JP2024010794A - 背もたれパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】背もたれパッドが車椅子使用者の背中を受け止めた際の変形を抑制する。【解決手段】車室の壁に沿って配置された横手摺113に取り付けられ、壁と車椅子に着座した車椅子使用者の背中との間に挟み込まれて、車椅子使用者の背中を受け止める柔軟な材料で形成された背もたれパッド10であって、幅方向外側部分に上下方向に延びる補強部材60が設けられている。【選択図】図2
Description
本発明は、車室の壁と車椅子使用者の背中との間に挟み込まれて、車椅子使用者の背中を受け止める背もたれパッドの構造に関する。
特許文献1には、バスの車内に車椅子を固定する際に、フロア上に突出しているタイヤハウス等の凸構造物に背もたれ板を固定し、これに車椅子固定装置を取り付け、車椅子の背もたれを背もたれ板の方に向けて車椅子固定装置に固定することが開示されている。
特許文献1に記載された背もたれ板には、バスの急発進時や衝突時に車椅子使用者から車両前後方向の衝撃力が加わる。背もたれ板にはこの衝撃力を吸収することが求められる。このため、背もたれ板に代えて柔軟な材料で形成された背もたれパッドを取り付けることが検討されている。しかし、柔軟な材料で背もたれパッドを形成した場合には、車椅子使用者の背中を受け止めた際に背もたれパッドが車両前後方向に変形するおそれがあった。
そこで、本発明は、背もたれパッドが車椅子使用者の背中を受け止めた際の変形を抑制することを目的とする。
本発明の背もたれパッドは、車室の壁に沿って配置された横手摺に取り付けられ、前記壁と車椅子に着座した車椅子使用者の背中との間に挟み込まれて、前記車椅子使用者の前記背中を受け止める柔軟な材料で形成された背もたれパッドであって、幅方向外側部分に上下方向に延びる補強部材が設けられていること、を特徴とする。
これにより、車両前後方向の曲げ強度が大きくなり、車椅子使用者の背中を受け止めた際に背もたれパッドの上部の車両前後方向への変形を抑制できる。
本発明の背もたれパッドにおいて、前記横手摺の上に引っかけられる下側に開放した溝部を備え、前記補強部材は、前記溝部の上側と下側とにわたって上下方向に延びており、前記溝部より上側の上部分の長さが前記溝部より下側の下部分の長さよりも長くてもよい。
これにより、車椅子使用者の背中から肩の部分の受け止め力を大きくでき、背もたれパッドの上部の車両前後方向への変形を抑制できる。
本発明の背もたれパッドにおいて、前記車椅子使用者の背中を受け止める背もたれ面を備える基体部と、前記基体部の上側部分で前記基体部から前記背もたれ面と反対方向に突出する略直方体形状の上台座部と、前記基体部の下側部分で前記基体部から前記背もたれ面と反対方向に突出する略四角錐台形状の下台座部と、を備え、前記溝部は、前記上台座部の下面に形成され、前記補強部材は、前記基体部に埋め込まれ、前記上部分と前記下部分と前記上部分と前記下部分の間の中央部とで構成され、前記補強部材の前記上部分の長さは、前記溝部の上端から前記基体部の上部までの長さの1/2以上でもよい。
これにより、背もたれパッドの上部の車両前後方向への変形をより抑制できる。
本発明は、背もたれパッドが車椅子使用者の背中を受け止めた際の変形を抑制できる。
以下、図面を参照しながら実施形態の背もたれパッド10について説明する。最初に図1を参照しながら背もたれパッド10が取り付けられる車両100について説明する。各図に示す矢印FR、矢印UP、矢印RHは、車両100の前方向(進行方向)、上方向、右方向をそれぞれ示している。また、各矢印FR、UP、RHの反対方向は、車両後方向、下方向、左方向を示す。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車両幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。以下の説明では、車両100の一例として、乗り合い車両であるバスとして説明するが車両100はこれ以外の種類の車両であってもよい。
図1に示すように、車両100は、運転者が搭乗する前方の運転室101と乗客が搭乗する後方の車室102とを備えている。運転室101には運転席103が設けられており、運転室101と車室102とは、運転席103の後方に取り付けられた仕切り壁109で仕切られている。仕切り壁109は、下壁部111と、下壁部111よりも車両後方に張り出した上壁部110とを有している。
車室102は、フロア104と車両右側の右壁105と、車両左側のドア開口106とを備えている。ドア開口106は、図示しないドアによって開閉され、乗客が車室102に乗降する乗降口である。図1は、ドアが開とされてドア開口106が現れた状態を示している。ドア開口106の下端には、車椅子80で乗降する際のスロープ107が設けられている。また、仕切り壁109の車両後方のフロア104には、車椅子80を搭載する車椅子搭載スペース108が設けられている。
仕切り壁109の後方には、フロア104から立ち上がる縦手摺112と、縦手摺112の上端から右側に屈曲し、仕切り壁109の後面に沿って車両右側に向かって延びる横手摺113とが取り付けられている。横手摺113の右端は、右壁105に取り付けられて車両前後方向に延びる手摺114に接続されている。
横手摺113には背もたれパッド10が取り付けられている。背もたれパッド10は、仕切り壁109と車椅子80に着座した車椅子使用者90の背中91との間に挟み込まれて、車椅子使用者90の背中91を受け止める構造体である。背もたれパッド10は、車椅子使用者90の背中91を受け止める背もたれ面12と、横手摺113の上に引っかけられる溝部40とを備えている。図1に示すように溝部40を横手摺113に引っかけて背もたれパッド10を横手摺113に取り付けると、背もたれパッド10の背もたれ面12は車両後方を向き、背もたれパッド10の車両前方側に配置された上台座部20と下台座部30とはそれぞれ仕切り壁109の上壁部110と下壁部111の車両後方面に当接する。尚、背もたれパッド10の構造の詳細については後で説明する。
車椅子80に着座した車椅子使用者90は、車椅子80に着座したままスロープ107を通って車室102に搭乗する。そして、車椅子使用者90は、背中91が背もたれパッド10の背もたれ面12に接するように後向きに車椅子80を車椅子搭載スペース108に停車させ、ベルト84で手摺114に車椅子80を固定する。これにより、背もたれパッド10は、仕切り壁109と車椅子80に着座した車椅子使用者90の背中91との間に挟み込まれ、車両100の急停車時や前突時に車椅子使用者90からの車両前方への衝撃力を受け止める。
次に、図2~図5を参照しながら背もたれパッド10の詳細構造について説明する。図2に示すように、背もたれパッド10は、基体部11と、上台座部20と、下台座部30とを備えている。基体部11と、上台座部20と、下台座部30とは、例えば、ウレタン等の柔軟な材料で一体に成形されている。尚、以下の説明では、図1に示すように背もたれパッド10の背もたれ面12が車両後方となるように横手摺113に取付けた状態で、車両100の前方、後方、上方、下方、左方、右方となる方向をそれぞれ背もたれパッド10の前方、後方、上方、下方、左方、右方として説明する。また、各図のUP、FR、RHは背もたれパッド10の上方、前方、右方を示す。
図2、3に示すように、基体部11は、後方側の背もたれ面12と、左右の側部13と、上部14と、下部15とを含む部分である。基体部11は、左右方向の幅より上下方向の長さが長い略直方体形状である。図3に示すように、基体部11の背もたれ面12は、車椅子使用者90の背中91からの衝撃力を受け止める面である。背もたれ面12は、車椅子使用者90の背中91にフィットするように、左右方向の中央部分が少し車両前方に向かって凹むように緩やかに湾曲している。左右の側部13は、上台座部20の側面から外側に向かって張り出した部分である。側部13は、車椅子使用者90からの衝撃力を受けると、湾曲して車椅子使用者90の背中91の側部を受け止める。図2、3に示すように、基体部11の内部には、補強部材60が取り付けられている。補強部材60については後で詳細に説明する。
図2、4、5に示すように、上台座部20は、基体部11の上側部分で基体部11から背もたれ面12と反対方向である前方に突出する略直方体形状の部分である。上台座部20は、上面21と、上側面22と、上前面23と、下面24とで囲まれている。上面21は、基体部11の上部14に続く面である。上側面22は、基体部11の側部13に続く面である。上前面23は、基体部11の背もたれ面12と略平行の平面で、背もたれパッド10が横手摺113に取り付けられた際に仕切り壁109の上壁部110の車両後方面に当接する面である。上前面23には、2つの凹部25、26が設けられている。下面24には、下側に開放した逆U字状の溝部40が設けられている。
下台座部30は、基体部11の下側部分で基体部11から背もたれ面12と反対方向である前方に突出する略四角錐台形状の部分である。下台座部30は、前側の上傾斜面34と下傾斜面33と、下側面35と、下前面32と、下端面36とで囲まれている。上傾斜面34は、基体部11の前側で、上台座部20の溝部40の後方側の内面から下斜め前方向に向かって延びる面である。下傾斜面33は、上傾斜面34の下端から上傾斜面34よりも傾斜角度が大きくなって下斜め前に延びる面である。上傾斜面34と、下傾斜面33と、上台座部20の下面24とで構成される空間は、背もたれパッド10を横手摺113に取り付ける際に、横手摺113が上下方向に移動する空間を形成する。
下側面35は基体部11の側部13に続く面である。下端面36は、基体部11の下部15に続く部分である。下前面32は、上台座部20の上前面23よりも前方に突出しており、基体部11の背もたれ面12と略平行の平面で、背もたれパッド10が横手摺113に取り付けられた際に仕切り壁109の下壁部111の車両後方面に当接する面である。下前面32には、凹部31が設けられている。
図4に示すように、上台座部20の溝部40と下台座部30の上傾斜面34の上端部には、表面が溝部40の内面41(図5参照)及び、上傾斜面34と同一面となるように成形されたU字型のブラケット43が埋め込まれている。ブラケット43の前端部は、折り曲げられて上台座部20の下面24の中に埋め込まれている。ブラケット43は、例えば、樹脂或いは硬質ゴム等の材料で構成されており、横手摺113の上に引っかけられた際に背もたれパッド10の荷重を横手摺113に伝達する。図2、4に示すようにブラケット43は、溝部40の中央部分に設けられており、溝部40の左右の幅方向外側部分には設けられていない。
図3、4に示すようにブラケット43が配置されている中央部分よりも幅方向の外側の基体部11の幅方向外側部分には補強部材60が埋め込まれている。補強部材60は、L字型断面の金属製の長手部材で、上下方向に延びるように埋め込まれている。これにより、車椅子使用者90が車椅子搭載スペース108に車椅子80を停車させた際に、補強部材60の位置が車椅子使用者90の背骨の位置から幅方向に離れるので、車椅子使用者90が補強部材60の硬さを感じることを抑制できる。また、図3に示すように、補強部材60は、車椅子使用者90が背中91に補強部材60の硬さを感じないように背もたれ面12から前方に向かって距離Dだけ離れた位置に埋め込まれている。距離Dは、任意に設定することができる。距離Dは、例えば、10mm以上としてもよい。
図4、5に示すように、補強部材60は、溝部40の上側と下側とにわたって上下方向に延びるように基体部11の中に埋め込まれている。補強部材60は、溝部40より上側の上部分62と、溝部40より下側の下部分63と、上部分62と下部分63との間の中央部61とで構成されている。中央部61は溝部40と前後方向に重なる長さL1の部分である。そして、補強部材60の上部分62の長さL2は、溝部40の上端から基体部11の上部14までの長さH0の1/2程度の長さであり、下部分63の長さL3よりも長くなっている。これにより、背もたれ面12が車椅子使用者90の背中91から肩92を受け止めた際に、背もたれパッド10の上部14が前方に曲がり変形することを抑制できる。
図1を参照して説明したように、背もたれパッド10を横手摺113に取付けると、背もたれパッド10は、前方の仕切り壁109と後方の車椅子80に着座した車椅子使用者90の背中91との間に挟み込まれる。そして、車両100が急停車或いは前突した場合には、車椅子使用者90から前方への衝撃力が背もたれ面12に伝わる。背もたれ面12に伝わった衝撃力は、背もたれ面12から補強部材60の中央部61を介して横手摺113に伝達される。また、背もたれ面12の上側部分に伝達された衝撃力は、背もたれパッド10の上部14を前方に向かって曲げ変形させるように作用する。ここで、溝部40よりも上方向に延びる補強部材60の上部分62がこの前方に向かう衝撃力を受け止めて背もたれパッド10の上部14が前方に向かって変形することを抑制する。これにより、車両100が急停車或いは前突した際に車椅子使用者90の頭部93が前方に移動することを抑制することができる。また、背もたれ面12に伝達された衝撃力の一部は、上台座部20に伝達され、上台座部20の上前面23から仕切り壁109の上壁部110に伝達される。そして、上台座部20は、車両前後方向に潰れて衝撃力を吸収する。同様に、背もたれ面12に伝達された衝撃力の一部は、下台座部30に伝達され、下台座部30の下前面32から仕切り壁109の下壁部111に伝達される。そして、下台座部30は、上台座部20と同様に車両前後方向に潰れて衝撃力を吸収する。
以上説明したように、背もたれパッド10は、車椅子使用者90が背中91に補強部材60の硬さを感じることを抑制しつつ、車両100が急停車或いは前突した際に上部14が前方に曲がり変形することを抑制すると共に、衝撃力を吸収する。
更に、補強部材60の上部分62の長さは、溝部40の上端から基体部11の上部14までの長さH0の1/2程度で、下部分63よりも長くなっているので、車両100が急停車或いは前突した際に、背もたれパッド10の上部14が前方に曲がり変形することを効果的に抑制し、車椅子使用者90の頭部93が前方に移動することを効果的に抑制できる。
以上の説明では、補強部材60の上部分62の長さは、溝部40の上端から基体部11の上部14までの長さH0の1/2程度の長さとして説明したが、これに限らず、これより長くてもよい。
また、以上の説明では、背もたれパッド10の背もたれ面12が車両後方に向くように車室102の横手摺113に取付けるとして説明したが、これに限らない。例えば、車両後方に仕切り壁109が配置されている場合、仕切り壁109の前方に横手摺113を配置し、背もたれ面12が車両前方に向くように横手摺113に背もたれパッド10を取付けてもよい。この場合、背もたれパッド10は、後方の仕切り壁109と前方の車椅子80に着座した車椅子使用者90の背中91との間に挟み込まれ、車両100の急発進や後突の際に車椅子使用者90から後方に向かう衝撃力を受け止める。この際、背もたれパッド10は補強部材60によって背もたれパッド10の上部14が後方に向かって曲がり変形することが抑制されるので、車椅子使用者90の頭部93が後方に移動することを抑制することができる。
以上の説明では、補強部材60は、L字型断面の金属製部材として説明したが、L字型に限らず、例えば、四角断面、丸断面、円筒断面等の他の形状の断面でもよく、金属製ではなく、硬質プラスチック等の材料で構成してもよい。
次に、図6~8を参照しながら他の実施形態の背もたれパッド50について説明する。先に図1~5を参照して説明した背もたれパッド10と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。背もたれパッド50は、背もたれ面12と上傾斜面34との間の厚みが所定値以下となる部分と、溝部40の上端部をカバーする部分に補強部材70を配置したものである。その他の部位についは先に説明した背もたれパッド10と同一構造である。
図7、8に示すように、補強部材70は、溝部40より上側の上部分72と、溝部40より下側の下部分73と、上部分72と下部分73との間の中央部71とで構成されている。中央部71は溝部40と前後方向に重なる長さL1の部分である。上部分72の長さL4は、背もたれパッド10の補強部材60の上部分62の長さL2よりも短い長さL4となっている。長さL4は、溝部40に設けられたブラケット43の上端よりも少し上まで延びる長さであり、背もたれ面12で受け止めた荷重をブラケット43に伝達できるような長さとなっている。下部分73の長さは、背もたれパッド10の下部分63と同一の長さL3となっている。下部分63の長さL3は上部分72の長さL4よりも長くなっている。
背もたれパッド50は、横手摺113に取付けられた際に、上台座部20の上前面23が前方の仕切り壁109に当接する。そして、背もたれ面12の上側部分に伝達された衝撃力は、背もたれパッド10の上部14から上台座部20、上前面23を通して仕切り壁109に伝達される。このため、車椅子使用者90から前方への衝撃力が加わった際に背もたれパッド50の上部14が前方に向かって変形することが抑制される。また、背もたれ面12に伝わった衝撃力は、背もたれ面12から補強部材70の中央部71を介して横手摺113に伝達される。これにより、車両100が急停車或いは前突した際に車椅子使用者90の頭部93が前方に移動することを抑制することができる。
また、背もたれパッド50は、背もたれ面12と上傾斜面34との間の厚みが所定値以下となる部分と、溝部40の上端部をカバーする部分に補強部材70を配置したので、補強部材70の長さを短くして軽量化を図ることができる。
10,50 背もたれパッド、11 基体部、12 背もたれ面、13 側部、14 上部、15 下部、20 上台座部、21 上面、22 上側面、23 上前面、24 下面、25、26、31 凹部、30 下台座部、32 下前面、33 下傾斜面、34 上傾斜面、35 下側面、36 下端面、40 溝部、41 内面、43 ブラケット、60,70 補強部材、61,71 中央部、62,72 上部分、63,73 下部分、80 車椅子、84 ベルト、90 車椅子使用者、91 背中、92 肩、93 頭部、100 車両、101 運転室、102 車室、103 運転席、104 フロア、105 右壁、106 ドア開口、107 スロープ、108 車椅子搭載スペース、109 仕切り壁、110 上壁部、111 下壁部、112 縦手摺、113 横手摺、114 手摺。
Claims (3)
- 車室の壁に沿って配置された横手摺に取り付けられ、前記壁と車椅子に着座した車椅子使用者の背中との間に挟み込まれて、前記車椅子使用者の前記背中を受け止める柔軟な材料で形成された背もたれパッドであって、
幅方向外側部分に上下方向に延びる補強部材が設けられていること、
を特徴とする背もたれパッド。 - 請求項1に記載の背もたれパッドであって、
前記横手摺の上に引っかけられる下側に開放した溝部を備え、
前記補強部材は、前記溝部の上側と下側とにわたって上下方向に延びており、前記溝部より上側の上部分の長さが前記溝部より下側の下部分の長さよりも長いこと、
を特徴とする背もたれパッド。 - 請求項2に記載の背もたれパッドであって、
前記車椅子使用者の背中を受け止める背もたれ面を備える基体部と、
前記基体部の上側部分で前記基体部から前記背もたれ面と反対方向に突出する略直方体形状の上台座部と、
前記基体部の下側部分で前記基体部から前記背もたれ面と反対方向に突出する略四角錐台形状の下台座部と、を備え、
前記溝部は、前記上台座部の下面に形成され、
前記補強部材は、前記基体部に埋め込まれ、前記上部分と前記下部分と前記上部分と前記下部分の間の中央部とで構成され、
前記補強部材の前記上部分の長さは、前記溝部の上端から前記基体部の上部までの長さの1/2以上であること、
を特徴とする背もたれパッド。
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