JPH08190897A - メタルハライドランプ装置 - Google Patents

メタルハライドランプ装置

Info

Publication number
JPH08190897A
JPH08190897A JP232095A JP232095A JPH08190897A JP H08190897 A JPH08190897 A JP H08190897A JP 232095 A JP232095 A JP 232095A JP 232095 A JP232095 A JP 232095A JP H08190897 A JPH08190897 A JP H08190897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflecting mirror
air
space
metal halide
arc tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP232095A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nakamura
亮 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP232095A priority Critical patent/JPH08190897A/ja
Publication of JPH08190897A publication Critical patent/JPH08190897A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタルハライドランプ装置において、特別な
冷却装置を用いることなく、簡単に効率良く発光管と反
射鏡とを同時に冷却する。 【構成】 反射鏡2の外側を保護箱4で覆い、空間Cと
空間Bとをつなぐ流風路12において、両空間C,B間
に圧力差を設ける。この圧力差は冷却用送風装置6によ
り、空間C内の空気を強制排出することにより生じる。
この圧力差により、外部の冷たい空気Aが反射鏡内部空
間Bの暖気と強制的に入れ代わり、効率的な冷却が可
能。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメタルハライドランプ装
置に関し、特に金属ハロゲン化物を封入したメタルハラ
イドランプ装置の冷却構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のメタルハライドランプ装
置の冷却構造については、例えば、特開平4−3215
2号公報や特開平4−32154号公報に開示のものが
あり、図5にその構成を示す。
【0003】図5を参照すると、冷却構造を有するラン
プ装置の断面図であり、発行管1はハロゲン化物が封入
された石英製発光管である。この発行管1の口金11に
は送風孔101が例えば2個設けられており、この口金
11は反射鏡2の取付孔3に無機質接着剤21を介して
固着されている。発光管1は反射鏡内部の焦点位置にな
る様に予め位置決めされているものとする。
【0004】発光管1の口金11と反射鏡2の取付孔3
とを取り囲む様に、送風用パイプ202を取付けた金属
キャップ201が、シール材203を介して反射鏡2に
固着されている。
【0005】かかる構成において、送風パイプ202よ
り高圧空気を導入することによって、空気の流れが口金
11の通風孔101を通って発光管1の管壁に沿って生
じることになり、よって発光管1の送風冷却が効率良く
行われるようになっている。
【0006】こうして、高圧空気により発光管高温部を
直接送風冷却することで、早期失透防止や寿命中の光束
変化、色温度変更、更には演色性の変化を抑制すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの様なメタル
ハライドランプ装置においては、高圧空気を反射鏡内へ
導入する必要があるために、高圧空気装置が必要となっ
て装置が大型になる他、送風パイプ202とこの高圧空
気装置とを接続するための高温膨脹しない管が必要であ
り、また接続方法が困難であるという問題がある。
【0008】更に、発光管高温部への送風冷却という構
成が採用されているので、反射鏡自体の冷却までは考慮
されておらず、よって反射膜の高温による剥離防止のた
めに、別の冷却手段を設けることが必要になるという問
題もある。
【0009】そこで、本発明はかかる従来技術の問題点
を解消すべくなされたものであって、その目的とすると
ころは、大型でかつ接続が困難な高圧空気装置を用いる
必要のない小型で効率的冷却が可能なメタルハライドラ
ンプ装置を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、発光管の冷却と同時
に反射鏡の冷却をも行うようにして、反射鏡の剥離防止
を可能としたメタルハライドランプ装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるメタルハラ
イドランプ装置は、金属ハロゲン化物を封入した発光管
と、この発光管の一端に設けられ流風路が形成された口
金と、内部に前記発光管が設けられるよう前記口金を固
着してなる反射鏡と、前記反射鏡の外部を覆うべく当該
反射鏡と空隙を以てこの反射鏡に取付けられた保護箱
と、この保護箱と前記反射鏡との間の空隙と前記反射鏡
の内部空間との間の圧力差を生成する圧力差生成手段と
を含むことを特徴としている。
【0012】
【作用】反射鏡の外部を保護箱で覆い、この保護箱と反
射鏡との間の空間と反射鏡内部の空間とに、気圧差を強
制的に付与し、この気圧差により、反射鏡内部の高温空
気が、口金の流風路を介して強制的に外部へ排出され
る。これにより、発光管のみならず反射鏡も冷却され
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の断面図である。
発光管1の一端部に設けられた口金11には、流風路1
2が発光管1の封止部の肉薄部に沿って1つまたは複数
設けられている。
【0015】この様な口金を有する発光管1は、光反射
膜が施された放射面を有する反射鏡2の取付孔3に当該
口金11を挿入してこの反射鏡2の略焦点位置に発光部
がくるように、無機質接着剤21にて固着され取り付け
られる。
【0016】こうして発光管1を反射鏡2に取付けた
後、反射鏡2を保護するための保護箱4を、反射鏡外側
に所定空隙をもって覆うように取付ける。この保護箱の
取付けは、反射鏡取付け金具4aに押え金具5を介して
ネジ止めし、更に保護箱4の上カバー金具4bを、反射
鏡取付け金具4aにネジ止めすることにより行われる。
【0017】更に、冷却用送風装置6を保護箱4の上
部、好ましくは口金11の流風路12の直上に取付け、
メタルハライドランプ装置を構成する。
【0018】この様な構造において、発光管1が発光す
ると共に反射鏡2の光反射部の空間Bの空気が暖めら
れ、空間Bの温度が上昇する。
【0019】一般に、空気に温度差が生じると、暖かい
空気は上昇し対流を生ずることは知られており、よって
空間Bにおいても、この対流が生じて最も高温となる発
光部近傍の空気が口金11の近傍へ集まってくることに
なる。更に、この空気は口金11の流風路12を通って
上昇し空間Cへと流入することになる。
【0020】この流風路12は口金に形成するものであ
るから、その構造上流風路の断面積はあまり大きくでき
ない。そこで、本発明では、冷却用送風装置6により強
制的に保護箱4の内部空間Cの空気を排出(矢印100
で示す)するようにして、空間Cと空間Bとの間の気圧
差を生じさせるようにしている。
【0021】反射鏡2の外側と保護箱4の内側との間の
空間Cの部分を可能な限り密閉構造とすれば、空間Cと
空間Bとの圧力差は大となり、その圧力差により流風路
12内の空気の流れが良好となって空間Bの暖められた
空気の排出を効率良く行うことが可能となるものであ
る。
【0022】以上の現象により、空間B内の空気の流れ
を引起こし、空間Aの冷たい空気を空間B内に取込むこ
とが可能となり、発光管1及び反射鏡2の冷却を行うこ
とができる。
【0023】図2は本発明の他の実施例の断面図であ
り、図1と同等部分は同一符号により示している。流風
路12を口金11に形成する代わりに(図1参照)、反
射鏡2を固着する無機質接着剤21に形成したものであ
る。他の構造は図1の実施例と同一である。
【0024】図3は本発明の更に他の実施例を示す断面
図であり、図1,2と同等部分は同一符号により示して
いる。本例では、流風路12を反射鏡2の上部に設けた
ものであり、この場合、反射鏡2の光反射を利用する範
囲外の部分に形成する。他の構造は図1の実施例と同一
である。
【0025】図4は本発明の別の実施例を示す断面図で
あり、図1〜3と同等部分は同一符号により示してい
る。本例では、冷却用送風装置6による空気の流れ方向
(100で示す)を、図1〜3の実施例におけるそれと
は直交する方向としている。
【0026】先の図1〜3の実施例では、冷却用送風装
置6による空気の流れ方向100を、流風路12と平行
な方向としているが、本例では流風路12に直交する方
向とする。
【0027】メタルハライドランプにおいては、早期失
透や光反射膜剥離以外で寿命が到来すると、発光管1を
固着した反射鏡2を交換する必要が生じる。その交換作
業を容易に行うために、反射鏡取付け金具4aを引き出
すようにする関係上、保護箱4を密閉構造とすることが
できず、保護箱4の側面に開口部7を設けておくことが
必要となる。
【0028】本例では、この開口部7を冷却用に積極的
に利用したものであり、冷却用送風装置6にて生成され
る空気の流れ100を流風路12に対して直角になる様
に、当該開口部7と冷却用送風装置6とを、図の如く取
付けるのである。
【0029】こうすることで、空間Cの流風路12近傍
の流速は大となり、流風路12内との圧力差が生じ、よ
って流風路12内の暖気を空間Cへ取込むことができ、
発光管1及び反射鏡2の同時冷却が可能となる。
【0030】本実施例の場合、流風路12に対して直交
する空気の流れを発生させれば良いことから、冷却用送
風装置6で発生する風の向きはどちらでも良いものであ
る。
【0031】また、図1〜3の例にも、図4の構造、す
なわち空間C内の空気の流れを、流風路と直角とする構
造を適用でき、更にこれ等を組合わせても同様な効果が
得られる。
【0032】尚、図4において、4cは保護箱4の下カ
バー金具であり、この金具4cを空間内で伸長して伸長
部4dを、冷却用送風装置6の下部から反射鏡2の上部
近傍まで突出する様に配置しておくことで、空気の流れ
が、流風路12の直上部分でより強力となり、効果的と
なる。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、反射
鏡の内外の空気をつなぐ流風路において、圧力差を生ぜ
しめる様にしたので、この圧力差により反射鏡内の暖気
が流風路から外部へ強制的に排出され、発光管と反射鏡
との同時冷却が簡単に効率良く行えるという効果があ
る。
【0034】これにより、長期間に亘り失透を少なく抑
えることができ、寿命等の光束変化、色温度変化、演色
性の変化が少なくなり、更に反射鏡に施された光反射膜
の早期剥離防止が可能となって、長寿命化が図れる。更
に、特別な冷却手法や装置を用いる必要がないので、冷
却構造が簡単になり、装置の小型化、低価格化が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の断面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の断面図である。
【図4】本発明の別の実施例の断面図である。
【図5】従来のメタルハライドランプ装置の断面図であ
る。
【符号の説明】 1 発光管 2 反射鏡 3 取付孔 4 保護箱 6 冷却用送風装置 7 開口部 11 口金 12 流風路 21 無機質接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ハロゲン化物を封入した発光管と、
    この発光管の一端に設けられ流風路が形成された口金
    と、内部に前記発光管が設けられるよう前記口金を固着
    してなる反射鏡と、前記反射鏡の外部を覆うべく当該反
    射鏡と空隙を以てこの反射鏡に取付けられた保護箱と、
    この保護箱と前記反射鏡との間の空隙と前記反射鏡の内
    部空間との間の圧力差を生成する圧力差生成手段とを含
    むことを特徴とするメタルハライドランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力差生成手段は、前記保護箱に設
    けられてこの保護箱と前記反射鏡との間の空隙内の空気
    の流れを強制的に発生する強制送風器を有することを特
    徴とする請求項1記載のメタルハライドランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記強制送風器は、前記空隙内の空気の
    流れを前記口金の流風路に平行な方向に生じさせるよう
    取付けられていることを特徴とする請求項2記載のメタ
    ルハライドランプ装置。
  4. 【請求項4】 前記強制送風器は、前記空隙内の空気の
    流れを前記口金の流風路に直交する方向に生じさせるよ
    う取付けられており、前記保護箱には前記強制送風器の
    取付け位置とは対向する位置に開口が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載のメタルハライドランプ装
    置。
JP232095A 1995-01-11 1995-01-11 メタルハライドランプ装置 Pending JPH08190897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP232095A JPH08190897A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 メタルハライドランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP232095A JPH08190897A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 メタルハライドランプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08190897A true JPH08190897A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11526040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP232095A Pending JPH08190897A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 メタルハライドランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08190897A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298638A (ja) * 2001-03-26 2002-10-11 Acer Communications & Multimedia Inc 放熱装置を備えた照明装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60186829A (ja) * 1984-03-06 1985-09-24 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 光源装置
JPS61294753A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 Nippon Kogaku Kk <Nikon> シヨ−トア−ク型放電ランプ装置
JPH02253839A (ja) * 1989-03-29 1990-10-12 Ushio Inc 光照射器
JPH02253840A (ja) * 1989-03-29 1990-10-12 Ushio Inc 光照射器
JPH0659238A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Sharp Corp 光源冷却装置
JP4105453B2 (ja) * 2002-03-06 2008-06-25 新電元工業株式会社 半導体装置の製造方法、ショットキーバリアダイオードの製造方法及び絶縁ゲート型バイポーラトランジスタの製造方法並びに半導体装置
JP4137340B2 (ja) * 2000-04-10 2008-08-20 新日本製鐵株式会社 帯状材の進行方向変更装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60186829A (ja) * 1984-03-06 1985-09-24 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 光源装置
JPS61294753A (ja) * 1985-06-24 1986-12-25 Nippon Kogaku Kk <Nikon> シヨ−トア−ク型放電ランプ装置
JPH02253839A (ja) * 1989-03-29 1990-10-12 Ushio Inc 光照射器
JPH02253840A (ja) * 1989-03-29 1990-10-12 Ushio Inc 光照射器
JPH0659238A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Sharp Corp 光源冷却装置
JP4137340B2 (ja) * 2000-04-10 2008-08-20 新日本製鐵株式会社 帯状材の進行方向変更装置
JP4105453B2 (ja) * 2002-03-06 2008-06-25 新電元工業株式会社 半導体装置の製造方法、ショットキーバリアダイオードの製造方法及び絶縁ゲート型バイポーラトランジスタの製造方法並びに半導体装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298638A (ja) * 2001-03-26 2002-10-11 Acer Communications & Multimedia Inc 放熱装置を備えた照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6340237B1 (en) Lamp cartridge
JP2000082322A (ja) 光源ユニット
JP4257311B2 (ja) 投写型表示装置
US5722753A (en) Lamp device of liquid-crystal projection apparatus
WO2018037539A1 (ja) 投写型表示装置
JP3381566B2 (ja) 光源ユニット
JP4240095B2 (ja) 密閉型ランプ装置およびプロジェクター
JP3481219B2 (ja) 光源装置及び該光源装置を用いた投写型表示装置
JPH08314011A (ja) 液晶プロジェクタの光源装置
JP2005070216A (ja) 照明装置及びこれを備えたプロジェクタ
JPH08190897A (ja) メタルハライドランプ装置
JP3744223B2 (ja) 光源装置
JP2008016394A (ja) 光源装置、照明装置及びプロジェクタ装置
JP2001125195A (ja) 光源装置及びこれを用いる表示装置
JP3788619B2 (ja) ランプ冷却装置、それを用いたプロジェクタ
JP3498639B2 (ja) 光源装置およびこれを用いたプロジェクタ
JP3752847B2 (ja) 光源ユニット
KR100921707B1 (ko) 프로젝터의 램프 및 프로젝터
JP2003217331A (ja) ランプカバー及びランプユニット
JPH07281296A (ja) 光源装置及び投写型表示装置
JPH11249235A (ja) 照明装置及びプロジェクタ
JP2006220708A (ja) 投射型表示装置
JP4698203B2 (ja) 光源装置及びこれを用いた投写型表示装置
JP4197625B2 (ja) レフレクタ付き放電ランプ
JP2000057825A (ja) 光源装置