JPH08184345A - 液体封入ダンパー - Google Patents

液体封入ダンパー

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JPH08184345A
JPH08184345A JP33891094A JP33891094A JPH08184345A JP H08184345 A JPH08184345 A JP H08184345A JP 33891094 A JP33891094 A JP 33891094A JP 33891094 A JP33891094 A JP 33891094A JP H08184345 A JPH08184345 A JP H08184345A
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JP
Japan
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liquid
shaft body
peripheral wall
stirring
resin material
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JP33891094A
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English (en)
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Shigenori Daimaru
重徳 大丸
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】液体封入ダンパーを車体側の支持部材とCDプ
レーヤ本体側の被支持部材との間にまたがるように装着
するに際して、装着作業性を良好なものとするととも
に、防振性能,耐久性能を良好なものとする。 【構成】薄肉の可撓部20と、底付き筒状の撹拌部18
と、内部に封入されたシリコーンオイル等の液体15と
を有し、撹拌部18の内側の嵌合穴部40内に軸体を嵌
入させる状態で支持部材と被支持部材との間に介装され
る液体封入ダンパーにおいて、薄肉の可撓部20及び撹
拌部18を軟質樹脂材にて成形するとともに、軸体42
を硬質の樹脂材で且つ可撓部20より軸方向外側に突き
出した状態に撹拌部18と固着状態に一体成形し、軸体
42の可撓部20より外側に突き出した部分に被支持部
材又は支持部材への取付部48を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内部にシリコーンオ
イル等の液体を封入し、その液体の流動に基づいて防振
作用をなす液体封入ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両等
にCDプレーヤを搭載する場合、振動がそのままCDプ
レーヤに伝達されると音飛びを生ずることから、これを
防止すべく、従来車体側の支持部材とCDプレーヤー本
体側の被支持部材との間に液体封入ダンパーを介在させ
ることが行われている。而してこの種液体封入ダンパー
としては、従来種々の形態のものが提案されている。
【0003】図3(A)はその一例を示している。この
例の液体封入ダンパー100は、筒状の周壁部102と
底壁部104とを有するゴム製の容器本体106の開口
部を、同じくゴム製の蓋体108にて閉鎖し、内部にシ
リコーンオイル等液体109を封入した形態をなしてい
て、その蓋体108の環状溝110において支持部材1
12の取付穴に取り付けられている。
【0004】一方、蓋体108の側には断面V字状部を
有する薄肉の可撓部114が形成されており、その中心
部から底付き円筒形状のゴム製の撹拌部116が液体1
09内部に突入させられている。
【0005】この撹拌部116の内側部分は嵌合穴部1
18とされており、そしてそこに被支持部材120に固
設された剛性の軸体122が嵌入させられている。この
ダンパー100にあっては、支持部材112に振動が生
じたとき、軸体122の相対変位に基づいて液体109
が流動し、その際のエネルギ−吸収によって振動吸収を
行う。
【0006】この例に見られるように、この種従来の液
体封入ダンパーの場合、底付き筒状の撹拌部の内側の嵌
合穴部に相手側、つまり被支持部材又は支持部材側の剛
性の軸体を嵌入させ、以て被支持部材及び支持部材間に
装着される形態となっており、このことから次のような
問題を生じていた。
【0007】即ちこの形態の液体封入ダンパーの場合、
軸体122が嵌合穴部118から抜け出るのを防止する
ために、軸体122の太さを嵌合穴部118の内径より
も太くするのが普通であり、この場合柔らかい撹拌部1
16の嵌合穴部118の内周面と軸体122との間に大
きな摩擦抵抗が発生し、且つ撹拌部116が容易に変形
を起こすことから、嵌合穴部118への軸体122の挿
入作業が困難で、このことから液体封入ダンパーの実機
への装着作業がし辛いものとなっていた。
【0008】また振動発生時に撹拌部116と軸体12
2とが相対移動する問題があり、このことが液体封入ダ
ンパー100の防振特性を損なうとともに、その際に嵌
合穴部118の内周面が摩耗し、耐久性にも悪影響を与
える問題があった。加えて軸体122の抜出しを防止す
るために撹拌部116及び軸体122を一定以上に長く
する必要があり、これにより液体封入ダンパー100が
必然的に大型化してしまう不具合も生じていた。
【0009】一方、図3(B)に示すように薄肉の可撓
部126の中心部から突出する撹拌部128の内側の嵌
合穴部130に、雌ねじ穴部132を有する金具134
を嵌入させる状態に加硫接着し、そしてこの金具134
の雌ねじ穴部132にボルト136をねじ込むことで、
支持部材(又は被支持部材)112に取り付けられる形
態の液体封入ダンパー124も提案されている。
【0010】しかしながらこの液体封入ダンパー124
の場合、金具134に対して接着剤の塗布処理工程が必
要であるとともに、ゴム材を金型にて成形するに際し
て、その金型の所定位置に金具134をセットすること
が必要で、ダンパー製造に際しての必要工程数が多く、
製造コストが高くなる問題がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、密閉容器状を成し、内部にシリコーンオイル
等の液体が封入されるとともに、該容器の一部を成す薄
肉の可撓部と、該可撓部の中心部に位置し且つ該液体の
内部に突入する底付き筒状の撹拌部とを有し、該撹拌部
の内側の嵌合穴部内に軸体を嵌入させた状態で被支持部
材と支持部材との間に介装され、該撹拌部の相対変位に
基づく前記液体の流動に基づいて防振作用をなす液体封
入ダンパーにおいて、前記薄肉の可撓部及び撹拌部を軟
質樹脂材にて成形するとともに、前記軸体を硬質の樹脂
材で且つ前記可撓部より軸方向外側に突き出した状態に
該撹拌部と固着状態に一体成形し、該軸体の該可撓部よ
り外側に突き出した部分に被支持部材又は支持部材への
取付部を形成したことを特徴とする(請求項1)。
【0012】本願の別の発明は、請求項1において、前
記取付部が突起状に形成されていることを特徴とする
(請求項2)。
【0013】本願の更に別の発明は、請求項2におい
て、前記軸体における突起状の取付部が前記被支持部材
又は支持部材の取付穴を挿通する形態のものであって、
該軸体における取付部の付け根部位に該被支持部材又は
支持部材の取付穴周辺面に当接する段差状の肩面が形成
されていることを特徴とする(請求項3)。
【0014】本願の更に別の発明は、請求項1,2又は
3において、前記ダンパーが前記可撓部に連続した、前
記撹拌部と同心状の筒状の周壁部を有しているととも
に、該周壁部が外側の外周壁部と内側の内周壁部とから
成っており、該外周壁部が前記軸体と同じ硬質樹脂材
で、また内周壁部が前記可撓部及び撹拌部と同じ軟質樹
脂材で成形されていることを特徴とする(請求項4)。
【0015】
【作用及び発明の効果】以上のように請求項1の発明
は、上記薄肉の可撓部及び撹拌部を軟質樹脂材で成形す
るとともに、軸体を硬質の樹脂材で、且つ可撓部より軸
方向外側に突き出す状態で撹拌部と一体成形し、そして
その軸体の可撓部より外側に突き出した部分に取付部を
形成したもので、本発明によれば液体封入ダンパーを実
機装着するに際して、撹拌部の嵌合穴部に軸体を挿入す
る作業を行う必要がなく、単に軸体に形成した取付部を
相手側、つまり被支持部材又は支持部材側に固定するだ
けで良く、簡単に液体封入ダンパーの装着を行うことが
できる。
【0016】また撹拌部と軸体とは一体成形されている
ことから、防振作用時に撹拌部と軸体とが相対移動する
といったことがなく、従ってかかる相対移動に基づいて
防振特性が低下するといった問題を生じないし、また相
対移動時の摩耗に基づいて耐久性が低下する問題も解決
することができる。
【0017】また軸体が撹拌部の嵌合穴部より抜け出し
てしまうといった心配がないので、撹拌部の長さを短く
することができ、これにより液体封入ダンパーをコンパ
クトに構成できるようになる。
【0018】また撹拌部と軸体との何れも樹脂材で構成
されていて一体成形されることから、軸体に対し予め接
着処理を行うといったことを省略でき、ダンパーの製造
を容易なものとすることができる。尚、撹拌部と軸体と
は同じ金型内で同時的に成形(2色成形)することもで
きるし、また予め成形した軸体を金型にセットした状態
で撹拌部を成形(インサート成形)することも可能であ
る。ここで硬質樹脂材とはJIS K 6253 タイプ
Dの硬度計で硬さ50以上の熱可塑性樹脂(例えばポリ
プロピレン,ナイロン等)を、また軟質樹脂材とはJI
S K 6253 タイプAの硬度計で硬さ80以下の熱
可塑性エラストマー(例えばスチレン−ブタジエン−ス
チレン樹脂)を言う。
【0019】請求項2の発明は、上記取付部を突起状に
形成したもので、本発明によれば液体封入ダンパーを被
支持部材又は支持部材に容易に取付・固定することがで
きる。
【0020】請求項3の発明は、上記突起状の取付部
を、被支持部材又は支持部材に形成した取付穴を挿通し
て反対側に突出させるとともに、取付部の付け根位置に
形成した肩面を取付穴の周辺面に当接させるようになし
たもので、本発明によれば被支持部材又は支持部材に対
し、液体封入ダンパーとは反対側の面においてこれを取
付作業できる利点が得られる。
【0021】請求項4の発明は、液体封入ダンパーにお
ける筒状の周壁部を外側の外周壁部と内側の内周壁部と
で構成し、そしてその外周壁部を軸体と同じ硬質樹脂材
で、また内周壁部を上記可撓部及び撹拌部と同じ軟質樹
脂材で成形するようになしたもので、本発明によれば周
壁部及び可撓部,撹拌部,軸体を同時的に成形でき、こ
れにより液体封入ダンパーの製造工程が簡単化してコス
トを低減できる利点が得られる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はCDプレーヤを防振支
持するための液体封入ダンパーで、容器本体12と、蓋
体14と、内部に封入されたシリコーンオイル等液体1
5とを有している。
【0023】容器本体12は、円筒形状の周壁部16
と、周壁部16の中心部に同心状に配置された底付き円
筒形状の撹拌部18と、周壁部16の一端部(図中上端
部)及び撹拌部18の開口側端部19とを連結する薄肉
の可撓部20とを有している。尚、本実施例の液体封入
ダンパー10は、蓋体14の直径が例えば30mm、蓋
体14の底面から撹拌部18の開口側端部19までの高
さが例えば13mm程度の大きさのものである。
【0024】上記周壁部16は、外側の外周壁部22と
内側の内周壁部24とから成っている。而して内側の内
周壁部24には、周方向に沿って環状の突出部26が形
成されており、この突出部26の下面側に形成された係
合凹部28内に、外周壁部22の係合凸部30が嵌入さ
せられ、それらが互いに物理的に係合させられている。
【0025】蓋体14は、プレート状部31とその外周
部の立上り形状の堤部32とを有する形状の部材であっ
て、内部に内周壁部24及び外周壁部22のフランジ3
4,36が嵌め入れられ且つ固着されている。尚、外周
壁部22には環状の溝38が形成されていて、そこに内
周壁部24のフランジ34が嵌まり込んでいる。
【0026】上記撹拌部18の内側の穴部は嵌合穴部4
0とされており、そこに軸体42が嵌入状態とされてい
る。ここで撹拌部18,可撓部20及び内周壁部24は
同一の軟質樹脂材(例えばスチレン−ブタジエン−スチ
レン樹脂)にて成形され、また外周壁部22及び軸体4
2は同一の硬質樹脂材(例えばポリプロピレン樹脂)に
て成形されている。尚、蓋体14もまた外周壁部22と
同一の硬質樹脂材にて成形されている。これら蓋体14
と外周壁部22とは、例えば超音波溶着等にて互いに固
着可能である。尚、外周壁部22において符号44で示
した部分は環状の溝である。
【0027】上記軸体42は大径の本体部46を有して
いる。本体部46は可撓部20より軸方向外側に突出さ
せられており、更にこの本体部46の先端面より、小径
円柱形状の取付部48が突出させられている。この取付
部48の付け根位置には、取付部48の軸心と直角な肩
面50が形成されている。
【0028】尚、軸体42は金型内で外周壁部22と同
時成形されたものであり、且つ軟質樹脂材から成る内周
壁部24,可撓部20,撹拌部18の成形時にかかる撹
拌部18と一体化されたものである。ここではそれらの
成形方法として射出成形が用いられている。
【0029】図2(A)は、被支持部材又は支持部材と
してのプレート52への取付部48の取付構造例を示し
たもので、この例の場合、取付部48をプレート52の
取付穴54内に挿通し、そして肩面50をプレート52
の取付穴周辺面に当接させた状態で、反対側に突き抜け
た取付部48を熱溶融することで大径の頭部56を形成
し、その頭部56と本体部46とでプレート52を挾み
込む状態に取り付けている。
【0030】図2(B)は、他の取付構造例を示してい
る。この例の場合、円柱状の本体部46の先端面より2
枚の平板形状部60が本体部46の先端面の直径線を間
にして所定間隔で且つ互いに平行で上向きに突出してお
り、それら平板形状部によって取付部62が形成されて
いる。ここで一対の平板形状部60は、その板面と略直
角方向に弾性変形能を有している。
【0031】これら一対の平板形状部60の外面側且つ
上下略中間位置に下向きの係合爪66が一体形成されて
おり、これら係合爪66と本体部46の先端面とでプレ
ート48を上下に挟み込んでいる。尚、本体部46は一
対の平板形状部60の間の部分が下向きに凹陥させられ
ており、平板形状部60の弾性変形能が高められてい
る。
【0032】この例の取付構造においては、プレート6
8に対し液体封入ダンパー10とは反対側の面において
平板形状部60を取付穴74に挿通するようにして引っ
張り上げることによって簡単に液体封入ダンパー10を
プレート68に取り付けることができる。
【0033】このようにして平板形状部60を引っ張り
上げると一対の平板形状部60が係合爪66における傾
斜カム面の作用で一旦収縮した後係合爪66がプレート
68を通過したところで自身の弾性力によって拡開し、
プレート68に係合する。尚、平板形状部60を取付穴
74に挿通するに際してそれらを内向きに押さえるよう
にしても良い。
【0034】本取付構造では、取付穴74が4角穴であ
り、且つ取付部62もおおよそ取付穴74の形状に応じ
た角状を成しているため、取付後、ダンパー10が回転
することがない。更に本取付構造では取付部62を引っ
張り上げるだけで取付可能なため、作業が単純且つ容易
であり、また液体封入ダンパー10の交換等も可能であ
る。
【0035】図2(C)は更に他の取付構造例を示して
いる。この例では板状の取付部76にねじ穴88が設け
られている。一方、プレート80は、直角に切り起こさ
れた立上り部82と、該立上り部82の切り起しにて形
成された取付穴84とを有している。
【0036】この例において液体封入ダンパー10の取
付けは、取付部76を取付穴84に挿通し、そして立上
り部82に設けられたねじ穴86と取付部のねじ穴88
を合せた上、そこにねじ78をねじ込み固定することに
より行うことができる。
【0037】以上から明らかなように、本例において
は、容器本体12の可撓部及び撹拌部18が軟質樹脂材
で、軸体42が硬質樹脂材でそれぞれ形成され且つ一体
成形されていることから、従来のように軸体42を撹拌
部18に挿入するといった難しい作業を行うのを省くこ
とができる。また軸体42が撹拌部18から抜けたり摩
耗したりする心配もなく、且つ軸体42と撹拌部18と
の相対移動により防振特性が低下し、或いは耐久性が低
下することもない。
【0038】また、可撓部20及び内周壁部24を撹拌
部18と同じ軟質樹脂材で、一方外周壁部22を軸体4
2と同じ硬質樹脂材で成形していることから、これらの
全てを一体成形でき、製造工程の簡素化及びコストの低
減を図ることができる。
【0039】また、取付部48,62,76が被支持部
材及び支持部材としてのプレート52,68,80の取
付穴54,74,84を挿通し反対側に突出することか
ら、取付けを液体封入ダンパー10とは反対側で行うこ
とができる。
【0040】尚、上例においては外周壁部22が硬質樹
脂材で形成されていることから、防振作用時に周壁部1
6の変形が抑制され、これにより軸体42の変位に基づ
いて液体15が良好に撹拌・流動させられ、効果的に振
動減衰作用がなされる。
【0041】また、本例の液体封入ダンパー10は、軸
体42における液体15への突入部分の表面を、軟質樹
脂材から成る撹拌部18が被覆した形態を成しているこ
とから、軸体42がダンパー10における底壁部即ち蓋
体14に当接したり、或いは周壁部16に当接したりし
たときに、それらを柔らかく当接させることができ、こ
れにより軸体42とダンパー底壁部或いは周壁部16と
の当接による防振特性の低下を良好に回避できる利点が
ある。
【0042】即ちこの種形態の液体封入ダンパー10に
おいて、撹拌部18を軟質材で底付き筒状に形成し、そ
こに軸体42を嵌入させているのは、上記当接時におい
て防振作用が損なわれるのを防止することを意図したも
のである。
【0043】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明はCD−ROMプレ
ーヤなどその他の光ディスクプレーヤ用の小型液体封入
ダンパーに対して適用することが可能であるし、また軸
体における取付部の形状或いは被支持部材又は支持部材
への取付構造を他の種々形態ないし構造とすることが可
能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である液体封入ダンパーの全
体断面図である。
【図2】図1における液体封入ダンパーの被支持部材又
は支持部材への取付構造例を示す図である。
【図3】従来の液体封入ダンパーの構造説明図である。
【符号の説明】
10 液体封入ダンパー 18 撹拌部 20 可撓部 22 外周壁部 24 内周壁部 42 軸体 48,62,76 取付部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器状を成し、内部にシリコーンオ
    イル等の液体が封入されるとともに、該容器の一部を成
    す薄肉の可撓部と、該可撓部の中心部に位置し且つ該液
    体の内部に突入する底付き筒状の撹拌部とを有し、該撹
    拌部の内側の嵌合穴部内に軸体を嵌入させた状態で被支
    持部材と支持部材との間に介装され、該撹拌部の相対変
    位に基づく前記液体の流動に基づいて防振作用をなす液
    体封入ダンパーにおいて前記薄肉の可撓部及び撹拌部を
    軟質樹脂材にて成形するとともに、前記軸体を硬質の樹
    脂材で且つ前記可撓部より軸方向外側に突き出した状態
    に該撹拌部と固着状態に一体成形し、該軸体の該可撓部
    より外側に突き出した部分に被支持部材又は支持部材へ
    の取付部を形成したことを特徴とする液体封入ダンパ
    ー。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記取付部が突起状
    に形成されていることを特徴とする液体封入ダンパー。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記軸体における突
    起状の取付部が前記被支持部材又は支持部材の取付穴を
    挿通する形態のものであって、該軸体における取付部の
    付け根部位に該被支持部材又は支持部材の取付穴周辺面
    に当接する段差状の肩面が形成されていることを特徴と
    する液体封入ダンパー。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記ダン
    パーが前記可撓部に連続した、前記撹拌部と同心状の筒
    状の周壁部を有しているとともに、該周壁部が外側の外
    周壁部と内側の内周壁部とから成っており、該外周壁部
    が前記軸体と同じ硬質樹脂材で、また内周壁部が前記可
    撓部及び撹拌部と同じ軟質樹脂材で成形されていること
    を特徴とする液体封入ダンパー。
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