JPH08195799A - 通信装置 - Google Patents
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- JPH08195799A JPH08195799A JP397995A JP397995A JPH08195799A JP H08195799 A JPH08195799 A JP H08195799A JP 397995 A JP397995 A JP 397995A JP 397995 A JP397995 A JP 397995A JP H08195799 A JPH08195799 A JP H08195799A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は１０ｐｐｓ、２０ｐｐｓのダイヤル
パルス及びＤＴＭＦ信号のいずれかに設定する回線種別
の設定を、通信装置の利用者又は設置者が手動で行うこ
となく、また確実に設定し得る通信装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 回線閉結回路２は電話回線１の閉結及び開放
を行う。ダイヤルパルス発生回路３及び４は、１０ｐｐ
ｓ及び２０ｐｐｓのダイヤルパルスを電話回線１上に送
出する。ＤＴＭＦ発生回路５は、ＤＴＭＦ信号を電話回
線１上に送出する。トーン検出回路６は、通話相手先か
ら送出されてくるトーンを回線閉結回路２を介して検出
し、検出結果を制御部７に伝達する。制御部７は、ダイ
ヤルパルス発生回路３及び４とＤＴＭＦ発生回路５を制
御し、電話回線１上にいずれか一の信号を送出する。記
憶部８は電話回線１の種別を示す回線種別識別情報及び
回線種別記憶済情報を記憶する。
パルス及びＤＴＭＦ信号のいずれかに設定する回線種別
の設定を、通信装置の利用者又は設置者が手動で行うこ
となく、また確実に設定し得る通信装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 回線閉結回路２は電話回線１の閉結及び開放
を行う。ダイヤルパルス発生回路３及び４は、１０ｐｐ
ｓ及び２０ｐｐｓのダイヤルパルスを電話回線１上に送
出する。ＤＴＭＦ発生回路５は、ＤＴＭＦ信号を電話回
線１上に送出する。トーン検出回路６は、通話相手先か
ら送出されてくるトーンを回線閉結回路２を介して検出
し、検出結果を制御部７に伝達する。制御部７は、ダイ
ヤルパルス発生回路３及び４とＤＴＭＦ発生回路５を制
御し、電話回線１上にいずれか一の信号を送出する。記
憶部８は電話回線１の種別を示す回線種別識別情報及び
回線種別記憶済情報を記憶する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置に係り、特に電
話回線に接続されてダイヤル発呼を行い電話回線の種別
を識別する通信装置に関する。
話回線に接続されてダイヤル発呼を行い電話回線の種別
を識別する通信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】電話回線には、１０ｐｐｓあるいは２０
ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送する回転ダイヤル回線
（ＤＰ回線）と、選択信号を低群と高群の２種類の多重
周波数信号（ＤＴＭＦ：Ｄｕａｌ Ｔｏｎｅ Ｍｕｌｔ
ｉ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）によって伝送する押しボタン
・ダイヤル回線（ＰＢ回線）とがあるため、これに接続
されてダイヤル発呼を行う電話機、ファクシミリ装置、
データ通信装置などの通信装置は、電話回線の種別に応
じて切り換え設定することが必要である。
ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送する回転ダイヤル回線
（ＤＰ回線）と、選択信号を低群と高群の２種類の多重
周波数信号（ＤＴＭＦ：Ｄｕａｌ Ｔｏｎｅ Ｍｕｌｔ
ｉ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ）によって伝送する押しボタン
・ダイヤル回線（ＰＢ回線）とがあるため、これに接続
されてダイヤル発呼を行う電話機、ファクシミリ装置、
データ通信装置などの通信装置は、電話回線の種別に応
じて切り換え設定することが必要である。
【０００３】そこで、従来は電話回線に接続する通信装
置の利用者又は設置者が、通信装置上に設けられている
スイッチを、電話回線の種別に応じて手動で１０ｐｐｓ
のダイヤルパルス、２０ｐｐｓのダイヤルパルス及びＤ
ＴＭＦ信号の３種類のいずれか一つに設定するか、又
は、通信装置上のボタン、タッチパネル等の入力装置か
ら手動で設定している。
置の利用者又は設置者が、通信装置上に設けられている
スイッチを、電話回線の種別に応じて手動で１０ｐｐｓ
のダイヤルパルス、２０ｐｐｓのダイヤルパルス及びＤ
ＴＭＦ信号の３種類のいずれか一つに設定するか、又
は、通信装置上のボタン、タッチパネル等の入力装置か
ら手動で設定している。
【０００４】また、従来より、トーン検出回路により発
呼時に電話回線上に送出されるダイヤルトーン信号を検
出し、それにより制御回路が複数の回線種別のうちの一
つを選択して、電話回線上にダイヤルトーンを送出して
からダイヤルトーンが消失したかどうかを判定し、消失
した場合には交換機が応答したと判断してＰＢ回線と識
別し、消失しないときには交換機が応答していないので
ＤＰ回線と識別する通信装置も知られている（特開昭６
３−４５９４６号公報）。
呼時に電話回線上に送出されるダイヤルトーン信号を検
出し、それにより制御回路が複数の回線種別のうちの一
つを選択して、電話回線上にダイヤルトーンを送出して
からダイヤルトーンが消失したかどうかを判定し、消失
した場合には交換機が応答したと判断してＰＢ回線と識
別し、消失しないときには交換機が応答していないので
ＤＰ回線と識別する通信装置も知られている（特開昭６
３−４５９４６号公報）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の通信装置のうち回線種別の設定を利用者又は設置者が
行う通信装置では、利用者又は設置者が回線種別の設定
を忘れるか、あるいは誤って設置した場合、その後の通
信装置からの発呼動作が正常に行われないことがあると
いう問題がある。
の通信装置のうち回線種別の設定を利用者又は設置者が
行う通信装置では、利用者又は設置者が回線種別の設定
を忘れるか、あるいは誤って設置した場合、その後の通
信装置からの発呼動作が正常に行われないことがあると
いう問題がある。
【０００６】また、トーン検出回路を有し、ダイヤルト
ーンの有無を判定して、回線種別の識別を行う後者の従
来の通信装置では、ＤＴＭＦ信号とダイヤルパルスの識
別は誤りなく行えるが、ダイヤルパルスのうちの１０ｐ
ｐｓか２０ｐｐｓかについては正確に識別できない可能
性があるという問題がある。
ーンの有無を判定して、回線種別の識別を行う後者の従
来の通信装置では、ＤＴＭＦ信号とダイヤルパルスの識
別は誤りなく行えるが、ダイヤルパルスのうちの１０ｐ
ｐｓか２０ｐｐｓかについては正確に識別できない可能
性があるという問題がある。
【０００７】すなわち、この従来の通信装置において
は、ＤＴＭＦ信号、２０ｐｐｓのダイヤルパルス、１０
ｐｐｓのダイヤルパルスを適当な順番で順次送出し、ダ
イヤルトーンが消失するか否かをトーン検出回路を用い
て検出し判定するが、回線状態、ダイヤルパルスの信号
波形によっては、２０ｐｐｓのダイヤルパルスの信号が
交換機側において１０ｐｐｓのダイヤルパルスに判定さ
れる可能性があり、その際、ダイヤルトーン有無が必ず
しも回線種別の判定に有効ではなくなってしまうという
問題がある。
は、ＤＴＭＦ信号、２０ｐｐｓのダイヤルパルス、１０
ｐｐｓのダイヤルパルスを適当な順番で順次送出し、ダ
イヤルトーンが消失するか否かをトーン検出回路を用い
て検出し判定するが、回線状態、ダイヤルパルスの信号
波形によっては、２０ｐｐｓのダイヤルパルスの信号が
交換機側において１０ｐｐｓのダイヤルパルスに判定さ
れる可能性があり、その際、ダイヤルトーン有無が必ず
しも回線種別の判定に有効ではなくなってしまうという
問題がある。
【０００８】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
１０ｐｐｓ、２０ｐｐｓのダイヤルパルス及びＤＴＭＦ
信号のいずれかに設定する回線種別の設定を、通信装置
の利用者又は設置者が手動で行うことなく、また確実に
設定し得る通信装置を提供することを目的とする。
１０ｐｐｓ、２０ｐｐｓのダイヤルパルス及びＤＴＭＦ
信号のいずれかに設定する回線種別の設定を、通信装置
の利用者又は設置者が手動で行うことなく、また確実に
設定し得る通信装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、制御信号に基づき電話回線との閉結又は開
放を行う電話回線閉結回路と、複数種類の電話回線によ
りそれぞれ専用に伝送されるべき複数種類のダイヤル信
号を発生するダイヤル信号発生回路と、電話回線閉結回
路を介して電話回線の着信先から送出されてきたトーン
信号を検出するトーン検出回路と、少なくとも電話回線
種別識別情報を記憶する記憶部と、記憶部に電話回線種
別識別情報が記憶されていないときには、ダイヤル信号
発生回路を選択制御して複数種類のダイヤル信号のうち
の一の種類で、かつ、特定の電話番号のダイヤル信号を
電話回線閉結回路を介して接続されている電話回線上に
送出した後、トーン検出回路よりトーン検出信号が入力
されたかどうか判定し、トーン検出信号が一定時間内に
入力されないときには複数種類のダイヤル信号の種類を
切り換えて特定の電話番号のダイヤル信号を電話回線上
へ再度送出し、トーン検出信号が入力された時には少な
くとも送信したダイヤル信号の種類に対応した電話回線
種別を示す電話回線種別識別情報を記憶部に記憶する制
御部とより構成したものである。
成するため、制御信号に基づき電話回線との閉結又は開
放を行う電話回線閉結回路と、複数種類の電話回線によ
りそれぞれ専用に伝送されるべき複数種類のダイヤル信
号を発生するダイヤル信号発生回路と、電話回線閉結回
路を介して電話回線の着信先から送出されてきたトーン
信号を検出するトーン検出回路と、少なくとも電話回線
種別識別情報を記憶する記憶部と、記憶部に電話回線種
別識別情報が記憶されていないときには、ダイヤル信号
発生回路を選択制御して複数種類のダイヤル信号のうち
の一の種類で、かつ、特定の電話番号のダイヤル信号を
電話回線閉結回路を介して接続されている電話回線上に
送出した後、トーン検出回路よりトーン検出信号が入力
されたかどうか判定し、トーン検出信号が一定時間内に
入力されないときには複数種類のダイヤル信号の種類を
切り換えて特定の電話番号のダイヤル信号を電話回線上
へ再度送出し、トーン検出信号が入力された時には少な
くとも送信したダイヤル信号の種類に対応した電話回線
種別を示す電話回線種別識別情報を記憶部に記憶する制
御部とより構成したものである。
【００１０】
【作用】本発明では、特定電話番号の着信先（通話相手
先）へ制御部が選択したある一種類のダイヤル信号でダ
イヤルし、特定番号の着信先から電話回線を介してトー
ン検出回路へトーンが入力されないときには、電話回線
が選択したダイヤル信号を伝送する種別の電話回線でな
いと判断して次の別の種類のダイヤル信号を特定の電話
番号の着信先へ送出することが繰り返され、トーン検出
回路へトーンが入力されることにより、発呼時のダイヤ
ル信号の種類に対応した電話回線種別を示す電話回線種
別識別情報を記憶部に記憶するようにしたため、交換機
からのトーンでは無く、着信先からのトーン信号に基づ
いて記憶部に自動的に電話回線識別情報を記憶できる。
先）へ制御部が選択したある一種類のダイヤル信号でダ
イヤルし、特定番号の着信先から電話回線を介してトー
ン検出回路へトーンが入力されないときには、電話回線
が選択したダイヤル信号を伝送する種別の電話回線でな
いと判断して次の別の種類のダイヤル信号を特定の電話
番号の着信先へ送出することが繰り返され、トーン検出
回路へトーンが入力されることにより、発呼時のダイヤ
ル信号の種類に対応した電話回線種別を示す電話回線種
別識別情報を記憶部に記憶するようにしたため、交換機
からのトーンでは無く、着信先からのトーン信号に基づ
いて記憶部に自動的に電話回線識別情報を記憶できる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
１は本発明になる通信装置の一実施例のブロック図、図
２は図１の示す実施例の動作説明用フローチャートを示
す。本実施例は、図１に示すように、電話回線１に接続
された回線閉結回路２、１０ｐｐｓダイヤルパルス発生
回路３、２０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４、ＤＴＭ
Ｆ発生回路５、トーン検出回路６、制御部７及び記憶部
８から構成されている。
１は本発明になる通信装置の一実施例のブロック図、図
２は図１の示す実施例の動作説明用フローチャートを示
す。本実施例は、図１に示すように、電話回線１に接続
された回線閉結回路２、１０ｐｐｓダイヤルパルス発生
回路３、２０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４、ＤＴＭ
Ｆ発生回路５、トーン検出回路６、制御部７及び記憶部
８から構成されている。
【００１２】回線閉結回路２は電話回線１の閉結及び開
放を行う。１０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路３及び２
０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４は、それぞれ１０ｐ
ｐｓ及び２０ｐｐｓのダイヤルパルスを、回線閉結回路
２が電話回線１を閉結しているときに電話回線１上に送
出する回路である。同様に、ＤＴＭＦ発生回路５は、Ｄ
ＴＭＦ信号を発生して電話回線１上に送出する回路であ
る。
放を行う。１０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路３及び２
０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４は、それぞれ１０ｐ
ｐｓ及び２０ｐｐｓのダイヤルパルスを、回線閉結回路
２が電話回線１を閉結しているときに電話回線１上に送
出する回路である。同様に、ＤＴＭＦ発生回路５は、Ｄ
ＴＭＦ信号を発生して電話回線１上に送出する回路であ
る。
【００１３】トーン検出回路６は、通話相手先から送出
されてくるトーンを回線閉結回路２を介して検出する回
路で、ここでの検出結果は制御部７に伝達される。制御
部７は、回線閉結回路２を制御する一方、ダイヤルパル
ス発生回路３及び４とＤＴＭＦ発生回路５を制御し、電
話回線１上にいずれか一の信号を送出する。記憶部８は
電話回線１の種別を示す回線種別識別情報及びその回線
種別識別情報が記憶されていることを示す回線種別記憶
済情報を記憶する。
されてくるトーンを回線閉結回路２を介して検出する回
路で、ここでの検出結果は制御部７に伝達される。制御
部７は、回線閉結回路２を制御する一方、ダイヤルパル
ス発生回路３及び４とＤＴＭＦ発生回路５を制御し、電
話回線１上にいずれか一の信号を送出する。記憶部８は
電話回線１の種別を示す回線種別識別情報及びその回線
種別識別情報が記憶されていることを示す回線種別記憶
済情報を記憶する。
【００１４】次に、図２のフローチャートを併せ参照し
て図１の実施例の動作について説明する。通信装置の電
源が投入されるか、あるいは何らかの形で通信装置が通
信動作可能状態になると、まず図２（Ａ）のステップ１
０１に示すように、制御部７が記憶部８の記憶情報を読
み出す。続いて、制御部７はこの読み出した記憶情報に
基づいて、電話回線の種別が記憶されているかどうかを
判定し（ステップ１０２）、電話回線の種別識別情報が
記憶されていると判定したときにはこの処理を終了し、
記憶されていないと判定したときには、ダイヤル種別を
まずＤＴＭＦとする（ステップ１０３）。すなわち、制
御部７は発呼回路として、最初にＤＴＭＦ発生回路５を
選択動作させ、次にトーン検出処理に移行する（ステッ
プ１０４）。
て図１の実施例の動作について説明する。通信装置の電
源が投入されるか、あるいは何らかの形で通信装置が通
信動作可能状態になると、まず図２（Ａ）のステップ１
０１に示すように、制御部７が記憶部８の記憶情報を読
み出す。続いて、制御部７はこの読み出した記憶情報に
基づいて、電話回線の種別が記憶されているかどうかを
判定し（ステップ１０２）、電話回線の種別識別情報が
記憶されていると判定したときにはこの処理を終了し、
記憶されていないと判定したときには、ダイヤル種別を
まずＤＴＭＦとする（ステップ１０３）。すなわち、制
御部７は発呼回路として、最初にＤＴＭＦ発生回路５を
選択動作させ、次にトーン検出処理に移行する（ステッ
プ１０４）。
【００１５】このトーン検出処理動作は図２（Ｂ）に示
すフローチャートに従って行われる。すなわち、まず制
御部７は回線閉結回路２を閉結し（ステップ２０１）、
選択した発呼回路（この時点ではＤＴＭＦ発生回路５）
より所定のダイヤル番号（ここでは、一例として「１１
７」番）に発呼させる（ステップ２０２）。これによ
り、ＤＴＭＦ発生回路５よりのＤＴＭＦ信号が回線閉結
回路２を介して電話回線１上へ送出される。
すフローチャートに従って行われる。すなわち、まず制
御部７は回線閉結回路２を閉結し（ステップ２０１）、
選択した発呼回路（この時点ではＤＴＭＦ発生回路５）
より所定のダイヤル番号（ここでは、一例として「１１
７」番）に発呼させる（ステップ２０２）。これによ
り、ＤＴＭＦ発生回路５よりのＤＴＭＦ信号が回線閉結
回路２を介して電話回線１上へ送出される。
【００１６】続いて、制御部７はトーン検出回路６から
検出信号が入力されるかどうか判定する（ステップ２０
３）。ここで、電話回線１の種別が送出されたダイヤル
信号の種別と一致したとき、すなわちＤＴＭＦ信号伝送
用の電話回線であれば、呼が成立し、着信先が応答し、
ダイヤル番号１１７番からの時報が回線閉結回路２を介
してトーン検出回路６に送出されてくる。従って、トー
ン検出回路６がこの時報を検出した場合は、検出信号を
制御部７へ伝達し、検出しない場合には検出信号を出力
しない。
検出信号が入力されるかどうか判定する（ステップ２０
３）。ここで、電話回線１の種別が送出されたダイヤル
信号の種別と一致したとき、すなわちＤＴＭＦ信号伝送
用の電話回線であれば、呼が成立し、着信先が応答し、
ダイヤル番号１１７番からの時報が回線閉結回路２を介
してトーン検出回路６に送出されてくる。従って、トー
ン検出回路６がこの時報を検出した場合は、検出信号を
制御部７へ伝達し、検出しない場合には検出信号を出力
しない。
【００１７】制御部７は、上記のステップ２０３でトー
ン検出信号が入力されないときには、予め定めた一定時
間待機し（ステップ２０４）、その間トーン検出信号入
力の有無を監視する（ステップ２０３、２０４）。この
一定時間内にトーン検出信号が入力されないときには、
制御部７は電話回線１の種別がＤＴＭＦ信号伝送用のＰ
Ｂ回線ではないと判断して、回線閉結回路２による電話
回線１の閉結を終了し、回線を開放する（ステップ２０
７）。
ン検出信号が入力されないときには、予め定めた一定時
間待機し（ステップ２０４）、その間トーン検出信号入
力の有無を監視する（ステップ２０３、２０４）。この
一定時間内にトーン検出信号が入力されないときには、
制御部７は電話回線１の種別がＤＴＭＦ信号伝送用のＰ
Ｂ回線ではないと判断して、回線閉結回路２による電話
回線１の閉結を終了し、回線を開放する（ステップ２０
７）。
【００１８】一方、制御部７は、上記のステップ２０３
でトーン検出信号が入力されたと判定したときには、電
話回線１の種別がＰＢ回線であると判断して回線種別を
選択した種別（ここではＰＢ回線）であるとして記憶部
８に記憶し（ステップ２０５）、更に、回線種別記憶済
情報も記憶部８に記憶した後（ステップ２０６）、回線
を開放する（ステップ２０７）。
でトーン検出信号が入力されたと判定したときには、電
話回線１の種別がＰＢ回線であると判断して回線種別を
選択した種別（ここではＰＢ回線）であるとして記憶部
８に記憶し（ステップ２０５）、更に、回線種別記憶済
情報も記憶部８に記憶した後（ステップ２０６）、回線
を開放する（ステップ２０７）。
【００１９】以上のステップ２０１〜２０７のトーン検
出処理が行われた後、制御部７は図２（Ａ）のステップ
１０５で回線種別記憶済情報が記憶部８に記憶されてい
るかどうか判定し、記憶されているときは処理を終了
し、記憶されていないと判定したときには、次のステッ
プ１０６で今度はダイヤル種別を２０ｐｐｓのダイヤル
パルスとする。すなわち、制御部７は発呼回路として、
次に２０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４を選択動作さ
せ、次にトーン検出処理に移行する（ステップ１０
７）。
出処理が行われた後、制御部７は図２（Ａ）のステップ
１０５で回線種別記憶済情報が記憶部８に記憶されてい
るかどうか判定し、記憶されているときは処理を終了
し、記憶されていないと判定したときには、次のステッ
プ１０６で今度はダイヤル種別を２０ｐｐｓのダイヤル
パルスとする。すなわち、制御部７は発呼回路として、
次に２０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路４を選択動作さ
せ、次にトーン検出処理に移行する（ステップ１０
７）。
【００２０】このトーン検出処理も図２（Ｂ）に示した
フローチャートの手順に従って行われる。ただし、この
時の回線種別は２０ｐｐｓのダイヤルパルスの伝送用Ｄ
Ｐ回線である。従って、このステップ１０７のトーン検
出処理において制御部７にトーン検出信号が入力された
ときには、記憶部８に電話回線の種別が２０ｐｐｓのダ
イヤルパルスの伝送用ＤＰ回線であるという回線種別識
別情報と回線種別記憶済情報が記憶され、トーン検出信
号が一定時間内に入力されないときには上記情報の記憶
は行われずに回線が開放される。
フローチャートの手順に従って行われる。ただし、この
時の回線種別は２０ｐｐｓのダイヤルパルスの伝送用Ｄ
Ｐ回線である。従って、このステップ１０７のトーン検
出処理において制御部７にトーン検出信号が入力された
ときには、記憶部８に電話回線の種別が２０ｐｐｓのダ
イヤルパルスの伝送用ＤＰ回線であるという回線種別識
別情報と回線種別記憶済情報が記憶され、トーン検出信
号が一定時間内に入力されないときには上記情報の記憶
は行われずに回線が開放される。
【００２１】これにより、上記ステップ１０７のトーン
検出処理終了後に制御部７が記憶部８の記憶情報を読み
出して回線種別記憶済情報が記憶部８に記憶されている
かどうか判定し、記憶されているときは処理を終了し、
記憶されていないと判定したときには、次のステップ１
０９で今度はダイヤル種別を１０ｐｐｓのダイヤルパル
スとする。すなわち、制御部７は発呼回路として、次に
１０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路３を選択動作させ、
次にトーン検出処理に移行する（ステップ１１０）。
検出処理終了後に制御部７が記憶部８の記憶情報を読み
出して回線種別記憶済情報が記憶部８に記憶されている
かどうか判定し、記憶されているときは処理を終了し、
記憶されていないと判定したときには、次のステップ１
０９で今度はダイヤル種別を１０ｐｐｓのダイヤルパル
スとする。すなわち、制御部７は発呼回路として、次に
１０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路３を選択動作させ、
次にトーン検出処理に移行する（ステップ１１０）。
【００２２】このトーン検出処理も図２（Ｂ）に示した
フローチャートの手順に従って行われる。ただし、この
時の回線種別は１０ｐｐｓのダイヤルパルスの伝送用Ｄ
Ｐ回線である。従って、このステップ１１０のトーン検
出処理において制御部７にトーン検出信号が入力された
ときには、記憶部８に電話回線の種別が１０ｐｐｓのダ
イヤルパルスの伝送用ＤＰ回線であるという回線種別識
別情報と回線種別記憶済情報が記憶されて処理が終了さ
れる。なお、トーン検出信号が一定時間内に入力されな
いときには上記情報の記憶は行われずに回線が開放され
て処理が終了される。
フローチャートの手順に従って行われる。ただし、この
時の回線種別は１０ｐｐｓのダイヤルパルスの伝送用Ｄ
Ｐ回線である。従って、このステップ１１０のトーン検
出処理において制御部７にトーン検出信号が入力された
ときには、記憶部８に電話回線の種別が１０ｐｐｓのダ
イヤルパルスの伝送用ＤＰ回線であるという回線種別識
別情報と回線種別記憶済情報が記憶されて処理が終了さ
れる。なお、トーン検出信号が一定時間内に入力されな
いときには上記情報の記憶は行われずに回線が開放され
て処理が終了される。
【００２３】このように、本実施例によれば、接続され
ている電話回線１が１０ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送
するＤＰ回線、２０ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送する
ＤＰ回線及びＤＴＭＦ信号を伝送するＰＢ回線の３種類
の電話回線の種別のいずれであるかを自動的に、かつ、
確実に識別することができる。
ている電話回線１が１０ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送
するＤＰ回線、２０ｐｐｓのダイヤルパルスを伝送する
ＤＰ回線及びＤＴＭＦ信号を伝送するＰＢ回線の３種類
の電話回線の種別のいずれであるかを自動的に、かつ、
確実に識別することができる。
【００２４】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば発呼するダイヤル番号は着信によ
り応答が返送される予め定めた特定の番号であればよ
く、天気予報やテープによる各種テレホンサービスの番
号などでもよい。また、記憶部８に記憶する情報は回線
種別識別情報だけでも可能である。
ものではなく、例えば発呼するダイヤル番号は着信によ
り応答が返送される予め定めた特定の番号であればよ
く、天気予報やテープによる各種テレホンサービスの番
号などでもよい。また、記憶部８に記憶する情報は回線
種別識別情報だけでも可能である。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交換機からのトーンでは無く、通話相手先からのトーン
信号に基づいて記憶部に自動的に電話回線識別情報を記
憶するようにしたため、通信装置の利用者や設置者が手
動で電話回線種別識別情報を設定することを不要にで
き、電話回線識別情報の設定のし忘れや誤った設定をな
くすことができる。
交換機からのトーンでは無く、通話相手先からのトーン
信号に基づいて記憶部に自動的に電話回線識別情報を記
憶するようにしたため、通信装置の利用者や設置者が手
動で電話回線種別識別情報を設定することを不要にで
き、電話回線識別情報の設定のし忘れや誤った設定をな
くすことができる。
【００２６】また、本発明によれば、呼が発生したうえ
でトーン検出の有無を判定するようにしているため、ダ
イヤルトーンの有無により電話回線種別を判定する従来
装置に比し、確実に電話回線種別を識別することがで
き、１０ｐｐｓのダイヤルパルス、２０ｐｐｓのダイヤ
ルパルス及び多重周波数信号のうち選択した一のダイヤ
ル信号を電話回線へ送出することにより、１０ｐｐｓと
２０ｐｐｓのダイヤルパルスのどちらを伝送する電話回
線かの識別もより確実にできる。
でトーン検出の有無を判定するようにしているため、ダ
イヤルトーンの有無により電話回線種別を判定する従来
装置に比し、確実に電話回線種別を識別することがで
き、１０ｐｐｓのダイヤルパルス、２０ｐｐｓのダイヤ
ルパルス及び多重周波数信号のうち選択した一のダイヤ
ル信号を電話回線へ送出することにより、１０ｐｐｓと
２０ｐｐｓのダイヤルパルスのどちらを伝送する電話回
線かの識別もより確実にできる。
【図１】本発明の一実施例のブロック図である。
【図２】図１の動作説明用フローチャートである。
１ 電話回線 ２ 回線閉結回路 ３ １０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路 ４ ２０ｐｐｓダイヤルパルス発生回路 ５ ＤＴＭＦ発生回路 ６ トーン検出回路 ７ 制御部 ８ 記憶部
Claims (2)
- 【請求項１】 制御信号に基づき電話回線との閉結又は
開放を行う電話回線閉結回路と、 複数種類の電話回線によりそれぞれ専用に伝送されるべ
き複数種類のダイヤル信号を発生するダイヤル信号発生
回路と、 前記電話回線閉結回路を介して前記電話回線の着信先か
ら送出されてきたトーン信号を検出するトーン検出回路
と、 少なくとも電話回線種別識別情報を記憶する記憶部と、 該記憶部に該電話回線種別識別情報が記憶されていない
ときには、前記ダイヤル信号発生回路を選択制御して複
数種類のダイヤル信号のうちの一の種類で、かつ、特定
の電話番号のダイヤル信号を前記電話回線閉結回路を介
して接続されている電話回線上に送出した後、トーン検
出回路よりトーン検出信号が入力されたかどうか判定
し、トーン検出信号が一定時間内に入力されないときに
は前記複数種類のダイヤル信号の種類を切り換えて前記
特定の電話番号のダイヤル信号を前記電話回線上へ再度
送出し、トーン検出信号が入力された時には少なくとも
送信したダイヤル信号の種類に対応した電話回線種別を
示す電話回線種別識別情報を前記記憶部に記憶する制御
部とを有することを特徴とする通信装置。 - 【請求項２】 前記ダイヤル信号発生回路は、１０ｐｐ
ｓのダイヤルパルスを発生する第１のダイヤルパルス発
生回路と、２０ｐｐｓのダイヤルパルスを発生する第２
のダイヤルパルス発生回路と、多重周波数信号を発生す
る多重周波数信号発生回路とよりなることを特徴とする
請求項１記載の通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP397995A JPH08195799A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP397995A JPH08195799A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 通信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08195799A true JPH08195799A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11572172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP397995A Pending JPH08195799A (ja) | 1995-01-13 | 1995-01-13 | 通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08195799A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010062657A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sharp Corp | 端末網制御装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0257048A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-26 | Sharp Corp | 電話機 |
-
1995
- 1995-01-13 JP JP397995A patent/JPH08195799A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0257048A (ja) * | 1988-08-23 | 1990-02-26 | Sharp Corp | 電話機 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010062657A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sharp Corp | 端末網制御装置 |
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