JP2531026B2 - 防水スピ―カ - Google Patents

防水スピ―カ

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JP2531026B2
JP2531026B2 JP2298606A JP29860690A JP2531026B2 JP 2531026 B2 JP2531026 B2 JP 2531026B2 JP 2298606 A JP2298606 A JP 2298606A JP 29860690 A JP29860690 A JP 29860690A JP 2531026 B2 JP2531026 B2 JP 2531026B2
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忠 高矢
二郎 井上
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧電発音体を利用した防水スピーカに関す
る。
(従来の技術) 第4図は防水機能が施されたダイナミック形スピーカ
を示す断面図である。ダイナミック形スピーカは、導体
にボイスコイル10が用いられ、磁気回路は円柱状のポー
ル11を中心に、同心円の貫通孔を持ったヨークプレート
12および永久磁石13からなっている。ポール11およびヨ
ークプレート12で構成された円筒状の空隙には、前記ボ
イスコイル10が挿入されている。ボイスコイル10に電流
が流れると、ボイスコイル10に力が発生し、コーン紙14
が駆動する。コーン紙14はその前後にある空気を圧縮、
膨張させ音波を発生させる。
上記構成の磁気回路は、ケース15内に収納され、ヨー
クプレート11に取付けられたフレーム16により、ケース
15の開口部の周縁部に形成された段部に支持され、ケー
ス15内の所定の位置に固定される。
このようなダイナミック形スピーカは、防水機能が施
されており、ボイスコイル10に水が浸入するのを防止す
るため、コーン紙14は防水性の樹脂成形品からなり、ま
たケース15の開口部の周縁部に形成された段部とフレー
ム16の間には、ゴム17が介在している。
(発明が解決しようとする課題) 防水機能が施されたダイナミック形スピーカは、ボイ
スコイルの保護のため、各部のシーリングを行なうと共
に、コーン紙部分の耐水のために、特殊な樹脂成形品を
用いなければならず、防水処理に多くの作業工数を要
す。さらにまた高価な材料も使用するため、製品のコス
トがより一層高いものとなっている。
しかも各部のシーリングは接着剤やゴム等のパッキン
材で行なわれており、長期の使用に当たっては、パッキ
ン材の変質により、劣化が激しく、寿命の短いものとな
っている。
(課題を解決するための手段) 本発明の防水スピーカは、主面に凹部が形成された発
泡樹脂板2枚が、その凹部同士が互いに対向するよう
に、張り合わされることにより、振動板が形成され、前
記凹部内であって、凹部内の突起部により圧電発音体の
中央部が挟持され、前記振動板はその主面よりも大きな
面積を有する2枚の樹脂シートにより挟装され、前記2
枚の樹脂シートは、振動板周辺部で互いに固着され、樹
脂シートの外周はフレームに固定されることを特徴とす
る。
(作用) 本発明の圧電発音体を利用した防水スピーカは、樹脂
シートが振動板と一体となっており、特殊な材料を必要
とせず、構造が単純である。
また振動板を挟装する樹脂シート同士が互いに固着さ
れることで、防水機能を有し、熱溶着により固着される
場合には、接着剤、ゴム等のパッキン材が不要となる。
(実施例) 第1図および第2図は、本発明の一実施例を示し、第
1図は断面図、第2図は平面図である。
主面に凹部1a,2aが形成された2枚の発泡樹脂板1,2
は、その凹部1a,2a同士が互いに対向するように、前後
方向より貼り合わされることにより、振動板3が形成さ
れる。凹部1a,2a内には、突起部1b,2bがそれぞれ形成さ
れており、この突起部1b,2bによって、圧電発音体4は
その中央部を挟持されている。
圧電発音体4は、円形の金属板4aとこれよりも小径に
なった円形の圧電板4b(例えば、PZT等からなる)とか
らなり、金属板4aの前面側に、圧電板4bが同心状に貼着
された構造である。金属板4aの外周部および圧電板4bの
表面側の電極には、リード線5がそれぞれ半田付けさ
れ、リード線5は発泡樹脂板1,2間に配線され、外部に
引出される。リード線5を介してアンプから電気信号が
与えられると、圧電発音体4が振動板3を駆動し、振動
板3より音を発する。
尚、圧電発音体の個数については、図示例の個数に限
定されるものではなく、振動板3を駆動できる個数であ
ればよい。
上記構成の振動板3は、その主面よりも大きな面積を
有する耐水性、耐熱性の樹脂シート6,7(例えばポリプ
ロピレン、テフロンなど)2枚により、前後方向より挟
装され、2枚の樹脂シート6,7は、振動板3の周辺部
(図中1点鎖線9内側)で熱溶着により互いに固着され
る。この振動板3周辺部での固着は一重だけでなく、多
重にすることで、より防水効果が高まる。樹脂シート6,
7の最も外側の外周部は、フレーム8に挟持されること
により固定される。
尚、樹脂シート6,7同士は、接着剤を介して固着され
ることも可能であるが、この場合は熱溶着により固着さ
れる場合に比べ、信頼性および作業性が低下する。
発泡樹脂板1,2間より引出されたリード線5は樹脂シ
ート6,7間に配線され、樹脂シート6,7が熱溶着により固
着されると共に、リード線の被覆樹脂も固着されるの
で、樹脂シート6,7とリード線5の間からの水の浸入を
防止することができる。
振動板3とフレーム8の間の樹脂シート6,7は、その
弾力性によりサスペンションとしての役割を果たし、よ
り柔軟性を必要とする場合には、樹脂シート6,7のこの
部分の断面を、たとえば第3図に示すようにΩ形にす
る、または波形にするなど、屈曲させることも可能であ
る。
(発明の効果) 本発明の防水スピーカは構造が単純であるので、作業
工数が減少し、しかも特殊な材料を必要としないので、
製造コストを安く抑えることができる。
また、樹脂シートが振動板と一体となっているので、
音の減衰がなく、安定した音量が得られる。
さらに、樹脂シート同士が、熱溶着により固着される
場合には、接着剤、ゴム等のパッキン材が不要となり、
屋外や高温多湿な浴室などでの長期使用によっても、変
質、劣化が小さく、防水性が持続し、信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第一の実施例を示し、第
1図は断面図であり、第2図は平面図である。第3図は
本発明の第2の実施例を示す、要部拡大断面図である。
第4図は従来例を示す断面図である。 1,2……発泡樹脂板、 1a,2a……凹部、 1b,2b……突起部、 3……振動板、 4……圧電発音体、 4a……金属板、 4b……圧電板、 5……リード線 6,7……樹脂シート、 8……フレーム、 9……1点鎖線 10……ボイスコイル、 11……ポール、 12……ヨークプレート、 13……永久磁石、 14……コーン紙、 15……ケース、 16……フレーム、 17……ゴム、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主面に凹部が形成された発泡樹脂板2枚
    が、その凹部同士が互いに対向するように、張り合わさ
    れることにより、振動板が形成され、前記凹部内であっ
    て、凹部内の突起部により圧電発音体の中央部が挟持さ
    れ、前記振動板はその主面よりも大きな面積を有する2
    枚の樹脂シートにより挟装され、前記2枚の樹脂シート
    は振動板周辺部で互いに固着され、樹脂シートの外周は
    フレームに固定されることを特徴とする防水スピーカ。
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