JP4243464B2 - 液体封入型防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体封入型防振装置に関し、特に、高周波振動の減衰特性を向上させる対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液体封入型防振装置として、エンジン等の振動源側に連結される上部の第1取付部と、車体フレーム等の固定体側に連結される下部の第2取付部とを両者間に液室が区画形成されるように弾性部によって連結し、この弾性部の弾性変形により上記振動源側からの振動を減衰させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。この特許文献1に開示された液体封入型防振装置では、両取付部をアンブレラ状の弾性部によって連結し、この弾性部の下部に略円錐状の液室を設けるようにしている。そして、この液室に臨む弾性部には、下方に向かって延びる突起を形成することにより弾性部自体の共振を抑制して高周波振動の伝達を低減するようにしている。
【0003】
一方、防振装置として、ゴム等の緩衝材料によって形成した中空体の中空部内壁に起伏面を形成するとともに、この中空部内に粘弾性物質を充填してなるものが公知となっている(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−219537号公報
【特許文献2】
特開昭53−11482号公報
【特許文献3】
特開昭60−104824号公報
【特許文献4】
特開2001−336567号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示された従来のものでは、突起が弾性部自体の共振を抑制する効果は認められるものの、それのみでは高周波振動の低減に対して十分ではない場合があった。上記特許文献2に示された従来のものでも緩衝材料の共振を抑制する効果が認められるに過ぎない。したがって、従来のものでは、高周波振動を低減させるのに十分であるとは言い難かった。
【0006】
そこで、本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高周波振動の減衰効率を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、弾性部を壁部の一部として容積可変とされる液室に臨む弾性部の内面に、両取付部を結ぶ軸方向に傾斜した方向に突出し、且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部を設けるようにしたものである。
【0008】
具体的に、請求項1の発明は、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部と、上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置を前提として、上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、突起部は舌片状に形成されて複数設けられており、複数の突起部は、周方向に所定の間隔をおいて設けられており、先端部が、互いに周方向に隣接する上記突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている
【0009】
また、請求項2の発明は、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部と、上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置を前提として、上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、突起部は舌片状に形成されて複数設けられており、突起部の一部の先端部の位置が、他の突起部の先端部に対して径方向に異なっている。
【0010】
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、先端部が、略軸方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられており、突起部と挿入部との間に狭小の間隙部が形成されている。
【0011】
また、請求項4の発明は、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部と、上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置を前提として、上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、突起部は、弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成されており、突起部の先端内周縁部には切欠きが設けられている。
【0012】
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、突起部は、軸方向に複数設けられていて、先端部が、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている。
【0013】
また、請求項6の発明は、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部と、上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置を前提として、上記液室に臨む 弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、突起部は、弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成されており、突起部は、軸方向に複数設けられていて、先端部が、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている。
【0014】
また、請求項7の発明は、請求項1から6の何れか1項の発明において、液室を、弾性部の弾性変形により液圧が変動する受圧室と、該受圧室に連通し、該受圧室の液圧変動を吸収する平衡室とに仕切る仕切体が設けられており、突起部は、上記受圧室に臨む弾性部に設けられている。
【0015】
また、請求項8の発明は、請求項1から7の何れか1項の発明において、突起部はマス部を備えている。
【0016】
すなわち、請求項1の発明では、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部とが弾性部によって連結され、振動源側からの振動が伝達されると、両取付部は、弾性部が弾性変形することによって少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位する。このとき、上記弾性部を壁部の一部とし、液体が充填される液室が拡縮して容積が変動し、この液室に臨む弾性部の内面に上記軸方向に対して傾斜した方向に突出する突起部が、少なくとも軸方向に撓んで振動する。すなわち、両取付部の軸方向の相対変位によって液室が拡縮すると、突起部に対する液体の相対流れが生じ、これにより上記突起部が撓み振動する。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0017】
また、突起部を舌片状に形成すると共に複数設けるようにしたので、この突起部の配置位置、大きさを任意に設定することにより減衰効果が得られる周波数領域を容易に調整することができる。
【0018】
また、突起部を周方向に所定の間隔をおいて複数設けるとともに、互いに周方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、弾性部の振動により流動する液体の流動抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0019】
また、請求項2の発明では、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部とが弾性部によって連結され、振動源側からの振動が伝達されると、両取付部は、弾性部が弾性変形することによって少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位する。このとき、上記弾性部を壁部の一部とし、液体が充填される液室が拡縮して容積が変動し、この液室に臨む弾性部の内面に上記軸方向に対して傾斜した方向に突出する突起部が、少なくとも軸方向に撓んで振動する。すなわち、両取付部の軸方向の相対変位によって液室が拡縮すると、突起部に対する液体の相対流れが生じ、これにより上記突起部が撓み振動する。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0020】
また、突起部を舌片状に形成すると共に複数設けるようにしたので、この突起部の配置位置、大きさを任意に設定することにより減衰効果が得られる周波数領域を容易に調整することができる。
【0021】
また、突起部は複数設けられ、少なくとも一部の突起部の先端部の位置が、他の突起部の先端部に対して径方向に異なるように配置したので、突起部の見かけ上の長さを大きくすることができ、減衰効果が得られる周波数領域を低周波数側に拡大させることができる。また、突起部の長さを大きくすることなく、突起部の長さを大きくするのと同等の効果 を得ることができる。
【0022】
また、請求項3の発明では、略軸方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、挿入部の先端部と突起部との間隙部を流動する液体の流動抵抗を増大させることができるために、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0023】
また、請求項4の発明では、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部とが弾性部によって連結され、振動源側からの振動が伝達されると、両取付部は、弾性部が弾性変形することによって少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位する。このとき、上記弾性部を壁部の一部とし、液体が充填される液室が拡縮して容積が変動し、この液室に臨む弾性部の内面に上記軸方向に対して傾斜した方向に突出する突起部が、少なくとも軸方向に撓んで振動する。すなわち、両取付部の軸方向の相対変位によって液室が拡縮すると、突起部に対する液体の相対流れが生じ、これにより上記突起部が撓み振動する。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0024】
また、突起部を弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成したので、高周波振動の減衰効果を安定して得ることができる。
【0025】
また、環状に形成される突起部の先端内周縁部に切欠きを設けるようにしたので、突起部が軸方向に対して傾斜して突出するように成形する場合においても、成形型を上記軸方向に型抜きする際に弾性部が損傷するのを防止することができる。
【0026】
また、請求項5の発明では、突起部を軸方向に複数設け、この軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、液室内を流動する液体が突起部と挿入部の先端部との間隙部を流れる。これにより突起部と挿入部の先端部との間隙部を流動する液体の流路抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0027】
また、請求項6の発明では、振動源側に連結される第1取付部と、固定体側に連結される第2取付部とが弾性部によって連結され、振動源側からの振動が伝達されると、両取付部は、弾性部が弾性変形することによって少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位する。このとき、上記弾性部を壁部の一部とし、液体が充填される液室が拡縮して容積が変動し、この液室に臨む弾性部の内面に上記軸方向に対して傾斜した方向に突出する突起部が、少なくとも軸方向に撓んで振動する。すなわち、両取付部の軸方向の相対変位によって液室が拡縮すると、突起部に対する液体の相対流れが生じ、これにより上記突起部が撓み振動する。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0028】
また、突起部を弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成したので、高周波振動の減衰効果を安定して得ることができる。
【0029】
また、突起部を軸方向に複数設け、この軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、液室内を流動する液体が突起部と挿入部の先端部との間隙部を流れる。これにより突起部と挿入部の先端部との間隙部を流動する液体の流路抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0030】
また、請求項7の発明では、液室を、弾性部の弾性変形により液圧が変動する受圧室と 、該受圧室の液圧変動を吸収する平衡室とに仕切るとともに、両室を連通させるようにしたので、振動源側から低周波振動が伝達すると、液体を受圧室と平衡室との間で流動させることにより上記低周波振動を効率よく減衰させることができる。また、突起部を受圧室に臨む弾性部に設けるようにしたので高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0031】
また、請求項8の発明では、突起部がマス部を備えるようにしたので、突起部の固有振動数を異ならしめるとともに、振動減衰効果をより向上させることができる。
【0032】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0033】
図1に示すように、本実施形態1に係る液体封入型防振装置10は、エンジンなどの振動源側(図示省略)に連結される第1取付部としての第1取付部材11と、車体などの固定体側(図示省略)に連結される第2取付部としての第2取付部材12と、両取付部材11,12を互いに連結する環状の弾性部としての弾性支承部材13と、弾性膜部材であるゴム薄膜製のダイヤフラム15とを備えている。
【0034】
上記第1取付部材11は、円柱状に形成される円柱部21と、該円柱部21の下側に配置され、先細テーパ状に形成されるテーパ部22と、円柱部21及びテーパ部22間に配置されるフランジ部23とからなる。上記第1取付部材11には上端面から中央を上記テーパ部22まで凹陥するようにネジ穴25が設けられていて、上記第1取付部材11は、このネジ穴25にボルト(図示省略)が螺合されて振動源側に連結されるようになっている。上記フランジ部23は円柱部21及びテーパ部22よりも外方へ突出する太径の円盤状に形成されている。
【0035】
上記第2取付部材12は、円盤状の底壁27と、該底壁27の周縁に立設され、筒軸Xが上記第1取付部材11の中央線に一致して主振動入力方向(図1の上下方向)に延びる側壁28とを有していて有底筒状に形成されている。この側壁28の上端部には内周側に折り曲げられる折曲部29が設けられている。この折曲部29により形成される上端開口30には、上記第1取付部材11が挿入されていて、上記第1取付部材11のフランジ部23の上面と第2取付部材12の折曲部29内面(下面)とが当接するようになっている。
【0036】
上記弾性支承部材13は、上記第1取付部材11に連結され、下側に向かって拡大する略円錐台状の拡大部33と、該拡大部33の外縁における下端部から第2取付部材12の底壁27近傍まで延びる筒状部34とからなり、これらはゴムの一体加硫成形によって形成されている。上記筒状部34の外周面は、上記第2取付部材12の側壁28内周面に加硫接着されている。そして、上記拡大部33の中央部が上記第1取付部材11のテーパ部22及びフランジ部23に接着されることにより、上記第1取付部材11の振動によって上記拡大部33が主として筒軸X方向に撓むようになっている。つまり、弾性支承部材13は、両取付部11,12を筒軸X方向に相対変位させるように構成されている。
【0037】
上記筒状部34の下端面を橋渡すように上記ダイヤフラム15が配設されており、このダイヤフラム15と、上記第1取付部材11のテーパ部22における下端部と、上記弾性支承部材13の筒状部34及び拡大部33とにより、液体が充填される液室36が形成されている。つまり、上記液室36は弾性支承部材13を壁部の一部として容積可変に構成されている。
【0038】
なお、上記弾性支承部材13の外周部には、芯材としての補強筒部材38が埋め込まれるように加硫接着されている。この補強筒部材38は、上端が開口する有底筒状に形成されていて、その側部が上記弾性支承部材13に埋め込まれる一方、その底部は上記第2取付部材12の底壁27に接合されている。
【0039】
上記液室36には、室内を上下に区画する仕切体14が配設されていて、この仕切体14の上側が弾性支承部材13の弾性変形により液圧が変動する受圧室41とされ、下側が受圧室41の液圧変動を吸収する平衡室42とされる。上記仕切体14は、外周縁が上記弾性支承部材13の筒状部34内周面に固着される基板44と、該基板44の外周部と上記筒状部34内周面とにより画成された環状の連通路45とを備えている。上記連通路45の一端は上記受圧室41に、他端は平衡室42にそれぞれ開口されており、上記受圧室41及び平衡室42がこの連通路45を介して連通されている。この連通路45は、液柱の共振によって入力振動を減衰させるようになっている。
【0040】
上記受圧室41に臨む拡大部33内面には、複数の環状の突起部47が周方向の全体に亘って設けられている。上記突起部47は、拡大部33内壁から内側に向かい且つ上記筒軸Xに対して傾斜して突出するように弾性支承部材13に一体に形成されている。上記突起部47は、筒軸X方向に所定の間隔をおいて2つ設けられている。これら突起部47の内壁からの突出長さはほぼ同じに形成されている。そして、第1取付部材11の相対変位により、上記突起部47の内側開口を液体が相対流動するようになっている。また、上記突起部47はマス部48を備えている。このマス部48は、突起部47の他の部位よりも厚肉することで突起部47の先端部に一体に形成されている。また、図2に示すように、上記突起部47の先端内周縁部には、周方向に等間隔に切欠き49が設けられている。この切欠き49は、弾性支承部材13の成形時において型抜きをする際に突起部47が損傷するのを防止するためのものである。すなわち、突起部47の突出方向と型抜き方向とが異なっているために、突起部47に切欠き49を設けることで型を無理抜きしても突起部47が損傷しないようになっている。
【0041】
したがって、本実施形態1では、振動源側からの振動が第1取付部材11に伝達されると、両取付部11,12は、弾性支承部材13が弾性変形することによって少なくとも筒軸X方向に相対変位する。このとき、液体が充填される液室36が拡縮して容積が変動し、受圧室41内面の突起部47が筒軸X方向に撓んで振動する。すなわち、両取付部11,12の筒軸X方向の相対変位によって液室36が拡縮すると、突起部47に対する液体の相対流れが生じ、これにより上記突起部47が撓み振動する。したがって、突起部47の共振を起こさせることができ、弾性支承部材13の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0042】
また、液室36を、弾性支承部材13の弾性変形により液圧が変動する受圧室41と、該受圧室41の液圧変動を吸収する平衡室42とに仕切るとともに、両室41,42を連通させるようにしたので、振動源側から低周波振動が伝達すると、液体を受圧室41と平衡室42との間で流動させることにより上記低周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0043】
また、突起部47にマス部48を一体に形成するようにしたので、突起部47の固有振動数を異ならしめるとともに、振動減衰効果を向上させることができる。さらにマス部48を突起部47の先端部に設けるようにしたので、突起部47をより撓ませることができ、振動減衰効果をより向上させることができる。
【0044】
また、突起部47を液室36の周方向全周に亘る環状に形成したので、高周波振動の減衰効果を安定して得ることができる。また、突起部47を環状に形成すると突起部47の剛性が向上されるために、より柔らかな材料により突起部47を形成することができる。
【0045】
さらに、突起部47の内周縁に切欠き49を設けるようにしたので、突起部47が筒軸X方向に対して傾斜して突出するように成形する場合においても、成形型を上記筒軸X方向に型抜きする際に弾性支承部材13が損傷するのを防止することができる。
【0046】
また、突起部47を弾性支承部材13に一体形成するようにしたので、安価且つ容易に突起部47を設けることができる。
【0047】
【発明の実施の形態2】
本実施形態2では、図3に示すように、受圧室41の上部に挿入部としての傘状部材55が配設されている。図3では、第1取付部材11に荷重がかかっていない無負荷状態(図3における左側)と、第1取付部材11に例えばエンジン等が載置されて上側から荷重がかかっている負荷状態(図3における右側)とを示している。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0048】
弾性支承部材13の突起部47は、液室36の周方向全周に亘る環状に形成されており、筒軸X方向に所定の間隔を有して2つ設けられている。そして、各突起部47は、筒軸Xに略直交する平面に沿う方向に延びるように形成されている。この両突起部47の内側開口は、それぞれ第1取付部材11のテーパ部22における下端部の外径よりも大きな径で、ほぼ同じ内径に形成されている。
【0049】
上記傘状部材55は、例えば金属製の薄円板からなり、外側に向かうと共に下側に向かうように形成されている。そして、上記傘状部材55は、中央に位置する上端部において第1取付部材11のテーパ部22における下端部(液室36の壁部)に固定されている。この傘状部材55は、上記無負荷状態では、先端部55aが弾性支承部材13の突起部47よりも上側、即ち、突起部47と液室36内面との間に位置する一方、上記負荷状態では、第1取付部材11の変位に伴い、先端部55aが両突起部47同士の間隙部に移動するようになっている。この負荷状態時には、傘状部材55の先端部55aが、突起部47の内側開口よりも外周側まで延び、両突起部47同士の間隙部に挿入される。つまり、傘状部材55は、突起部47との間に狭小の間隙部を形成し、両突起部47間を流動する液体の流路長さを増大させるように構成されている。これにより、第1取付部材11の振動によって液室36を流動する液体は、一方の突起部47の内側開口を通過した後、傘状部材55の先端部55aによって迂回するように流動して他方の突起部47の内側開口を通過するようになっている。
【0050】
したがって、本実施形態2では、突起部47を筒軸X方向に2つ設け、この互いに隣接する突起部47同士の間隙部に傘状部材55の先端部55aを挿入するようにしたので、液室36内を流動する液体が突起部47と傘状部材55の先端部55aとの間隙部を流れる。これにより突起部47と傘状部材55の先端部55aとの間隙部を流動する液体の流路抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0051】
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0052】
【発明の実施の形態3】
本実施形態3では、図4及び図5に示すように、実施形態1と異なり、突起部47は舌片状に形成されていて複数設けられている。尚、ここでは、実施形態1と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0053】
上記突起部47は、受圧室41に臨む弾性支承部材13の内面から筒軸X方向に対して傾斜する方向に向かって突出するように形成されている。そして、上記突起部47の一部の先端部の位置が、他の突起部47の先端位置と径方向に異なるように周方向に間隔を有して配置されている。具体的に、上記突起部47は、筒軸X方向の上側、即ち径方向の内周側に位置する内側突起61と、筒軸X方向の下側、即ち径方向の外周側に位置する外側突起62とからなる。そして、内側突起61の先端部は、外側突起62の先端部よりも径方向内側に位置するように配設されていて、これら内側突起61及び外側突起62は、それぞれ周方向に間隔をおいて配置されている。
【0054】
したがって、本実施形態3では、複数の舌片状の突起部47としたので、突起部47の配置位置、大きさを任意に設定することにより、減衰効果が得られる周波数領域を容易に調整することができる。
【0055】
また、突起部47を内側突起61及び外側突起62により構成し、両突起61,62の先端部の径方向位置を異ならしめるようにしたので、突起部47の見かけ上の長さを大きくすることができ、減衰効果が得られる周波数領域を低周波数側に拡大させることができる。即ち、突起部47の長さを大きくすることなく、突起部47の長さを大きくするのと同等の効果を得ることができる。
【0056】
また、突起部47が下向きに突出するようにしたので、型抜き時において損傷しにくくなっている。
【0057】
尚、突起部47は、上記内側突起61及び外側突起62からなるものに限られず、例えば図6に示すように、径方向の位置が異ならないように、周方向に間隔を有して配置されるものであってもよい。
【0058】
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0059】
【発明の実施の形態4】
本実施形態4は、図7に示すように、実施形態3と異なり、挿入部としての傘状部材55が設けられている。尚、ここでは、実施形態3と同じ構成要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0060】
上記傘状部材55は、例えば金属製の薄板からなり、複数の歯状の先端部55aが周方向に間隔を置いて、外周側に向かうと共に下側に向かって突出するように形成されている。そして、上記傘状部材55は、中央に位置する上端部において第1取付部材11のテーパ部22における下端部(液室36の壁部)に固定されている。この傘状部材55は、先端部55aが弾性支承部材13の外側突起62よりも筒軸X方向上側に配置されると共に、互いに隣接する内側突起61同士の間隙部に挿入されるように配設されている。これにより、第1取付部材11の振動によって液室36を流動する液体は、内側突起61と傘状部材55の先端部55aとの狭小の間隙部を通過するようになっている。
【0061】
したがって、本実施形態4では、舌片状の突起部47を周方向に所定の間隔をおいて複数設けるとともに、互いに周方向に隣接する突起部47同士の間隙部に傘状部材55の先端部55aを挿入するようにしたので、弾性支承部材13の振動により流動する液体を上記間隙部を流動させることにより液体の流動抵抗(粘性抵抗)を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0062】
尚、上記傘状部材55は、図8に示すように、先端部55aが内側突起61の筒軸X方向上側に位置するように配設してもよい。つまり、傘状部材55の先端部55aと突起部47(内側突起61)との重なりを設けることで、内側突起61及び傘状部材55の先端部55a間を流動する液体の流路長さを増大させることができ、これにより突起部47の径方向内側を流動する液体の流動抵抗を増大させることができる。この結果、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0063】
その他の構成、作用及び効果は実施形態3と同様である。
【0064】
【発明のその他の実施の形態】
上記各実施形態について、液室36は、受圧室41と平衡室42とに仕切られる構成には限られない。
【0065】
また、上記実施形態1について、突起部47はマス部48を省略する構成、例えば均一の厚みを有する構成としてもよい。また、マス部48は厚肉とする構成に限られるものではない。
【0066】
また、上記実施形態1について、突起部47の切欠き49を省略する構成としてもよい。また、上記実施形態2について、突起部47に切欠きを設ける構成としてもよい。
【0067】
また、上記実施形態3及び4について、突起部47はマス部を設ける構成としてもよい。このマス部は、突起部47の先端部に設けるとより効果的である。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、両取付部の軸方向の相対変位によって液室の容積が変動すると、突起部に対する液体の相対流れを生じさせることができ、これにより上記突起部を撓み変形させて振動させることができる。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0069】
また、突起部を舌片状に形成すると共に複数設けるようにしたので、この突起部の配置位置、大きさを任意に設定することにより減衰効果が得られる周波数領域を容易に調整することができる。
【0070】
また、突起部を周方向に所定の間隔をおいて複数設けるとともに、互いに周方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、弾性部の振動により流動する液体の流動抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0071】
また、請求項2の発明によれば、両取付部の軸方向の相対変位によって液室の容積が変動すると、突起部に対する液体の相対流れを生じさせることができ、これにより上記突起部を撓み変形させて振動させることができる。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0072】
また、突起部を舌片状に形成すると共に複数設けるようにしたので、この突起部の配置位置、大きさを任意に設定することにより減衰効果が得られる周波数領域を容易に調整することができる。
【0073】
また、少なくとも一部の突起部の先端部の位置が、他の突起部の先端部に対して径方向に異なるように配置したので、突起部の見かけ上の長さを大きくすることができ、減衰効果が得られる周波数領域を低周波数側に拡大させることができる。また、突起部の長さを大きくすることなく、突起部の長さを大きくするのと同等の効果を得ることができる。
【0074】
また、請求項3の発明によれば、略軸方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、挿入部と突起部との間隙部を流動する液体の流動抵抗を 増大させることができるために、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0075】
また、請求項4の発明によれば、両取付部の軸方向の相対変位によって液室の容積が変動すると、突起部に対する液体の相対流れを生じさせることができ、これにより上記突起部を撓み変形させて振動させることができる。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0076】
また、突起部を弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成したので、高周波振動の減衰効果を安定して得ることができる。
【0077】
また、環状に形成される突起部の先端内周縁部に切欠きを設けるようにしたので、突起部が軸方向に対して傾斜して突出するように成形する場合においても、成形型を上記軸方向に型抜きする際に弾性部が損傷するのを防止することができる。
【0078】
また、請求項5の発明によれば、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、液室内を流動する液体が突起部と挿入部の先端部との間隙部を流れる。これにより突起部と挿入部の先端部との間隙部を流動する液体の流路抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0079】
また、請求項6の発明によれば、両取付部の軸方向の相対変位によって液室の容積が変動すると、突起部に対する液体の相対流れを生じさせることができ、これにより上記突起部を撓み変形させて振動させることができる。したがって、突起部の共振を起こさせることができ、弾性部の振動、特に高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0080】
また、突起部を弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成したので、高周波振動の減衰効果を安定して得ることができる。
【0081】
また、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入部の先端部を挿入するようにしたので、液室内を流動する液体が突起部と挿入部の先端部との間隙部を流れる。これにより突起部と挿入部の先端部との間隙部を流動する液体の流路抵抗を増大させることができ、入力された振動を効率よく減衰させることができる。
【0082】
また、請求項7の発明によれば、液室を、受圧室と平衡室とに仕切り、両室を連通させるようにしたので、液体を受圧室と平衡室との間で流動させることにより上記低周波振動を効率よく減衰させることができる。また、突起部を受圧室に臨む弾性部に設けるようにしたので高周波振動を効率よく減衰させることができる。
【0083】
また、請求項8の発明によれば、突起部がマス部を備えるようにしたので、突起部の固有振動数を異ならしめるとともに、振動減衰効果をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る液体封入型防振装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】 実施形態1における弾性支承部材及び突起部を示す部分平面図である。
【図3】 本発明の実施形態2に係る液体封入型防振装置の全体構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施形態3に係る液体封入型防振装置の全体構成を示す断面図である。
【図5】 図4のV−V線における断面図である。
【図6】 実施形態3の変形例を示す図5相当図である。
【図7】 実施形態4における図5相当図である。
【図8】 実施形態4の変形例における図5相当図である。
【符号の説明】
11 第1取付部材(第1取付部)
12 第2取付部材(第2取付部)
13 弾性支承部材(弾性部)
14 仕切体
36 液室
41 受圧室
42 平衡室
47 突起部
48 マス部
49 切欠き
55 傘状部材(挿入部)
55a 先端部

Claims (8)

  1. 振動源側に連結される第1取付部と、
    固定体側に連結される第2取付部と、
    上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、
    上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置において、
    上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、
    突起部は舌片状に形成されて複数設けられており、
    複数の突起部は、周方向に所定の間隔をおいて設けられており、
    先端部が、互いに周方向に隣接する上記突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  2. 振動源側に連結される第1取付部と、
    固定体側に連結される第2取付部と、
    上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、
    上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置において、
    上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、
    突起部は舌片状に形成されて複数設けられており、
    突起部の一部の先端部の位置が、他の突起部の先端部に対して径方向に異なっている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  3. 請求項2において、
    先端部が、略軸方向に隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられており、
    突起部と挿入部との間に狭小の間隙部が形成されている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  4. 振動源側に連結される第1取付部と、
    固定体側に連結される第2取付部と、
    上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、
    上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置において、
    上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、
    突起部は、弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成されており、
    突起部の先端内周縁部には切欠きが設けられている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  5. 請求項4において、
    突起部は、軸方向に複数設けられていて、
    先端部が、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  6. 振動源側に連結される第1取付部と、
    固定体側に連結される第2取付部と、
    上記両取付部を連結し、弾性変形により両取付部を少なくとも上記両取付部を結ぶ軸方向に相対変位させる弾性部と、
    上記弾性部を壁部の一部として容積可変とされ、液体が充填される液室とを備えた液体封入型防振装置において、
    上記液室に臨む弾性部の内面に、上記軸方向に対し傾斜した方向に突出し且つ少なくとも上記軸方向に撓み変形可能な突起部が設けられており、
    突起部は、弾性部内面の周方向全体に亘る環状に形成されており、
    突起部は、軸方向に複数設けられていて、
    先端部が、軸方向に互いに隣接する突起部同士の間隙部に挿入される挿入部が設けられている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項において、
    液室を、弾性部の弾性変形により液圧が変動する受圧室と、該受圧室に連通し、該受圧室の液圧変動を吸収する平衡室とに仕切る仕切体が設けられており、
    突起部は、上記受圧室に臨む弾性部に設けられている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項において、
    突起部はマス部を備えている
    ことを特徴とする液体封入型防振装置。
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