JPH057766Y2 - - Google Patents

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JPH057766Y2
JPH057766Y2 JP1987065578U JP6557887U JPH057766Y2 JP H057766 Y2 JPH057766 Y2 JP H057766Y2 JP 1987065578 U JP1987065578 U JP 1987065578U JP 6557887 U JP6557887 U JP 6557887U JP H057766 Y2 JPH057766 Y2 JP H057766Y2
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current
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circuit
transistors
differential
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は差動増幅器に係り、オフセツト補償を
行なう差動増幅器に関する。
従来の技術 第3図は従来の差動増幅器の一例の回路図を示
す。同図中、トランジスタQ1,Q2が差動回路を
構成し、端子1a,1b間に入来する信号を差動
増幅して端子2より出力する。
端子1a,1b夫々は通常抵抗を介してバイア
スされて使用される。従つて端子1a,1b夫々
より流入する電流が変動すると、上記の抵抗によ
り端子1a,1b夫々の電圧が変動し、端子2よ
り出力される信号にオフセツトが発生する。
上記のオフセツトを補償するために定電流源3
及びトランジスタQ3〜Q6が設けられている。定
電流源3は定電流源4と連動し、定電流源4の1/
2の電流を流し、これによつてトランジスタQ3
ベース電流はトランジスタQ1及びQ2のベース電
流の和の1/2となり、トランジスタQ3のベース電
流と同一の電流がトランジスタQ5,Q6夫々によ
つてトランジスタQ2,Q1夫々のベースに供給さ
れ、これによつて端子1a,1b夫々よりの電流
の流入が防止されている。
考案が解決しようとする問題点 しかるに、定電流源3及びトランジスタQ3
Q6が発生するノイズは差動回路を構成するトラ
ンジスタQ1,Q2夫々のベースに供給されるため、
上記ノイズが差動増幅器の増幅度で例えば数
10dB程度増幅されてしまい、端子2より出力さ
れる信号のSN比が悪化するという問題点があつ
た。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、SN比が向上する差動増幅器を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案において、和電流生成回路は、差動回路
を構成する一対のトランジスタのベース電流の和
電流を生成する。
上記差動回路の出力端子と、入力端子である一
対のトランジスタの一方のベースとの間に接続さ
れた2つの抵抗は、抵抗値が略同一で直列接続さ
れており、上記和電流生成回路で生成した和電流
を上記2つの抵抗の接続点に供給する。
作 用 本考案において、和電流は直列接続された2つ
の抵抗の接続点に供給され、この2つの抵抗で1/
2に分流され補償電流として差動回路の一対のト
ランジスタの一方のベースに供給される。つまり
差動回路のトランジスタのベース電流に応じた電
流が分流されて補償電流とされており、和電流生
成回路で発生したノイズに対する増幅度が小さく
なる。
実施例 第1図は本考案の差動増幅器を適用した増幅回
路の一実施例の回路構成図を示す。
第1図において、差動増幅器10の非反転入力
端子10aは抵抗R1及び磁気ヘツド11を介し
て共通端子COMに接続され、反転入力端子10
bは抵抗R2を介して共通端子COMに接続される
と共に抵抗R3及びR4を介して出力端子12と接
続されている。抵抗R3,R4は同一抵抗値とされ
ている。
また、演算増幅器10の端子10cからは端子
10a及び10bに流入する電流の平均値が補償
電流として取り出され、この端子10cから取り
出された補償電流は抵抗R3を介して反転入力端
子10bに帰還される。これによつて反転入力端
子10bに抵抗R2を介して電流が流れ込むこと
を防止し、抵抗R2を流れる電流の変動により反
転入力端子の電圧が変動することを防止してい
る。
なお、磁気ヘツド11は抵抗R1,R2夫々に対
して非常に小さい抵抗値であり、非反転入力端子
10aに流入する電流の変動による非反転入力端
子10aの電圧変動は非常に小で無視でき、非反
転入力端子10aに対しては電流の帰還は行なつ
てない。
第2図は差動増幅器10の一実施例の回路図を
示す。同図中、第1図と同一部分には同一符号を
付す。
第2図中、トランジスタQ11,Q12は差動回路
を構成し、入力端子10a,10b間に入来する
信号を差動増幅し、増幅された信号はトランジス
タQ13で更に増幅され、エミツタフオロアのトラ
ンジスタQ14及びQ15を介して端子12より出力
される。また、出力端子12は抵抗R4及びR3
介してトランジスタQ12のベース即ち端子10b
に接続されている。
トランジスタQ11及びQ12のエミツタ電流を流
す定電流源15は他の定電流源16,17,18
夫々と連動されている。定電流源18は定電流源
15と同一の電流を流すよう設定されている。従
つてトランジスタQ16のベース電流はトランジス
タQ11及びQ12のベース電流の和と等しい。この
トランジスタQ16のベース電流と同一の電流がト
ランジスタQ17と共にカレントミラー回路を構成
するトランジスタQ18のコレクタより抵抗R3とR4
との接続点(端子10c)に供給される。上記の
定電流源18及びトランジスタQ16〜Q18で和電
流生成回路が構成されている。ここで抵抗R3
R4の抵抗値は等しいため、トランジスタQ18のコ
レクタ電流(トランジスタQ11及びQ12のベース
電流の和と等しい)は2等分され、その一方が補
償電流として抵抗R3を介してトランジスタQ12
ベースに流入する。これによつて入力端子10b
に電流が流れ込むことが防止されオフセツト補償
が行なわれる。
ここで、トランジスタQ18のコレクタ電流は抵
抗R3,R4で2等分されているため、定電流源1
8及びトランジスタQ16〜Q18で発生したノイズ
は差動増幅器10で6dB増幅されるだけとなり、
従来より大幅にSN比が向上する。
考案の効果 上述の如く、本考案の差動増幅器によれば、オ
フセツト補償を行なうと共に、オフセツト補償用
の電流を生成する回路で発生したノイズに対する
増幅が従来よりきわめて小さく、SN比が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の差動増幅器を適用した増幅回
路の一実施例の回路構成図、第2図は本考案の差
動増幅器の一実施例の回路図、第3図は従来の差
動増幅器の一例の回路図である。 10……差動増幅器、15〜18……定電流
源、R1〜R4……抵抗、Q11〜Q18……トランジス
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 入力信号を差動増幅するトランジスタのベース
    電流と同一の補償電流を生成して上記差動増幅用
    のトランジスタのベースに供給しオフセツト補償
    を行なう差動増幅器において、 差動回路を構成する一対のトランジスタのベー
    ス電流の和電流を生成する和電流生成回路と、 上記差動回路の出力端子と、入力端子である一
    対のトランジスタの一方のベースとの間に接続さ
    れ、抵抗値が略同一で直列接続された2つの抵抗
    とを有し、 上記和電流生成回路で生成した和電流を上記2
    つの抵抗の接続点に供給し上記2つの抵抗のうち
    の一方を通して上記補償電流を上記差動回路の一
    対のトランジスタの一方のベースに供給するよう
    構成してなる差動増幅器。
JP1987065578U 1987-04-30 1987-04-30 Expired - Lifetime JPH057766Y2 (ja)

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JP1987065578U JPH057766Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30

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JPS63173912U JPS63173912U (ja) 1988-11-11
JPH057766Y2 true JPH057766Y2 (ja) 1993-02-26

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ID=30902782

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55134513A (en) * 1979-04-05 1980-10-20 Pioneer Electronic Corp Input bias adjusting circuit of amplifier
JPS6057248A (ja) * 1983-09-09 1985-04-03 Hitachi Medical Corp 機械走査型超音波探触子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55134513A (en) * 1979-04-05 1980-10-20 Pioneer Electronic Corp Input bias adjusting circuit of amplifier
JPS6057248A (ja) * 1983-09-09 1985-04-03 Hitachi Medical Corp 機械走査型超音波探触子

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JPS63173912U (ja) 1988-11-11

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