JPH08190586A - 部品調達システム - Google Patents

部品調達システム

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JPH08190586A
JPH08190586A JP28690794A JP28690794A JPH08190586A JP H08190586 A JPH08190586 A JP H08190586A JP 28690794 A JP28690794 A JP 28690794A JP 28690794 A JP28690794 A JP 28690794A JP H08190586 A JPH08190586 A JP H08190586A
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Application number
JP28690794A
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English (en)
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Takeshi Fukuyama
武史 福山
Hirobumi Kunimoto
博文 国本
Kazuyuki Yamakura
和之 山倉
Kuniya Kaneko
邦也 金子
Harumichi Wakiyama
春通 脇山
Shuichi Tamada
秀一 玉田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品の納入リードタイムと、必要な数量に応
じて適切な調達方式を選択する。 【構成】 納入指示から納入までの期間である納入リー
ドタイムxがa以下で必要数がf以下の場合、組立工程
投入時に納入指示を行う順引きとする。納入リードタイ
ムがb以下で必要数がd以下の場合ボディー工程開始時
に納入指示を行う着工引きとする。納入リードタイムが
c以下で必要数が所定の直線以下の場合、計画確定時に
作成されるスケジュールファイルに基づいて納入指示を
行う方式とする。また、必要数が所定以上の場合消費量
に合わせて納入指示を行う後補充方式とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生産工場における必要
部品の調達システム、特に部品の種類毎に納入指示のタ
イミングを設定するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、工場における製品生産管理の
効率化の重要な要素として、部品調達の管理がある。す
なわち、生産工程において、必要な部品が不足すると、
その生産が行えなくなるため、部品の欠品は極力さけな
ければならない。一方、部品を必要以上に在庫をもつこ
とは余分なスペースが必要になるなどの問題が生じる。
そこで、これらの両方を満足して、最小の在庫で、欠品
を生じないような部品調達が望まれる。特に自動車のよ
うに、千差万別の多数の部品を用いて生産される製品で
は、その部品の調達を効率的に行うことが非常に重要で
ある。
【0003】従来より、部品調達の方式として各種の方
式が提案されており、例えば次の3つの方式が知られて
いる。
【0004】(i)後補充方式 この方式は、いわゆる「かんばん」方式といわれる方式
であり、消費した部品は再度消費されるという前提で納
入指示を行うものである。すなわち、かんばんと呼ばれ
る納入タイミング指示カードを部品と共に納入させ、部
品が消費された際にこのかんばんを用いて当該部品の納
入指示を行う。
【0005】(ii)生産計画時納入指示方式 この方式は、例えば生産計画が確定した段階(例えば、
実際に生産が行われる3日前)で、必要な部品を納入指
示する方式である。
【0006】(iii)生産時納入指示方式 自動車であれば、まずボディーが作られ、これに塗装が
なされた後、各種の部品が組み付けられる。この方式
は、1つの車のボディーの生産が開始された段階、実際
の組立作業が開始された段階などにその車に必要な部品
を納入指示する方式である。
【0007】なお、生産計画時納入指示および生産時納
入指示は、実際に部品が使用される時期の所要期間前の
段階で納入指示を行うものであり、本出願において前指
示方式と呼ぶ。
【0008】このように、部品の調達には、各種の方式
があるが、それぞれ長所短所がある。すなわち、後補充
方式は、コンスタントに消費される部品について確実で
効率的な納入指示が行えるが、非常に使用量の少ないも
のでは使用しない部品を在庫する期間が非常に長くなる
場合が生じる場合があり、向かない。また、生産計画時
納入指示方式は、納入までに時間がかかる部品を確実に
得ることができるが、在庫が多くなるため大量に消費す
る部品には向かない。さらに、生産時納入指示方式は、
比較的在庫を少なくできるが、納入に時間がかかる部品
では納入が、その部品の消費に間に合わないおそれがあ
る。
【0009】そこで、これら納入指示方式を組み合わせ
ることが考えられ、特開平3ー131438号公報等に
この提案がある。この従来例では、複数の方式毎の納入
指示システムを用意しておくとともに、外部情報に応じ
ていずれの納入指示システムを利用するかを制御する。
従って、必要な情報を外部から入力することによって、
部品に応じて納入指示方式を変更することができ、効率
的な部品の納入指示を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、納入指示方式の決定は外部からの情報によっ
ていた。すなわち、納入指示方式が決定されていること
を前提にしている。そこで、通常の場合、部品納入指示
方式自体は人が決定することになる。ところが、自動車
工場のように、多数の部品を使用する自動車を多種類生
産する工場においては、使用する部品の種類は膨大なも
のである。このため、これらの納入指示方式をいちいち
決定することは非常に困難であった。
【0011】本発明は、上記課題の鑑みなされたもので
あり、多数の部品をその種類毎に、適切なタイミングで
納入指示できる部品調達システムを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の部品か
らなる製品を製造する工場における部品調達システムで
あって、生産計画から決定された所定期間における各部
品の必要数を登録する必要数登録手段と、各部品につい
て、納入指示をしてから納品されるまでの期間である納
入リードタイムを登録する納入リードタイム登録手段
と、登録されている各部品の必要数と、その納入リード
タイムの両方に基づいて、予め定められた規則に則り、
各部品を所定量の消費毎に当該部品の納入を指示する後
補充方式を採用するか、製品についての生産が生産計画
段階から生産完成段階までの間の部品を納入指示すべき
段階に至ったときに当該部品の納入を指示する前指示方
式を採用するかを決定する納入指示方式決定手段と、生
産計画から製品の完成までの進捗状況を検出する進捗状
況検出手段と、部品毎の決定された納入指示方式に基づ
いて、部品の消費および生産の進捗状況に応じた所定の
タイミングで部品の納入指示を行う部品納入指示手段
と、を有し、部品種類毎に適切なタイミングで部品の納
入指示を行うことを特徴とする。
【0013】また、本発明は、上記前指示方式は、生産
計画決定段階、製品の製造を開始した段階、生産が所定
量進んだ段階の少なくとも3つ段階の納入指示タイミン
グを有し、納入指示方式決定手段は、納入リードタイム
の大きさに基づいて、いずれの納入指示タイミングを採
用するかを決定し、また部品の必要数に基づいて、後補
充方式を採用するか前指示方式を採用するかを決定する
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、各部品の必要数と、各部品の
納入リードタイムの両方に基づいて、予め定められた規
則に則り、各部品を所定量の消費毎に当該部品を納入指
示する後補充方式を採用するか、製品についての生産が
生産計画段階から生産完成段階までの間の部品を納入指
示すべき段階に至ったときに当該部品を納入指示する前
指示方式を採用するかを決定する。このため、人がいち
いち調達方式を決定しなくても適切な調達方式を選択す
ることができる。
【0015】例えば自動車の生産においては、必要量が
所定以上の部品については後補充方式を採用し、必要量
が所定以下で、組立工程に車両を投入した後の納入指示
で納入が間に合う部品については、車両の組立工程投入
時に部品の納入指示を行う。また、必要量が所定以下
で、ボディ(溶接)工程開始後の納入指示で納入が間に
合う部品については、ボディ工程開始時に部品の納入指
示を行う。さらに、必要量が所定以下で、生産計画確定
後の納入指示で納入が間に合う部品については、生産計
画確定時に部品の納入指示を行う。このようにして、各
部品の納入指示してから納品されるまでの時間および必
要量に合わせて、適切な納入指示方式の決定が行える。
このため、過剰在庫および欠品の発生を効果的に抑制し
て、適切な部品調達を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、部品発注納品の全体を説明する
ための図であり、後工程工場100が前工程工場200
に対し、ネットワーク300を介し納入指示情報を供給
し、前工程工場200が納入指示された部品について生
産し、トラック400に部品10を乗せて納品する。そ
して、後工程工場100が、この部品10を使用して自
動車を生産する。なお、各部品10は、納入部品の内容
を示すかんばん(納入タイミング指示カード)12が添
付されている。なお、部品が複数個箱詰めなどされた場
合に、箱にかんばんが対応しており、かんばん12に部
品個数が記載される。
【0017】ここで、実際には、前工程工場200は複
数あり、また後工程工場100もボディーを製作する工
場と、組立工場が別にあったり、複数の後工程工場10
0を管理するトータル管理システム等が存在するが、こ
こでは後工程工場100、前工程工場200とも1つと
して説明する。
【0018】後工程工場100は、部品10をかんばん
12と共に受領し、入荷を計上する。なお、納入の際に
は納品書14も添付されている。
【0019】納入された部品は、その部品が使用される
ラインに供給され、ここで消費される。そして、部品が
消費された場合には、外れたかんばんの情報が読みとら
れ、これが外れかんばん情報になる。
【0020】一方、後工程工場100には、生産・手配
計画システム20がある。この生産・手配計画システム
20は、その工場でどのような自動車を何台生産するか
という計画を決定するものであり、通常月に1度の計画
を立て(内示情報という)、毎日3日後における生産を
確定する。従って、この生産・手配計画システム20か
らは、部品納入指示に関連して、生産計画情報および計
画変動情報が出力される。
【0021】また、後工程工場100には、実際の自動
車のラインを管理するALC(Assembly Li
ne Control)30があり、部品納入指示に関
連して、ここから着工情報および順引き情報が出力され
る。
【0022】そして、納入指示情報を出力するための発
信システム40にこれら外れかんばん情報、生産計画情
報、計画変動情報、着工情報および順引き情報が供給さ
れる。発信システムは、本体処理装置42を有してお
り、この本体処理装置42が入力される情報から実際の
納入指示を行う。すなわち、本体処理装置42は、納入
指示機能部44、受入検収機能部48を有しており、こ
の納入指示機能部44が、生産計画納入指示、着工引き
納入指示、順引き納入指示、後補充納入指示をネットワ
ーク300を介し、前工程工場200に送信する。
【0023】ここで、納入指示機能部44は、生産計画
が確定された時点でその生産計画情報を基に納入指示す
る部品、着工情報より納入指示する着工引きの部品、組
立工程投入時に納入指示する順引きの部品、外れかんば
ん情報より納入指示する後補充の部品および随時発生す
る需要にその都度答えるためのスポット納入指示の部
品、納品までが長期になるため、生産計画が確定する前
に(生産計画が内示された段階で)予め納入指示してお
く部品等の別を認識する。なお、外れかんばん情報は、
受入端末46を介し本体処理装置42に供給される。ま
た、納入指示機能部44は、生産・手配計画システム2
0からの計画変動情報によって、必要な補正処理を行
う。
【0024】また、本体処理装置には、受入検収機能部
48が設けられており、ここにおいて、納品書14に基
づく、部品の受入計上、納入指示との照合などの処理を
行う。なお、受入端末50は、受入検収機能部48に必
要なデータを入力するためのものである。
【0025】「納入指示処理」次に、納入指示機能部4
4における実際の納入指示動作について、説明する。図
2には、後補充の場合のフローが示されており、まず受
入端末46から供給される読みとったかんばん(納入タ
イミング指示カード)の情報から後補充納入指示のため
の部品情報が得られる(S11)。次に読みとりデータ
について、セット部品であるか、複数社に部品を納入指
示しなければならないか等を判定し、このために必要な
処理を行う(S12)。
【0026】ここで、S12において、別途決定されて
いる部品別の調達方式から決定される後補充対象部品の
品番を見て、読みとったかんばんの部品が後補充対象か
否かを判定し、後補充対象の部品のみを抽出する。この
ようにして、後補充として納入指示する部品の納入指示
内容が決定されるため、後補充納入指示ファイルを作成
する(S13)。
【0027】次に、作成されたこの後補充納入指示ファ
イルから、仕入先別に決められた納入指示時刻になった
ら、その仕入先のファイルを抜き出し、納入指示処理を
開始する(S14)。また、使用計画の変更による増減
調整を行う(S15)。すなわち、かんばんの回転枚数
等が、使用量も考慮して決定されているため、部品の使
用計画が変更されれば、後補充による納入指示にも影響
があるため、使用計画が決定された際には、かんばんの
回転枚数の変更処理を行う。また、納入指示制御処理と
して、使用しなくなった仕入先や部品についての打ち切
り処理や、1つの部品を複数の仕入先に納入指示する処
理などを行う(S16)。
【0028】このようにして、最終的な納入指示内容が
確定するため、納入指示処理として実際に納入指示情報
を作成する(S17)。そして、作成された納入指示情
報を仕入先(前工程工場)に送信する。ここで、S17
の納入指示処理において、順引き以外の他の納入指示デ
ータをもらい、S17およびS18は後補充のみでな
く、他の納入指示についても一括して行う。順引きにつ
いて、納入指示を別にするのは、順引きでは、組立工程
の作業が進んでいる際に部品が納入されているため、納
入部品の順序まで規定されるからである。
【0029】このようにして、後工程工場100から前
工程工場200への納入指示がなされ、かんばんが前工
程工場200において、打ち出される。そして、前工程
工場200において生産された納入指示された製品が、
所定の納期で、後工程工場100に納品される。
【0030】ここで、毎日の生産計画は、通常の場合そ
の3日前に確定する。そこで、この段階で行う納入指示
処理について、図3に基づいて説明する。まず、生産計
画が決定された場合には、これに基づいて、部品の使用
計画が入力され(S21)、これについての受付処理を
行い(S22)、この内容を登録する。この結果から増
減調整ファイルを作成し(S23)、上述のS15にデ
ータを供給する。そこで、S15において、このデータ
を基に増減調整処理が行われる。
【0031】次に、生産計画の中の必要に応じて発生す
るスポット納入の要求があった場合には、この要求に基
づいてスポット納入についての部品情報が入力され(S
31)、このデータが受け付け処理によって登録され
(S32)、このデータに基づいて、1回の納入指示受
付処理によって、納入指示部品の内容を確定する(S3
3)。そして、この内容をS17の納入指示処理に供給
することによって、後補充の納入指示を合わせて実際の
部品納入指示が行われる。ここで、このS33の納入指
示受付処理は、計画時の納入指示および着工引きの納入
指示についての納入指示内容も合わせて、1回の納入指
示にまとめる。
【0032】また、納入指示から納入までの納入リード
タイムが計画確定から部品消費までの期間より長い製品
については、このスポット納入と同様にして消費に間に
合うタイミングでスポット納入の受付を行い、納入指示
を行う。
【0033】次に、生産計画が確定された場合には、ス
ケジュールファイルと呼ばれる生産計画確定情報が作成
され(S41)、これを部品展開し、計画確定時に納入
指示しなければならない部品を抜き出す(S42)。こ
れは、後述する調達方式決定処理によって決定されてい
る計画確定時に納入指示の部品の品番についてのデータ
に基づいて行う。
【0034】このようにして、納入指示すべき部品が決
定された場合には、この部品について外れかんばん処理
を行う(S43)。この納入指示方式の場合、外れかん
ばんに基づいて納入指示を行うわけではないが、かんば
んが発行され、部品が納入されるため、ここで後補充と
同様の外れかんばん処理を行う。そして、この外れかん
ばんについて読みとり処理を行い(S44)、複数社納
入指示の場合における納入指示先の振り分けなどの処理
を行う。なお、かんばんは実際に発行せずデータ上で行
ってもよい。
【0035】そして、仕入先別に納入指示処理を行い
(S45)、このデータをS33の納入指示受付処理に
供給する。このようにして計画時における部品の納入指
示がなされる。
【0036】次に、製品生産指示システムにおける実際
の製品製造工程における着工引きの部品納入指示につい
て、図4に基づいて説明する。まず、1台の自動車のボ
ディーの生産が開始された場合には、この車の仕様が入
力され(S51)、部品展開する(S52)。この部品
展開には、着工引きの部品の品番データが供給されてお
り、この部品展開において、着工引きの部品が抽出され
る。
【0037】そして、着工引きの部品について、上述の
スケジュールファイルの場合と同様に、外れかんばん処
理、かんばん読みとり処理を行い(S53,S54)、
仕入先別納入指示処理を行う(S55)。これによっ
て、納入指示内容が確定するため、S33を経て、後補
充の部品と一緒に納入指示が行われる。
【0038】次に、組立工程に入った車について部品を
納入指示する順引きの部品納入指示について、図4に基
づいて説明する。まず、組立工程に入った車について、
部品展開し、順引きの部品を抽出する(S61,S6
2)。ここで、この順引きの部品の抽出は、予め決定さ
れた順引き対象品番に基づいて行う。そして、得られた
順引き部品納入指示データに基づいてかんばん情報を作
成する(S63)。すなわち、仕入先毎に納入指示の内
容を確定する。そして、確定した内容に基づいて納入指
示処理行い(S64)、このデータを送信する(S6
5)。
【0039】このように、順引きの処理においては、S
64,S65において、実際に前工程工場に対する納入
指示を行う。これは、順引きの納入指示においては、既
に組立工程に入った車についての部品の納入指示である
ため、その納入タイミング、納入順序についても非常に
正確であることが要求される。従って、この納入指示で
は、納品の順序も指定され、これに基づく納品は、指定
された順序で行われる。しかし、この順引きの納入指示
においても、データ上はかんばんの処理を行っているた
め、かんばんの管理により、部品の納入指示、納品状況
全体の管理を行うことができる。
【0040】「調達方式決定処理」上述のように、本実
施例においては、複数の納入指示方式で、部品の調達を
行い、この区別は、部品毎に納入指示の方式が決定され
ており、これがデータとして供給されることを前提とし
ている。そこで、この調達方式の決定について説明す
る。
【0041】まず、調達方式の振り分けについて説明す
る。本実施例では、次のような振り分けを行う。
【0042】まず、後補充方式(使用計画による増減調
整も含む)は、消費された部品は、次も必ず使用される
という前提の下で、消費された量だけ納入指示する方式
である。従って、同じ部品を継続的にしかも平準化して
使用できる環境において有効である。しかし、使用頻度
の少ない部品に対してこの方式を使用すると、部品納入
後長期間使用されないことがあり、過剰在庫を招く。ま
た、長期間使用されない部品のためにラインサイドに保
管スペースを確保しなければならないといった事態が生
じる。従って、この後補充方式は、使用量が所定以上の
ものに適用される。
【0043】一方、使用頻度の少ない部品に対しては、
確実に使用することが分かってから納入指示するのが望
ましい。そこで、使用頻度の比較的少ない部品について
は、納入リードタイム(納入指示から納入までの時間)
に応じてなるべく遅い段階(消費が確実な段階)で、部
品を納入指示する。
【0044】まず、使用についての情報が一番確実なの
は、車両が組み立て工程に投入された時点で納入指示す
る順引き方式である。しかし、部品納入を組立ラインで
の部品の組み付けに間に合わせる必要がある。このた
め、納入リードタイムが組み立て投入から部品組付けま
での時間より短い部品にしか適用できない。そこで、こ
の順引きは、納入リードタイムが組立工程投入から部品
消費より短く使用頻度の少ない部品について適用する。
なお、使用頻度が比較的多くても、大型の部品について
は、在庫をなるべく少なくしたい。そこで、大型の部品
については、納入リードタイムの要件を満たすものであ
れば、使用頻度が比較的多くても順引きにするのが好適
である。
【0045】次に、確実なのは、ボディー着工時点で部
品を納入指示する着工引きである。着工引きは、順引き
では間に合わないが、納入リードタイムがボディー着工
から部品消費より短く、使用頻度の少ない部品について
適用する。
【0046】さらに、納入リードタイムが、生産計画が
確定してから部品が使用されるまでの時間より短く、使
用頻度の少ない部品については、生産計画の確定時に作
成されるスケジュールファイルに基づいて納入指示を行
う。
【0047】また、スポット納入は、運用によりその都
度納入指示する部品について適用するものであり、全て
の部品が対象になり得る。また、上述のように、納入リ
ードタイムが長く、計画確定を待って納入指示したので
は遅い部品についてもこのスポット納入と同様の入力に
よる納入指示を行う。
【0048】ここで、実際の調達方式の振り分けについ
て、図5に基づいて説明する。ここで、 aは、組立工程投入から実際にその部品が組み付けられ
るまでの時間 bは、ボディー工程着工から実際にその部品が組み付け
られるまでの時間 cは、生産計画確定から実際にその部品が組み付けられ
るまでの時間 d、e、fは、実際の工場の運営上決定される適正な値
であり、適宜決定する。例えば、dは日当たり1、eは
日当たり100、fは日当たり10とする。
【0049】そして、これらa,b,c,d,e,fの
値は、各部品毎に納入リードタイムとともに、記憶させ
ておく。また、部品毎の必要数は、月に1回の生産計画
の決定についての内示情報による。
【0050】そして、この内示情報を得たときに、各部
品について、調達方式を決定する。これについて図6に
基づいて説明する。まず月末に次の月の月間の生産計画
についての内示情報を受信した(S71)場合には、こ
の内示情報から各部品の必要数についてのデータを得
る。
【0051】次に、必要とされる各部品について、納入
リードタイムがcより小さいかを判定する(S72)。
納入リードタイムがcより小さくなかった場合には、必
要数が、 (e−d)x/(c−b)+(cd−be)/(c−b) 以下かを判定する(S73)。ここで、xは納入リード
タイムである。
【0052】そして、必要数がこれ以下であれば、納入
リードタイムが、計画確定から部品消費での時間cより
長く、後補充にするには、必要数が少なすぎるため、
「指示納入」として登録する(S74)。ここで、この
指示納入は、スポット納入の機能において、人が納入指
示した部品と数量を入力するものであり、その数量を内
示の数量に設定し、修正の必要があれば人が修正し納入
指示するものである。納入指示日は、(使用予定日−納
入リードタイム)に設定される。
【0053】S72において、納入リードタイムがcよ
り小さかった場合には、次に納入リードタイムがbより
小さいかを判定する(S75)。納入リードタイムがb
より小さくなかった場合には、上述のS73と同様に、
必要数が、 (e−d)x/(c−b)+(cd−be)/(c−b) 以下かを判定する(S76)。そして、必要数がこれ以
下であれば、納入リードタイムが、着工から部品消費c
より長く、後補充にするには、必要量が少ないため、
「スケジュールファイルによる納入指示」として登録す
る(S77)。
【0054】S75において、納入リードタイムがbよ
り小さかった場合には、次に納入リードタイムがaより
小さいかを判定する(S78)。納入リードタイムがa
より小さくなかった場合には、必要数がd以下かを判定
する(S79)。そして、必要数がこれ以下であれば、
納入リードタイムが、組立工程投入から部品消費aより
長く、後補充にするには、必要量が少ないため、「着工
引き」として登録する(S80)。
【0055】S78において、納入リードタイムがaよ
り小さかった場合には、次に必要数がf以下かを判定す
る(S81)。必要数がfより大きかった場合には、後
補充として登録する(S82)。一方、S81で必要数
がf以下であった場合には、納入リードタイムがa以下
で、必要数がf以下であるため、「順引き」として登録
する(S83)。
【0056】なお、S73,S76,S79でNO、す
なわち必要数が所定量以上であった場合には、S82に
移り、後補充とする。
【0057】このように、本実施例においては、予め設
定されているパラメータと指示された生産計画から、各
部品の調達方式を自動的に決定することができる。従っ
て、納入指示処理を行う際、ここで決定された各部品の
調達方式に応じて、必要な部品の納入指示を行うことが
できる。
【0058】なお、調達方式は、例えば次のように部品
単位で登録しておく。
【0059】
【表1】 納入先 8482 工場 W 受入 34 仕入先 4731 工場 3 出荷場 31 品番 1647046080−00 調達方式 1 ここで、調達方式は、次の通りである。 1 後補充 2 順引き 3 着工引き 4 スケジュールファイル(生産計画確定情報)に
よる納入指示 5 指示納入
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各部品の必要数と、各部品の納入リードタイムの両方に
基づいて、予め定められた規則に則り、各部品を所定量
の消費毎に当該部品を納入指示する後補充方式を採用す
るか、製品についての生産が生産計画段階から生産完成
段階までの間の部品を納入指示すべき段階に至ったとき
に当該部品を納入指示する前指示方式を採用するかを決
定する。このため、人がいちいち調達方式を決定しなく
ても適切な調達方式を選択することができる。
【0061】例えば自動車の生産においては、必要量が
所定以上の部品については後補充方式を採用し、必要量
が所定以下の納入指示を行う。また、必要量が所定以下
で、ボディ(溶接)工程開始後の納入指示で納入が間に
合う部品については、ボディ工程開始時に部品の納入指
示を行う。さらに、必要量が所定以下で、生産計画確定
後の納入が間に合う部品については、生産計画確定時に
部品の納入指示を行う。このようにして、各部品の納入
指示してから納入されるまでの時間および必要量に合わ
せて適切な納入指示方式の決定が行える。このため、過
剰在庫および欠品の発生を効果的に抑制して、適切な部
品調達を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】後補充による納入指示処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】生産計画に応じた納入指示処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】着工引きおよび順引きの納入指示処理の動作を
示すフローチャートである。
【図5】調達方式振り分けの説明図である。
【図6】調達方式決定処理の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 部品 12 かんばん 20 生産・手配計画システム 30 ALC 40 発信システム 42 本体処理装置 44 納入指示機能部 100 後工程工場 200 前工程工場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 邦也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 脇山 春通 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 玉田 秀一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の部品からなる製品を製造する工場
    における部品調達システムであって、 生産計画から決定された所定期間における各部品の必要
    数を登録する必要数登録手段と、 各部品について、納入指示をしてから納品されるまでの
    期間である納入リードタイムを登録する納入リードタイ
    ム登録手段と、 登録されている各部品の必要数と、その納入リードタイ
    ムの両方に基づいて、予め定められた規則に則り、各部
    品を所定量の消費毎に当該部品の納入を指示する後補充
    方式を採用するか、製品についての生産が生産計画段階
    から生産完成段階までの間の部品を納入指示すべき段階
    に至ったときに当該部品の納入を指示する前指示方式を
    採用するかを決定する納入指示方式決定手段と、 生産計画から製品の完成までの進捗状況を検出する進捗
    状況検出手段と、 部品毎の決定された納入指示方式に基づいて、部品の消
    費および生産の進捗状況に応じた所定のタイミングで部
    品の納入指示を行う部品納入指示手段と、 を有し、 部品種類毎に適切なタイミングで部品の納入指示を行う
    ことを特徴とする部品調達システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシステムにおいて、 上記前指示方式は、生産計画決定段階、製品の製造を開
    始した段階、生産が所定量進んだ段階の少なくとも3つ
    段階の納入指示タイミングを有し、 納入指示方式決定手段は、納入リードタイムの大きさに
    基づいて、いずれの納入指示タイミングを採用するかを
    決定し、また部品の必要数に基づいて、後補充方式を採
    用するか前指示方式を採用するかを決定することを特徴
    とする部品調達システム。
JP28690794A 1994-11-07 1994-11-21 部品調達システム Pending JPH08190586A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013532A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Renesas Technology Corp 在庫量調整システム
WO2004027532A1 (ja) * 2002-09-19 2004-04-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha 部品発注量算出装置
US7251539B2 (en) 2000-07-21 2007-07-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Parts procurement system and method

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