JPH08189359A - 小形エンジンの空冷装置 - Google Patents

小形エンジンの空冷装置

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JPH08189359A
JPH08189359A JP3028395A JP3028395A JPH08189359A JP H08189359 A JPH08189359 A JP H08189359A JP 3028395 A JP3028395 A JP 3028395A JP 3028395 A JP3028395 A JP 3028395A JP H08189359 A JPH08189359 A JP H08189359A
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JP
Japan
Prior art keywords
flywheel
cylinder
fan
intake port
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP3028395A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Watanabe
光則 渡辺
Akio Kawaguchi
曉夫 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Numazu Corp
Original Assignee
Fuji Robin KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Robin KK filed Critical Fuji Robin KK
Priority to JP3028395A priority Critical patent/JPH08189359A/ja
Publication of JPH08189359A publication Critical patent/JPH08189359A/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】クランク軸によって回転させるフライホイール
のフアンによりマグネトコイル部およびシリンダに多量
の送風を行なって有効に冷却可能とする。 【構成】フアン1やマグネトロータを有してリコイルス
タータBの内方に直面するフライホイールAをクランク
軸3に軸架し、フライーホイルAの上方にはマグネトコ
イル部4をシリンダ5の横側方に位置させて架設し、フ
アン1がリコイルスタータBの外周の吸気口7より吸気
しながらマグネトコイル部4の周囲からシリンダ5の周
囲に送風して冷却できるように構成した小形エンジンに
おいて、フライホイールAの中央ボス8の外周から延出
する中央支持板9の軸心側寄りに軸心方向に開通する複
数の連通口11を設け、シリンダカバー6の延出部6a
を、クランクケース12より延出するカバー取付板13
に接合して連結するとともに、カバー取付板13の中間
部位にクランクケース12の下方の空間Cに連通する下
部吸気口14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライホイールのフア
ンによりマグネトコイル部およびシリンダに送風して冷
却することができる小形エンジンの空冷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フアンやマグネトロータを有して
リコイルスタータの内方に直面するフライホイールをク
ランク軸に軸架し、前記フライホイールの上方にはマグ
ネトコイル部をシリンダの横側方に位置させて架設し、
該シリンダの外周から延出するシリンダカバーの延出部
により前記フライホイールの外周を囲繞し、前記フアン
が前記リコイルスタータの外周の吸気口より吸気しなが
ら前記マグネトコイル部の周囲から前記シリンダの周囲
に送風して冷却できるように構成した小形エンジンにお
いて、実公平4−35579号公報に見られるように、
リコイルスタータの外周の吸気口より吸引される外気が
フライホイールのフアンによりマグネトコイル部の周囲
からシリンダの周囲に送風されてそれぞれを空冷できる
ようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにリコイルスタータの外周の吸気口からだけでは吸気
量も制限されて、マグネトコイル部およびエンジンのシ
リンダを冷却させるには風量が必ずしも充分でなくて冷
却性能が良くなく、また、風量を多くするためにリコイ
ルスタータの外周の吸気口を大きくすると、吸気口から
大きい塵埃が吸引された場合、塵埃がマグネトロータと
マグネトコイル部との間に詰まったり、シリンダに引っ
かかって着火したりして危ない、といった不具合を呈し
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を解決し、フライホイールのフアンによる送風量を
多くしてマグネトコイル部およびシリンダを有効に冷却
可能とするものであり、そのため、フアンやマグネトロ
ータを有してリコイルスタータの内方に直面するフライ
ホイールをクランク軸に軸架し、前記フライホイールの
上方にはマグネトコイル部をシリンダの横側方に位置さ
せて架設し、該シリンダの外周から延出するシリンダカ
バーの延出部により前記フライホイールの外周を囲繞
し、前記フアンが前記リコイルスタータの外周の吸気口
より吸気しながら前記マグネトコイル部の周囲から前記
シリンダの周囲に送風して冷却できるように構成した小
形エンジンにおいて、前記フライホイールの中央ボスの
外周から延出する中央支持板をその外周がフライホイー
ルの外周内端部側に連なるよう椀状に形成するととも
に、前記フアンより軸心側寄りとなって前記中央ボスに
接近する前記中央支持板の基部側周囲には軸心方向に開
通する複数の連通口を設け、前記シリンダカバーの延出
部を、クランクケースより延出するカバー取付板に接合
して連結するとともに、前記中央支持板の傾斜した内側
面の傾斜延長方向に面して前記クランクケースより下方
側に位置する前記カバー取付板の中間部位には、外気が
流れこんでくる前記クランクケースの下方の空間に連通
する下部吸気口を設け、前記フアンにより前記下部吸気
口より吸気可能にして構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、フライホイールとともにフアンが
回転して、リコイルスタータの外周の吸気口からは従来
同様に外気を吸気し、同時に、塵埃が存在しないクラン
クケースの下方の空間の外気がカバー取付板の下部吸気
口を通し、フライホイールの中央支持板の傾斜した内側
面に誘導されて連通口からフアン側に吸引されることに
なって、両側方から吸気されながら合流されて多量とな
る冷却風をマグネトコイル部の周囲からシリンダの周囲
へと安定して充分に送風することができることになり、
シリンダおよびマグネトコイル部の空冷による冷却性能
を一段と向上させることができる。
【0006】
【実施例】図1は小形のエンジン部を示した側断面図で
あり、シリンダ5、ピストン15、クランクケース1
2、クランク16などからなるエンジンEの前方には作
業機等の取付ケース17を連設し、該取付ケース17の
内方にまで延出する前方のクランク軸3の先端部には各
種作業装置を連結し、エンジンEの両横側方にはマフラ
ー部18およびキャブレター部19をそれぞれ連設し、
エンジンEの下方には横側方に注油キャップ22を有し
て中央上部が凹形となる横長の燃料タンク20を装備す
るが、その凹形部の前方側上方と前記クランクケース1
2の前方側下方との間には外気に通じる空間Cができる
ようにして幅狭のブラケット21を介し燃料タンク20
をクランクケース12に架着する。
【0007】前記クランクケース12より後方へ延出す
る後方のクランク軸3の先端部には、外周部にマグネト
ロータ2を有するとともに後方側にエンジン起動用の複
数の係止体23を有したフライホイールAの中央ボス8
を嵌合して締付ボルト24により固定し、前記フライホ
イールAの上方には、前記シリンダ5の横側方に位置し
て灯火コード25を介し点火栓26に接続するマグネト
コイール部4を図示省略のブラケットを介し架設する。
前記フライホイールAは、中央ボス8の外周から延出す
る中央支持板9を、その内側面9aが傾斜して外周がフ
ライホイールAの外周内端部10側に連なるよう椀状に
形成し、前記中央支持板9の外周側外側面には幅広で回
転方向に対し、凸形の弧状となる多数のフアン1を形成
し、各フアン1より軸心側寄りとなって前記中央ボス8
に接近する前記中央支持板9の基部側周囲には、軸心方
向に開通する4つの連通口11を形成して構成する。
【0008】前記マグネトコイル部4の反対側となるシ
リンダ5の前方側に開口27を有してシリンダ5の外周
から延出するシリンダカバー6の延出部6aにより前記
フライホイールAの外周を囲繞できるように形設し、前
記クランクケース12に一体的に形設されて前記フライ
ホイールAの前部の横側方から下方までを囲繞できるよ
うに延設されたカバー取付板13の端面には、前記シリ
ンダカバー6の延出部6aの端面を接合させるととも
に、カバー取付板13の中央下部と前記延出部6aの中
央下部には連結ボルト29を挿着して連結し、前記中央
支持板9の傾斜した内側面9aの傾斜延長方向に面して
前記クランクケース12より下方側に位置する前記カバ
ー取付板13の垂立した中間部位には、前記クランクケ
ース12の下方の空間Cに連通する下部吸気口14を形
設して構成する。
【0009】前記フライホイールAの後方に接近して対
面する前記シリンダカバー6の延出部6aの部位に形設
された凹所6bには、外周に従来形同様の多数の吸気口
7を有するとともに把手部30付きの始動ロープ31な
どを装備したリコイルスタータBを装着し、また、前記
シリンダカバー6の延出部6aの下方に一体的に垂設し
た取付部28には、前記燃料タンク20の凹形部の後方
取付部の下方から両ねじ32を挿着して固設する。
【0010】したがって、リコイルスタータBによりエ
ンジンEが始動されてフライホイールAが矢印イで示す
ように回転すると、回転するフアン1により、リコイル
スタータBの外周の各吸気口7からは従来同様に矢印ロ
で示すように外気が吸気されることになり、同時に、ク
ランクケース12の下方の空間C内の外気が、カバー取
付板13の下部吸気口14を通し、フライホイールAの
中央支持板9の傾斜した内側面9aに誘導されて矢印ハ
で示すように吸気されるとともに、そのまま矢印ニで示
すように連通口11を通してフアン1側に吸気されるこ
とになり、両側方の吸気口7および下部吸気口14から
吸引されながら合流されて多量となる冷却風は、フアン
1によりマグネトコイル部4の周囲からシリンダ5の周
囲へとシリンダカバー6内を矢印ホで示すように送風さ
れながら開口27より矢印へで示すように排出されるこ
とになって、多量の冷却風によりマグネトコイル部4お
よびシリンダ5を有効に冷却できることになる。
【0011】
【発明の効果】このように本発明は、フライホイール
(A)とともにフアン(1)が回転しながら、リコイル
スタータ(B)の外周の吸気口(7)からは従来同様に
外気を吸気できるとともに、同時に、塵埃が存在しない
で外気が流れこんでくるクランクケース(12)の下方
の空間(C)内の外気を、カバー取付板(13)の下部
吸気口(14)を通し、フライホイール(A)の中央支
持板(9)の傾斜した内側面(9a)に誘導させて連通
口(11)からフアン(1)側に吸気できることになっ
て、フライホイール(A)の両側方から吸気されながら
合流されて多量となる冷却風をマグネトコイル部(4)
の周囲からシリンダ(5)の周囲への安定して充分に送
風することができることになり、マグネトコイル部
(4)およびシリンダ(5)を空冷する冷却性能を一段
と向上させることができることになり、簡単な構造にし
て好適に実施できる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のエンジン部を示した側断面図で
ある。
【図2】図1のエンジン部を示した背面図である。
【図3】図1の一部を断面にして概略示した背面図であ
る。
【図4】図1の一部で示した作動説明図である。
【符号の説明】
1 フアン 2 マグネトロータ B リコイルスタータ 3 クランク軸 4 マグネトコイル部 5 シリンダ 6 シリンダカバー 6a 延出部 A フライホイール 7 吸気口 8 中央ボス 9 中央支持板 10 外周内端部 11 連通口 12 クランクケース 13 カバー取付板 C 空間 14 下部吸気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 3/02 P

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フアン(1)やマグネトロータ(2)を
    有してリコイルスタータ(B)の内方に直面するフライ
    ホイール(A)をクランク軸(3)に軸架し、前記フラ
    イホイール(A)の上方にはマグネトコイル部(4)を
    シリンダ(5)の横側方に位置させて架設し、該シリン
    ダ(5)の外周から延出するシリンダカバー(6)の延
    出部(6a)により前記フライホイール(A)の外周を
    囲繞し、前記フアン(1)が前記リコイルスタータ
    (B)の外周の吸気口(7)より吸気しながら前記マグ
    ネトコイル部(4)の周囲から前記シリンダ(5)の周
    囲に送風して冷却できるように構成した小形エンジンに
    おいて、前記フライホイール(A)の中央ボス(8)の
    外周から延出する中央支持板(9)をその外周がフライ
    ホイール(A)の外周内端部(10)側に連なるよう椀
    状に形成するとともに、前記フアン(1)より軸心側寄
    りとなって前記中央ボス(8)に接近する前記中央支持
    板(9)の基部側周囲には軸心方向に開通する複数の連
    通口(11)を設け、前記シリンダカバー(6)の延出
    部(6a)を、クランクケース(12)より延出するカ
    バー取付板(13)に接合して連結するとともに、前記
    中央支持板(9)の傾斜した内側面(9a)の傾斜延長
    方向に面して前記クランクケース(12)より下方側に
    位置する前記カバー取付板(13)の中間部位には、外
    気が流れこんでくる前記クランクケース(12)の下方
    の空間(C)に連通する下部吸気口(14)を設け、前
    記フアン(1)により前記下部吸気口(14)より吸気
    可能にして構成したことを特徴とする空冷装置。
JP3028395A 1995-01-10 1995-01-10 小形エンジンの空冷装置 Pending JPH08189359A (ja)

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