JPH0819273A - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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Publication number
JPH0819273A
JPH0819273A JP6149403A JP14940394A JPH0819273A JP H0819273 A JPH0819273 A JP H0819273A JP 6149403 A JP6149403 A JP 6149403A JP 14940394 A JP14940394 A JP 14940394A JP H0819273 A JPH0819273 A JP H0819273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic body
ultrasonic motor
conversion element
electromechanical conversion
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP6149403A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Satani
大助 佐谷
Kenichi Muramatsu
研一 村松
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH0819273A publication Critical patent/JPH0819273A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極および接合部材の劣化を防止し、耐環境
性に優れた超音波モータを提供する。 【構成】 両面の電極13a,13bに入力される駆動
信号により励振される電気機械変換素子12と、電気機
械変換素子12の一方の電極13a側に接合される弾性
体11とを備え、電気機械変換素子12と弾性体11と
の接合部15の外周15a、内周15bは保護膜4a,
4bで覆われる。保護膜4a,4bはアクリル樹脂,エ
ポキシ樹脂,シリコン樹脂等の合成高分子やガラスコー
トで形成される。 【効果】 電極13a,13bや接着剤14において周
囲環境に晒される部分に保護膜4a,4bを設けたた
め、水やイオン等の進入や酸化等の周囲環境の影響によ
る電極13a,13bや接着剤14の劣化を防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、新しい駆動源として、小型で騒音
の少ない超音波モータが注目されている。以下、図7と
図8とを用いて従来の超音波モータの説明を行う。図7
は従来の円管型超音波モータの概略を示す図であり、図
8は図7の矢印VIIIから見た断面の詳細を示す拡大図で
ある。固定子1は、鉄、ステンレス、インバー、リン青
銅、ジェラルミン等の金属から形成される弾性体11と
電気機械変換素子12を備えている。電気機械変換素子
12の両面には電極13a,13bが設けられている。
弾性体11は接着剤14により電極13a側に接合され
ている。接合部15は弾性体11と電気機械変換素子1
2との接合部であり、接合部15の外周を15a、内周
を15bで示す。移動子2は移動子母材21と摺動材2
2とを備えている。
【0003】電極13a,13bを介して電気機械変換
素子12に駆動信号が入力されると、電気機械変換素子
12は弾性体11との接合面に沿った方向に励振され
る。電気機械変換素子12が振動すると、弾性体11に
微小振動が励起される。移動子2の摺動材22は弾性体
11に接触しており、弾性体11の微小振動により移動
子2が回転駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の超音波モータで
は、接合部15の外周15aと内周15bとが露出し周
囲環境に直接晒されているため、電極13aや接着剤1
4は水分やイオン等の侵入または酸化等により劣化し、
特に、電極13aや接着剤14は電気機械変換素子12
によって接合面に沿う方向に変形させられるため、亀裂
が生じて電気機械変換素子12が弾性体11から剥がれ
る問題点があった。また、電極13bは全面が露出して
おり、酸化されひび割れが生じる等の問題点があった。
【0005】本発明の目的は、電極や接合部の劣化を防
止し、耐環境性に優れた超音波モータを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】実施例を示す図1に対応
付けて説明すると、請求項1の発明は、両面の電極13
a,13bから入力される駆動信号により励振される電
気機械変換素子12と、電気機械変換素子12の一方の
電極13a側に接合される弾性体11とを備えた超音波
モータに適用される。そして、電気機械変換素子12と
弾性体11との接合部15の周囲15a,15bを保護
膜4a,4bで覆い上述した目的を達成する。図3に対
応付けて説明すると、請求項2の発明では、弾性体11
との接合部15と反対側に位置する電極13bを保護膜
6aで覆い上述した目的を達成する。図5に対応付けて
説明すると、請求項3の発明では、電気機械変換素子1
2と弾性体11との接合部15の周囲15a,15b
と、弾性体11との接合部15と反対側に位置する電極
13bとを保護膜8aで一体に覆い上述した目的を達成
する。なお、請求項4では、保護膜4a,4b,6aお
よび8aは合成高分子により形成される。
【0007】
【作用】請求項1の発明では、電気機械変換素子12と
弾性体11との接合部15が保護膜4a,4bによって
周囲環境から遮断される。請求項2の発明では、弾性体
11との接合部15と反対側に位置する電極13bが保
護膜6aによって周囲環境から遮断される。請求項3の
発明では弾性体11との接合部15の外周15a、内周
15bと、接合部15と反対側に位置する電極13bと
が保護膜8aによって周囲環境から遮断される。なお、
請求項4の発明のように、保護膜4a,4b,6aおよ
び8aを形成する物質に合成高分子を用いてもよい。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の実施例
を説明する。なお、図1〜図6において図7および図8
と共通部分には同一の符号を付け、説明を省略する。 −第1実施例− 図1は、本発明を図7に示す円管型超音波モータの固定
子に適用した例を、図8に対応させて示すものである。
4は固定子であり、両面に電極13a,13bが設けら
れた電気機械変換素子12が接合部材14により弾性体
11に接合されている。弾性体11と電気機械変換素子
12との接合部15の外周15a、内周15bは、保護
膜4a,4bにより覆われる。したがって、固定子4の
周囲環境に存在する水分やイオン等の侵入や酸化等によ
る電極13a,接着剤14の劣化が生じることなく、電
気機械変換素子12が弾性体11から剥がれるのを防
ぐ。
【0010】なお、保護膜4a,4bとしては、耐候性
の良いエポキシ樹脂、シリコン樹脂や、振動を阻害しな
いアクリル樹脂等の合成高分子やガラスコートで形成さ
れることが好ましい。また、保護膜4a,4bを形成す
る前に電気機械変換素子12に対してリン酸エステル等
のコート剤を用い、その後に保護膜4a,4bを形成し
てもよい。
【0011】−第2実施例− 図2は本発明をリニア型超音波モータの固定子に適用し
たものであり、(a)は平面図、(b)は(a)のA
A’断面図である。図2において、図7および図8と共
通部分には同一の符号を付ける。リニア型超音波モータ
は固定子5と不図示の移動子とを備えている。弾性体5
1は、下面に突起51a,51bが設けられ、上面には
両面に電極13a,13bが設けられた2組の電気機械
変換素子12が接着剤14により接合されている。電気
機械変換素子12は弾性体51との接合面に沿った方向
に励振され、電気機械変換素子12により励起された弾
性体11の微小振動は突起51a,51bから取り出さ
れる。そして、突起51a,51bに接触している不図
示の移動子が駆動される。ここで、電気機械変換素子1
2と弾性体51との接合部15の周囲15a(二点鎖線
で示す)は、保護膜5aにより覆われる。なお、保護膜
5aは第1実施例の保護膜4a,4bと同じ材質で形成
されている。
【0012】−第3実施例− 図3は、本発明による第3実施例を示し、円管型超音波
モータの固定子6の断面図である。弾性体11との接合
部と反対側に位置する電極13bは保護膜6aで覆われ
る。そのため、電極13bは周囲環境の水分やイオン等
の進入が防止され、酸化等による電極13bの劣化を防
ぐことができる。なお、保護膜6aは第1実施例の保護
膜4a,4bと同じ材質で形成されている。
【0013】−第4実施例− 図4は、本発明による第4実施例を示し、リニア型超音
波モータの固定子7の断面図である。ここでは、2つの
電極13bは保護膜7aにより覆われる。なお、保護膜
7aは第1実施例の保護膜4a,4bと同じ材質で形成
されている。
【0014】−第5実施例− 図5は、本発明による第5実施例を示し、円管型超音波
モータの固定子8の断面図である。電気機械変換素子1
2と弾性体11との接合部15の外周15a、内周15
bと、接着剤14と反対側に位置する電極13bとは保
護膜8aで一体に覆われる。よって、電極13a,13
bおよび接着剤14の劣化を防止することができる。さ
らに、電極13bと接合部15の外周15a、内周15
bを一体に保護膜8aで覆うため、それぞれを別々に保
護膜で覆う場合に比べ作業工程が少なくて済む。なお、
保護膜8aは第1実施例の保護膜4a,4bと同じ材質
で形成されている。
【0015】−第6実施例− 図6は、本発明による第6実施例を示し、リニア型超音
波モータの固定子9の断面図である。2つの電気機械変
換素子12は、それぞれについて電極13bと接合部1
5の周囲15aとが保護膜9aで一体に覆われる。よっ
て、電極13a,13bおよび接着剤14の劣化を防止
することができる。さらに、それぞれ一体に保護膜9a
で覆われるため、電極13bと接合部15の周囲15a
とを別々に保護膜で覆う場合に比べ作業工程が少なくて
済む。
【0016】なお、上述の例では、2つの電気機械変換
素子12の電極13bと接合部15の周囲15aとが個
別に保護膜9aで一体に覆われたが、2つの電気機械変
換素子12の電極13bと接合部15の周囲15aとが
一体に1つの保護膜9aで覆われるようにしてもよい。
この場合、個別に保護膜9aで覆う場合に比べ作業工程
がさらに少なくて済む。ここで、保護膜9aは第1実施
例の保護膜4a,4bと同じものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電極や接合部の周囲環境に晒される部分に保護膜を設け
たため、水やイオン等の進入や酸化等の周囲環境の影響
による電極や接合部の劣化を防止することができ、超音
波モータの駆動性能の低下や、電極が絶縁されたり接合
部が破壊されたりするのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る円管型超音波モータ
の固定子の断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るリニア型超音波モー
タを示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の
AA’断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る円管型超音波モータ
の固定子の断面図である。
【図4】本発明の第4実施例に係るリニア型超音波モー
タの固定子の断面図である。
【図5】本発明の第5実施例に係る円管型超音波モータ
の固定子の断面図である。
【図6】本発明の第6実施例に係るリニア型超音波モー
タの固定子の断面図である。
【図7】従来の円管型超音波モータの固定子および移動
子の概略図である。
【図8】図7の矢印VIIIから見た断面の詳細を示す拡大
図である。
【符号の説明】
4a,4b,5a,6a,7a,8a,9a 保護膜 11,51 弾性体 12 電気機械変換素子 13a,13b 電極 14 接着剤 15 接合部 15a 外周 15b 内周 51a,51b 突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面の電極から入力される駆動信号によ
    り励振される電気機械変換素子と、前記電気機械変換素
    子の一方の電極側に接合される弾性体とを備えた超音波
    モータにおいて、 前記電気機械変換素子と前記弾性体との接合部の周囲を
    保護膜で覆ったことを特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 両面の電極から入力される駆動信号によ
    り励振される電気機械変換素子と、前記電気機械変換素
    子の一方の電極側に接合される弾性体とを備えた超音波
    モータにおいて、 前記弾性体との接合部と反対側に位置する他方の電極を
    保護膜で覆ったことを特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 両面の電極から入力される駆動信号によ
    り励振される電気機械変換素子と、前記電気機械変換素
    子の一方の電極側に接合される弾性体とを備えた超音波
    モータにおいて、 前記電気機械変換素子と前記弾性体との接合部の周囲
    と、前記弾性体との接合部と反対側に位置する他方の電
    極とを保護膜で一体に覆ったことを特徴とする超音波モ
    ータ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の超音波
    モータにおいて、 前記保護膜は、合成高分子により形成されることを特徴
    とする超音波モータ。
JP6149403A 1994-06-30 1994-06-30 超音波モータ Pending JPH0819273A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123728A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエーター、電子機器、及びロボット

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JP2017123728A (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 セイコーエプソン株式会社 圧電アクチュエーター、電子機器、及びロボット

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