JPH0818569B2 - 動力舵取装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPH0818569B2
JPH0818569B2 JP61225235A JP22523586A JPH0818569B2 JP H0818569 B2 JPH0818569 B2 JP H0818569B2 JP 61225235 A JP61225235 A JP 61225235A JP 22523586 A JP22523586 A JP 22523586A JP H0818569 B2 JPH0818569 B2 JP H0818569B2
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driving
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茂男 田ノ岡
和正 小玉
勤 松本
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車の走行状態に応じてアシスト力を電
子制御装置により制御して操舵特性を変化させるように
した動力舵取装置の操舵力制御装置に関する。
(従来技術) この種の動力舵取装置においては、自動車の走行状態
の検出は車速により行うのが普通であり、この検出結果
により、アシスト力が低速域では大きく、高速域では小
さくなるように制御するものがある。また、例えば、特
開昭59−59574号公報に示すごとく、車速とオイルポン
プ回転数の間の制御特性を複数用意し、この中から市街
地か山道か等の道路状態に応じて一つの制御特性を選択
するものがあり、これによれば車速のみでなく道路状態
の違いによってもアシスト力を変えて手動操舵トルクと
操舵出力トルクの間の特性を変えることができる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、自動車の走行状態は上記車速や道路状
態の他に、運転者の気分や性格による運転状態、すなわ
ち活発な運転か穏やかな運転か等によつても変化し、前
記従来技術では運転者による運転状態に応じた適切な操
舵力を得ることは必ずしも出来ないと言う問題があっ
た。これを解決するために出願人は先に特願昭60−2964
95号その他に係る発明を行ったが、此等の発明において
は前記運転者による運転状態をあらわす運転状態指数を
車速に基づいて演算しているので、周囲の交通状態によ
っては頻繁に変化し、このため操舵力が頻繁に変化して
運転者に不自然な感じを与えることがあった。本発明は
このような問題を解決したものである。
(問題点を解決するための手段) このために、本発明による動力舵取装置の操舵力制御
装置は、第1図に示す如く、印加される制御電流に応じ
て開度が変化して手動操舵トルクと操舵出力トルクの間
の特性(以下単に操舵特性という)を変化させる電磁制
御弁30を備えた動力舵取装置10において、車速またはこ
れと関連して変化するエンジン回転数等の情報値を検出
する車速等センサ1と、操舵角を検出する操舵角センサ
2と、前記情報値に基づいて運転者の運転状態に対応す
る運転状態指数を演算する第1演算手段3と、前記操舵
角に基づいて道路状態に対応する道路状態指数を演算す
る第2演算手段4と、前記第1演算手段3にて演算され
た運転状態指数を複数の判定レベルと比較し同運転状態
指数に応じて複数段階に設定した補正運転状態指数に変
換する補正手段5と、この補正運転状態指数と前記第2
演算手段4にて演算された道路状態指数とに基づいて制
御電流値を演算する制御電流演算手段6と、この制御電
流演算手段6にて演算された制御電流を前記電磁制御弁
30に印加するソレノイド駆動手段7を備えたことを特徴
とするものである。
(作用) 第1演算手段3は車速等センサ1により検出された情
報値を入力してこれに基づいて運転者による運転状態を
あらわす運転状態指数を演算し、第2演算手段4は操舵
角センサ2により検出された操舵角を入力してこれに基
づいて市街地か山道か等の道路状態をあらわす道路状態
指数を演算する。また補正手段5は時々刻々変化する運
転状態指数を入力し、これを予め定められた複数の判定
レベルと比較して複数段階に設定した補正運転状態指数
に変換する。制御電流演算手段6はこの補正運転状態指
数を入力し、これに基づいてその時の車速等,運転状態
及び道路状態に対応する制御電流値を演算し、ソレノイ
ド駆動手段7は演算された値の制御電流を電磁制御弁30
に印加する。これにより、操舵特性は、その時の車速
等,運転状態及び道路状態に適したものとなる。また、
運転状態指数が変化しても、その変化が各判定レベルに
より区切られた所定の範囲内であれば補正運転状態指数
は変化することなく一定に保たれる。
(発明の効果) 上述の如く、本発明によれば、操舵特性はその時の車
速等,運転状態及び道路状態に適したものに切り替えら
れるので、よりきめ細かに自動車の走行状態に対応して
操舵力の重さを制御することができる。また、運転状態
指数が頻繁に変化しても、その変化が所定の範囲内であ
れば補正運転状態指数は一定に保たれるので、前記操舵
特性が頻繁に切り替えられることはなくなり、運転車に
不自然な感じを与えることがなくなる。
(実施例) 先ず、第1図〜第13図に示す第1実施例の説明をす
る。
第1図及び第2図において、動力舵取装置10は、ハン
ドル軸47を介して操舵ハンドル46と連結されたサーボ弁
11と、出力軸21より図略のリンク機構を介して前車輪に
連結されたパワーシリンダ12と、サーボ弁11に連結され
た反力機構13により構成されている。
自動車エンジンにより駆動されるベーンポンプ等の供
給ポンプ15にはバイパス弁18が内蔵され、これにより一
定流量Qの作動流体が、吐出通路17を経て、動力舵取装
置10に内蔵された分流弁14に供給されるようになってい
る。分流弁14は、前記一定流量Qの作動流体を、サーボ
弁通路17aおよび反力制御通路17bへそれぞれ一定流量Q1
及びQ2ずつ分配するものである。サーボ弁通路17aはサ
ーボ弁11を介してパワーシリンダ12に接続され、また反
力制御通路17bには反力機構13及び電磁制御弁30が接続
されている。
サーボ弁11は公知のロータリー形のもので、パワーシ
リンダ12と供給ポンプ15との間に設けられ、操舵ハンド
ル46よりハンドル軸47を経てサーボ弁11の入力軸20に加
えられる手動操舵トルクに応じて作動し、パワーシリン
ダ12の両室への作動流体の給排を制御してアシスト力を
発生させるものであり、これにより増大された操舵出力
トルクが出力軸21より前車輪に伝達されるよう構成され
ている。使用済みの作動流体はリザーバ16に戻され、再
びポンプ15に吸入される。
反力機構13は、ロータリー形のサーボ弁11の出力軸側
に設けられた挿通孔13cに嵌合されたプランジャ13bと、
入力軸側に設けられてプランジャ13bの先端と係合する
円周方向両側に傾斜した傾斜面13dを主要構成要素とす
る公知のものである。そして、ポート13aを介してプラ
ンジャ13bの後部に導入される作動流体の圧力を電磁制
御弁30により変化させて入力軸と出力軸の間の捩りばね
特性を変え、入力トルクすなわち手動操舵トルクに対す
るサーボ弁11の作動特性を変えて操舵特性を変えるもの
である。
第3図に示す如く、電磁制御弁30のバルブ本体31の突
出部31aの先端には中央に絞り穴32aを有するユニオン32
が同軸に螺合固定され、絞り穴32aを挟んで第1ポート3
0a及び第2ポート30bが形成されている。バルブ本体31
に固定されたヨーク35の内孔には弁軸34を固定したスプ
ール33が突出部31aと同軸に軸方向摺動可能に支持さ
れ、このスプール33及び弁軸34はスプリング38及び39を
介してバルブ本体31とヨーク35に螺合した調整ねじ37の
間の弾性的に支持されている。電磁制御弁30は、通常は
弁軸34の先端がユニオン32の絞り穴32aから離れて絞り
穴32aを全開とし、ソレノイド36に通電すればその電流
値に応じてスプール33が左方向に変位して弁軸34の先端
により絞り穴32aの開度を次第に減少させ、遂には全閉
となるようにするものである。この全閉状態において
は、両ポート30a,30bは細い固定絞り32bにより連通され
ている。この電磁制御弁30はバルブ本体31の突出部31a
を動力舵取装置10の弁ハウジング等に螺合して取り付け
られている。
上記構成の動力舵取装置において、車速の増大につれ
て電磁制御弁30の開度が小となるようにすれば、手動操
舵トルクは、第4図の実線に示す如く車速の増大に応
じて重くなり、また第4図の実線に示すごとく操舵角
の増大に応じて重くなる特性となる。しかしながら、こ
れのみでは穏やかか活発か等の運転状態または市街地か
山道か等の道路状態が変化しても上記特性は一定のまま
であり変らない。本実施例においては、第2図の電子制
御装置50により、車速のみならず後述する道路状態指数
と段階化された補正運転状態指数に応じても電磁制御弁
30の開度を変化させ、これにより運転状態及び道路状態
に応じて上記特性を変化させている。
第2図に示す如く、電子制御装置50はマイクロプロセ
ッサ(以下単にCPUという)51と、読出し専用メモリ
(以下単にROMと言う)52と、書込み可能メモリ(以下
単にRAMと言う)53を主要構成要素とし、このCPU51には
図略のソレノイド駆動回路(図1のソレノイド駆動手段
7に対応)を介して前記電磁制御弁30のソレノイド36が
接続されて、これに印加される電流を制御するようにな
っている。また、CPU51にはそれぞれ図略のインターフ
ェイスを介して車速センサ40及び操舵角センサ45が接続
されている。この車速センサ40は、エンジン41の駆動力
を後車輪44に伝達するトランスミッション42の出力軸43
に連結された回転計により構成され、この車速センサ40
から発生されるパルス信号の周波数により車速vを検出
するようになっている。また、操舵角センサ45はハンド
ル軸47に固定された回転板と、2つのフォトインタラプ
タと、位相判定回路により構成され、操舵ハンドル46の
操舵角θを検出するようになっている。
穏やかな運転の場合には、第6図に示す如く車速の
変動の回数は比較的少ないが、活発な運転の場合には、
第6図に示す如く車速の変動の回数は多くなる。従っ
て自動車の加速度の変化曲線は、穏やかな運転の場合
には、第6図に示す如く山の数及び高低差が少なく、
活発な運転の場合には、第6図に示す如く山の数及び
高低差が多くなる。また加速度の絶対値||は、穏や
かな運転の場合には、第6図に示す如く山の数及び高
さが小となり、活発な運転の場合には、第6図に示す
如く山の数及び高さが大となる。従って加速度の絶対値
||の所定時間内の積分値を第1演算手段3により演
算し、これをそのままあるいは多少修正して運転状態指
数J1とすれば、この運転状態指数J1は穏やかな運転の場
合には小さく、活発な運転の場合には大となり、これに
より穏やかか活発かの運転状態を知ることができる。な
お、本実施例においては、運転状態指数は第8図の曲線
J1に示す如く、増大方向については加速度の絶対値|
|の所定時間内の積分値の変化にそのまま追随させ、減
少方向については減少速度が所定速度以上とならないよ
うに制限したものとしている。このようにすれば加速度
の絶対値||が短かいサイクルで激しく変化した場合
でも運転状態指数J1は激しく変化することなく、加速度
の絶対値のピークを通る線にほぼ近い形で運転状態指数
J1を穏やかに変化させることができる。
補正手段5は、時間に対し第8図の曲線J1に示す如く
変化する運転状態指数を、3つの判定レベルL,M,H(本
実施例においてはそれぞれ13,38,57)に基づいて3段階
の値jl,jm,jh(本実施例においてはそれぞれ0,50,99)
をとる基準値J1bに変換し、次いで補正運転状態指数J1a
に変換している。すなわち基準値は、第8図の折線J1b
(傾斜部分以外は補正運転状態指数の折線J1aと一致)
に示す如く、その値がjlのときに運転状態指数J1が増大
して判定レベルM以上となればその値はjmに変移し、そ
の値がjmのときに運転状態指数J1が増大(または減少)
して判定レベルH以上(またはL以下)となればその値
はjh(またはjl)に変移し、その値がjhのときに運転状
態指数J1が減少して判定レベルM以下となればその値は
jmに変移するものである。補正運転状態指数J1aの値は
基本的には基準値J1bと一致するものであるが、基準値J
1bが増大する場合は直ちにその値となり、基準値J1b
減少する場合は一定の減少速度でその値に接近してこれ
と一致するようになっている。なお、この基準値J1b
変移した場合には、変移後の値に応じてブザーを鳴らし
て運転者に知らせるようになっている。
一方操舵角θの頻度分布は、市街地走行の場合にはカ
ーブは少ないが交差点で直角に曲がることが多いので中
間の操舵角θの頻度は比較的少なくなり、山道走行の場
合にはカーブは多いが直角に曲がることは少ないので中
間の操舵角θの頻度は比較的多くなる。従って、第7図
に示す如く操舵角θの絶対値|θ|の所定時間内の頻度
分布をとり、中間操舵角範囲K(ゆるいカーブ走行に対
応)内の頻度数を求め、この頻度数を全頻度数で除した
値を第2演算手段4により演算してこれをそのままある
いは多少修正して道路状態指数J2とすれば、この道路状
態指数J2は、第7図に示す山道走行の場合は大きく、
第7図に示す市街地走行の場合は小さくなり、これに
より市街地か山道かの道路状態を知ることができる。
ROM52には電磁制御弁30のソレノイド36に印加する制
御電流の操舵角θ及び車速vに対する制御特性が記憶さ
れている。この制御特性は、第5図に示す如く、4つの
特性マップA1,A2,A3,A4,より構成されている。特性マッ
プA1は運転状態指数J1=0(=jl)(穏やかな運転状
態)でかつ道路状態指数J2=0(交差点での屈折が極め
て少ない市街地走行)のときの操舵角θ及び車速vの変
化に応じてソレノイド36に印加すべき第1制御電流値i1
変化特性を示し、電流値i1は操舵角θ及び車速vの増大
に対して或る範囲内(θ<θ<θ2,v1<v<v2)では
一定の割合で増大するが、前記範囲の外では変化しない
ように設定されている。また、特性マップA4は運転状態
指数J1=99(jh)(活発な運転状態)でかつ道路状態指
数J2=99(屈曲が多い山道走行)のときの操舵角θ及び
車速vの変化に応じてソレノイド36に印加すべき第4制
御電流値i4の変化特性を示し、電流値i4は操舵角θ及び
車速vの増大に対しi1と同様に変化するが、その値は全
般的にi1よりもかなり大となるように設定されている。
特性マップA2及びA3は、それぞれJ1=99でかつJ2=0の
場合の第2制御電流値i2及びJ1=0でかつJ2=99の場合
の第3制御電流値i3の変化特性を示し、何れも操舵角θ
及び車速vの増大に対してi1,i4と同様に変化するが、
その値はi1とi4の間の値である。
運転状態指数J1を演算するために、RAM53は多数(N
個)のバッファレジスタD0〜DN-1を備えている。バッフ
ァレジスタD0〜DN-1は機能的には環状に配置され、CPU5
1はこのバッファレジスタD0〜DN-1に、所定の時間間隔
Tをおいて順次、次式 =(v−v)/T ・・・(1) v:前回に読み込んだ車速 により算出された加速度の絶対値||を記憶させ、
この記憶動作がバッファレジスタD0〜DN-1を一巡するご
とに最初に戻って作動を繰り返し、記憶内容を更新させ
る。CPU51は、次式 K1:定数(活発な運転の場合にJ1≒99となるように実験
的に定める。) によりバッファレジスタD0〜DN-1の記憶値の和すなわち
積分値J1を演算し、この値を運転状態指数とする。第10
図のフローチャートはこの演算を行うためのものであ
り、ROM52にはこの動作を実行するための制御プログラ
ムが記憶されている。CUP51は、このようにして、演算
された運転状態指数J1を、前述の如く3段階に変化する
補正運転状態指数J1aに変換する。第12図のフローチャ
ートはこの変換を行うためのものであり、ROM52にはこ
の動作を実行するための制御プログラムが記憶されてい
る。
ROM53はまた、道路状態指数J2を演算するために、多
数(P個)のバッファレジスタE0〜EP-1を備えている。
バッファレジスタE0〜EP-1も機能的には環状に配置さ
れ、CPU51はこのバッファレジスタE0〜EP-1に、所定の
時間間隔Tをおいて順次、操舵角θを記憶させ、この記
憶動作がバッファレジスタE0〜EP-1を一巡するごとに最
初に戻って作動を繰り返し、記憶内容を更新させる。CP
U51は、このバッファレジスタE0〜EP-1の記憶内容か
ら、操舵角θの中立位置付近と末端位置付近のものを除
いた範囲、すなわち第7図の中間操舵角範囲K内の頻度
数Fを計数し、次式 J2=K2×F/P ・・・(3) K2:定数(屈曲が多い山道においてJ2≒0.99となるよう
に実験的に定める。) により道路状態指数J2を演算する。第11図のフローチャ
ートはこの演算を行うためのものであり、ROM52にはこ
の動作を実行するための制御プログラムが記憶されてい
る。
更にCPU51は、現在の車速v、操舵角θ及び3段階の
補正運転状態指数J1aを入力してこれに基づいて、第5
図の第1及び第2制御電流特性マップA1及びA2から市街
地走行の際に電磁制御弁30のソレノイド36に印加すべき
第1中間電流値I1を演算し、また同様に第5図の第3及
び第4制御電流特性マップA3及びA3から山道走行の際に
電磁制御弁30に印加すべき第2中間電流値I2を演算し、
次いで道路状態指数J2を入力して、第1及び第2中間電
流値I1及びI2から現在の走行状態に対応してソレノイド
36に印加すべき制御電流値Iを次式 I=(I2−I1)×J2+I1 ・・・(4) より演算する。第13図のフローチャートはこの演算を行
うためのものであり、ROM52にはこの動作を実行するた
めの制御プログラムが記憶されている。次いでこの値I
の制御電流は、CPU51により電磁制御弁30のソレノイド3
6に印加される。
しかして、両指数J1a,J2が大となればソレノイド36に
印加される制御電流値Iが増大するので電磁制御弁30の
開度は小となる。これにより反力機構13に導入される圧
力が増大するので、第4図,の破線で示す如く、車
速v及び操舵角θに対する手動操舵トルクは増大する方
向に変化する。
次に、第1実施例の作動につき説明する。
CPU51の行う処理動作は、第9図に示す如く、運転状
態指数J1の演算処理Iと、道路状態指数J2の演算処理II
と、運転状態指数J1を補正運転状態指数J1aに変換する
演算処理IIIと、制御電流値Iの演算処理IVと、制御電
流出力処理Vに大別され、此等の処理が順番に実行され
る。
自動車のメインスイッチを入れれば、電子制御装置50
は各変数を0または所定の初期値(例えばJ1bの初期値
はjm)に設定する。自動車の走行状態において時々刻々
変化する車速vおよび操舵角θは車速センサ40および操
舵角センサ45により検出され、それぞれの現在の値が図
略のレジスタに記憶される。CPU51は所定の時間間隔T
(例えば0.5秒)毎に割込信号が入力される都度、前記
各制御プログラムに基づき処理動作を実行する。
I)運転状態指数J1の演算処理 先ず第10図のステップ101において、CPU51は前記レジ
スタに記憶された車速vを読込み、次のステップ102に
おいて前記式(1)により車速vを微分して加速度を
演算する。
続くステップ103において、CPU51はサンプリングカウ
ンタ値nをバッファレジスタの個数Nと比較し、n≧N
でなければそのまま、またn≧Nであればステップ104
においてサンプリングカウンタ値nを0にリセットした
後、ステップ105に進んでn番目のバッファレジスタDn
に加速度の絶対値||を記憶させる。以上のステップ
103〜105により、CPU51は検出された加速度の絶対値|
|を所定の時間間隔TでN個のバッファレジスタD0
DN-1に順次記憶させ、全バッファレジスタを一巡する毎
に最初のバッファレジスタD0に戻って順次記憶内容を更
新せしめる。これによりバッファレジスタD0〜DN-1には
最新の所定時間T×Nの間における加速度の絶対値|
|が記憶されることになる。
続くステップ106において、CPU51は全バッファレジス
タD0〜DN-1の記憶内容を順次読み出し、前記式(2)に
より運転状態指数J1を演算した後、次の道路状態指数J2
の演算処理IIに移る。
II)道路状態指数J2の演算処理 先ず第11図のステップ111において、CPU51は前記レジ
スタに記憶された操舵角θを読み込み、ステップ112に
おいてp番目のバッファレジスタEpに操舵角の絶対値|
θ|を記憶させる。続いてCPU51は、ステップ113におい
て頻度カウンタ値Fを0にセットし、ステップ114にお
いて読出しカウンタ値Hの初期値としてバッファレジス
タの数Pより1を引いた値をセットする。
続くステップ115において、CPU51はH番目のバッファ
レジスタEHの値を2つの設定値BおよびCと比較する。
設定値BおよびCはそれぞれゆるいカーブ走行に対応す
る操舵角範囲の絶対値の下限値および上限値である。CP
U51は、B≦EH≦Cならばステップ116において頻度カウ
ンタ値Fに1を加えた後、またB≦EH≦Cでなければそ
のままステップ117に進んで読出しカウンタ値Hより1
を減じる。続くステップ118において、CPU51は読出しカ
ウンタ値Hを数値0と比較し、H<0になるまで上記ス
テップ115〜117を繰り返して頻度カウンタ値Fを、バッ
ファレジスタE0〜Ep-1のうちB≦Ep≦Cなるものの数と
し、H<0となれば次のステップ119に移る。
ステップ119において、CPU51は前記式(3)により道
路状態指数J2を演算した後、次の補正運転状態指数J1a
の演算処理IIIに移る。
III)補正運転状態指数J1aの演算処理 先ず第12図のフローチャートにおいて、J1b=jl,J1
Mならば、CPU51はステツプ121,122を経て、そのまま処
理動作をステツプ141に進める。J1b=jl,J1≧MならばC
PU51はステツプ121,122を経て、ステツプ127において基
準値J1bの値をjmに変え、次いでステツプ128においてフ
ラグPmを1に設定した後、処理動作をステツプ141に進
める。また、J1b≠jl,J1b=jm,J1<H,J1≧Lならば、CP
U51はステツプ121,123,124,125を経て、そのまま処理動
作をステツプ141に進める。また、J1b≠jl,J1b=jm,J1
<H,J1<Lならば、CPU51はステツプ121,123,124,125を
経て、ステツプ129において基準値J1bの値をjlに変え、
次いでステツプ130においてフラグPlを1に設定した
後、処理動作をステツプ141に進める。また、J1b≠jl,J
1b=jm,J1≧Hならば、CPU51はステツプ121,123,124を
経て、ステツプ131において基準値J1bの値をjhに変え、
次いでステツプ132においてフラグPhを1に設定した
後、処理動作をステツプ141に進める。またJ1b≠jl,J1b
≠jm,J1>Mならば、CPU51はステツプ121,123,126を経
て、そのまま処理動作をステツプ141に進める。また、J
1b≠jl,J1b≠jm,J1≦Mならば、CPU51はステツプ121,12
3,126を経て、ステツプ133において基準値J1bの値をjm
に変え、次いでステツプ134においてフラグPmを1に設
定した後、処理動作をステツプ141に進める。以上のス
テツプ121〜134の作動をまとめれば、CPU51は、運転状
態指数J1の変動が所定範囲内であれば基準値J1bの値を
そのまま維持し、所定範囲を外れれば基準値J1bの値を
3段階の値jl,jm,jhの何れかに変移し、後者の場合には
新たな基準値J1bの値に対応するフラグを1に設定した
後、処理動作をステツプ141に進める。
ステツプ141において、CPU51は補正運転状態指数J1a
と基準値J1bを比較し、J1a≦J1bならばステップ142にお
いてJ1a=J1bとした後、またJ1a>J1bならばステップ14
3においてJ1a=J1b−1とした後、処理動作をステツプ1
51に進める。以上のステツプ141〜143によりCPU51は、
基準値J1bが増大した場合には補正運転状態指数J1aの値
を直ちに新しい基準値J1bとし、基準値J1bが減少した場
合には補正運転状態指数J1aの値が一定の速度で減少し
て新しい基準値J1bとなるようにする。
ステツプ151〜159においてCPU51は、Pl=1ならばス
テツプ154においてブザーを短かく1回鳴らしステツプ1
55においてフラグPlを0にリセットした後、Pm=1なら
ばステツプ156においてブザーを長く1回鳴らしステツ
プ157においてフラグPmを0にリセットした後、Ph=1
ならばステツプ158においてブザーを短く2回鳴らしス
テツプ159においてフラグPhを0にリセットした後、ま
た各フラグPl,Pm,Phが何れも0ならばそのまま、次の制
御電流Iの演算処理IVに移る。以上のステツプ151〜159
によりCPU51は、操舵特性が変化する際に変化後の状態
に対応する音のブザーを鳴らす。なお、前述の如く操舵
力が減少する場合には操舵特性はゆっくりと変化する
が、このときには変化の開始時にブザーが鳴ることにな
る。
IV)制御電流Iの演算処理 先ず第13図のステップ161においてCPU51は、ステップ
101及び111において読み込んだ現在の車速v及び操舵角
θに基づいて、ROM52内の第1制御電流特性マップA1
り第1制御電流値i1をサーチし、ステツプ162において
同様に車速v及び操舵角θに基づいて第2制御電流マッ
プA2より第2制御電流値i2をサーチする。続くステップ
163においてCPU51は、この第1・第2制御電流値i1,i2
と前記演算処理IIIにおいて演算された補正運転状態指
数J1aを次式に代入して第1中間電流値I1を補間演算す
る。
I1=(i2−i1)×J1a+i1 この第1中間電流値I1は、屈曲の少ない市街地において
現在の車速,操舵角及び運転状態に対応して電磁制御弁
30に印加するのに適した制御電流値である。
続くステップ164〜166においてCPU51は、現在の車速
v及び操舵角θに基づいて、第3・第4制御電流特性マ
ップA3、A4より第3・第4制御電流値i3、i4をサーチ
し、この第3・第4制御電流値i3、i4補正運転状態指数
I1aを次式に代入して第2中間電流値I2を補間演算す
る。
I2=(i4−i3)×J1a+i3 この第2中間電流値I2は、屈曲の多い山道において現在
の車速,操舵角及び運転状態に対応して電磁制御弁30に
印加するのに適した制御電流値である。
続くステップ167においてCPU51は、前記両中間電流値
I1,I2と前記演算処理IIにおいて演算された道路状態指
数J2を前記式(4)に代入して制御電流値Iを演算した
後、次の制御電流出力処理Vに移る。この制御電流値I
は現在の車速,操舵角,運転状態及び道路状態に対応し
て電磁制御弁30に印加するのに適した制御電流値であ
る。
VI)制御電流出力処理 第9図の制御電流出力処理Vにおいては、CPUは、ス
テツプ167で演算した値Iなる制御電流を電磁制御弁30
のソレノイド36に印加する出力を行う。このステップV
が終了すれば、CPU51は第9図〜第13図のフローチャー
トによる制御プログラムの実行を終了する。
以後所定の小時間間隔T毎に割込信号が出力される都
度、CPU51は上記各フローチャートによるプログラムを
繰り返し実行し、車速,操舵角,運転状態及び道路状態
に応じて電磁制御弁30の開度を最適に設定し、これによ
り操舵特性を切り替えて最適の手動操舵トルクが得られ
るようにする。これにより補正運転状態指数J1a及び道
路状態指数J2が大となれば動力舵取装置のアシスト力は
減少し、車速及び操舵角に対する手動操舵トルクの増加
の割合は、第4図,の破線に示すごとく、両状態指
数J1,J2の増大にに応じて増大する方向に変化する。
また、上述の如く、運転状態指数J1が頻繁に変化して
も、その変化が所定の範囲内であれば補正運転状態指数
J1aは一定のままであるので、操舵特性の切り替えによ
り操舵力が頻繁に変化することはなくなり運転者に不自
然な感じを与えることがなくなる。
上記第1実施例においては、高速道路をほぼ一定速度
で走行している場合には補正運転状態指数J1aはjlとな
り、道路状態指数J2も小さいので手動操舵トルクが小さ
い操舵特性となっている。このような場合にゆっくり走
行している先行車に追い付き、加速しないままレーンチ
ェンジで追越操作を行う場合にはレーンチェンジのため
の手動操舵トルクは極めて軽くなってたよりなくなり、
運転車に不安感を与えるおそれがある。以下に説明する
第2実施例はこのような問題を解決するものであり、第
1実施例との相違点を第14図〜第16図に示す。
第2実施例においては補正手段5は第1及び第2補正
手段よりなり、第1補正手段は、先ず第1実施例と同様
にして第1演算手段3により演算された運転状態指数J1
を第1実施例の基準値J1bと実質的に等しい、3段階に
変化する中間補正指数J1cに変換する。この中間補正指
数J1cの変化状態を第14図(a)に示す。第2補正手段
はこの中間補正指数J1cを第14図(b)に示す横方向加
速度Gが一定の範囲すなわち±αの範囲を越えた場合に
おいて、車速vが所定の設定値V0(高速道路での通常走
行速度に相当)以上でかつ中間補正指数J1cの値がjl
ときは中間補正指数J1cより一段階上の値jmをとり、そ
れ以外のときは中間補正指数J1cの値をとる補正運転状
態指数J1aに変換するものである。
すなわち、CPU51は次式 G=θ・v2 ・・・(5) に前記車速v及び操舵角θを代入し横方向加速度Gを演
算し、−α≦G≦αとなるとき、すなわち第14図(b)
に示すg3,g4,g5の時点のおいて、第14図(c)に示す如
く、補正運転状態指数J1aを中間補正指数J1cの値jlより
一段階上の値jmとしている。g1,g2の時点においても−
α≦G≦αではあるがJ1c≧jmであるので補正運転状態
指数J1aの値は中間補正指数J1cの値のままである。な
お、第14図は常にv≧V0に保たれている状態で図示され
ている。また補正運転状態指数J1aは、第1実施例の場
合と同じく、増大する場合には直ちに増大し、減少する
場合には一定の速度で減少するようになっている。第15
図は、上記第2実施例の動作のために第1実施例の第12
図のフローチャートに追加すべきフローチャートを示
し、ROM52にはこの動作を実行するための制御プログラ
ムが記憶されている。なお、前記値αは、高速道路で走
行中、通常の操舵ハンドルの微補正の場合にはそれに達
しないが、レーンチェンジの為の操舵操作の場合にはそ
れを越えるような横方向加速度に相当する値である。
次に、第2実施例の作動のうち第1実施例と異なる部
分につき説明する。
CPU51の行う処理動作は、第15図に示す如く、演算処
理I,II,III a,IVと制御電流出力処理Vに大別され、補
正運転実施例指数J1aの演算処理III aを除き第1実施例
と全く同一である。しかして、補正運転状態指数J1a
演算処理III aは、第1実施例の第12図のフローチャー
トにおいて、ステツプ141の直前に第16図のフローチャ
ートを追加したものである。運転状態指数J1の演算処理
I及び道路状態指数J2の演算処理IIに続いて、次の補正
運転状態指数J1aの演算処理III aが実行される。
III a)補正運転状態指数J1aの演算処理 この演算処理においては、CPU51は、先ず第1実施例
の第12図のステツプ121〜134と実質的に同一のステツプ
により、運転状態指数J1の変動が所定範囲内であれば中
間補正指数J1c(第1実施例における基準値J1bに相当)
の値を現状のまま維持し、所定範囲を外れれば中間補正
指数J1cの値を3段階の値jl,jm,jhの何れかに変位し、
後者の場合には新たな中間補正指数J1cの値に対応する
フラグを1に設定した後、処理動作を第16図のステツプ
135に進めるる ステツプ135において、CPU51は車速vを前記設定値V0
と比較し、v<V0ならばそのまま処理動作をステツプ14
1に進め、v≧V0ならばステツプ136に進んで前記式
(5)により横方向加速度Gを演算する。続くステツプ
137において、CPU51は3段階の値をとる中間補正指数J
1cを最小値jlと比較し、J1c≠jlならばそのまま処理動
作をステツプ141に進め、J1c=jlならばステツプ138に
進める。ステツプ138において、CPU51は横方向加速度G
の絶対値|G|を所定値αと比較し、|G|≦αならばそのま
ま、また|G|>αならばステツプ139において中間補正指
数J1cの値をjmとして、処理動作をステツプ141に進め
る。
次いでCPU51は、第1実施例と同一のステツプ141〜14
3により、中間補正指数J1cが増大する場合には補正運転
状態指数J1aの値を直ちにJ1cとし、中間補正指数J1c
減少する場合には補正運転状態指数J1aの値が一定の速
度で減少してJ1cとなるようにする。続いてCPU51は、第
1実施例と同一のステツプウ151〜159により、操舵特性
が変化する際に変化後の状態を示す音のブザーを鳴らし
た後、次の制御電流Iの演算処理IVに移る。
続いてCPU51は、第1実施例と同じ制御電流Iの演算
処理IV及び制御電流出力処理Vを行い、第15図のフロー
チャートによる制御プログラムの実行を終了する。以後
所定の小時間間隔T毎に割込信号が出力される都度、CP
U51は上記動作を繰り返して実行し、これにより第1実
施例と同様、車速,操舵角,運転状態及び道路状態に応
じて最適の手動操舵トルクが得られるように操舵特性は
切り替えられ、この切替えが頻繁となって運転車に不自
然な感じを与えることもなくなる。
また第2実施例においては、高速道路走行中に無意識
に行う操舵角の微補正操作の際の手動操舵トルクは軽い
が、追越等の為の意識したレーンチェンジ操作の際は適
度に手動操舵トルクが増大して手応えが増大するので運
転者に不安感を与えることがなくなる。
なお、第2実施例においては車速と操舵角により横方
向加速度を演算しているが加速度計により直接横方向加
速度を検出して同様の制御を行うこともできる。また本
第2実施例の変形例としては操舵角,車速等によるマッ
プを作り、そのマップ上において或る範囲を越えた場合
に補正運転状態指数を一段階またはそれ以上高めるよう
にすることも考えられる。あるいは操舵角が所定の値以
上となったときに補正運転状態指数を一段階またはそれ
以上高めることも考えられる。
以上各実施例においては、補正運転状態指数J1aは、
増大するときには直ちに増大し、減少するときには一定
の速度でゆっくり減少するようにしたので、手動操舵ト
ルクは運転者の緊張が増大して活発な運転となったとき
にはそれに応じて直ちに増大し、また緊張がゆるんで穏
やかな運転となったときにはゆっくりと減少し、従って
操舵特性の切替による手動操舵トルクの変化は一層自然
なものとなる。また、各実施例においては、ブザーによ
り操舵特性の切り替えを知らせるので、運転者は安心し
て操舵力の変化を楽しむことができる。
なお、上記各実施例においては、特性マップA1〜A4
りの各電流値i1〜i4のサーチは車速v及び操舵角θに基
づいて行っているが、車速のみに基づいて各電流値のサ
ーチを行い、あるいは車速の代わりに車速と関連して変
化するその他の情報値、例えばエンジン回転速度,スロ
ットルバルブ開度,吸入空気量等を検出し、此等の値に
基づいて各電流値i1〜i4をサーチし、しかる後に制御電
流値Iを補間演算するようにしてもよい。
また、上記各実施例においては、先ず補正運転状態指
数J1aを用いて第1及び第2中間電流値I1,I2を演算し、
次いで道路状態指数J2を用いて制御電流値Iを演算して
いるが、先に道路状態指数I2を用いて第1及び第2中間
電流値を演算し、次いで補正運転状態指数J1aを用いて
制御電流値Iを演算するようにしてもよい。
また、上記各実施例においては、運転状態指数の基準
値J1bは、第12図のステツプ121〜134に示す如くやや複
雑なやり方で切替を行っており、これによれば運転状態
指数J1が各判定レベルL,M,H付近において変化を繰り返
しても変化幅が所定範囲以内ならば基準値J1bは一定に
保たれる。しかしながらもっと単純に運転状態指数J1
値が各判定レベルL,M,Hを通過する度に基準値J1bが変化
するようにしてもよく、これによっても操舵特性の切替
頻度を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による動力舵取装置の操舵力制御装置の
全体構成図、第2図〜第13図は本発明の第1実施例を示
し、第2図は全体の説明図、第3図は電磁制御弁の断面
図、第4図及びは車速及び操舵角に対する手動操舵
トルクの変化特性図、第5図A1〜A4は操舵角及び車速に
対する制御電流の特性図、第6図は運転状態に応じた車
速、加速度及び加速度の絶対値の変化を示す図、第7図
は操舵角の絶対値の頻度分布を示す図、第8図は補正運
転状態指数等の変化状態を示す図、第9図〜第13図は制
御プログラムのフローチャート、第14図〜第16図は本発
明の第2実施例を示し、第14図は補正運転状態指数等の
変化状態を示す図、第15図及び第16図は主として第1実
施例との相違部分を示す制御プログラムのフローチャー
トである。 符号の説明 1,40……車速等センサ、2,45……操舵角センサ、3……
第1演算手段、4……第2演算手段、5……補正手段、
6……制御電流演算手段、7……ソレノイド駆動手段、
10……動力舵取装置、30……電磁制御弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田ノ岡 茂男 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 小玉 和正 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 松本 勤 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される制御電流に応じて開度が変化し
    て手動操舵トルクと操舵出力トルクの間の特性を変化さ
    せる電磁制御弁を備えた動力舵取装置において、車速ま
    たはこれと関連して変化するエンジン回転数等の情報値
    を検出する車速等センサと、操舵角を検出する操舵角セ
    ンサと、前記情報値に基づいて運転者の運転状態に対応
    する運転状態指数を演算する第1演算手段と、前記操舵
    角に基づいて道路状態に対応する道路状態指数を演算す
    る第2演算手段と、前記第1演算手段にて演算された運
    転状態指数を複数の判定レベルと比較し同運転状態指数
    に応じて複数段階に設定した補正運転状態指数に変換す
    る補正手段と、この補正運転状態指数と前記第2演算手
    段にて演算された道路状態指数とに基づいて制御電流値
    を演算する制御電流演算手段と、この制御電流演算手段
    にて演算された制御電流を前記電磁制御弁に印加するソ
    レノイド駆動手段を備えたことを特徴とする動力舵取装
    置の操舵力制御装置。
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