JP3763367B2 - セグメント搬入装置およびセグメント搬入方法 - Google Patents

セグメント搬入装置およびセグメント搬入方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シールド掘進機に設けられるセグメント搬入装置およびセグメント搬入方法に係り、特にセグメント送りとセグメント搬入装置の自走とを兼用したローラを有するセグメント搬入装置およびセグメント搬入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
第1の従来技術として図6および図7に示す「特開平4−179800」では、シールド本体51内にシールド本体51の掘進と共に移動自在なガイドレール61を設け、このガイドレール61に走行モータ69により移動自在な搬送台車63を設け、この搬送台車63に搬送すべきセグメント55を載置するセグメント受台63aと、搬送台車63を既設セグメント55へ固定するクランプ71を設けると共に、前記セグメント受台63aの後方に、セグメント受台63a上のセグメント55を前方へ押し出すスプレッダ74を設けたものである。
【0003】
前記構成により、先ず組立てるべきセグメント55を搬送台車63前部のセグメント受台63a上に載置し、次に走行モータ69を回転させてガイドレール61に沿って搬送台車63を前進させる。
搬送台車63が前進端へ達したらクランプシリンダ70によりクランプ71を閉じて、各クランプ71により既設セグメント55を把持することにより、搬送台車63を既設セグメント55に固定し、この状態でスプレッダシリンダ73を伸長させてセグメント受台63a上のセグメント55をセグメントエレクタ56のピックアップ位置まで押し出す。
セグメントエレクタ56のピックアップ位置まで押し出されたセグメント55は、セグメントエレクタ56によりトンネル内壁に沿って組み立てられると共に、セグメント組立中に搬送台車63はガイドレール61の後端まで後退され、次のセグメント55がセグメント受台63aへ載置される。
そして前記動作を繰返してセグメント55を次々とセグメントエレクタ56へ搬送するもので、1ピッチ分の覆工が完了すると、再びクランプシリンダ70によりクランプ71を閉じて各クランプ71により既設セグメント55を把持することにより、搬送台車63を既設セグメント55に固定させ、この状態で走行モータ69を回転させることでガイドレール61を前進させる。
【0004】
第2の従来技術として図8に示す「実開平6−28000」には、シールド掘進機のエレクタ94によるセグメント組立位置から後方の既設セグメント81上で前後進し、上面85にセグメント86を載置し得るメインフレーム83と、リフトジャッキ87を介してメインフレーム83上に設けられたアップダウンレールフレーム88と、アップダウンレールフレーム88上に前後進可能に設けられリフトジャッキ87が伸長したとき上面92がメインフレーム83の上面85よりも上昇しリフトジャッキ87が収縮したとき上面92がメインフレーム83の上面85よりも下降し上面92にセグメント86を載置し得ると共に、リフトジャッキ87を伸長してシリンダ91により前進させることができるセグメント搬送台車89を備え、ローラ84により移動可能なセグメント搬送装置が記載されている。
【0005】
第3の従来技術として図9に示す「実開平1−119499」には、セグメント自動組立装置105側へ向かって下り勾配の底部案内面106aを有するシュータ106の下方に、シュータ106から供給されたセグメント102を停止させて位置決めするセグメント位置決め台107をトンネル101長手方向へ向かって往復移動可能に配置したセグメント自動供給装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記第1の従来技術では、搬送台車63を往復移動させなければならないためにセグメント55の連続送りに時間がかかる。また、セグメント受台63a上のセグメント55をセグメントエレクタ56のピックアップ位置まで押し出すときに、クランプ71により既設セグメント55を把持して搬送台車63を既設セグメント55に固定する必要があるが、RCセグメントではクランブする箇所がないためクランプできない問題がある。
【0007】
前記第2の従来技術では、セグメント搬送台車89はシリンダ91により駆動されるため、往復動する必要があり、セグメントを連続して搬送することができない。また、セグメント搬送装置はローラ84により移動するように構成されているため、セグメントの搬送とセグメント搬送装置の移動とが別駆動であるため装置が複雑になる。またセグメント搬送台車89の駆動がシリンダ91であるため搬送距離に限界があるいう欠点がある。
【0008】
また第3の従来技術では、位置決め台107前部をシールド本体113に当てているため、位置決め台107下方のセグメントを組み立てるときには、位置決め台107を後退させる必要がある。
またシュータ106および位置決め台107を、フレーム103を介してシールド本体に取り付けなければならないため、セグメント自動供給装置が大がかりとなり、適用されるトンネル径に限界があると共に、シュータ106および位置決め台107の取付部に制限を受ける小口径のトンネル掘進機には使用できない欠点がある。
【0011】
上記の目的を達成するために、第1発明は、トンネル内を覆工するためのセグメントをその供給位置から組立位置まで搬送するセグメント搬入装置において、複数個のローラと、前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、前記支持フレームに設けられ、下降時には前記ローラを既設セグメントの内面に接触させ、上昇時には前記ローラを既設セグメントの内面から持ち上げるように支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、前記ローラを駆動するための巻掛伝導手段と、前記巻掛伝導手段の駆動源と、前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを備えている。
【0012】
第1発明によれば、支持フレームに回転可能に支持された複数個のローラ上にセグメントを載置した後、駆動源により巻掛伝導手段を駆動してローラを回転すると、ローラ上のセグメントは受台まで搬送される。受台上のセグメントはエレクタ装置によりトンネル内壁の組立位置まで運搬されてトンネル内壁を覆工する。従って、セグメントはローラの回転によってエレクタ装置に向かって送られ、セグメント搬入装置を逆駆動することなく、連続してセグメントを搬入することができるため、セグメント組立時間の短縮が図れる。
また、複数個のローラを回転可能に支持した支持フレームを昇降手段により上昇させ、このローラ上にセグメントを載置した後、駆動源により巻掛伝導手段を駆動してローラを回転するとローラ上のセグメントは受台まで搬送される。受台上のセグメントはエレクタ装置によりトンネル内壁の組立位置まで運搬されてトンネル内壁を覆工する。この動作をセグメント1リング分繰返した後、支持フレームの昇降手段を下降して既設セグメント内壁にローラを接触させる。次にローラを回転させると既設セグメント内壁をローラが転動しセグメント搬入装置がセグメント1リング分前進する。従って、同じローラでセグメントの搬送とセグメント搬入装置の自走とを兼用させるので全体がコンパクトになり、セグメント搬入装置の半径方向の厚さを薄くでき広範囲のトンネル径に適用可能となる。また、セグメント搬入装置は自走方式であり、シールド掘進機とは分離独立しているのでセグメント搬入装置をトンネル後方向へ戻す工程を必要とすることなく、セグメントを1リング分組み立てることができ作業時間が短縮できる。
【0013】
また第2発明は、第1発明のセグメント搬入装置において、前記受台に複数個の受台部ローラを回転可能に設けている。
【0014】
第2発明によれば、複数のローラによりセグメントが受台に搬入されるとき、受台が受台部ローラを備えているためセグメントの搬送抵抗が小さくなる。従って、セグメントの搬送動力が軽減されると共に、受台の摩耗も軽減することができる。
【0015】
また第3発明は、第2発明のセグメント搬入装置において、前記受台部ローラの上面を、支持フレームが昇降手段によって持ち上げられた時点での支持フレームのローラの上面より低くしている。
【0016】
第3発明によれば、受台部ローラの上面をローラの上面より低く形成したので、セグメントがローラから受台部ローラの上面にスムーズに移動する。従って、セグメントをローラから受台に確実に搬入することができ、セグメント搬入の信頼性向上する。
【0017】
また第4発明は、第1〜第3発明のセグメント搬入装置において、前記支持フレームに回転可能に支持された複数個のローラのうち終端近傍のローラの上面をセグメントの搬送方向に下り傾斜としている。
【0018】
第4発明によれば、終端近傍のローラの上面をセグメントの搬送方向に下り傾斜としたので、セグメントの自重によりローラ上およびローラから受台の上面にスムーズに移動する。従って、セグメント搬入力が軽減されると共に、回転ローラから受台へスムーズに移動するためセグメント搬入の信頼性を向上する。
【0019】
また第5発明は、複数個のローラと、前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、前記ローラを駆動する駆動源と、前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、昇降手段により上昇時には前記ローラを既設セグメントの内面から持ち上げ、ローラを回転させてセグメントの搬入を行ない、下降時には前記ローラを既設セグメントの内面に接触させ、ローラを回転させて支持フレームの自走を行なっている。
【0020】
第5発明によれば、支持フレームを昇降させることにより、ローラの一方向の駆動によりセグメントの搬入とセグメント搬入装置の自走とが可能となる。従って、支持フレームを持ち上げてセグメントを連続してエレクタ装置に1リング分搬入するので、搬入作業時間が短縮できる。また支持フレームを降ろしてローラを既設セグメントの内面に接触させてセグメント搬入装置を自走すればよいので、セグメントの組立時間が短縮できる。
【0021】
また第6発明は、複数個のローラと、前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、前記ローラを駆動する駆動源と、前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、次の工程によりセグメントを搬送することを特徴とするセグメント搬入方法である。
(1)支持フレームを昇降手段により既設セグメントの内面から持ち上げる。
(2)第1セグメントをローラ上に載置する。
(3)駆動源によりローラを駆動し、第1セグメントを受台まで搬入したら駆動源を停止して、第2セグメントをローラ上に載置する。
(4)第1セグメントをエレクタで把持して組立位置まで移動すると同時に、駆動源によりローラを駆動し、第2セグメントを受台方向に搬送する。
(5)第2セグメントを受台まで搬入したら駆動源を停止して、第3セグメントをローラに載置する。
(6)以後、(4)および(5)の工程を次のセグメントについて1リング分繰り返す。
(7)支持フレームを昇降手段により下ろし、ローラを既設セグメント内面に接触させる。
(8)ローラを駆動してセグメント搬入装置を1リング分前進させる。
【0022】
第6発明のセグメント搬入方法によれば、同じローラでセグメントの搬送とセグメント搬入装置の自走とを兼用させることにより全体がコンパクトになり、ローラが薄い広範囲の径に適用可能となる。また、セグメント搬入装置は自走方式であり、セグメント搬入装置から離れた位置でセグメントを組み立てることができるので、セグメント搬入装置をトンネル後方向へ戻すための工程が不要のため作業時間が短縮できる。 特に、エレクタ装置によりセグメントを組立中にセグメントの搬入が可能であるためセグメント組立作業時間が短縮できる。
【0023】
また第7発明は、複数個のローラと、前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、前記ローラを駆動する駆動源と、前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、次の工程によりセグメントを搬送することを特徴とするセグメント搬入方法である。
(1)支持フレームを昇降手段により既設セグメントの内面から持ち上げる。
(2)第1セグメントをローラ上に載置する。
(3)駆動源によりローラを駆動し、第1セグメントを受台方向に搬送して、ローラ上に第2セグメントを載置するスペースが確保されたら駆動源を停止して、ローラ上に第2セグメントを載置する。
(4)以後、(3)の工程を次のセグメントについて繰り返して、第1セグメントが受台に搬入されたら駆動源を停止し、ローラ上最後端部にスペースがあれば次のセグメントを載置する。
(5)受台上の第1セグメントをエレクタで把持して組立位置まで移動すると同時に、駆動源によりローラを駆動し、ローラ上最前端部のセグメントが受台に搬入されたら駆動源を停止し、ローラ上最後端部にスペースがあれば次のセグメントを載置する。
(6)以後、(5)の工程を次のセグメントについて1リング分繰り返す。
(7)支持フレームを昇降手段により下ろし、ローラを既設セグメント内面に接触させる。
(8)ローラを駆動してセグメント搬入装置を1リング分前進させる。
【0024】
第7発明のセグメント搬入方法によれば、同じローラでセグメントの搬送とセグメント搬入装置の自走とを兼用させることにより全体がコンパクトになり、セグメント搬入装置の半径方向厚さを薄くでき、広範囲のセグメント径に適用可能となる。また、セグメント搬入装置は自走方式であり、セグメント搬入装置から離れた位置でセグメントを組み立てることができるので、セグメント搬入装置をトンネル後方向へ戻すための工程が不要のため作業時間が短縮できる。 特に、エレクタ装置によりセグメントを組立中にセグメントの搬入が可能であると共に、エレクタ装置によりセグメントが組み立てられると、セグメント搬入装置上に載置された次のセグメントが直ちに受台に搬入されるため、セグメント組立作業時間を大幅に短縮できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明に係るセグメント搬入装置およびセグメント搬入方法の各実施例について説明する。
図1(A)は、トンネル内を覆工するためのセグメント1をその供給位置から組立位置まで搬送するセグメント搬入装置10の平面図で、支持フレーム2には複数個のローラとして搬送ローラ3および傾斜部ローラ4が回転可能に支持されており、支持フレーム2に接続された受台15の上面には受台部ローラ5が回転可能に支持されている。
搬送ローラ3と傾斜部ローラ4とは、図1(B)に示されるように支持フレーム2に回転可能に支持された支持軸6に固定され、各支持軸6にはチェーン用スプロケット7が嵌合固定されており、このスプロケット7には駆動源8によって駆動される駆動スプロケット9との間に巻掛伝導手段としてチェーンが巻き掛けられている。
【0026】
以上により構成されたセグメント搬入装置10は、図2に示されるように搬送部10aと、傾斜部10bと、受台部10cとから構成されており、支持フレーム2の下部には既設セグメント11の内面との間に、搬送部10aでは第1昇降ジャッキ12が、受台部10cでは第2昇降ジャッキ13が装着されている。
受台部10c上方にはトンネル掘進機に装着されたセグメントエレクタ装置のエレクタヘッド14が位置している。
【0027】
また図3に示されるように、受台15に回転可能に設置された受台部ローラ5の上面は搬送ローラ3の上面より低く形成され、これら各ローラ3,5の上面間は傾斜部10bに回転可能に設置された傾斜部ローラ4の上面によりスムーズに連結されている。
【0028】
前記構成により次のように作用する。
搬送ローラ3および傾斜ローラ4を回転可能に支持した支持フレーム2を、昇降手段としての第1昇降ジャッキ12および第2昇降ジャッキ13により上昇させ、この搬送ローラ3上にセグメント1を載置した後、駆動源8により巻掛伝導手段としてのチェーンを駆動して搬送ローラ3および傾斜ローラ4を回転すると、搬送ローラ3上のセグメント1は受台15まで搬送される。
受台15上のセグメント1はセグメントエレクタ装置のエレクタヘッド14によりセグメント組立部まで運搬されてトンネル内壁を覆工する。
この動作をセグメント1リング分繰返した後、支持フレーム2および受台15の昇降手段としての第1昇降ジャッキ12および第2昇降ジャッキ13を下降させた後、駆動源8によりチェーンを駆動して搬送ローラ3および傾斜ローラ4を回転すると、既設セグメント11内壁を搬送ローラ3が転動することにより、セグメント搬入装置10がセグメント1リング分トンネル前方へ自走する。
支持フレーム2の搬送ローラ3および傾斜部ローラ4により、セグメント1が受台15の受台部ローラ5上に搬入されるとき、受台15が受台部ローラ5で形成されているためセグメント1の搬送抵抗を低減できる。
また受台部ローラ5の上面を搬送ローラ3の上面より低く形成し、これら受台部ローラ5の上面と搬送ローラ3の上面間を、傾斜ローラ4の上面によりセグメントの搬送方向に下り傾斜としたので、セグメント1は自重により搬送ローラ3および傾斜部ローラ4から受台部ローラ5にスムーズに搬送される。
なお、本実施例においては巻掛伝動手段としてチェーンを使用し、また昇降手段として昇降ジャッキを使用したが、これに限るものではない。
【0029】
図4は本発明の第7発明に相当するセグメント搬入方法の第1実施例で、複数個のローラ3と、これらローラ3を回転可能に支持する支持フレーム2と、前記ローラ3を駆動する駆動源8と、支持フレーム2に昇降手段として第1昇降ジャッキ12を設置する(図2に示す第2昇降ジャッキ13は省略し、支持フレーム2と受台15との接続部を摺動させて受台15は昇降しない構成とする)セグメント搬入装置10に、2個までのセグメント1を載置できる場合のセグメント搬入方法で、次の工程によりセグメント1を搬送する。
(1)支持フレーム2を第1昇降ジャッキ12により持ち上げる。
(2)第1セグメント1aをホイスト等の手段でセグメント搬入装置10後端のローラ3上に載置する。
(3)駆動源8によりチェーン等を介してローラ3を駆動し、第1セグメント1aを受台15まで搬入したら、駆動源8を停止して、第2セグメント1bをローラ上に載置する。
(4)第1セグメント1aをエレクタヘッド14に把持してセグメント組立部方向に移動すると同時に、駆動源8によりローラ3を駆動し、第2セグメント1bを受台15方向に搬送する。
(5)第2セグメント1bを受台15まで搬入したら駆動源8を停止して、第3セグメント1cをローラ3に載置する。
(6)以後、(4)および(5)の工程を次のセグメント1d以降について1リング分繰り返す。
(7)支持フレーム2を昇降手段12により下ろし、ローラ3を既設セグメント11内面に接触させる。
(8)セグメントの搬入と同じ方法でローラ3を駆動してセグメント搬入装置10を既設セグメント11内周面上を自走させ、1リング分前進させた後、工程(1)に戻る。
【0030】
前記セグメント搬入方法の第1実施例によれば、特に、セグメントエレクタ装置によりセグメント1を組立中に次のセグメント1の搬入が可能であるため、セグメント組立作業時間を短縮することができる。
【0031】
図5は本発明の第8発明に相当するセグメント搬入方法の第2実施例で、複数個のローラ3と、これらローラ3を駆動する駆動源8と、前記ローラ3を回転可能に支持する支持フレーム2と、この支持フレーム2に昇降手段として第1昇降ジャッキ12を設置する(図2に示す第2昇降ジャッキ13は省略し、支持フレーム2と受台15との接続部を摺動させて受台15は昇降しない構成とする)セグメント搬入装置10に、3個以上のセグメント1を載置できる場合のセグメント搬入方法で、次の工程によりセグメントを搬送する。
(1)支持フレーム2を第1昇降ジャッキ12により持ち上げる。
(2)第1セグメント1aをホイスト等の手段でセグメント搬入装置10後端のローラ3上に載置する。
(3)駆動源8によりチェーン等を介してローラ3を駆動し、第1セグメント1aを受台15方向に搬送して、ローラ3上に第2セグメント1bを載置するスペースが確保されたら駆動源8を停止して、ローラ3上に第2セグメント1bを載置する。
(4)以後、(3)の工程を次のセグメント1c以降について繰り返して、セグメント搬入装置10最前端部のセグメント1aが受台15に搬入されたら駆動源8を停止し、ローラ3上最後端部にスペースがあれば次のセグメント1を載置する。
(5)受台15上のセグメント1をエレクタヘッド14により把持してセグメント組立部方向に移動すると同時に、駆動源8によりローラ3を駆動し、ローラ3上最前端部のセグメント1bが受台15に搬入されたら駆動源8を停止し、ローラ3上最後端部にスペースがあれば次のセグメント1を載置する。
(6)以後、(5)の工程を次のセグメント1c以降について1リング分繰り返す。
(7)支持フレーム2を第1昇降ジャッキ12により下ろし、ローラ3を既設セグメント11内面に接触させる。
(8)セグメント1の搬入と同じ方法でローラ3を駆動してセグメント搬入装置10を既設セグメント11内周面上を自走させ、1リング分前進させた後、工程(1)に戻る。
【0032】
前記セグメント搬入方法の第2実施例によれば、特に、セグメントエレクタ装置によりセグメント1を組立中に次のセグメント1を搬入できるだけでなく、セグメントエレクタ装置によりセグメント1が組み立てられると、セグメント搬入装置10上に載置された次のセグメント1が直ちに受台15に搬入されるため、セグメント組立作業時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセグメント搬入装置の一実施例を示す平面図で、(A)は全体平面図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の受台部および傾斜部の詳細図である。
【図4】セグメント搬入方法の第1実施例を示す図である。
【図5】セグメント搬入方法の第2実施例を示す図である。
【図6】第1の従来技術を示す縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】第2の従来技術を示す図である。
【図9】第3の従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1 セグメント
1a 第1セグメント
1b 第2セグメント
1c 第3セグメント
1d 第4セグメント
2 支持フレーム
3 搬送ローラ
4 傾斜部ローラ
5 受台部ローラ
6 支持軸
7 スプロケット
8 駆動源
9 駆動スプロケット
10 セグメント搬入装置
10a 搬送部
10b 傾斜部
10c 受台部
11 既設セグメント
12 第1昇降ジャッキ
13 第2昇降ジャッキ
14 エレクタヘッド
15 受台

Claims (7)

  1. トンネル内を覆工するためのセグメントをその供給位置から組立位置まで搬送するセグメント搬入装置において、
    複数個のローラと、
    前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに設けられ、下降時には前記ローラを既設セグメントの内面に接触させ、上昇時には前記ローラを既設セグメントの内面から持ち上げるように支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、
    前記ローラを駆動するための巻掛伝導手段と、
    前記巻掛伝導手段の駆動源と、
    前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを備えた
    ことを特徴とするセグメント搬入装置。
  2. 請求項1記載のセグメント搬入装置において、
    前記受台に複数個の受台部ローラを回転可能に設けたことを特徴とするセグメント搬入装置。
  3. 請求項2記載のセグメント搬入装置において、
    前記受台部ローラの上面を、支持フレームが昇降手段によって持ち上げられた時点での支持フレームのローラの上面より低くしたことを特徴とするセグメント搬入装置。
  4. 請求項1〜3記載のセグメント搬入装置において、
    前記支持フレームに回転可能に支持された複数個のローラのうち終端近傍のローラの上面をセグメントの搬送方向に下り傾斜とした
    ことを特徴とするセグメント搬入装置。
  5. 複数個のローラと、
    前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、
    前記ローラを駆動する駆動源と、
    前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、
    昇降手段により上昇時には前記ローラを既設セグメントの内面から持ち上げ、ローラを回転させてセグメントの搬入を行ない、
    下降時には前記ローラを既設セグメントの内面に接触させ、ローラを回転させて支持フレームの自走を行なう
    ことを特徴とするセグメント搬入方法。
  6. 複数個のローラと、
    前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、
    前記ローラを駆動する駆動源と、
    前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、
    次の工程によりセグメントを搬送することを特徴とするセグメント搬入方法。
    (1)支持フレームを昇降手段により既設セグメントの内面から持ち上げる。
    (2)第1セグメントをローラ上に載置する。
    (3)駆動源によりローラを駆動し、第1セグメントを受台まで搬入したら駆動源を停止して、第2セグメントをローラ上に載置する。
    (4)第1セグメントをエレクタで把持して組立位置まで移動すると同時に、駆動源によりローラを駆動し、第2セグメントを受台方向に搬送する。
    (5)第2セグメントを受台まで搬入したら駆動源を停止して、第3セグメントをローラに載置する。
    (6)以後、(4)および(5)の工程を次のセグメントについて1リング分繰り返す。
    (7)支持フレームを昇降手段により下ろし、ローラを既設セグメント内面に接触させる。
    (8)ローラを駆動してセグメント搬入装置を1リング分前進させる。
  7. 複数個のローラと、
    前記ローラを回転可能に支持する支持フレームと、
    前記支持フレームに設置され、支持フレームを既設セグメントの内面から昇降させる昇降手段と、
    前記ローラを駆動する駆動源と、
    前記ローラにより搬送されたセグメントを受け取る受台とを有するセグメント搬入装置を用いたセグメント搬入方法において、
    次の工程によりセグメントを搬送することを特徴とするセグメント搬入方法。
    (1)支持フレームを昇降手段により既設セグメントの内面から持ち上げる。
    (2)第1セグメントをローラ上に載置する。
    (3)駆動源によりローラを駆動し、第1セグメントを受台方向に搬送して、ローラ上に第2セグメントを載置するスペースが確保されたら駆動源を停止して、ローラ上に第2セグメントを載置する。
    (4)以後、(3)の工程を次のセグメントについて繰り返して、第1セグメントが受台に搬入されたら駆動源を停止し、ローラ上最後端部にスペースがあれば次のセグメントを載置する。
    (5)受台上の第1セグメントをエレクタで把持して組立位置まで移動すると同時に、駆動源によりローラを駆動し、ローラ上最前端部のセグメントが受台に搬入されたら駆動源を停止し、ローラ上最後端部にスペースがあれば次のセグメントを載置する。
    (6)以後、(5)の工程を次のセグメントについて1リング分繰り返す。
    (7)支持フレームを昇降手段により下ろし、ローラを既設セグメント内面に接触させる。
    (8)ローラを駆動してセグメント搬入装置を1リング分前進させる。
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