JPH08189178A - 収納構造 - Google Patents
収納構造Info
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- JPH08189178A JPH08189178A JP91595A JP91595A JPH08189178A JP H08189178 A JPH08189178 A JP H08189178A JP 91595 A JP91595 A JP 91595A JP 91595 A JP91595 A JP 91595A JP H08189178 A JPH08189178 A JP H08189178A
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Abstract
空間とする場合に、できるだけ大きな収納空間を確保す
る。 【構成】 奥側、左右および底面を躯体(12、13、14)と
床面(例えば床板11)とで囲まれた四方包囲区間(10)に備
える収納構造であって、左右の少なくとも一方の躯体
(例えば13および14の両方)における四方包囲空間(10)
側の面に固定される側板(例えば左側板21および右側板
24の両方)と、その側板(21,24)における手前側にスラ
イド蝶番(30)を介して固定され、四方包囲区間(10)にお
ける手前側を覆う手前板(例えば左手前板22および右手
前板25)と、側板(21,24)の上部に固定され、四方包囲
空間(10)における上面を覆う天板(27)とを備える。
Description
は、特定の設置スペースで収納空間をできるだけ大きく
確保できる収納構造に関するものである。
して、キッチンに設置される流し台に言及する。従来の
流し台に関する技術については、キッチンと流し台とは
独立に形成されるので、流し台のキッチン壁、床への固
定に関する技術は、さまざまなものが提供されてきた。
そのさまざまな技術を、日本特許情報機構(JAPI
O)の先行技術調査(パトリス)の利用により、以下の
検索式で昭和55年以後の特許出願、実用新案登録出願
を調査した。
B77/00)*流し台* (壁+背板+床+床板) その結果、特許出願17件、実用新案登録出願86件を
抽出した。その中の従来技術として、特開昭60−12
014号に記載された「台所装置」に係る技術を、図6
とともに説明する。ここで、図6は、特開昭60−12
014号に記載された「台所装置」を示すための斜視図
である。
なように、四角柱状の骨組みの上部にシンクなどを含む
天板を設け、その骨組みの前部に扉などを設けてフレー
ム内に収納空間を形成したことを特徴とする。この技術
によれば、シンクなど箱体の上に載置固定される部材を
共通化するとともに、その荷重を支えるための収納空間
を形成するそれぞれの箱体に要求されていた支持部材を
「骨組み」によって共通化し、材料を低減できるという
効果がある。
や備え付けの家具によって下面、両側および奥側の四方
を囲まれた空間に設置せざるを得ない場合が多い。その
ような空間を収納空間とするには、その収納空間に設置
可能な寸法の収納家具を納めるという手段が、一般的に
は採られてきた。
変遷により、特定の設置スペースで収納空間をできるだ
け大きく確保したいという要求は大きくなっている。し
かし、従来の収納家具は、家具それ自体が独立した箱体
をなしているため、その箱体の内部空間よりも収納空間
を大きくすることはできなかった。
えば洗面台やキッチンにおける流し台にあっては、床下
へ通じる排水管が存在するので、その収納家具を設置す
るには収納家具の底板の加工または排水管の施工が伴
い、取付作業が煩雑であった。更に、下面、両側および
奥側の四方を囲まれた空間を収納空間とする場合には、
左右方向の寸法誤差を吸収するためのスペーサーたる調
整材が必要となる場合が多く、この調整材は現場合わせ
の作業となっており、取り付け作業の簡略化が望まれて
いた。
よび奥側の四方を囲まれた空間を収納空間とする場合
に、できるだけ大きな収納空間を確保するとともに取付
作業を簡易化することにある。ここで、請求項1記載の
発明の目的は、下面、両側および奥側の四方を囲まれた
空間を収納空間とする場合に、できるだけ大きな収納空
間を確保でき、しかも取り付け作業を簡易化できる収納
構造を提供することである。
に、下面、両側および奥側の四方を囲まれ排水管が存在
する空間を収納空間とする場合に、できるだけ大きな収
納空間を確保できるとともに、取付作業を簡易化できる
収納構造を提供することである。なお、上記の課題を解
決する技術を、予め日本特許情報機構(JAPIO)の
先行技術調査(パトリス)の利用により、以下の検索式
で昭和55年以後の特許出願、実用新案登録出願を調査
し、その結果、特許出願60余件、実用新案登録出願1
50余件を抽出した。
段は、発見できなかった。
を達成するためのものである。請求項1記載の収納構造
は、奥側、左右および底面を躯体(例えば奥側壁12、左
側躯体13および右側躯体14)と床面(例えば床板11)と
で囲まれた四方包囲区間(10)に備える収納構造であっ
て、左右の少なくとも一方の躯体(例えば左側躯体13お
よび右側躯体14の両方)における四方包囲空間(10)側の
面に固定される側板(例えば左側板21および右側板24の
両方)と、その側板(21,24)における手前側にスライド
蝶番(30)を介して固定され、四方包囲区間(10)における
手前側を覆う手前板(例えば左手前板22および右手前板
25)と、側板(21,24)の上部に固定され、四方包囲空間
(10)における上面を覆う天板(27)とを備えたことを特徴
とする。
の収納構造を技術的に限定したものであり、四方包囲空
間(10)の床面(11)を貫通する排水管(19)を備えた場合に
おいて、床面よりも上方に位置するように水平に固定さ
れる底板(28)を備え、その底板(28)には、排水管(19)の
対応位置に到る排水管用欠設部(28A)を奥側端面または
左側もしくは右側の端面から設けたことを特徴とする。
する。左右の少なくとも一方の躯体(例えば奥側壁12、
左側躯体13および右側躯体14)における四方包囲空間(1
0)側の面に側板(例えば左側板21および右側板24の両
方)を固定する。
スライド蝶番(30)を介して手前板(例えば左手前板22お
よび右手前板25)を固定し、四方包囲区間(10)における
手前側を覆う。スライド蝶番(30)によって固定された手
前板(22,25)は、90度まで開放しても躯体(13および1
4)にぶつかることはない。また、スライド蝶番(30)がス
ライドする範囲を巧く用いてスライド蝶番(30)を手前板
(22,25)に固定すれば、手前板(22,25)における躯体(13,
14)側の端面と躯体(13,14)の表面との間隔を調整するこ
とができる。したがって、その調整可能範囲内の寸法誤
差であれば、従来用いられてきたスペーサーたる調整材
は不要となり、現場作業が軽減、簡易化される。
固定し、四方包囲空間(10)における上面を覆う。ここに
おいて、奥側、左右および底面を躯体と床面(例えば床
板11)とで囲まれた四方包囲区間(10)は、手前側及び上
面をも覆われるので密閉された収納空間を提供する収納
構造となる。また、通常の収納家具においては存在する
背板や底板(側板を一方のみとした場合には、更に位置
の側板も)が存在しない分、収納空間が大きくなる。
いて、請求項1記載の収納構造の作用とは異なる点につ
いて説明する。すなわち、四方包囲空間(10)には、その
床面(11)を貫通する排水管(19)を備えているが、床面よ
りも上方に位置するように水平に固定される底板(28)に
は、排水管(19)の対応位置に到る奥側端面または左側も
しくは右側の端面から排水管用欠設部(28A)が設けられ
ているので、その底板(28)を固定する際、排水管用欠設
部(28A)に排水管(19)を差し込むようにしてから位置決
めをし、固定すればよいので、取付作業を簡易化でき
る。
更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1乃至
図5である。図1は、本発明の一実施例を示すための組
立斜視図である。図2は、本発明の一実施例を示すため
の組立側面図である。図3は、本発明の一実施例を示す
ための平面図である。図4は、本発明の一実施例に用い
るスライド蝶番を示すための平面図である。図5は、本
発明の一実施例に用いるスライド蝶番を示すための平面
図である。
によって、左側を左側躯体13によって、右側を右側躯
体14によって、底面を床板11によってそれぞれ囲ま
れた四方包囲区間10に備えられる収納構造である。詳
しい図示は省略するものの、この収納構造は、洗面台と
して用いられるものである。奥側壁12、左側躯体1
3、右側躯体14は、それぞれ建物躯体を形成する壁で
ある場合のほか、建物躯体に固定された家具であっても
よい。
側躯体13および右側躯体14の両方に対し、左側板2
1および右側板24が固定される。本実施例の左側板2
1および右側板24は、図1及び図2に示されるよう
に、手前側の下部を切り欠いて蹴込み部を設けている。
左側板21および右側板24の両蹴込み部を渡すよう
に、薄い角材たる幕板29が固定される。
であって幕板29の上には、それぞれ複数のスライド蝶
番30,30を介して、四方包囲区間10における手前
側を覆う左手前板22および右手前板25が固定され
る。スライド蝶番30とは、図4および図5に示すよう
に、右側板24(または左側板21)に固定される本体
31、その本体31に対してスライド可能に固定される
スライド部32、そのスライド部32に対して回転可能
に固定される回転部33、およびその回転部33に対し
て固定されるとともに右手前板25(または左手前板2
2)に固定される手前固定部34を備えて形成されてい
る。したがって、スライド蝶番30によって固定された
右手前板25は、図5に示すように90度まで開放して
も右側躯体14にぶつかることはない。
スライドする範囲を巧く用いて手前固定部34を手前板
22,25に固定すれば、手前板22,25における躯
体13,14側の端面と躯体13,14の表面との間隔
を調整することができる。したがって、その調整可能範
囲内の寸法誤差であれば、従来用いられてきたスペーサ
ーたる調整材は不要となり、現場作業が軽減、簡易化さ
れる。
は、四方包囲空間10における上面を覆う天板27が固
定される。この天板27はカウンターとも呼ばれ、図1
に示すように、手前側を下方に折り曲げているととも
に、奥側を上方に折り曲げた形状をなしている。このカ
ウンター27には、図示は省略するものの、シンクが設
けられる。
ら、図2で明らかなように、四方包囲空間10の床板1
1を貫通する排水管19が備えられている。上記してき
た側板21,24、手前板22,25および天板27に
よって六方を囲まれた空間が形成されているので、収納
空間としては機能するが、水を使うシンクの下方に設け
られる収納空間であるから、湿気防止のため、床板11
の上方に底板が存在することが望まれる場合が多い。そ
こで本実施例にあっては、両側板21,24の各々の内
面における蹴込み部の水平延長上には、底板左支持材2
3および底板右支持材26を固定し、それら底板左支持
材23および底板右支持材26の上に載置されて固定さ
れる底板28を備える。この底板28の上方が本実施例
の収納構造の収納空間20Aとなる。
に到る欠設部として、奥側端面からU字形に切り欠いた
排水管用欠設部28Aを設けている。その底板28を固
定する際には、排水管用欠設部28Aに排水管19を差
し込むようにしてから位置決めをし、固定すればよいの
で、取付作業を簡易化できる。次に、上記した実施例の
バリエーションについて説明する。
は両側に設けたが、左側躯体13と右側躯体14との距
離が近い場合には、どちらか一方だけを設けて収納構造
を形成してもよい。また、上記実施例においては洗面台
の収納構造であったので底板28を設けたが、湿気がな
い場所に形成する収納構造であれば、底板を設けなくて
もよい。その場合においては、請求項1記載の発明を提
供したこととなる。
構造がなす収納空間20Aの見栄えや使い勝手の向上の
ため、奥側壁12に仕上げ用クロスを貼付してもよい。
同様に、底板を設けない場合には、底板に防水シートな
どの機能性シートを貼付してもよい。
側および奥側の四方を囲まれた空間を収納空間とする場
合に、できるだけ大きな収納空間を確保でき、しかも取
り付け作業を簡易化できる収納構造を提供することがで
きた。また、請求項2記載の発明によれば、更に、下
面、両側および奥側の四方を囲まれ排水管が存在する空
間を収納空間とする場合に、できるだけ大きな収納空間
を確保できるとともに、取付作業を簡易化できる収納構
造を提供することができた。
る。
る。
ための平面図である。
ための平面図である。
装置」を示すための斜視図である。
躯体 14 右側躯体 19 排水管 20 収納体 20A 収納
空間 21 左側板 22 左手
前板 23 底板左支持材 24 右側板 25 右手
前板 26 底板右支持材 27 天板(カウンター) 28 底板 28A 排水
管用欠設部 29 幕板 30 スライド蝶番 31 本体 32 スライド部 33 回転
部 34 手前板固定部
Claims (2)
- 【請求項1】奥側、左右および底面を躯体と床面とで囲
まれた四方包囲区間に備える収納構造であって、左右の
少なくとも一方の躯体における四方包囲空間側の面に固
定される側板と、その側板における手前側にスライド蝶
番を介して固定され、四方包囲区間における手前側を覆
う手前板と、側板の上部に固定され、四方包囲空間にお
ける上面を覆う天板とを備えたことを特徴とする収納構
造。 - 【請求項2】四方包囲空間の床面を貫通する排水管を備
えた場合において、床面よりも上方に位置するように水
平に固定される底板を備え、その底板には、排水管の対
応位置に到る排水管用欠設部を奥側端面または左側もし
くは右側の端面から設けたことを特徴とする請求項1記
載の収納構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00091595A JP3584074B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 収納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP00091595A JP3584074B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 収納構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08189178A true JPH08189178A (ja) | 1996-07-23 |
JP3584074B2 JP3584074B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=11486987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00091595A Expired - Fee Related JP3584074B2 (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 収納構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3584074B2 (ja) |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP00091595A patent/JP3584074B2/ja not_active Expired - Fee Related
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