JPH08253218A - コーディング装置 - Google Patents

コーディング装置

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JPH08253218A
JPH08253218A JP5549695A JP5549695A JPH08253218A JP H08253218 A JPH08253218 A JP H08253218A JP 5549695 A JP5549695 A JP 5549695A JP 5549695 A JP5549695 A JP 5549695A JP H08253218 A JPH08253218 A JP H08253218A
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JP
Japan
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label
background level
mail
postal matter
area
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Pending
Application number
JP5549695A
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English (en)
Inventor
Takayuki Hiyoshi
隆之 日吉
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】郵便物の記号を付加する領域の背景レベルによ
って直接印刷するかラベルを使用して印刷するかを自動
選択し、ラベルを無駄無く有効に使用する。 【構成】郵便物2の記号を付加する領域の下地、下字な
どによる背景レベルを背景レベル検知装置19で検知
し、背景レベルが高い場合にはインクジェットヘッド5
3により郵便番号等の情報をバーコードとして直接印刷
し、背景レベルが低い場合にはラベル用紙34のラベル
をラベル剥離機41で剥離した後、貼付ローラ42と補
助ローラ43とで郵便物2に貼着し、このラベルの上に
インクジェットヘッド53により郵便番号等の情報をバ
ーコードとして印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば郵便物に記載さ
れている郵便番号をキー入力することにより、その郵便
番号に対応したバーコードを郵便物に印刷するコーディ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば郵便物に記載されている郵便番号
をキー入力することにより、その郵便番号に対応したバ
ーコードを郵便物に直接印刷するコーディング装置とし
ては、特公昭61−15758号公報等が知られてい
る。
【0003】このようなコーディング装置は、供給部に
集積されている葉書等の郵便物を供給部から1枚ずつ送
り出し、送り出した郵便物を搬送路上のオペレータが視
認できる位置にて一旦停止させ、この状態でオペレータ
が郵便物から郵便番号を読取ってキー入力する。郵便物
はその後バーコード印刷部に搬送され、その印刷部でキ
ー入力した郵便番号に対応したバーコードがインクジェ
ットプリンタやドットプリンタにて郵便物に直接印刷さ
れる。印刷後、郵便物はスタッカに送られ溜められる。
【0004】こうしてバーコードを印刷した郵便物は、
その後バーコードが光学的に読取られて仕分けされるこ
とになる。
【0005】しかしこのように郵便物にバーコードを直
接印刷するものでは、郵便物の下地の影響を受けやす
く、郵便物の種類によっては印刷品質が悪く仕分け時に
読取りエラーを多く生じる問題があった。また、郵便物
に宛名等の文字が全面に記載されている場合には文字の
上にバーコードを重ねて印刷することが生じ、バーコー
ドで文字を損ねたり、逆に文字でバーコードが切断され
て誤ったコード認識を行うなどの問題があった。
【0006】そこで、本出願人は、先に例えば透明ラベ
ル上に蛍光インクによりバーコード等の機械読取り可能
な記号を印刷し、この印刷したラベルを郵便物に自動的
に貼付するコーディング装置を開発し出願した。(特願
平6−88255号) この透明ラベル上に蛍光インクによりバーコード等の機
械読取り可能な記号を印刷し、それを郵便物に貼付する
ものは、郵便物にバーコード等の機械読取り可能な記号
を直接印刷するものに比べて、下地(郵便物の紙質や色
合い等)や下字(記号を印刷する位置に記載された文
字)からの影響が少なく、例えばラベルを貼る位置にカ
ーボン系の文字があってもある程度の輻射強度が得ら
れ、読取りエラー率を低下させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、全ての郵便物
にラベルを使用してバーコード等の記号を印刷したので
は、郵便物に記号を直接印刷しても十分に記号の読取り
が可能な郵便物に対してもラベルを使用することにな
り、ラベルが無駄に消費されて経済性が悪くなる。
【0008】そこで、本発明は、郵便物における記号を
付加する領域の下地や下字による背景レベルによって記
号を直接印刷するかラベルを使用して印刷するかを自動
的に選択でき、これによりラベルを無駄無く有効に使用
できるコーディング装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
郵便物に記載されている郵便番号等の情報を入力し、こ
の入力した情報をバーコード等の機械読取り可能な記号
に変換して前記郵便物に付加するコーディング装置にお
いて、郵便物における記号を付加する領域の背景レベル
を検知する背景レベル検知手段と、郵便物における記号
を付加する領域に読取り可能な記号を直接印刷する手段
と、郵便物における記号を付加する領域にラベルを貼付
する手段と、ラベルに読取り可能な記号を印刷する手段
と、背景レベル検知手段による背景レベルの検知出力に
応動して郵便物に読取り可能な記号を直接印刷するか郵
便物にラベルを使用して読取り可能な記号を印刷するか
選択する選択手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、郵便物における機械読取
り可能な記号を付加する領域の背景レベルを検知する。
すなわち、領域の下地や下字の状態を検知する。そして
背景レベルが高ければ領域からの反射光が良好に得られ
ると判断し、このときには領域に読取り可能な記号を直
接印刷する。また、背景レベルが低ければ領域からの反
射光が良好に得られないと判断し、このときにはラベル
を使用して領域に読取り可能な記号を印刷する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0012】図1はコーディング装置の外観を示す斜視
図で、供給部1には葉書等の郵便物2を多数積層して収
納し、この供給部1から郵便物を視認するための表示部
3に郵便物2の表側を前にして横向きに1通ずつ送り出
すようになっている。前記表示部3の前方には郵便番号
等の宛名情報を入力するためのキーや印刷を開始させる
ためのキー等を設けたキーボード4を設けている。
【0013】前記供給部1から送り出された郵便物2は
表示部3で一旦停止され、この状態でオペレータは郵便
物2を手で取って郵便番号と送り先住所を読み取って前
記キーボード4により宛名情報を入力し、その後郵便物
2を表示部3に戻すようにしている。前記表示部3に戻
された郵便物2は前記キーボード4において印刷開始を
指示するキー操作があると、再び搬送されて印刷部5に
送り込まれるようになっている。前記印刷部5の下部に
郵便物2を収納するスタッカ6を出入れ自在に設け、こ
のスタッカ6に印刷終了後の郵便物2を収納するように
している。
【0014】図2はコーディング装置内の概略構成を示
す平面図である。前記供給部1から送り出される郵便物
2は、1対の搬送ローラ7,8間に掛け渡された搬送用
ベルト9と1対の搬送ローラ10,11間に掛け渡され
た搬送用ベルト12によって挟持して搬送し、さらに1
対の搬送ローラ13,14間に掛け渡された搬送用ベル
ト15と1対の搬送ローラ16,17間に掛け渡された
搬送用ベルト18によって挟持して搬送するようになっ
ている。
【0015】前記各搬送用ベルト15,18は前記表示
部3の略中央に設けられ、郵便物2がこの位置に来ると
郵便物2の搬送を一旦停止するようにしている。前記各
搬送用ベルト9,12からなる搬送路の途中には郵便物
における機械読取り可能な記号を付加する領域の背景レ
ベルを検知する背景レベル検知装置19を配置してい
る。
【0016】前記背景レベル検知装置19は、光源2
0、集光レンズ21及びCCDセンサ22からなり、具
体的には図3に示すように、光源20として、白色蛍光
灯23を蛍光灯ソケット24に装着し、かつ白色蛍光灯
23の前面にバンドパスフィルタ25を配置している。
前記バンドパスフィルタ25は、郵便物2に付加される
機械読取り可能な記号、例えばバーコードを印刷すると
き使用する蛍光インクの発光波長と同じ波長の光だけを
通過させるようになっている。例えば、蛍光インクとし
てピーク波長が560nmのものを使用した場合、バン
ドパスフィルタ25としてはこのピーク波長付近、52
0〜650nmのフィルタ特性を持つものを使用する。
前記CCDセンサ22は回路基板26に配置し、このC
CDセンサ22の前面に前記集光レンズ21を配置して
いる。前記集光レンズ21としては例えばロッドレンズ
アレイを使用し、CCDセンサ22の各素子にそれぞれ
光を集光してライン毎に背景レベルを検知するようにな
っている。
【0017】前記背景レベル検知装置19は、郵便物2
における機械読取り可能な記号を付加する領域、例えば
図4に点線で囲んだ領域2aの背景レベルを検知するも
ので、CCDセンサ22の各素子により、各ライン毎に
背景レベルを検知するようになっている。なお、背景レ
ベルの検知とは、領域2aにおける郵便物の下地(紙質
や色合い等)や文字の有無によるレベル状態を検知する
ことである。前記領域2aの検知のための位置決めは、
郵便物2の先端を基準にして行うようになっている。す
なわち、郵便物2の先端を検知した後の送り距離により
領域2aの先端を検出するようにしている。
【0018】前記郵便物2が表示部3で停止している状
態でオペレータは郵便物2を取り出して郵便番号と住所
情報を読取り前記キーボード4にてキー入力することに
なる。そして、郵便番号と住所情報のキー入力を終了す
ると、郵便物2を横向きにして戻すことになる。前記キ
ーボード4にて郵便物2の郵便番号と住所情報のキー操
作が行われ、この状態でさらに印刷開始を指示するキー
操作があると、郵便物2は搬送用ベルト15,18によ
り印刷部5に搬送する。
【0019】前記印刷部5は、図2及び図6に示すよう
に、前記各搬送用ベルト15,18によって搬送された
郵便物2を1対の搬送ローラ27,28間に掛け渡され
た搬送用ベルト29と1対の搬送ローラ30,31間に
掛け渡された搬送用ベルト32によって挟持して搬送す
るようになっている。そして前記郵便物2の領域2aに
ラベルを貼付する場合は、前記各搬送用ベルト29,3
2が郵便物2の搬送を行っているとき、ラベルロール3
3からラベル用紙34が送り出されるようになってい
る。
【0020】前記ラベル用紙34は、図7に示すよう
に、台紙37の上に例えば紙からなるラベル38を一定
間隔に貼着した構成になっている。前記ラベル38の裏
面には粘着剤が付着されており、この粘着剤はラベル3
8を郵便物2に貼着した後簡単に剥がせるもので、その
場合に郵便物2にはダメージを全く与えないようになっ
ている。前記ラベル用紙34は、ローラ39,40を介
してラベル剥離機41に送られ、このラベル剥離機41
でラベル38が台紙37から分離されるようになってい
る。前記台紙37から分離したラベル38は、貼付ロー
ラ42と補助ローラ43とにより郵便物2の領域2aに
自動的に貼付けられるようになっている。
【0021】前記貼付ローラ42は、例えば中空で外周
面に多数の吸着用孔を設け、その中空内を吸着用ポンプ
(図示せず)で吸引することによりラベル38を外周面
に吸着して補助ローラ43の位置まで搬送し、補助ロー
ラ43の位置にて貼付ローラ42の外周面と補助ローラ
43との接触圧によりラベル38を郵便物2に貼付ける
ようになっている。
【0022】ラベル38を分離した後の台紙37は、ロ
ーラ44を介して台紙巻取りリール45で巻き取られる
ようになっている。また、ラベル38を貼付けた郵便物
2は各搬送用ベルト29,32により搬送し、さらに1
対の搬送ローラ46,47間に掛け渡された搬送用ベル
ト48と1対の搬送ローラ49,50間に掛け渡された
搬送用ベルト51によって挟持して搬送するようになっ
ている。
【0023】前記各搬送用ベルト48,51によって構
成する搬送路の途中にはインクジェットプリンタユニッ
ト52を配置している。このインクジェットプリンタユ
ニット52は、図8に示すように、インクジェットヘッ
ド53とメンテナンスステーション54からなり、前記
インクジェットヘッド53は図中実線で示す位置にある
ときに郵便物2に対して機械読取り可能な記号、例えば
バーコードを蛍光インクを使用して印刷するようになっ
ている。この場合、郵便物2にラベル38が貼付されて
いない場合には郵便物2の領域2aに直接バーコードを
印刷し、郵便物2にラベル38が貼付されている場合は
ラベル38の上にバーコードを印刷することになる。
【0024】前記インクジェットヘッド53は印刷を行
わない場合は図中点線で示す位置に移動し、この移動途
中でゴム製のワイパ55によりヘッドの先端の漏れイン
クを除去するようになっている。そして移動が完了する
と、キャップ56がインクジェットヘッド53の先端ま
で移動し、ポンプ57によりホース58を通してヘッド
先端のごみ等を除去するようになっている。そして前記
インクジェットヘッド53により印刷を終了した郵便物
2は前記各搬送用ベルト48,51によってさらに搬送
されて前記スタッカ6に収納されるようになっている。
【0025】図5は回路構成を示すブロック図で、前記
CCDセンサ22で読み取った郵便物2の領域2aの背
景レベルに対応した信号をAC(交流)反転増幅器61
で増幅した後、クランプ回路62で基準レベルが0Vと
なるようにクランプする。さらにミニマムピーク検波回
路63で領域2a内で一番背景レベルの小さい(暗いも
の)出力αをサンプリングする。前記ミニマムピーク検
波回路63でサンプリングした出力αを2値化回路64
で予め設定した基準値βと比較する。この場合の基準値
βは、例えば下地が茶色の郵便物2の背景レベルに合わ
せて設定している。
【0026】前記2値化回路64は、α<βのときには
出力を5Vにし、またα≧βのときには出力を0Vにす
るようになっている。この2値化回路64の出力をマイ
クロプロセッサ65に供給している。前記マイクロプロ
セッサ65は、選択手段を構成し、前記2値化回路64
の出力により背景レベルが低いか否かを判断し、背景レ
ベルが高い(α≧β)と判断したときにはコントローラ
66に前記インクジェットヘッド53のみを駆動する印
刷命令を出力し、背景レベルが低い(α<β)と判断し
たときには前記コントローラ66にラベル貼付機67及
び前記インクジェットヘッドの両方を駆動する印刷命令
を出力するようになっている。
【0027】なお、背景レベルの検知は、郵便物2から
蛍光インクと同じ波長がどれだけ反射しているかを検知
することになる。蛍光インクの光量はブラックランプに
より励起される直接発光光と励起された光が郵便物2に
反射して戻ってくる光の合計光量となる。従って、背景
レベルが大きいということは励起された光が郵便物2に
反射して戻ってくる光量が多く、蛍光インクの反射光の
光量が多くなる。逆に、背景レベルが小さいということ
は励起された光が郵便物2に反射して戻ってくる光量が
少なく、蛍光インクの反射光の光量が少なくなる。
【0028】前記コントローラ66は、ラベル貼付機6
7及びインクジェットヘッド53の両方を駆動するとき
には、先ず、ラベル貼付機67を構成するラベルロール
33、台紙巻取りリール45、貼付ローラ42を駆動し
て郵便物2の領域2aにラベル38を貼着し、その後、
郵便物2に貼着したラベル38がインクジェットヘッド
53の位置に到達した時、このインクジェットヘッド5
3でラベル38に蛍光インクでバーコードを印刷し、ま
た、インクジェットヘッド53のみを駆動するときに
は、郵便物2の領域2aがインクジェットヘッド53の
位置に到達した時、このインクジェットヘッド53で郵
便物2に蛍光インクでバーコードを直接印刷するように
している。
【0029】このような構成の実施例においては、供給
部1から郵便物2が1通ずつ送り出され、送り出された
郵便物2は搬送用ベルト9,12に挟持されて搬送され
る。そして、郵便物2が背景レベル検知装置19の前を
通過するときこの背景レベル検知装置19により波長5
20nm〜650nmにおける郵便物2の領域2aの下
地及び文字の有無が検知され、CCDセンサ22から例
えば図9の(a) に示すような背景レベルに対応した信号
が出力される。このときの信号レベルは信号が無いとき
が4Vで、暗いほどレベルが高くなっている。
【0030】このCCDセンサ22の出力は、AC反転
増幅器61で交流反転増幅され、AC反転増幅器61か
らは図9の(b) に示すような信号が出力される。このA
C反転増幅器61の出力は、クランプ回路62に入力さ
れる。クランプ回路62は、図9の(c) に示すように基
準レベルをクランプし、さらにミニマムピーク検波回路
63で領域2a内で一番背景レベルの小さい出力αがサ
ンプリングされ、ミニマムピーク検波回路63から図9
の(d) に示すような信号が2値化回路64に入力され
る。
【0031】2値化回路64は、出力αと基準値βを比
較し、α<βであれば図9の(e) に示すように出力を5
Vにし、またα≧βであれば図9の(f) に示すように出
力を0Vにする。マイクロプロセッサ65は、2値化回
路54の出力が0Vのときには背景レベルが高いと判断
し、また、2値化回路54の出力が5Vのときには背景
レベルが低いと判断する。
【0032】郵便物2は表示部3の略中央の位置にくる
と、一旦停止される。この状態でオペレータは郵便物2
を手で取って郵便番号と送り先住所を読み取ってキーボ
ード4により宛名情報を入力する。そして郵便物2を表
示部3に横向きに戻す。表示部3に戻された郵便物2は
キーボード4において印刷開始を指示するキー操作があ
ると、再び搬送されて印刷部5に送り込まれる。
【0033】例えば、郵便物2として下地が白の葉書を
使用し、領域2aに宛先住所の文字が全く無ければ、α
≧βとなってマイクロプロセッサ65は背景レベルが高
いと判断する。このときには、印刷部5ではインクジェ
ットヘッド53のみが駆動される。すなわち、郵便物2
がインクジェットヘッド53の位置に到達するタイミン
グでインクジェットヘッド53が動作して図10に示す
ように郵便物2の領域2aに直接バーコードを印刷す
る。このように領域2aにバーコードを直接印刷しても
背景レベルが高いので、バーコードを機械で読み取る場
合に誤読することなく確実に読取ることができる。
【0034】また、郵便物2の下地の色が蛍光インクの
発光波長に対して補色(例えば赤系の発光に対して郵便
物2の下地の色が青の場合)には、α<βとなってマイ
クロプロセッサ65は背景レベルが低いと判断する。こ
のときには、印刷部5ではインクジェットヘッド53と
ラベル貼付機67の両方が駆動される。すなわち、郵便
物2が各搬送用ベルト29,32に挟持されて搬送され
る途中において、ラベル用紙34のラベル38がラベル
剥離機41で分離されて郵便物2の領域2aに貼付ロー
ラ42と補助ローラ43とにより貼付される。そして、
郵便物2がインクジェットヘッド53の位置に到達する
タイミングでインクジェットヘッド53が動作して図1
1に示すように郵便物2に貼付されたラベル38上にバ
ーコードを印刷する。
【0035】このように郵便物2の下地の色が蛍光イン
クの発光波長に対して補色関係にあるような場合には背
景レベルが低くなるが、ラベル38を使用してバーコー
ドを印刷しているので、バーコードは下地の影響をそれ
程受けることがなく、この場合もバーコードを機械で読
み取る場合に誤読することなく確実に読取ることができ
る。
【0036】また、郵便物2として下地が白の葉書を使
用するが、領域2aに宛先住所の文字があれば、部分的
にα<βとなってマイクロプロセッサ65は背景レベル
が低いと判断する。このときには、印刷部5ではインク
ジェットヘッド53とラベル貼付機67の両方が駆動さ
れる。すなわち、郵便物2が各搬送用ベルト29,32
に挟持されて搬送される途中において、ラベル用紙34
のラベル38がラベル剥離機41で分離されて郵便物2
の領域2aに貼付ローラ42と補助ローラ43とにより
貼付される。そして、郵便物2がインクジェットヘッド
53の位置に到達するタイミングでインクジェットヘッ
ド53が動作して図12に示すように郵便物2に貼付さ
れたラベル38上にバーコードを印刷する。
【0037】このように郵便物2の領域2aに宛先住所
の文字がある場合には、背景レベルが低くなるが、ラベ
ル38を使用してバーコードを印刷しているので、バー
コードは下字の影響をそれ程受けることがなく、この場
合もバーコードを機械で読み取る場合に誤読することな
く確実に読取ることができる。
【0038】このように、背景レベルが小さい場合はラ
ベル38を使用してバーコードを印刷し、背景レベルが
大きい場合はバーコードを郵便物2に直接印刷するの
で、ラベル38を背景レベルの大きさによって使用する
場合と使用しない場合に分けられ、従って、ラベルを無
駄無く有効に使用できる。
【0039】また、ラベルを使用してもこのラベルは簡
単に剥がすことができるので、バーコードを使用して仕
分けを行った後は何時でもラベルを剥がすことができ
る。その場合に郵便物2には紙が剥がれるなどのダメー
ジは何等生じない。また、このようにラベルを剥がすこ
とができるので、ラベル下の住所情報等を簡単に確認で
き、また、誤ったバーコードを印刷した場合、直接印刷
されたものはその上にラベルを貼ることにより修正でき
るが、ラベル上に印刷された場合も簡単に剥がすことが
できるので、正しいバーコードが印刷されたラベルをす
ぐに貼り替えることができる。
【0040】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。これは図13に示す
ように、搬送用ベルト9,12と搬送用ベルト15,1
8の間に別の搬送部71を組み込んだもので、この搬送
路71は前記搬送用ベルト15,18と同様に表示部3
の位置に配置し、1対の搬送ローラ72,73間に掛け
渡された搬送用ベルト74と1対の搬送ローラ75,7
6間に掛け渡された搬送用ベルト77によって構成して
いる。
【0041】この搬送部71の下方に搬送される郵便物
2を載せる長尺な台78を配置し、この台78は略中央
部で上方に90°折れ曲がるようになっている。この台
78の先端には搬送される郵便物2を固定するホルダ7
9を取り付けている。すなわち、搬送部71により搬送
する郵便物2は台78の先端位置まで到達すると停止さ
れてホルダ79により固定され、この状態で台78の前
部が上方に90°折れ曲がることにより郵便物2が横向
きから縦向きに向きが変換されるようになっている。
【0042】この状態で1対の搬送ローラ72,73と
搬送用ベルト74が1対の搬送ローラ75,76と搬送
用ベルト77から後方に離間すると共に台78が上方に
移動するようになっている。これにより郵便物2に記載
されている郵便番号及び送り先住所がオペレータによっ
て読取り可能となる。そして、例えばオペレータがキー
ボード4において印刷開始を指示するキー操作を行う
と、台78が元の位置に下降すると共に1対の搬送ロー
ラ72,73と搬送用ベルト74が元の位置に戻って搬
送用ベルト74が搬送用ベルト77と接触し、さらに台
78の前部が下方に90°折れ曲がって元の状態に戻る
ようになっている。
【0043】これにより郵便物2は搬送用ベルト74,
77により搬送用ベルト15,18側へ搬送する。そし
て、搬送用ベルト15,18により搬送する途中におい
て変換棒80によって郵便物2は縦向きから横向きに向
きを変換された後、印刷部5に送り込まれるようになっ
ている。
【0044】このような構成にすることで、オペレータ
は郵便番号及び送り先住所をキー入力するときに郵便物
2を手に取るような面倒な作業は不要となる。すなわ
ち、郵便物2を表示部3に置いたままでオペレータは郵
便番号及び送り先住所を読取ることができる。
【0045】なお、この実施例の他の構成は前記実施例
と同一であり、従って、前記実施例と同様の効果が得ら
れる。
【0046】なお、前記各実施例では印刷する記号とし
てバーコードを使用したが必ずしもこれに限定するもの
ではなく、例えば2次元コードや文字記号等他の記号で
あってもよい。
【0047】また、前記各実施例では郵便物に先にラベ
ルを貼ってからラベル上にバーコードを印刷するものに
ついて述べたが必ずしもこれに限定するものではなく、
予めラベル上にバーコードを印刷してからこのラベルを
郵便物に貼着するものであってもよい。
【0048】また、前記各実施例では郵便物の背景レベ
ルを検出するセンサとしてCCDセンサを使用したがこ
れに限定するものではなく、フォトダイオードアレイな
ど他のセンサであってもよい。
【0049】また、前記各実施例では背景レベル検知装
置の光源として白色蛍光灯を使用したがこれに限定する
ものでないのは勿論である。また、バントパスフィルタ
を光源側に配置したが、これはCCDセンサ側に配置し
てもよい。
【0050】また、前記各実施例では背景レベル検知装
置としてライン毎に背景レベルを検知して判断を行った
が必ずしもこれに限定するものではなく、領域全体の背
景レベルで判断してもよい。
【0051】また、前記各実施例ではプリンタとしてイ
ンクジェットプリンタを使用したが必ずしもこれに限定
するものではなく、サーマルプリンタを使用したもので
あってもよい。
【0052】また、前記実施例ではラベルに紙を使用し
たがこれに限定するものではなく、透明もしくは半透明
なPET等のイルム材を用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上、本発明によれば、郵便物における
記号を付加する領域の下地や下字による背景レベルによ
って記号を直接印刷するかラベルを使用して印刷するか
を自動的に選択でき、これによりラベルを無駄無く有効
に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観を示す斜視図。
【図2】同実施例の装置内の概略構成を示す平面図。
【図3】同実施例の背景レベル検知装置の構成を示す部
分拡大斜視図。
【図4】同実施例の郵便物におけるバーコードを付加す
る領域を示す図。
【図5】同実施例の回路構成を示すブロック図。
【図6】同実施例の搬送部及び印刷部の構成を示す斜視
図。
【図7】同実施例のラベル用紙の構成を示す図。
【図8】同実施例のインクジェットプリンタユニットの
構成を示す図。
【図9】図5の各部の出力及び動作を示す波形図。
【図10】同実施例においてバーコードを付加する領域
の背景レベルが高くバーコードを直接印刷した状態を示
す図。
【図11】同実施例においてバーコードを付加する領域
の背景レベルが下地の影響で低くラベルを使用してバー
コードを印刷した状態を示す図。
【図12】同実施例においてバーコードを付加する領域
の背景レベルが下字の影響で低くラベルを使用してバー
コードを印刷した状態を示す図。
【図13】本発明の他の実施例を示す要部斜視図。
【符号の説明】
2…郵便物 4…キーボード 5…印刷部 9,12,15,18,29,32,48,51…搬送
用ベルト 19…背景レベル検知装置 34…ラベル用紙 38…ラベル 52…インクジェットプリンタユニット 65…マイクロプロセッサ 67…ラベル貼付機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/00 B41J 3/534

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物に記載されている郵便番号等の情
    報を入力し、この入力した情報をバーコード等の機械読
    取り可能な記号に変換して前記郵便物に付加するコーデ
    ィング装置において、前記郵便物における記号を付加す
    る領域の背景レベルを検知する背景レベル検知手段と、
    前記郵便物における記号を付加する領域に読取り可能な
    記号を直接印刷する手段と、前記郵便物における記号を
    付加する領域にラベルを貼付する手段と、前記ラベルに
    読取り可能な記号を印刷する手段と、前記背景レベル検
    知手段による背景レベルの検知出力に応動して前記郵便
    物に読取り可能な記号を直接印刷するか前記郵便物にラ
    ベルを使用して読取り可能な記号を印刷するか選択する
    選択手段とを備えたことを特徴とするコーディング装
    置。
JP5549695A 1995-03-15 1995-03-15 コーディング装置 Pending JPH08253218A (ja)

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JP5549695A JPH08253218A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 コーディング装置

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Family

ID=13000258

Family Applications (1)

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JP (1) JPH08253218A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000327062A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Utsumi Kikaku Kk 熱可塑性プラスチック容器

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