JPH08191083A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH08191083A
JPH08191083A JP1873395A JP1873395A JPH08191083A JP H08191083 A JPH08191083 A JP H08191083A JP 1873395 A JP1873395 A JP 1873395A JP 1873395 A JP1873395 A JP 1873395A JP H08191083 A JPH08191083 A JP H08191083A
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JP
Japan
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resin
tablet
lead frame
cavities
molding
Prior art date
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Pending
Application number
JP1873395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Tsuji
正博 辻
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP1873395A priority Critical patent/JPH08191083A/ja
Priority to US08/584,449 priority patent/US5672550A/en
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多列型リードフレームを使った半導体装置の
樹脂封止の過程で、成型金型の各キャビティへの樹脂の
注入を均等に行うことができる半導体装置の製造方法を
提供する。 【構成】 長辺に沿って各半導体素子が複数列に配列さ
れる構造の多列型リードフレーム1を成型金型内にセッ
トし、この成型金型の各キャビティに成型用樹脂を注入
して、各半導体素子を封止するパッケージ本体を形成す
る半導体装置の製造方法において、前記成型金型にセッ
トされたリードフレーム1上であって、かつ複数個の樹
脂充填用空所(キャビティ)111 〜114 に対して樹
脂流通路5がほぼ均等になる位置に樹脂タブレット3を
配置し、その樹脂タブレット3をプランジャ4で加圧す
ることにより、その樹脂タブレット3の周辺のキャビテ
ィ111 〜114 に成型用樹脂を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係り、特に、リードフレームの長辺に沿って各半導体素
子が複数列に配列される構造のリードフレーム(以下、
多列型リードフレームと称する)を用いて、各半導体素
子を樹脂封止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体素子をエポキシ樹
脂等で樹脂封止するにあたり、低圧トランスファモール
ド法と呼ばれる成型手法が用いられている。特に、最近
では樹脂の利用効率が高く、また成型性に優れたマルチ
プランジャ方式と呼ばれる手法が主流になっている。こ
の手法は、リードフレームがセットされた成型金型に、
成型用樹脂を投入するための複数個のポットが設けられ
ており、各ポットに投入された樹脂タブレットを独立駆
動される複数個のプランジャでそれぞれ加圧して、成型
金型内の各キャビティに樹脂を注入するものである。こ
のようなマルチプランジャ方式を用いた成型手法で、上
記多列型リードフレーム内の各半導体素子を樹脂封止す
る手法として、従来、次のような二つの方法が知られて
いる。
【0003】(第1従来例)以下、図4を参照して説明
する。図4は、第1従来例に係る成型法を示す斜視図で
ある。なお、同図では作図の便宜のために成型用金型の
図示を省略してある。
【0004】リードフレーム1は上述した多列型リード
フレームであって、その長辺に沿って各半導体素子が2
列に配列される構造になっている。なお、図4では各半
導体素子は、樹脂成型されたパッケージ本体21 ,22
内にある。各パッケージ本体21 ,22 は、成型金型内
の各キャビティに相当する。このようなリードフレーム
1が成型金型にセットされた状態で、リードフレーム1
の長辺に沿った外側に複数個の樹脂タブレット3が配置
される(具体的には、成型金型の複数個のポットに樹脂
タブレット3がそれぞれ投入される)。各樹脂タブレッ
ト3は各々独立駆動されるプランジャ4で加圧される。
加熱溶融した樹脂はプランジャ4で加圧されることによ
り、成型金型のランナ(樹脂流通路)5を流れ、このラ
ンナ5から分岐しているゲート(樹脂注入口)61 ,6
2 を介して各キャビティに流れ込み、パッケージ本体2
1 ,22 が形成される。
【0005】(第2従来例)以下、図5を参照して説明
する。図5は、第2従来例に係る成型法を示す斜視図で
あり、上記と同様に成型用金型の図示を省略してある。
【0006】この手法も第1従来例と同様に多列型リー
ドフレーム1の長辺に沿った外側に複数個の樹脂タブレ
ット3が配置され、各樹脂タブレット3が複数個のプラ
ンジャ4で個別に加圧される。加熱溶融した樹脂はプラ
ンジャ4で加圧されることにより、成型金型のランナ7
を流れ、このランナ5に連なるゲート81 を介してパッ
ケージ本体21 の第1キャビティに流れ込む。続いて、
隣接キャビティ間を連通しているスルーゲート82 を介
して、パッケージ本体22 の第2キャビティに流れ込
み、各パッケージ本体21 ,22 が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの従来例によって次のような問題点がある。す
なわち、樹脂成型時に成型金型内に投入された各樹脂タ
ブレット3から各パッケージ本体21 ,22 に相当する
各キャビティまでの距離が著しく異なるので、各キャビ
ティに成型用樹脂が注入されるまでに大きな時間差が生
じる。その結果、熱硬化が進んで粘度が上がった成型樹
脂が注入されるキャビティでは、成型樹脂とリードフレ
ームとの密着性が低下したり、半導体素子とインナーリ
ードとを接続する金属細線が粘度の高い樹脂の流れに押
されて変形したりする等の種々の不都合を生じる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、多列型リードフレームを使った半導体
装置の樹脂封止の過程で、成型金型の各キャビティへの
樹脂の注入を均等に行うことができる半導体装置の製造
方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明は、リードフレームの長辺に沿って各半導体
素子が複数列に配列される構造のリードフレームを成型
金型にセットし、この成型金型の各キャビティに成型用
樹脂を注入して、各半導体素子を封止するパッケージ本
体を形成する半導体装置の製造方法において、前記成型
金型にセットされたリードフレーム上であって、かつ複
数個の樹脂充填用空所(キャビティ)に対して樹脂流通
路の長さがほぼ均等になる位置に樹脂タブレットを配置
し、その樹脂タブレットを加圧することにより、その樹
脂タブレットの周辺のキャビティに成型用樹脂を注入す
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
本発明によれば、成型金型にセットされたリードフレー
ム上であって、かつ複数個の樹脂充填用空所(キャビテ
ィ)に対して樹脂流通路の長さがほぼ均等になる位置に
樹脂タブレットを配置しているので、その樹脂タブレッ
トをプランジャで加圧することにより、樹脂タブレット
周辺の各キャビティがほぼ同時的に成型用樹脂で充填さ
れる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明に係る半導体装置の製造方法の一
実施例を示す斜視図、図2はその断面図である。ただ
し、図1は作図の便宜のために成型用金型の図示を省略
している。
【0012】リードフレーム1は、その長辺に沿って半
導体素子を2列に配列して組み立てることができる構造
を備えた多列型のリードフレームであって、特に、矩形
状のパッケージ本体2(21 ,22 ,23 ,24 ,…)
の各側辺からそれぞれリード端子1aが導出される、い
わゆるQFP(Quad Flat Package )を組み立てるため
のものである。パッケージ本体2内には、図示しない多
数のインナーリードとの間を金属細線で接続された半導
体素子が封止されている。
【0013】図2に示すように、リードフレーム1は成
型用金型10の上型10U と下型10L との間にセット
され、上下金型10L ,10U で形成されたキャビティ
11内に成型用樹脂が充填されてパッケージ本体2が形
成される。上型10U には、樹脂タブレット3を投入す
るための孔(ポット)12が設けれている。ポット12
の位置、つまり樹脂タブレット3が配置される位置は、
リードフレーム1上であって、かつ4個のパッケージ本
体21 〜24 に対応する各キャビティ111 〜114
対してランナ(樹脂流通路)5の長さがほぼ均等になる
位置に設定されている。
【0014】図2に示すように、各ランナ5は成型用上
型10U のポット12から放射上に延びて、それぞれが
ゲート6を介して各キャビティ111 〜114 のコーナ
ー部に連通している。なお、本実施例では、ゲート6は
上型10U のキャビティ11に連通しているが、ランナ
5をリードフレーム1の裏面側に導いて、下型10L
キャビティ11に連通させてもよい。図2の状態で半導
体素子がリードフレーム1の上面に組み込まれている場
合は、後者のように下型10L にゲート6を設ける方
が、注入された樹脂が半導体素子や金属細線に直接に当
たらないので好ましい。
【0015】以上のように、上記の実施例によれば、所
定温度に加熱された成型用金型10のポット12に樹脂
タブレット3が投入された後、プランジャ4が下降され
て樹脂タブレット3が加圧される。加熱溶融された樹脂
はプランジャ4で加圧されることにより、各ランナ5を
通って放射上に流れ、各キャビティ111 〜114 に均
等に注入される。
【0016】上記の実施例では、長辺に沿って半導体素
子を2列に配列して組み立てる構造の多列型のリードフ
レームを例に採って説明したが、本発明これに限らず、
例えば図3に示すように、長辺に沿って半導体素子を4
列に配列して組み立てる構造の多列型のリードフレーム
1にも適用することができる。この例によれば、リード
フレーム1上に配置された樹脂タブレット3の周辺にあ
るパッケージ本体21〜28 に対応する各キャビティ1
1 〜118 に対して、成型用樹脂がほぼ均等に注入さ
れる。なお、樹脂タブレット3に近いキャビティ1
2 ,113 ,116 ,117 と、他のキャビティ11
1 ,114 ,115 ,118 とは、必ずも同時に成型用
樹脂が注入されるわけではないが、従来例のようにリー
ドフレームの外側に樹脂タブレットを配置したものに比
べて、各キャビティへのランナ5の長さの差が少なくな
るので、それだけ注入条件(樹脂の粘度等)を均等にす
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、成型金型にセットされたリードフレーム上で
あって、かつ複数個のキャビティに対して樹脂流通路の
長さがほぼ均等になる位置に樹脂タブレットを配置し、
その樹脂タブレット周辺のキャビティに成型用樹脂を注
入しているので、各キャビティへの樹脂の注入の時間差
が少なくなり、ほぼ同一の条件で樹脂注入を行なうこと
ができる。その結果、特定のキャビティに注入される樹
脂の粘度が上がるといった不都合を回避できるので、樹
脂とリードフレームとの密着性の低下や、金属配線の変
形を防止することができる。
【0018】また、配置された樹脂タブレットと各キャ
ビティ間の樹脂流通路の長さが短くなるので、硬化時間
の短い成型用樹脂を使用することが可能で、それだけ生
産性が向上する。さらに、長い樹脂流通路を必要としな
いので、成型用樹脂の利用効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例に係る成型手法を示した
斜視図である。
【図2】実施例に係る成型手法の説明に供する断面図で
ある。
【図3】別実施例の成型手法を示した斜視図である。
【図4】第1従来例の説明に供する斜視図である。
【図5】第2従来例の説明に供する斜視図である。
【符号の説明】
1…(多列型)リードフレーム 2(21 〜24 )…パッケージ本体 3…樹脂タブレット 4…プランジャ 5…ランナ(樹脂流通路) 6…ゲート(樹脂注入口) 10…成型用金型 11(111 〜114 )…キャビティ 12…ポット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレームの長辺に沿って各半導体
    素子が複数列に配列される構造のリードフレームを成型
    金型にセットし、この成型金型の各キャビティに成型用
    樹脂を注入して、各半導体素子を封止するパッケージ本
    体を形成する半導体装置の製造方法において、前記成型
    金型にセットされたリードフレーム上であって、かつ複
    数個の樹脂充填用空所(キャビティ)に対して樹脂流通
    路の長さがほぼ均等になる位置に樹脂タブレットを配置
    し、その樹脂タブレットを加圧することにより、その樹
    脂タブレットの周辺のキャビティに成型用樹脂を注入す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP1873395A 1995-01-10 1995-01-10 半導体装置の製造方法 Pending JPH08191083A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1873395A JPH08191083A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 半導体装置の製造方法
US08/584,449 US5672550A (en) 1995-01-10 1996-01-10 Method of encapsulating semiconductor devices using a lead frame with resin tablets arranged on lead frame

Applications Claiming Priority (1)

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JP1873395A JPH08191083A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 半導体装置の製造方法

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JPH08191083A true JPH08191083A (ja) 1996-07-23

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ID=11979879

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JP1873395A Pending JPH08191083A (ja) 1995-01-10 1995-01-10 半導体装置の製造方法

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JP (1) JPH08191083A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09181105A (ja) * 1995-12-25 1997-07-11 Nec Corp 半導体樹脂封止用金型

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02110945A (ja) * 1988-10-19 1990-04-24 Hitachi Ltd 半導体装置製造方法及びその実施装置
JPH02252514A (ja) * 1989-03-28 1990-10-11 Yamada Seisakusho:Kk 成形用金型

Patent Citations (2)

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