JPH0819837B2 - セグメント搬送装置 - Google Patents

セグメント搬送装置

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JPH0819837B2
JPH0819837B2 JP4324193A JP32419392A JPH0819837B2 JP H0819837 B2 JPH0819837 B2 JP H0819837B2 JP 4324193 A JP4324193 A JP 4324193A JP 32419392 A JP32419392 A JP 32419392A JP H0819837 B2 JPH0819837 B2 JP H0819837B2
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克夫 宇賀
伸一 杉山
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、二連以上の多連型シ
ールド掘進機において、左右の円形部が交差する部分の
上下のセグメント(以下「ウイングセグメント」ともい
う)及びこのウイングセグメントを上下相互に連結支持
する中間柱の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二連以上の多連型の複合断面を有するシ
ールド掘進機において左右の円形部が交差する部分のセ
グメントは、従来のセグメントの円形形状と異なり、下
方に凸または上方に凸形状をしていることから、また、
組立時にはこの中央部でセグメントを上下相互に連結す
る中間柱が必要であることから、従来のエレクタの有す
る旋回、伸縮、前後スライドの機能ではこのウイングセ
グメントや中間柱は組立てられない。もともと二連以上
の複合断面のシールド掘進機の実績が少ないこともあっ
て、従来は左右円の交差する中央部のセグメントを組み
立てるエレクタは従来の円形セグメントエレクタの改造
により行っているのが実情である。
【0003】一方、特開平3−2499号公報には、二
連シールド掘進機における円弧状の標準セグメント、交
差部のV形断面の上下キーセグメント(ウイングセグメ
ントに相当)および中央部に立設された支柱セグメント
(中間柱に相当)を組み立てるに適した片腕型のエレク
タが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 従来のウイングセグメントは軽量であるので従来の
エレクタの伸縮或いは前後摺動移動により組立位置まで
の搬送およびその組み立てが可能であったが、本格的な
二連以上の多連式シールド掘進機では中央部のセグメン
トが大型重量化し、作業スペース、機能面から従来の改
造型のエレクタでは対応できない。従来型のエレクタで
は、重量物となるセグメントを把持してより長いスパン
横持移動させることは機械の大型化につながり、作業ス
ペースもなくなる。そのためウイングセグメント等を所
定の組立位置まで搬送する専用の搬送装置とそれを組み
立てるエレクタが必要となっている。
【0005】 特開平3−2499号公報記載の従来
のエレクタでは、片腕型になっているため作業スペース
は両腕型に比べ広くなっている反面、大型重量化した中
央のウイングセグメントのハンドリングは強度的な面か
ら困難である。
【0006】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、大型
重量化した中央のウイングセグメントや中間柱の組立位
置までの搬送を効率よく行えるセグメント搬送装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、ウイングセグメントおよび中間柱を中央部に組
み立てる二連以上の多連型シールド掘進機において、ト
ンネルの軸心方向に前進可能な搬送台と該搬送台上に設
けたウイングセグメント又は中間柱を載置する受台とを
備えた搬送装置であり、前記搬送台には転倒防止用ガイ
ド機構を設けるとともに、前記受台にはウイングセグメ
ント又は中間柱の向きを変更可能とする回転機構を備
え、かつ、該受台をウイングセグメントの組立位置まで
トンネルの軸心方向と直角方向に横進可能とし、しかも
中間柱を直立可能なよう該受台を起倒自在としたことを
特徴とするセグメント搬送装置である。
【0008】
【作用】上記構成を有する搬送装置においては、シール
ド掘進機後方側でウイングセグメントを受け取り、該ウ
イングセグメントの向きを変更し、機械側までトンネル
軸心方向にウイングセグメントを移送(前進)し、更に
トンネル軸心と直角方向に移送(横進)し、組立位置に
位置決めすることができ、その後は、別途設けた中央部
組立用エレクタでウイングセグメントを把持して上下所
定位置に設置することができる。
【0009】更に上下に設置したウイングセグメントを
相互に連結するための中間柱を同じくシールド掘進機後
方より横置状態でトンネル軸心方向および直角方向に移
送するとともに組立のために中間柱を回転させて直立さ
せた後、組立位置へ移送することができ、その後は、別
途設けた中央部組立用エレクタで把持させ、組立位置を
調整した後、中間柱を上下設置したセグメントと締結
し、組立ができる。
【0010】なお、搬送台に設けたガイド機構は、セグ
メントを移送時に重量物の移送による重心の変位による
搬送装置の転倒を防止する作用を発揮する。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかるセグメント搬送装置の
実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の
セグメント搬送装置Aを備えた二連型のシールド掘進機
の一部省略平面図、図2は同正面図、図3〜図8はウイ
ングセグメントの搬送工程を経時的に示した平面図、図
9〜図10はセグメント搬送装置の動作説明図で、図9
(a) 〜(d) は下部ウイングセグメントの搬送工程図、図
10(a) 〜(d) は上部ウイングセグメントの搬送工程
図、図11(a) 〜(g) は中間柱の搬送工程図である。
【0012】図1、図2に示すように、トンネル軸心方
向Xに延びるガイドレール1上には矩形枠状に形成され
た搬送台2が設けられている。この搬送台2の両側には
前進用アクチュエータ3が設けられ、この伸長動作によ
り搬送台2はトンネル軸心方向Xに前進移動可能になっ
ている。一回の前進ストロークの移動で複数位置の中央
ウイングセグメント等の組立が可能なようになってお
り、前進ストロークが不足となった場合、必要時シール
ド掘進機M側より設けられた牽引装置(図示せず)によ
り引っ張られて前進し、再位置決めされるようになって
いる。このように搬送装置Aの移動が容易であり、ま
た、装置の位置決めは厳密な管理を必要としない。
【0013】上記搬送台2にはガイド機構Gが設けてあ
る。すなわち、搬送台2から中央部に突出してガイドア
ーム4が付設されており、このガイドアーム4がコの字
形のガイドブラケット5に係合把持されている。このガ
イドブラケット5は中央部に立設した支柱6に装着され
ている。このガイド機構Gにより搬送台2上の重量物の
移送による重心の変位によって搬送装置Aが転倒しない
ようになっている。
【0014】一方、上記搬送台2の前部には、回転機構
Rを備えた受台7が設置されており、回転機構Rの動作
で受台2に載置されているウイングセグメントW(図
2)2や中間柱の向きを変更できるようになっている。
この回転機構Rは、外歯車8とこれに噛合する駆動ピニ
オン9から構成される。上記受台7は中央部に向かって
延設した一対のガイド部材10に沿って横進移動可能な
よう横進用アクチュエータ11を備えているとともに、
中間柱Cを直立させるための起倒用アクチュエータ12
を備えている。13は受台7を起倒自在にするためのヒ
ンジである。なお、図1、図2において、14はシール
ド掘進機の前面(カッタディスク)、15はシールド掘
進機の胴体部、16は同テール部、17は円形セグメン
ト組立用のエレクタ、18は中央部組立用エレクタを示
す。
【0015】ここで、本発明装置の動作について説明す
る。 1)ガイド機構Gの装備 図1に示す如く、搬送装置Aのガイドアーム4部に
嵌合するコ状の複数のガイドブラケット5を支柱6にボ
ルトで取り付ける。この場合、搬送装置Aが前進すると
順次ガイドブラケット5も前方の支柱6に取付けるので
支柱6との固定は必要最小限のもので、永久固着しなく
てよい。 複数のガイドブラケット5によってガイドアーム4
が案内されて移動(前進)し、セグメントの前進、横進
時の転倒モーメントを簡単な、ガイドアームとガイドブ
ラケットからなるガイド機構Gにより吸収できる。 2)中央交差部の上下ウイングセグメントの受け取りと
位置決め 後方設備側に設けられたセグメント搬入装置(図示
せず)より搬入されたきたウイングセグメントWを(図
3)受台7上に受け取る(図4、図9(a) 、図10(a)
参照) 。この時ウイングセグメントの長手方向がトンネ
ル軸心と平行方向になっている。 次にセグメントの向きの変更するため回転機構Rを
作動させ、搬送台2上の受台7を90°回転させる(図
4、図9(b) 、図10(b) 参照)。この動作によりセグ
メントの長手方向がトンネル軸心と直角になる( 図
5)。 図5の如くウイングセグメント組立位置の真横の位
置まで前進用アクチュエータ3を伸長動作して搬送台2
を前進(トンネル軸心と平行方向に前進)させる。 次に受台7の横進用アクチュエータ11を作動させ
て、ウイングセグメントWをセグメント組立位置(中央
部)まで横進させる(図6、図9(c) 、図10(c) )。 図7に示す中央部組立用エレクタ18でウイングセ
グメントWを把持し、下部用のウイングセグメントWは
下へ降ろし(図9(d) )、別途固定把持用アームで保持
する。また、上部用のウイングセグメントWは上へ持ち
上げ(図10(d))、同様に把持固定する。この時、横
進用アクチュエータ11を短縮して受台を元の位置に戻
す( 図8)。その後、下部又は上部のウイングセグメン
トWは所定の位置に中央部組立用得18(図1)で把持
される。
【0016】上下のウイングセグメントWが所定の位置
に把持された後、この上下ウイングセグメントを支持連
結すべく両者の間に次の中間柱Cの搬送組立を行う。 3)中央中間柱の受け取りと位置決め(図11参照) 後方設備側に設けられた搬入装置より中間柱Cを搬
送装置Aの受台7に受け取る((a) 図)。この時中間柱
Cの長手方向がトンネル軸心と平行になっている。 次に中間柱Cの向きを回転機構Rを作動させて90
°変更して中間柱Cの長手方向がトンネル軸心と直角に
なるようにする((b) 図)。 その後前進用アクチュエータ3(図5)を伸長して
中間柱Cを載せた受台7を前進させる。そして、起倒用
アクチュエータ12(図1)を作動させて受台7を搬送
装置A上90°起立させる((c)図)。この動作により中
間柱Cが組立状態と同じ直立状態となる。 次に横進用アクチュエータ11(図1)を作動して
受台7を横進させて中間柱Cを既設の上下ウイングセグ
メントWの間に挿入する如く、中央部の組立位置までも
っていく((d) 図) 。 中間柱Cを中央上部のウイングセグメントWと締結
((e) 図)後、上部ウイングセグメントWと中間柱Cの
重量を中央部組立用エレクタ18(図1)で支持して、
受台7は後退させる((f) 図)。 その後、中間柱Cと下部ウイングセグメントWとの
位置合わせと締結を行う((g) 図)。
【0017】4)装置の前進 ウイングセグメントWの組立後、搬送装置Aの前進スト
ロークがセグメント組立位置より不足するようになった
場合、装置全体を牽引装置により牽引して前進させ、上
記1)〜3)を繰り返す。
【0018】
【発明の効果】 従来型のエレクタでは、重量物となるセグメントを
把持してより長いスパン横持移動させることは機械の大
型化につながり、作業スペースもなくなるが、本発明の
ように中央部のエレクタまでウイングセグメント、中間
柱を移送させる搬送装置を設けることにより、より簡潔
となって作業空間も広くなる。
【0019】 移送によって、上載物の重心の変位が
生じ、機械装置の変位と転倒を防止するため既設の中間
柱に脱着可能なガイドを設けることにより機械の変位と
転倒は防止され、かつ、機械の掘進による前進にもガイ
ドの移設により対処が可能である。
【0020】 移送と旋回(向きの変換)の機能を有
するセグメント受け取り設備があるので、従来ホイスト
などによって人力で中央のエレクタまで持ち込んだり、
組立方向に旋回させていた作業が不要となり、危険作業
が省かれる。
【0021】 搬送装置の前進ストロークによって
は、装置本体が一回の移動で複数位置の中央ウイングセ
グメントを組立することが可能になる。搬送装置の前進
ストロークが不足となった場合、必要時シールド掘進機
側より設けられた牽引装置により引っ張られ前進し、再
位置決めされるので移設が容易であり、また、装置の位
置決めは厳密な位置決め管理を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセグメント搬送装置を備えた二連型の
シールド掘進機の一部省略平面図である。
【図2】同後方より見た正面図である。
【図3】ウイングセグメントの搬送動作を示す搬送装置
の平面図(セグメントの受け取り)である。
【図4】同平面図(セグメントの向きを変換する前)で
ある。
【図5】同平面図(搬送装置の前進)である。
【図6】同平面図(受台の横進)である。
【図7】同平面図(中央部組立用エレクタによる把持)
である。
【図8】同平面図(受台の後退)である。
【図9】(a)〜(d) は下部ウイングセグメントの搬送工
程図である。
【図10】(a)〜(d) は上部ウイングセグメントの搬送
工程図である。
【図11】(a)〜(g) は中間柱の搬送工程図である。
【符号の説明】
1…ガイドレール 2…搬送台 3…前進用アクチュエータ 4…ガイドアーム 5…ガイドブラケット 6…支柱 7…受台 11…横進用アクチュエータ 12…起倒用アクチュエータ A…搬送装置 G…ガイド機構 R…回転機構 W…ウイングセグメント C…中間柱

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウイングセグメントおよび中間柱を中央
    部に組み立てる二連以上の多連型シールド掘進機におい
    て、トンネルの軸心方向に前進可能な搬送台と該搬送台
    上に設けたウイングセグメント又は中間柱を載置する受
    台とを備えた搬送装置であり、前記搬送台には転倒防止
    用ガイド機構を設けるとともに、前記受台にはウイング
    セグメント又は中間柱の向きを変更可能とする回転機構
    を備え、かつ、該受台をウイングセグメントの組立位置
    までトンネルの軸心方向と直角方向に横進可能とし、し
    かも中間柱を直立可能なよう該受台を起倒自在としたこ
    とを特徴とするセグメント搬送装置。
JP4324193A 1992-12-03 1992-12-03 セグメント搬送装置 Expired - Fee Related JPH0819837B2 (ja)

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