JPH0818395A - フィルター回路 - Google Patents

フィルター回路

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Publication number
JPH0818395A
JPH0818395A JP14982894A JP14982894A JPH0818395A JP H0818395 A JPH0818395 A JP H0818395A JP 14982894 A JP14982894 A JP 14982894A JP 14982894 A JP14982894 A JP 14982894A JP H0818395 A JPH0818395 A JP H0818395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
level shift
circuit
amplifier
variable
filter circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP14982894A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Tsuruoka
章彦 鶴岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0818395A publication Critical patent/JPH0818395A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変gm器の中段にレベルシフト回路を設け
ることにより、簡易な回路でダイナミックレンジを改善
し、その設定を容易なものとする。 【構成】 入力信号VINをダイオードQ10,Q11の特性
による可変インピーダンスを用いた初段アンプ(第1の
差動増幅器)1に入力し、その正転および反転出力をト
ランジスタQ14,Q15と抵抗R6,R7によるエミッタ
ーフォロワーで構成されるレベルシフト回路2で入力信
号の直流成分のみを変換し、該レベルシフト回路2の2
つの出力電位差を電流値として出力する次段アンプ(第
2の差動増幅器)3で構成された可変gm器4と、この
可変gm器の出力に接続され、電流信号を電圧信号に変
換し、gm値と共にフィルター回路の周波数特性を決定
するコンデンサC2とでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可変gm器を用いたフ
ィルター回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のフィルター回路図を示し、
図2において、トランジスタQ1,Q2と抵抗R1,R
2と電流源I1により入力信号VINに対する差動増幅器
を構成し、その正転出力にトランジスタQ3,Q4と電
流源I2からなる差動対が負荷として接続される。前記
トランジスタQ3,Q4の制御入力端子である制御1,
2の電位差を変えると、前記差動増幅器の正転出力に流
れる電流のうち差動対が変化してgm値が変わり、カッ
トオフ周波数が可変となる。これにより、出力Dレンジ
を広げることが容易になる。また、前記正転出力に流れ
る電流は、コンデンサC1で電圧に変換され、トランジ
スタQ5,ダイオードQ6および電流源I3で構成され
るエミッターフォロワーを介して出力信号VOUTとな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、出力DレンジがセンターDCに対して上
下のバランスが悪く、上側に余裕がない。また、gm値
を可変するために制御箇所が多くなるという問題点を有
している。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、可変gm器の中段にレベルシフト回路を設けること
により、簡易な回路でダイナミックレンジ(以下、Dレ
ンジと略す)を改善し、その設定を容易なものとする可
変gm器によるフィルター回路を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のフィルター回路は、入力信号をダイオード
特性による可変インピーダンスを用いた第1の差動増幅
器に入力し、その正転および反転出力をトランジスタと
抵抗によるエミッターフォロワーで構成されるレベルシ
フト回路で入力信号の直流成分のみを変換し、該レベル
シフト回路の2つの出力電位差を電流値として出力する
第2の差動増幅器で構成された可変gm器と、該可変g
m器の出力に接続され、電流信号を電圧信号に変換し、
gm値と共にフィルター回路の周波数特性を決定するコ
ンデンサとで構成されたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、可変gm器の中段にレベルシ
フト回路を設けることにより、周波数特性に影響を及ぼ
すことなく、フィルター回路のDレンジを改善すること
ができる。また、レベルシフト回路を簡易な構成とし、
Dレンジの設定も非常に簡単にできる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例における可変gm器
によるフィルター回路図である。
【0008】図1において、1は初段アンプ、2はレベ
ルシフト回路、3は次段アンプ、4は前記初段アンプ
1,レベルシフト回路2および次段アンプ3で構成され
る可変gm器である。ここで、初段アンプ1は第1の差
動増幅器であって、トランジスタのコレクタとベースを
共通接続して構成される等価的なダイオードQ10,Q11
と、トランジスタQ12,Q13と、抵抗R5と、電流源I
5,I6によって構成される。そして、初段アンプ1は
電流源I5,I6とダイオードQ10,Q11により決まる
可変インピーダンスと抵抗R5との比で決定されるゲイ
ンで入力信号VINを増幅し、レベルシフト回路2へ信号
を出力する。
【0009】レベルシフト回路2は、トランジスタQ1
4,Q15と抵抗R4,R6,R7と電流源I7,I8に
より構成されている。このレベルシフト回路2では、前
記初段アンプ1のトランジスタQ12のコレクタ出力をト
ランジスタQ14で受け、このトランジスタQ14のVBE
電流源I7と抵抗R6により直流電位を任意にシフトさ
せ、次段アンプ3のトランジスタQ18へ出力する。
【0010】また、初段アンプ1のトランジスタQ13の
コレクタ出力についても同様で、トランジスタQ15で受
け、このトランジスタQ15のVBEと電流源I8と抵抗R
7により直流電位を任意にシフトさせ、次段アンプ3の
トランジスタQ19へ出力する。
【0011】また、抵抗R4は入力Dレンジを任意に制
限するもので、抵抗R4と抵抗R6,R7が同じ値の場
合、このレベルシフト回路2の抵抗による温度特性がキ
ャンセルされる。電源値I5,I6は定電流であるの
で、抵抗R4は初段アンプ1の交流動作には一切影響を
及ぼさない。
【0012】次段アンプ3は第2の差動増幅器であっ
て、トランジスタQ16〜Q19と抵抗R8,R9と電流源
I9により構成され、電流源I9とトランジスタQ18,
Q19で決まる可変インピーダンスにより、レベルシフト
回路2を通過した初段アンプ1の出力信号を電圧から電
流に変換し、コンデンサC2へ出力する。
【0013】このコンデンサC2で、信号は再び電圧に
変換され、トランジスタQ20と電流源I10で構成される
エミッターフォロワーを介して出力信号VOUTとなり、
同時に初段アンプ1のトランジスタQ13へフィードバッ
クされる。
【0014】このフィルター回路のgm値は(数1)のよ
うに表せる。
【0015】
【数1】gm=(re3/R5)×2/(2×re4) =(1/R5)×(I9/I5) ただし、re3=kT/qI5 re4=kT/qI9 re(Q10)=re(Q11)=re3 re(Q18)=re(Q19)=re4 I5=I6 したがって、gm値は電流源I5と電流源I9との比に
より決定される。また、このフィルター回路の伝達関数
は(数2)のように表せる。
【0016】
【数2】(VIN−VOUT)×gm/sC2=VOUT したがって、 H(s)=(gm/C2)/(s+(gm/C2)) 故に、カットオフ周波数ωoは、 ωo=gm/C2 故に、このフィルター回路はカットオフ周波数ωoがg
m値とコンデンサC2により決定される1次のローパス
フィルター回路であることがわかる。
【0017】そして、このフィルター回路のDレンジは
(数3)のように表せる。
【0018】
【数3】Dレンジ=Vcc−(2×R4×I5)−VBE(Q1
1)−VBE(Q15) −(R7×I8)−VBE(Q19)+VSAT(Q19) このとき、gm値および伝達関数においてレベルシフト
回路の関係する項が一切出てこない。つまり、このレベ
ルシフト回路は直流成分のみを変換し、交流動作には関
与しないことがわかる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルタ
ー回路は、可変gm器の中段にレベルシフト回路を設け
ることにより、周波数特性に影響を及ぼすことなく、フ
ィルター回路のDレンジを改善することができる。ま
た、レベルシフト回路を簡易な構成とし、Dレンジの設
定も非常に簡単にできる優れた可変gm器によるフィル
ター回路を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフィルター回路図で
ある。
【図2】従来のフィルター回路図である。
【符号の説明】
1…初段アンプ(第1の差動増幅器)、 2…レベルシ
フト回路、 3…次段アンプ(第2の差動増幅器)、 4
…可変gm器、 Q10,Q11…ダイオード、 Q12〜Q
20…トランジスタ、 R4〜R9…抵抗、 I5〜I10
…電流源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をダイオード特性による可変イ
    ンピーダンスを用いた第1の差動増幅器に入力し、その
    正転および反転出力をトランジスタと抵抗によるエミッ
    ターフォロワーで構成されるレベルシフト回路で入力信
    号の直流成分のみを変換し、該レベルシフト回路の2つ
    の出力電位差を電流値として出力する第2の差動増幅器
    で構成された可変gm器と、該可変gm器の出力に接続
    され、電流信号を電圧信号に変換し、gm値と共にフィ
    ルター回路の周波数特性を決定するコンデンサとで構成
    されたことを特徴とするフィルター回路。
JP14982894A 1994-06-30 1994-06-30 フィルター回路 Pending JPH0818395A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14982894A JPH0818395A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 フィルター回路

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JP14982894A JPH0818395A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 フィルター回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0818395A true JPH0818395A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15483572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14982894A Pending JPH0818395A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 フィルター回路

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JP (1) JPH0818395A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5853862A (en) * 1995-04-11 1998-12-29 Daicel Chemical Industries, Ltd. Barrier composite films and method of producing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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