JP4505883B2 - 印字不良検出システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、順次物体を移動させ各物体の印字欄に印字データに従って印字するときに発生する印字不良を検出することに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイレクトメールの送付先などのように、シート状の紙や本などの物体の印字欄に、氏名、住所、電話番号などの情報を印字データに従って文字で印字したときの印字不良には、2種類ある。第1の印字不良は、印字された文字が意図されたものでない場合である。第2の印字不良は、物体の印字欄から外れて印字がなされた場合である。この印字不良を機械によって検出する方法としては、従来、以下のようなものがある。
【0003】
第1の方法は、印字された文字をOCR(Optical Character Reader)で読み取り、これを印字データと比較することにより、印字欄に意図された文字が印字されたか否かを検出するものである。ところが、OCRは誤認識が発生することが多く、印字された文字が意図された文字であっても、そうでないと判断されてしまうことが度々あるという問題がある。
【0004】
第2の方法は、印字された文字の印字欄からのずれを絵柄の濃淡で検出するものである。当然この方法では、物体の印字欄から外れて印字されるという第2の印字不良は検出できても、印字された文字が意図されたものでないという第1の印字不良を検出することはできないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、順次物体を移動させ各物体の印字欄に印字データに従って印字するときに発生する印字不良を誤りなく検出できるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明において上記の課題を達成するために、まず請求項1の発明では、順次物体を移動させ各物体の印字欄に印字データに従って印字し不良を検出する印字不良検出システムにおいて、
コンピュータから印字ヘッドとデコーダーとに文字及びバーコードで印字欄に印字するためのデータを含む印字データを供給する手段と、
前記印字データを供給する手段により供給された印字データに従って文字及びバーコードで物体の印字欄に印字する印字ヘッドと、
前記印字データを供給する手段により供給された印字データの中の文字で印字欄に印字するためのデータと物体のバーコードから解読し文字によって表現されているデータとを比較することにより印字された文字が意図されたものであるか否かを検出するデコーダーとを具備することを特徴とする印字不良検出システムとしたものである。
【0007】
また請求項2の発明では、ある地点を物体の印字欄が通過する予定の時間であって、かつ、その地点を物体が通過していることが検出されている時間でもある時間を、その地点を物体の印字欄が通過している時間として、その地点を物体に印字されたバーコードが通過していることが検出されている時間と比較することによりバーコードが印字欄から外れているか否かを検出する手段を具備することを特徴とする請求項1記載の印字不良検出システムとしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の印字不良検出システムの実施形態の概念図である。本実施形態は、パソコン1と、デコーダー2と、バーコードリーダー3と、センサ4と、印字ヘッド5と、搬送コンベア7と、自動供給装置8とを備えるシステムである。パソコン1は、自動供給装置8、搬送コンベア7、及び印字ヘッド5を制御する。この制御によって、順次自動供給装置8から供給され搬送コンベア7を流れる物体6の印字欄が印字ヘッド5を通過するとき、パソコン1から印字ヘッド5に印字データが送られ、印字ヘッド5は物体6の印字欄に印字を行う。
【0009】
物体6の例としては、シート状の用紙、本などが挙げられる。また、印字ヘッド5の例としては、インクジェット式印字ヘッドが挙げられる。
【0010】
文字及びバーコードで印字欄に印字するためのデータを含む印字データとは、順次自動供給装置8から供給され搬送コンベア7を流れる物体6ごとに、文字で印字欄に印字するためのデータに加えて、バーコードで印字欄に印字するためのデータをも含む印字データである。このとき、文字で表現される情報が、バーコードで表現される情報に含まれるようにする。例えば、物体6がダイレクトメール用紙ならば、印字ヘッド5は、氏名、住所、電話番号などの送付先の情報を物体6の印字欄に文字で印字するが、バーコードでも印字するようにする。これは、送付先の情報を文字で表現しているデータと、送付先の情報をバーコードで表現しているデータとを、印字データに含ませることにより行われる。
【0011】
印字データは、パソコン1で作成しても良いし、他の装置で作成したものをパソコン1に取り込んでも良い。或いは、文字で印字するためのデータだけを他の装置で作成し、そのデータに基づいてパソコン1でバーコードで印字するためのデータを作成して印字データを完成させても良い。
【0012】
パソコン1から印字データが印字ヘッド5に送られるとき、その印字データは同時にデコーダー2にも送られる。一方、物体6に印字されたバーコードは、バーコードリーダー3で読み取られ、デコーダー2で解読され文字に変換される。そして、読み取られたバーコードから変換された文字によって表現されているデータと、印字データの中の文字で印字欄に印字するためのデータとが比較される。比較の結果、両者に不一致があれば、パソコン1に信号が送られ、印字システムが停止する。
【0013】
センサ4は、搬送コンベア7を流れて来る物体6を検出するためのものである。図2のAは、このセンサ4からの2値出力を表わす。物体6がセンサ4を通過するとき、センサ4からの出力はONになる。他方、物体6がセンサ4を通過していないとき、センサ4からの出力はOFFになる。
【0014】
図2のCは、パソコン1に内蔵されているタイマからの2値出力を表わす。物体6の印字欄がセンサ4を通過する予定の時間には、タイマからの出力がONになる。他方、物体6の印字欄がセンサ4を通過しない予定の時間には、タイマからの出力がOFFになる。
【0015】
パソコン1によって、センサ4及びタイマからの出力がともにONになったとき、物体6の印字欄がセンサ4を通過していると判断する。従って、図2の11、12、13に示す時間に、印字欄がセンサ4を通過したことになる。
【0016】
図2のBは、バーコードリーダー3からの2値の出力信号である。物体6に印字されたバーコードがバーコードリーダー3を通過しているとき、バーコードリーダー3からの出力がONになる。他方、物体6に印字されたバーコードがバーコードリーダー3を通過していないとき、バーコードリーダー3からの出力がOFFになる。より好ましくは、パソコン1によって、物体6がセンサ4とバーコードリーダー3との間を通過するのに必要な時間を考慮して、バーコードリーダー3からの2値出力を補正する。すなわち、物体6に印字されたバーコードがセンサ4を通過しているとき、バーコードリーダー3からの出力がONになり、他方、物体6に印字されたバーコードがセンサ4を通過していないとき、バーコードリーダー3からの出力がOFFになるように補正する。このようにして、図2のa、b、cは、バーコードがセンサ4を通過している時間を表わしている。
【0017】
パソコン1によって、バーコードリーダー3からの出力信号から検出されるバーコードが、センサ4及びタイマの出力信号から判断される印字欄に、印字されているか否かを判断する。例えば、図2のaは、図2の11の中にあるので、バーコードは印字欄内に印字されていると判断される。また、図2のbも、図2の12の中にあるので、バーコードは印字欄内に印字されていると判断される。しかし、図2のcは、図2の13の外にあるので、バーコードは印字欄外に印字されていると判断される。印字欄外にあると判断されると、パソコン1は、印字システムを停止する。
【0018】
【発明の効果】
以上の結果、バーコードはOCRよりも誤認識率が低いので、本発明は、順次物体を移動させ各物体の印字欄に印字データに従って印字するときに発生する印字不良を誤りなく検出できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印字不良検出システムの実施形態の概念図。
【図2】 バーコードが印字欄に印字されたか否かを確認する方法を説明するタイムチャート
【符号の説明】
1…パソコン
2…デコーダー
3…バーコードリーダー
4…センサ
5…印字ヘッド
6…物体
7…搬送コンベア
8…自動供給装置
11…印字欄
12…印字欄
13…印字欄
A…センサからの出力信号
B…バーコードリーダーからの出力信号
C…タイマからの出力信号
a…バーコード
b…バーコード
c…バーコード
Claims (2)
- 順次物体を移動させ各物体の印字欄に印字データに従って印字し不良を検出する印字不良検出システムにおいて、
コンピュータから印字ヘッドとデコーダーとに文字及びバーコードで印字欄に印字するためのデータを含む印字データを供給する手段と、
前記印字データを供給する手段により供給された印字データに従って文字及びバーコードで物体の印字欄に印字する印字ヘッドと、
前記印字データを供給する手段により供給された印字データの中の文字で印字欄に印字するためのデータと物体のバーコードから解読し文字によって表現されているデータとを比較することにより印字された文字が意図されたものであるか否かを検出するデコーダーとを具備することを特徴とする印字不良検出システム。 - ある地点を物体の印字欄が通過する予定の時間であって、かつ、その地点を物体が通過していることが検出されている時間でもある時間を、その地点を物体の印字欄が通過している時間として、その地点を物体に印字されたバーコードが通過していることが検出されている時間と比較することによりバーコードが印字欄から外れているか否かを検出する手段を具備することを特徴とする請求項1記載の印字不良検出システム。
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- 1999-06-16 JP JP17031699A patent/JP4505883B2/ja not_active Expired - Fee Related
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