JPH05242121A - 部品納入指示装置 - Google Patents

部品納入指示装置

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JPH05242121A
JPH05242121A JP4075885A JP7588592A JPH05242121A JP H05242121 A JPH05242121 A JP H05242121A JP 4075885 A JP4075885 A JP 4075885A JP 7588592 A JP7588592 A JP 7588592A JP H05242121 A JPH05242121 A JP H05242121A
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parts
delivery
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management system
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JP4075885A
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Kenzo Inui
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急に組立工場に納入要請のある部品が生じ
た場合に、人的管理工数の増加を招くことなく、所定の
納入時期に確実に間に合うように部品工場に部品の発注
指示を行なう。 【構成】 発注管理システム14に輸送変更判定手段1
4aを設け、組立工場10に部品を特急で納入すること
が必要である場合は、予め設定された輸送手段による輸
送では特急の部品の組立工場10への納入が遅れるか否
かを判断し、納入が遅れると判断した場合は納入が確実
に間に合う輸送手段に変更し、輸送手段の変更の旨の情
報を受注管理システム21に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部品工場から組立工場
への部品の納入を指示する部品納入指示装置に関し、と
くに部品工場が組立工場に対して遠隔地にある場合に好
適な部品納入指示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車部品工場から自動車組立工場への
部品納入システムには、従来、計画納入、かんばん納
入、順序納入、の3つのタイプがある。
【0003】計画納入は、組立工場の生産計画に基づい
て、一定期間前(たとえば1ヶ月前)に納品仕様(数
量、品種、納入期日)を部品工場に指示を出し、その指
示に従って部品を納入するシステムである。ただし、確
定情報は実際の組立の2、3日前に出される。
【0004】かんばん納入は、組立工場における部品の
消費実績に基づいて、消費した部品と同種の部品を同数
補充するようにかんばんと呼ばれるカードで部品工場に
指示を出し、その指示に従って部品を納入するシステム
である。かんばんは、部品工場と組立工場との間にパレ
ットとともに往復される。
【0005】順序納入は、組立工場のラインに組立てす
べき車両が投入された時点で、その部品の納入をパーツ
メーカに指示し、その指示に従って部品を、その部品が
ラインの組立場所にくるとき迄に、納入するシステムで
ある。部品納入順序は、車両のラインへの投入順序とな
り、自動的に定まる。
【0006】生産性の多様化に伴ない、これらのシステ
ムから対象の車両生産に最も適したシステムを選び、最
適生産をしたいというニーズがある。しかし、この場
合、つぎの問題があった。
【0007】(1)上記3つのシステムは互いに独立で
あり、1つのシステム用の部品使用を登録した部品マス
タファイルや、センサ、コンピュータ等の機器は、他の
システムに用いることはできない。 (2)部品納入システムを1つのシステムから他のシス
テムに変更しようとしても、部品マスタファイルは大幅
に変更さなければならず、そのような大幅に変更はたと
え可能であったとしてもミスを伴なう。 (3)システムの変更が容易なように、各システムに全
てのタイプの部品マスタファイル、センサコンピュータ
を具備させるとすると、コストアップで耐えられなくな
る。
【0008】そこで、部品納入システムが複数のシステ
ム間で変更可能であり、管理の一元化をはかるようにし
た装置が提案されている(特開平3−131438号公
報)。この装置では、計画納入、かんばん納入、順序納
入の納入形態の変更が、単一のシステムにおいてデータ
ファイルのパラメータを変更するだけで可能となり、各
納入方式のメリットを十分に生かすことができる。
【0009】上記の部品納入指示装置においては、組立
工場側の発注管理システムから通信ネットワークを介し
て部品工場側の受注管理システムに発注データが出力さ
れる。部品工場では、発注データに基づいて部品を一定
期間内に組立工場に納入する。部品の納入は、通常トラ
ック輸送によって行なわれるが、部品工場に対して組立
工場が遠隔地にある場合は、輸送コストの関係で船便が
採用される。すなわち、トラックの場合は輸送力が小さ
くコストが高いため、遠隔地輸送に適さないので、輸送
コストが安価で大量輸送が可能な船便が採用される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、組立工
場に納入された部品に不良品があったり、生産台数の変
更によって、ある部品が緊急に欲しいというときは、組
立工場に対して部品工場が遠隔地にある場合は、通常の
輸送手段では要求に迅速に対応できない。このような場
合は、通常の納入の輸送手段である船便を中止して、ト
ラック便や航空便で輸送することで、できるだけ早く組
立工場に部品を納入する必要がある。
【0011】上述の特開平3−131438号公報の部
品納入指示装置では、緊急に納入要請のある特急の部品
についての輸送手段を選択できる機能を備えておらず、
納入システムとは別の方法、たとえば電話やファクシミ
リなどを利用して部品の納入指示をしなければならな
い。そのため、特急の部品の納入指示に対する新たな工
数が発生するとともに、非公式の手続を行なったための
その後のシステムのデータ修正に工数がかかり、人的管
理工数の増加が問題となる。
【0012】本発明は、上記の問題に着目し、緊急に組
立工場に納入要請ある部品が生じた場合に、人的管理工
数の増加を招くことなく、所定の納入時期に確実に間に
合うように部品工場への部品の発注指示が可能な部品納
入指示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的に沿う本発明に
係る部品納入指示装置は、組立工場で使用される部品に
関する要求情報に基づいて、部品マスタファイルを検索
して必要情報を引出し、部品発注データを作成する発注
管理システムと、部品工場に設けられ発注管理システム
手段から通信ネットワークを介して送られた発注データ
を受信し、必要データを出力する受注管理システムとを
備えた部品納入指示装置において、前記組立工場に部品
工場からの部品を納入するに際し、予め設定された輸送
手段による輸送では該部品の組立工場への納入が遅れる
か否かを判断し、該部品の納入が遅れると判断した場合
は部品納入が間に合う輸送手段に変更し、該輸送手段の
変更の旨の情報を前記受注管理システムに出力する輸送
変更判定手段を、前記発注管理システムに設けたものか
ら成る。
【0014】
【作用】このように構成された部品納入指示装置におい
ては、発注管理システムに設けられた輸送変更判定手段
により、特急の部品の組立工場への納入が予め設定され
た通常の輸送手段によって行われた場合に、部品の納入
が遅れるか否かが判断される。ここで、通常の輸送手段
では部品納入が遅れると判断した場合は、輸送変更判定
手段により輸送手段の変更が行われる。すなわち、特急
の部品の輸送は、たとえば通常の船便による輸送からト
ラック便または航空便による輸送に変更される。
【0015】輸送手段の変更が行われると、この変更の
旨の情報が部品工場の受注管理システムに出力される。
これにより、部品工場では、電話やファクシミリでの連
絡を受けることなく、組立工場への特急の部品の輸送手
段を通常の輸送手段から別の輸送手段に変更することが
可能となる。したがって、特急の部品を指定された納入
期日まで確実に納入することができ、しかも非公式の手
続を行なったためのその後のシステムのデータ修正を行
なうことも不要となる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係る部品納入指示装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
【0017】図1ないし図8は、本発明の一実施例を示
している。図1において、10は少なくとも1つの車両
組立工場、20は少なくとも1つの部品工場(パーツメ
ーカ)を示す。各車両組立工場10と各部品工場20と
は電話回線等の通信ネットワーク30で結ばれている。
【0018】各車両組立工場10は、生産計画システム
11、部品情報システム12、発注管理システム14を
有する。発注管理システム14は、ホストコンピュータ
15と接続されている。ホストコンピュータ15は、組
立工場10に設置されていてもよいし、組立工場および
パーツメーカ以外に設置されていてもよい。
【0019】生産計画システム11は、従来の計画納入
に対応し、月次及び日次の生産計画を作成する。月基準
の生産計画情報は、予約的情報で月末に次月の予約的情
報が発注管理システム14に送られる。日基準の生産計
画情報は確定情報であり、2、3日前に発注管理システ
ム14に送られる。実際には、確定情報で車両が生産さ
れる。
【0020】部品情報システム12は、部品消費実績を
検出する機能を有する。通常、部品は複数個のパレット
12aに収容されている。パレット12aには、かんば
ん120が付いており、かんばん120には必要な情報
がバーコード化されて印刷されている。パレット12a
から部品が取出されたときに、そのパレット12aに付
いているかんばん120のバーコード132がセンサ1
2b(バーコードリーダ)で読まれ、補充すべき部品の
情報が発注管理システム14に送られる。
【0021】発注管理システム14は、コンピュータか
らなり、図2に示すように、入力インターフェイス14
a、CPU14b、メモリ14c、設定装置14d、タ
イマ14e、表示部14f、出力インターフェイス14
gを有する。発注管理システム14は、通常、ホストコ
ンピュータ15に接続される。ホストコンピュータ15
は車両組立工場10に設置されていても、或いは組立工
場10とは別の場所、たとえばメインオフィスに設置さ
れていてもよい。ホストコンピュータ15には、後述す
るマスタファイルが格納されている。
【0022】発注管理システム14は、生産計画システ
ム11、部品情報システム12、から送られてきた情報
を加工し、発注データを作成する機能をもつ。従来はこ
れらのシステムは互いに独立に演算用コンピュータを有
し、各々で発注データを作成していたが、本実施例で
は、それぞれのシステムはセンサ機能は情報処理、送付
機能だけを有し、演算機能は発注管理システム14のコ
ンピュータが共用される。
【0023】すなわち、従来、たとえば2台必要とされ
たコンピュータが、発注管理システム14の1台のコン
ピュータで済む。また、従来2台のコンピュータにそれ
ぞれ必要とされたファイルが、ホストコンピュータ15
に格納され共用されるマスタファイルで済む。部品マス
タファイル16は、2つのシステムに共用され得るよう
に、標準化されたフォームを有する。
【0024】発注管理システム14が作成すべき発注デ
ータは、発注形態、部品コード、組立連番、部品工場コ
ード、発注数量、納入場所コード、納入日時、収容数、
発注連番から成る。このうち、発注連番は、発注単位毎
にサイクリックな連番、たとえば00001〜9999
9を用いる。発注データは発注連番をキーとして記憶装
置14cに格納しておく。
【0025】上記の発注データのうち、発注形態、部品
工場コド、納入場所コード、納入日時、収容数は、あら
かじめ、部品コード基準で、部品マスタファイル16に
登録し、ホストコンピュータ15に格納しておく。部品
マスタファイル16は、さらにの便数、納入リードタイ
ム(便数)を含む。
【0026】マスタファイル16のうち、発注形態の欄
のパラメータ番号“1”、“2”、“3”は、それぞれ
次の意味をもつように、納入方式と対応づけてある。 “1”……計画納入 “2”……かんばん納入 “3”……順序納入 オペレータは、発注管理システム14を操作するだけ
で、部品マスタファイル16の発注形態を変更すること
ができる。本実施例では、発注形態のうち順序納入によ
るシステムは省略されている。
【0027】発注形態の変更方法は、部品マスタファイ
ル16の、対象とする部品コードに対応する、発注形態
欄のパラメータを変更するだけの操作で済む。より詳し
くは、通常、部品はどの組立工場にどの発注形態に沿っ
て納入されるかは、決められており、それに従って部品
マスタファイル16の発注形態欄のパラメータは予め決
められているが、一時的に他の発注形態に変更したいと
きは、その部品の発注形態のパラメータを変更するだけ
でよい。この操作は単純なので、手間はかからず、ミス
の発生も防止できる。
【0028】発注管理システム14では、それぞれの納
入システムのための発注データを作成する。この発注デ
ータは発注管理システム14から、通信ネットワーク3
0を介して、部品工場20に送られる。
【0029】各部品工場20は、受注管理システム21
を有している。図4に示すように、受注管理システム2
1は、入力部21a、演算部21b、かんば出力装置2
1c、納品書出力装置21d、指示帳票出力装置21
e、記憶装置21f、設定装置21gを有する。組立工
場10の発注管理システム14から発注データを受取る
と、かんばん納入の場合には、部品コード毎にかんばん
120を作成する。
【0030】図3は、作成されたかんばんの一例を示し
ている。かんばん120には発注形態欄121に発注形
態パラメータ“2”が、部品コード欄122には部品コ
ード“47810−22030”が、納入工場コード欄
130には納入場所コード“23159”が、納入工場
名欄124には納入工場コードを変換して組立工場名
“田原工場”が、納入日時側125にはたとえば4月4
日の7便目の22時00分が、収容数欄126には5
が、部品略番の欄127には部品コードから変換した部
品略番“778”が、部品工場コード欄128には部品
工場コード“2903−0”が、部品工場名欄129に
は部品工場コードから変換した部品工場名“豊田工場”
が、それぞれ記入されており、これらはバーコード13
2とされている。
【0031】つぎに、作用について説明する。各組立工
場からは、生産計画情報か、部品情報か、車両情報の何
れかが選択的にその工場の発注管理システム14に送ら
れる。生産計画情報は、複数の組立工場をまとめて作成
されてもよい。これらの情報を受けて、発注管理システ
ム14は、部品工場20への発注データを作成する。こ
のとき発注管理システム14はホストコンピュータ15
に格納されている部品マスタファイル16を検索し、必
要な部品情報を引き出す。この部品マスタファイル16
およびコンピュータは、複数の部品納入システムについ
て、共用される。部品マスタファイル16は、フォーム
がすべての部品納入システムについて標準化されてい
る。
【0032】従来は、生産計画システム、部品情報シス
テム、車両情報システムは、別々にコンピュータを有
し、別々のフォームを有していたが、本発明ではコンピ
ュータが共用され、ファイルのフォームが共用され、管
理が一元化される。発注管理システム14で作成された
発注データは部品工場20に送られ、それに従って部品
が納入される。発注データは、通信ネットワーク30を
介して部品工場20に送られる。したがって、従来のよ
うに、組立工場から部品工場にかんばんが運ばれるとい
うことはない。
【0033】つぎに、発注管理システムにおける発注デ
ータの作成について説明する。ここで、生産計画システ
ム11による発注形態および部品情報システム12によ
る発注形態においては、納入時刻と発注時刻との関係
は、図5に示す関係となっている。これらの発注情報1
50は、予めホストコンピュータ15に記憶されてい
る。
【0034】まず、計画納入の場合の発注データの作成
は、図6に従って遂行される。ステップ201で、生産
計画システム11から送られてくる月次の生産計画情報
は、各部品コードの日毎の予測消費量(パレット数)を
示している。この計画情報を受けとると、ステップ20
2で部品マスタファイル16から、計画納入(発注形態
パラメータ“1”)の対象部品コードを引き出す。続い
て、ステップ203で発注数量、納入日時、発注日を表
示部14fに出力する。ただし、
【0035】たとえば、4月4日の部品コード4781
0−22050の納入数量はパレット数でたとえば4で
あるが、納入リードタイムが便数にして4で納入便数が
1日2便であるから、4/2=2日だけ、納入日時より
発注日を早くすべきであり、発注日は4月2日になると
いった具合である。なお、ステップ203においては、
ホストコンピュータ15に格納された輸送手段リードタ
イムファイル17によって特急部品の発注処理が行なわ
れる。これについては、後述する。
【0036】ステップ204では、発注数量、納入日
時、発注日を、現場の部品在庫や部品工場の能力負荷を
加味して、修正する必要があるか否かを判別し、必要が
あれば、ステップ209に進んで、オペレータが設定装
置を介して修正し、さらにステップ205で、修正した
結果を記憶装置14cに格納する。続いて、ステップ2
06でタイマ14eの監視により発注日となった部品コ
ードに対して、部品マスタファイル16から発注形態、
部品工場コード、納入場所、収容数を引き出し、発注連
番を付与して、発注データを作成し、部品工場21へ、
通信ネットワーク30を介して送信する。発注実績はス
テップ207でファイルに記憶し、記憶後、発注数量等
をステップ208でメモリから削除する。確定情報は、
通常、車両完成の3日前に出される。
【0037】図7は、ステップ203における指示納入
部品の発注時刻決定方法を示しており、図7の処理は輸
送変更判定手段14aを構成する。ステップ211で納
入時刻から現在時刻が減算され、減算によって求められ
た時間と船便による輸送のリードタイムとが比較され
る。ここで、減算により求められた時間よりも船便リー
ドタイムが小であると判断された場合は、ステップ21
6に進み、発注時刻は納入時刻から船便リードタイムを
減算した時刻とされ、処理は終了する。
【0038】ステップ211において、減算によって求
められた時間よりも船便リードタイムが大であると判断
された場合は、ステップ212に進み、特急で納入しな
ければならない部品である旨のフラグが付与される。つ
ぎに、ステップ213に進み、納入時刻から現在時刻が
減算され、減算によって求められた時間とトラック便に
よる輸送のリードタイムとが比較される。
【0039】ステップ213において、減算によって求
められた時間よりもトラック便のリードタイムが大であ
ると判断された場合は、ステップ214に進み、発注時
刻が現在時刻とされ、生産計画の変更が行なわれる。ス
テップ213において、減算によって求められた時間よ
りもトラック便のリードタイムが小であると判断された
場合は、ステップ215に進み、発注時刻は納入時刻か
らトラック便リードタイムを減算した時刻とされ、処理
終了する。
【0040】このように、ステップ203において納入
日時(消費予定日)と現在日時および船便リードタイム
とを比較し、部品の組立工場への納入が船便で間に合う
か否かを算出し、船便で間に合うならば従来通りの船便
により輸送の処理が行なわれる。部品の組立工場への納
入が間に合わなければ、特急処理のフラグを持たせ、ス
テップ206で特急の文字135の入ったフォーマット
のかんばん120を、部品工場20の受注管理システム
21を介して出力させる旨の処理が行なわれる。
【0041】部品工場20では、受注管理システム21
から出力されたかんばん120に基づき、特急の部品で
ある場合は、部品の輸送を通常の輸送手段である船便か
ら別の輸送手段であるトラッ便の輸送に変更する。すな
わち、特急の部品は輸送速度で優るトラック便によって
組立工場10へ納入される。したがって、特急の部品を
指定された納入期日まで確実に組立工場10に納入する
ことができる。
【0042】また、輸送手段の変更は、かんばん120
を介して行われるので、従来のように非公式の手続によ
るその後のシステムのデータ修正も不要となり、人的工
数の削減がはかれる。
【0043】かんばん納入の場合の発注データの作成
は、図8にしたがって遂行される。あらかじめ、記憶装
置14cまたはホストコンピュータ15に、かんばん納
入指示対象の部品コード毎の発注時刻を設定しておく。
ステップ221で、部品情報システム12から情報を受
信する。ステップ222で、受信した部品コードの発注
形態は“2”かどうかをチェックし“2”の場合はステ
ップ223に進んで、いったん記憶装置14cにかんば
ん情報を記憶していく。
【0044】ステップ224で発注時刻になったか否か
を判別し、発注時刻になると、ステップ225で部品コ
ード毎に、前回の発注時刻から現在までに何個のデータ
が記憶されたかを調べ、それを各部品コード毎の発注数
量とする。ステップ226では、確定情報から算出され
た補正値を発注数量とする。納入日時は、ステップ22
7で、発注時刻に納入リードタイムを加えたものとして
演算する。なお、ステップ227においては、ホストコ
ンピュータ15に格納された輸送リードタイムファイル
17によって特急部品の発注処理が行なわれる。これに
ついては後述する。
【0045】ステップ228では、発注連番を付与して
発注データを作成し、部品工場20へ発注する。ステッ
プ229で発注実績を記憶し、ステップ230で発注数
量等を記憶から削除する。なお、部品情報システム12
から情報が部品コードだけの場合は、部品マスタファイ
ル16を検索し、部品工場コード、収容数等のデータを
引き出して発注データを作成する。
【0046】図8のステップ227において、納入時刻
を発注時刻に納入リードタイムを加算して算出する際に
は、納入部品が特急で納入すべき部品であるか旨の検索
が行なわれる。ここで、特急で納入すべきである旨のフ
ラグがあれば、納入リードタイムをトラック便のリード
タイムとし、その旨のフラグがなければ通常の船便のリ
ードタイムを加算して納入日時が求められる。ステップ
627においては、納入部品が特急で納入すべき部品で
ある場合は、特急の文字135の入ったフォーマットの
かんばん120を、部品工場20の受注管理システム2
1を介して出力させる旨の処理が行なわれる。
【0047】なお、本実施例ではトラック便、船便との
間での変更の場合を示したが、トラック便、船便以外に
航空便、鉄道便およびそれらの組合せを含む種々の輸送
手段のリードタイムを登録しておき、納入希望日時にあ
わせて最適の輸送手段を選択して部品工場20にプリン
トアウトするような構成にしてもよい。
【0048】本実施例では生産計画システム11と部品
情報システム12のいずれかの発注形態に切替えること
が可能な装置に適用したが、この発注形態の組合せに限
定されるものではない。また、各種発注形態の組合せで
なく、生産計画システム単独の発注形態であっても適用
でき、部品情報システム単独の発注形態にも適用でき
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、つぎのような効果が得
られる。
【0050】発注管理システムに輸送変更判定手段を設
け、組立工場に部品を納入するに際し、予め設定された
輸送手段による輸送では部品の組立工場への納入が遅れ
るか否かを判断し、部品の納入が遅れると判断した場合
は、部品納入が間に合う輸送手段に変更し、輸送手段の
変更の旨の情報を受注管理システムに出力するようにし
たので、緊急に納入要請のある部品が生じた場合でも、
人的管理工数の増加を招くことなく、輸送コストと納入
時期が最適な部品の発注指示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る部品納入指示装置の概
略構成図である。
【図2】図1の装置における発注管理システムの概略構
成図である。
【図3】図1の装置の情報伝達に用いられる発注指示カ
ードの平面図である。
【図4】図1の装置における受注管理システムの概略構
成図である。
【図5】図1の装置における納入時刻と発注時刻との関
係を示す関係図である。
【図6】図1の装置のうちの生産計画システムによる部
品発注の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートのステップ203のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図1の装置のうちの部品情報システムによる部
品発注の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 組立工場 11 生産計画システム 12 部品情報システム 14 発注管理システム 14a 輸送変更判定手段 20 部品工場 21 受注管理システム 30 通信ネットワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立工場で使用される部品に関する要求
    情報に基づいて、部品マスタファイルを検索して必要情
    報を引出し、部品発注データを作成する発注管理システ
    ムと、 部品工場に設けられ発注管理システム手段から通信ネッ
    トワークを介して送られた発注データを受信し、必要デ
    ータを出力する受注管理システムとを備えた部品納入指
    示装置において、 前記組立工場に部品工場からの部品を納入するに際し、
    予め設定された輸送手段による輸送では該部品の組立工
    場への納入が遅れるか否かを判断し、該部品の納入が遅
    れると判断した場合は部品納入が間に合う輸送手段に変
    更し、該輸送手段の変更の旨の情報を前記受注管理シス
    テムに出力する輸送変更判定手段を、前記発注管理シス
    テムに設けたことを特徴とする部品納入指示装置。
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