JPH0819302B2 - 熱収縮包装方法 - Google Patents
熱収縮包装方法Info
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- JPH0819302B2 JPH0819302B2 JP62013161A JP1316187A JPH0819302B2 JP H0819302 B2 JPH0819302 B2 JP H0819302B2 JP 62013161 A JP62013161 A JP 62013161A JP 1316187 A JP1316187 A JP 1316187A JP H0819302 B2 JPH0819302 B2 JP H0819302B2
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- acid
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- polyamide
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C61/00—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
- B29C61/003—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor characterised by the choice of material
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物とポ
リアミド系樹脂からなる樹脂組成物のフィルムを用いて
熱収縮包装をする方法に関する。
リアミド系樹脂からなる樹脂組成物のフィルムを用いて
熱収縮包装をする方法に関する。
[従来の技術] エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物にポリアミド
を混合した組成物からなるフィルムは前記共重合体ケン
化物に基づく酸素遮断性、耐油性、耐溶剤性に、ポリア
ミドに基づく耐衝撃強度が付与された有用な性能を有し
ていることから、その溶融成型物は食品包装用の熱収縮
包装用を始め多種の用途に用いられている。文献上も例
えば特公昭44−24277号公報にはエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物にナイロン6やナイロン66等を配合し
たフィルムが記載されている。
を混合した組成物からなるフィルムは前記共重合体ケン
化物に基づく酸素遮断性、耐油性、耐溶剤性に、ポリア
ミドに基づく耐衝撃強度が付与された有用な性能を有し
ていることから、その溶融成型物は食品包装用の熱収縮
包装用を始め多種の用途に用いられている。文献上も例
えば特公昭44−24277号公報にはエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物にナイロン6やナイロン66等を配合し
たフィルムが記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、かかる組成物は溶融成型を長時間にわ
たって連続して行うと、溶融物中にゲルが発生したり、
押出機のスクリュー部、吐出部等に樹脂カスがたまり、
それが原因で成型物の物性を損うとか、甚だしい時には
スクリーンやノズルが詰まるため一旦成型を中止して押
出機を解体して、付着物を除去することが余儀なくさ
れ、成型作業の効率面でロングラン性が劣るという実用
上のトラブルが発生する傾向がある。従って、熱収縮包
装用フィルムの原反として使用する前記組成物フィルム
の欠点を解決することが是非必要となる。
たって連続して行うと、溶融物中にゲルが発生したり、
押出機のスクリュー部、吐出部等に樹脂カスがたまり、
それが原因で成型物の物性を損うとか、甚だしい時には
スクリーンやノズルが詰まるため一旦成型を中止して押
出機を解体して、付着物を除去することが余儀なくさ
れ、成型作業の効率面でロングラン性が劣るという実用
上のトラブルが発生する傾向がある。従って、熱収縮包
装用フィルムの原反として使用する前記組成物フィルム
の欠点を解決することが是非必要となる。
かかる対策として、特開昭54−78749号公報、特開昭5
4−78750号公報には、ポリアミドを共重合変性してロン
グラン性を改善する方法が提案されているが、せいぜい
数10時間程度の連続溶融成型が可能になるに過ぎず、工
業的規模での溶融成型に当っては更に長時間にわたって
連続運転が出来ればそれだけ有利であることは言うまで
もない。
4−78750号公報には、ポリアミドを共重合変性してロン
グラン性を改善する方法が提案されているが、せいぜい
数10時間程度の連続溶融成型が可能になるに過ぎず、工
業的規模での溶融成型に当っては更に長時間にわたって
連続運転が出来ればそれだけ有利であることは言うまで
もない。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は、かかる課題を解決すべく鋭意研究を重
ねた結果、(i)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物と(ii)末端カルボキシル基(−COOH)の数(A)と
末端置換アミド基(−CONRR′)[但し、Rは炭素数1
〜22の炭化水素基、R′は水素原子又は炭素数1〜22の
炭化水素基を示す]の数(B)との比が を満足するポリアミド系樹脂とからなり、かつ(i)と
(ii)の重量配合比が98/2〜2/98の組成物は、溶融成型
時のロングラン性が優れ、ゲルの発生やカスの付着等の
トラブルが全く起ることなく、長期間にわたって物性の
良好なフィルムを製造し得るという顕著な効果を奏し、
得られるフィルムは熱収縮包装用の原反フィルムとして
有用であることを見出し本発明を完成するに到った。
ねた結果、(i)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物と(ii)末端カルボキシル基(−COOH)の数(A)と
末端置換アミド基(−CONRR′)[但し、Rは炭素数1
〜22の炭化水素基、R′は水素原子又は炭素数1〜22の
炭化水素基を示す]の数(B)との比が を満足するポリアミド系樹脂とからなり、かつ(i)と
(ii)の重量配合比が98/2〜2/98の組成物は、溶融成型
時のロングラン性が優れ、ゲルの発生やカスの付着等の
トラブルが全く起ることなく、長期間にわたって物性の
良好なフィルムを製造し得るという顕著な効果を奏し、
得られるフィルムは熱収縮包装用の原反フィルムとして
有用であることを見出し本発明を完成するに到った。
本発明で用いる(i)エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物はエチレン含有率が20〜80モル%、好ましくは
25〜60モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が90モル%以
上、好ましくは95モル%以上のものが通常使用される。
エチレン含有率が20モル%以下では高湿時の酸素遮断性
が低下し、一方80モル%以上では酸素遮断性や印刷適性
等の物性が劣化する。又、ケン化度が90モル%以下では
酸素遮断性や耐湿性が低下する。かかるケン化物の中で
も極限粘度(15%の含水フエノール溶液として30℃で測
定)が0.7〜1.5dl/g、好ましくは0.8〜1.3dl/gのものが
成型物の機械的強度の面で好適に使用される。
ケン化物はエチレン含有率が20〜80モル%、好ましくは
25〜60モル%、酢酸ビニル成分のケン化度が90モル%以
上、好ましくは95モル%以上のものが通常使用される。
エチレン含有率が20モル%以下では高湿時の酸素遮断性
が低下し、一方80モル%以上では酸素遮断性や印刷適性
等の物性が劣化する。又、ケン化度が90モル%以下では
酸素遮断性や耐湿性が低下する。かかるケン化物の中で
も極限粘度(15%の含水フエノール溶液として30℃で測
定)が0.7〜1.5dl/g、好ましくは0.8〜1.3dl/gのものが
成型物の機械的強度の面で好適に使用される。
又、共重合体ケン化物は更に少量のプロピレン、イソ
ブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセ
ン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその塩・
部分アルキルエステル・完全アルキルエステル・ニトリ
ル・アミド・無水物、不飽和スルホン酸又はその塩等の
コモノマーを含んでいても差支えない。
ブテン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセ
ン等のα−オレフィン、不飽和カルボン酸又はその塩・
部分アルキルエステル・完全アルキルエステル・ニトリ
ル・アミド・無水物、不飽和スルホン酸又はその塩等の
コモノマーを含んでいても差支えない。
又、本発明で使用する(ii)ポリアミド系樹脂は末端
のカルボキシル基(−COOH)の数(A)と末端置換アミ
ド基(−CONRR′)[Rは炭素数1〜22の炭化水素基、
R′は水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を示す] の数(B)との比が のものである。
のカルボキシル基(−COOH)の数(A)と末端置換アミ
ド基(−CONRR′)[Rは炭素数1〜22の炭化水素基、
R′は水素原子又は炭素数1〜22の炭化水素基を示す] の数(B)との比が のものである。
即ち、3員環以上のラクタム、ε−アミノ酸、又は二
塩基酸とジアミン等の重合又は共重合によって得られる
ポリアミドの末端カルボキシル基をN−置換アミド変性
したものである。通常はモノ置換アミド変性(R′が水
素原子)が実用的であるが、ジ置換アミド変性であって
も差支えない。
塩基酸とジアミン等の重合又は共重合によって得られる
ポリアミドの末端カルボキシル基をN−置換アミド変性
したものである。通常はモノ置換アミド変性(R′が水
素原子)が実用的であるが、ジ置換アミド変性であって
も差支えない。
本発明のポリアミド系樹脂を製造するにはポリアミド
原料を 炭素数1〜22のモノアミン、 炭素数1〜22のモノアミンと、炭素数2〜23のモノ
カルボン酸 の存在下、重縮合させる。
原料を 炭素数1〜22のモノアミン、 炭素数1〜22のモノアミンと、炭素数2〜23のモノ
カルボン酸 の存在下、重縮合させる。
上記ポリアミド原料としては具体的には、ε−カプロ
ラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラウ
リルラクタム、α−ピロリドン、α−ピペリドンのよう
なラクタム類、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプ
タン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸
のようなω−アミノ酸類、アジピン酸、グルタル酸、ピ
メリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウ
ンデカンジオン酸、ドデカジオン酸、ヘキサデカジオン
酸、ヘキサデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コサジエンジオン酸、ジグリコール酸、2,2,4−トリメ
チルアジピン酸、キシリレンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸
のような二塩基酸類、ヘキサメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4(又
は2,4,4)−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ビス
−(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタン、メタキシ
リレンジアミンのようなジアミン類などが挙げられる。
ラクタム、エナントラクタム、カプリルラクタム、ラウ
リルラクタム、α−ピロリドン、α−ピペリドンのよう
なラクタム類、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプ
タン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸
のようなω−アミノ酸類、アジピン酸、グルタル酸、ピ
メリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ウ
ンデカンジオン酸、ドデカジオン酸、ヘキサデカジオン
酸、ヘキサデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コサジエンジオン酸、ジグリコール酸、2,2,4−トリメ
チルアジピン酸、キシリレンジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸
のような二塩基酸類、ヘキサメチレンジアミン、テトラ
メチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウンデカメ
チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4(又
は2,4,4)−トリメチルヘキサメチレンジアミン、ビス
−(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタン、メタキシ
リレンジアミンのようなジアミン類などが挙げられる。
炭素数1〜22のモノアミンとしては、メチルアミン、
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチ
ルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチル
アミン、2−エチルヘキシルアミン、ノニルアミン、デ
シルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリ
デシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミ
ン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、オクタ
デシレンアミン、エイコシルアミン、ドコシルアミンの
ような脂肪族モノアミン、シクロヘキシルアミン、メチ
ルシクロヘキシルアミンのような脂環式モノアミン、ベ
ンジルアミン、β−フエニルエチルアミンのような芳香
族モノアミン、N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルア
ミン、N,N−ジプロピルアミン、N,N−ジブチルアミン、
N,N−ジヘキシルアミン、N,N−ジオクチルアミン、N,N
−ジデシルアミンのような対称第二アミン、N−メチル
−N−エチルアミン、N−メチル−N−ブチルアミン、
N−メチル−N−ドデシルアミン、N−メチル−N−オ
クタデシルアミン、N−エチル−N−ヘキサデシルアミ
ン、N−エチル−N−オクタデシルアミン、N−プロピ
ル−N−ヘキサデシルアミン、N−メチル−N−シクロ
ヘキシルアミン、N−メチル−N−ベンジルアミンのよ
うな混成第二アミンなどが挙げられる。
エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ペンチ
ルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチル
アミン、2−エチルヘキシルアミン、ノニルアミン、デ
シルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、トリ
デシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデシルアミ
ン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、オクタ
デシレンアミン、エイコシルアミン、ドコシルアミンの
ような脂肪族モノアミン、シクロヘキシルアミン、メチ
ルシクロヘキシルアミンのような脂環式モノアミン、ベ
ンジルアミン、β−フエニルエチルアミンのような芳香
族モノアミン、N,N−ジメチルアミン、N,N−ジエチルア
ミン、N,N−ジプロピルアミン、N,N−ジブチルアミン、
N,N−ジヘキシルアミン、N,N−ジオクチルアミン、N,N
−ジデシルアミンのような対称第二アミン、N−メチル
−N−エチルアミン、N−メチル−N−ブチルアミン、
N−メチル−N−ドデシルアミン、N−メチル−N−オ
クタデシルアミン、N−エチル−N−ヘキサデシルアミ
ン、N−エチル−N−オクタデシルアミン、N−プロピ
ル−N−ヘキサデシルアミン、N−メチル−N−シクロ
ヘキシルアミン、N−メチル−N−ベンジルアミンのよ
うな混成第二アミンなどが挙げられる。
又、炭素数2〜23のモノカルボン酸としては、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント
酸、カプリル酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、ウンデカ
ン酸、ラウリル酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ミリ
ストレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、アラキン酸、ペヘン酸のような脂肪族
モノカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、メチルシ
クロヘキサンカルボン酸のような脂環式モノカルボン
酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、フエニル
酢酸のような芳香族モノカルボン酸などが挙げられる。
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント
酸、カプリル酸、カプリン酸、ペラルゴン酸、ウンデカ
ン酸、ラウリル酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ミリ
ストレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン
酸、リノール酸、アラキン酸、ペヘン酸のような脂肪族
モノカルボン酸、シクロヘキサンカルボン酸、メチルシ
クロヘキサンカルボン酸のような脂環式モノカルボン
酸、安息香酸、トルイル酸、エチル安息香酸、フエニル
酢酸のような芳香族モノカルボン酸などが挙げられる。
又、必要に応じて上記モノアミン又はモノアミンとモ
ノカルボン酸の他に、エチレンジアミン、トリメチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、トリデカメチレンジアミ
ン、ヘキサデカメチレンジアミン、オクタデカジメチレ
ンジアミン、2,2,4(又は2,4,4)−トリメチルヘキサメ
チレンジアミンのような脂肪族ジアミン、シクロヘキサ
ンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン、ビス−
(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタンのような脂環
式ジアミン、キシリレンジアミンのような芳香族ジアミ
ン等のジアミン類や、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン
酸、トリデカジオン酸、テトラデカジオン酸、ヘキサデ
カジオン酸、ヘキサデセンジオン酸、オクタデカジオン
酸、オクタデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コセンジオン酸、ドコサンジオン酸、2,2,4−トリメチ
ルアジピン酸のような脂肪族ジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸のような脂環式ジカルボン酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、キシリレンジ
カルボン酸のような芳香族ジカルボン酸等のジカルボン
酸類を共存させることもできる。
ノカルボン酸の他に、エチレンジアミン、トリメチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、デカメチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミ
ン、ドデカメチレンジアミン、トリデカメチレンジアミ
ン、ヘキサデカメチレンジアミン、オクタデカジメチレ
ンジアミン、2,2,4(又は2,4,4)−トリメチルヘキサメ
チレンジアミンのような脂肪族ジアミン、シクロヘキサ
ンジアミン、メチルシクロヘキサンジアミン、ビス−
(4,4′−アミノシクロヘキシル)メタンのような脂環
式ジアミン、キシリレンジアミンのような芳香族ジアミ
ン等のジアミン類や、マロン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカンジオン酸、ドデカンジオン
酸、トリデカジオン酸、テトラデカジオン酸、ヘキサデ
カジオン酸、ヘキサデセンジオン酸、オクタデカジオン
酸、オクタデセンジオン酸、エイコサンジオン酸、エイ
コセンジオン酸、ドコサンジオン酸、2,2,4−トリメチ
ルアジピン酸のような脂肪族ジカルボン酸、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸のような脂環式ジカルボン酸、
テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、キシリレンジ
カルボン酸のような芳香族ジカルボン酸等のジカルボン
酸類を共存させることもできる。
本発明のポリアミド系樹脂を製造する反応は、前記し
たポリアミド原料を用い、常法に従って反応を開始すれ
ば良く、上記カルボン酸及びアミンは反応開始時から減
圧下の反応を始めるまでの任意の段階で添加することが
できる。又、カルボン酸とアミンとは同時に加えても、
別々に加えても良い。
たポリアミド原料を用い、常法に従って反応を開始すれ
ば良く、上記カルボン酸及びアミンは反応開始時から減
圧下の反応を始めるまでの任意の段階で添加することが
できる。又、カルボン酸とアミンとは同時に加えても、
別々に加えても良い。
カルボン酸及びアミンの使用量は、そのカルボキシル
基及びアミン基の量として、ポリアミド原料1モル(繰
返し単位を構成するモノマー又はモノマーユニット1モ
ル)に対してそれぞれ2〜20meq/モル、好ましくは3〜
19meq/モルである(アミノ基の当量は、カルボン酸1当
量と1:1で反応してアミド結合を形成するアミノ基の量
を1当量とする)。
基及びアミン基の量として、ポリアミド原料1モル(繰
返し単位を構成するモノマー又はモノマーユニット1モ
ル)に対してそれぞれ2〜20meq/モル、好ましくは3〜
19meq/モルである(アミノ基の当量は、カルボン酸1当
量と1:1で反応してアミド結合を形成するアミノ基の量
を1当量とする)。
この量があまりに少いと、本発明の効果を有するポリ
アミド系樹脂を製造することができなくなる。逆に多す
ぎると粘度の高いポリアミドを製造することが困難とな
り、ポリアミド系樹脂の物性に悪影響を及ぼすようにな
る。
アミド系樹脂を製造することができなくなる。逆に多す
ぎると粘度の高いポリアミドを製造することが困難とな
り、ポリアミド系樹脂の物性に悪影響を及ぼすようにな
る。
又、反応圧力は反応終期を400Torr以下で行うのが良
く、好ましくは300Torr以下で行うのが良い。反応終期
の圧力が高いと希望する相対粘度のものが得られない。
圧力が低いことは不都合はない。
く、好ましくは300Torr以下で行うのが良い。反応終期
の圧力が高いと希望する相対粘度のものが得られない。
圧力が低いことは不都合はない。
減圧反応の時間は0.5時間以上、通常1〜2時間行う
のが良い。
のが良い。
本発明のポリアミド系樹脂が末端に有する置換アミド
基(−CONRR′)におけるR又はR′で示される炭化水
素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウン
デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、テトラデシレン基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、オクタデシレン
基、エイコシル基、ドコシル基のような脂肪族炭化水素
基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シク
ロヘキシルメチル基のような脂環式炭化水素基、フエニ
ル基、トルイル基、ベンジル基、β−フエニルエチル基
のような芳香族炭化水素基などが挙げられる。
基(−CONRR′)におけるR又はR′で示される炭化水
素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、2−エチルヘキシル基、ノニル基、デシル基、ウン
デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル
基、テトラデシレン基、ペンタデシル基、ヘキサデシル
基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、オクタデシレン
基、エイコシル基、ドコシル基のような脂肪族炭化水素
基、シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基、シク
ロヘキシルメチル基のような脂環式炭化水素基、フエニ
ル基、トルイル基、ベンジル基、β−フエニルエチル基
のような芳香族炭化水素基などが挙げられる。
ポリアミド系樹脂の末端−COOH基の−CONRR′基への
変換割合は、ポリアミド系樹脂の製造時にアミン又はア
ミンとカルボン酸を存在させることによって調節される
のが、本発明においてはこの変換の程度は−COOH基の5
モル%以上、好ましくは10モル%以上が−CONRR′基に
変換されていることが好ましく、かつ変換されていない
−COOH基の量は50μeq/g・ポリマー以下、好ましくは40
μeq/g・ポリマー以下であることが望ましい。この変換
の程度が小さいと本発明の効果が期待できなくなる。逆
に変換の程度を大きくすることは物性の面からは不都合
はないが、製造が困難となるので、変性されない末端カ
ルボキシル基の量が1μeq/g・ポリマーとなる程度に止
めるのが得策である。
変換割合は、ポリアミド系樹脂の製造時にアミン又はア
ミンとカルボン酸を存在させることによって調節される
のが、本発明においてはこの変換の程度は−COOH基の5
モル%以上、好ましくは10モル%以上が−CONRR′基に
変換されていることが好ましく、かつ変換されていない
−COOH基の量は50μeq/g・ポリマー以下、好ましくは40
μeq/g・ポリマー以下であることが望ましい。この変換
の程度が小さいと本発明の効果が期待できなくなる。逆
に変換の程度を大きくすることは物性の面からは不都合
はないが、製造が困難となるので、変性されない末端カ
ルボキシル基の量が1μeq/g・ポリマーとなる程度に止
めるのが得策である。
上記−CONRR′基のR及びR′で示される炭化水素基
は、ポリアミド系樹脂を塩酸を用いて加水分解後、ガス
クロマトグラフィーにより測定する。−COOH基はポリア
ミド樹脂をベンジルアルコールに溶解し、0.1N苛性ソー
ダで滴定して測定する。
は、ポリアミド系樹脂を塩酸を用いて加水分解後、ガス
クロマトグラフィーにより測定する。−COOH基はポリア
ミド樹脂をベンジルアルコールに溶解し、0.1N苛性ソー
ダで滴定して測定する。
ポリアミド系樹脂の末端基としては、上記した−CONR
R′基の他に、前記したポリアミド原料に由来する−COO
H基及び−NH2基がある。
R′基の他に、前記したポリアミド原料に由来する−COO
H基及び−NH2基がある。
末端アミノ基については、変性されていても、変性さ
れていなくても差支えないが、流動性及び溶融熱安定性
が良いことから、上記した炭化水素で変性されているこ
とが好ましい。
れていなくても差支えないが、流動性及び溶融熱安定性
が良いことから、上記した炭化水素で変性されているこ
とが好ましい。
−NH2基は、ポリアミド系樹脂をフエノールに溶解
し、0.05N塩酸で滴定して測定する。
し、0.05N塩酸で滴定して測定する。
本発明のポリアミド系樹脂の相対粘度[ηrel]はJIS
K 6810に従って98%硫酸中濃度1%、温度25℃で測定
した値で2〜6、好ましくは2〜5である。相対粘度が
低すぎるとストランド化しチップ化することが困難とな
り、製造上不都合となる。逆に高すぎると、成型性が悪
くなる。
K 6810に従って98%硫酸中濃度1%、温度25℃で測定
した値で2〜6、好ましくは2〜5である。相対粘度が
低すぎるとストランド化しチップ化することが困難とな
り、製造上不都合となる。逆に高すぎると、成型性が悪
くなる。
本発明においては(i)と(ii)との混合比は重量基
準で(i)/(ii)=98/2〜2/98、好ましくは95/5〜10
/90である。98/2以上では、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物の衝撃強度改善等の物性向上効果が認めら
れず、一方2/98以下ではポリアミド系樹脂の酸素遮断性
の改善効果が得られない。
準で(i)/(ii)=98/2〜2/98、好ましくは95/5〜10
/90である。98/2以上では、エチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物の衝撃強度改善等の物性向上効果が認めら
れず、一方2/98以下ではポリアミド系樹脂の酸素遮断性
の改善効果が得られない。
本発明においては、例えば生肉、加工肉、チーズ等の
脂肪性食品、或いは酸素を遮断して包装する必要のある
各種製品に対して、上記組成物よりなるフィルムを用い
て熱収縮包装を行うのであるが、まず上記組成物からフ
ィルムを成型する。フィルムの厚みは特に限定はなく、
数μないし数100μに設定することができる。尚、本発
明に言うフィルムとはテープ、管、容器等の形態を含む
広義のフィルムを意味する。
脂肪性食品、或いは酸素を遮断して包装する必要のある
各種製品に対して、上記組成物よりなるフィルムを用い
て熱収縮包装を行うのであるが、まず上記組成物からフ
ィルムを成型する。フィルムの厚みは特に限定はなく、
数μないし数100μに設定することができる。尚、本発
明に言うフィルムとはテープ、管、容器等の形態を含む
広義のフィルムを意味する。
溶融成型法としては、主として押出成型が採用される
が、ブロー成型、射出成型等の公知の成型手段も採用で
きる。
が、ブロー成型、射出成型等の公知の成型手段も採用で
きる。
溶融成型温度は、170〜250℃の範囲、更に詳しくは押
出機の吐出部温度190〜240℃、スクリュー圧縮部温度18
0〜250℃から選ぶことが出来る。
出機の吐出部温度190〜240℃、スクリュー圧縮部温度18
0〜250℃から選ぶことが出来る。
本発明の組成物には各種の安定剤、フィラー、顔料、
滑剤、ブロッキング防止剤、或いは各種熱可塑性樹脂等
の周知の添加剤を配合しても差支えない。
滑剤、ブロッキング防止剤、或いは各種熱可塑性樹脂等
の周知の添加剤を配合しても差支えない。
上記の如くして得られたフィルムは必要に応じ、吸湿
或いは乾燥等の調湿処理したのち延伸に供せらせる。
或いは乾燥等の調湿処理したのち延伸に供せらせる。
延伸は、一軸延伸、二軸延伸のいずれであってもよ
く、出来るだけ高倍率の延伸を行った方が本発明の効果
が生かされる。一軸延伸の場合は1.5倍以上、特に2倍
以上とすることが好ましい。二軸延伸の場合は面積倍率
で1.5倍以上、特に2倍以上、更には4倍以上とするこ
とが好ましい。
く、出来るだけ高倍率の延伸を行った方が本発明の効果
が生かされる。一軸延伸の場合は1.5倍以上、特に2倍
以上とすることが好ましい。二軸延伸の場合は面積倍率
で1.5倍以上、特に2倍以上、更には4倍以上とするこ
とが好ましい。
延伸方法としてはロール延伸法、テンター延伸法、チ
ューブラー延伸法、延伸ブロー法などの他、深絞成形、
真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用できる。二
軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸延伸方式の
いずれの方式も採用できる。
ューブラー延伸法、延伸ブロー法などの他、深絞成形、
真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用できる。二
軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸延伸方式の
いずれの方式も採用できる。
延伸温度は40〜150℃程度の範囲から選ばれる。
本発明においては、前記フィルムに他の層をラミネー
トすることができる。他の層としては、ポリオレフィン
(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン含量の高い
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はそのケン化物、エチ
レン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−アクリル
酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−炭素数
3以上のα−オレフィン共重合体、ポリブテンなど)、
変性ポリオレフィン(上記の如きオレフィンを不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体でグラフト変性したもの)、ナ
イロン、スチレン系重合体、塩化ビニル系重合体、塩化
ビニリデン系重合体、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、アクリル系重合体、ビニルエステル系重合体などの
プラスチックス層等が挙げられる。これらの他の層はド
ライラミネート法、エクストル−ジョンコーティング
法、溶液又は分散液コーティング法、共押出コーティン
グ法、加熱加圧接着法などの手段によってラミネートさ
れる。尚、他の層がプラスチック層の場合は延伸前の又
は一軸方向延伸を行った本願組成物のフィルムに他の層
を付加しておき、ついで延伸を行って目的物を得てもよ
い。
トすることができる。他の層としては、ポリオレフィン
(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン含量の高い
エチレン−酢酸ビニル共重合体又はそのケン化物、エチ
レン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−アクリル
酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン−炭素数
3以上のα−オレフィン共重合体、ポリブテンなど)、
変性ポリオレフィン(上記の如きオレフィンを不飽和カ
ルボン酸又はその誘導体でグラフト変性したもの)、ナ
イロン、スチレン系重合体、塩化ビニル系重合体、塩化
ビニリデン系重合体、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、アクリル系重合体、ビニルエステル系重合体などの
プラスチックス層等が挙げられる。これらの他の層はド
ライラミネート法、エクストル−ジョンコーティング
法、溶液又は分散液コーティング法、共押出コーティン
グ法、加熱加圧接着法などの手段によってラミネートさ
れる。尚、他の層がプラスチック層の場合は延伸前の又
は一軸方向延伸を行った本願組成物のフィルムに他の層
を付加しておき、ついで延伸を行って目的物を得てもよ
い。
かくして延伸されたフィルムを用いて包装対象品を包
装する。通常は、袋状、チューブ状の延伸フィルム内に
対象品が収納され、次いで50〜130℃、好ましくは70〜1
20℃で2〜300秒間程度熱処理が行われる。かかる熱処
理により延伸フィルムは熱収縮し、製品と密着し包装が
完了する。
装する。通常は、袋状、チューブ状の延伸フィルム内に
対象品が収納され、次いで50〜130℃、好ましくは70〜1
20℃で2〜300秒間程度熱処理が行われる。かかる熱処
理により延伸フィルムは熱収縮し、製品と密着し包装が
完了する。
[作用] 本発明においては、ポリアミド系樹脂としてその末端
のカルボキシル基がN−置換カルボン酸アミド基に変換
されたものを、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
に配合することによって長期間にわたって溶融成型を続
けてもゲル化、増粘等のトラブルの恐れが全くないた
め、生産性良く、原反用フィルムが得られ、これを用い
て工業的有利に熱収縮包装が可能となる。
のカルボキシル基がN−置換カルボン酸アミド基に変換
されたものを、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
に配合することによって長期間にわたって溶融成型を続
けてもゲル化、増粘等のトラブルの恐れが全くないた
め、生産性良く、原反用フィルムが得られ、これを用い
て工業的有利に熱収縮包装が可能となる。
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明の方法を更に説明する。以
下、「部」又は「%」とあるのは特に断わりのない限り
重量基準で表わしたものである。
下、「部」又は「%」とあるのは特に断わりのない限り
重量基準で表わしたものである。
ポリアミド系樹脂の製造 以下の方法にて6種類のポリアミド系樹脂を製造し
た。
た。
200lのオートクレーブに、ε−カプロラクタム60kg、
水1.2kgと、下記第1表に示す量のモノアミン及びカル
ボン酸を仕込み、窒素雰囲気にして密閉して250℃に昇
温し、攪拌下2時間加圧下に反応を行った後、徐々に放
圧して下記第1表に示す圧力まで減圧し、2時間減圧下
反応を行った。
水1.2kgと、下記第1表に示す量のモノアミン及びカル
ボン酸を仕込み、窒素雰囲気にして密閉して250℃に昇
温し、攪拌下2時間加圧下に反応を行った後、徐々に放
圧して下記第1表に示す圧力まで減圧し、2時間減圧下
反応を行った。
窒素を導入して常圧に復圧後、攪拌を止めてストラン
ドとして抜き出してチップ化し、沸水を用いて未反応モ
ノマーを抽出除去して乾燥した。
ドとして抜き出してチップ化し、沸水を用いて未反応モ
ノマーを抽出除去して乾燥した。
得られたポリアミド樹脂の相対粘度、末端−COOH基
量、末端−NH2基及び末端−COOH基の数(A)と末端−C
ONRR′基の数(B)との比 〔(B)/(A)+(B)×100,モル%〕を第1表に示
す。
量、末端−NH2基及び末端−COOH基の数(A)と末端−C
ONRR′基の数(B)との比 〔(B)/(A)+(B)×100,モル%〕を第1表に示
す。
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 第2表に示す如く4種類のケン化物を準備した。
実施例1〜7 ポリアミド系樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物ペレットをヘンシェルミキサーを用いて混合し
T−ダイを備えた押出機に供給して溶融混練し、T−ダ
イから押出して厚み100μのフィルムを製造した。押出
成型の条件は以下の通りである。
ケン化物ペレットをヘンシェルミキサーを用いて混合し
T−ダイを備えた押出機に供給して溶融混練し、T−ダ
イから押出して厚み100μのフィルムを製造した。押出
成型の条件は以下の通りである。
押出機:40mm径押出機 スクリュー:フルフライトスクリュー 押出温度:押出機 240℃ :ダイ 220℃ スクリュー回転数:40rpm このフィルムを逐次二軸延伸方式により温度90℃で縦方
向に2倍、横方向に3倍、二軸延伸して厚み15μの二軸
延伸フィルムを得た。
向に2倍、横方向に3倍、二軸延伸して厚み15μの二軸
延伸フィルムを得た。
かかるフィルムを製造する時のロングラン性及び該フ
ィルムを90℃で30秒間熱収縮処理をして、収縮率及び酸
素透過度(モダンコントロール社製のOX−TRAN100型を
使用し、25℃、75RH%下で測定、cc/m2・24hr・atm)を
測定した。
ィルムを90℃で30秒間熱収縮処理をして、収縮率及び酸
素透過度(モダンコントロール社製のOX−TRAN100型を
使用し、25℃、75RH%下で測定、cc/m2・24hr・atm)を
測定した。
得られた結果を第3表に示す。
実用包装テストとして、各実施例のフィルムを用い
て、製袋後、10Kgの生肉を熱収縮包装を行ったところ、
白化現象、表面シワなどは全く見当たらず、美麗な包装
が可能であった。
て、製袋後、10Kgの生肉を熱収縮包装を行ったところ、
白化現象、表面シワなどは全く見当たらず、美麗な包装
が可能であった。
実施例8 実施例2で得た原反フィルムをチューブラー方式によ
り温度70℃で縦、横各々3.5倍に同時二軸延伸して厚み
9μの二軸延伸フィルムを得、次いで温度80℃で10秒間
熱収縮処理した。収縮フィルムの酸素透過率は1.2cc/m2
・24hr・atm、収縮率は縦38%,横44%であった。
り温度70℃で縦、横各々3.5倍に同時二軸延伸して厚み
9μの二軸延伸フィルムを得、次いで温度80℃で10秒間
熱収縮処理した。収縮フィルムの酸素透過率は1.2cc/m2
・24hr・atm、収縮率は縦38%,横44%であった。
実施例9 実施例3で得られた原反フィルムを順次温度80〜100
℃に設定した多数のロール間を走行させることにより、
縦方向に5倍に延伸して厚み20μの一軸延伸フィルムを
得た。このフィルムに接着剤を用いてメルトインデック
ス8.0の2枚のポリエチレンフィルム(厚み30μ)をサ
ンドイッチ状にドライラミネートした。次にかくして得
られた3層フィルムを温度95℃で5秒間熱収縮処理し
た。収縮フィルムの酸素透過度は2.1cc/m2・24hr・at
m、収縮率は縦37%,横41%であった。
℃に設定した多数のロール間を走行させることにより、
縦方向に5倍に延伸して厚み20μの一軸延伸フィルムを
得た。このフィルムに接着剤を用いてメルトインデック
ス8.0の2枚のポリエチレンフィルム(厚み30μ)をサ
ンドイッチ状にドライラミネートした。次にかくして得
られた3層フィルムを温度95℃で5秒間熱収縮処理し
た。収縮フィルムの酸素透過度は2.1cc/m2・24hr・at
m、収縮率は縦37%,横41%であった。
実施例10 実施例8と同一構成の3層構造物を共押出法にて製造
し、同一の熱収縮処理をした。酸素透過度、収縮率は同
例と同様であった。
し、同一の熱収縮処理をした。酸素透過度、収縮率は同
例と同様であった。
実施例11 ナイロン6/組成物/無水マレイン酸変性ポリエチレン
/EVA[膜厚(μ)=140/60/35/280]の4層構造フィル
ムを共押出法にて製膜した。
/EVA[膜厚(μ)=140/60/35/280]の4層構造フィル
ムを共押出法にて製膜した。
但し、組成物はE−2/N−2=8/2であり、EVAは酢酸
ビニル含量8重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体で
ある。
ビニル含量8重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体で
ある。
このフィルムを120℃にてチューブラー法で縦横各々
2.6倍に同時二軸延伸した。この延伸フィルムを製袋
後、生肉を包装し、90℃の熱湯を10秒間噴霧して熱収縮
処理した。収縮率は、縦横いずれも28%であり、酸素透
過度は1.6cc/m2・24hr・atmであった。
2.6倍に同時二軸延伸した。この延伸フィルムを製袋
後、生肉を包装し、90℃の熱湯を10秒間噴霧して熱収縮
処理した。収縮率は、縦横いずれも28%であり、酸素透
過度は1.6cc/m2・24hr・atmであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23:26 29:04 77:00
Claims (1)
- 【請求項1】(i)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物と (ii)末端カルボキシル基(−COOH)の数(A)と末端
置換アミド基(−CONRR′)[但し、Rは炭素数1〜22
の炭化水素基、R′は水素原子又は炭素数1〜22の炭化
水素基]の数(B)との比が を満足するポリアミド系樹脂 とからなる混合物で、かつ(i)と(ii)の重量配合比
が(i)/(ii)=98/2〜2/98である樹脂組成物の延伸
フィルム用い、50〜130℃で該フィルムを熱収縮させる
ことを特徴とする熱収縮包装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62013161A JPH0819302B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 熱収縮包装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62013161A JPH0819302B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 熱収縮包装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63179947A JPS63179947A (ja) | 1988-07-23 |
JPH0819302B2 true JPH0819302B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=11825447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62013161A Expired - Lifetime JPH0819302B2 (ja) | 1987-01-21 | 1987-01-21 | 熱収縮包装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0819302B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053176A1 (ja) | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物組成物及び当該組成物を用いた多層構造体 |
WO2018088347A1 (ja) | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 日本合成化学工業株式会社 | 樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008274059A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 樹脂組成物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024813B2 (ja) * | 1977-12-06 | 1985-06-14 | 東レ株式会社 | 樹脂組成物 |
JPS6024814B2 (ja) * | 1977-12-06 | 1985-06-14 | 東レ株式会社 | 樹脂組成物 |
JPS60161453A (ja) * | 1984-02-01 | 1985-08-23 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 溶融成型性の改善された樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-01-21 JP JP62013161A patent/JPH0819302B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015053176A1 (ja) | 2013-10-09 | 2015-04-16 | 日本合成化学工業株式会社 | エチレン-ビニルエステル共重合体ケン化物組成物及び当該組成物を用いた多層構造体 |
WO2018088347A1 (ja) | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 日本合成化学工業株式会社 | 樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63179947A (ja) | 1988-07-23 |
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