JPH08197995A - 自動車のトリム構造 - Google Patents
自動車のトリム構造Info
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- JPH08197995A JPH08197995A JP1183095A JP1183095A JPH08197995A JP H08197995 A JPH08197995 A JP H08197995A JP 1183095 A JP1183095 A JP 1183095A JP 1183095 A JP1183095 A JP 1183095A JP H08197995 A JPH08197995 A JP H08197995A
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- cushion
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
ッド厚さが薄い場合や、クッション側部とボディとの間
にハーネス等の内蔵部品が配置されている場合にクッシ
ョンストロークの不足を補うことができるようにするこ
とにある。 【構成】 自動車のボデー10の室内側に装着される合
成樹脂製のボデーサイドトリム12に、リヤシートクッ
ション13の側部25の下面とボデー部材との間に延出
するトリム延長部30が設けられている。このトリム延
長部30に、弾性変形可能な可撓部35が設けられてい
る。可撓部35は、例えば、トリム延長部30の一部に
スリットや凹部,孔などを設けることによって可撓性を
もたせたものでもよいし、あるいはトリム12に形成し
た開口部に柔軟なゴム板等の弾性部材を設けることによ
って可撓性をもたせている。可撓部35の下部に、ハー
ネスなどの内蔵部品が配置されている。
Description
トクッション付近に装着されるトリムを備えた自動車の
トリム構造に関する。
形された板金製のパネルが主たる構成要素であり、パネ
ルの室内側を合成樹脂製のトリムなどの内装部材によっ
て覆うようにしている。例えば図7に示すトリム構造の
場合、リヤシート1が設けられたボデー2の室内側にボ
デーサイドトリム3が装着されている。
ボデー2を構成するサイドパネルあるいはリーンフォー
ス等のボデー部材4の内面におおむね沿った形状に成形
されている。この場合、ボデー部材4の形状によってク
ッション側部5の形状が制約を受けることがある。
に突き出ている場合には、クッション側部5がボデー部
材4の上に重なるため、クッション側部5のパッド厚さ
を十分に確保できないことがある。また、車種によって
は、ボデー部材4とクッション側部5との間に、電装用
のハーネスや車載コンピュータのハウジングあるいは各
種管類などの硬い内蔵部品6が設置されることもある。
クッション側部5の下面側に比較的硬い内蔵部品6が設
けられていたり、クッション側部5の厚みが薄い場合、
乗員の乗降時や着座時などにクッション側部5に尻や大
腿部など身体の一部が乗った時のクッションストローク
が不足し、ごつごつとした底突き感が発生して乗り心地
を損なうことがある。
の下部を延長した場合には、クッション側部5の上から
衝撃荷重のような過負荷がトリム3の延長部分に入力さ
れた時に、トリム3が割れるなどの損傷を生じることが
考えられる。
パッド厚さが薄い場合や、クッション側部とボディ部材
との間にハーネス等の内蔵部品が配置されている場合で
も、クッション側部のクッションストロークの不足を補
うことができ、底突き感や異物感を軽減できるような自
動車のトリム構造を提供することにある。
に開発された本発明のトリム構造は、ボデーの室内側に
装着される合成樹脂製のトリムに、リヤシートクッショ
ンの側部下面とボデー部材との間に延出するトリム延長
部を設けるとともに、上記トリム延長部に、弾性変形可
能な可撓部を設けたことを特徴とするものである。
に複数のスリットや孔、あるいは凹部を設けることによ
ってトリム延長部の少なくとも一部を撓みやすくしたも
のや、上記トリム延長部にトリムとは別体のゴム状弾性
部材を設けることによって、厚み方向に可撓性をもたせ
るようにしたものなどが採用される。
側部とボデー部材との間に可撓部を有するトリム延長部
が介在するため、クッション側部のパッド厚さが薄い場
合や、クッション側部とボデー部材との間にハーネス等
の内蔵部品が設置されていても、上記可撓部によってク
ッション側部のたわみストロークを補うことができ、乗
降時などにクッション側部に乗員の体の一部が乗って
も、底突き感などが生じることを防止できる。
し図3に示すトリム構造を参照して説明する。図1に示
すように、自動車のボデー10の室内側にリヤシート1
1が設置されており、このリヤシート11の側方に、図
2に例示するような合成樹脂製のボデーサイドトリム1
2が装着されている。リヤシート11は、周知のものと
同様にシートクッション13とシートバック14などを
備えている。
金をプレス成形してなるサイドパネル等のボデー部材2
0を主たる構成要素とし、必要に応じてリーンフォース
等の補強用ボデー部材21が設けられている。このボデ
ー部材21は室内側に突き出ている。この場合、リヤシ
ート11のクッション側部25がボデー部材21の上に
重なるため、クッション側部25は、その先端側の厚み
が漸減し、かつ、このクッション側部25は上方に盛り
上がった形状となっている。
とボデー部材21との間に入り込むことのできる形状の
トリム延長部30が設けられている。このトリム延長部
30は、クッション側部25の下面に沿って斜め下方に
延び、フロアパネル31の近くに達している。
けられている。この可撓部35は、トリム12の一部に
複数のスリット36を形成することによって、トリム延
長部30の一部分に可撓性をもたせたものである。スリ
ット36は、トリム12の板厚方向に貫通するものでも
よいが、板厚方向に貫通しない凹溝などのように、トリ
ム12の肉厚を部分的に減らしたものであってもよい。
図示例の場合には、複数のスリット36が互いにほぼ平
行に設けられている。
の内蔵部品38が設けられている。この内蔵部品38
は、ボデー部材21とトリム延長部30との間の隙間3
9に収容されている。なお、車種によっては、内蔵部品
38として、ハーネス以外に、車載コンピュータのハウ
ジングや各種ケーブル,管類などがトリム延長部30の
裏側に配置される場合もある。
の貫通孔40を可撓部35の輪郭に沿って配置すること
によって、トリム延長部30の一部分に可撓性をもたせ
たものであってもよい。あるいは図5に示すように、ト
リム延長部30に適宜形状の開口部45を設けるととも
に、この開口部45を塞ぐようにして柔軟なエラストマ
や合成ゴムなどからなるプレート状あるいはスポンジ状
のゴム状弾性部材46を設けることにより、厚み方向に
弾性変形可能な可撓部35を構成してもよい。また、ト
リム延長部30の全体を上記と同様のゴム状弾性部材4
6によって構成してもよい。
30に適宜形状の開口部45を設けるとともに、開口部
45の内側にプレート状のサポート部材50を配置し、
このサポート部材50を可撓性の接続具51によって開
口部45の縁部に支持させることにより、サポート部材
50が撓むことができるようにしてもよい。サポート部
材50は合成樹脂あるいはゴム板などが好適に使用され
る。接続具51の材料は問わないが、例えばスプリング
やゴム部材,ワイヤなどが適している。
乗降時や着座時などに、クッション側部25に乗員の臀
部や大腿部などの身体の一部が乗った時に、クッション
側部25が厚み方向に圧縮されて撓むとともに、トリム
延長部30を押す方向の荷重が可撓部35に入力される
ことにより、可撓部35が撓む。
5をもたない従来のトリムに比較して、クッション側部
25のたわみストロークを大きくとることができるた
め、底突き感を軽減できるとともに、柔らかな乗り心地
となる。また、ハーネス等の内蔵部品38がボデー部材
21とクッション側部25との間に設けられていても、
異物感をなくすことができ、衝撃荷重などの過負荷がク
ッション側部25に入力されても、トリム延長部30が
割れるなどの損傷を回避できる。
シート側部近傍のボデーサイドトリム以外に、例えばト
ラック等の運転席後部の休憩室の仮眠用ベッドを兼ねた
リヤシート側部のトリムなどにも適用することができ
る。
のクッションストロークの不足をトリムの延長部を利用
して補うことができ、乗員の乗降時や着座時にクッショ
ン底突きなどの不快感を与えることがなく、シートが快
適なものになるとともに、クッション側部からトリム延
長部に衝撃荷重のような過大な入力があっても、可撓部
が撓むことができるためエネルギーが吸収され、トリム
の割れなどの破損を防止できる。また、本発明の可撓部
を備えたトリムは、従来のトリムと同様にボデー側部材
に組付けることができる。
動車の室内の一部の斜視図。
部の斜視図。
図。
斜視図。
視図。
Claims (5)
- 【請求項1】ボデーの室内側に装着される合成樹脂製の
トリムに、リヤシートクッションの側部下面とボデー部
材との間に延出するトリム延長部を設けるとともに、上
記トリム延長部に、弾性変形可能な可撓部を設けたこと
を特徴とする自動車のトリム構造。 - 【請求項2】上記可撓部は、上記トリム延長部に複数の
スリットまたは孔を設けることによって上記トリム延長
部の一部分を撓みやすくしたものであることを特徴とす
る請求項1記載のトリム構造。 - 【請求項3】上記可撓部は、上記トリム延長部にゴム状
弾性部材を設けたものであることを特徴とする請求項1
記載のトリム構造。 - 【請求項4】上記可撓部は、上記トリム延長部の一部の
肉厚を薄くすることによって上記トリム延長部の一部分
を撓みやすくしたものであることを特徴とする請求項1
記載のトリム構造。 - 【請求項5】上記可撓部の下面側に、上記ボデー部材に
沿ってハーネスが設けられていることを特徴とする請求
項1記載のトリム構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011830A JP3070425B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 自動車のトリム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011830A JP3070425B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 自動車のトリム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08197995A true JPH08197995A (ja) | 1996-08-06 |
JP3070425B2 JP3070425B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=11788681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7011830A Expired - Fee Related JP3070425B2 (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 自動車のトリム構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070425B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP7011830A patent/JP3070425B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3070425B2 (ja) | 2000-07-31 |
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