JP4107762B2 - 染毛料組成物 - Google Patents
染毛料組成物Info
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、毛髪への付着性が良く、垂れ落ちがなく、染毛性に優れ、かつ保存安定性に優れた染毛料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より染毛剤は、酸化染料を用いた酸化染毛剤が主流であり、液体式、クリーム式などの剤型で提供されている。一方、直接染料を主剤とする染毛料も多く使用されてきている。直接染料の中でも酸性染料を配合して成る染毛料組成物を酸性染毛料といい、広く普及している。この酸性染毛料は、その多くが液状であるため、染液の垂れ落ちがないように増粘剤により適度な粘度に調整されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
酸性染毛料が染毛力を発揮する大きな条件として、組成物のpHを1.5〜4.0の範囲に調整することが重要であり、pH4.0以上では染毛力が著しく低下し、染毛料としての効果を十分に発揮し得ない。一方、毛髪への染液の付着量を増加させたり、染液の垂れ落ちを防ぐために、高分子化合物を配合して増粘させるのが常であるが、上記のpH条件下で、高温下(40℃以上)や長期間に渡り一定の粘度を確保することは困難であり、粘度が低下して液状になったり、粘度が高くなりすぎて頭髪に塗布できなくなったりするため、より安定な高分子化合物を選択し配合することが大きな課題となっている。
【0004】
これら高分子化合物のうち、例えばヒドロキシエチルセルロースは、塗布時の垂れ落ちが少なく、染毛性に優れるためによく使用されるが、毛髪への付着性が悪く、均一に塗布し、均一な染色結果を得ることにやや問題があった。また、粘度の保存安定性に欠けるものであった。一方、キサンタンガムは、保存安定性や毛髪への付着性はよいものの、粘質上垂れ落ち等の問題があった。さらにカルボキシビニルポリマーは、上記の問題は解決されるものの、処理後の髪の感触を悪くするという問題点があった。これらの欠点を解決すべく、数種類の増粘剤を組み合わせて改良が試みられているが、満足できるものは無かった。
【0005】
このように、塗布液が垂れ落ちない適度な粘度や流動性を持ち、毛髪への付着性が良く、処理後の髪の感触を良くし、かつ保存安定性に優れた製品が望まれている。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記問題点を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の増粘剤を組み合わせることにより、カルボキシビニルポリマーを単独で使用したときの問題点を解決し、毛髪に均一に良く付着し、垂れ落ちることがなく、処理後の髪の感触が良く、かつ高温(40℃以上)下や長期間に渡り一定の粘度を確保できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち本発明は、次の(A)および(B);
(A)カルボキシビニルポリマーおよび/またはアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
(B)アクリル酸アミドと2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体
を含有することを特徴とする染毛料組成物を提供するものである。
【0008】
本発明で用いるカルボキシビニルポリマーは、市販品としてはカーボポール934、940、941、980、981(グッドリッチ社製)、ハイビスワコー104、105(和光純薬株式会社製)等が挙げられ、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体としてはPEMULEN TR−1、TR−2(グッドリッチ社製)等が挙げられる。
【0009】
一方、アクリル酸アミドと2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体は、セピゲル305(セピック社製)の名称で混合物が市販されている。
【0010】
本発明の染毛料組成物の成分(A)および成分(B)の配合量の合計は0.5〜20重量%で、0.5重量%より少ないと使用に充分な粘度を得ることができず、20重量%を超える場合は、粘度が高くなりすぎて毛髪への付着性や流動性が悪くなる。
【0011】
本発明における直接染料としては、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、ピクリン酸、およびその塩、「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年告示、厚生省)により定められた酸性染料である、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号の(1)、赤色105号の(1)、赤色106号、赤色201号、赤色227号、赤色230号の(1)、赤色230号の(2)、赤色231号、赤色232号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、黄色4号、黄色5号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、だいだい色205号、だいだい色207号、だいだい色402号、緑色3号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色202号、青色203号、青色205号、かっ色201号、黒色401号などが挙げられる。一般に所望の色合を提供するために、これらの1種または2種以上を任意に組み合わせて用いられる。この直接染料の配合量は、0.001〜5.0重量%が好ましく、0.001重量%未満では染色性が十分に発揮できず、5重量%を超えても染色性の向上は認められない。また、0.15〜3重量%が特に好ましい。
【0012】
本発明で用いる有機溶剤は、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール、2−ベンジルオキシアルコール等の一価アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、N−メチルピロリドン等のN−アルキルピロリドン類が挙げられ、これらの有機溶剤は、1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。
【0013】
酸としては、広く一般の有機酸または無機酸を用いることが可能であり、例えばクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等の有機酸、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができる。
【0014】
また、これらの酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を同時に配合することによって系内に緩衝能をもたせることが可能である。このことにより、経時におけるpH変化を少なくすることができ、系の安定化につながる。酸の配合量は、組成物のpHを1.5〜4.0に調整するのに必要な量である。pHが1.5より低いと染料の安定性や皮膚への刺激の面から好ましくなく、4.0より大きいと充分な染毛力が得られない。
【0015】
本発明の剤型は、ジェル状、クリーム状、泡末状等、種々の形態をとることができる。
【0016】
本発明では、本発明の効果を損なわない量的、質的範囲で、目的に応じてその他の高分子化合物、油性成分、界面活性剤、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン類、噴射剤、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤等の公知の化粧品成分も配合することができる。
【0017】
本発明に用いることのできるその他の高分子化合物としては、主にノニオン性もしくはアニオン性高分子化合物が用いられ、例えばアラビアガム、カラギーナン、ガラクタン、グアーガム、クインスシードガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキストラン、ヒアルロン酸、カードラン、サクシノグルカン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、可溶性デンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等から成る半合成高分子、さらに合成高分子としてポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ等のビニル系高分子、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ベントナイト、ラポナイト等の無機物系高分子等が挙げられる。
【0018】
さらに必要に応じ、カチオン性高分子化合物を配合することもできる。例えば、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリド共重合体、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド等のカチオン化セルロース、ビニルピロリドン・ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体のカチオン化物等の4級化ポリビニルピロリドン誘導体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体ジメチルジアリルアンモニウムクロリド・アクリル酸共重合体等のジアリル第4級化アンモニウム塩重合物誘導体およびカチオン化グアーガム等を挙げることができる。
【0019】
油性成分としては、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、マイクロクリスタンワックス、セレシン、プリスタン等の炭化水素、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボガド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等の油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等のロウ類が挙げられ、一種もしくは二種以上を混合して用いることができる。上記のうち、配合しやすさから液状油成分が好ましく、特に流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素は化学的に安定で、また髪の感触をよりよくするので好ましい。
【0020】
また、成分(B)と油性成分の配合比は1:0.5〜0.8であることが、組成物処理後の髪の感触や保存安定性の面から好ましい。
【0021】
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤および両イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0022】
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等のアルキル硫酸塩、POEラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウム、POEノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキル/アルキルアリルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシルスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩、POEラウリルエーテルリン酸等のPOEアルキルエーテルリン酸およびその塩等が挙げられる。上記のうち、α−オレフィンスルホン酸塩型のアニオン性界面活性剤が特に好ましい。
【0023】
カチオン性界面活性剤としては、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム等が挙げられる。
【0024】
ノニオン性界面活性剤としては、POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、グリセリンまたはポリグリセリン脂肪酸類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体類、POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等が挙げられ、好ましいのは、POEアルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類である。この内、特に好ましいのはPOEアルキルエーテル類であり、例えばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等が挙げられる。
【0025】
両イオン性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココベタイン、オレイルベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤が特に好ましい。
【0026】
また、成分(B)と界面活性剤との配合比は1:0.1〜0.3であると、組成物の毛髪への付着性や保存安定性の面から好ましい。
【0027】
高級アルコールとしてはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられる。
【0028】
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられる。
【0029】
エステル類として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。
【0030】
剤型を泡沫状にする際には噴射剤を配合するが、噴射剤としては、LPG、DME、ヘキサンおよびイソペンタン等が挙げられる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例の記載に限定されるものではない。また、%は特記しない限り重量基準であり、有効濃度である。
【0032】
【実施例】
実施例1〜6とその結果を表1に、比較例1〜4とその結果を表2に示す。各染毛料組成物は定法により製造し、性能評価を行った。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
評価方法
・染毛試験
白髪混じりの人毛毛束に実施例1〜6および比較例1〜5を塗布し、45℃で10〜15分放置し、さらに室温で5〜10分放置後、通常のシャンプーにて洗浄、乾燥させた。この毛束の染まり具合を、目視にて評価した。さらに、実際にパネラーに使用してもらい、付着性、感触、垂れ落ちを官能評価した。
・保存安定性試験
実施例1〜6および比較例1〜5を、40℃の恒温槽中で6ヶ月間保存し、保存前後の粘度を評価した。
試験を行い、表1の結果を得た。評価基準は以下に示す通りである。
・付着性
○:髪質を選ばず良好。
△:髪質に依存するが概ね良好。
×:悪い。
・垂れ落ち
○:垂れ落ちない。
△:あまり垂れ落ちない。
×:垂れ落ちしやすい。
・染毛力
○:良好。
△:ふつう。
×:悪い。
・感触
○:良好。
△:ふつう。
×:悪い。
・保存安定性
○:保存前後の粘度がほとんど変わらなかった。
△:保存後にやや粘度が低下した。
×:粘度が低下し、液状になった。
【0036】
実施例1〜6は、比較例に挙げた従来の染毛料の問題点を克服し、いずれも付着性がよく、垂れ落ちがなく、染毛力に優れ、処理後の髪の感触が良く、しかも保存安定性が良好であった。
【0037】
【発明の効果】
本発明の組成物を用いれば、毛髪への付着性が良く、垂れ落ちがなく、染毛性に優れ、処理後の髪の感触が良く、かつ高温(40℃以上)下や長期間に渡る保存安定性に優れた染毛料組成物を得ることができる。
Claims (1)
- 次の(A)及び(B);
(A)カルボキシビニルポリマー
(B)アクリル酸アミドと2−アクリル酸アミド−2−メチルプロパンスルホン酸との共重合体
を含有し、更に直接染料、酸および有機溶剤を含有し、pH1.5〜4.0であることを特徴とする染毛料組成物。
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