JPH08199507A - 斜面施工装置の支持装置 - Google Patents

斜面施工装置の支持装置

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JPH08199507A
JPH08199507A JP956995A JP956995A JPH08199507A JP H08199507 A JPH08199507 A JP H08199507A JP 956995 A JP956995 A JP 956995A JP 956995 A JP956995 A JP 956995A JP H08199507 A JPH08199507 A JP H08199507A
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tilt angle
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Ikumasa Yamabe
生雅 山辺
Takashi Aida
尚 相田
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Nippon Hodo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転圧装置等の斜面施工装置の車体の傾斜角度
と操向輪の傾斜角度とを合致させる制御を行って、転倒
モーメントを相殺させて、偏荷重がかからないように
し、もって均一で正確な転圧等の施工を行うことを目的
とする。 【構成】 斜面コンバインドローラ1の車体2の傾斜角
度を検出する第1の傾斜角センサ12と揺動軸6の傾斜
角度を検出する第2の傾斜角センサ13から夫々出力さ
れる検出信号に基づいて、車体傾斜角度と揺動軸傾斜角
度との差を演算し、演算された角度差に基づいて、角度
差がなくなるように、ワイヤロープ9の張力を可変する
べくウインチ8を制御するようにし、操向輪4に対して
車体2が所定角度で傾斜することがないようにして、転
倒モーメント、偏荷重がかからず、均一で正確な転圧を
行うことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、競輪場や自動
車走行試験場等傾斜させて形成された傾斜面の転圧や切
削等の施工装置の支持装置に関し、特に、施工装置に偏
荷重が加わるのを防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、競輪場や自動車走行試験場等傾
斜させて形成された傾斜面の転圧や切削等の施工を行う
場合、斜面の傾度が大きく施工装置の転倒や滑落の虞が
あるため、前記施工装置を天端側に設置したウインチ等
の巻き取り装置から延びるワイヤロープ等の索条を介し
て支持し、施工装置を、その斜面上での移動を補助する
べく支持するようにしている。
【0003】この場合、例えば、天端に設置された支持
台車に取り付けられたウインチのドラムに巻回されたワ
イヤロープの先端部を斜面上に設置された施工装置に接
続し、ウインチドラムを回転駆動して前記施工装置の斜
面上での移動を補助している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、施工装置と
して、例えば転圧装置では、操向輪側は、揺動式になっ
ていて、常に路面に接地しており、その角度は路面の傾
斜度合いにより変化する。一方、転圧装置の車体はワイ
ヤロープにより引っ張られており、その張力によりその
角度が変化する。
【0005】従って、転圧装置の車体の傾斜角度と操向
輪の傾斜角度が一致せず、操向輪に対して車体が所定角
度で傾斜する場合には、転倒モーメントが加わり、特に
急な斜面では偏荷重がかかって、均一で正確な転圧を行
うことができないという問題点がある。そこで、本発明
は以上のような従来の問題点に鑑み、転圧装置等の斜面
施工装置の車体の傾斜角度と操向輪の傾斜角度とを合致
させる制御を行って、転倒モーメントを相殺させて、偏
荷重がかからないようにし、もって均一で正確な転圧等
の斜面施工を行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、斜
面の施工を行う斜面施工装置を天端側に設置した巻き取
り装置から延びる索条を介して支持し、前記斜面施工装
置を、その斜面上での移動を補助するべく支持する支持
装置において、前記斜面施工装置の車体に、複数の操向
輪を並列して設け、各操向輪を、車体側の支持部に揺動
自由に支承される揺動軸に支持する一方、前記車体の傾
斜角度を検出する車体傾斜角度検出手段と、前記揺動軸
の傾斜角度を検出する揺動軸傾斜角度検出手段と、前記
車体傾斜角度検出手段と揺動軸傾斜角度検出手段から夫
々出力される検出信号に基づいて、車体傾斜角度と揺動
軸傾斜角度との差を演算する角度差演算手段と、前記角
度差演算手段により演算された角度差に基づいて、角度
差がなくなるように、前記索条の張力を可変するべく巻
き取り装置を制御する制御手段と、を含んで構成した。
【0007】
【作用】かかる構成において、斜面施工装置の車体傾斜
角度と揺動軸傾斜角度とが一致するように、索条の張力
が制御される。このため、斜面施工装置の車体の傾斜角
度と操向輪の傾斜角度が一致し、操向輪に対して車体が
所定角度で傾斜することがないため、転倒モーメントが
加わらず、特に急な斜面でも偏荷重がかからず、均一で
正確な斜面施工を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、図2に基づいて、斜面の施工を行う斜面施
工装置としての斜面コンバインドローラ1の構成を説明
する。斜面コンバインドローラ1の車体2の前部には、
複数の鉄輪3が並列して設けられている。各鉄輪3は左
右の鉄輪3が夫々反対側に傾斜するようにリンクで接続
されており、斜面の湾曲部の曲率が変化しても自動的に
追従するように構成されている。
【0009】車体2の後部には、操向輪となる複数のタ
イヤローラ4が並列して設けられており、各タイヤロー
ラ4は、車体2に設けられた支持部材5(図1参照)に
揺動自由に支承される揺動軸6(図1参照)に支持され
る。次に、図1の概略図に基づいて、斜面コンバインド
ローラ1を天端7側に設置した巻き取り装置としてのウ
インチ8から延びる索条としてのワイヤロープ9を介し
て支持し、前記斜面コンバインドローラ1を斜面10上
で上下方向に支持する支持装置の構成を説明する。
【0010】天端7には、走行可能な支持台車11が設
置され、該支持台車11にはウインチ8が搭載され、斜
面10には、上述した斜面コンバインドローラ1が設置
され、これにより斜面10の転圧を行う。前記ウインチ
8から延びるワイヤロープ9は、斜面コンバインドロー
ラ1の車体2に連結される。ここで、斜面コンバインド
ローラ1の車体2の傾斜角度を検出する車体傾斜角度検
出手段としての第1の傾斜角センサ12が車体2に設け
られている。
【0011】又、前記揺動軸6の傾斜角度を検出する揺
動軸傾斜角度検出手段としての第2の傾斜角センサ13
が揺動軸6に設けられている。前記第1の傾斜角センサ
12と第2の傾斜角センサ13から夫々出力される検出
信号に基づいて、車体傾斜角度と揺動軸傾斜角度との差
を演算する角度差演算手段が設けられており、この手段
は、斜面コンバインドローラ1側に装備されたコントロ
ールユニット14にソフトウェア的に装備される。
【0012】又、前記角度差演算手段により演算された
角度差に基づいて、角度差がなくなるように、前記ワイ
ヤロープ9の張力を可変するべくウインチ8を制御する
制御手段が設けられており、この手段は、支持台車11
側に装備されたコントロールユニット15にソフトウェ
ア的に装備される。かかる構成の作用を説明すると、第
1の傾斜角センサ12により検出された角度信号αと第
2の傾斜角センサ13により検出された角度信号βは、
夫々斜面コンバインドローラ1側に装備されたコントロ
ールユニット14に入力され、前記角度差演算手段によ
り角度差(α−β)が演算される。この角度差信号(α
−β)は、支持台車11側に装備されたコントロールユ
ニット15に入力される。このコントロールユニット1
5に装備された制御手段は、この角度差信号(α−β)
に基づいて、α−β=0となるようにウインチ8による
ワイヤロープ9の引っ張り動作或いは緩め動作を制御し
て、張力を可変する。
【0013】即ち、α−β>0であれば、ワイヤロープ
9の引っ張り動作を行い、α−β<0であれば、ワイヤ
ロープ9の緩め動作を行う。従って、かかる制御を行う
ことにより、斜面コンバインドローラ1の車体傾斜角度
と揺動軸傾斜角度とが一致するように、ワイヤロープ9
の張力が制御される。
【0014】このため、斜面コンバインドローラ1の車
体2の傾斜角度と操向輪4の傾斜角度が一致し、操向輪
4に対して車体2が所定角度で傾斜することがないた
め、転倒モーメントが加わらず、特に急な斜面でも偏荷
重がかからず、均一で正確な転圧を行うことができる。
尚、上記実施例においては、斜面施工装置として斜面コ
ンバインドローラ1を例に挙げて説明したが、その他の
転圧装置や切削機等にも、本発明を適用できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
斜面施工装置の車体傾斜角度と揺動軸傾斜角度とが一致
するように、索条の張力が制御される結果、操向輪に対
して車体が所定角度で傾斜することがないため、転倒モ
ーメントが加わらず、特に急な斜面でも偏荷重がかから
ず、均一で正確な斜面施工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す概略図
【図2】 同上実施例における斜面コンバインドローラ
の側面図
【符号の説明】
1 斜面コンバインドローラ 2 車体 4 タイヤローラ 5 支持部材 6 揺動軸 8 ウインチ 9 ワイヤロープ 12 第1の傾斜角センサ 13 第2の傾斜角センサ 14 コントロールユニット 15 コントロールユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】斜面の施工を行う斜面施工装置を天端側若
    しくは下方平坦部に設置した巻き取り装置から延びる索
    条を介して支持し、前記斜面施工装置を、その斜面上で
    の移動を補助するべく支持する支持装置において、 前記斜面施工装置の車体に、複数の操向輪を並列して設
    け、各操向輪を、車体側の支持部に揺動自由に支承され
    る揺動軸に支持する一方、 前記車体の傾斜角度を検出する車体傾斜角度検出手段
    と、 前記揺動軸の傾斜角度を検出する揺動軸傾斜角度検出手
    段と、 前記車体傾斜角度検出手段と揺動軸傾斜角度検出手段か
    ら夫々出力される検出信号に基づいて、車体傾斜角度と
    揺動軸傾斜角度との差を演算する角度差演算手段と、 前記角度差演算手段により演算された角度差に基づい
    て、角度差がなくなるように、前記索条の張力を可変す
    るべく巻き取り装置を制御する制御手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする斜面施工装置の支
    持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114197275A (zh) * 2022-01-21 2022-03-18 山推工程机械股份有限公司 一种压路机的控制系统及方法

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