JP3599580B2 - セグメント組立装置への部品供給設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機の後部に配設されるセグメント組立装置に、ボルト・ナットやコッターなどの組立部品をケースと共に供給する組立部品供給設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
シールド掘進機の後部に配置されたセグメント組立装置には、組立位置に位置決めしたセグメントピースと既設セグメントピースとの間に、たとえば連結具であるコッターを打込み、あるいはボルト・ナットを締結してセグメントピース同士を連結固定する締結装置が設けられている。この締結装置に連結部品を供給するのは、従来では作業員の手作業により行われていた。また自動化されたセグメント組立装置では、セグメント1ピース毎に連結部品をまとめて供給する装置は見られたが、効率が悪いものであった。また、ボルト・ナットなどの比較的小部品はカートリッジに装填して作業員により供給する方法も考えられるが、連結部品が比較的重量のあるコッターピンなどであった場合、この方法は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を解決して、比較的重量がある組立部品であっても、ケースを用いて効率良くセグメント組立装置に供給できるセグメント組立装置への組立部品供給設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、左右両側に張り出したアームを有する張出アーム装置の左右のアーム先端部に、組立部品が実装された実装ケースを保持可能な供給部クランプ装置を有するスイングフレームを揺動自在で、かつアームの長さ方向に出退自在に配設し、この張出アーム装置に、供給コンベヤ手段からの部品受取位置と、セグメント組立装置の左右両側に形成された一対のケース保持部に対応する部品供給位置との間で前記アームをシールド軸心方向に出退するアーム出退装置を設けたものである。
【0005】
上記構成において、供給コンベヤ手段により搬入された実装ケースを、張出アーム装置のアーム両端部に供給部クランプ装置を介して保持させ、アーム出退装置によりアームをシールド軸心方向に駆動してセグメント組立装置のケース保持部に対応させ、このケース保持部の傾斜に対応してスイングフレームを回動させて実装ケースの姿勢を決めた後、張出アーム装置を伸縮駆動することにより、実装ケースをケース保持部に供給することができる。
【0006】
したがって、狭溢なトンネル内でも実装ケースを左右に振分け、張出アーム装置および実装ケースが周辺部材に干渉することなくセグメント組立装置まで搬入して、任意の角度で設置されたケース保持部に自動的に供給することができ、重量物など作業が困難な組立部品を効率良く供給することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記構成において、張出アーム装置に、使用済み実装ケースを回収する回収アームと、新たな実装ケースを供給する装着アームとが前後位置に配置され、前記アーム出退装置により回収アームと装着アームとを移動させてケース保持部に対する使用済み実装ケースの回収と新たな実装ケースの装着とを連続して行えるように構成したものである。
【0008】
上記構成によれば、回収アームと装着アームとを前後に移動させてケース保持分に対応させ、使用済みの実装ケースをセグメント組立装置のケース保持部から取り出した後、連続して新たな実装ケースをケース保持部に供給することができ、供給効率を大幅に向上させることができる。
【0009】
さらに請求項3記載の発明は、上記構成の供給コンベヤ手段は、中間コンベヤ装置と、この中間コンベヤ装置からの実装ケースを左右に振り分けるために幅方向に横行自在な受渡しコンベヤを有するシフトコンベヤ装置とを具備し、これら受渡しコンベヤにケース受取部とケース送出部とを形成するとともに、ケース受取部とケース送出部とにそれぞれ実装ケースを上昇可能なケースリフト装置を具備し、前記スイングフレームに、受渡しコンベヤの横行方向の一方側が開放されて実装ケースが嵌合可能なケース保持空間を形成したものである。
【0010】
上記構成によれば、ケースリフト装置を上昇させて水平姿勢のスイングフレームに保持された使用済み実装ケースを支持させ、供給部クランプ装置を開放してケースリフト装置を下降することでケース受取部に使用済み実装ケースを受け取ることができる。その後、受渡しコンベヤのケース送出部に搬入された新たな実装ケースをケースリフト装置により所定高さに持ち上げるとともに、この受渡しコンベヤを横行移動させてスイングフレーム側に移動させることにより、水平姿勢のスイングフレームのケース保持空間に実装ケースを嵌合させることができ、供給部クランプ手段により実装ケースを保持してアームに受け取ることができる。したがって、実装ケースの回収と供給とをスムーズに行うことができる。
【0011】
さらにまた請求項4記載の発明は、供給コンベヤ手段の入口に配置されて実装ケースを供給コンベヤ手段に搬入する旋回リフト装置を具備し、この旋回リフト装置に、昇降ガイド支柱に昇降自在に案内される昇降台に実装ケースを搭載可能なフォークを設けるとともに、前記昇降ガイド支柱から所定距離離れた鉛直軸心周りに昇降ガイド支柱を旋回させる旋回駆動装置を設けたものである。
【0012】
上記構成によれば、昇降ガイド支柱を介して昇降台のフォークを旋回させるので、フォーク上の実装ケースの旋回移動半径を大きくとることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係るセグメント組立装置への部品供給設備の実施の形態を図1〜図18に基づいて説明する。
【0014】
図1〜図3に示すように、セグメント組立装置12の後部には、組立てられた直後の既設セグメントSを真円状に保持する真円保持装置11が配設されており、この部品供給装置は、真円保持装置11の内部を通過させて複数のセグメント締結用コッター部材8(図18)が装填された実装ケース1をセグメント組立装置12(図4,図5)のケース保持部17に供給するものである。この実装ケース1は、セグメント搬送テルハ2によりトンネル後方から搬送されて下部コンベヤ装置3に受取られ、さらに旋回リフト装置4から供給コンベヤ手段9に送り出される。この供給コンベヤ手段9は中間コンベヤ装置5とシフトコンベヤ装置6からなり、中間コンベヤ装置5により搬送された実装ケース1がシフトコンベヤ装置6により左右に振り分けられて張出アーム装置7に送り出される。そして、左右の実装ケース1はそれぞれ張出アーム装置7の回収アーム63Aと装着アーム63Bを介してセグメント組立装置12のケース保持部17に供給される。なお、実装ケース1の供給と同時に、使用済みの実装ケース1を回収することができる。
【0015】
前記セグメント組立装置12は、図4,図5に示すように、シールド掘進機13の後部にシールド軸心周りに旋回自在に配設された旋回フレーム14に、伸縮シリンダ、ローリング用シリンダ、旋回微調整シリンダ、ヨーイングシリンダなど複数の姿勢調整シリンダを介してセグメント保持フレーム15が配置され、このセグメント保持フレーム15にセグメントSの把持装置16が設けられている。そして、このセグメント保持フレーム15の両側にそれぞれケース保持部であるケース保持部17とコッター打込み装置18が配設されている。
【0016】
前記実装ケース1は、図16に示すように、底面開放の矩形箱形に形成され、その天部に設けられた面板21に複数(図は40個)のコッター保持穴22が形成され、複数種類のコッター部材8がそれぞれ保持孔22を貫通した状態で図示しない固定装置により保持されている。また左右の側板23の外面には、正面視がコの字形の一対の固定ブロック25,25が対称位置に挿入ガイドスペース24を開けて固定されており、これら固定ブロック25のコの字形の天部側に受取用クランプ部25aが形成され、また側底部側に送出用クランプ部25bが形成されている。さらに上側板26にロック用孔27が形成されている。
【0017】
ところで、前記セグメント組立装置12のケース保持部17には、図15,図17,図18に示すように、挿入ガイドスペース24に挿入される一対の挿入ガイド体19と、組立部ケースクランプ装置20が配設されている。この組立部ケースクランプ装置20は、各受取用クランプ部25aにそれぞれ嵌合可能なロック用爪20aを出退する受取用クランプシリンダ20bと、ロック用レバー20cを回動して先端部をロック用孔27に嵌合可能なロック用シリンダ20dにより構成されている。
【0018】
下部コンベヤ装置3は、駆動式ローラーコンベヤで、トンネル軸心位置に沿って配設されたセグメント搬送テルハ2の下方位置から左側方に配置されており、セグメント搬送テルハ2により搬入された実装ケース1を側方にシフトさせて旋回リフト装置4に受け渡すことができる。
【0019】
旋回リフト装置4は、図6,図7に示すように、真円保持装置11の架構フレーム11aの上下位置に突設された支持フレーム30に、昇降ガイド支柱33が垂直ピン32およびブラケット31を介して鉛直軸心周りに旋回自在に支持され、上部の旋回ピン32に連結連動された旋回駆動装置である旋回用モータ34により、実線で示す入荷位置と仮想線で示す出荷位置との間で180度旋回させることができる。そして昇降ガイド支柱33には、H形断面のフランジ部に複数の昇降用ローラ35aを介して昇降台35が昇降自在に案内されており、昇降ガイド支柱33の上端部に昇降用モータ36aにより回転駆動される駆動スプロケット36bと下端部の受動スプロケット36cとの間に、両端部が昇降台35に連結された昇降チェーン36dが巻張されて昇降台35の昇降駆動装置36が構成されている。また、昇降台35には、実装ケース1を搭載可能な左右一対のフォーク37が設けられている。
【0020】
したがって、入荷位置で昇降駆動装置36により昇降台35を下降してフォーク37を下部コンベヤ装置3の搬送面より下位に下げ、このフォーク37上に実装ケース1が移送された後、昇降駆動装置36を駆動して昇降台35を上昇させる。そして昇降台35を上限まで上昇させた後、旋回用モータ34を駆動して昇降ガイド支柱33と共に昇降台35を出荷位置まで旋回させ、さらに昇降台35を所定量下降してフォーク37を下げることにより実装ケース1を中間コンベヤ装置5の始端部コンベヤ41に受け渡すことができる。
【0021】
前記中間コンベヤ装置5は、図1,図8に示すように、真円保持装置11の架構フレーム11a上にトンネル軸心方向に沿って直列に配置された3本の駆動式のローラコンベヤからなり、始端部に配置されて前記フォーク37から実装ケース1を受け取る幅の狭い始端部コンベヤ41と、中間に配置された本体部コンベヤ42と、終端部に配置されて幾分幅の狭い終端部コンベヤ43とで構成されている。また中間コンベヤ装置5の駆動装置44は、各コンベヤ41〜43の隣接する搬送ローラ45がスプロケットおよびチェーンからなる巻掛け伝動機構44aを介して互いに連結連動され、コンベヤ駆動モータ44bにより巻掛け伝動機構44aを介して各搬送ローラ45がそれぞれ回転駆動される。
【0022】
前記シフトコンベヤ装置6は、図3,図9,図10に示すように、搬入された実装ケース1を左右に振り分ける2台の受渡しコンベヤ52R,52Lが横行体51R,51Lを介してそれぞれ配設されている。すなわち、架構フレーム11a上に前後一対の横行レール53が敷設され、これら横行レール53上にリニアガイドを介して横行体51R,51Lが移動自在に配置される。また横行体51R,51Lにはそれぞれ自走式横行装置54が設けられており、この横行装置54は、架構フレーム11a上で横行レール53間に平行に敷設されたピンラック54aと、ピンラック54aに噛合されるとともに横行用モータ54bにより回転駆動される横行ピニオン54cとで構成されている。
【0023】
またこの受渡しコンベヤ52R,52Lは駆動式ローラコンベヤで、その駆動装置55は、隣接する搬送ローラ56がスプロケットおよびチェーンからなる巻掛け伝動機構55aを介して互いに連結連動されており、コンベヤ駆動モータ55bにより巻掛け伝動機構55aを介して各搬送ローラ56がそれぞれ回転駆動するように構成される。またこれら受渡しコンベヤ52R,52Lの搬送面には、前部にケース受取部52aが形成されるとともに、後部にケース送出部52bが形成されている。そしてケース受取部52aとケース送出部52bには、それぞれ搬送面の上方位置に実装ケース1を持ち上げるケースリフト装置である受取部リフト装置58Aと送出部リフト装置58Bが配設されている。またケース送出部52bには装着する実装ケース1を位置決めする可動ストッパー装置57が設けられており、この可動ストッパ装置57は、ストッパシリンダ57aによりストッパレバー57bを回動して出退させるように構成されている。
【0024】
前記張出アーム装置7は、図11〜図15に示すように、出退フレーム61を2段に出退させる2段式アーム出退装置62と、出退フレーム61の前後にそれぞれハの字形に張り出して取付けられた切羽側の回収アーム63Aおよび坑内側の装着アーム63Bと、両アーム63A,63Bにそれぞれ左右両側方に出退自在に設けられたアーム伸縮装置64と、これらアーム伸縮装置64にシールド軸心に平行な軸心周りにスイングフレーム67を回動させて姿勢調整自在なスイング装置65と、このスイングフレーム67に設けられた供給部ケースクランプ装置66とで構成されている。
【0025】
出退フレーム61は、真円保持装置11の架構フレーム11aに、トンネル軸心方向に敷設されたレールおよびリニアガイドからなる下段出退ガイド71を介して出退自在に案内された下部出退部フレーム72と、この下部出退部フレーム72の両側部にトンネル軸心方向に配設されたレールおよびリニアガイドからなる上段出退ガイド73を介して出退自在に案内された上段出退部フレーム74とで構成されている。そしてアーム出退装置62は、架構フレーム11aに配設されて出力ロッドが下部出退フレーム72に連結された下段出退シリンダ75と、下部出退部フレーム72に配設されて出力ロッドが上部出退部フレーム74に連結された上段出退シリンダ76とで構成されており、下段出退シリンダ75と上段出退シリンダ76が収縮された部品受取位置Iから、下段出退シリンダ75のみを伸展限まで伸展され回収アーム63Aがケース保持部17に対応する部品回収位置IIと、上段出退シリンダ76も伸展限まで伸展されて装着アーム63Bがケース保持部17に対応する部品供給位置IIIとの間で出退フレーム61を出退させることができる。
【0026】
また回収アーム63Aおよび装着アーム63Bと、両アーム63A,63Bにそれぞれに設けられたアーム伸縮装置64、スイング装置65および供給部ケースクランプ装置66は同一構造に形成されている。アーム伸縮装置64は、両アーム63A,63Bの前後位置に側方に延びるレールおよびリニアガイドからなるアーム伸縮ガイド78を介してアーム伸縮フレーム79が配置され、両アーム63A,63Bに配設されたアーム伸縮シリンダ80の出力ロッドが伸縮フレーム79に連結されている。スイング装置65は、アーム伸縮フレーム79の先端部に設けられたブラケット79aにシールド軸心方向の水平軸81を介してスイングフレーム67が回動自在に支持され、スイングフレーム67の基端部に連結されたスイングレバー83に、伸縮フレーム79に配設されたスイングシリンダ84の出力ロッドが連結されている。
【0027】
前記供給部ケースクランプ装置66は、図14に示すように、ケース保持空間88の両側のアーム部67a,67aにそれぞれ左右一対のクランプレバー85,85が支持ピン86,86を介して回動自在に配置され、さらに作動端および固定端がそれぞれクランプレバー85,85に連結されたクランプシリンダ87とが配設されている。そしてこのクランプシリンダ87を伸縮することによりクランプレバー85,85を支持ピン86,86を中心に開閉して各クランプレバー85の先端把持部で実装ケース1の送出用クランプ部25bに係合させ、実装ケース1をケース保持空間88に保持することができる。
【0028】
したがって、アーム出退装置62の下段出退シリンダ75および上段出退シリンダ76を収縮させた部品受取位置I(図1)で、伸縮フレーム79を収縮させ、図11に示すように、装着アーム63Bのスイングシリンダ84を駆動してスイングフレーム67を水平姿勢とする。そして受渡しコンベヤ52R,52Lの送出部リフト装置58Bによりケース送出部52bの実装ケース1を持ち上げた状態で、横行装置54を駆動して受渡しコンベヤ52R,52Lを外方の供給位置にシフトすることで、実装ケース1をスイングフレーム67のケース保持空間88に挿入する。次いでクランプシリンダ87を伸展してクランプレバー85,85を閉動しクランプレバー85,85を実装ケース1の入庫用クランプ部26Bに嵌合させる。これにより実装ケース1が受渡しコンベヤ装置52R,52Lのケース送出部52bからスイングフレーム67に受け渡される。
【0029】
次に、セグメント組立装置12を後方のコッター受取り位置に移動させる。そして、まず下段出退シリンダ75を突出限まで伸展して部品回収位置(図1)に停止させ、回収アーム63Aをセグメント組立装置12のケース保持部17に対応させる。そしてアーム伸縮シリンダ80を伸展してアーム伸縮フレーム79を側方に張り出すとともに、スイングシリンダ84により空のスイングフレーム67を下方に回動させて、ケース保持部17に保持された使用済みの実装ケース1と平行となる受渡し姿勢とする。この時、回収アーム63A(装着アーム63Bも)は、ケース保持部17のケース保持面に対して直角方向に延びており、アーム伸縮シリンダ80を収縮することで、アーム伸縮フレーム79を介してスイングフレーム67のケース保持空間88をケース保持部17の使用済みの実装ケース1に外嵌させる。さらに供給部ケースクランプ装置66のクランプシリンダ87を作動させクランプレバー85により送出用クランプ部26Bを把持させるとともに、ケース保持部17の組立部ケースクランプ装置20を解除した後、アーム伸縮シリンダ80によりアーム伸縮フレーム79を側方に張り出すことで、使用済みの実装ケース1がケース保持部17から張出アーム装置7に回収される。
【0030】
次いで、上段出退シリンダ76を突出限まで伸展して部品供給位置II(図1)に停止させ、装着アーム63Bをセグメント組立装置12のケース保持部17に対応させる。そしてアーム伸縮シリンダ80を伸展してアーム伸縮フレーム79を側方に張り出すとともに、スイングシリンダ84により実装ケース1を保持したスイングフレーム67を下方に回動させ受渡し姿勢とする。さらに、アーム伸縮シリンダ80を収縮して実装ケース1をケース保持部17に接近させ、挿入ガイド体19を挿入ガイドスペース24に嵌合させてケース保持部17に挿入する。そして、組立部ケースクランプ装置20を作動して実装ケース1をケース保持部17に保持するとともに、供給部ケースクランプ装置66が解除される。さらにアーム伸縮装置64によりアーム伸縮フレーム79が側方に張り出されることで、実装ケース1を張出アーム装置7からセグメント組立装置12に供給することができる。
【0031】
この後、2段式アーム出退装置62により回収および装着アーム63A,63Bが後退され、実装ケース1の供給とは逆の手順で、回収アーム63Aのスイングフレーム67から受渡しコンベヤ装置52R,52Lのケース受取部52bに使用済みの実装ケース1が回収される。
【0032】
次に実装ケース1の供給排出作業を順をおって説明する。
1.セグメント搬送テルハ2により下部コンベヤ装置3に搬入された実装ケース1は、下部コンベヤ装置3により側方にシフトされて旋回リフト装置4のフォーク37上に載せられる。
【0033】
2.旋回リフト装置4により実装ケース1が上方に搬送されて旋回され、さらにフォーク37が下降されて中間コンベヤ装置6の始端部コンベヤ41に移載される。次いで実装ケース1が始端部コンベヤ41から本体部コンベヤ42を介して終端部コンベヤ43に搬送され、シフトコンベヤ装置6の受渡しコンベヤ52Rまたは52Lに振り分けられる。この受渡しコンベヤ52R,52Lでは、可動ストッパ装置57により実装ケース1がケース送出位置52bに位置決めされる。
【0034】
3.張出アーム装置7では、部品受取位置Iで、スイングシリンダ84,84により回収アーム63Aおよび装着アーム63Bのスイングフレーム67,67が水平姿勢にされる。
【0035】
3a.回収アーム63Aでは、ケース保持空間88の下方に受渡しコンベヤ52R,52Lが停止され、受取部リフト装置58Aの受台が上昇されてその受台に、スイングフレーム67の使用済み実装ケース1が下方から支持される。すると、供給部ケースクランプ装置66が解除されて、受取部リフト装置58Aに支持され次いで受台が下降されて受渡しコンベヤ52R,52Lのケース受取部52aの搬送面上に移載される。
【0036】
3b.装着アーム63Bでは、送出部リフト装置58Bにより受渡しコンベヤ52R,52Lの搬送面から実装ケース1を持ち上げた状態で、横行装置54が駆動されて実装ケース1がスイングフレーム67のケース保持空間88に挿入される。さらに供給部ケースクランプ装置66により実装ケース1がクランプされてスイングフレーム67に保持され、送出部リフト装置58Bが下降されて実装ケース1がシフトコンベヤ装置6から張出アーム装置7に受け渡される。
【0037】
3c.使用済みの実装ケース1は、逆の順序で受渡しコンベヤ52R,52Lのケース受取部52aから中間コンベヤ装置5、旋回リフト装置4を介して下部コンベヤ装置3に排出され、セグメント搬送テルハ2により後方台車に搬出される。
【0038】
4.セグメント組立装置12が後方のコッター受取り位置に移動される。そして、下段出退シリンダ75により回収アーム63Aがセグメント組立装置12のケース保持部17に対応する部品回収位置に前進移動される。そしてアーム伸縮装置64によりアーム伸縮フレーム79が側方に張り出され、またスイング装置65により空のスイングフレーム67が下方に回動されてケース保持部17と同じ傾斜の受渡し姿勢にされる。さらにアーム伸縮装置64により回収アーム63Aが収縮されてスイングフレーム67がケース保持部17に接近され、スイングフレーム67のケース保持空間88に使用済みの実装ケース1が外嵌される。そして、供給部ケースクランプ装置66により使用済みの実装ケース1が把持されるとともに、組立部ケースクランプ装置20が解除されて、アーム伸縮フレーム79により使用済みの実装ケース1がセグメント組立装置12から張出アーム装置7に回収される。
【0039】
5.上段出退シリンダ76が突出限まで伸展されて、装着アーム63Bがセグメント組立装置12のケース保持部17に対応する部品供給位置IIIに前進移動される。そしてアーム伸縮装置64により装着アーム63Bが伸展され、スイングフレーム67に保持された実装ケース1が外側方に移動される。そしてスイング装置65により、スイングフレーム67が下方に回動されて実装ケース1が受渡し姿勢にされる。さらにアーム伸縮装置64により装着アーム63Bが収縮されて実装ケース1がケース保持部17に挿入される。さらに組立部ケースクランプ装置20により実装ケース1が保持されるとともに、供給部ケースクランプ装置66が解除される。さらにアーム伸縮装置64により装着アーム63Bが側方に張り出され、実装ケース1が張出アーム装置7からケース保持部17に供給される。
【0040】
上記実施の形態によれば、シフトコンベヤ装置6の受渡しコンベヤ52R,52Lのケース送出部52bに搬入された実装ケース1を、張出アーム装置7の装着アーム63Bの両端部に設けたスイングフレーム67に供給部ケースクランプ装置66を介して保持させ、アーム出退装置62により装着アーム63Bを部品供給位置IIIに突出移動させてセグメント組立装置12のケース保持部17に対応させ、ケース保持部17の傾斜に対応してスイングフレーム67を回動させて実装ケース1の姿勢を決めた後、アーム伸縮装置62によりスイングフレーム67を伸縮駆動することにより、実装ケース1をケース保持部17に供給することができる。したがって、狭溢なトンネル内でも、実装ケース1を左右に振分け、張出アーム装置により真円保持装置11の架構フレーム11aとセグメントSや保持フレーム11bの間の狭い空間部から干渉することなくセグメント組立装置12まで実装ケース1を搬入でき、さらに任意の角度で設置されたケース保持部17に自動的に供給することができ、重量物など作業が困難なコッター部材8などの組立部品を実装ケース1を介して効率良く供給することができる。
【0041】
また張出アーム装置7に回収アーム63Aと装着アーム63Bとを設けたので、ケース保持部17の使用済みの実装ケース1を取り出すとともに、連続して新たな実装ケース1をケース保持部17に供給することができ、供給効率を大幅に向上させることができる。
【0042】
さらに受渡しコンベヤ52R,52Lのケース送出部52bに搬入された実装ケース1を送出部リフト装置58Bにより所定高さに持ち上げて、この受渡しコンベヤ52R,52Lを装着アーム63Bのスイングフレーム67側に移動させることにより、水平姿勢のスイングフレーム67のケース保持空間88に実装ケース1を嵌合させ、供給部ケースクランプ装置66により実装ケース1を保持させて確実に受け渡すことができる。同様に使用済みの実装ケース1もスイングフレーム67の保持空間88からケース受取部52aに受取部リフト装置58Aを介して受け取ることができ、実装ケース1の供給と回収とをスムーズに行うことができる。
【0043】
さらにまた旋回リフト装置4では、昇降ガイド支柱33を介して昇降台35のフォーク37を旋回させるので、フォーク37上の実装ケース1の旋回半径を大きくとれ、また旋回により周辺部材との干渉を回避して搬送することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上に述べたごとく本発明の請求項1記載の発明によれば、供給コンベヤ手段により搬入された実装ケースを、張出アーム装置のアーム両端部に供給部クランプ装置を介して保持させ、アーム出退装置によりアームをシールド軸心方向に駆動してセグメント組立装置のケース保持部に対応させ、このケース保持部の傾斜に対応してスイングフレームを回動させて実装ケースの姿勢を決めた後、張出アーム装置を伸縮駆動することにより、実装ケースをケース保持部に供給することができる。
【0045】
したがって、狭溢なトンネル内でも実装ケースを左右に振分け、張出アーム装置および実装ケースが周辺部材に干渉することなくセグメント組立装置まで搬入して、任意の角度で設置されたケース保持部に自動的に供給することができ、重量物など作業が困難な組立部品を効率良く供給することができる。
【0046】
また請求項2記載の発明によれば、回収アームと装着アームとを前後に移動させてケース保持部に対応させ、使用済みの実装ケースをセグメント組立装置のケース保持部から取り出した後、連続して新たな実装ケースをケース保持部に供給することができ、供給効率を大幅に向上させることができる。
【0047】
さらに請求項3記載の発明によれば、ケースリフト装置を上昇させて水平姿勢のスイングフレームに保持された使用済み実装ケースを支持させ、供給部クランプ装置を開放してケースリフト装置を下降することでケース受取部に使用済み実装ケースを受け取ることができる。その後、受渡しコンベヤのケース送出部に搬入された新たな実装ケースをケースリフト装置により所定高さに持ち上げるとともに、この受渡しコンベヤを横行移動させてスイングフレーム側に移動させることにより、水平姿勢のスイングフレームのケース保持空間に実装ケースを嵌合させることができ、供給部クランプ手段により実装ケースを保持してアームに受け取ることができる。したがって、実装ケースの回収と供給とをスムーズに行うことができる。
【0048】
さらにまた請求項4記載の発明によれば、昇降ガイド支柱を介して昇降台のフォークを旋回させるので、フォーク上の実装ケースの旋回移動半径を大きくとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセグメント組立装置へのコッター供給設備の実施の形態を示す全体側面図である。
【図2】同コッター供給設備の全体背面図である。
【図3】同コッター供給設備の全体平面図である。
【図4】同セグメント組立装置の全体側面図である。
【図5】同セグメント組立装置の全体正面図である。
【図6】同コッター供給設備の旋回リフト装置を示す側面図である。
【図7】同コッター供給設備の旋回リフト装置を示す平面断面図である。
【図8】同コッター供給設備の中間コンベヤ装置を示す平面図である。
【図9】同シフトコンベヤ装置を示す全体平面図である。
【図10】同シフトコンベヤ装置の受渡しコンベヤを示す側面断面図である。
【図11】同シフトコンベヤ装置と張出アーム装置の受渡し動作を説明する半背面図である。
【図12】同シフトコンベヤ装置と張出アーム装置の受渡し動作を説明する要部拡大背面図である。
【図13】同張出アーム装置のスイングフレームを示す全体半平面図である。
【図14】同張出アーム装置のスイングフレームを示す部分拡大平面図である。
【図15】同張出アーム装置のスイングフレームによる実装ケースの受渡し動作を示す背面図である。
【図16】同コッター供給設備に使用するコッターの実装ケースを示す斜視図である。
【図17】同セグメント組立装置のケース保持部を示す正面図である。
【図18】同セグメント組立装置のケース保持部を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 実装ケース
3 下部コンベヤ装置
4 旋回リフト装置
5 中間コンベヤ装置
6 シフトコンベヤ装置
7 張出アーム装置
8 コッター部材
11 真円保持装置
12 セグメント組立装置
13 シールド掘進機
15 セグメント保持フレーム
17 ケース保持部
18 コッター打込み装置
20 組立部ケースクランプ装置
24 挿入ガイド空間
25 固定ブロック
25a 受取用クランプ部
25b 送出用クランプ部
31 ブラケット
32 垂直ピン
33 昇降ガイド支柱
34 旋回用モータ
35 昇降台
37 フォーク
52R,52L 受渡しコンベヤ
52a ケース受取部
52b ケース送出部
54 横行装置
56A,56B ケースリフト装置
62 アーム出退装置
63A 回収アーム
63B 装着アーム
64 アーム伸縮装置
66 供給部ケースクランプ装置
67 スイングフレーム
84 スイングシリンダ
88 ケース保持空間

Claims (4)

  1. 左右両側に張り出したアームを有する張出アーム装置の左右のアーム先端部に、組立部品が実装された実装ケースを保持可能な供給部クランプ装置を有するスイングフレームを揺動自在で、かつアームの長さ方向に出退自在に配設し、
    この張出アーム装置に、供給コンベヤ手段からの部品受取位置と、セグメント組立装置の左右両側に形成された一対のケース保持部に対応する部品供給位置との間で前記アームをシールド軸心方向に出退するアーム出退装置を設けた
    ことを特徴とするセグメント組立装置への部品供給設備。
  2. 張出アーム装置に、使用済み実装ケースを回収する回収アームと、新たな実装ケースを供給する装着アームとが前後位置に配置され、
    前記アーム出退装置により回収アームと装着アームとを移動させてケース保持部に対する使用済み実装ケースの回収と新たな実装ケースの装着とを連続して行えるように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のセグメント組立装置への部品供給設備。
  3. 供給コンベヤ手段は、中間コンベヤ装置と、この中間コンベヤ装置からの実装ケースを左右に振り分けるために幅方向に横行自在な受渡しコンベヤを有するシフトコンベヤ装置とを具備し、
    これら受渡しコンベヤにケース受取部とケース送出部とを形成するとともに、ケース受取部とケース送出部とにそれぞれ実装ケースを上昇可能なケースリフト装置を具備し、
    前記スイングフレームに、受渡しコンベヤの横行方向の一方側が開放されて実装ケースが嵌合可能なケース保持空間を形成した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のセグメント組立装置への部品供給設備。
  4. 供給コンベヤ手段の入口に配置されて実装ケースを供給コンベヤ手段に搬入する旋回リフト装置を具備し、
    この旋回リフト装置に、昇降ガイド支柱に昇降自在に案内される昇降台に実装ケースを搭載可能なフォークを設けるとともに、前記昇降ガイド支柱から所定距離離れた鉛直軸心周りに昇降ガイド支柱を旋回させる旋回駆動装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のセグメント組立装置への部品供給設備。
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