JPH08191057A - スピン乾燥方法およびその装置 - Google Patents

スピン乾燥方法およびその装置

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Publication number
JPH08191057A
JPH08191057A JP85395A JP85395A JPH08191057A JP H08191057 A JPH08191057 A JP H08191057A JP 85395 A JP85395 A JP 85395A JP 85395 A JP85395 A JP 85395A JP H08191057 A JPH08191057 A JP H08191057A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
wafers
wafer
water
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP85395A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikafumi Komata
慎史 小又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
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Publication of JPH08191057A publication Critical patent/JPH08191057A/ja
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】チャンバ内の残留水分がウェハに再付着しない
ようにする。 【構成】チャンバ1内にヒータ8を設け、チャンバ1内
の雰囲気温度を上昇させて残留水分を蒸発、気化させ、
チャンバ1の排気口7から外へ排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェハへの水分の再付着
を防止したスピン乾燥方法およびその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来例のスピン乾燥装置を図2に示す。
チャンバ1内に、ウェハの入ったキャリア2を保持する
ことのできるロータ3が、モータ4により高速回転自在
に設置されている。ロータ3が高速回転すると、ウェハ
上に付着していた水分は遠心力で水切りされる。給入気
流5はフィルタ6を経て、ウェハから水切りされた水分
とともに、チャンバ1の排気口7より排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにウェハ
から水切りされた水分は気流とともに排気口より排出さ
れるが、すべての水分を排出することは不可能であり、
一部はチャンバ内に残留する。その残留形態は、チャン
バ内壁への水滴付着およびチャンバ内の水蒸気あるいは
ミスト状となっていると考えられる。
【0004】このチャンバ内の残留水分は、ウェハ乾燥
処理を連続的に多数回実施することにより増加してく
る。そしてこの残留水分が多いと、水切りした乾燥ウェ
ハへの再付着を起こし、ウェハ表面に悪影響を及ぼす。
【0005】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解消して、チャンバ内の残留水分がウェハに再付着
しないようにしたスピン乾燥方法およびその装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスピン乾燥方法
は、ウェハが収納されたキャリアをチャンバ内のロータ
にセットした後、ロータを高速回転させることによりウ
ェハの水切り・乾燥を行い、水切り・乾燥による水分を
チャンバ外へ排出するようにしたスピン乾燥方法におい
て、スピン乾燥の際、上記チャンバ内の雰囲気温度を上
昇させてチャンバ内の水分をチャンバ外へ排出するよう
にしたものである。ここでスピン乾燥の際とは、スピン
乾燥の前後およびスピン乾燥中も含まれる。しかし、ウ
ェハの温度が上昇すると、その表面が反応(酸化等)し
やすい状態になってしまうため、温度上昇はスピン乾燥
の前後に行うのがよい。
【0007】また、本発明のスピン乾燥装置は、吸気口
から内部に空気を吸入して排気口から外部に排出させる
チャンバと、該チャンバ内に回転自在に設けられ、内部
にウェハが収容されるキャリアをセットして高速回転す
るロータと、上記チャンバ内の温度を上昇させてチャン
バ内の水分濃度を低減するヒータとを備えたものであ
る。チャンバ内の残留水分を状況に応じて有効に除去で
きるように、ヒータは最大150℃まで設定できるもの
を用いることが好ましい。
【0008】
【作用】ロータの高速回転によりウェハをスピン乾燥す
ると、ウェハに付着していた水分は遠心力によりロータ
からチャンバに至り排気口より外部に排気されるが、連
続的に大量のウェハをスピン乾燥すると、排気しきれず
にチャンバ内に水分が残留する。
【0009】本発明では、ヒータの作用によりチャンバ
内の雰囲気温度を上昇させ、チャンバ内の残留水分を蒸
発、低減させる。したがって、スピン乾燥時、ウェハへ
の水分の再付着を低減でき、ウェハ表面への水分の悪影
響を排除することができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明のスピン乾燥装置の実施例を図
1を用いて説明する。チャンバ1は、その上部に吸気口
9を、下側部に排気口7を有し、吸気口9より空気を吸
入して排気口7より外部に排出する。吸気口7の入口に
はフィルタ6が設けられ、チャンバ1内に吸入される空
気を濾過して微粒子が除かれる。このチャンバ1内には
ロータ3が回転自在に設けられ、モータ4によって高速
回転する。ロータ3内にウェハが収納されたキャリアが
セットされる。
【0011】ロータ3が高速回転すると、ウェハ上に付
着していた水分は遠心力で水切り・乾燥される。チャン
バ1中の気流5は上方より下方へ流れる様に設定されて
おり、給入気流はフィルタ6により外部の微粒子等が除
かれた後、ウェハから水切りされた水分とともに、排気
口7より排出される。
【0012】本実施例では、上記チャンバ1の内壁のほ
ぼ全周を覆うようにヒータ8を設ける。ヒータ8として
はカンタル線を石英管で包んだ構造のものを用いる。ヒ
ータ8を加熱することによりチャンバ1内の雰囲気温度
を上昇させてチャンバ1内の水分濃度を低減する。遠心
力で水切りされた水分はチャンバ1の内壁に向かうの
で、ヒータ8をチャンバ1の内壁のほぼ全周を覆うよう
に設けると、ヒータ8に水滴が直接付着するため、水滴
を効率的に蒸発、気化することができる。なお、ヒータ
8は、チャンバ1の外周に高周波加熱コイルを巻回した
構造としてもよい。
【0013】上記のようなスピン乾燥装置を用いて次の
ような半導体ウェハの乾燥実験を行った。ウェハにはφ
3″GaAsウェハを使用した。スピン乾燥前に、ウェ
ハを鏡面研磨後、有機洗浄し、アルカリ性洗浄液で洗浄
したうえ、さらに純水洗浄した。
【0014】このウェハを25枚単位でキャリア2に収
納してロータ3内にセットし、ロータ3をモータ4によ
り高速回転させることにより、合計250枚のウェハを
連続的に多数回スピン乾燥した。その後、ヒータ8の温
度を100℃に設定し、10分間チャンバ1内の加熱を
行った。このときもチャンバ1内に気流を流し、チャン
バ1の内壁に付着している水滴およびチャンバ1内の水
蒸気あるいはミスト状の水分を、加熱により蒸発、気化
させ、それをチャンバ1内に吸入した気流とともに排気
口7から外部に排気するようにした。その後20分間放
置し、新規に同量のウェハの連続スピン乾燥を行った。
【0015】そして、ヒータによる加熱処理をした後に
スピン乾燥を行ったウェハと、ヒータによる加熱処理を
しないでスピン乾燥を行ったウェハとの表面についての
水分の影響を評価した。ウェハ表面への水分影響評価法
として、酒石酸エッチングを実施した。すなわち、室温
で、酒石酸水溶液:過酸化水素水=40:1の溶液に3
0分浸漬した。
【0016】その結果、ヒータを用いないと、連続スピ
ン乾燥ウェハの特に後半部には、酒石酸エッチング後、
水分が起因していると思われる円形模様、いわゆるウォ
ータマークが見られたのに対し、ヒータによるチャンバ
内加熱処理後の乾燥ウェハにはそのような模様は見られ
なかった。従って、連続的に大量のウェハをスピン乾燥
した際にも、ヒータ加熱するようにすれば、チャンバ内
に水分が残留するのを有効に防止でき、水切りした乾燥
ウェハへの再付着がなくなり、ウェハを良好に乾燥でき
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、チャンバ内の雰囲気温
度を上昇させて水分濃度を低減するようにしたので、チ
ャンバ内に蓄積した残留水分のウェハ上への再付着によ
るウェハ表面への悪影響を有効に排除することができ
る。また、ヒータを設けるという簡単な構造により、チ
ャンバ内の残留水分を有効に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るスピン乾燥装置の断面図
である。
【図2】従来のスピン乾燥装置の断面図である。
【符号の説明】
1 チャンバ 2 キャリア 3 ロータ 4 モータ 5 気流 6 フィルタ 7 排気口 8 ヒータ 9 吸気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハが収納されたキャリアをチャンバ内
    のロータにセットした後、ロータを高速回転させること
    によりウェハの水切り・乾燥を行い、水切り・乾燥によ
    る水分をチャンバ外へ排出するようにしたスピン乾燥方
    法において、スピン乾燥の際、上記チャンバ内の雰囲気
    温度を上昇させてチャンバ内の水分をチャンバ外へ排出
    するようにしたことを特徴とするスピン乾燥方法。
  2. 【請求項2】吸気口から内部に空気を吸入して排気口か
    ら外部に排出させるチャンバと、該チャンバ内に回転自
    在に設けられ、内部にウェハが収容されるキャリアをセ
    ットして高速回転するロータと、上記チャンバ内の温度
    を上昇させてチャンバ内の水分濃度を低減するヒータと
    を備えたスピン乾燥装置。
JP85395A 1995-01-06 1995-01-06 スピン乾燥方法およびその装置 Pending JPH08191057A (ja)

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JP85395A JPH08191057A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 スピン乾燥方法およびその装置

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JP85395A JPH08191057A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 スピン乾燥方法およびその装置

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JPH08191057A true JPH08191057A (ja) 1996-07-23

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ID=11485211

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JP85395A Pending JPH08191057A (ja) 1995-01-06 1995-01-06 スピン乾燥方法およびその装置

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JP (1) JPH08191057A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105546939A (zh) * 2016-02-20 2016-05-04 苏州市吴通电子有限公司 一种离心式pcb板自动烘干装置
CN109945609A (zh) * 2019-03-25 2019-06-28 杭州大橙知一科技有限公司 一种废旧轮胎颗粒烘干机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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