JPH08193898A - 半導体圧力センサのパッケージ組立構造 - Google Patents

半導体圧力センサのパッケージ組立構造

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JPH08193898A
JPH08193898A JP366795A JP366795A JPH08193898A JP H08193898 A JPH08193898 A JP H08193898A JP 366795 A JP366795 A JP 366795A JP 366795 A JP366795 A JP 366795A JP H08193898 A JPH08193898 A JP H08193898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
stem
recess
pipe
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP366795A
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English (en)
Inventor
Kazunori Kobayashi
和典 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH08193898A publication Critical patent/JPH08193898A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ケースの材質に制約されることなく、簡易な構
造で圧力導入パイプの固定とパイプ貫通部の気密シール
が同時に行えるようにした半導体圧力センサのパッケー
ジ組立構造を提供する。 【構成】半導体基板にダイアフラムおよび歪ゲージ抵抗
を形成した感圧チップ1,および感圧チップを搭載した
台座2とをケース4に組み込み、かつ前記台座に連設し
た圧力導入パイプ3をケースのステム5を貫通して外方
に引出した半導体圧力センサにおいて、前記ステムのパ
イプ貫通部周域に凹所5aを形成するとともに、該凹所
内に注型樹脂12を充填して圧力導入パイプの固定,並
びにパイプ貫通部を気密シールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲージ圧センサを実施
対象とした半導体圧力センサのパッケージ組立構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記したゲージ圧測定用半導体圧
力センサの従来におけるパッケージ組立構造例を図3
(a),(b)に示す。図において、1は半導体基板にダ
イアフラムおよび歪ゲージ抵抗を形成した感圧チップ、
2は感圧チップ1を搭載して接合したガラス製の台座、
3は台座2に連設した金属製の圧力導入パイプ、4はス
テム5,キャップ6からなるケース、7はオペアンプ
部,調整回路部の回路基板、8は内部リード線(ボンデ
ィングワイヤ)である。なお、図示してないがケース4
のステムには外部導出端子を備えている。
【0003】ここで、前記の圧力導入パイプ3はステム
5を気密に貫通してケース外に引出し、該パイプを通じ
て被測定圧を感圧チップ1のダイアフラムの裏面側に導
圧する。また、キャップ6には大気側に通じる導圧穴6
aが開口しており、該導圧穴を通じて感圧チップ1のダ
イアフラム上面に大気圧を加えるようにしている。そし
て、圧力導入パイプ3とステム5との間の貫通部を気密
シールするために、(a)図の構造では、金属製ステム
5と圧力導入パイプ3との間を半田9で接合して貫通穴
の隙間を封止している。一方、(b)図の構造では、ス
テム5に形成した凹所内にOリング10を嵌挿し、押え
板11によりOリングに加圧力を加えて貫通部を気密シ
ールしている。
【0004】なお、かかる半導体圧力センサの圧力測定
原理は周知であり、ここではその説明を省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来のパッケージ組立構造では次記のような問題点があ
る。すなわち、図3(a)に示した半田付けによる気密
シール方式では、金属ケースに限定されて樹脂ケースに
は適用できない。一方、図3(b)に示したOリングに
よる気密シール方式では、Oリングの挿入,押え板の固
定などにより組立工数が増えるほか、Oリング自身には
圧力導入パイプを固定する機能はなく、別な固定手段で
圧力導入パイプをケースのステムに固定する必要があ
り、そのためにパッケージの組立構造が複雑になってコ
スト高となる。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、ケースの材質に
制約されることなく、簡易な構造で圧力導入パイプの固
定とパイプ貫通部の気密シールが同時に行えるようにし
た半導体圧力センサのパッケージ組立構造を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、ケースのステムに対して圧力導入
パイプの貫通部周域に凹所を形成するとともに、該凹所
内に注型樹脂を充填して圧力導入パイプを固定,並びに
パイプ貫通部を気密シールするものとする。また、前記
構成においては、注型樹脂と接合し合う圧力導入パイプ
の外周面,およびステムの凹所内壁面を粗面化するのが
よい。
【0008】
【作用】上記の構成により、圧力導入パイプはケースの
ステムを貫通する部分でステム側の凹所内に充填,硬化
した注型樹脂により堅固に固定されるとともに、その貫
通部が気密シールされる。この場合に、圧力導入パイプ
の外周面,およびステムの凹所内壁面をあらかじめ凹凸
状に粗面化しておくことにより、注型樹脂の投錨効果も
加わってより一層高い接着強度が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、実施例の図中で図3に対応する同一部材に
は同じ符号が付してある。まず、図1において、半導体
圧力センサの基本的な構造は図3と同様である。そし
て、樹脂成形品として作られたステム5の中央部分には
圧力導入パイプ3の貫通穴を含めた周域にポケット状の
凹所5aが形成されており、圧力導入パイプ3を組み込
んだ状態で前記凹所5aに例えばエポキシ樹脂の注型樹
脂12を注入して硬化させ、この注型樹脂12で圧力導
入パイプ3を定位置に固定するとともに、パイプ貫通部
を気密シールする。
【0010】この場合に、図2で示すように圧力導入パ
イプ3の外周面,およびテスム5の凹所5aの内壁面
を、符号3a,5bで表すようにあらかじめ凹凸状に粗
面化しておくことにより、注型樹脂12の投錨効果も加
わってより一層高い接着強度が得られて堅固な組立構造
となる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、ゲージ圧測定用の半導体圧力センサを対象に、ケー
スのステムを貫通して圧力導入パイプを引出した構成の
ものにおいて、ステムのパイプ貫通部周域に凹所を形成
するとともに、該凹所内に注型樹脂を充填することによ
り、簡単な構造で圧力導入パイプの固定,並びにパイプ
貫通部の気密シールを同時に達成することができるとと
もに、半田付けシール方式のようなケース材質の制約を
受けることもない。
【0012】また、注型樹脂と接合し合う圧力導入パイ
プの外周面,およびステムの凹所内壁面を粗面化してお
くことにより、注型樹脂の投錨効果が加わってより一層
高い接着強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成断面図
【図2】図1の応用実施例を示す要部の拡大断面図
【図3】従来における半導体圧力センサのパッケージ組
立構造を示す図であり、(a)は半田付けシール方式,
(b)はOリングシール方式の構成断面図
【符号の説明】
1 感圧チップ 2 台座 3 圧力導入パイプ 3a 粗面 4 ケース 5 ステム 6 キャップ 5a 凹所 5b 粗面 12 注型樹脂

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板にダイアフラムおよび歪ゲージ
    抵抗を形成した感圧チップ,および感圧チップを搭載し
    た台座とをケース内に組み込み、かつ前記台座に連設し
    た圧力導入パイプをケースのステムを貫通して外方に引
    出した半導体圧力センサにおいて、前記ステムのパイプ
    貫通部周域に凹所を形成するとともに、該凹所内に注型
    樹脂を充填して圧力導入パイプを固定,並びにパイプ貫
    通部を気密シールしたことを特徴とする半導体圧力セン
    サのパッケージ組立構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のパッケージ組立構造におい
    て、注型樹脂と接合し合う圧力導入パイプの外周面,お
    よびステムの凹所内壁面を粗面化したことを特徴とする
    半導体圧力センサのパッケージ組立構造。
JP366795A 1995-01-13 1995-01-13 半導体圧力センサのパッケージ組立構造 Pending JPH08193898A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170004488A (ko) * 2015-07-02 2017-01-11 암페놀센싱코리아 유한회사 냉매 측정용 압력센서
CN111216294A (zh) * 2020-01-14 2020-06-02 山东大学 一种传感器封装保护方法、模具及传感器

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