JPH08198458A - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

Info

Publication number
JPH08198458A
JPH08198458A JP7009123A JP912395A JPH08198458A JP H08198458 A JPH08198458 A JP H08198458A JP 7009123 A JP7009123 A JP 7009123A JP 912395 A JP912395 A JP 912395A JP H08198458 A JPH08198458 A JP H08198458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
paper
stopper plate
stopper
regulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7009123A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3297554B2 (ja
Inventor
Hajime Nishida
一 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP00912395A priority Critical patent/JP3297554B2/ja
Publication of JPH08198458A publication Critical patent/JPH08198458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3297554B2 publication Critical patent/JP3297554B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 規制板の位置調整が容易で、かつ位置調整さ
れた規制板が変位することがないように確実に固定され
る給紙カセットを提供する。 【構成】 スペーサ31は、給紙カセットの組立時に規制
板13の下面における開口から規制板13とストッパ板21と
の間に挿入される。規制板13とストッパ板21との間に挿
入されたスペーサ31は、当接部31bを拘束位置にあるス
トッパ板21の裏面に当接させ、かつ本体部31aを規制板1
3の内面に当接させる。スペーサ31は、凹部13aにおいて
掛止部13bの位置に挿入されることにより、爪部31cによ
って掛止部13bを掛止するように広がって規制板13に止
着される。スペーサ31が揺動軸L1より下方で図示の位
置にあるストッパ板21の裏面に当接することにより、用
紙ケースに収納されたカット紙からの押圧力によってス
トッパ板21が矢印A2方向に揺動することが防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カット紙が束ねられた
用紙束を収納し、ファクシミリ,プリンタ,複写機等の
画像形成装置に着脱可能に装着される給紙カセットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】カット紙に対して画像を形成する画像形
成装置においては、通常、カット紙を収納した給紙カセ
ットが着脱可能に装着され、この給紙カセットから分離
給紙されたカット紙に画像を形成する。このような画像
形成装置に装着される給紙カセットでは、給紙方向にお
いてカット紙の先端を所定の位置に揃えたり、給紙時に
カット紙がスキューすることを防止するため、カット紙
の後端に当接するエンドフェンス及びカット紙の側端に
当接するサイドフェンスを備えている。そして、規制板
であるこれらのサイドフェンス及びエンドフェンスは、
それぞれサイズが異なる複数種類のカット紙に対応する
ため、それぞれ給紙方向及び紙幅方向で移動可能に構成
されている。
【0003】図6は従来の給紙カセットの一例における
規制板を示す側面断面図である。1は束ねられたカット
紙Pを収納する用紙ケース、2はカット紙Pの後端又は
側端に当接する位置に固定される規制板であり、規制板
2は、カット紙Pに当接する部分に対して略直交した下
端部に挿通孔2aが穿設されている。3は、前記挿通孔
2aに挿通し、用紙ケース1においてカット紙Pのサイ
ズに対応する位置に穿設されたねじ孔1aに螺着して規
制板2を固定する固定ねじである。
【0004】図7は従来の給紙カセットの他の例の平面
図、図8及び図9は、図7に示す給紙カセットにおける
規制板及びその拘束機構を示す側面断面図及び斜視図で
ある。10は束ねられたカット紙Pを収納する用紙ケー
ス、11は用紙ケース10の底部に配置されカット紙Pが載
置される底板であり、底板11は用紙ケース10の底面との
間に空間を形成している。12は底板11に開口した一対の
ガイド溝であり、一方のガイド溝12は給紙方向(矢印F
方向)に、他方のガイド溝12は紙幅方向にそれぞれ延在
している。13は一対のガイド溝12にそれぞれ係合してガ
イド溝12に沿って移動する規制板であり、規制板13は中
空状に形成されており、カット紙Pとの当接面と逆側の
背面の一部が切り欠かれて凹部13aが形成されている。
【0005】また、21は規制板13の凹部13aに配置され
たストッパ板であり、ストッパ板21は、下端部を底板11
から下方に突出させている。22はストッパ板21の両側端
部をそれぞれ規制板13に連結した一対の連結板であり、
連結板22は弾性材料によって形成されている。23は用紙
ケース10の底面において前記ガイド溝12と平行に配置さ
れたラックであり、ラック23の上面は、連続して歯が形
成された歯面23aとして構成されている。拘束機構は、
上記したストッパ板21,連結板22及びラック23によって
構成されている。
【0006】連結板22は、外力が作用していないときに
は、図8において実線で示すようにストッパ板21を底板
11に対して略直交する拘束位置に保持する。拘束位置に
保持されたストッパ板21は、その下端部に形成された噛
合部21aをラック23の歯面23aに圧接させ、噛合部21aを
歯面23aの一対の歯に噛合させる。ストッパ板21の噛合
部21aがラック23の歯面23aに噛合することにより、スト
ッパ板21は規制板13を歯面23aの一対の歯の位置に対応
する位置に固定する。
【0007】また、ストッパ板21と規制板13との上端部
をつまむようにしてストッパ板21の上端部に対してカッ
ト紙Pの方向(矢印A1方向)の力を加えることにより、
連結板22が弾性変形してストッパ板21が揺動軸L1を中
心として揺動する。このことにより、ストッパ板21は、
噛合部21aをラック23の歯面23aから離間する解放位置に
揺動し、ストッパ板21によって固定されていた規制板13
はガイド溝12に沿って移動可能な状態になる。この状態
で、規制板13をカット紙Pの紙端に当接する位置に移動
させ、上端部に矢印A方向の力を加えていたストッパ板
21を解放することにより、連結板22が元の形状に復元し
て底板11が拘束位置に戻り、ストッパ板21によって規制
板13がその位置に固定される。
【0008】図10は従来の給紙カセットの構造を示す側
面断面図、図11は従来の給紙カセットの問題点を説明す
るための側面断面図である。給紙カセットは、一般に、
用紙ケース10の底部付近に揺動可能に支持された付勢板
14を備えている。付勢板14は、用紙ケース10と間に配置
されたコイルバネ15の付勢力によって用紙ケース10に収
納されたカット紙Pの給紙側を上方に付勢し、カット紙
Pの給紙側端部を分離爪16に圧接させる。このとき、規
制板13が所定の位置に調整され確実に固定されているな
らば、カット紙Pは、その先端が図11(a)に示すように
分離爪16に当接する位置に保持される。しかし、位置調
整された規制板13がカット紙Pからの押圧力Wによって
変位した場合には、図11(b)に示すようにカット紙Pの
先端と分離爪16との間に隙間dができてしまう。カット
紙Pの先端と分離爪16との間に隙間dができてしまう
と、給紙コロ(図示省略)等によって矢印F方向に搬送さ
れる最上部のカット紙Pが分離爪16と他のカット紙Pの
先端との間にもぐり込んでしまうことがあり、給紙不良
になる可能性が高くなる。
【0009】また、搬送時のカット紙Pからの押圧力W
によって規制板13が変位し、カット紙Pの側端と用紙ケ
ース10の側壁との間に隙間dが生じた場合には、カット
紙Pを搬送する際に規制板13によってカット紙Pを矢印
F方向にガイドすることができなくなるため、カット紙
Pがスキューしやすくなり、ジャムの原因になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すような規制
板2を固定ねじ3によって用紙ケース1に固定する給紙
カセットでは、規制板2を確実に固定できるので、カッ
ト紙Pからの押圧力Wによって規制板2が変位すること
を抑制できるという利点がある反面、規制板2を位置調
整する作業が煩雑であるという問題がある。即ち、規制
板2を位置調整する場合には、ねじ孔1aに締結されて
いる固定ねじ3を挿通孔2a及びねじ孔1aから抜き取
り、規制板2の挿通孔2aをカット紙Pのサイズに対応
するねじ孔1aに一致させ、再び固定ねじ3をねじ孔1a
に締結する必要がある。この問題が鑑みられ、現在で
は、図7に示すような規制板13の位置調整が容易な給紙
カセットが普及してきている。
【0011】しかしながら、図7に示すような給紙カセ
ットでは、規制板13にカット紙Pからの押圧力Wが作用
した場合に、規制板13が変位しやすいという問題があ
る。図12は、図7に示す給紙カセットにおいて規制板に
押圧力が作用した場合の説明図である。規制板13にカッ
ト紙Pからの押圧力Wが作用することにより、ストッパ
板21には解放位置の方向とは逆方向(矢印A2方向)に揺
動させる力が作用する。給紙カセットにおける拘束機構
は、通常、カット紙Pからの押圧力Wによってストッパ
板21が揺動することを防止するための手段を備えてお
り、例えば、連結板22の矢印A2方向に対する剛性を高
くすることにより、ストッパ板21が矢印A2方向に揺動
することを防止している。しかし、カット紙Pからの押
圧力Wによってストッパ板21が矢印A2方向に揺動する
ことを完全に防止することは困難であり、図12に示すよ
うにカット紙Pからの押圧力Wが作用した場合には、ス
トッパ板21は矢印A2方向に僅かに揺動してしまう。
【0012】ストッパ板21が矢印A2方向に揺動するこ
とにより、規制板13は、ストッパ板21の揺動量に対応す
る距離だけ後退する。規制板13がカット紙Pからの押圧
力Wによって後退した場合には、前述したように、カッ
ト紙Pの先端と分離爪16との間に隙間dができ、給紙不
良になる可能性が高くなったり、またカット紙Pの側端
と用紙ケース10の側壁との間に隙間dができ、カット紙
Pがスキューしやすくなるという問題が生じる。
【0013】本発明の目的は、上記の問題を解決するた
め、規制板の位置調整が容易で、かつ位置調整された規
制板が変位することがないように確実に固定される給紙
カセットを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の第1の手段は、カット紙が束ねられた用紙
束を収納する用紙ケースと、この用紙ケースに収納され
た用紙束の後端又は側端のいずれかに当接する規制板
と、給紙方向又は紙幅方向に延在して前記規制板が移動
可能に係合するガイド溝と、このガイド溝と平行に配置
されたラックと、前記規制板に連結して前記ラック上の
一対の歯に噛合する拘束位置ないし前記一対の歯から離
間する解放位置に揺動可能に支持され、前記拘束位置に
付勢されたストッパ板とを備えた給紙カセットにおい
て、前記規制板に止着され、前記拘束位置に揺動した前
記ストッパ板に当接してストッパ板が前記解放位置方向
とは逆方向に揺動することを防止する逆動防止部材を備
えたことを特徴とする。
【0015】さらに、第2の手段は、前記逆動防止部材
が、前記規制板と前記ストッパ板との間に挿入されて前
記拘束位置に揺動したストッパ板に当接することを特徴
とする。
【0016】さらに、第3の手段は、前記逆動防止部材
が、前記規制板の上面に固定されて前記拘束位置に揺動
した前記ストッパ板に当接することを特徴とする。
【0017】また、第4の手段は、カット紙が束ねられ
た用紙束を収納する用紙ケースと、この用紙ケースに収
納された用紙束の後端又は側端のいずれかに当接する規
制板と、給紙方向又は紙幅方向に延在して前記規制板が
移動可能に係合するガイド溝と、このガイド溝と平行に
配置されたラックと、前記規制板に連結して前記ラック
上の一対の歯に噛合する拘束位置ないし前記一対の歯か
ら離間する解放位置に揺動可能に支持され、前記拘束位
置に付勢されたストッパ板とを備えた給紙カセットにお
いて、前記規制板と前記拘束位置に揺動した前記ストッ
パ板とを掛止してストッパ板が前記解放位置方向とは逆
方向に揺動することを防止する逆動防止部材を備えたこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】上記の第1の手段によれば、規制板に止着され
た逆動防止部材が、拘束位置に揺動したストッパ板に当
接してストッパ板が解放位置方向とは逆方向に揺動する
ことを防止することにより、用紙ケースに収納された紙
束からの押圧力によってストッパ板が拘束位置から解放
位置方向とは逆方向に揺動し、位置調整された規制板が
ガイド溝に沿って後退することが防止される。
【0019】さらに、第2の手段によれば、逆動防止部
材が、規制板とストッパ板との間に挿入されて拘束位置
に揺動したストッパ板に当接することにより、ストッパ
板が拘束位置から解放位置方向とは逆方向に揺動するこ
とが防止可能になる。
【0020】さらに、第3の手段によれば、逆動防止部
材が、規制板の上面に固定されて拘束位置に揺動したス
トッパ板に当接することにより、ストッパ板が拘束位置
から解放位置方向とは逆方向に揺動することが防止可能
になる。
【0021】また、第4の手段によれば、逆動防止部材
が、規制板と拘束位置に揺動したストッパ板とを掛止し
て、ストッパ板が前記解放位置方向とは逆方向に揺動す
ることを防止することにより、用紙ケースに収納された
紙束からの押圧力によってストッパ板が拘束位置から解
放位置方向とは逆方向に揺動し、位置調整された規制板
がガイド溝に沿って後退することが防止される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の給紙カセットにおける規制板及び
逆動防止部材の一例を示す斜視図、図2は図1に示すC
−C切断線での規制板及び逆動防止部材を示す断面図で
あり、図7ないし図12に基づいて説明した部材に対応す
る部材については同一符号を付して説明を省略する。31
は規制板13とストッパ板21との間に挿入されて規制板13
に止着されるスペーサであり、逆動防止部材であるスペ
ーサ31は略E字形に形成されており、板状の本体部31a
の中央に形成された突起が当接部31bとして形成され、
本体部31aの両端に形成された突起の先端部にはそれぞ
れ爪部31cが設けられている。また、規制板13の凹部13a
には、相対向した一対の掛止部13bが形成され、この掛
止部13bは揺動軸L1より下方に配置されている。ここ
で、スペーサ31は、弾性を有する材料からなり、爪部31
cを除く部分での幅が掛止部13bを除く部分での凹部13a
の開口幅より僅かに広く形成されている。
【0023】スペーサ31は、給紙カセットの組立時に規
制板13の下面における開口から規制板13とストッパ板21
との間に挿入される。規制板13とストッパ板21との間に
挿入されたスペーサ31は、当接部31bを拘束位置にある
ストッパ板21の裏面に当接させ、かつ本体部31aを規制
板13の内面に当接させる。スペーサ31は、凹部13aにお
いて掛止部13bの位置に挿入されることにより、図2に
示すように爪部31cによって掛止部13bを掛止するように
広がって規制板13に止着される。
【0024】スペーサ31が規制板13とストッパ板21との
間に挿入されて、揺動軸L1より下方で拘束位置にある
ストッパ板21の裏面に当接することにより、用紙ケース
10に収納されたカット紙Pからの押圧力Wによってスト
ッパ板21が矢印A2方向に揺動し、カット紙Pの紙端に
当接する位置に位置調整された規制板13がガイド溝12に
沿って後退することが防止されるので、カット紙Pの先
端と分離爪16との間に隙間dができて給紙不良になる可
能性が高くなることや、カット紙Pの側端と用紙ケース
10の側壁との間に隙間dができてカット紙Pがスキュー
しやすくなることを防止できる。また、ストッパ板21を
矢印A1方向に揺動させる場合には、スペーサ31の当接
部31bから離間させることになるので、スペーサ31を挿
入したままで規制板13を移動させることが可能である。
【0025】図3は本発明の給紙カセットにおける規制
板及び逆動防止部材の他の例を示す斜視図であり、図7
ないし図12に基づいて説明した部材に対応する部材につ
いては同一符号を付して説明を省略する。32は規制板13
の上面に止着される逆動防止レバーであり、逆動防止レ
バー32は、止着位置において略垂直に保持される板状の
当接部32aと、この当接部32aの上端における一側部から
水平方向に突出した固定部32bとによって形成され、固
定部32bには一対の固定孔32cが穿設されている。また、
規制板13の上面には、前記一対の固定孔32cにそれぞれ
対応する位置に一対の固定突起13cが形成されている。
【0026】逆動防止レバー32は、固定突起13cが固定
孔32cに嵌挿するように固定部32bを規制板13の上面に密
着させることにより規制板13に止着され、このとき、当
接部32aを拘束位置にあるストッパ板21の表面に当接さ
せる。
【0027】逆動防止レバー32が規制板13に止着され、
当接部32aを揺動軸L1より上方で拘束位置にあるストッ
パ板21の表面に当接させることにより、用紙ケース10に
収納されたカット紙Pからの押圧力Wによってストッパ
板21が矢印A2方向に揺動し、カット紙Pの紙端に当接
する位置に位置調整された規制板13がガイド溝12に沿っ
て後退することが防止されるので、カット紙Pの先端と
分離爪16との間に隙間dができて給紙不良になる可能性
が高くなることや、カット紙Pの側端と用紙ケース10の
側壁との間に隙間dができてカット紙Pがスキューしや
すくなることを防止できる。
【0028】図4は本発明の給紙カセットにおける規制
板及び逆動防止部材の他の例を示す斜視図、図5は図4
に示すD−D切断線での規制板,ストッパ板及び逆動防
止部材を示す断面図であり、図7ないし図12に基づいて
説明した部材に対応する部材については同一符号を付し
て説明を省略する。33は規制板13とストッパ板21とを掛
止する掛止部材であり、逆動防止部材である掛止部材33
は略コの字形に形成されており、板状の連結部33aと、
この連結部33aの両端からそれぞれ突出した一対の掛止
部33bとによって形成され、この掛止部33bの先端にはそ
れぞれ爪部33cが内側に向かって設けられている。ここ
で、掛止部材33は弾性を有する材料によって形成されて
いる。また、規制板13の上面には開口部13dが穿設され
ており、ストッパ板21の上面には掛止孔21bが開口し、
この掛止孔21bは、底部で矢印A1方向に曲がって全体と
しては略L字形に形成されている。
【0029】掛止部材33によって規制板13とストッパ板
21とを掛止する場合には、一方の掛止部33bを規制板13
の開口部13dに挿入するとともに、他方の突出部33bを
拘束位置にあるストッパ板21の掛止孔21bに挿入するこ
とにより、図5に示すように開口部13dから内側に突出
した一方の爪部33cが規制板13を、他方の爪部33cが掛止
孔21b内においてストッパ板21をそれぞれ掛止し、連結
部33aが規制板13とストッパ板21とを連結する。このと
き、掛止部材33は、拘束位置にあるストッパ板21に対し
て矢印A2方向の力が作用した場合には、掛止部33bが掛
止孔21b内でストッパ板21に当接してストッパ板21が揺
動することを防止する。また、開口部13dを矢印A1方向
に十分広く開口させておくことにより、ストッパ板21は
矢印A1方向には十分なストロークで揺動可能になり、
ユーザは規制板13及びストッパ板21の上端部をつまむな
どして拘束位置からストッパ板21を矢印A1方向に揺動
させることができる。
【0030】掛止部材33が、拘束位置にあるストッパ板
21に対して矢印A2方向の力が作用した場合には、掛止
部33bが掛止孔21b内でストッパ板21に当接してストッパ
板21が揺動することを防止することにより、用紙ケース
10に収納されたカット紙Pからの押圧力Wによってスト
ッパ板21が矢印A2方向に揺動し、カット紙Pの紙端に
当接する位置に位置調整された規制板13がガイド溝12に
沿って後退することが防止されるので、カット紙Pの先
端と分離爪16との間に隙間dができて給紙不良になる可
能性が高くなることや、カット紙Pの側端と用紙ケース
10の側壁との間に隙間dができてカット紙Pがスキュー
しやすくなることを防止できる。また、ストッパ板21が
拘束位置から矢印A1方向には揺動可能であるので、掛
止部材33によってストッパ板21を装着したままで規制板
13を移動させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、規制板に止着された逆動防止部材が、拘束
位置に揺動したストッパ板に当接してストッパ板が解放
位置方向とは逆方向に揺動することを防止することによ
り、用紙ケースに収納された紙束からの押圧力によって
ストッパ板が拘束位置から解放位置方向とは逆方向に揺
動し、位置調整された規制板がガイド溝に沿って後退す
ることが防止されるので、用紙束の先端と分離爪等の部
材との間に隙間ができて給紙不良になる可能性が高くな
ることや、用紙束の側端と用紙ケースの側壁との間に隙
間ができてカット紙がスキューしやすくなることを防止
できる。
【0032】さらに、第2の手段あるいは第3の手段に
よれば、逆動防止部材が、規制板とストッパ板との間に
挿入されて拘束位置に揺動したストッパ板に当接するこ
とにより、ストッパ板が拘束位置から解放位置方向とは
逆方向に揺動することが防止可能になるので、位置調整
された規制板がガイド溝に沿って後退することを防止で
きる。
【0033】また、第4の手段によれば、逆動防止部材
が、規制板と拘束位置に揺動したストッパ板とを掛止し
てストッパ板が前記解放位置方向とは逆方向に揺動する
ことを防止することにより、用紙ケースに収納された紙
束からの押圧力によってストッパ板が拘束位置から解放
位置方向とは逆方向に揺動し、位置調整された規制板が
ガイド溝に沿って後退することが防止されるので、用紙
束の先端と分離爪等の部材との間に隙間ができて給紙不
良になる可能性が高くなることや、用紙束の側端と用紙
ケースの側壁との間に隙間ができてカット紙がスキュー
しやすくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙カセットにおける規制板及び逆動
防止部材の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すC−C切断線での規制板及び逆動防
止部材を示す断面図である。
【図3】本発明の給紙カセットにおける規制板及び逆動
防止部材の他の例を示す斜視図である。
【図4】本発明の給紙カセットにおける規制板及び逆動
防止部材の他の例を示す斜視図である。
【図5】図4に示すD−D切断線での規制板,ストッパ
板及び逆動防止部材を示す断面図である。
【図6】従来の給紙カセットの一例における規制板を示
す側面断面図である。
【図7】従来の給紙カセットの他の例の平面図及び側面
断面図である。
【図8】図7に示す給紙カセットにおける規制板及びそ
の拘束機構を示す側面断面図である。
【図9】図7に示す給紙カセットにおける規制板及びそ
の拘束機構を示す斜視図である。
【図10】従来の給紙カセットの構造を示す側面断面図
である。
【図11】従来の給紙カセットの問題点を説明するため
の側面断面図である。
【図12】図7に示す給紙カセットにおいて規制板に押
圧力が作用した場合の説明図である。
【符号の説明】
10…用紙ケース、 12…ガイド溝、 13…規制板、 13
a…凹部、 13b,33b…掛止部、 13c…固定突起、 13
d…開口部、 14…付勢板、 16…分離爪、 21…スト
ッパ板、 21a…噛合部、 21b…掛止孔、 23…ラッ
ク、 23a…歯面、31…スペーサ、 31a…本体部、 31
b,32a…当接部、 31c,33c…爪部、 32…逆動防止レ
バー、 32b…固定部、 32c…固定孔、 33…掛止部
材、 33a…連結部、 P…カット紙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カット紙が束ねられた用紙束を収納する
    用紙ケースと、この用紙ケースに収納された用紙束の後
    端又は側端のいずれかに当接する規制板と、給紙方向又
    は紙幅方向に延在して前記規制板が移動可能に係合する
    ガイド溝と、このガイド溝と平行に配置されたラック
    と、前記規制板に連結して前記ラック上の一対の歯に噛
    合する拘束位置ないし前記一対の歯から離間する解放位
    置に揺動可能に支持され、前記拘束位置に付勢されたス
    トッパ板とを備えた給紙カセットにおいて、前記規制板
    に止着され、前記拘束位置に揺動した前記ストッパ板に
    当接してストッパ板が前記解放位置方向とは逆方向に揺
    動することを防止する逆動防止部材を備えたことを特徴
    とする給紙カセット。
  2. 【請求項2】 前記逆動防止部材が、前記規制板と前記
    ストッパ板との間に挿入されて前記拘束位置に揺動した
    ストッパ板に当接することを特徴とする請求項1記載の
    給紙カセット。
  3. 【請求項3】 前記逆動防止部材が、前記規制板の上面
    に固定されて前記拘束位置に揺動した前記ストッパ板に
    当接することを特徴とする請求項1記載の給紙カセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 カット紙が束ねられた用紙束を収納する
    用紙ケースと、この用紙ケースに収納された用紙束の後
    端又は側端のいずれかに当接する規制板と、給紙方向又
    は紙幅方向に延在して前記規制板が移動可能に係合する
    ガイド溝と、このガイド溝と平行に配置されたラック
    と、前記規制板に連結して前記ラック上の一対の歯に噛
    合する拘束位置ないし前記一対の歯から離間する解放位
    置に揺動可能に支持され、前記拘束位置に付勢されたス
    トッパ板とを備えた給紙カセットにおいて、前記規制板
    と前記拘束位置に揺動した前記ストッパ板とを掛止して
    ストッパ板が前記解放位置方向とは逆方向に揺動するこ
    とを防止する逆動防止部材を備えたことを特徴とする給
    紙カセット。
JP00912395A 1995-01-24 1995-01-24 給紙カセット Expired - Lifetime JP3297554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00912395A JP3297554B2 (ja) 1995-01-24 1995-01-24 給紙カセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00912395A JP3297554B2 (ja) 1995-01-24 1995-01-24 給紙カセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08198458A true JPH08198458A (ja) 1996-08-06
JP3297554B2 JP3297554B2 (ja) 2002-07-02

Family

ID=11711869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00912395A Expired - Lifetime JP3297554B2 (ja) 1995-01-24 1995-01-24 給紙カセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3297554B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217098A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 給紙カセット・画像形成装置
US7331577B2 (en) 2002-04-11 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus to guide printing sheet for use in an image forming device
JP2009007121A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 給紙装置、画像形成装置
JP2010037058A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Murata Machinery Ltd 給紙カセット
US9008565B2 (en) 2013-02-21 2015-04-14 Kyocera Document Solutions Inc. Recording medium storage cassette and image forming apparatus including same
JP2018138487A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社リコー シート積載装置、給送装置及び画像形成装置
US20190291983A1 (en) * 2018-03-20 2019-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Sheet container and image forming apparatus
US20220297960A1 (en) * 2017-05-31 2022-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Sheet stacking apparatus and image forming apparatus

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01209227A (ja) * 1988-02-13 1989-08-23 Fujitsu Ltd 用紙カセットの用紙ガイド位置調整機構
JPH04191219A (ja) * 1990-11-27 1992-07-09 Mita Ind Co Ltd 給紙装置
JPH04191220A (ja) * 1990-11-27 1992-07-09 Mita Ind Co Ltd 給紙装置
JPH069067A (ja) * 1992-06-25 1994-01-18 Ricoh Co Ltd 給紙装置
JPH06115716A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Ricoh Co Ltd シート収納容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01209227A (ja) * 1988-02-13 1989-08-23 Fujitsu Ltd 用紙カセットの用紙ガイド位置調整機構
JPH04191219A (ja) * 1990-11-27 1992-07-09 Mita Ind Co Ltd 給紙装置
JPH04191220A (ja) * 1990-11-27 1992-07-09 Mita Ind Co Ltd 給紙装置
JPH069067A (ja) * 1992-06-25 1994-01-18 Ricoh Co Ltd 給紙装置
JPH06115716A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Ricoh Co Ltd シート収納容器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7331577B2 (en) 2002-04-11 2008-02-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus to guide printing sheet for use in an image forming device
JP2007217098A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Ricoh Co Ltd 給紙カセット・画像形成装置
JP4713361B2 (ja) * 2006-02-15 2011-06-29 株式会社リコー 給紙カセット・画像形成装置
JP2009007121A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 給紙装置、画像形成装置
JP2010037058A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Murata Machinery Ltd 給紙カセット
US9008565B2 (en) 2013-02-21 2015-04-14 Kyocera Document Solutions Inc. Recording medium storage cassette and image forming apparatus including same
JP2018138487A (ja) * 2017-02-24 2018-09-06 株式会社リコー シート積載装置、給送装置及び画像形成装置
US20220297960A1 (en) * 2017-05-31 2022-09-22 Canon Kabushiki Kaisha Sheet stacking apparatus and image forming apparatus
US11802013B2 (en) * 2017-05-31 2023-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Sheet stacking apparatus and image forming apparatus
US20190291983A1 (en) * 2018-03-20 2019-09-26 Canon Kabushiki Kaisha Sheet container and image forming apparatus
US11066261B2 (en) * 2018-03-20 2021-07-20 Canon Kabushiki Kaisha Sheet container and image forming apparatus
US20210309470A1 (en) * 2018-03-20 2021-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Sheet container and image forming apparatus
US11753262B2 (en) * 2018-03-20 2023-09-12 Canon Kabushiki Kaisha Sheet container and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3297554B2 (ja) 2002-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3099213B2 (ja) シート部材供給カセットを具備する画像生成機
JP5094611B2 (ja) 給紙カセット
GB2275465A (en) Cassettes for piles of sheets
US4838535A (en) Sheet feeding device with detachable holder means for thick cut sheets
US5413409A (en) Device for supporting a paper cassette
US20200270090A1 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus including the image reading apparatus
JPH08198458A (ja) 給紙カセット
US6926269B2 (en) Paper cassette and paper feeding apparatus
KR19990079122A (ko) 인쇄기기의 용지카세트
JP2005001784A (ja) 給紙トレイ
US5961113A (en) Sheet feeding apparatus and method for reliably feeding sheets from a column of sheets
JP3389758B2 (ja) 給紙カセット
JPH06234432A (ja) 給紙装置の給紙トレイ
JP3690152B2 (ja) 給紙機構
JPH0295628A (ja) カセット
JP3379740B2 (ja) 給紙装置
JP2005231862A (ja) 給紙カセット
JP3411119B2 (ja) 給紙トレイ
JP4710162B2 (ja) プリンタ
JPH06583B2 (ja) シート部材給送装置
JPH09110193A (ja) 給紙カセット
JP2005145706A (ja) 給紙カセット
JP3321504B2 (ja) 給紙装置
KR200321224Y1 (ko) 프린터의 급지카세트 고정장치_
JP2582804Y2 (ja) 用紙保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080412

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090412

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100412

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110412

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120412

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130412

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140412

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term