JPH08192111A - コーディング装置 - Google Patents

コーディング装置

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JPH08192111A
JPH08192111A JP390595A JP390595A JPH08192111A JP H08192111 A JPH08192111 A JP H08192111A JP 390595 A JP390595 A JP 390595A JP 390595 A JP390595 A JP 390595A JP H08192111 A JPH08192111 A JP H08192111A
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JP
Japan
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mail
printing
background level
fluorescent ink
machine
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JP390595A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
Takayuki Hiyoshi
隆之 日吉
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】郵便物の下地が蛍光インクの発光波長に対して
補色系であったり、記号の下に文字が位置する場合でも
記号を正しく読取ることを可能とし、記号の読取りエラ
ー率を低くする。 【構成】郵便物に付した郵便番号等の情報をキー入力
し、この入力した情報をバーコードに変換して透明フィ
ルムからなるラベルに蛍光インクを使用して印刷し、こ
のラベルを郵便物の特定の領域に貼着するものにおい
て、郵便物における記号を付加する領域の背景レベル
(色合いや紙質、文字の有無による背景レベル)を検知
する背景レベル検知装置19を設け、この背景レベル検
知装置が背景レベルが基準値よりも低いことを検知する
と、サーマルヘッドユニット36に同一のバーコードを
2回重ね印刷させてバーコードの蛍光インクの発光強度
を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば郵便物に付した
郵便番号をキー入力することにより、その郵便番号に対
応したバーコードを印刷して郵便物に付加するコーディ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば郵便物に付した郵便番号をキー入
力することにより、その郵便番号に対応したバーコード
を郵便物に直接印刷するコーディング装置としては、特
公昭61−15758号公報等が知られている。
【0003】このようなコーディング装置は、供給部に
集積されている葉書等の郵便物を供給部から1枚ずつ送
り出し、送り出した郵便物を搬送路上のオペレータが視
認できる位置にて一旦停止させ、この状態でオペレータ
が郵便物から郵便番号を読取ってキー入力する。郵便物
はその後バーコード印刷部に搬送され、その印刷部でキ
ー入力した郵便番号に対応したバーコードがインクジェ
ットプリンタやドットプリンタにて郵便物に直接印刷さ
れる。印刷後、郵便物はスタッカに送られ溜められる。
【0004】こうしてバーコードを印刷した郵便物は、
その後バーコードが光学的に読取られて仕分けされるこ
とになる。
【0005】しかしこのように郵便物にバーコードを直
接印刷するものでは、郵便物の下地の影響を受けやす
く、読取りエラーを多く生じる問題があった。
【0006】そこで、本出願人は、先に例えば透明ラベ
ル上に蛍光インクによりバーコード等の機械読取り可能
な記号を印刷し、この印刷したラベルを郵便物に自動的
に貼付するコーディング装置を開発し出願した。(特願
平6−88255号) この透明ラベル上に蛍光インクによりバーコード等の機
械読取り可能な記号を印刷し、それを郵便物に貼付する
ものは、郵便物にバーコード等の機械読取り可能な記号
を直接印刷するものに比べて、下地(郵便物の紙質や色
合い等)や下字(記号を印刷する位置に記載された文
字)からの影響が少なく、例えばラベルを貼る位置にカ
ーボン系の文字があってもある程度の輻射強度が得ら
れ、読取りエラー率を低下させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにラ
ベルに蛍光インクによりバーコード等の機械読取り可能
な記号を印刷し、それを郵便物に貼付するものにおいて
も、下地が蛍光インクの発光波長に対して補色系の郵便
物であったり、カーボン系の文字の上に記号を印刷した
場合は、輻射強度が低下して誤読する虞があった。
【0008】そこで、本発明は、下地が蛍光インクの発
光波長に対して補色系の郵便物であったり、カーボン系
の文字の上に記号を印刷した場合でも記号を正しく読取
ることができる程度にバーコード等の機械読取り可能な
記号を印刷でき、従って、郵便物を仕分けする際の読取
りエラー率を十分に低下できるコーディング装置を提供
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
郵便物に付した郵便番号等の情報を入力し、この入力し
た情報をバーコード等の機械読取り可能な記号に変換し
て郵便物に付加するコーディング装置において、変換し
たバーコード等の機械読取り可能な記号を蛍光インクを
使用して印刷する印刷手段と、郵便物における機械読取
り可能な記号を付加する領域の背景レベルを検知する背
景レベル検知手段と、この背景レベル検知手段が検知す
る背景レベルに応じて印刷手段による機械読取り可能な
記号の印刷回数を制御する印刷回数制御手段とを設け、
印刷回数制御手段は、背景レベルが蛍光インクの発光波
長と同じ周波数において低いとき複数回重ね印刷を行う
ものである。
【0010】請求項2対応の発明は、請求項1対応の発
明において、印刷手段は、サーマルヘッドと蛍光インク
リボンを使用してラベルに機械読取り可能な記号を印刷
する構成とし、機械読取り可能な記号を印刷したラベル
を郵便物の所定の位置に貼付するものである。
【0011】請求項3対応の発明は、請求項1対応の発
明において、印刷手段は、インクジェットヘッドと蛍光
インクを使用して機械読取り可能な記号を郵便物の所定
の位置に直接印刷する構成とし、印刷回数制御手段は、
機械読取り可能な記号の印刷位置の背景レベルが使用す
る蛍光インクの発光波長と同じ周波数において低いとき
複数回重ね印刷を行うものである。
【0012】
【作用】請求項1対応の発明においては、入力する郵便
番号等の情報をバーコード等の機械読取り可能な記号に
変換する。また、郵便物における機械読取り可能な記号
を付加する領域の背景レベルを検知する。そして機械読
取り可能な記号を印刷するとき、背景レベルが蛍光イン
クの発光波長と同じ周波数において低いときには複数回
の重ね印刷を行う。
【0013】請求項2対応の発明においては、サーマル
ヘッドと蛍光インクリボンを使用してラベル上に記号を
印刷してからラベルを郵便物の所定の位置に貼付する。
【0014】請求項3対応の発明においては、インクジ
ェットヘッドと蛍光インクを使用して郵便物の所定の位
置に直接印刷する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0016】図1はコーディング装置の外観を示す斜視
図で、供給部1には葉書等の郵便物2を多数積層して収
納し、この供給部1から郵便物を視認するための表示部
3に郵便物2の表側を前にして横向きに1通ずつ送り出
すようになっている。
【0017】前記表示部3の前方には郵便番号等の宛名
情報を入力するためのキーや印刷を開始させるためのキ
ー等を設けたキーボード4を設けている。
【0018】前記表示部3で郵便物2が一旦停止され、
この状態でオペレータは郵便物2から郵便番号と送り先
住所を読み取って前記キーボード4により宛名情報とし
て入力することになる。
【0019】前記表示部3の郵便物2は前記キーボード
4において印刷開始を指示するキー操作があると、再び
搬送されてラベル印刷及びラベル貼付部5に送り込まれ
るようになっている。
【0020】前記ラベル印刷及びラベル貼付部5の下部
に郵便物2を収納するスタッカ6を出入れ自在に設け、
このスタッカ6にラベル貼付後の郵便物2を収納するよ
うにしている。
【0021】図2はコーディング装置内の概略構成を示
す平面図である。
【0022】前記供給部1から送り出される郵便物2
は、1対の搬送ローラ7,8間に掛け渡された搬送用ベ
ルト9と1対の搬送ローラ10,11間に掛け渡された
搬送用ベルト12によって挟持して搬送し、さらに1対
の搬送ローラ13,14間に掛け渡された搬送用ベルト
15と1対の搬送ローラ16,17間に掛け渡された搬
送用ベルト18によって挟持して搬送するようになって
いる。
【0023】前記各搬送用ベルト15,18は前記表示
部3の略中央に設けられ、郵便物2がこの位置に来ると
郵便物2の搬送を一旦停止し、この状態で搬送用ベルト
18が下がる。
【0024】前記各搬送用ベルト9,12からなる搬送
路の途中には郵便物における機械読取り可能な記号を付
加する領域の背景レベルを検知する背景レベル検知装置
19を配置している。
【0025】前記背景レベル検知装置19は、光源2
0、集光レンズ21及びCCDセンサ22からなり、具
体的には図3に示すように、光源20として、白色蛍光
灯23を蛍光灯ソケット24に装着し、かつ白色蛍光灯
23の前面にバンドパスフィルタ25を配置している。
【0026】前記バンドパスフィルタ25は、郵便物2
に付加される機械読取り可能な記号、例えばバーコード
をラベルに印刷するとき使用する蛍光インクの発光波長
と同じ波長の光だけを通過させるようになっている。
【0027】前記CCDセンサ22は回路基板26に配
置し、このCCDセンサ22の前面に前記集光レンズ2
1を配置している。前記集光レンズ21としては例えば
ロッドレンズアレイを使用し、CCDセンサ22の各素
子にそれぞれ光を集光するようになっている。
【0028】前記背景レベル検知装置19は、郵便物2
における機械読取り可能な記号を付加する領域、例えば
図4に点線で囲んだ領域2aの背景レベルを検知するも
ので、CCDセンサ22の各素子により、各ライン毎に
背景レベルを検知するようになっている。なお、背景レ
ベルの検知とは、領域2aにおける郵便物の下地(紙質
や色合い等)や文字の有無によるレベル状態を検知する
ことである。
【0029】前記領域2aの検知のための位置決めは、
郵便物2の先端を基準にして行うようになっている。す
なわち、郵便物2の先端を検知した後の送り距離により
領域2aの先端を検出するようにしている。
【0030】前記郵便物2が表示部3で停止している状
態でオペレータは郵便物2を例えば立てて郵便番号と住
所情報を読取り前記キーボード4にてキー入力すること
になる。そして、郵便番号と住所情報のキー入力を終了
すると、郵便物2を再び横向きにする。
【0031】前記キーボード4にて郵便物2の郵便番号
と住所情報のキー操作が行われ、この状態でさらに印刷
開始を指示するキー操作があると、先ず搬送用ベルト1
8が上に上がり、前記郵便物2は搬送用ベルト15,1
8によりラベル印刷及びラベル貼付部5に搬送する。
【0032】前記ラベル印刷及びラベル貼付部5は、図
6に示すように、前記各搬送用ベルト18,21によっ
て搬送された郵便物2を1対の搬送ローラ27,28間
に掛け渡された搬送用ベルト29と1対の搬送ローラ3
0,31間に掛け渡された搬送用ベルト32によって挟
持して搬送するようになっている。
【0033】前記各搬送用ベルト29,32により郵便
物2の搬送を行っているとき、ラベルロール33からラ
ベル用紙34が送り出され、プラテンローラ35の位置
にてサーマルヘッドユニット36により印刷が行われる
ようになっている。
【0034】前記ラベル用紙34は、図7に示すよう
に、台紙37の上に透明フィルムからなるラベル38を
一定間隔に貼着したもので、前記サーマルヘッドユニッ
ト36によりラベル38の上にバーコードが印刷される
ようになっている。
【0035】前記サーマルヘッドユニット36は、図5
に示すように、サーマルヘッド39、蛍光インクリボン
供給リール40及び使用済みインクリボン巻取リール4
1を設け、蛍光インクリボン供給リール40からの蛍光
インクリボン42をサーマルヘッド39とプラテンロー
ラ35との間を通過させて使用済みインクリボン巻取リ
ール41で巻き取るようになっている。
【0036】前記サーマルヘッド39は、プラテンロー
ラ35に対して蛍光インクリボン42とラベル38を介
して押し当てられ、ラベル38上に蛍光インクでバーコ
ードを印刷する。前記サーマルヘッド39は、ソレノイ
ド(図示せず)によってプラテンローラ35に対して接
離自在になっている。
【0037】前記蛍光インクリボン42の蛍光インクと
しては、ブラックランプを照射したとき、例えば図8に
示すように、560nmにピーク波長がある蛍光インク
を使用する。
【0038】このような蛍光インクリボン42を使用し
た場合、前述した光源20に使用するバンドパスフィル
タ25としては、このピーク波長560nm付近を通過
させる特性、例えば520nm〜650nmを通過させ
るフィルタを使用する。
【0039】前記ラベル用紙34はサーマルヘッド36
によるバーコード印刷の後、ローラ43を介してラベル
剥離機44に送られ、このラベル剥離機44でラベル3
8が台紙37から分離されるようになっている。
【0040】台紙37から分離したラベル38は、貼付
ローラ45と補助ローラ46とにより郵便物2の領域2
aに自動的に貼付けられるようになっている。貼付ロー
ラ45は、例えば中空で外周面に多数の吸着用孔を設
け、その中空内を吸着用ポンプ(図示せず)で吸引する
ことによりラベル38を外周面に吸着して補助ローラ4
6の位置まで搬送し、補助ローラ46の位置にて貼付ロ
ーラ45の外周面と補助ローラ46との接触圧によりラ
ベル38を郵便物2に貼付けるようになっている。
【0041】ラベル38を分離した後の台紙37は、ロ
ーラ47を介して台紙巻取りリール48で巻き取られる
ようになっている。また、ラベル38を貼付けた郵便物
2は各搬送用ベルト29,32によりさらに搬送されて
前記スタッカ6に収納されるようになっている。
【0042】図9は回路構成を示すブロック図で、前記
CCDセンサ22で読み取った郵便物2の領域2aの背
景レベルに対応した信号をAC(交流)反転増幅器51
で増幅した後、クランプ回路52で基準レベルが0Vと
なるようにクランプする。さらにミニマムピーク検波回
路53で領域2a内で一番背景レベルの小さい(暗いも
の)出力αをサンプリングする。
【0043】前記ミニマムピーク検波回路53でサンプ
リングした出力αを2値化回路54で予め設定した基準
値βと比較する。この場合の基準値βは、例えば下地が
茶色の郵便物2の背景レベルに合わせて設定している。
【0044】前記2値化回路54は、α<βのときには
出力を5Vにし、またα≧βのときには出力を0Vにす
るようになっている。この2値化回路54の出力をマイ
クロプロセッサ55に供給している。
【0045】前記マイクロプロセッサ55は、印刷回数
制御手段を構成し、前記2値化回路54の出力により背
景レベルが低いか否かを判断し、背景レベルが高い(α
≧β)と判断したときにはコントローラ56に1回の印
刷命令を出力し、背景レベルが低い(α<β)と判断し
たときにはコントローラ56に2回の重ね印刷命令を出
力するようになっている。
【0046】なお、背景レベルの検知は、郵便物2から
蛍光インクと同じ波長がどれだけ反射しているかを検知
することになる。蛍光インクの光量はブラックランプに
より励起される直接発光光と励起された光が郵便物2に
反射して戻ってくる光の合計光量となる。従って、背景
レベルが大きいということは励起された光が郵便物2に
反射して戻ってくる光量が多く、蛍光インクの反射光の
光量が多くなる。逆に、背景レベルが小さいということ
は励起された光が郵便物2に反射して戻ってくる光量が
少なく、蛍光インクの反射光の光量が少なくなる。
【0047】前記コントローラ56は、マイクロプロセ
ッサ55からの印刷命令に基づいて、サーマルヘッド3
9を接離駆動するソレノイドを駆動するソレノイド駆動
回路57、サーマルヘッド39及び蛍光インクリボン4
2をフィードさせるリボンフィードモータ58をそれぞ
れ所定のタイミングで駆動するようになっている。
【0048】このような構成の実施例においては、供給
部1から郵便物2が1通ずつ送り出され、送り出された
郵便物2は搬送用ベルト9,12に挟持されて搬送され
る。そして、郵便物2が背景レベル検知装置19の前を
通過するときこの背景レベル検知装置19により波長5
20nm〜650nmにおける郵便物2の領域2aの下
地及び文字の有無が検知され、CCDセンサ22から例
えば図10の(a) に示すような背景レベルに対応した信
号が出力される。
【0049】このCCDセンサ22の出力は、AC反転
増幅器51で交流反転増幅され、AC反転増幅器51か
らは図10の(b) に示すような信号が出力される。この
AC反転増幅器51の出力は、クランプ回路52に入力
される。クランプ回路52は、図10の(c) に示すよう
に基準レベルをクランプし、さらにミニマムピーク検波
回路53で領域2a内で一番背景レベルの小さい出力α
がサンプリングされ、ミニマムピーク検波回路53から
図10の(d) に示すような信号が2値化回路54に入力
される。
【0050】2値化回路54は、出力αと基準値βを比
較し、α<βであれば背景レベルが低いと判断して図1
0の(e) に示すように出力を5Vにし、またα≧βであ
れば背景レベルが高いと判断して図10の(f) に示すよ
うに出力を0Vにする。
【0051】マイクロプロセッサ55は、2値化回路5
4の出力が0Vのときには背景レベルが高いと判断して
サーマルヘッド39及びリボンフィードモータ58を駆
動してサーマルヘッド39にラベル38へのバーコード
の1回印刷を行わせる。
【0052】また、2値化回路54の出力が5Vのとき
には背景レベルが低いと判断してサーマルヘッド39及
びリボンフィードモータ58を駆動してサーマルヘッド
39にラベル38へのバーコードの2回重ね印刷を行わ
せる。すなわち、ラベル38をサーマルヘッド39の位
置に停止させてバーコードを印刷した後、ラベル38を
フィードせずに蛍光インクリボン42をフィードしてラ
ベル38に同一のバーコードを重ね印刷させる。
【0053】例えば、郵便物2として下地が白の葉書を
使用した場合、図11の(a) に示すように、ラベル38
の下に宛先の住所の文字が無ければ、背景レベルが高い
のでラベル38に対してバーコードを1回印刷するのみ
でも、バーコードを機械で読み取る場合に誤読すること
なく確実に読取ることができる。
【0054】これに対して、図11の(b) に示すよう
に、ラベル38の下に宛先の住所の文字がある場合は、
背景レベルが低くなる部分があるのでラベル38に対し
てバーコードを1回印刷するのみでは、読み取れないバ
ーが生じる。従って、この場合にはラベル38に対して
同一のバーコードを重ね印刷する。こうすることで蛍光
インクの発光強度を高め、バーコードを機械で読み取る
場合に誤読することなく確実に読取ることができる。
【0055】また、郵便物2として下地が青色の葉書を
使用した場合には、蛍光インクの発光色に対して下地が
補色となり、この場合にはラベル38の下に宛先の住所
の文字が無くても検知される背景レベルは低くなり、従
って、2回印刷が行われる。
【0056】実験によれば、例えば、下地が白のときの
背景レベルを100%としたとき、下地が青色では背景
レベルは10%となり、下地が茶色では背景レベルは3
0%となり、また、下地が白でも黒のマジックで書いた
文字の上の背景レベルは5%となる。
【0057】そして、下地が白の場合(背景レベルが1
00%)にラベル38にバーコードを1回印刷したとき
の蛍光インクの発光強度を100%としたときに、下地
が補色系の青色の場合(背景レベルが10%)では1回
印刷したときの蛍光インクの発光強度は35%となり、
2回印刷したときの蛍光インクの発光強度は70%とな
る。
【0058】また、下地が茶色の場合(背景レベルが3
0%)では1回印刷したときの蛍光インクの発光強度は
55%となり、下地が白に黒のマジックで書いた文字の
上の場合(背景レベルが5%)では1回印刷したときの
蛍光インクの発光強度は25%となり、2回印刷したと
きの蛍光インクの発光強度は57%となる。
【0059】そして、実験によれば蛍光インクの発光強
度が50%あれば蛍光インクで印刷されたバーコードを
誤読することなく正確に読取ることができることが分か
った。
【0060】以上のことから、郵便物2の領域2aの下
地が白で文字無しの場合及び下地が茶色で文字無しの場
合は1回の印刷でよく、下地が補色系の青色で文字無し
の場合及び下地が白でもバーコードの下に文字がある場
合は2回の重ね印刷を行えばよいことになる。
【0061】このように、背景レベルが小さい場合は2
回の重ね印刷を行うことで蛍光インクの発光強度の郵便
物2による影響が緩和できるので、このようにして印刷
したバーコードを使用して自動区分機で郵便物2を仕分
けすると、バーコードの読み取り率を大幅にアップで
き、効率のよい仕分けができる。また、郵便物2に対し
て住所等の文字を書く場合に位置の制約を受けずに書く
ことができる。
【0062】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0063】これはプリンタとしてインクジェットプリ
ンタを使用したもので、図12に示すようにコントロー
ラ56はインクジェットヘッド59を駆動するようにな
っている。
【0064】前記インクジェットヘッド59は、蛍光イ
ンクを収容したインクタンクを備え、ラベルを使用する
こと無く郵便物2の領域2aに直接バーコードを印刷す
るようになっている。すなわち、インクジェットヘッド
59とプラテンローラとの間を郵便物が通過する構成に
なっている。
【0065】なお、郵便物2の領域2aの背景レベルを
検知する背景レベル検知装置は前記実施例と同一であ
る。
【0066】このようにバーコードを郵便物に直接印刷
するインクジェットヘッド59を使用した場合でも、背
景レベルを検知し、背景レベルが低い場合は2回の重ね
印刷を行うことで蛍光インクの発光強度を高めることが
できるので、郵便物2による影響を緩和できる。従っ
て、この実施例においてもバーコードの読み取り効率を
大幅にアップできる。
【0067】なお、前記実施例では印刷する記号として
バーコードを使用したがこれに限定するものではなく、
例えば2次元コード等他の記号であってもよい。
【0068】また、前記実施例では郵便物の背景レベル
を検出するセンサとしてCCDセンサを使用したがこれ
に限定するものではなく、フォトダイオードアレイなど
他のセンサであってもよい。
【0069】また、前記実施例では背景レベル検知装置
の光源として白色蛍光灯を使用したがこれに限定するも
のでないのは勿論である。
【0070】さらに、前記実施例ではバントパスフィル
タを光源側に配置したものについて述べたがこれに限定
するものではなく、CCDセンサ側に配置してもよい。
【0071】さらに、前記実施例では背景レベルが低い
ときの重ね印刷回数を2回としたがこれに限定するもの
ではなく、3回以上であってもよい。
【0072】
【発明の効果】以上、本発明によれば、下地が蛍光イン
クの発光波長に対して補色系の郵便物であったり、カー
ボン系の文字の上に記号を印刷した場合でも記号を正し
く読取ることができる程度にバーコード等の機械読取り
可能な記号を印刷でき、従って、郵便物を仕分けする際
の読取りエラー率を十分に低下できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観を示す斜視図。
【図2】同実施例の装置内の概略構成を示す平面図。
【図3】同実施例の背景レベル検知装置の構成を示す部
分拡大斜視図。
【図4】同実施例の郵便物におけるバーコードを付加す
る領域を示す図。
【図5】同実施例のサーマルヘッドユニットの概略構成
図。
【図6】同実施例の搬送部及びラベル貼付け部の構成を
示す斜視図。
【図7】同実施例のラベル用紙の構成を示す図。
【図8】同実施例の蛍光インクの発光波長特性を示す
図。
【図9】同実施例の回路構成を示すブロック図。
【図10】図9の各部の出力及び動作を示す波形図。
【図11】同実施例において葉書にラベルを貼ったとき
の文字無しと文字ありの場合の例を示す図。
【図12】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
2…郵便物 4…キーボード 5…ラベル印刷及びラベル貼付部 9,12,15,18,29,32…搬送用ベルト 19…背景レベル検知装置 34…ラベル用紙 36…サーマルヘッドユニット 42…インクリボン 55…マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 21/16 B65C 9/46 0332−3E G09F 3/00 G

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物に付した郵便番号等の情報を入力
    し、この入力した情報をバーコード等の機械読取り可能
    な記号に変換して前記郵便物に付加するコーディング装
    置において、変換したバーコード等の機械読取り可能な
    記号を蛍光インクを使用して印刷する印刷手段と、前記
    郵便物における機械読取り可能な記号を付加する領域の
    背景レベルを検知する背景レベル検知手段と、この背景
    レベル検知手段が検知する背景レベルに応じて前記印刷
    手段による機械読取り可能な記号の印刷回数を制御する
    印刷回数制御手段とを設け、前記印刷回数制御手段は、
    背景レベルが蛍光インクの発光波長と同じ周波数におい
    て低いとき複数回重ね印刷を行うことを特徴とするコー
    ディング装置。
  2. 【請求項2】 印刷手段は、サーマルヘッドと蛍光イン
    クリボンを使用してラベルに機械読取り可能な記号を印
    刷する構成とし、機械読取り可能な記号を印刷したラベ
    ルを郵便物の所定の位置に貼付することを特徴とする請
    求項1記載のコーディング装置。
  3. 【請求項3】 印刷手段は、インクジェットヘッドと蛍
    光インクを使用して機械読取り可能な記号を郵便物の所
    定の位置に直接印刷する構成とし、印刷回数制御手段
    は、機械読取り可能な記号の印刷位置の背景レベルが使
    用する蛍光インクの発光波長と同じ周波数において低い
    とき複数回重ね印刷を行うことを特徴とする請求項1記
    載のコーディング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023270A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009023270A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、画像形成システムおよび画像形成プログラム

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