JPH0818642B2 - ごみ輸送管の補修方法 - Google Patents

ごみ輸送管の補修方法

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JPH0818642B2
JPH0818642B2 JP3337795A JP33779591A JPH0818642B2 JP H0818642 B2 JPH0818642 B2 JP H0818642B2 JP 3337795 A JP3337795 A JP 3337795A JP 33779591 A JP33779591 A JP 33779591A JP H0818642 B2 JPH0818642 B2 JP H0818642B2
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plates
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彪 竹中
治男 原田
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日本フレクト株式会社
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  • Pipe Accessories (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,地中等に埋設されたご
みの空気輸送用の輸送管の内壁摩耗部を補修する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ごみの空気輸送を行うためのごみ輸送管
は摩耗による損傷を受けるので,これを補修するメンイ
テナンスを必要とする。従来より採用された補修方法に
は次の三種がある。 (1) 輸送管の外側に,管の外径に沿う曲面をもつ鋼板を
溶接によって部分当てする方法。 (2) 補修を必要とする管部分を切り取りこの部分を新し
い管と取り替える方法。 (3) 輸送管の内側に当板を置く方法。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の(1)の方法で
は,土中埋設部では土木掘削を必要とし作業が大掛かり
となる。また外板の部分当て補修は応急的な処置であ
り,埋設管には本来不適である。
【0004】前記の(2)の方法でも, 土中埋設部では土
木掘削を必要とし, しかも新しい管と既設管との再接合
が難作業となる。
【0005】前記の(3)の方法は,直管部の底部のみに
限られる。そして,直管部の底部に当板を次々と管方向
に継ぎ足さないと移動したりめくれたりして閉塞の原因
となる。管の曲がり部 (ベンド管) ではその側面が摩耗
することが多いが,ベンド管の側面の補修ができない。
本発明はこのようなごみ輸送管補修の問題を解決しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,ごみ輸
送管の内壁摩損部に,管内面に対応した曲面をもつ当板
を当て付けて該摩損部を補強するにさいし,管内面に対
応した曲面をもつ二枚の押え板を該当板の左と右の円周
方向に継ぎ足すことにより,該輸送管の内径にほぼ等し
い外径をもつ内管を,両押え板の間に若干の隙間を開け
て形成し,この両押え板の隙間に管軸方向に楔を差し込
んで該当板を両側の押え板で固定することを特徴とする
ごみ輸送管の補修方法を提供する。そのさい,当板に継
ぎ足される方の押え板の縁部には,当板の縁部を挟む込
むフオークを取り付けておく。
【0007】
【実施例】図1は,ごみ輸送管の摩損部を本発明に従っ
て管の内側から補修するのに使用する部材を示したもの
であり,1は摩損部に当て付ける当板,2a,2bは当板1
の両側を抑える押え板,3は楔を示している。
【0008】当板1は,ごみ輸送管の摩損部に内側から
当てて摩損部を補修する基本部材であり,耐摩耗鋼の鋼
板を加工して作られた半円曲面をもつ加工板である。半
円曲面とは,ごみ輸送管の内壁形状(円形)に沿った円
形曲面を有するということであり,半円とは1/2円のみ
ならず, 摩損部の大きさに応じて1/3円,2/3円,1/4円,3/
4 円, そのほかの部分円であってもよく,当板だけで完
全な円を形成しないという意味である。ただし摩耗は 1
/5〜 1/5円の範囲で発生するのが一般であり,また輸送
管への当板の搬入の容易性を考慮すると,輸送管内径よ
りもその巾寸法が小さい 1/3円程度のものが最も有利で
ある。
【0009】当板1の曲面は輸送管の内面に対応した曲
面をもたせるのであるが,実際には輸送管の半径よりも
若干大きな半径をもつものとするのがよい。これよっ
て,当板1を管内に挿入したときには,円周方向の両縁
のみが輸送管の内面と2点接触することになり,据え付
けが安定する。また,当板の管の軸方向の縁部は,その
内面から外面に向けてごみの流れ方向とは反対の傾斜を
形成しておき,これによってごみの引っ掛かりを防止す
ると共に,隣合う当板を接合するさいには,この傾斜部
同士を重ね合わせるようにして当板同士のずれを防止す
る。
【0010】またこの当板1は直管部の摩損部を補修す
る場合には軸方向の曲がりをもたないが(図1はこの例
を示す),ベンド部の摩損部を補修する場合には,その
ベンド部の曲がりに対応する軸方向の曲がりを有するも
のを使用することもできる。ただし曲管部であっても適
当な長さの軸方向に曲がりを持たない当板を用いて曲が
り部も補修できる。この場合には曲がり部の曲率半径が
若干変更することになるが,曲率半径の若干の変動はゴ
ミの輸送に特に支障は生じない。特に, 直管から曲管へ
の移行部 (またはその逆) の補修は適当な長さの曲がり
を持たない当板を用いることによって限られた種類の部
材だけで補修ができる。
【0011】図示の例では当板1の円周方向の左右縁部
には突起片4a,4bが形成してある。より具体的には当板
1の前後両端部5c,5d は同一円周長さをもつ半円からな
り,この両端部5c,5dの左右縁部から軸方向に延びる肩
部6a,6bを形成したうえ,この両肩部6a,6bからさらに中
央に延びる突起片4a,4bが形成してある。そして突起片4
a,4bの先端部には厚さの薄い刀部7a,7b が形成してあ
る。
【0012】押え板2a,2bは当板1を摩損部の位置に固
定するのに使用する部材であり,管内面に対応した曲
面,すなわち当板1と同じ半径をもつ半円曲面を有した
鋼板からなる。素材鋼板は当板1と同じものであっても
よいが,工具鋼素材 (例えばSS41等) を用いるのが好適
である。押え板2a,2bの円周方向の長さは,当板1と二
枚の押え板2a,2bとでほぼ輸送管の内壁を覆う内管が若
干の隙間を残して形成されるような長さである。この隙
間に後述のように楔3が差し込まれて全円周をもつ内管
が完成する。
【0013】図示の例では,押え板2a,2bにおける当板
1に接合する側の縁部には,当板1の突起片4a,4bに対
応する切欠部8a,8bが, 側片9a,9bを両側に残して,設け
てある。そして, この切欠部8a,8bに円周方向に延びる
数本(図例では2本)のフオーク10が取り付けてある。
このフオーク10は,その後端が押え板2a,2bの内側面に
溶接或いはビス止めされ,爪部が押え板2a,2bと同じ曲
率半径をもって切欠部8a,8b内に所定の長さだけ伸び出
している。このため,側片9a,9bが描く外周面とフオー
ク10が描く外周面との間には, 該切欠部8a,8b内におい
て,当板1の突起片4a,4bが鋏込まれる隙間が存在して
いる。
【0014】一方,押え板2a,2bにおける反対側の縁部
(押え板2aと2bがが向かい合う縁部)の内側には楔3を
すべり込ませるキー溝11a,11bが形成してある。このキ
ー溝11a,11bに係合する鍔部13a,13bが楔3の中央厚肉部
12の両縁に設けてある。
【0015】図2は,ごみ輸送管15の摩損部16を補修す
るために,以上の構成になる当板1, 押え板2a,2bおよ
び楔3を管内面に固定した断面状態を示したものであ
る。図示のように,当板1の肩部6a,6bが押え板2a,2bの
側片9a,9bの端部と当接し,また,この側片9a,9bとフオ
ーク10との間隙に当板1の突起片4a,4bが差し込まれる
ことによって,当板1と押え板2a,2bが管15の内壁に接
して固定されている。また,押え板2aと2bの間には楔3
が差し込まれることによって管15の内壁に接した内管が
完成している。楔3の差し込みは,鍔部13a,13bを押え
板2a,2bのキー溝11a,11bに軸方向に差し込むことによっ
て行われる。この楔3の中央厚肉部12は押え板2a,2bの
厚みとほぼ等しく,この中央厚肉部12の両縁部が押え板
2a,2bの縁部と当接させるが,そのさい,この楔3がい
く分でも抜け難くするために,この部分の拡大図に示す
ように,中央厚肉部12の両縁部と押え板2a,2bとはテー
パをもって当接させてある。また,キー溝11a,11bに挿
入された楔3の鍔部13a,13bをボルトで固定するための
ネジのタップ穴17を設けておく。
【0016】図3と図4は,本発明に従う当板1の側面
図と内面図であり,図1のものに比べて形状は若干異な
るが,同一の要素を備えている。したがって,図1と同
じ参照数字で示した部材は先に説明したものと同一であ
る。この形状の当板1は曲管部の曲率半径が小さいとき
に複数の当板同士の継ぎ目が大きく開かないように工夫
してある。また,この当板1には腹部に数個の穿孔14を
有している。これはごみ輸送管内での組み込み完了後に
当板1とごみ輸送管との隙間に充填剤を注入するための
ものである。各孔14は当板の面に垂直またはごみの流れ
方向に対して反対方向に傾斜をもって形成してある。
【0017】図5と図6は,図3〜4の当板1を押える
押え板2の側面図と内面図である。図1のものに比べて
形状は若干異なるが同一の要素を備えており,図1と同
じ参照数字で示した部材は先に説明したものと同一であ
る。
【0018】図7と図8は,側片9の厚みを本体厚みよ
りも厚くした以外は図5〜6のものと同じ押え板2を示
した側面図と内面図である。この側片9の厚みを厚くす
ることによって,ごみの空気輸送時の風圧と搬送物の衝
突による当板1のめくれ現象が防止できる。
【0019】図9は楔3の取り付け状態を示す側断面
図,図10はその内面部分図である。楔3は図10の矢印の
方向に差し込まれる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにして,当板1が管内壁の摩
損部に,管との間で溶接を施したりビス止めされること
なく押え板2a,2bと楔3によって機械的に強固に固定さ
れる。またベンド部でもその内管形状に応じた当板を用
いることによって補修ができる。摩損部が軸方向に長く
延びていても,適当な軸方向の長さをもつ当板,押え板
および楔からなる単位ユニットを,次々に軸方向に連設
することによって必要長さの摩損部を補修することがで
きる。この作業は,土中管であっても埋設のまま行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明法で使用する補修部材の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明法に従ってごみ輸送管の摩損部を補修し
た状態を示す断面図である。
【図3】本発明に従う当板の側面図である。
【図4】図4の当板を内面側から見た図である。
【図5】本発明に従う押え板の側面図である。
【図6】図5の押え板を内面側から見た図である。
【図7】本発明に従う押え板の他の例を示す側面図であ
る。
【図8】図7の押え板を内面側から見た図である。
【図9】本発明に従って楔を差し込んだ状態を示す断面
図である。
【図10】図9の状態を内面側からみた部分図である。
【符号の説明】
1 当板 2 押え板 3 楔 4 当板の突起片 6 当板の肩部 9 押え板の側片 10 押え板のフオーク 11 押え板のキー溝 12 楔の厚肉部 13 楔の鍔部 15 ごみ輸送管 16 摩損部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−171593(JP,A) 実開 昭50−104391(JP,U) 実開 昭60−62696(JP,U) 実開 昭62−194289(JP,U) 実開 平4−23899(JP,U) 実公 昭57−27972(JP,Y2)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ輸送管の内壁摩損部に,管内面に対
    応した曲面をもつ当板を当て付けて該摩損部を補強する
    にさいし,管内面に対応した曲面をもつ二枚の押え板を
    該当板の左と右の円周方向に継ぎ足すことにより,該輸
    送管の内径にほぼ等しい外径をもつ内管を,両押え板の
    間に若干の隙間を開けて形成し,この両押え板の隙間に
    管軸方向に楔を差し込んで該当板を両側の押え板で固定
    することを特徴とするごみ輸送管の補修方法。
  2. 【請求項2】 当板に継ぎ足される方の押え板の縁部に
    は,当板の縁部を挟むフオークが取り付けられている請
    求項1に記載のごみ輸送管の補修方法。
  3. 【請求項3】 当板に継ぎ足される方の押え板の縁部に
    は,めくれ防止用の肉厚部が形成されている請求項1ま
    たは2に記載のごみ輸送管の補修方法。
  4. 【請求項4】 当て板とごみ輸送管との隙間に充填剤が
    注入される請求項1,2または3に記載のごみ輸送管の
    補修方法。
  5. 【請求項5】 ごみ輸送管の摩損部の内径にほぼ等しい
    外径の内管が,一枚の当板,二枚の押え板および一個の
    楔を円周方向に連設することによって形成され,この内
    管が管の軸方向に連設される請求項1,2,3または4
    に記載のごみ輸送管の補修方法。
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JP4462814B2 (ja) * 2001-08-13 2010-05-12 東亜グラウト工業株式会社 既設管路の補修用被覆体
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KR101645653B1 (ko) * 2015-08-31 2016-08-08 김동희 배관용 엘보
JP6579902B2 (ja) * 2015-10-13 2019-09-25 大成建設株式会社 トンネル補強構造

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