JPH08199440A - 染色ギャザーリングミシン糸及びその製造方法 - Google Patents

染色ギャザーリングミシン糸及びその製造方法

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JPH08199440A
JPH08199440A JP200695A JP200695A JPH08199440A JP H08199440 A JPH08199440 A JP H08199440A JP 200695 A JP200695 A JP 200695A JP 200695 A JP200695 A JP 200695A JP H08199440 A JPH08199440 A JP H08199440A
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JP
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sewing thread
gathering
dyed
sewing
shrinkage
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Motoji Nakayama
元二 中山
Akio Kimura
明夫 木村
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ギャザーリングを簡易、かつ均一に行なうこと
が可能な染色ギャザーリングミシン糸を提供する。 【構成】高収縮ポリエステル繊維を含む染色されたミシ
ン糸であって、該ミシン糸の沸水収縮率が5〜50%で
あり、かつ、乾熱80〜180℃の範囲における最大熱
収縮応力が0.1〜0.8g/deの範囲内にあって、
縫製後の加熱収縮により縫製品にギャザーを形成せしめ
ることが可能である。この染色ミシン糸は、乾熱100
℃における収縮率が10〜60%であるポリエステルミ
シン糸を、染色した後、常温で5〜50%伸長すること
により得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ギャザーリングを簡易
に行なうことが出来る染色ミシン糸及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、衣服の製造において、ギャザ
ーリング技法が多用されてきた。ギャザーリングは、縫
合する片方の布帛のみを縮めて縫合する縫製技法であっ
て、縮められた方の布帛が、凹凸状のギャザーとなって
衣服に審美性を付加するもので、ギャザースカート等で
よく知られている。
【0003】また、ギャザーリングの別の用法として
は、いせこみ技法がある。いせこみは、背広服等の袖
部、肩部等によく用いられる立体形成技法であって、2
枚の布帛の片方の布帛のみを縮めて縫合し、ギャザーを
作った後、ギャザーの部分をアイロン等で処理してギャ
ザーを消去(部分的に収縮)せしめ、凹凸のないスムー
スな立体を形成する縫製技法である。
【0004】ギャザーリング工程は、衣服の品位を左右
する重要な工程であるが、難度の高い作業であって、高
度の技術を要する煩雑な工程である。
【0005】従来は、 (ア)ギャザーリングする側の布帛端を仮縫いしてから
縫糸端を引っ張って、ギャザーを入れた後で縫合する方
法 (イ)ギャザーリングミシンを用いて、ギャザーリング
縫製する方法 (ウ)縫合時に、ギャザーリングする側の布帛を強制的
に多く送り込みながらミシンがけして、ギャザーリング
する方法 などが用いられてきた。
【0006】しかし、(ア)の方法は、均一にギャザー
リングするのが難しいばかりか、極めて手間がかかり、
(イ)の方法は、ギャザーリングミシンが高価で製品コ
ストが高くなるばかりか、ミシン調整に高度技術が必要
であるという問題がある。さらに、(ウ)の方法は、極
めて高度な縫製技術を有する熟練作業者のみに可能な方
法で、一般の作業者には到底実施不可能な方法であると
いった欠点を有している。
【0007】本発明者等は、上記の欠点を解消すべく、
縫製後、加熱収縮にてギャザーを形成させることができ
る、高収縮合成繊維含有ギャザーリングミシン糸の提案
を行った(特開平6―272128号公報)。
【0008】このギャザーリングミシン糸によれば、確
かに簡易にギャザーリングを行うことができるが、該ギ
ャザーリングミシン糸は高収縮合成繊維からなるため、
染色すると、染色時の熱で収縮し、ギャザーリング形成
能が失われてしまうことになる。
【0009】その結果、縫製しようとする布帛の色と同
色にミシン糸を染色し、ミシン糸が布帛表面で目立たな
いようにしようとすると、ギャザーリングを行うことが
できなくなるという欠点があることがわかってきた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記従来技術の欠点を解消して、簡易かつ綺麗にギャザー
リングを行なうことが出来る染色ミシン糸を提供し、さ
らには、その製造方法を提供することを課題とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、高収縮ポリエステル繊維を含む染色されたミシン糸
であって、該ミシン糸の沸水収縮率が5〜50%であ
り、かつ、乾熱80〜180℃の範囲における最大収縮
応力が0.1〜0.8g/deの範囲内にあって、縫製
後、該ミシン糸の加熱収縮により縫製品にギャザーを形
成せしめるギャザー形成能を内在することを特徴とする
染色ギャザーリングミシン糸が提供される。
【0012】さらに、本発明によれば、乾熱100℃に
おける収縮率が10〜60%であるポリエステルミシン
糸を染色した後、該染色により収縮したミシン糸を常温
で5〜50%伸長することを特徴とする前記染色ギャザ
ーリングミシン糸を製造する方法が提供される。
【0013】本発明の染色ギャザーリングミシン糸は、
沸水収縮率が5〜50%、望ましくは5〜30%である
ことが必要である。収縮率が5%未満の場合は、ギャザ
ーリング量が少なく、本発明の目的が達成できない。逆
に50%を越える場合は、ギャザーリング量が過剰とな
り、均一にならない。
【0014】本発明でいう沸水収縮率は、JIS−L−
1013−7.5.(1)A法にて測定した値を用い
る。但し、熱水は、沸騰水(98〜100℃)を用い
る。
【0015】さらに、本発明の染色ギャザーリングミシ
ン糸は、乾熱80〜180℃の範囲における最大収縮応
力が、0.1〜0.8g/deの範囲内にあることが必
要である。
【0016】本発明のミシン糸は、主として縫製現場で
使用されるので、常温では寸法が安定で、アイロン、プ
レス等の縫製機器により容易に熱収縮することが要求さ
れる。従って、収縮が発生する温度が80〜180℃の
範囲内にあることが必要であって、該温度範囲における
最大収縮応力が、0.1〜0.8g/de、望ましくは
0.2〜0.5g/deの範囲内にあることが必要であ
る。
【0017】該収縮応力が0.1g/de未満の場合
は、たとえ沸水収縮率が5%以上であっても、縫目を収
縮させる力が弱く、本発明の目的であるギャザーを得る
ことが出来ない。逆に、0.8g/deを越える場合
は、縫製布帛に損傷を与える場合があるため望ましくな
い。
【0018】本発明でいう最大収縮応力は、鐘紡エンジ
ニアリング(株)製の熱応力測定器を用いて計測した熱
応力−温度カーブから、80〜180℃の範囲での最大
熱応力値を読み取った値で表す。
【0019】本発明の染色ギャザーリングミシン糸は、
強度が強い方が好ましく、2.2〜6.0g/deの範
囲が好適に例示され、ヤング率は、可縫性の点で、20
0〜1000kg/mm2 程度であることが好ましい。
【0020】本発明の染色ギャザーリングミシン糸は、
乾熱100℃における収縮率が10〜60%であるポリ
エステルミシン糸を染色後、常温で5〜50%伸長する
ことにより製造することができる。
【0021】ここで用いるポリエステルミシン糸は、通
常のポリエステルミシン糸よりもはるかに大きな熱収縮
率を有しており、乾熱100℃における収縮率が10〜
60%であることが必要である。
【0022】このようなポリエステルミシン糸を構成す
る繊維としては、例えば製糸工程での熱セットが全く施
されていないか、あるいは僅かに熱セットされたポリエ
ステル繊維や、ポリエチレンテレフタレートに第3成分
を共重合したコポリエステル繊維等の高収縮ポリエステ
ル繊維が例示される。該高収縮ポリエステル繊維の乾熱
100℃における収縮率は30〜80%であることが好
ましい。
【0023】また、該高収縮ポリエステル繊維のミシン
糸に対する含有率は、100%でもよく、他の繊維と混
用してもよい。混用する場合は、高強度合成繊維と混用
するのが好ましい。
【0024】高強度合成繊維としては、例えば、十分な
延伸および加熱処理が施されたポリエステル繊維や、5
000m/分以上で超高速紡糸された、一般にUSYと
称されるポリエステル繊維が好適に例示される。
【0025】混用の手法としては、例えば、高収縮ポリ
エステル繊維と他の繊維(高強度合成繊維等)を合撚す
る方法、前記2種の繊維をインターレース、タスランな
どの空気ノズルを用いて複合させる方法、あるいはその
両者を用いる方法等が例示される。
【0026】高収縮ポリエステル繊維のミシン糸に対す
る含有率については、得られるミシン糸の乾熱100℃
における収縮率が10〜60%であれば、特に限定され
ないが、ギャザーリング力を重視する場合(厚地用等)
には、高収縮ポリエステル繊維の含有率が多い方が好ま
しく、縫製性や取扱性を重視する場合は、少ない方が好
ましい。一般には、高収縮ポリエステル繊維のミシン糸
に対する含有率は、50〜100%が好適に例示され
る。
【0027】次いで、前記高収縮ポリエステル繊維、あ
るいは高収縮ポリエステル繊維と他の繊維とを混用した
繊維に下撚を施して単糸となし、該単糸を所要本数を引
き揃えて上撚を施し、ミシン糸を得る。
【0028】かくして得られるポリエステルミシン糸
は、乾熱100℃における収縮率が10〜60%である
ことが必要である。収縮率が10%未満の場合は、最終
的に得られる本発明の染色ギャザーリングミシン糸にお
いて、ギャザーリング量が少なく、本発明の目的が達成
できない。逆に60%を越える場合は、ギャザーリング
量が過剰となり、均一にならない。
【0029】このようにして得た、乾熱100℃におけ
る収縮率が10〜60%のポリエステルミシン糸を常法
により所望の色に染色した後、常温で5〜50%伸長す
る。
【0030】染色には、ポリエステルミシン糸の通常の
染色条件が採用され、例えば、綛染やチーズ染が用いら
れる。特に、染色後の伸長処理により、ミシン糸に十分
な収縮率を付与するうえで、綛染が好ましく用いられ
る。
【0031】染料は、ミシン糸に用いられるポリエステ
ル繊維の種類に応じて、分散染料やカチオン染料が適宜
使用され、好ましい染色温度は80〜140℃、染色時
間は20〜90分である。
【0032】この染色時に加えられた熱によってミシン
糸は収縮し、ミシン糸中に含まれる高収縮ポリエステル
繊維の繊維構造が安定化して、熱収縮性は消滅するが、
その後の常温伸長処理で、再び繊維構造が不安定化して
熱収縮性を発現する。
【0033】ここでいう常温とは、特別な加熱、冷却を
施さない温度であって、0〜40℃の温度を意味する。
【0034】ここでの伸長処理には、ミシン糸として5
〜50%(望ましくは5〜30%)の沸水収縮率が得ら
れる伸長率が要求され、5〜50%の伸長率が必要とな
る。
【0035】該伸長率が5%未満では、得られる染色ミ
シン糸の沸水収縮率が5%未満となり、本発明の目的が
達成できず、逆に50%を越えると、染色ミシン糸の沸
水収縮率が50%を越えて、ギャザーリング量が過剰と
なり均一にならない。
【0036】また、伸長処理温度が常温よりも高くなる
と、得られる染色ミシン糸の沸水収縮率が5%未満とな
り、本発明の目的が達成できない。
【0037】本発明の染色ギャザーリングミシン糸を用
いてギャザーリングする場合は、先ず、ギャザーリング
を施す部分に該ミシン糸を用いてミシンがけをする。次
いで、ミシンがけ後の縫目部に、アイロンのスチーミン
グ等により弛緩熱処理を施すと、ミシン糸が収縮して、
ギャザーが発生する。
【0038】なお、本発明の染色ギャザーリングミシン
糸を用いて刺繍縫製を行った後、熱処理することで、縫
製布に凹凸柄を形成させることも出来る。
【0039】
【作用】高収縮ポリエステル繊維を含み、ギャザー形成
能を有するミシン糸は、染色時の熱によって収縮し、ギ
ャザー形成能が失われてしまうが、これを常温で7〜6
0%伸長することによって、歪が付与され、沸水収縮率
が5〜50%、乾熱80〜180℃の範囲における最大
収縮応力が0.1〜0.8g/deの範囲内にあり、優
れたギャザー形成能を有する染色ミシン糸が得られるこ
とになる。
【0040】このミシン糸を用いて、布帛を縫製し、縫
目部にアイロンのスチーミング等で弛緩熱処理を施す
と、ミシン糸が収縮して、ギャザーが発生する。しか
も、このミシン糸は染色されているので、縫製しようと
する布帛と同色で使用することができ、目立たずに均一
なギャザーリングが可能となり、ミシン針糸(上糸とも
呼ばれ、布帛表面に露出するミシン糸)に使用しても目
立たず、当然ながら、下糸にも用いることができる。
【0041】なお、本発明の染色ギャザーリングミシン
糸は、必ずしも縫製しようとする布帛と同色に染色する
必要はなく、ミシン糸の異色効果を狙うような場合は、
縫製しようとする布帛とは異なる色に染色してもよい。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0043】[実施例1]極限粘度[η]=0.6のポ
リエチレンテレフタレートを3000mm/分の紡糸速
度で溶融紡糸して、70デニール/24フィラメントの
高収縮ポリエステル繊維(未延伸糸)を得た。
【0044】一方、極限粘度[η]=0.9のポリエチ
レンテレフタレートを2500mm/分の紡糸速度で溶
融紡糸して得た未延伸糸を、2.5倍に延伸し、その
後、温度210℃の定長下で熱処理を施して、30デニ
ール/12フィラメントの低収縮性、高強度ポリエステ
ル繊維を得た。
【0045】上記高収縮ポリエステル繊維と高強度ポリ
エステル繊維を同長に引揃えて、ボビン繰りした後、イ
タリー撚糸機を用いて900T/Mの下撚を施し、ミシ
ン糸用複合単糸を得た。該複合単糸を3本引揃えてボビ
ン繰りした後、イタリー撚糸機を用いてZ700T/M
の上撚を施し、ミシン糸を得た。
【0046】このミシン糸の乾熱100℃における収縮
率は43%であった。次いで、このミシン糸を綛にし
て、染色温度130℃、染色時間60分の条件で染色し
た。この時、このミシン糸は53%収縮した。
【0047】このようにして染色したミシン糸を、2つ
のローラ間で、常温(20℃)にて45%伸長し、シリ
コーン系油剤を3%付与して、本発明の染色ギャザーリ
ングミシン糸を得た。
【0048】得られた染色ギャザーリングミシン糸は、
沸水収縮率が48%であり、熱収縮応力は105℃で最
高値を示し、その値は0.20g/deであって、強度
は2.8g/de、ヤング率は480kg/mm2 であ
った。
【0049】この染色ギャザーリングミシン糸を用い、
テトロン(登録商標)/木綿混ブロード1枚を、JUK
I(株)製の本縫ミシン(DDL555)により、縫製
速度2000rpm、ミシン針#11、針糸張力60
g、ボビン糸張力15g、縫目ピッチ15ステッチ/3
cm、縫い代0.5cmの条件で、綛方向に縫製して得
た縫製品に、150℃のスチームアイロンを用いて、縫
目部から約5mm離して縫目部にスチーミングを施した
ところ、縫目部が約20%収縮して、均一できれいなギ
ャザーが発生した。
【0050】[比較例1]実施例1において、染色後の
常温伸長を行わなかったところ、得られたミシン糸の沸
水収縮率は1%であり、最大収縮応力は145℃で最高
値を示し、その値は0.05g/deであって、強度は
2.9g/de、ヤング率は470kg/mm2 であっ
た。
【0051】このミシン糸を用いて、実施例1と同様に
ギャザーリングテストを行ったところ、縫目部はほとん
ど収縮せず、ギャザーはほとんど発生しなかった。
【0052】[実施例2〜5、比較例2〜4]2、2―
ビス〔4―(β―ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロ
パンを共重合した共重合ポリエチレンテレフタレートを
紡糸して得た未延伸糸を、加熱ローラと熱板で加熱延伸
して70de/24filの高収縮ポリエステル繊維を
得た。該ポリエステル繊維の沸水収縮は30%であっ
た。
【0053】該高収縮ポリエステル繊維に、S900T
/Mの下撚を施して単糸を得、さらに該単糸3本を引き
揃えてZ700T/Mの上撚を施し、ミシン糸を得た。
このミシン糸の乾熱100℃における収縮率は25%で
あった。
【0054】次いで、このミシン糸を綛にして、染色温
度130℃、染色時間50分の条件で染色した。この
時、このミシン糸は35%収縮した。
【0055】このようにして染色したミシン糸を、2つ
のローラ間で、温度及び伸長率を表1に示すように変更
して伸長し、シリコーン系油剤を3%付与した。
【0056】得られた各染色ミシン糸の沸水収縮率、最
大収縮応力、強度、ヤング率は表1に示す通りであり、
実施例と同様にして、テトロン(登録商標)/木綿ブロ
ードについて行なったギャザーリングテストの結果も表
1に示す通りであった。なお、収縮応力は、いずれも約
120℃で最高値を示した。
【0057】
【表1】
【0058】表1の結果から明かなように、染色により
収縮したミシン糸を、常温で5〜50%伸長することに
より、沸水収縮率が5〜50%、乾熱80〜180℃の
範囲における最大収縮応力が0.1〜0.8g/deで
あり、ギャザー形成能に優れた染色ミシン糸が得られる
ことがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ギャザーリングを容
易、かつ均一に行うことができる染色ギャザーリングミ
シン糸を得ることができ、縫製しようとする布帛と同色
に染色しておけば、ミシン糸が目立つことなく、均一な
ギャザーリングが可能となる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高収縮ポリエステル繊維を含む染色され
    たミシン糸であって、該ミシン糸の沸水収縮率が5〜5
    0%であり、かつ、乾熱80〜180℃の範囲における
    最大熱収縮応力が0.1〜0.8g/deの範囲内にあ
    って、縫製後、該ミシン糸の加熱収縮により縫製品にギ
    ャザーを形成せしめるギャザー形成能を内在することを
    特徴とする染色ギャザーリングミシン糸。
  2. 【請求項2】 乾熱100℃における熱収縮率が10〜
    60%であるポリエステルミシン糸を染色した後、該染
    色により収縮したミシン糸を常温で5〜50%伸長する
    ことを特徴とする請求項1記載の染色ギャザーリングミ
    シン糸の製造方法。
JP200695A 1995-01-10 1995-01-10 染色ギャザーリングミシン糸及びその製造方法 Pending JPH08199440A (ja)

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