JP3009006B2 - 半導体基板の乾燥装置 - Google Patents
半導体基板の乾燥装置Info
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- JP3009006B2 JP3009006B2 JP4013383A JP1338392A JP3009006B2 JP 3009006 B2 JP3009006 B2 JP 3009006B2 JP 4013383 A JP4013383 A JP 4013383A JP 1338392 A JP1338392 A JP 1338392A JP 3009006 B2 JP3009006 B2 JP 3009006B2
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- drying
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造装置に関
し、特に半導体基板の乾燥装置に関する。
し、特に半導体基板の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体基板薬液浸漬式処理装置
は、図4に示すようにカセット6に収納された半導体基
板(以下ウエハと称する)5を薬液処理する薬液槽1と
薬液処理後のウエハ5を水洗する水洗槽2と、水洗後の
ウエハ5を乾燥する蒸気乾燥機12を有している。即
ち、薬液槽1内の薬液により処理されたウエハ5は水洗
槽2で水洗され、蒸気乾燥機12で乾燥が完了されてい
た。次に蒸気乾燥機12について図5を用いて説明す
る。
は、図4に示すようにカセット6に収納された半導体基
板(以下ウエハと称する)5を薬液処理する薬液槽1と
薬液処理後のウエハ5を水洗する水洗槽2と、水洗後の
ウエハ5を乾燥する蒸気乾燥機12を有している。即
ち、薬液槽1内の薬液により処理されたウエハ5は水洗
槽2で水洗され、蒸気乾燥機12で乾燥が完了されてい
た。次に蒸気乾燥機12について図5を用いて説明す
る。
【0003】処理槽13内のイソプロピルアルコール
(以下、IPAと称する)14を外部ヒータ15が加熱
することにより気化させ、更に気化した蒸気IPA16
が処理槽13外に洩れないように蓋17が設けられ、ま
た、蒸気IPA16を冷却して液化させる冷却パイプ1
8が設けられている。
(以下、IPAと称する)14を外部ヒータ15が加熱
することにより気化させ、更に気化した蒸気IPA16
が処理槽13外に洩れないように蓋17が設けられ、ま
た、蒸気IPA16を冷却して液化させる冷却パイプ1
8が設けられている。
【0004】この状態でウエハ5を蒸気IPA16区域
にロボット19が運び込み、ウエハ5を乾燥するもので
あった。IPAを加熱してウエハの処理を行うウエハの
蒸気処理技術については、実公昭48−31836号、
特開昭55−44798号、特開昭56−168072
号、特開昭55−168078号、特開昭63−259
27号の各公報に詳細に説明されている。
にロボット19が運び込み、ウエハ5を乾燥するもので
あった。IPAを加熱してウエハの処理を行うウエハの
蒸気処理技術については、実公昭48−31836号、
特開昭55−44798号、特開昭56−168072
号、特開昭55−168078号、特開昭63−259
27号の各公報に詳細に説明されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の半導体
基板薬液浸漬式処理装置では、ウエハ及びカセットの熱
容量が大きく、IPA蒸気でIPA置換するのに時間が
かかること、及びIPA置換後、ゆっくりとウエハ及び
カセットを引上げないと正常な乾燥ができないため、薬
液槽又は水洗槽の処理時間より蒸気乾燥機での処理時間
の方がはるかに長く、装置の処理能力は蒸気乾燥機の処
理時間により律則されていた。また、引火性の有機溶剤
であるIPAを気化するまで加熱して使用しなければな
らないといる危険性があった。
基板薬液浸漬式処理装置では、ウエハ及びカセットの熱
容量が大きく、IPA蒸気でIPA置換するのに時間が
かかること、及びIPA置換後、ゆっくりとウエハ及び
カセットを引上げないと正常な乾燥ができないため、薬
液槽又は水洗槽の処理時間より蒸気乾燥機での処理時間
の方がはるかに長く、装置の処理能力は蒸気乾燥機の処
理時間により律則されていた。また、引火性の有機溶剤
であるIPAを気化するまで加熱して使用しなければな
らないといる危険性があった。
【0006】本発明は、乾燥処理時間を短縮し安全性の
高い半導体基板の乾燥装置を提供することを目的とす
る。
高い半導体基板の乾燥装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による乾燥装置
は、所定の薬液で処理された半導体基板を水洗した後乾
燥する乾燥装置において、水洗された前記半導体基板を
浸漬するイソプロピルアルコール(以下、IPAと称す
る)槽と、前記IPA槽から出された前記半導体基板を
乾燥させる遠心乾燥機とを具備し、前記IPA槽は、I
PAに含まれる水分及びパーティクルを取り除くIPA
精製器を具備していることを特徴とする。
は、所定の薬液で処理された半導体基板を水洗した後乾
燥する乾燥装置において、水洗された前記半導体基板を
浸漬するイソプロピルアルコール(以下、IPAと称す
る)槽と、前記IPA槽から出された前記半導体基板を
乾燥させる遠心乾燥機とを具備し、前記IPA槽は、I
PAに含まれる水分及びパーティクルを取り除くIPA
精製器を具備していることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明により、薬液処理した半導体基板はIP
A蒸気乾燥機ではなく、IPA槽に充填されたIPA新
液に浸漬させIPA置換を行った後、遠心乾燥機で乾燥
を完了させるようにしたことにより、安全かつ短時間に
乾燥することができるようになった。
A蒸気乾燥機ではなく、IPA槽に充填されたIPA新
液に浸漬させIPA置換を行った後、遠心乾燥機で乾燥
を完了させるようにしたことにより、安全かつ短時間に
乾燥することができるようになった。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例につき図面を参照して説
明する。
明する。
【0010】図1は、本発明の参考例の処理部構成図で
ある。薬液槽1と水洗槽2に加えて、IPA槽3と遠心
乾燥機4とを備えている。カセット6に収納されたウエ
ハ5は、薬液槽1で薬液処理され、水洗槽2で水洗され
た後、IPA槽3でIPA置換される。そこでIPA置
換されたウエハ5は、遠心乾燥機4により低速回転かつ
短時間で容易に乾燥できる。
ある。薬液槽1と水洗槽2に加えて、IPA槽3と遠心
乾燥機4とを備えている。カセット6に収納されたウエ
ハ5は、薬液槽1で薬液処理され、水洗槽2で水洗され
た後、IPA槽3でIPA置換される。そこでIPA置
換されたウエハ5は、遠心乾燥機4により低速回転かつ
短時間で容易に乾燥できる。
【0011】この参考例にあってはIPA置換を従来の
蒸気乾燥機を用いることなくIPA新液に浸漬するため
のIPA槽3を用い、更に、IPA置換後のウエハ5を
乾燥するための遠心乾燥機4を設け、乾燥を完了させる
ように構成したものである。このような例により、IP
A置換を安全にかつ短時間で処理することができるよう
になり、また、簡単な構成の遠心乾燥機により完全な乾
燥を行うことができるようになった。
蒸気乾燥機を用いることなくIPA新液に浸漬するため
のIPA槽3を用い、更に、IPA置換後のウエハ5を
乾燥するための遠心乾燥機4を設け、乾燥を完了させる
ように構成したものである。このような例により、IP
A置換を安全にかつ短時間で処理することができるよう
になり、また、簡単な構成の遠心乾燥機により完全な乾
燥を行うことができるようになった。
【0012】ついで、IPA槽3について図2を用いて
説明する。図2はIPA槽3の配管フロー図である。内
槽7にIPA新液を供給するIPA供給弁9と内槽7か
らオーバーフロー槽8へあふれ出したIPAを排液する
排液配管10を有している。
説明する。図2はIPA槽3の配管フロー図である。内
槽7にIPA新液を供給するIPA供給弁9と内槽7か
らオーバーフロー槽8へあふれ出したIPAを排液する
排液配管10を有している。
【0013】次に、本発明の実施例について図3を参照
して説明する。処理部構成図は図1と同じである。内槽
7にIPA新液を供給するIPA供給弁9と、内槽7か
らオーバーフロー槽8へあふれ出したIPAを回収し含
有水分及びパーティクルを取り除き、内槽7へ供給する
IPA精製器11を有している。これによりIPAの消
費量は蒸発分及びカセット6とウエハ5に付着して持ち
出された量だけであり、大幅に削減できる効果がある。
しかも、ウエハ5の乾燥状態に大きく影響を及ぼす水洗
槽2から持ち込まれた水分や空気中から溶け込んだ水分
等、IPA中の含有水分量及びパーティクル量を最低限
に抑えることができるため、新液IPAのみで処理する
場合とほぼ同等なウエハの清浄度の乾燥状態が得られ
る。
して説明する。処理部構成図は図1と同じである。内槽
7にIPA新液を供給するIPA供給弁9と、内槽7か
らオーバーフロー槽8へあふれ出したIPAを回収し含
有水分及びパーティクルを取り除き、内槽7へ供給する
IPA精製器11を有している。これによりIPAの消
費量は蒸発分及びカセット6とウエハ5に付着して持ち
出された量だけであり、大幅に削減できる効果がある。
しかも、ウエハ5の乾燥状態に大きく影響を及ぼす水洗
槽2から持ち込まれた水分や空気中から溶け込んだ水分
等、IPA中の含有水分量及びパーティクル量を最低限
に抑えることができるため、新液IPAのみで処理する
場合とほぼ同等なウエハの清浄度の乾燥状態が得られ
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ウエハを
遠心乾燥する前に高清浄度のIPAで浸漬処理してウエ
ハ表面をIPA置換できるIPA槽を備えたことによ
り、乾燥時の処理時間の短縮が実現可能となり装置処理
能力の向上が図れるという効果を有する。また、蒸気I
PAを使用する場合と比べはるかに安全であるという効
果も有する。
遠心乾燥する前に高清浄度のIPAで浸漬処理してウエ
ハ表面をIPA置換できるIPA槽を備えたことによ
り、乾燥時の処理時間の短縮が実現可能となり装置処理
能力の向上が図れるという効果を有する。また、蒸気I
PAを使用する場合と比べはるかに安全であるという効
果も有する。
【図1】本発明の参考例の処理部を示す構成図である。
【図2】図1に示したIPA槽の配管フロー図である。
【図3】本発明の実施例のIPA槽の配管フロー図であ
る。
る。
【図4】従来の半導体基板薬液浸漬式処理装置の処理部
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図5】図4の蒸気乾燥機の概略説明図である。
1…薬液槽 2…水洗槽 3…IPA槽 4…遠心乾燥機 5…ウエハ 7…内槽 8…オーバーフロー槽 9…IPA供給弁 10…排液配管 11…IPA精製器
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の薬液で処理された半導体基板を水
洗した後乾燥する乾燥装置において、水洗された前記半
導体基板を浸漬するイソプロピルアルコール(以下、I
PAと称する)槽と、前記IPA槽から出された前記半
導体基板を乾燥させる遠心乾燥機とを具備し、前記IP
A槽は、IPAに含まれる水分及びパーティクルを取り
除くIPA精製器を具備していることを特徴とする半導
体基板の乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013383A JP3009006B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 半導体基板の乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013383A JP3009006B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 半導体基板の乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05206096A JPH05206096A (ja) | 1993-08-13 |
JP3009006B2 true JP3009006B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=11831575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013383A Expired - Fee Related JP3009006B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 半導体基板の乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009006B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6350322B1 (en) * | 1997-03-21 | 2002-02-26 | Micron Technology, Inc. | Method of reducing water spotting and oxide growth on a semiconductor structure |
KR100935975B1 (ko) | 2007-03-27 | 2010-01-08 | 다이닛뽕스크린 세이조오 가부시키가이샤 | 기판처리장치 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58200540A (ja) * | 1982-05-19 | 1983-11-22 | Hitachi Ltd | 半導体ウエハの洗浄方法 |
JPS59195653A (ja) * | 1983-04-21 | 1984-11-06 | Nec Corp | フオトマスクの洗浄方法および洗浄装置 |
JPH0685386B2 (ja) * | 1985-08-12 | 1994-10-26 | 松下電子工業株式会社 | レジストパタ−ンの形成方法 |
JPH0210824A (ja) * | 1988-06-29 | 1990-01-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子線レジスト現像方法 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4013383A patent/JP3009006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05206096A (ja) | 1993-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991104 |
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