JPH08189061A - 吊り作業制御装置 - Google Patents

吊り作業制御装置

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JPH08189061A
JPH08189061A JP7002329A JP232995A JPH08189061A JP H08189061 A JPH08189061 A JP H08189061A JP 7002329 A JP7002329 A JP 7002329A JP 232995 A JP232995 A JP 232995A JP H08189061 A JPH08189061 A JP H08189061A
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直行 守屋
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吉則 山岸
Kazunori Yoshino
和憲 吉野
Nobuaki Matoba
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    • E02F9/2296Systems with a variable displacement pump

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吊り作業における操作性が向上し、吊り作業
を一層容易に行なうことができるようにすること。 【構成】 通常作業モードと吊り作業モードとに選択的
に設定される作業モード選択スイッチと、油圧回路独立
手段とを備えている。油圧回路独立手段は、作業モード
選択スイッチが吊り作業モードに設定された時に、油圧
ポンプの一方の圧油が走行装置の各々のアクチュエータ
に供給される走行駆動油圧回路と、油圧ポンプの他方の
圧油が走行装置の各々以外のアクチュエータに供給され
る旋回体側装置駆動油圧回路とに独立させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、掘削作業、あるいは積
込作業等の通常作業の他に、ヒューム管等の重量物を吊
りながら走行することを主とする作業をも行なうことが
できる、油圧ショベル等の建設機械における、吊り作業
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、一般に、下部走行体
と、下部走行体の上部に旋回自在に設けられた上部旋回
体と、上部旋回体に揺動自在に装着された作業機とを備
えている。下部走行体は、左右一対の、走行装置である
履帯式走行装置を備えている。各走行装置は、それぞ
れ、アクチュエータである走行油圧モータにより独立し
て駆動される。上部旋回体は旋回油圧モータにより旋回
駆動される。作業機は、上部旋回体に揺動自在に装着さ
れたブームと、ブーム先端に揺動自在に装着されたアー
ムと、アーム先端に揺動自在に装着されたバケットとを
備えている。ブームは、上部旋回体とブーム間に設けら
れたアクチュエータであるブームシリンダにより駆動さ
れる。アームは、ブームとアーム間に設けられたアクチ
ュエータであるアームシリンダにより駆動される。バケ
ットは、アームとバケット間に設けられたアクチュエー
タであるバケットシリンダにより駆動される。上部旋回
体には、エンジンによって駆動される一対の可変容量油
圧ポンプが備えられている。各油圧ポンプには、それぞ
れの吐出流量を制御する斜板制御機構が付設されてい
る。なお、本明細書において、「走行装置」と、その他
の装置である「上部旋回体及び作業機」とを区別する意
味で、「上部旋回体及び作業機」を総称して「旋回体側
装置」と称する場合がある。
【0003】前記各アクチュエータへの圧油の供給を制
御するため、各アクチュエータに関連して制御弁が設け
られている。各制御弁の作動を制御するため、各制御弁
に関連して操作器(操作レバーあるいは操作ペダル)が
設けられている。また各油圧ポンプの圧油を各アクチュ
エータへ分流させる走行直進補償弁が設けられている。
走行装置のみの作動、又は、旋回体側装置のみの作動の
場合、すなわち、旋回も作業機の作動もない状態で油圧
ショベルが走行する場合、又は、油圧ショベルが停車し
た状態で旋回及び/又は作業機が作動する場合には、走
行直進補償弁は第1の位置に位置付けられた状態に維持
される。この場合、油圧ポンプの一方の圧油が、走行油
圧モータの一方、バケットシリンダ及びブームシリンダ
に供給される油圧回路と、油圧ポンプの他方の圧油が、
走行油圧モータの他方、旋回油圧モータ及びアームシリ
ンダに供給される油圧回路とが形成される。すなわち、
油圧ポンプの一方の圧油は、走行装置の一方のアクチュ
エータ及び旋回体側装置の一部のアクチュエータに供給
され、油圧ポンプの他方の圧油は、走行装置の他方のア
クチュエータ及び旋回体側装置の残りのアクチュエータ
に供給される。なおこのような油圧回路構成は、各油圧
ポンプの圧油が、それぞれ、走行装置の一方又は他方の
アクチュエータに分流して供給されるので、本明細書に
おいては「分流油圧回路」と称する。
【0004】一方、走行装置と、旋回体側装置とが共に
作動された場合、すなわち、油圧ショベルが走行しなが
ら旋回及び/又は作業機が作動する場合には、走行直進
補償弁は前記第1の位置から第2の位置に切り換えられ
る。その結果、油圧ポンプの一方の圧油が、全て、走行
油圧モータの各々に供給される走行駆動油圧回路と、油
圧ポンプの他方の圧油が、全て、旋回油圧モータ、アー
ムシリンダ、バケットシリンダ及びブームシリンダに供
給される旋回体側装置駆動油圧回路とが形成される。な
おこのような油圧回路構成は、油圧ポンプの一方の圧油
が、全て、各走行装置のアクチュエータに、また、油圧
ポンプの他方の圧油が、全て、旋回体側装置のアクチュ
エータに、それぞれ独立して供給されるので、本明細書
においては「独立油圧回路」と称する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の油圧ショベ
ルにおいて、例えば、旋回体側装置を作動させないで、
走行している場合には、前記分流油圧回路が形成されて
いる。この走行状態において、操作器を操作して旋回体
側装置を作動させた場合、前記のように走行直進補償弁
が前記第1の位置から第2の位置に切り換えられる。そ
の結果、分流油圧回路から独立油圧回路に切り換えられ
る。なおこの場合、走行駆動油圧回路と旋回体側装置駆
動油圧回路とは、走行直進補償弁に備えられたオリフィ
スにより連通されるので、旋回体側装置のアクチュエー
タへ供給される油圧ポンプの他方の圧油の一部が各走行
油圧モータ側に供給され、走行直進補償弁の切り換え時
における走行速度切り換わり時のショックが低減され
る。以上の作用により、油圧ショベルの走行中、旋回体
側装置を作動させても、走行の直進性は補償される。
【0006】しかしながら、油圧ショベルの走行中に旋
回体側装置を作動させることにより、分流油圧回路から
独立油圧回路に切り換わり、各走行油圧モータに供給さ
れる圧油が、二つの油圧ポンプの吐出流量から一つの油
圧ポンプの吐出流量近くまで低下する。その結果、走行
中、旋回体側装置を作動させると、走行速度が低下し、
また旋回体側装置の作動を停止すると元の走行速度に復
帰し、走行速度が増加する。同様に、旋回体側装置を作
動中、走行を開始すると、旋回体側装置の作動速度が低
下し、また走行を停止すると、旋回体側装置の作動速度
が増加する。したがって、上記従来の油圧ショベルを利
用して、品物を吊り上げて運搬する吊り作業を、前記と
同様な作動形態で行なった場合、油圧ショベルの走行速
度あるいは旋回体側装置の作動速度が変化して吊り荷が
振れるので、操作性が悪く、吊り作業が困難となる。
【0007】また、前記従来の油圧ショベルにおいて
は、各走行装置及び旋回体側装置の作動速度は、掘削作
業あるいは積込作業等の通常作業を行なうには適してい
るが、前記した吊り作業を行なうには速過ぎて、操作性
及び作業性を悪くしている。
【0008】本発明の目的は、吊り作業における操作性
が向上し、吊り作業を一層容易に行なうことができる、
改良された吊り作業制御装置を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、吊り作業における各
走行装置及び旋回体側装置の作動速度が通常作業におけ
るよりも遅く、したがって、吊り作業における操作性及
び作業性が向上する、改良された吊り作業制御装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一局面によれ
ば、一対の走行装置を含む下部走行体と、該下部走行体
の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体と、該上部旋
回体に揺動自在に装着された作業機と、該走行装置の各
々、該上部旋回体及び該作業機の各々を駆動するため各
々に関連して設けられたアクチュエータと、該アクチュ
エータの各々に圧油を供給する一対の可変容量油圧ポン
プと、を備えた建設機械における、吊り作業制御装置に
して、通常作業モードと吊り作業モードとに選択的に設
定される作業モード選択手段と、該作業モード選択手段
が該吊り作業モードに設定された時に、該可変容量油圧
ポンプの一方の圧油が該走行装置の各々の該アクチュエ
ータに供給される走行駆動油圧回路と、該可変容量油圧
ポンプの他方の圧油が該走行装置の各々以外の該アクチ
ュエータに供給される旋回体側装置駆動油圧回路とに独
立させる油圧回路独立手段と、を備えていることを特徴
とする吊り作業制御装置、が提供される。
【0011】本発明の他の局面によれば、一対の走行装
置を含む下部走行体と、該下部走行体の上部に旋回自在
に設けられた上部旋回体と、該上部旋回体に揺動自在に
装着された作業機と、該走行装置の各々、該上部旋回体
及び該作業機の各々を駆動するため各々に関連して設け
られたアクチュエータと、該アクチュエータの各々に圧
油を供給する一対の可変容量油圧ポンプと、該アクチュ
エータの各々への圧油の供給を制御するため該走行装置
の各々、該上部旋回体及び該作業機の各々に関連して設
けられた制御弁と、該制御弁の各々の作動を制御するた
め各々に関連して設けられた操作器と、を備えた建設機
械における、吊り作業制御装置にして、通常作業モード
と吊り作業モードとに選択的に設定される作業モード選
択手段と、該作業モード選択手段が該吊り作業モードに
設定された時に、該操作器の各々の操作量に応じた該ア
クチュエータの各々の作動速度を、該通常作業モード設
定時におけるより低く設定する作動速度設定手段と、を
備えていることを特徴とする吊り作業制御装置、が提供
される。
【0012】
【作用】本発明の一局面に従って構成された吊り作業制
御装置においては、通常作業モードと吊り作業モードと
に選択的に設定される作業モード選択手段と、作業モー
ド選択手段が吊り作業モードに設定された時に、可変容
量油圧ポンプの一方の圧油が走行装置の各々のアクチュ
エータに供給される走行駆動油圧回路と、可変容量油圧
ポンプの他方の圧油が走行装置の各々以外のアクチュエ
ータに供給される旋回体側装置駆動油圧回路とに独立さ
せる油圧回路独立手段とを備えている。したがって、作
業モードが吊り作業モードに設定されると、自動的に独
立油圧回路が形成される。その結果、各走行装置のアク
チュエータと旋回体側装置のアクチュエータとの間の負
荷干渉が従来に較べて大幅に低減され、吊り作業におけ
る操作性が向上し、吊り作業を容易に行なうことができ
る。
【0013】前記吊り作業制御装置において、各走行装
置、旋回体側装置の何れかの操作器が操作されたとき、
走行駆動油圧回路と旋回体側装置駆動油圧回路とを完全
に独立させる油圧回路分離手段が備えられた場合には、
前記負荷干渉は完全に抑えられ、前記操作性及び作業性
は一層向上する。
【0014】また前記吊り作業制御装置において、油圧
回路分離手段に加えて、更に、作業モード選択手段が吊
り作業モードに設定された時に、操作器の各々の操作量
に応じたアクチュエータの各々の作動速度を、通常作業
モード設定時におけるより低く設定する作動速度設定手
段が備えられた場合には、作業モードが吊り作業モード
に設定されると、各走行装置、旋回体側装置の作動速度
が通常作業におけるより遅くなる。その結果、吊り作業
における操作性が大幅に向上し、吊り作業を著しく容易
に行なうことができる。また各走行装置、旋回体側装置
のアクチュエータの各々の作動速度が低下することによ
り、各走行装置のアクチュエータと旋回体側装置のアク
チュエータとの間の負荷干渉が完全に抑えられることに
加えて、旋回体側装置のアクチュエータ間における負荷
干渉が生じにくくなるので、吊り作業における操作性及
び作業性が一層向上する。
【0015】本発明の他の局面に従って構成された吊り
作業制御装置においては、通常作業モードと吊り作業モ
ードとに選択的に設定される作業モード選択手段と、作
業モード選択手段が吊り作業モードに設定された時に、
操作器の各々の操作量に応じたアクチュエータの各々の
作動速度を、通常作業モード設定時におけるより低く設
定する作動速度設定手段とを備えている。したがって、
作業モードが吊り作業モードに設定されると、各走行装
置、旋回体側装置の作動速度が通常作業におけるより遅
くなる。その結果、吊り作業における操作性が向上し、
吊り作業を容易に行なうことができる。また各走行装
置、旋回体側装置のアクチュエータの各々の作動速度が
低下することにより、各アクチュエータ間における負荷
干渉が生じにくくなり、吊り作業における操作性が向上
する。
【0016】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に従って
改良された、建設機械における吊り作業制御装置の実施
例を詳細に説明する。図1、図2及び図10のうち、主
として図10を参照して、番号2は、本発明に従って改
良された吊り作業制御装置の実施例を備えた油圧ショベ
ルを示している。油圧ショベル2は、下部走行体4と、
下部走行体4の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体
6と、上部旋回体6に揺動自在に装着された作業機8と
を備えている。下部走行体4は、左右一対の、走行装置
である履帯式走行装置を備えている。左右の各走行装置
は、アクチュエータである走行油圧モータ10及び12
(図2参照)によりそれぞれ独立して駆動される。上部
旋回体6は旋回油圧モータ14(図2参照)により旋回
駆動される。作業機8は、上部旋回体に揺動自在に装着
されたブーム8aと、ブーム8a先端に揺動自在に装着
されたアーム8bと、アーム8b先端に揺動自在に装着
されたバケット8cとを備えている。ブーム8aは、上
部旋回体6とブーム8a間に設けられたアクチュエータ
である一対のブームシリンダ16により駆動される。ア
ーム8bは、ブーム8aとアーム8b間に設けられたア
クチュエータであるアームシリンダ18により駆動され
る。バケット8cは、アーム8bとバケット8c間に設
けられたアクチュエータであるバケットシリンダ19に
より駆動される。上部旋回体6には、エンジンEによっ
て駆動される一対の可変容量油圧ポンプ20及び22が
備えられている。各油圧ポンプ20及び22は、それぞ
れの吐出流量を制御する斜板制御器20a及び22aが
付設されている斜板型アキシャルピストンポンプから構
成されている。
【0017】次に主として図1及び図2を参照して、各
油圧ポンプ20及び22と、各アクチュエータとの間に
コントロールバルブ24が設けられている。コントロー
ルバルブ24には、走行油圧モータ10への圧油の供給
を制御する走行制御弁26、走行油圧モータ12への圧
油の供給を制御する走行制御弁28、旋回油圧モータ1
4への圧油の供給を制御する旋回制御弁30、ブームシ
リンダ16への圧油の供給を制御するブーム制御弁3
2、アームシリンダ18への圧油の供給を制御するアー
ム制御弁34及びバケットシリンダ19への圧油の供給
を制御するバケット制御弁36が備えられている。コン
トロールバルブ24には走行直進補償弁38が備えられ
ている。走行直進補償弁38が図2の第1の位置(室
A)に位置付けられている場合には、油圧ポンプ22の
吐出圧油が、走行油圧モータ12、バケットシリンダ1
9及びブームシリンダ16に供給される油圧回路と、油
圧ポンプ20の吐出圧油が、走行油圧モータ10、旋回
油圧モータ14及びアームシリンダ18に供給される油
圧回路とが形成される。
【0018】このような分流油圧回路が形成された図2
の状態において、油圧ポンプ22の吐出圧油は、走行制
御弁28、バケット制御弁36、ブーム制御弁32、バ
イパス弁40及び切換弁42を通るバイパスラインを経
てタンクTへ戻される。油圧ポンプ22の吐出圧油はま
た、走行制御弁28の上流側において、走行直進補償弁
38を経て、バケット制御弁36、ブーム制御弁32へ
それぞれ供給されると共に、合流弁44、アーム制御弁
34を介してアームシリンダ18へ供給されるよう、油
圧回路が構成されている。一方、油圧ポンプ20の吐出
圧油は、走行直進補償弁38、走行制御弁26、旋回制
御弁30、アーム制御弁34、バイパス弁46及び切換
弁48を通るバイパスラインを経てタンクTへ戻される
と共に、走行制御弁26及びアーム制御弁34へ供給さ
れるよう、油圧回路が構成されている。油圧ポンプ20
の吐出圧油はまた、走行直進補償弁38の上流側におい
て、旋回制御弁30へ、ロジック弁50経由でアーム制
御弁34へ、それぞれ供給されると共に、合流弁52を
介してブームシリンダ16へ供給されるよう、油圧回路
が構成されている。バイパス弁40及び46、切換弁4
2及び48、合流弁44及び52は、いずれもコントロ
ールバルブ24に備えられている。なお、走行直進補償
弁38は室Bを有しており、室Bには油圧ポンプ20及
び22の吐出圧油が通過する二つの流路が設けられ、各
流路は連通流路を介して連通されている。この連通流路
は、走行直進補償弁38に設けられた切換弁54により
開閉される。連通流路が切換弁54により開かれたとき
には、オリフィスが形成される。なお、コントロールバ
ルブ24に備えられた前記各種の弁はいずれも電磁弁で
あるが、走行直進補償弁38及び切換弁54はON−O
FF弁、その他の弁は、いずれも比例制御弁(二次圧を
連続的に変化させる弁)から構成されている。
【0019】本発明に従って改良された吊り作業制御装
置においては、更に、図4に示すように、作業モード選
択手段を構成する作業モード選択スイッチ56と、各ア
クチュエータを作動させるための手動操作器60〜65
と、制御装置66とが設けられている。作業モード選択
スイッチ56は、通常作業モード及び吊り作業モードの
いずれかを選択することができる手動スイッチである。
操作器60〜65は、走行制御弁26を介して走行油圧
モータ10を作動させる走行操作器60、走行制御弁2
8を介して走行油圧モータ12を作動させる走行操作器
61、ブーム制御弁32を介してブームシリンダ16を
作動させるブーム操作器62、アーム制御弁34を介し
てアームシリンダ18を作動させるアーム操作器63、
バケット制御弁36を介してバケットシリンダ19を作
動させるバケット操作器64及び旋回制御弁30を介し
て旋回油圧モータ14を作動させる旋回操作器65から
なる。したがって操作器60及び61は走行装置を作動
させる操作器(この実施例では操作ペダル)であり、操
作器62〜65は旋回体側装置を作動させる操作器(こ
の実施例では操作レバー)である。各操作器60〜65
には図示しないポテンショメータが付設され、各操作器
の操作量に応じて変化する電気信号を出力する。作業モ
ード選択スイッチ56及び各操作器60〜65からの出
力信号はそれぞれ制御装置66に入力される。制御装置
66はマイクロコンピュータから構成されており、制御
プログラムに従って演算処理する中央処理手段と、制御
プログラムを格納するROM、作業モード選択スイッチ
56、各操作器60〜65等からの入力信号及び演算結
果等を格納するRAMを有する記憶装置と、入出力イン
ターフェースとを含んでいる。制御装置66の出力信号
は、斜板制御器20a及び22aに供給され、油圧に変
換されて斜板の傾斜角度が設定され、油圧ポンプ20及
び22の吐出流量が後述するように制御される。制御装
置66の出力信号はまた、コントロールバルブ24に含
まれる各電磁弁に供給され、各電磁弁は後述するように
制御される。
【0020】次に図1及び図2と共に図3を参照して、
制御装置66の制御について説明する。信号処理の点か
ら考察すると、図示の制御装置66は、通常作業モード
と吊り作業モードとに選択的に設定される作業モード選
択手段と、吊り作業モード設定時における、操作器60
〜65の各々の操作量に応じたアクチュエータ10〜1
9の各々の作動速度を、通常作業モード設定時における
より低く設定する作動速度設定手段を含んでいる。作動
速度設定手段は、走行装置の各々の操作器60及び61
の操作量に応じて油圧ポンプ22の吐出流量を設定する
一方のポンプ流量設定手段と、走行装置の各々以外の操
作器62〜65の操作量に応じて油圧ポンプ20の吐出
流量を設定する他方のポンプ流量設定手段と、走行装置
の各々、上部旋回体6及び作業機8の各々の操作器60
〜65の操作量に応じて各々の制御弁30〜36の開度
を設定する制御弁開度設定手段とを備えている。これら
の各手段は、以下に説明する吊り作業制御装置の作動手
順の中で明らかにされるであろう。
【0021】ステップN−1においては、吊り作業モー
ドが選択されたか否かが判断される。オペレータが作業
モード選択手段である作業モード選択スイッチ56を操
作すると、その信号は制御装置66の作業モード選択手
段に入力され、吊り作業モードが設定される。吊り作業
モードが選択された場合にはステップN−2に進行し、
通常作業モードが選択された場合にはステップN−13
に進行して、通常作業が遂行される。ステップN−2に
おいては以下のような処理が行なわれる。すなわち油圧
回路独立手段を構成する走行直進補償弁38がONされ
て図2に示す第1の位置Aから第2の位置Bに切り換え
られる。バイパス弁40及び46は全開、合流弁44及
び52は全閉、ロジック弁50は全開、にそれぞれ設定
される。その結果、油圧ポンプ22の圧油が、全て、走
行油圧モータ10及び12に供給される走行駆動油圧回
路と、油圧ポンプ20の圧油が、全て、旋回油圧モータ
14、アームシリンダ18、バケットシリンダ19及び
ブームシリンダ16に供給される旋回体側装置駆動油圧
回路とが形成される。両回路は、走行直進補償弁38に
備えられた油圧回路連通流路であるオリフィスにより連
通されている(切換弁54は図2に示すOFFの状態に
ある)ので、完全には独立していない。しかしながら前
記独立油圧回路が形成されることにより、吊り作業とい
う一つの作業モードの範囲内においては、各走行装置の
アクチュエータ(走行油圧モータ10及び12)と旋回
体側装置のアクチュエータ(旋回油圧モータ14、アー
ムシリンダ18、バケットシリンダ19及びブームシリ
ンダ16)との間の負荷干渉(この場合、アクチュエー
タの作動によって、油圧ポンプ20側から油圧ポンプ2
2側へ、又はその反対側へ、圧油の一部が流れる現象)
が従来に較べて低減され、吊り作業における操作性及び
作業性が向上する(従来においては、吊り作業という一
つの作業モードの範囲内においても、独立油圧回路と分
流油圧回路との間の切り換わりが行なわれる)。
【0022】ステップN−3においては、走行操作器6
0又は61が操作されたか否かが判断される。走行操作
器60又は61が操作された場合にはステップN−4に
進行し、走行操作器60又は61が操作されない場合に
はステップN−8に進行する。ステップN−4において
は、油圧回路分離手段を構成する切換弁54がON作動
され、図2に示す位置から他の位置に切り換えられる。
その結果、走行直進補償弁38に備えられた油圧回路連
通流路が遮断されるので、走行駆動油圧回路と旋回体側
装置駆動油圧回路とは完全に独立する。各走行装置のア
クチュエータと旋回体側装置のアクチュエータとの負荷
干渉は完全に抑えられ、吊り作業における操作性及び作
業性は一層向上する。なお後の記載から容易に理解でき
るように、走行操作器60又は61のみならず、他の操
作器62〜65を含めた全ての操作器61〜65のいず
れかが操作されたときに、切換弁54はONされて、前
記のような完全な独立油圧回路が形成されるものであ
る。
【0023】ステップN−5においては、走行油圧モー
タ10及び12を作動させるため、走行操作器60及び
61の操作量(操作信号)に応じて油圧ポンプ22への
指令設定が行なわれる。走行操作器60及び61は、そ
れぞれ別個に、あるいは同時に操作される。図4を参照
して、走行操作器60の出力信号は、切換スイッチ68
を介して流量設定器70a又は70bに供給される。ま
た走行操作器61の出力信号は、切換スイッチ68を介
して流量設定器72a又は72bに供給される。各切換
スイッチ68は、手動操作される作業モード選択スイッ
チ56によってその状態が切り換えられる。作業モード
選択スイッチ56により吊り作業モードが選択された場
合には、各切換スイッチ68はそれぞれ図4の点線側に
切り換えられる。その結果、走行操作器60の出力信号
は、切換スイッチ68を介して流量設定器70aに供給
され、走行操作器61の出力信号は、切換スイッチ68
を介して流量設定器72aに供給される。
【0024】流量設定器70aは、走行操作器60の操
作量に応じた出力信号に基づいて、油圧ポンプ22への
指令を設定する。すなわち、走行操作器60の操作量に
応じた出力信号に基づいて、走行油圧モータ10が油圧
ポンプ22に要求する吐出流量に相当する指令値を設定
する。流量設定器72aは、走行操作器61の操作量に
応じた出力信号に基づいて、走行油圧モータ12の油圧
ポンプ22への指令を設定する。すなわち、走行操作器
61の操作量に応じた出力信号に基づいて、走行油圧モ
ータ12が油圧ポンプ22に要求する吐出流量に相当す
る指令値を設定する。流量設定器70a及び72aから
の出力は、加算器74で合計され、次いで上下限設定器
76で上下限のリミッタ処理を行ない、ポンプ指令値を
設定する。上下限設定器76の出力は、油圧ポンプ22
の斜板制御器22aに供給される。斜板制御器22a
は、上下限設定器76の出力信号をD/A変換器により
電圧に変換し、更に比例弁アンプにより電流に変換す
る。この電流を電磁比例弁により圧力に変換し、この圧
力により斜板の傾斜角度を設定し、油圧ポンプ22の吐
出流量が設定される。
【0025】この場合、切換弁54のON作動により完
全な独立油圧回路が形成された状態であるので、走行油
圧モータ10及び12への圧油は、全て油圧ポンプ22
のみにより供給される。このため流量設定器70a及び
72aにおいては、吊り作業モードにおける、走行操作
器60及び61の操作量に応じた油圧ポンプ22の吐出
流量が、図8の実線で示すように、通常作業モードにお
ける吐出流量の半分となるよう、油圧ポンプ22への指
令が設定される。したがって、吊り作業時における油圧
ショベル2の走行速度は、通常作業時におけるより遅く
なり、吊り荷の振れを抑えるのに効果的である。
【0026】ステップN−6においては、走行油圧モー
タ10及び/又は12への圧油の供給を制御するため、
走行操作器60及び/又は61の操作量に応じて、制御
弁26及び/又は28への指令設定が行なわれる。走行
操作器60の出力信号は、図示しない制御弁開度設定器
に供給される。制御弁開度設定器は、走行操作器60の
操作量に応じた出力信号に基づいて、対応する走行制御
弁26への指令を設定する。すなわち、走行操作器60
の操作量に応じた出力信号に基づいて、走行油圧モータ
10に供給する流量を得るための走行制御弁26の開度
を演算し、指令値を設定する。制御弁開度設定器の出力
信号は、D/A変換器により電圧に変換され、比例弁ア
ンプにより電流値に変換されて、走行操作器60の操作
方向に対応した、電磁比例弁からなる走行制御弁26の
一方(例えば図2の上側)のソレノイドに供給される。
走行操作器61の出力信号も、同様な制御弁開度設定器
に供給され、同様な処理が行なわれた後、電流値とし
て、走行操作器61の操作方向に対応した、電磁比例弁
からなる走行制御弁28の一方のソレノイドに供給され
る。吊り作業時における、走行操作器60及び61の操
作信号に基づいた各制御弁開度設定器の開度設定は、通
常作業時における場合と同様に行なわれる(図9の点線
で示す特性に従った制御が行なわれる)。
【0027】ステップN−7においては、走行操作器6
0及び/又は61の操作量に応じて、切換弁42及び/
又は48への指令設定が行なわれる。図2と共に図7を
参照して説明すると、走行操作器60を操作した場合に
は、前記したようにステップN−6に従って制御弁26
を作動させると共に、走行操作器60の操作量に応じ
て、制御弁26が位置するバイパスラインと反対側(図
2の右側)のバイパスラインに配置された切換弁42へ
の指令設定が行なわれる。走行操作器60の出力信号
は、切換弁絞り量設定器100に供給される。切換弁絞
り量設定器100は、走行操作器60の操作量に応じた
出力信号に基づいて、切換弁42への指令を設定する。
すなわち、走行操作器60の操作量に応じた出力信号に
基づいて、切換弁42の絞り量(開度)を演算し、指令
値を設定する。すなわち走行操作器60の操作量が増加
するにつれ、切換弁42の絞り量が増加する(バイパス
ラインの開度が小さくなる)ような演算が行なわれる。
切換弁絞り量設定器100の出力信号は、D/A変換器
により電圧に変換され、比例弁アンプにより電流値に変
換されて、電磁比例弁からなる切換弁42のソレノイド
に供給される。また、走行操作器61を操作した場合に
は、前記したようにステップN−6に従って制御弁28
を作動させると共に、走行操作器61の操作量に応じ
て、制御弁28が位置するバイパスラインと反対側(図
2の左側)のバイパスラインに配置された切換弁48へ
の指令設定が行なわれる。走行操作器61の出力信号
は、切換弁絞り量設定器102に供給され、前記と同様
な演算が行なわれ、その出力信号に基づいて切換弁48
が、前記切換弁42と同様に作動制御される。
【0028】ステップN−8においては、走行以外の操
作器すなわち旋回体側の操作器62〜65のいずれかが
操作されたか否かが判断される。操作器62〜65のい
ずれかが操作された場合にはステップN−9に進行し、
いずれも操作されない場合にはステップN−1に戻る。
ステップN−9においては、切換弁54がONされてい
るか否かが判断される。切換弁54がONされている場
合にはステップN−11に進行し、切換弁54がONさ
れていない場合にはステップN−10に進行する。ステ
ップN−10においては、ステップN−4おけると同様
な処理が遂行される。すなわち切換弁54がONされて
走行駆動油圧回路と旋回体側装置駆動油圧回路とが完全
に独立する。ステップN−4の処理が遂行された後はス
テップN−11に進行する。
【0029】ステップN−11においては、旋回体側装
置のアクチュエータ14〜19を作動させるため、旋回
体側装置の各操作器62〜65の操作量(操作信号)に
応じて油圧ポンプ20への指令設定が行なわれる。各操
作器62〜65は、別個に、あるいは複合して操作され
る。図5を参照して、ブーム操作器62の出力信号は、
切換スイッチ68を介して流量設定器80a又は80b
に供給される。なお図5に示す各切換スイッチ68は、
図4に示すと同様に、手動操作される作業モード選択ス
イッチ56によってその状態が切り換えられる。作業モ
ード選択スイッチ56により吊り作業モードが選択され
た場合には、各切換スイッチ68は図5の点線側に切り
換えられる。その結果、ブーム操作器62の出力信号
は、切換スイッチ68を介して流量設定器80aに供給
される。
【0030】流量設定器80aは、ブーム操作器62の
操作量に応じた出力信号に基づいて、油圧ポンプ20へ
の指令を設定する。すなわち、ブーム操作器62の操作
量に応じた出力信号に基づいて、ブームシリンダ16が
油圧ポンプ20に要求する吐出流量に相当する指令値を
設定する。同様に、アーム操作器63、バケット操作器
64及び旋回操作器65の出力信号は、それぞれ、各切
換スイッチ68を介して流量設定器82a、84a、8
6aに供給される。各流量設定器82a、84a、86
aは、前記と同様に、各操作器62〜65の操作量に応
じた出力信号に基づいて、それぞれ油圧ポンプ20への
指令を設定する。流量設定器80a〜86aからの出力
は、加算器88で加算され、次いで上下限設定器89で
上下限のリミッタ処理を行ない、ポンプ指令値を設定す
る。上下限設定器89の出力は、油圧ポンプ20の斜板
制御器20aに供給される。斜板制御器20aは、上下
限設定器89の出力信号を前記斜板制御器22aと同様
に処理し、油圧ポンプ20の吐出流量が設定される。
【0031】この場合においても、切換弁54のON作
動により完全な独立油圧回路が形成された状態であるの
で、旋回体側装置のアクチュエータである、ブームシリ
ンダ16、アームシリンダ18、バケットシリンダ19
及び旋回油圧モータ14への圧油は、全て油圧ポンプ2
0のみにより供給される。すなわち油圧ポンプ20のみ
で4つのアクチュエータを駆動するので、流量設定器8
0a、82a、84a及び86aにおいては、吊り作業
モードにおける、各操作器62〜65の操作量に応じた
油圧ポンプ20の吐出流量が、図9の実線で示すよう
に、通常作業モードにおける吐出流量の半分以下となる
よう、油圧ポンプ20への指令が設定される。このよう
な制御によって、吊り作業時における、各アクチュエー
タ16〜19の作動速度が、通常作業時におけるより遅
くなる。このことに起因して、各アクチュエータ16〜
19間の負荷干渉(この場合は、一のアクチュエータが
作動中、他のアクチュエータが作動することにより、油
圧ポンプ20から一のアクチュエータに供給されている
圧油の一部が他のアクチュエータに流れる現象)が抑え
られるので、作業が安定して遂行され、しかも微操作性
が向上する。
【0032】ステップN−12においては、旋回体側装
置のアクチュエータである旋回油圧モータ14、ブーム
シリンダ16、アームシリンダ18及びバケットシリン
ダ19への圧油の供給を制御するため、それらに対応し
た各操作器62〜65の操作量に応じて、対応する制御
弁30〜36への指令設定が行なわれる。各操作器62
〜65は、別個に、あるいは複合して操作される。図6
を参照して、ブーム操作器62が一方に操作された場合
を例に説明する。なお図6に示す各切換スイッチ68
は、図4及び図5に示すと同様に、手動操作される作業
モード選択スイッチ56によってその状態が切り換えら
れる。作業モード選択スイッチ56により吊り作業モー
ドが選択された場合には、各切換スイッチ68は図6の
点線側に切り換えられる。その結果、ブーム操作器62
の出力信号は、切換スイッチ68を介して制御弁開度設
定器90aに供給される。制御弁開度設定器90aは、
ブーム操作器62の操作量に応じた出力信号に基づい
て、対応するブーム制御弁32への指令を設定する。す
なわち、ブーム操作器62の操作量に応じた出力信号に
基づいて、ブームシリンダ16に供給する流量を得るた
めのブーム制御弁32の開度を演算し、指令値を設定す
る。制御弁開度設定器90aの出力信号は、D/A変換
器により電圧に変換され、比例弁アンプにより電流値に
変換されて、ブーム操作器62の操作方向に対応した、
電磁比例弁からなるブーム制御弁32の一方(例えば図
2の上側)のソレノイドに供給される。
【0033】ブーム操作器62が他方に操作された場合
には、ブーム操作器62の出力信号は、切換スイッチ6
8を介して制御弁開度設定器92aに供給される。制御
弁開度設定器92aにおいて、制御弁開度設定器90a
におけると同様な演算が行なわれ、その出力信号は、ブ
ーム制御弁32の他方(図2の下側)のソレノイドに供
給される。吊り作業時における、ブーム操作器62の操
作信号に基づいた制御弁開度設定器90aの開度設定
は、吊り作業モードにおける、ブーム操作器62の操作
量に応じたブーム制御弁32の流量が、図9の実線で示
すように、通常作業モードにおける流量の半分以下とな
るよう、ブーム制御弁32への指令が設定される。他の
操作器63、64及び65の操作に基づく信号処理は、
実質上前記と同様に行なわれる。このような制御によっ
て、吊り作業時における、各アクチュエータ16〜19
の作動速度が、通常作業時におけるより遅くなる。その
結果、各アクチュエータ16〜19間の負荷干渉が抑え
られるので、作業が安定して遂行でき、しかも微操作性
が向上する。
【0034】前記したように、ステップN−1において
通常作業モードが選択された場合にはステップN−13
に進行して通常作業が遂行される。通常作業の制御内容
については、本発明の対象ではないので、簡単な補足説
明に止める。通常作業においては、基本的には、先の従
来技術の項において説明した内容と同じような制御が行
なわれる。したがって、作業の形態により、分流油圧回
路と独立油圧回路との間の切り換えが逐次行なわれる。
独立油圧回路が形成された状態において、走行操作器6
0が操作された場合には、図4に示すように、その出力
信号は、切換スイッチ68を介して流量設定器70bに
供給される。また走行操作器61が操作された場合に
は、その出力信号は、切換スイッチ68を介して流量設
定器72bに供給される(作業モード選択スイッチ56
により、切換スイッチ68は図の実線側に切り換えられ
ている)。流量設定器70b及び72bにおいては、通
常作業モードにおける、走行操作器60及び61の操作
量に応じた油圧ポンプ22の吐出流量が、図8の点線で
示す特性に従うよう、油圧ポンプ22への指令が設定さ
れる。流量設定器70b及び72bの出力信号は、先に
説明したと同様に処理され、油圧ポンプ22の吐出流量
が設定される。
【0035】独立油圧回路が形成された状態において、
走行以外の操作器62、63、64及び65が操作され
た場合には、図5に示すように、その出力信号は、それ
ぞれ、予め実線側に切り換えられている切換スイッチ6
8を介して、流量設定器80b、82b、84b、86
bに供給される。流量設定器80b〜86bにおいて
は、通常作業モードにおける、各操作器62〜65の操
作量に応じた油圧ポンプ20の吐出流量が、図9の点線
で示す特性に従うよう、油圧ポンプ20への指令が設定
される。流量設定器80b〜86bの出力信号は、先に
説明したと同様に処理され、油圧ポンプ20の吐出流量
が設定される。また、操作器62、63、64及び65
が操作された場合には、それらの操作量に応じて、対応
する制御弁30、32、34及び36への指令設定が行
なわれる。図6を参照して、ブーム操作器62が一方に
操作された場合を例に説明すると、その出力信号は、予
め実線側に切り換えられている切換スイッチ68を介し
て、制御弁開度設定器90bに供給される。通常作業時
における、ブーム操作器62の操作信号に基づいた制御
弁開度設定器90bの開度設定は、通常作業モードにお
ける、ブーム操作器62の操作量に応じたブーム制御弁
32の流量が、図9の点線で示す特性に従うよう、ブー
ム制御弁32への指令が設定される。他の操作器63、
64及び65の操作に基づく信号処理は、実質上前記と
同様に行なわれる。ステップN−13において通常作業
が遂行された後は、ステップN−1に戻る。
【0036】以上、本発明を、実施例に基づいて詳細に
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において、さまざまな変形あるい
は修正ができるものである。例えば、各操作器の操作信
号に基づいて対応する制御弁への指令が設定されるが、
その場合(吊り作業モードの場合)、実施例において
は、走行以外は制御弁への指令値を通常作業モードの半
分以下(図9の実線参照)に抑えるよう制御される。走
行モータに供給される流量は、独立油圧回路において
は、分流油圧回路における流量の略半分となる。したが
って、分流油圧回路から独立油圧回路に切り換えられた
時点で走行速度は低下しているので、実施例では、走行
制御弁の開度を絞る制御は行なっていない。しかしなが
ら、必要であるならば、他の制御弁と同様に、走行操作
器の操作信号に基づいて走行制御弁への指令値を通常作
業モードの半分以下に抑えるよう制御してもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明に従って構成された吊り作業制御
装置によれば、吊り作業時に、走行駆動油圧回路と旋回
体側装置駆動油圧回路とが自動的に独立することによ
り、各走行装置のアクチュエータと旋回体側装置のアク
チュエータとの間の負荷干渉が従来に較べて大幅に低減
され、吊り作業における操作性及び作業性が向上する。
前記各回路を完全に独立させる油圧回路分離手段が備え
られた場合には、前記負荷干渉は完全に抑えられ、前記
操作性及び作業性は一層向上する。また、吊り作業時に
は、操作器の各々の操作量に応じたアクチュエータの各
々の作動速度が、通常作業時におけるより低くなるの
で、吊り作業における操作性及び作業性が向上する。ま
た各走行装置、旋回体側装置のアクチュエータの各々の
作動速度が低下することにより、各アクチュエータ間に
おける負荷干渉が生じにくくなり、吊り作業における操
作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って改良された吊り作業制御装置の
一実施例を示す概略図。
【図2】図1の吊り作業制御装置に含まれる油圧回路を
更に詳細に示す油圧回路図。
【図3】図1の吊り作業制御装置の作動手順の一部を概
略的に示すフローチャート。
【図4】図1の吊り作業制御装置における、各走行装置
の操作に関する一方のポンプ流量設定手段の信号処理を
示す信号フローチャート。
【図5】図1の吊り作業制御装置における、旋回体側装
置の操作に関する他方のポンプ流量設定手段の信号処理
を示す信号フローチャート。
【図6】図1の吊り作業制御装置における、旋回体側装
置の操作に関する制御弁開度設定手段の信号処理を示す
信号フローチャート。
【図7】図1の吊り作業制御装置における、各走行装置
の操作に関する切換弁開度設定手段の信号処理を示す信
号フローチャート。
【図8】図1の吊り作業制御装置における、各走行装置
の操作量と油圧ポンプへの指令設定との関係の一例を、
吊り作業時と通常作業時とを比較して示す線図。
【図9】図1の吊り作業制御装置における、旋回体側装
置の操作量と油圧ポンプへの指令設定又は制御弁への指
令設定との関係の一例を、吊り作業時と通常作業時とを
比較して示す線図。
【図10】図1の吊り作業制御装置を備えた油圧ショベ
ルの側面図。
【符号の説明】
2 油圧ショベル 4 下部走行体 6 上部旋回体 8 作業機 10及び12 走行油圧モータ 14 旋回油圧モータ 16 ブームシリンダ 18 アームシリンダ 19 バケットシリンダ 20及び22 可変容量油圧モータ 20a及び22a 斜板制御器 24 コントロールバルブ 26及び28 走行制御弁 30 旋回制御弁 32 ブーム制御弁 34 アーム制御弁 36 バケット制御弁 38 走行直進補償弁 40 バイパス弁 42 切換弁 44 合流弁 46 バイパス弁 48 切換弁 50 ロジック弁 52 合流弁 56 作業モード選択スイッチ 60及び61 走行操作器 62 ブーム操作器 63 アーム操作器 64 バケット操作器 65 旋回操作器 66 制御装置 68 切換スイッチ 70a〜72b 流量設定器 76 上下限設定器 80a〜86b 流量設定器 89 上下限設定器 90a〜92b 制御弁開度設定器 100及び102 切換弁絞り量設定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 的場 信明 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の走行装置を含む下部走行体と、該
    下部走行体の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体
    と、該上部旋回体に揺動自在に装着された作業機と、該
    走行装置の各々、該上部旋回体及び該作業機の各々を駆
    動するため各々に関連して設けられたアクチュエータ
    と、該アクチュエータの各々に圧油を供給する一対の可
    変容量油圧ポンプと、を備えた建設機械における、吊り
    作業制御装置にして、 通常作業モードと吊り作業モードとに選択的に設定され
    る作業モード選択手段と、該作業モード選択手段が該吊
    り作業モードに設定された時に、該可変容量油圧ポンプ
    の一方の圧油が該走行装置の各々の該アクチュエータに
    供給される走行駆動油圧回路と、該可変容量油圧ポンプ
    の他方の圧油が該走行装置の各々以外の該アクチュエー
    タに供給される旋回体側装置駆動油圧回路とに独立させ
    る油圧回路独立手段と、を備えていることを特徴とする
    吊り作業制御装置。
  2. 【請求項2】 更に、該走行装置の各々、該上部旋回体
    及び該作業機を作動させるため各々に関連して設けられ
    た操作器を備え、該油圧回路独立手段は、該走行駆動油
    圧回路と該旋回体側装置駆動油圧回路との間を連通する
    回路連通流路と、該操作器の何れかが操作されたとき該
    回路連通流路を遮断して該回路の各々を完全に独立させ
    る油圧回路分離手段とを含む、請求項1記載の吊り作業
    制御装置。
  3. 【請求項3】 該油圧回路独立手段は、該作業モード選
    択手段が該吊り作業モードに設定された時に切り換えら
    れる走行直進補償弁からなり、該走行直進補償弁は、該
    油圧回路連通流路と、該油圧回路分離手段とを含み、該
    油圧回路分離手段は該油圧回路連通流路を開閉する切換
    弁からなる、請求項2記載の吊り作業制御装置。
  4. 【請求項4】 該アクチュエータの各々への圧油の供給
    を制御するため該走行装置の各々、該上部旋回体及び該
    作業機の各々に関連して設けられた制御弁と、該制御弁
    の各々の作動を制御するため各々に関連して設けられた
    操作器と、該吊り作業モード設定時における、該操作器
    の各々の操作量に応じた該アクチュエータの各々の作動
    速度を、該通常作業モード設定時におけるより低く設定
    する作動速度設定手段とを含む、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の吊り作業制御装置。
  5. 【請求項5】 該作動速度設定手段は、該走行装置の各
    々の該操作器の操作量に応じて該可変容量油圧ポンプの
    該一方の吐出流量を設定する一方のポンプ流量設定手段
    と、該走行装置の各々以外の該操作器の操作量に応じて
    該可変容量油圧ポンプの該他方の吐出流量を設定する他
    方のポンプ流量設定手段と、該走行装置の各々、該上部
    旋回体及び該作業機の各々の該操作器の操作量に応じて
    各々の該制御弁の開度を設定する制御弁開度設定手段と
    を備え、該一方のポンプ流量設定手段及び該他方のポン
    プ流量設定手段は、該吊り作業モード設定時における、
    該操作器の各々の操作量に応じた該吐出流量を、該通常
    作業モード設定時におけるより低く設定し、該制御弁開
    度設定手段は、該吊り作業モード設定時における、該上
    部旋回体及び該作業機の各々の該操作器の操作量に応じ
    た該制御弁の該開度を、該通常作業モード設定時におけ
    るより小さく設定している、請求項4記載の吊り作業制
    御装置。
  6. 【請求項6】 一対の走行装置を含む下部走行体と、該
    下部走行体の上部に旋回自在に設けられた上部旋回体
    と、該上部旋回体に揺動自在に装着された作業機と、該
    走行装置の各々、該上部旋回体及び該作業機の各々を駆
    動するため各々に関連して設けられたアクチュエータ
    と、該アクチュエータの各々に圧油を供給する一対の可
    変容量油圧ポンプと、該アクチュエータの各々への圧油
    の供給を制御するため該走行装置の各々、該上部旋回体
    及び該作業機の各々に関連して設けられた制御弁と、該
    制御弁の各々の作動を制御するため各々に関連して設け
    られた操作器と、を備えた建設機械における、吊り作業
    制御装置にして、 通常作業モードと吊り作業モードとに選択的に設定され
    る作業モード選択手段と、該作業モード選択手段が該吊
    り作業モードに設定された時に、該操作器の各々の操作
    量に応じた該アクチュエータの各々の作動速度を、該通
    常作業モード設定時におけるより低く設定する作動速度
    設定手段と、を備えていることを特徴とする吊り作業制
    御装置。
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