JPH08188745A - 自動塗布方法によるコーティング剤 - Google Patents

自動塗布方法によるコーティング剤

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JPH08188745A
JPH08188745A JP7003848A JP384895A JPH08188745A JP H08188745 A JPH08188745 A JP H08188745A JP 7003848 A JP7003848 A JP 7003848A JP 384895 A JP384895 A JP 384895A JP H08188745 A JPH08188745 A JP H08188745A
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Tadashi Yoshihara
正 吉原
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博光 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車等の車体又はガラスをコー
ティングする際、コーティング剤を塗布するだけでコー
ティング剤の擦り込み、拭き取りの手間が省略でき、自
動塗布方法特に門型洗車機に利用できる良好な極めて有
用なコーティング剤を提供する。 【構成】 アミノ変性シリコーンオイルを非イオン界面
活性剤で乳化した乳化液にモノ又はジ高級アルキルジ低
級アルキルアンモニウム塩、高級アルキルアンモニウム
塩の1種又は2種以上を含有してなることを特徴とする
自動塗布方法によるコーティング剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車体面及び
ガラス面に撥水性を付与する自動塗布方法によるコーテ
ィング剤に関する。特に自動洗車機に使用しコーティン
グをするに適したコーティング剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車等の車体面に対し撥水性を有
する皮膜を施すコーティング剤としては、古くは、艶出
しワックスとして、ロウを主体とした固形状のものが使
用されていた。その後、シリコーンオイルを撥水皮膜成
分として、これに種々の成分を配合した溶液、乳化液又
は懸濁液のコーティング剤が開示されている。例えば、
シリコーン化合物、ロウ及びカチオン界面活性剤を加え
た乳化液を用いた自動車の門型洗車機用コーティング剤
(特開昭63-11249号公報)。シリコーンオイルに脂肪酸
ビスアミド類を配合した液状の艶出し剤(特開平2-1855
79号公報)。自動車の車体表面をシロキサン類ポリマー
を主成分とするコーティング剤を塗布し、そのコーティ
ング剤の塗布面を加熱して、艶出しコーティングする方
法(特開平4-122475号公報)また、非多孔性基質例えば
ガラス、金属、セラミック、プラスチック等を保護し、
これを撥水性にする処理剤として、アルキルポリシロキ
サンに硫酸、リン酸、芳香族スルホン酸、脂肪族スルホ
ン酸、塩酸を加えた液剤(特公昭50-15473号公報)等が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のコーティ
ング剤は、自動車等の車体面に付着性が悪くこれらのコ
ーティング剤を塗布後、塗布面を手又は洗車ブラシ等で
ブラシングをしなければ十分にコーティング皮膜を付着
することができなかった。そして、これらのコーティン
グ剤を使用する場合は、一般に水、洗剤を含んだ水によ
り洗車した後コーテイング処理を行うものであり、コー
ティング剤が車体面に対する付着性が悪いため、洗車後
車体に付着した洗浄水を除去、乾燥してからコーティン
グする必要があった。このように、従来のコーティング
剤はコーティングの十分な効果を得るには極めて煩雑な
操作が必要であった。本発明は、車体面に付着性が優
れ、かつガラス面にも付着性がよく、これらの煩雑な操
作を省き、更には洗車と同時に車体面並びにガラス面に
コーティング処理を行うことのできる自動塗布方法によ
るコーティング剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の目的を
達成するために鋭意研究の結果、アミノ変性シリコーン
オイルを非イオン界面活性剤で乳化した乳化液にアルキ
ルアンモニウム塩を含有させた液をコーティング剤とす
ることによって、自動車等の車体表面並びにガラス面に
対する付着性が優れ、撥水性の優れた皮膜を形成する知
見を得て自動塗布に使用できるコーティング剤を完成し
た。
【0005】本発明は、アミノ変性シリコーンオイルを
非イオン界面活性剤で乳化した乳化液に
【化1】 (式中、Rは炭素数1〜3を有するアルキル基、R′は
炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基、R″
は炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基又は
炭素数1〜3を有するアルキル基、Xはハロゲン原子を
示す。)及び
【化2】 (式中、R′は前述と同意義を有する、X′はハロゲン
原子又は酢酸イオンを示す。)示される化合物よりなる
群から選ばれる1種又は2種以上のアルキルアンモニウ
ム塩を含有してなることを特徴とする自動塗布方法によ
るコーティング剤である。
【0006】本発明のアミノ変性シリコーンオイルは一
般にアミノ変性シリコーンオイルとして市販されている
ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部にアミノアル
キル基、アミノアルキル置換アミノアルキル基等の有機
基を導入したポリシロキサンのアミノ変性物である。そ
してこれらのアミノ変性シリコーンオイルのアルキルア
ミノ基を有するものは、「反応性シリコーンオイル、製
品名、X−22シリーズ」、アミノアルキル置換アミノア
ルキル基を有するものは、「反応性シリコーンオイル、
製品名、KFシリーズ」(信越化学工業(株)製品)とし
て市販されている。本発明には、これらのアミノ変性シ
リコーンオイルの何れも使用することができる。好適な
ものとしては、上記KFシリーズのアミノ変性有機基と
して、アミノアルキル置換アミノアキル基のアミノ変性
シリコーンオイルが挙げられる。
【0007】本発明に使用されるアルキルアンモニウム
塩は〔化1〕及び〔化2〕で示されるアルキルアンモニ
ウム塩である。〔化1〕に含まれる化合物は、ジオクチ
ルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチル
アンモニウムクロライド、ジドデシルジメチルアンモニ
ウムクロライド、ジテトラデシルジメチルアンモニウム
クロライド、ジヘキサデシルジメチルアンモニウムクロ
ライド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライ
ド、ジエイコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
テトラコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオク
タコシルジメチルアンモニウムクロライド、ジオレイル
ジメチルアンモニウムクロライド、オクチルトリメチル
アンモニウムクロライド、デシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロラ
イド、テトラデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド、
オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、エイ
コシルトリメチルアンモニウムクロライド、テトラコシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、オクタコシルト
リメチルアンモニウムクロライド、オレイルトリメチル
アンモニウムクロライド等が挙げられる。特に、ジオク
タデシルジメチルアンモニウムクロライド、オクダデシ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、ジドデカシルジ
メチルアンモニウムクロライド等が好適である。
【0008】〔化2〕に含まれる化合物は、オクチルア
ミン酢酸塩、デシルアミン酢酸塩、ドデシルアミン酢酸
塩、ドデシルアミン塩酸塩、テトラデシルアミン酢酸
塩、ヘキサデシルアミン酢酸塩、オクタデシルアミン塩
酸塩、オクタデシルアミン酢酸塩、エイコシルアミン塩
酸塩、テトラコシルアミン酢酸塩、オクタコシルアミン
酢酸塩、オレイルアミン酢酸塩等が挙げられる。特に、
オクタデシルアミン酢酸塩、オクタデシルアミン塩酸
塩、ドデシルアミン酢酸塩、ドデシルアミン塩酸塩等が
好適である。
【0009】本発明のアミノ変性シリコーンオイルの乳
化に使用される非イオン界面活性剤としては、一般に使
用される非イオン界面活性剤のポリエチレングリコール
アルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリ
ドを何れも使用することができる。ポリエチレングリコ
ールアルキルエーテルが好適である。
【0010】本発明のコーティング剤は、上記アミノ変
性シリコーンオイルを非イオン界面活性剤により乳化液
とするには一般の方法により調製することができる。即
ち、アミノ変性シリコーンオイルに対し通常の乳化剤の
使用量20〜30重量%とを使用して、撹拌する、なお、市
販のアミノ変性シリコーンオイルエマルジョンも使用す
ることができる。かくして得られたアミノ変性シリコー
ンオイル乳化液に上記〔化1〕、〔化2〕で示されるア
ルキルアンモニウム塩の1種又は2種以上を加える、こ
の場合のアルキルアンモニウム塩の添加量は、本発明の
コーティング剤を車体のコーティングに使用する場合の
使用条件により適宜調製する。例えば自動洗車機による
場合は、本発明のコーティング剤を20〜50倍に希釈して
散布され、その0.1〜1.0重量%程度になるように加え
る。本発明のコーティング剤の調製において、他の助
剤、例えば防腐剤等を加えても良い。
【0011】本発明のコーティング剤は、門型洗車機、
連続洗車機、スプレー洗車機、更に半自動のスプレー式
等の自動塗布方法に極めて便利に使用することができ
る。本発明のコーティング剤を門型洗車機に使用する場
合は、洗車の洗浄工程の最後の段階でコーティング処理
を行なう。本発明のコーティング剤はこの段階で20〜50
倍に希釈されて洗車機備付けの供給器より噴霧塗布され
る。本発明のコーティング剤は塗布するのみの操作で十
分車体に付着し、ブラシ等で擦り本剤を車体付着させる
必要がなく、また、本剤の撥水性により、門型洗車機に
よる送風乾燥により、水が飛ばされるのでこの水を拭き
取る必要もない。
【0012】本発明の成分であるアミノ変性シリコーン
オイルは本発明のコーティング剤の皮膜成分を形成す
る、このアミノ変性シリコーンオイルは非イオン界面活
性剤により乳化され、この乳化されているアミノ変性シ
リコーンオイルがアルキルアンモニウム塩との相乗作用
により、車体表面及びガラス表面に極めて優れた付着性
を示し、かつその塗布面が水に対する撥水性が優れ従来
の液状コーティング剤のように、塗布後ブラッシング等
の必要がなく、また送風乾燥により水を拭き取らなくて
も水は車体面及びフロントガラス面から水滴になって飛
ばされ除去される。次に本発明の実施例を挙げて本発明
を更に説明する。
【0013】
【実施例1】ポリシロキサンのメチル基がアミノアルキ
ル置換アミノアルキル基で置換され、分子量5,000〜10,
000のアミノ変性シリコーンオイル10重量%をポリエチ
レングリコールアルキルエーテル15重量%を加えて、こ
れに水を加えて全量を100重量%とし、ホモジナイザー
により乳化し乳化液とする。この乳化液の10重量%にジ
オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド0.5重量
%を加え、更に水を加えて全量を100重量%として本発
明のコーティング剤を得る。
【0014】
【実施例2】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量%にジドデシルジメチル
アンモニウムクロライド0.5重量%を加え、更に水を加
えて全量を100重量%として本発明のコーティング剤を
得る。
【0015】
【実施例3】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量%にオクタデシルトリメ
チルアンモニウムクロライド0.5重量%を加え、更に水
を加えて全量を100重量%として本発明のコーティン
グ剤を得る。
【0016】
【実施例4】実施例1と同様にして調製したアミノ変性
シリコーンオイル乳化液10重量%にジオクタデシルジメ
チルアンモニウムクロライド0.25重量%及びドデシルア
ミン酢酸塩0.25重量%を加え、更に水を加えて全量を10
0重量%として本発明のコーティング剤を得る。
【0017】
【試験例】次に本発明のコーティング剤を効果を示す試
験を示す。 <試験例1> 従来の門型洗車機に使用する水性ワックスとの比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1のコーティング剤。 比較試料:従来の水性ワックスとして、“シャインワッ
クス1000”(三愛石油(株)製)カルナバワックス、パラ
フィンワックス、鉱物油にカチオン界面活性剤を含む液
の艶出しワックス。 試験方法 比較試料の塗布法:門型洗車機を使用して車体を水洗
し、ブラッシングする、次にワックス下地処理剤でブラ
ッシングし、次に比較試料を塗布ブラッシングし、後水
洗し、送風乾燥する。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 上記試験結果は下記表1及び表2の通りであった。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】 以上の試験結果より明らかなように本発明のコーティン
グ剤は公知のコーティング剤より車体、ガラスに対する
撥水性が優れていることが判る。
【0020】<試験例2> 従来の手塗りコーティング剤との比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1のもの。 比較試料:従来の手塗りコーティング剤として、“フッ
ソ99”(ソフト99コーポレーション製)フッソ樹脂と石
油系溶剤の艶出しコーティング剤。 試験方法 比較試料の塗布法:車体を水洗し、水分を除去し、次に
比較試料を塗布し、乾燥し残留液を拭き取る。以上の操
作をすべて手作業で行う。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 上記試験結果は下記表3の通りであった。
【0021】
【表3】
【0022】ガラス面に対する撥水性 比較試料は車体用のコーティング剤であるので、ガラス
に塗布すると油膜になる。以上の試験結果より明らかな
ように本発明のコーティング剤は手塗りによるコーティ
ング剤と車体の撥水性においてはその差異はないが、ガ
ラス面に対するコーティングも可能である。本発明が自
動洗車機により手塗りの場合と同等の効果を得られるこ
とは、コーティング剤の塗布操作が極めて容易である点
において格別の効果があることは明らかである。更に、
比較試料はガラスには使用できない。
【0023】<試験例3> 従来のガラスコーティング剤との比較試験 供試々料 本発明の試料:実施例1のもの。 比較試料:従来のガラスコーティング剤として、“スー
パーレインX”(UNELKO社製)ジメチルポリシロ
キサンと硫酸とアルコールのガラスコーティング剤。 試験方法 比較試料の塗布法:フロントガラスの油膜を除去し、水
洗し、水分を除去し、次に比較試料を塗布し、乾燥し残
留液を拭き取る。以上の操作をすべて手作業で行う。 本発明の試料の塗布法:門型洗車機を使用して水洗し、
ブラッシングし、後本発明の試料を塗布し後水洗し、送
風乾燥する。 試験結果 車体に対する撥水性 比較試料はガラスコーティング剤であるので、車体に塗
布すると塗膜が侵されてしまう。 ガラス面に対する撥水性 試験結果は下記表4の通りであった。
【0024】
【表4】 以上の通り、手塗りに対するガラス面の撥水性は、その
撥水性効果は同等であるが、本発明の自動洗車機により
手塗りと同等の効果を得られることは、コーティング操
作が極めて容易である点において顕著な効果がある。
【0025】<試験例4> 本発明のコーティング剤の「ガラス水切れ試験」「ガラ
ス撥水試験」「車体水切れ試験」「車体撥水試験」「ス
プレーによる車体の撥水試験」「スプレーによるガラス
の撥水試験」「ガラスの撥水持続性試験」 供試々料 本発明の実施例1〜4のコーティング剤及び下記の比較
試料1〜3のコーティング剤。 比較試料1 ジメチルポリシロキサン、分子量が10,000〜20,000、10
重量%をポリエチレングリコールアルキルエーテル15重
量%で乳化して、この乳化液を水で100重量%してコー
ティング剤を得る。 比較試料2 実施例1のアミノ変性シリコーンオイルを実施例1と同
様の非イオン界面活性剤を用いて乳化した乳化液を水で
100重量%にしてコーティング剤を得る。 比較試料3 ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド0.5重
量%を含有した水性液。 試験方法 門型洗車機を使用して水洗し、ブラッシングし、後上記
各供試々料を塗布し後、水洗し、送風乾燥した。 「ガラス水切れ試験」(試験1)門型洗車機で処理後、
車体に水をかけ、その時のフロントガラスの水の切れる
速さを観察した。 「ガラス撥水試験」(試験2)門型洗車機で処理後、車
体に水をかけ、その時のフロントガラスに残る水玉の丸
さを観察した。 「車体の水切れ試験」(試験3)門型洗車機で処理後、
車体に水をかけ、その時の車体の水の切れる速さを観察
した。 「車体撥水試験」(試験4)洗車機の洗滌水により余分
なコーティング剤を流し、その時の車体に残る水玉の丸
さを観察した。 「スプレーによる車体の撥水試験」(試験5) 「スプレーによるガラスの撥水試験」(試験6) 上記各試料を20倍に水で希釈し、ハンドスプレーに入
れ、車体に塗布し、洗滌水により余分なコーティング剤
を流した。この時に車体、フロントガラスに残留した水
玉とフロントガラスの水の切れる速さを観察した。 「ガラスの撥水持続性試験」(試験7)ホースにより洗
滌水をかけながら、ワイパーを動かし、その後再び水を
かけた後のフロントガラスに残る水玉の丸さを観察し
た。 試験結果 上記の試験の結果は下記表5の通りであった。
【0028】
【表5】
【0029】以上の結果より明らかな通り、本発明のコ
ーティング剤は自動塗布方法を用いてコーティングを行
っても、車体並びにガラスに対し極めて良好な撥水皮膜
を形成し安定性も良好である。
【0030】
【発明の効果】本発明のコーティング剤は、自動車等の
車体、ガラスに塗布後、機械又は手で塗布面を擦らなく
ても十分付着し、塗布後の洗浄等により剥落しない優れ
た撥水皮膜を形成するコーティング剤でしかも、本剤塗
布後乾燥してもその余滴を拭き取る必要がなく、自然に
液滴として流下する性質を有しているから、コーティン
グ剤の擦り込み、拭き取り等の手間が省略でき、自動塗
布機、特に門型洗車機により車体の洗浄操作と連続して
使用できるので、工業上極めて有用な発明である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉原 正 東京都品川区東大井五丁目22番5号 三愛 石油株式会社内 (72)発明者 斉藤 博光 東京都品川区東大井五丁目22番5号 三愛 石油株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ変性シリコーンオイルを非イオン
    界面活性剤で乳化した乳化液に〔化1〕及び〔化2〕示
    される化合物よりなる群から選ばれる1種又は2種以上
    のアルキルアンモニウム塩を含有してなることを特徴と
    する自動塗布方法によるコーティング剤。 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜3を有するアルキル基、R′は
    炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基、R″
    は炭素数8〜30を有する飽和又は不飽和炭化水素基又は
    炭素数1〜3を有するアルキル基、Xはハロゲン原子を
    示す。) 【化2】 (式中、R′は前述と同意義を有する、X′はハロゲン
    原子又は酢酸イオンを示す。)
  2. 【請求項2】 〔化1〕で示されるアルキルアンモニウ
    ム塩がジオクタデシルジメチルアンモニウムクロライ
    ド、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、
    ジドデシルジメチルアンモニウムクロライド、〔化2〕
    で示されるアルキルアンモニウム塩がオクタデシルアミ
    ン酢酸塩、ドデシルアミン酢酸塩である請求項1のコー
    ティング剤。
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