JPH08183716A - 酸性染毛料組成物 - Google Patents

酸性染毛料組成物

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JPH08183716A
JPH08183716A JP33944694A JP33944694A JPH08183716A JP H08183716 A JPH08183716 A JP H08183716A JP 33944694 A JP33944694 A JP 33944694A JP 33944694 A JP33944694 A JP 33944694A JP H08183716 A JPH08183716 A JP H08183716A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面
活性剤、(C)酸性染料0.05〜2重量%及び(D)
酸を含有し、かつ、(A)+(B)の配合量が2.5〜
11重量%、(A)/(B)の配合重量比が5/1〜2
/5の範囲にあり、pHが2〜4である酸性染毛料組成
物。又は、上記成分に加え、(E)高級アルコール1〜
15重量%及び(F)油剤1〜15重量%を含有する酸
性染毛料組成物。更に、上記組成物において有機溶剤を
実質的に含有しない酸性染毛料組成物。 【効果】使用中に適度な泡を形成し、この泡により毛髪
の隅々までムラなく均一に塗布することができて、良好
な染着性を有し、洗髪や摩擦にも色落ちしにくく、仕上
がりの毛髪に良好な風合いを付与する安定な染毛料組成
物を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸性染毛料組成物に関
し、更に詳しくは、使用中の泡により毛髪にムラなく均
一に塗布することができ、良好な染着性を有し、洗髪や
摩擦にも色落ちしにくく、なおかつ仕上がりの毛髪に良
好な風合いを付与する酸性染毛料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪を着色する方法としては、酸
化染料を酸化剤により反応させて染色する方法、有機溶
剤により酸性染料を毛髪に浸透させて染色する方法、色
素を毛髪に物理的に固着させる方法等がある。また、こ
れらのうち酸性染料を用いたものにおいては、仕上がり
の毛髪の風合いを良好なものにするため、コンディショ
ニング成分等を併用してヘアリンスと同様の効果を付与
し、加えて染毛作業もヘアリンスと同様に簡便化させた
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、酸化染
料と酸化剤を用いた方法では、毛髪の損傷や頭皮への刺
激を受けることがあり、より穏和な条件で染めることの
できる染毛料が望まれていた。一方、有機溶剤と酸性染
料を用いた方法では、比較的穏和な条件で簡便に染める
ことができるものの、染着力が充分でなく、また比較的
多い量の有機溶剤を配合するため、系の安定性が充分と
は言えなかった。また、色素を毛髪に物理的に固着させ
る方法では、洗髪や摩擦に対し色落ちがしやすく、固着
剤による毛髪の風合いの劣化もみられた。
【0004】更に、一般に、染毛料を毛髪の隅々までム
ラなく均一に塗布することは容易ではなく、上記酸性染
料タイプ等で染毛作業をヘアリンスと同様に簡便化させ
たものがあるものの、ムラのない塗布という点では充分
とは言えなかった。従って、染毛料のムラ付きを防ぎ、
毛髪の隅々まで均一に塗布する更に良い方法が望まれて
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、このような
事情にかんがみ、上記欠点を克服すべく鋭意研究を行っ
た結果、特定量、特定比のアニオン性界面活性剤と両性
界面活性剤、特定量の酸性染料及び酸を組み合わせ、p
Hを2〜4の範囲内とすることにより、使用中に適度な
泡を形成し、この泡により毛髪の隅々までムラなく均一
に塗布することができて、良好な染着性を有し、洗髪や
摩擦にも色落ちしにくく、なおかつ仕上がりの毛髪に良
好な風合いを付与する安定な酸性染毛料組成物が得られ
ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成さ
せた。
【0006】すなわち、本発明は、(A)アニオン性界
面活性剤、(B)両性界面活性剤、(C)酸性染料0.
05〜2重量%及び(D)酸を含有し、かつ、全成分
中、(A)+(B)の配合量が合計で2.5〜11重量
%であること、(A)/(B)の配合重量比が5/1〜
2/5の範囲にあること及びpHが2〜4であることを
特徴とする酸性染毛料組成物である。
【0007】本発明に用いられる(A)アニオン性界面
活性剤は、適度な泡を形成して染料を毛髪の隅々までム
ラなく均一に付着させ、また、毛髪への染着性を向上さ
せるのに必要な成分である。具体的な例としては、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウ
ム、ステアリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム
等のアルキル硫酸塩、POEラウリルエーテル硫酸ナト
リウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールア
ミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、PO
Eアルキルエーテル硫酸ナトリウム、POEアルキルエ
ーテル硫酸トリエタノールアミン、POEアルキルエー
テル硫酸アンモニウム、POEノニルフェニルエーテル
硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキル/アル
キルアリルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ナトリウ
ム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスル
ホコハク酸二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリ
ル二ナトリウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタ
ノールアミドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイル
アミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム等のスルホコ
ハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラ
ウロイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシルスル
ホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノール
アミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラデセ
ンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィンスルホン酸
塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイル
−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L
−グルタミン酸二ナトリウム、N−ミリストイル−L−
グルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩等が
挙げられる。上記のうち、α−オレフィンスルホン酸塩
型のアニオン性界面活性剤が特に好ましい。本発明にお
いて、これらのアニオン性界面活性剤は1種又は2種以
上を併用して用いることができる。
【0008】本発明に用いられる(B)成分の両性界面
活性剤は、適度な泡を形成して染料を毛髪の隅々までム
ラなく均一に付着させ、また(A)成分の特定アニオン
性界面活性剤と特定の量比で併用した時に、毛髪への染
着性を向上させ、系の安定性が向上するものである。具
体的な例としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒ
ドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリン
ナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒド
ロキサイド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム
塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾ
リン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベ
タイン、ココアミドプロピルベタイン、オレアミドプロ
ピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココベタ
イン、オレイルベタイン、ラウリルベタイン、セチルベ
タイン、スルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤
等が挙げられる。これらのうち、ココアミドプロピルベ
タイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタ
イン系両性界面活性剤が特に好ましい。本発明におい
て、これら両性界面活性剤は1種又は2種以上を併用し
て用いることができる。
【0009】本発明における(A)成分のアニオン性界
面活性剤と(B)成分の両性界面活性剤の配合量の合計
(A)+(B)は、全成分中2.5〜11重量%(以
下、単に%で示す)であり、より好ましくは3.5〜9
%である。2.5%未満では使用時の泡立ちが不充分で
あり、毛髪に均一に伸ばしにくくムラ付きしやすい。1
1%を超えると洗浄効果が高すぎるため染色性が不充分
となり、また系の安定性も悪くなる。
【0010】また更に、本発明における(A)成分のア
ニオン性界面活性剤と(B)成分の両性界面活性剤の配
合重量比(A)/(B)は5/1〜2/5の範囲にあ
り、より好ましくは7/2〜4/7の範囲にある。配合
重量比(A)/(B)が2/5未満、あるいは5/1を
超えると染色性が不充分であり、また安定な組成物が得
られにくい。
【0011】本発明に用いられる(C)成分の酸性染料
は、化粧料に使用できる酸性染料であれば特に限定され
ないが、例えば化粧品用タール色素においては、黒色4
01号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色20
2号、青色203号、青色205号、緑色3号、緑色2
01号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、
緑色402号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の
(1)、同(2)、黄色203号、黄色402号、黄色
403号の(1)、黄色406号、黄色407号、かっ
色201号、だいだい色205号、だいだい色207
号、だいだい色402号、赤色2号、赤色3号、赤色1
02号、赤色104号の(1)、赤色105号の
(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、
赤色230号の(1)、同(2)、赤色231号、赤色
232号、赤色401号、赤色502号、赤色503
号、赤色504号、赤色506号等が挙げられる。
【0012】本発明において、これらの酸性染料は1種
又は2種以上を用いることができ、その配合量は全組成
中0.05〜2%、より好ましくは0.1〜1.5%で
ある。0.05%未満では染着性が充分でなく、また2
%を超えても頭皮や手への染着は増すが、毛髪への染着
性の向上はみられない。
【0013】本発明の酸性染毛料組成物のpHは2〜4
の範囲にあり、pH調整のために(D)成分の酸が配合
される。pHが2未満だと頭皮や手への染着が著しくな
り、4を超えると毛髪への染着性が弱くなる。
【0014】(D)成分の酸としては、広く一般の有機
酸または無機酸を用いることが可能であり、例えばクエ
ン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル
酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、
マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等の有機酸、リン
酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができ
る。また、上記有機酸等に、そのアルカリ金属塩、アン
モニウム塩等を組み合わせることにより、系内に緩衝能
をもたせることも可能である。これらの酸の配合量は、
本発明の酸性染毛料組成物のpHを2〜4とするのに必
要な量である。
【0015】本発明では、以上述べた構成に加えて、更
に(E)成分として特定量の高級アルコール及び(F)
成分として特定量の油剤を併用することにより、使用中
の適度な泡による毛髪への均一な塗布、良好な染着性、
洗髪や摩擦に対する色落ちのしにくさ、仕上がりの毛髪
への良好な風合いの付与といった効果に加え、更に良好
な毛髪へのトリートメント効果、使用感を付与すること
ができる。
【0016】本発明に使用することができる高級アルコ
ールは、1分子中に炭素原子12〜24個を有する脂肪
族アルコールが好ましく、その炭化水素基は直鎖状ある
いは分岐鎖状の何れでも良く、また不飽和部分を含んで
も含まなくても良い。具体的な例としては、ラウリルア
ルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、
セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリ
ルアルコール等が挙げられる。これらのうち、セチルア
ルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアル
コールが特に好ましい。これらの高級アルコールは、1
種又は2種以上を併用することができ、その配合量は全
組成中1〜15%、より好ましくは3〜10%である。
【0017】本発明に使用することができる油剤は、流
動パラフィン、スクワレン、スクワラン、プリスタン等
の液状炭化水素、ワセリン等のペースト状炭化水素、オ
ゾケライト、セレシン、マイクロクリスタリンワック
ス、ポリエチレン末等の固形炭化水素、ミリスチン酸イ
ソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチル
ドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブ
チル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、
オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステ
アリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、1
2−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エ
チルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリ
トール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アル
キルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコー
ル、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等のエ
ステル類、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミ
チン酸グリセリン、アボガド油、ツバキ油、マカデミア
ンナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、
ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、小麦胚芽油等の油脂類、ジ
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等のシリコー
ン油、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシ
ロキサン等の環状シリコーン、高重合シリコーン、ポリ
エーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等が挙
げられる。これら油剤は1種又は2種以上を併用するこ
とができ、その配合量は全組成中1〜15%、より好ま
しくは3〜10%である。
【0018】一般に、染毛料において有機溶剤はその毛
髪への浸透作用を期待して配合されることが多いが、本
発明の酸性染毛料組成物では有機溶剤を実質的に含有せ
ず、アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤を併用する
ことにより良好な染着性、染着の均一性が得られ、更に
安定性の良い組成物を得ることができる。ここで言う有
機溶剤とは、例えばベンジルアルコール、フェネチルア
ルコール、シンナミルアルコール、フェノキシエタノー
ル、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセ
リン等の多価アルコール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等の低級アルコール、環状ケトン類等であ
る。
【0019】また、本発明の酸性染毛料組成物には、上
記の構成成分に加え、目的に応じて本発明の効果を損な
わない量的、質的範囲で、メチルセルロース、エチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガ
ム等の増粘剤、カチオン化セルロース、カチオン化澱
粉、カチオン化グアーガム、ジアリル4級アンモニウム
塩重合物、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリ
ル4級アンモニウム共重合物、ビニルピロリドン・N,
N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチ
ル硫酸塩等のカチオン性重合体、非イオン性界面活性剤
等の配合が可能であり、更に香料、防腐剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、殺菌剤、美容成分等、通常化粧料に配
合される他の成分も配合することができる。
【0020】
【実施例】以下に試験例及び実施例を挙げて、本発明を
更に説明する。なお、これらは本発明を何ら限定するも
のではない。
【0021】試験例1〜6及び比較試験例7〜9 表1に示すアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、酸
性染料及び酸の組み合わせにて常法により組成物を調製
し、下記方法により(イ)染着試験を行った。結果は表
1に併記する。
【0022】
【表1】
【0023】(イ)染着試験 (評価方法)染色堅牢度試験用白布(羊毛)(JIS
L0803準拠)を、泡立てた各試料に5分間浸した後
水で洗い、乾燥させる操作を3回繰り返した。これを肉
眼で評価し、下記の評価基準(a)にて評価した。 評価基準(a) ◎ : 非常に良く染まる ○ : 染まる(マンセル色票V値にして2〜3程度) △ : 少し染まる(マンセル色票V値にして6〜7程
度) × : ほとんど染まらない
【0024】表1の結果より、本発明の量的範囲内で、
アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、酸性染料及び
酸の組み合わせにおいて良好な染着性が認められ、一
方、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を含まない
系及びpHが高すぎる系においては充分な染着性は得ら
れなかった。
【0025】実施例1〜5及び比較例1〜6 カラー
リングヘアパック 表2に示すカラーリングヘアパックを調製し、下記方法
により(イ)染着試験及び(ロ)安定性試験を行った。
また、各試料について、33名の通常毛を有するパネル
による、(ハ)使用試験を行い、泡立ち(均一な塗布の
し易さ)、染着性(茶かっ色)、色落ちのしにくさ、仕
上がり後の毛髪の感触(風合い)を評価した。結果を表
3に示す。
【0026】
【表2】
【0027】(製法) A.成分(9)〜(11)及び(4)を加熱混合する。 B.成分(1)〜(3)、(5)〜(8)及び(12)
〜(14)を加熱混合する。 C.BにAを加え、乳化する。 D.Cを容器に充填して製品とする。
【0028】(イ)染着試験 (評価方法)試験例1と同じ方法により染色し、下記の
評価基準(b)にて評価した。 評価基準(b) ◎ : 非常に良く染まる ○ : 染まる(マンセル色票5RYでのC値にして8
〜9程度) △ : 少し染まる(マンセル色票5RYでのC値にし
て3〜5程度) × : ほとんど染まらない
【0029】(ロ)安定性試験 (評価方法)各試料を40℃、50℃において1週間静
置後、肉眼にて観察し、下記の評価基準(c)にて評価
した。 評価基準(c) ◎ : 40℃、50℃で1週間異常なし ○ : 40℃で1週間異常なし △ : 40℃で1週間以内で異常がみられる × : 40℃で1日以内で異常がみられる
【0030】(ハ)使用試験 (評価方法)33名の通常毛を有するパネルをランダム
に3名ずつに11分割し、各グループに実施例1〜5及
び比較例1〜6の試料を1試料ずつ分配して使用しても
らい、染色作業を5回繰り返してもらった。その後各試
料を、下記の評価項目について下記の評価基準(d)を
用いて評点をつけ、各試料毎の評点の平均値を下記の評
価基準(e)にて評価した。 評価項目 〈1〉泡立ち 〈2〉染着性(茶かっ色) 〈3〉摩擦による色落ちのしにくさ 〈4〉仕上がり後の毛髪の感触 評価基準(d) (評点):(評価) 4 : 良い 3 : やや良い 2 : 普通 1 : やや悪い 0 : 悪い 評価基準(e) (評点) :(評価) 3.0以上 : ◎ 2.0以上、3.0未満 : ○ 1.0以上、2.0未満 : △ 0 以上、1.0未満 : ×
【0031】
【表3】
【0032】表3の結果から明らかなように、本発明の
カラーリングヘアパックは比較例1〜6のものと比較し
て、適度な泡立ちとそれによる均一な塗布のし易さ、染
着性、摩擦による色落ちのしにくさ、仕上がり後の毛髪
の風合いに優れた効果を示し、また、安定性も良好なも
のであった。
【0033】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の酸性染毛料
組成物は、使用中に適度な泡を形成し、この泡により毛
髪の隅々までムラなく均一に塗布することができて、良
好な染着性を有し、洗髪や摩擦にも色落ちしにくく、仕
上がりの毛髪に良好な風合いを付与する効果を有する安
定なものであり、染毛料組成物として優れた品質を有す
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)アニオン性界面活性剤、(B)両
    性界面活性剤、(C)酸性染料0.05〜2重量%及び
    (D)酸を含有し、かつ、全成分中、(A)+(B)の
    配合量が合計で2.5〜11重量%であること、(A)
    /(B)の配合重量比が5/1〜2/5の範囲にあるこ
    と及びpHが2〜4であることを特徴とする酸性染毛料
    組成物。
  2. 【請求項2】 (A)アニオン性界面活性剤、(B)両
    性界面活性剤、(C)酸性染料0.05〜2重量%、
    (D)酸、(E)高級アルコール1〜15重量%及び
    (F)油剤1〜15重量%を含有し、かつ、全成分中、
    (A)+(B)の配合量が合計で2.5〜11重量%で
    あること、(A)/(B)の配合重量比が5/1〜2/
    5の範囲にあること及びpHが2〜4であることを特徴
    とする酸性染毛料組成物。
  3. 【請求項3】 有機溶剤を実質的に含有しないことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の酸性染毛料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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