JP2002187622A - 車両輸送システムにおける積載パターンの最適化方法ならびにその拠点サーバ、および同方法がプログラムされ記録された記憶媒体 - Google Patents

車両輸送システムにおける積載パターンの最適化方法ならびにその拠点サーバ、および同方法がプログラムされ記録された記憶媒体

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JP2002187622A
JP2002187622A JP2000388285A JP2000388285A JP2002187622A JP 2002187622 A JP2002187622 A JP 2002187622A JP 2000388285 A JP2000388285 A JP 2000388285A JP 2000388285 A JP2000388285 A JP 2000388285A JP 2002187622 A JP2002187622 A JP 2002187622A
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Hidekazu Murashima
英一 村嶋
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Honda Express KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両輸送システムにVRPを応用して最適配
送経路を設定すると共に、配車組み時、販売拠点が持つ
諸事情を考慮したうえで輸送車両の各号車に最適積載パ
ターンを設定することにより物流コストの削減をはか
る。 【解決手段】 被輸送車両のタイプに応じて被輸送車両
をグルーピングし、当該グループ毎、あらかじめ積載パ
ターンが複数用意された展開テーブル15と、配車組み
を行う際、積載パターンに各被輸送車両の配送条件を反
映させる配送条件設定部12と、展開テーブルを参照し
て積載パターンを展開するときに、配送条件設定部によ
り設定された各被輸送車両の配送条件を反映させること
によって輸送車両の各号車に最適化した積載パターンを
展開する積載パターン展開部13を持つ。積載パターン
展開部13は、最小輸送車両数で、かつ、最短距離で各
販売拠点間を移動するための最適化計算を行う最適化計
算部131を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両輸送システム
における積載パターンの最適化方法ならびにその拠点サ
ーバ、および同方法がプログラムされ記録された記憶媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル道路地図情報が安価に
入手可能になったこと、最適化計算技術が発展したこ
と、コンピュータの性能が飛躍的に向上したこと等を背
景に、各種制約を加味した配送経路の最適化が可能にな
った。それに伴い、この配送経路最適化技術を適用して
物流コストの削減を試みる気運が、製造、販売、運輸の
多岐に渡る業種で高まりつつある。
【0003】配送経路の最適化は、ある拠点を基地とす
る車両の配送経路を扱う問題、拠点間の輸送における車
両や人員の割付けを扱う問題等、配送の形態によって様
々な課題があり、更に、扱うべき制約条件によってバリ
エーションが多数存在する。
【0004】ところで、車両を生産拠点から販売拠点に
輸送するのに、従来、比較的大型の輸送車両に被輸送車
両を複数台積載し、輸送経路および積載のための最適化
パターンを、時間や搬入可能輸送車両数等、販売店が持
つ事情を考慮したうえで決定していた。これは、担当者
の経験と勘に基づく手計算による経路設定であって、ま
た、配車組みであって、各号車に輸送指示を行ってい
た。従って、当然のことながら効率が悪く、時間を要
し、更には無駄があって物流コストを上げる要因となっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、ある拠点を基地
とする車両がいくつかの地点を巡回しながら製品を配送
し、最終的に元の基地に戻るといったタイプの問題に、
車両経路問題(VRP:Vehicle Routing Problems)
があり、この問題解決のために最適化されたモデルが実
用化されつつある。現状、この問題解決のために、地図
情報が表示されたソフトウェアの画面上でインタラクテ
ィブに実行可能となっている。このことは、「配送経路
最適化の適用:銀行における配送を例として」と題し、
「オペレーションズ・リサーチ」1999年11月号、
604頁〜609頁に詳細に開示されている。
【0006】本発明は前記の背景技術に鑑みてなされた
ものであり、車両輸送システムにVRPを応用して最適
配送経路を設定すると共に、配車組み時、時間や搬入可
能輸送車両数等、販売拠点が持つ諸事情を考慮したうえ
で輸送車両の各号車に最適積載パターンを設定すること
により、配送業務の改善を行い、物流コストの削減をは
かった、車両輸送システムにおける積載パターンの最適
化方法ならびにその拠点サーバ、および同方法がプログ
ラムされ記録された記憶媒体を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、複数の被輸送車両を積
載可能な輸送車両を複数備え、これらの輸送車両によっ
て、前記複数の被輸送車両を生産拠点から販売拠点に輸
送する車両輸送システムにおける積載パターンの最適化
方法であって、タイプに応じて前記被輸送車両をグルー
ピングし、当該グループ毎にあらかじめ積載パターンを
複数用意し、前記輸送車両の各号車に最適化された積載
パターンとなるように、前記被輸送車両の前記各輸送車
両に対する配車組みを行うことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両輸送システムにおける車両積載パターンの最適化
方法において、販売拠点の位置、輸送車両の稼動時間、
配送順位から成る配送条件を前記積載パターンに反映さ
せることにより、前記配車組みを行うことを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の車両輸送システムにおける車両積載パターンの最適化
方法において、前記被輸送車両の前記各輸送車両に対す
る配車組みは、最小輸送車両号車数で、かつ、最短距離
で各販売拠点間を移動するための最適化計算結果に基づ
くことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、複数の被輸送車
両を積載可能な輸送車両を複数備え、これらの輸送車両
によって、前記複数の被輸送車両を生産拠点から販売拠
点に輸送する車両輸送システムにおける拠点サーバであ
って、タイプに応じて前記被輸送車両をグルーピング
し、当該グループ毎、あらかじめ積載パターンが複数用
意され記録された展開テーブルと、配車組みを行う際、
前記積載パターンに各被輸送車両の配送条件を反映さ
せ、前記輸送車両の各号車に最適化された積載パターン
となるように、前記被輸送車両の前記各輸送車両に対す
る配車組みを行う積載パターン展開手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の車両輸送システムにおける拠点サーバシステムにおい
て、前記積載パターン展開手段は、最小輸送車両数で、
かつ、最短距離で各販売拠点間を移動するための最適化
計算を行う演算手段を含むことを特徴とする。
【0012】前記構成により、これまで経験と勘による
手計算に頼ってきた配送計画が、経路設定においては、
例えば、ディジタル地図情報と最適化技術を組み合わせ
ることにより、また、積載パターン設定においては、ソ
フトウェア画面上でコンピュータとインタラクティブに
交信することで実行でき、このことにより、担当者の負
担が大幅に軽減され、効率的な輸送システムを構築する
ことができる。また、経路設定、積載パターン設定のた
めの作業が手計算と比べてはるかに高速になり、場合に
よっては配送計画を前倒しで組み上げることも可能とな
り、配送業務を改善することによる配送コストの削減が
はかれる。更に、最適化された積載パターンの設定は、
最小輸送車両号車数で、かつ、最短距離で各販売拠点間
を移動するための最適化計算結果に基づくものであり、
被輸送車両をその積載クラスに基づきグルーピングする
ことによって、入力作業の簡素化による労力の軽減、お
よび最適化計算の容易化がはかれる。
【0013】前記した課題を解決するために請求項6に
記載の発明は、複数の被輸送車両を積載可能な輸送車両
を複数備え、これらの輸送車両によって、前記複数の被
輸送車両を生産拠点から販売拠点に輸送する車両輸送シ
ステムにおける拠点サーバに使用されるサーバプログラ
ムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
あって、前記サーバプログラムは、あらかじめグルーピ
ングされた前記被輸送車両のタイプに応じて積載パター
ンを設定する第1のステップと、配車組みを行うに際
し、前記積載パターンに前記各被輸送車両の配送条件を
設定する第2のステップと、前記積載パターンに前記各
被輸送車両の配送条件を反映させて、前記輸送車両の各
号車に最適化された積載パターンとなるように、前記被
輸送車両の前記各輸送車両に対する配車組みを行う第3
のステップとから成り、前記第1〜第3の各ステップを
コンピュータに実行させる記憶媒体である。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の記憶媒体において、前記第3のステップは、少なくと
も販売拠点、車種から成る輸送明細を取り込むステップ
と、前記配車組みに際し、納車の優先順位を確認したう
えで販売拠点間の距離に基づく輸送経路を決定するステ
ップと、前記被輸送車両の配送条件に基づき仮の被輸送
車両を展開するステップと、前記配送条件をポイント化
して輸送車両の号車数が最小となるように最適化計算を
行うステップと、前記輸送車両の各号車単位で配車指示
を確定するステップとから成ることを特徴とする。
【0015】ここで、本発明における「被輸送車両」と
は、軽自動車、小型自動車、中型自動車等の販売拠点に
搬送される車両をいう。また、「輸送車両」とは、トラ
クタとキャリアを有するトレーラ等の被輸送車両を輸送
するための車両をいう。さらに、「生産拠点」とは、輸
送前の車両が一括して集められる場所、生産工場、モー
タープール、輸送前の被輸送車両が集結される船場等を
いい、「販売拠点」とは、ディーラー、販売店、代理店
等を示すものとする。また、「積載パターン」とは、輸
送車両における車両積載位置に被輸送車両を積載するパ
ターンをいい、「配車組み」とは、積載パターンを実車
に当てはめることをいう。そして、「配送条件」とは、
販売拠点の位置、輸送車両の稼動時間、配送順位などの
条件をいう。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明
の積載パターンの最適化方法を実現する車両輸送システ
ムの接続形態を説明するために引用した図である。図1
から明らかなように、物流の拠点にホストコンピュータ
1ならびに分散処理コンピュータ2を設置し(以下、こ
のホストコンピュータ1と分散処理コンピュータ2を総
称して物流拠点サーバ10という)、生産拠点に設置さ
れる生産拠点サーバ4と、販売拠点に設置される端末装
置5とは、WAN(Wide Area Network)等の通信ネッ
トワーク3を介して接続される。なお、販売拠点に設置
される端末装置5は、単独で通信ネットワーク3に接続
されるか、あるいは小規模なLAN(Local Area Netwo
rk)を介して接続される。
【0017】物流拠点サーバ10は、データベース(D
B)を備え、DBとして、出荷確定データ、販売店情
報、拠点情報、および地図、更に、本発明と関係すると
ころでは、車両テーブル、積載パターン等各ファイルデ
ータを持つ。これらDBのデータ構造等詳細は後述す
る。生産拠点サーバ4は、引当実績データをDBとして
持ち、この引当実績データは、販売店毎、タイプ、カラ
ー(T/C)、車両番号(F.No)のデータから成
る。
【0018】図2は、図1に示す物流拠点サーバ10の
内部構成を機能展開して示したブロック図である。以
降、説明する各ブロックは、具体的には、CPUならび
にメモリを含む周辺LSIで構成され、CPUがメモリ
に記録されたプログラムを読み出し実行することによ
り、そのブロックが持つ機能を実現する。物流拠点サー
バ10は、通信インタフェース部11と、配送条件設定
部12と、積載パターン展開部13と、配車指示書作成
部14とから成る。
【0019】通信インタフェース部11は、通信ネット
ワーク3とのインタフェースを司り、例えば、インター
ネット接続される場合は、TCP/IP(Transmission
Control Protocol/Internet Protocol)のプロトコル
を実現する。配送条件設定部12は、配車組みを行う
際、積載パターンに各被輸送車両の配送条件、具体的に
は、販売拠点の位置、輸送車両の稼動時間、配送順位を
反映させる機能を有する。例えば、販売拠点の位置が近
い場合、あるいは輸送車両の稼動時間が短くなる場合等
に後に説明するポイントが減じられる。積載パターン展
開部13は、配送条件設定部12により設定された各被
輸送車両の配送条件を反映させることによって車両を積
載する輸送車両の各号車に最適化した積載パターンを展
開する機能を有する。積載パターン展開部13は、最小
輸送車両数で、かつ、最短距離で各販売拠点間を移動す
るための最適化計算を行う最適化計算部131を含む。
ここで、最適化計算された結果は、最適化計算結果ファ
イル18に格納され、最終的に配車指示書に反映され
る。
【0020】なお、物流拠点サーバ10が持つDBに
は、展開テーブル15、車両テーブル16、積載パター
ンテーブル17、最適化計算結果ファイル18、出荷確
定データファイル19、販売店情報20、拠点情報2
1、電子地図情報22が格納される。展開テーブル15
には、被輸送車両のタイプに応じて被輸送車両をグルー
ピングし、当該グループ毎、あらかじめ積載パターンが
複数用意され、記憶される。ここでは、車種毎に、その
車高、あるいは車重に基づき積載クラス分けがなされ、
その積載クラスを複数纏めて積載グループとしている。
この積載クラスを複数纏めて積載グループとすることに
より、被輸送車両の入力を行う際の入力作業が簡素化さ
れ、その労力が大幅に軽減される。また、積載パターン
を展開するときの最適化処理(演算)を容易化すること
ができる。
【0021】車両テーブル16には、販売拠点が管理す
る車両(輸送車両)毎、運行可能時間、km当たり、あ
るいは時間当たりの車両コスト、車両タイプ、当日運行
の可否がデータとして書き込まれている。積載パターン
テーブル17には、後述する積載グループをベースにし
た車両別積載パターン、車両の高さ等のデータが設定さ
れ、格納されている。積載パターンは、輸送車両に割り
当てる車両の組み合わせによって限定される。積載パタ
ーンが限定される理由は、法規制により、輸送車両の高
さ、重量等に制限があるためである。出荷確定データフ
ァイル19には、生産拠点から得られる、販売店毎、車
両のT/C、F.No、納車指示日等が書き込まれる。
また、販売店情報20として、名称、住所(緯度、経
度)、受付時間、搬入可能車両、基本作業時間(ここで
は15分)に関する情報が、拠点情報21として、名
称、住所(緯度、経度)、基本作業時間(ここでは60
分)が格納される。更に、電子地図情報22として、単
なるディジタル地図情報の他に、通行区分設定、速度設
定のためのデータが格納される。
【0022】図3は、図2に示す展開テーブル15のデ
ータ構造を説明するために引用した図である。展開テー
ブル15のデータ構造の説明に先立ち、図3(a)を参
照しながら輸送車両の構造について簡単に説明する。輸
送車両は、フロントとリアとリア派生部分とから成り、
輸送車両の各号車毎、最大で7台(派生含む9台)の車
両積載を可能とする。ここでは、前3台、0番、1番、
4番をフロントとし、後4台(派生含む6台)をリアと
している。ここで、リア派生部分を敢えて設けている理
由は、被輸送車両の大きさに基づく許容積載台数の相違
を吸収するためである。
【0023】次に、図3(b)に示す表を参照しながら
積載グループについて説明する。積載グループは、あら
かじめ作成される車種区分(車種毎、積載クラス分けし
た表)に従い作成され、積載クラスをグルーピングした
ものである。ここでは、“01”〜“99”の100通
り存在する。車両タイプは、車両区分、形状区分、派生
(拠点コード)、派生(特殊な積載形状)から構成さ
れ、車両タイプ記号は、4桁の英数文字で表現するもの
とする。図3(c)に示す表を参照すれば明らかなよう
に、車両区分は4種類、形状区分は10種類とする。こ
こでは、“TAS1”、すなわち、“キャブ上搭載でア
ウトリガー有り、フラットで軽自動車の8台積み、鈴鹿
事業所”を表現している。
【0024】前記輸送車両の各番号に対応して積載パタ
ーンの入力設定が行われる。ここでは、後に説明するよ
うに、フロント部分とリア部分とで独立した入力を行う
ことによって、積算パターン展開部13が展開テーブル
15を参照し、このことにより自動展開される。この入
力イメージと展開後の画面表示イメージを図3(d)に
示す。
【0025】図4、図5は、本発明実施形態の動作を説
明するために引用したフローチャートである。以下、図
4、図5に示すフローチャートを参照しながら図1乃至
図3に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明す
る。まず、販売拠点に設置された端末装置5を操作する
ことにより、メインメニューを表示する(ステップS4
1)。メニュー画面は、図6に示されている。メニュー
画面は、上半分に処理状況モニタ画面が、下半分にRU
N履歴画面が表示され、処理状況モニタ画面には、販売
拠点を九州とした場合のVRP稼動状況が示されてい
る。また、画面上部にはVRP起動釦が、画面右端には
積載パターン設定のための各種釦、照会のための各種釦
が割付けられている。
【0026】ここで、VRP起動釦をクリックすること
により、輸送経路および積載パターンの最適化計算が行
われ(ステップS50)、その結果である最適化画面が
表示される(ステップS51)。最適化計算のための詳
細処理手順は図5にフローチャートで示されている。図
5において、VRPが起動されることにより、物流拠点
サーバ10は、船積み明細から配車組みを開始する。船
積み明細は、図14に示すように、納車先と、機種、タ
イプの各データから成る。そして、被輸送車両の優先順
位(緊急オーダ)を確認したうえで輸送車両が巡回する
販売店間の距離をベースに、近いエリアを抽出する(ス
テップS502、S503)。そして、積載パータン展
開部13は、車両テーブル16、積載パターンテーブル
17を参照することにより、販売店条件、車両稼動時
間、配送順位、積載パターン等の条件を考慮しながら仮
の車両を割り当てる(ステップS504)。
【0027】そして、先の条件をポイント化して車両数
が最小となるように最適化計算部131にて最適化計算
を行う(ステップS505)。次に、輸送車両の号車単
位で配車指示を確定し、図15に示す配車指示書の作成
指示を行う(ステップS506、S507)。配車指示
書の作成は、配車指示書作成部14で行われ、ここで作
成された配車指示書は、図示せぬプリンタで印刷され
る。なお、上記した最適化の結果は、図7に示す最適化
画面として表示される。最適化画面は、積載パターンの
最適化状況がグラフで百分率表示され、また、輸送経路
は、巡回する販売拠点がプロットされることにより表示
される。更に、最適化実行結果はテキストでも表示され
る。
【0028】次に、図8に示すガントチャートが表示さ
れる(ステップS52)。ここでは、九州営業所が管理
する輸送車両毎の稼動状況が時間軸上に詳細に示され
る。更に、輸送経路を地図上にマッピングして画面表示
することも可能である。これは、図9に示されている。
【0029】以下、積載パターン設定について説明す
る。図6に示すメインメニュー画面の積載パターン設定
欄の車両タイプ釦をクリックした場合、図10に示す車
両タイプ設定画面が表示される(ステップS43、S4
4)。ここで、車両タイプの設定作業は毎日行われ、当
日運行可能な車両の確定を行う際に使用するものとす
る。基本的に、直接管理している自車両、あるいは常用
(委託)は、ほぼ100%毎日運行することになるた
め、スポット車両のみ本画面により調整する。ここで
は、車両毎、上記した4桁の車両タイプ設定がなされる
(ステップS47)。
【0030】次に、積載パターン設定欄の積載パターン
釦をクリックすることによって、図11に示す積載パタ
ーン設定画面が表示される(ステップS45)。ここで
は、画面上半分に輸送車両の絵が出現し、荷台に付され
た番号1〜7毎に、積載グループが設定入力される(ス
テップS48)。このことにより、画面下半分に積載パ
ターン一覧として表示される。積載パターン一覧は、先
に積載グループが設定入力されることにより、これを受
けた積載パターン展開部13が展開テーブル15を参照
して展開することにより生成される。
【0031】最後に、積載パターン設定欄の積載グルー
プ釦をクリックすることにより、図12、あるいは図1
3に示す積載グループ設定画面が表示される。積載グル
ープ設定は、新車種の登録時等必要に応じて都度入力さ
れ、積載パターン入力時の補助治具として使用するた
め、積載クラスから選択し、グループ登録するものとす
る(ステップS49)。
【0032】以上説明のように本発明は、少なくとも1
台の輸送車両に複数の被輸送車両を積載し、生産拠点か
ら販売拠点に被輸送車両の輸送を行う車両輸送システム
における積載パターンの最適化方法ならびにその拠点サ
ーバ、および同方法がプログラムされ記録された記憶媒
体であって、被輸送車両のタイプに応じて被輸送車両を
グルーピングし、当該グループ毎、あらかじめ積載パタ
ーンを複数用意し、配車組みを行う際、その積載パター
ンに、販売拠点の位置、輸送車両の稼動時間、配送順位
等各被輸送車両の配送条件を反映させることによって輸
送車両の各号車に最適化された積載パターンを設定する
ものであり、このことにより、配送業務の改善を行い、
輸送車両を効率的に稼動して、その稼動台数の削減をは
かり、ひいては物流コストの削減に貢献するものであ
る。また、配車結果をデータベース化しておくことによ
り、過去の被輸送車両の輸送実態などを記録しておくこ
とができる。この従来の被輸送車両の輸送実態を分析す
ることによって、配車をさらに効率的に行うための新し
い輸送車両の開発に役立てることもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、車両
輸送システムにVRPを応用して最適配送経路を設定す
ると共に、配車組み時、時間や搬入可能輸送車両数等、
販売拠点が持つ諸事情を考慮したうえで輸送車両の各号
車に最適積載パターンを設定することにより、配送業務
の改善を行い、物流コストの削減をはかれる。なお、最
適化された積載パターンの設定は、最小輸送車両号車数
で、かつ、最短距離で各販売拠点間を移動するための最
適化計算結果に基づくものであり、被輸送車両をその積
載クラスに基づきグルーピングすることによって、被輸
送車両の入力作業が簡素化され、その労力が大幅に軽減
されるとともに、最適化計算の容易化がはかれる。
【0034】更に、これまで経験と勘による手計算に頼
ってきた配送計画が、経路設定においては、例えば、デ
ィジタル地図情報と最適化技術を組み合わせることによ
り、また、積載パターン設定においては、ソフトウェア
画面上でコンピュータとインタラクティブに交信するこ
とで実行でき、このことにより、担当者の負担が大幅に
軽減され、効率的な輸送システムを構築することができ
る。また、経路設定、積載パターン設定のための作業が
手計算と比べてはるかに高速になり、場合によっては配
送計画を前倒しで組み上げることも可能となり、配送業
務を改善することによる配送コストの削減がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における車両積載パターンの最適化方
法を実現する輸送システムの接続形態を説明するために
引用した図である。
【図2】 図1に示す物流拠点サーバの内部構成を機能
展開して示したブロック図である。
【図3】 図2に示す展開テーブルのデータ構造を説明
するために引用した図である。
【図4】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
したフローチャートである。
【図5】 本発明実施形態の動作を説明するために引用
したフローチャートである。
【図6】 本発明実施形態において使用される表示画面
構成の一例を示す図である。
【図7】 本発明実施形態において使用される表示画面
構成の一例を示す図である。
【図8】 本発明実施形態において使用される表示画面
構成の一例を示す図である。
【図9】 本発明実施形態において使用される表示画面
構成の一例を示す図である。
【図10】 本発明実施形態において使用される表示画
面構成の一例を示す図である。
【図11】 本発明実施形態において使用される表示画
面構成の一例を示す図である。
【図12】 本発明実施形態において使用される表示画
面構成の一例を示す図である。
【図13】 本発明実施形態において使用される表示画
面構成の一例を示す図である。
【図14】 本発明実施形態において使用される船積み
明細の一例を示す図である。
【図15】 本発明実施形態において使用される配車指
示書の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…分散処理コンピュータ、
3…通信ネットワーク、4…生産拠点サーバ、5…端末
装置、10…物流拠点サーバ、11…通信インタフェー
ス部、12…配送条件設定部、13…積載パターン展開
部、14…配車指示書作成部、15…展開テーブル、1
6…車両テーブル、17…積載パターンテーブル、18
…最適化計算結果ファイル、131…最適化計算部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被輸送車両を積載可能な輸送車両
    を複数備え、これらの輸送車両によって、前記複数の被
    輸送車両を生産拠点から販売拠点に輸送する車両輸送シ
    ステムにおける積載パターンの最適化方法であって、 タイプに応じて前記被輸送車両をグルーピングし、当該
    グループ毎にあらかじめ積載パターンを複数用意し、 前記輸送車両の各号車に最適化された積載パターンとな
    るように、前記被輸送車両の前記各輸送車両に対する配
    車組みを行うことを特徴とする車両輸送システムにおけ
    る積載パターンの最適化方法。
  2. 【請求項2】 販売拠点の位置、輸送車両の稼動時間、
    配送順位から成る配送条件を前記積載パターンに反映さ
    せることにより、前記配車組みを行うことを特徴とする
    請求項1に記載の車両輸送システムにおける車両積載パ
    ターンの最適化方法。
  3. 【請求項3】 前記被輸送車両の前記各輸送車両に対す
    る配車組みは、最小輸送車両号車数で、かつ、最短距離
    で各販売拠点間を移動するための最適化計算結果に基づ
    くことを特徴とする請求項1に記載の車両輸送システム
    における車両積載パターンの最適化方法。
  4. 【請求項4】 複数の被輸送車両を積載可能な輸送車両
    を複数備え、これらの輸送車両によって、前記複数の被
    輸送車両を生産拠点から販売拠点に輸送する車両輸送シ
    ステムにおける拠点サーバであって、 タイプに応じて前記被輸送車両をグルーピングし、当該
    グループ毎、あらかじめ積載パターンが複数用意され記
    録された展開テーブルと、 配車組みを行う際、前記積載パターンに各被輸送車両の
    配送条件を反映させ、前記輸送車両の各号車に最適化さ
    れた積載パターンとなるように、前記被輸送車両の前記
    各輸送車両に対する配車組みを行う積載パターン展開手
    段と、を備えたことを特徴とする車両輸送システムにお
    ける拠点サーバ。
  5. 【請求項5】 前記積載パターン展開手段は、最小輸送
    車両数で、かつ、最短距離で各販売拠点間を移動するた
    めの最適化計算を行う演算手段を含むことを特徴とする
    請求項4に記載の車両輸送システムにおける拠点サー
    バ。
  6. 【請求項6】 複数の被輸送車両を積載可能な輸送車両
    を複数備え、これらの輸送車両によって、前記複数の被
    輸送車両を生産拠点から販売拠点に輸送する車両輸送シ
    ステムにおける拠点サーバに使用されるサーバプログラ
    ムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体で
    あって、 前記サーバプログラムは、 あらかじめグルーピングされた前記被輸送車両のタイプ
    に応じて積載パターンを設定する第1のステップと、 配車組みを行うに際し、前記積載パターンに前記各被輸
    送車両の配送条件を設定する第2のステップと、 前記積載パターンに前記各被輸送車両の配送条件を反映
    させて、前記輸送車両の各号車に最適化された積載パタ
    ーンとなるように、前記被輸送車両の前記各輸送車両に
    対する配車組みを行う第3のステップとから成り、 前記第1〜第3の各ステップをコンピュータに実行させ
    ることを特徴とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】 前記第3のステップは、 少なくとも販売拠点、車種から成る輸送明細を取り込む
    ステップと、 前記配車組みに際し、納車の優先順位を確認したうえで
    販売拠点間の距離に基づく輸送経路を決定するステップ
    と、 前記被輸送車両の配送条件に基づき仮の被輸送車両を展
    開するステップと、 前記配送条件をポイント化して輸送車両の号車数が最小
    となるように最適化計算を行うステップと、 前記輸送車両の各号車単位で配車指示を確定するステッ
    プとから成ることを特徴とする請求項6に記載の記憶媒
    体。
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