,および左右の竪枠3a,3bから
なる既設枠体Aと、上框5,下框15および左右
の竪框4a,4bからなる既設框体Bとを有し、
既設枠体Aの右方竪枠3bに対して、蝶番Cによ
り既設框体Bの右方竪框4bを外開き開閉自在に
蝶着させると共に、既設枠体Aの各枠部の内側寄
り内周面には、それぞれに断面チヤンネル状をし
た係合突部、こゝでは上枠1に係合突部6,下枠
2に係合突部7,および左右の竪枠3a,3bに
それぞれ係合突部8a,8bを突設させ、これら
の各係合突部に比較的軟質の材料,例えばゴム系
または軟質塩化ビニール樹脂などによる第1の気
密部材9を、例えば適宜コーナーピースなどを介
し一連に係着させて、ドアを閉じた時に、この第
1の気密部材9を前記各框5,15および4a,
4bの各周縁部接触面に接圧させて気密作用を得
られるようにしてある。
そしてこの第1実施例の場合には、前記した既
設外開きアルミサツシドアの構成において、前記
第1の気密部材9よりも外側寄りの枠体各内周
面,具体的には、各外端側内周面に比較的硬質の
材料,例えば硬質塩化ビニール樹脂などによる第
2の気密部材10を一連になるようにして接着さ
せ、前記と同様にドアを閉じた時、この第2の気
密部材10にドア框体,つまり各框5,15およ
び4a,4bの外側全周縁面を当接させ得るよう
にして、これらの両気密部材9,10間に充分な
容積の独立空間Dを構成させるように、周囲の枠
体とドア框体との間に空隙を生じさせなくしたも
のである。
そしてこの第1実施例構成の場合、前記枠体の
各枠部に対する第2の気密部材10の実質的な横
断面形状としては、上枠1および蝶番側の竪枠3
bにあつて、ほゞ長方形周面12を有するように
形成させ、かつ下枠2および非蝶番側の竪枠3a
にあつて、一部がアングル状に立上つた周面13
を有するように形成させるのである。
従つて前記のように構成されたこの第1実施例
では、既設の外開きドアを閉じると、比較的軟質
材料を用いた第1の気密部材9によつて、予め設
定された通りの気密,防音封鎖がなされると共
に、この第1の気密部材9よりも充分な容積の独
立空間Dを介した外側寄りで、比較的硬質材料を
用いた第2の気密部材10により、あらためてこ
の考案の目的対象とする気密,防音封鎖がなされ
ることになる。
つまりこの場合にあつては、既設アルミサツシ
ドアの外側から侵入しようとする騒音は、まず第
2の気密部材10による第1段階での気密,防音
封鎖により阻止され、さらにこの第1段階を通過
したときには、侵入騒音が独立空間D部において
その緩衝,減衰作用によりあらためて充分に低減
され、続いて再度,第1の気密部材9による第2
段階での気密,防音封鎖により完全に阻止され
て、ドア内側への騒音侵入を確実かつ効果的に遮
断し得るのであり、また併せて第2の気密部材1
0での一部がアングル状に立上つた周面13の存
在により、ドア閉鎖時における衝撃荷重が最も大
きく負荷されるところの、少なくとも非蝶番側竪
枠3aでの気密部材該当部分の衝接応力を、良好
かつ効果的に緩和できて、一般的に軟質材料とさ
れている第1の気密部材9の保護を可能にし得る
のである。
こゝで、この種の外開きアルミサツシドアの構
成における外来騒音の侵入経路と、その防音対策
とについて考察してみる。
まず従来からこの種のアルミサツシドア構成に
採用されている気密部材,すなわち換言するとこ
の第1実施例による第1の気密部材9について
は、これが通常の場合、ドア自体の気密,防音封
鎖の他に、ドア開閉時の衝撃,震動吸収の目的意
図をも含むが故に、一般的には、さきに述べた通
り比較的軟質の材料によつて形成される。そして
一方,大気中を空気の振動として伝搬されてくる
外来騒音は、こゝでの気密,防音封鎖についての
み考えると、第1の気密部材9自体が比較的軟質
の材料からなつているために、侵入してくる外来
振動を幾分かは減衰,つまり柔らげはするも
のゝ、この外来振動を、その資質自体の微少な振
動によつて、また振動係数が等しくなるような場
合には、共振現象をすら伴つて媒介することにな
り、結果的に意図するところの充分な気密,防音
封鎖をなし得ず、騒音レベルの高くかつ強力なと
きほど、アルミサツシドア内部、すなわち室内へ
の騒音侵入を避け得ないものであつた。
このような従来構成に対して、この第1実施例
構成では、既設アルミサツシドアに充分な独立空
間D部を介し第2の気密部材10を配設して、第
1段階と第2段階との気密,防音封鎖がそれぞれ
になされているため、ドア開閉時の衝撃,震動吸
収は、本来,その目的意図で設けられているとこ
ろの、第2段階での比較的軟質の材料を用いた第
1の気密部材9によつて効果的に行なわれ、第1
段階での第2の気密部材10においては、その材
質に比較的硬質の材料を用い、それ自身の振動係
数が第1の気密部材9に比較して格段に低いこと
から、この第1段階で、音源としての外来振動の
侵入を阻む作用をなし、かつさらに充分な容積の
独立空間D部での緩衝,減衰が加えられて、内
側,つまり第2段階への外来騒音の到達を許さな
い。すなわち、この第1実施例構成にあつては、
既設アルミサツシドアに対して、意図するところ
の防音作用を良好かつ効果的に行ない得るのであ
る。
また前記第2の気密部材10の横断面形状とし
ては、第3図に示す第2実施例でのように、上枠
1側で、下枠2におけると同様に、直接アングル
状に立上つた周面13を有する形状に形成させて
も良く、かつ必要に応じて、第4図に示す第3実
施例でのように、上枠1および蝶番側竪枠3側
で、外側に開いたほゞ三角形周面14を有する形
状に形成させることも、一つの好ましい態様であ
つて、それぞれに前記第1実施例と同様な作用,
効果が得られる。
以上詳述したように、この考案によれば、枠体
の内側寄り内周面に突設した係合突部に、比較的
軟質の材料による第1の気密部材を係着させて既
設の外開きアルミサツシドアにおいて、第1の気
密部材よりも外側寄りの既設枠体の各内周面に対
し、少なくとも非蝶番側竪枠で一部がアングル状
に立上つた周面を有して、ドア框体の全周縁面を
当接させる比較的軟質の材料による第2の気密部
材を取付け、これらの両気密部材間に充分な容積
の独立空間を構成させたので、第2の気密部材に
よる第1段階での防音,気密作用と、独立空間部
での緩衝,減衰作用と、それに既設の第1の気密
部材による第2段階での防音、気密作用とによつ
て、たとえ騒音レベルが高くて強力な外来騒音で
あつても、そのドア内部への侵入を適切かつ効果
的に遮断することができ、またこの第2の気密部
材の設置,特に一部アングル状に立上つた周面の
存在によつて、第1の気密部材を積極的に保護し
得るのであり、さらに既設アルミサツシドアに簡
単に適用できるために、例えば強力な外来騒音の
著るしい空港,鉄道路線,幹線自動車道路近辺の
家屋等の防音対策を、簡単かつ安価な追加補修だ
けで行ない得られるなどの実用上有益な諸効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案に係る気密防音
構造の第1実施例を適用した既設外開きドアの概
要構成を示す縦断面図および横断面図であり、ま
た第3図および第4図は同上第2および第3実施
例を適用した既設外開きドアの要部構成を示す縦
断面図および横断面図である。 A……既設枠体、1……上枠、2……下枠、3
a,3b……左右の竪枠、B……既設框体、5…
…上框、15……下框、4a,4b……左右の竪
框、C……蝶番、6……上枠の係合突部、7……
下枠の係合突部、8a,8b……左右竪枠の係合
突部、9……第1の気密部材、10……第2の気
密部材、12……第2の気密部材の長方形周面、
13……アングル状に立上つた周面、D……独立
空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 枠体とドア框体とを有し、枠体の一方の竪枠に
    対して、ドア框体の対応する竪框を外開き開閉自
    在に蝶着すると共に、枠体の内側寄り内周面に突
    設した係合突部に、比較的軟質の材料による第1
    の気密部材を係着させて気密,防音作用を得るよ
    うにした既設の外開きアルミサツシドアの構成に
    おいて、前記第1の気密部材よりも外側寄りの既
    設枠体内周面に対し、少なくとも非蝶番側竪枠で
    一部がアングル状に立上つた周面を有して、ドア
    框体の全周縁面を当接させる比較的硬質の材料に
    よる第2の気密部材を取付け、これらの両気密部
    材間に充分な容積の独立空間を構成し得るように
    したことを特徴とするドア等における気密防音構
    造。
JP1980186530U 1980-12-26 1980-12-26 Expired JPS6128876Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980186530U JPS6128876Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26

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JPS57123489U JPS57123489U (ja) 1982-07-31
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018053440A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 株式会社東京組 ドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS564157Y2 (ja) * 1975-12-03 1981-01-29
JPS5374138U (ja) * 1976-11-24 1978-06-21

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JP2018053440A (ja) * 2016-09-26 2018-04-05 株式会社東京組 ドア構造

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