JP4326170B2 - 染毛料組成物 - Google Patents
染毛料組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4326170B2 JP4326170B2 JP2001260967A JP2001260967A JP4326170B2 JP 4326170 B2 JP4326170 B2 JP 4326170B2 JP 2001260967 A JP2001260967 A JP 2001260967A JP 2001260967 A JP2001260967 A JP 2001260967A JP 4326170 B2 JP4326170 B2 JP 4326170B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- hair
- poe
- dye
- oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、染毛料組成物に関するものであり、さらに詳しくは、染毛した後の洗髪時に色落ちの少ない、染色堅牢性に優れた酸性染毛料に関するものである。
【0002】
【従来技術】
一般に酸性染毛料は、酸性染料、有機溶媒、酸、増粘剤及び水からなり、酸性染料を毛髪表面近傍に吸着させることにより毛髪を染色するものである。そして、このタイプの染毛料は半永久染毛料とも称され、染毛後の毛髪はシャンプー処理などにより染料が徐々に流出し、早ければ数週間で退色するのが特徴であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特に、染毛直後では、毛髪表面に物理的に吸着している染料が多いために、洗髪時にその染料が流出して洗液の色が非常に濃くなる現象が見られる。また汗をかいたときにも同様の現象が見られることがある。この洗液が、洗髪後にタオルドライした時のタオルを汚し、また汗で流れ出した染料が、衣服の襟周りや帽子を汚すといった問題が時として起こっている。また、洗液の色が濃いために、実際の毛髪の退色は少ないにもかかわらず、色がすぐに剥げてしまうのではないかという不安を強く感じる消費者が多かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において本発明者らは鋭意検討した結果、特定の酸性染料を、特定の割合で配合することにより、毛髪の染色堅牢性が向上し、洗髪時の洗液や汗の着色を少なくすることができ、その結果、タオル、衣服の襟周りまたは帽子の汚れを防ぐことができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、酸性染料及び酸を含有する染毛料組成物において、下記(A)群及び(B)群の酸性染料を配合し、かつ染毛料組成物中の酸性染料の合計量に対する(A)群の酸性染料の配合率が0.1〜15%であることを特徴とする染毛料組成物。
(A)緑色204号、赤色230号(1)及び黄色202号(1)から選ばれる2種以上の酸性染料、又は(A)緑色204号及び赤色230号(1)から選ばれる1種の酸性染料、(B)その他の酸性染料である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の酸性染料は、医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令(昭和41年厚生省令第30号)に記載されているタール色素の中の酸性染料である。
【0007】
(A)群の染料は、上記省令に記載のある緑色204号、赤色230号(1)及び黄色202号(1)から選ばれる1種以上の酸性染料であり、(B)群はその他の酸性染料である。
【0008】
通常は、(B)群の染料を用いて所望の色調と染毛力が得られる染毛料組成物が調製される。ここに(A)群の酸性染料を配合することにより、元々の色調や染毛力を損ねることなく、染色堅牢性が向上し、洗髪液や汗の着色が抑えられ、タオルや衣服の汚れを防ぐことができるようになる。
【0009】
これらの効果、特に染色堅牢性に優れる効果について作用要因は不明であるが、洗髪液や汗の着色を抑える効果に関しては、(A)群の酸性染料が加わることにより洗液の色が薄くなったように見える視覚的効果(浅色効果)によるものではないかと考えられる。なぜ(A)群の酸性染料にそのような効果があるのかは、やはり不明である。また、この効果は、対象となる染毛料の色調に応じて(A)群の酸性染料を適宜選択することにより、より高い効果を得ることができる。例えばオレンジ色などの暖色系の色調には赤色203号(1)や黄色202号(1)が、青色などの寒色系や、茶色や黒色などの彩度の低い色調には緑色204号が適している傾向にある。当然、(A)群の酸性染料は、対象となる染毛料の色調に応じて2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。
【0010】
そして(A)群の酸性染料の配合量は、染毛料組成物に配合される全ての酸性染料の0.1〜15%であり、0.1%より少ないと充分な効果が得られず、15%を超えて配合しても、それ以上の効果は得られず、かえって(A)群の酸性染料が染毛色調に影響し、所望の色調を得られなくなることがあるので好ましくない。
【0011】
(B)群のその他の酸性染料としては、上記省令に記載されている(A)群以外の酸性染料が該当するが、特に青色1号、赤色102号、赤色106号、赤色504号、だいだい色205号、黄色4号、黄色203号、黄色403号(1)、緑色201号、褐色201号、紫色401号及び黒色401号から選ばれる1種または2種以上であると、色の鮮やかさや発色のよさなどの点で好ましい。
【0012】
本発明の染毛料組成物には、その他一般に染毛料組成物に配合されている成分を、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0013】
有機溶剤としては、例えば、エチルアルコール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、ベンジルアルコール、2−フェニルエチルアルコール、フェノキシイソプロパノール、ケイ皮アルコール、フェニルプロパノール、α−メチルベンジルアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、2−ベンジルオキシエタノール、フェノキシエタノール、フェネチルアルコール、p−アニシルアルコール等の一価アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、イソプレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ジプロピレングリコール等の多価アルコール、N−メチルピロリドン等のN−アルキルピロリドン類、炭酸エチレン、炭酸プロピレン等のアルキレンカーボネートが挙げられ、これらの有機溶剤は、1種または2種以上を任意に組み合わせて用いることができる。
【0014】
酸としては、広く一般の有機酸または無機酸を用いることが可能であり、例えばクエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸、レブリン酸、酢酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等の有機酸、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸を挙げることができる。また、これらの酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等を同時に配合することによって系内に緩衝能をもたせることが可能である。このことにより、経時におけるpH変化を少なくすることができ、系の安定化につながる。酸の配合量は、組成物のpHを1.5〜4.0に調整するのに必要な量である。pHが1.5より低いと染料の安定性や皮膚への刺激の面から好ましくなく、4.0より大きいと充分な染毛力が得られない。
【0015】
本発明に増粘剤として用いることのできる高分子化合物としては、主にノニオン性もしくはアニオン性高分子化合物が用いられ、例えばアラビアガム、カラギーナン、ガラクタン、グアーガム、クインスシードガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、ヒドロキシアルキルキサンタンガム、デキストラン、ヒアルロン酸、カードラン、サクシノグルカン、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、アルブミン等の天然高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、可溶性デンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子等から成る半合成高分子、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸ソーダ、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体、ポリアクリルアミド、アクリルアミド・アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸共重合体等の合成高分子、ベントナイト、ラポナイト等の無機物系高分子が挙げられる。
【0016】
さらに必要に応じて油性成分、界面活性剤、高級アルコール、高級脂肪酸、エステル類、シリコーン類、噴射剤、香料、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤等の公知の化粧品成分も配合することができる。
【0017】
油性成分としては、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、プリスタン等の炭化水素、オリーブ油、ツバキ油、茶実油、サザンカ油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、綿実油、ゴマ油、牛脂、カカオ脂、トウモロコシ油、落花生油、ナタネ油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、ブドウ種子油、アルモンド油、アボガド油、カロット油、マカデミアナッツ油、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油、ミンク油、卵黄油等の油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、ホホバ油、ラノリン等のロウ類が挙げられ、一種もしくは二種以上を混合して用いることができる。上記のうち、配合しやすさから液状油成分が好ましく、特に流動パラフィン、流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、スクワラン等の炭化水素は化学的に安定で、また髪の感触をよりよくするので好ましい。
【0018】
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤および両イオン性界面活性剤が挙げられる。
【0019】
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン(以下、POE)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、POEラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリルエーテル硫酸アンモニウム、POEアルキルエーテル硫酸ナトリウム、POEアルキルエーテル硫酸トリエタノールアミン、POEアルキルエーテル硫酸アンモニウム、POEノニルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキル/アルキルアリルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、POEスルホコハク酸二ナトリウム、POEスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、スルホコハク酸POEラウロイルエタノールアミドエステル二ナトリウム、ウンデシレノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム等のスルホコハク酸塩、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム等のN−アシルスルホン酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、テトラデセンスルホン酸ナトリウム等のα−オレフィンスルホン酸塩、ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイル−L−グルタミン酸二ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウム等のN−アシルアミノ酸塩、POEラウリルエーテルリン酸等のPOEアルキルエーテルリン酸およびその塩等が挙げられる。上記のうち、α−オレフィンスルホン酸塩型のアニオン性界面活性剤が特に好ましい。
【0020】
ノニオン性界面活性剤としては、POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE脂肪酸エステル類、POEアルキルエーテル類、POE・Sec−アルキルエーテル類、POEアルキルフェニルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビット脂肪酸エステル類、グリセリンまたはポリグリセリン脂肪酸類、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体類、POEヒマシ油または硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル類、テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類、POEミツロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等が挙げられ、好ましいのは、POEアルキルエーテル類、POE・Sec−アルキルエーテル類、POE・POPアルキルエーテル類、POEソルビタン脂肪酸エステル類である。この内、特に好ましいのはPOEアルキルエーテル類であり、例えばPOEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル等が挙げられる。
【0021】
両イオン性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン系両性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ココアミドプロピルベタイン、オレアミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、ココベタイン、オレイルベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げられる。これらのうち、ココアミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等のベタイン系両性界面活性剤が特に好ましい。
【0022】
高級アルコールとしてはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられる。
【0023】
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられる。
【0024】
エステル類として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ステアリル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸n−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ラノリン誘導体等が挙げられる。
【0025】
シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げられる。
【0026】
剤型を泡沫状にする際には噴射剤を配合するが、噴射剤としては、LPG、DME、炭酸ガス、窒素、ヘキサンおよびイソペンタン等が挙げられる。
【0027】
本発明染毛料組成物の剤型は、ジェル状、クリーム状、泡沫状等、種々の形態をとることができる。
【0028】
【実施例】
以下に実施例に用いた染毛料組成物の骨格処方を示す。
なお、以下、特に断りのない限り、単位は全て重量%である。
ベンジルアルコール 6.0
エタノール 15.0
ヒドロキシエチルセルロース 2.5
乳酸 2.5
乳酸ナトリウム 0.05
酸性染料 別に記載
精製水 100とする量
pH 3.5
【0029】
この基剤処方に、種々の酸性染料を配合し実施例及び比較例を常法にて調整した。各処方例を表1〜3に示す。a付きの比較例は、(A)群の酸性染料を含まない例であり、b付きの比較例は(A)群の酸性染料を過剰に配合した例である。
【0030】
<染毛試験>
毛束(白髪まじり人毛及び山羊毛)に、適量の染毛料組成物を均一に塗布し、ラップで包み、45℃で15分放置し、さらに室温で5分放置後、通常のシャンプーにて洗浄、乾燥させた。この毛束の染毛色調及び染まり具合を、目視にて下記の基準により評価した。
・染毛色調
(A)群の酸性染料を配合していない処方例と比べて
○;色調が変わらない
△;色調がわずかに変化する
×;色調が大きく異なる
・染毛力
(A)群の酸性染料を配合していない処方例と比べて
◎;染毛力が向上した
○;染毛力は同程度
△;染毛力がわずかに弱く見える
×;染毛力が明らかに弱く見える
【0031】
<堅牢性試験>
染毛した毛束を1日後に50℃の1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液(500ml)に15分間浸漬し、毛束はその後十分に水洗し、風乾させた。このときの毛束の退色の程度を処理前の毛束と比較し、また溶液の色の濃さを、目視にて下記の基準で評価した。
・溶液の着色
(A)群の酸性染料を配合していない処方例と比べて、
◎;溶液の着色は明らかに薄い
○;溶液の着色はわずかに薄い
△;溶液の着色は同程度
×;溶液の着色が濃くなる
・毛束の退色
◎;退色がほとんどない
○;退色が少ない
△;退色がやや大きい
×;退色が大きい
【0032】
その結果を、表1〜3に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
この様に、実施例は(A)群の酸性染料を含有することにより、所望の染毛力と色調を変化させることなく、毛髪が濡れたときなどの色の流出を抑えることができ、衣服の襟周りや帽子を汚す心配の少ない染毛料組成物であった。
【0037】
(A)群の酸性染料を過剰に配合すると、退色面での効果はあるものの、染毛時点で色調や染毛力に影響を与える恐れが指摘された。
【0038】
【発明の効果】
本発明の組成物によれば、染毛した後の洗髪時に色落ちの少ない、染色堅牢性に優れた酸性染毛料組成物を得ることができる。
Claims (2)
- 酸性染料及び酸を含有する染毛料組成物において、下記(A)群及び(B)群の酸性染料を配合し、かつ染毛料組成物中の酸性染料の合計量に対する(A)群の酸性染料の配合率が0.1〜15%であることを特徴とする染毛料組成物。
(A)緑色204号、赤色230号(1)及び黄色202号(1)から選ばれる2種以上の酸性染料、又は(A)緑色204号及び赤色230号(1)から選ばれる1種の酸性染料、(B)その他の酸性染料。 - (B)その他の酸性染料が、青色1号、赤色102号、赤色106号、赤色504号、だいだい色205号、黄色4号、黄色203号、黄色403号(1)、緑色201号、褐色201号、紫色401号及び黒色401号から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、請求項1記載の染毛料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001260967A JP4326170B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 染毛料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001260967A JP4326170B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 染毛料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003073238A JP2003073238A (ja) | 2003-03-12 |
JP4326170B2 true JP4326170B2 (ja) | 2009-09-02 |
Family
ID=19088079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001260967A Expired - Lifetime JP4326170B2 (ja) | 2001-08-30 | 2001-08-30 | 染毛料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4326170B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5612325B2 (ja) * | 2010-01-29 | 2014-10-22 | 中野製薬株式会社 | 染毛料組成物および染毛方法 |
JP7181598B2 (ja) * | 2019-02-06 | 2022-12-01 | 株式会社アリミノ | 染色方法および染毛料キット |
JP7305157B2 (ja) * | 2019-05-13 | 2023-07-10 | 株式会社アリミノ | ケラチン繊維の染色方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08165226A (ja) * | 1994-12-09 | 1996-06-25 | Nonogawa Shoji Kk | 酸性染毛料組成物 |
JPH08175940A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Shiyuwarutsukofu Kk | 染毛方法及びそれに用いる染毛剤組成物 |
JP3513863B2 (ja) * | 1994-12-28 | 2004-03-31 | 株式会社コーセー | 酸性染毛料組成物 |
JP3424086B2 (ja) * | 1994-12-29 | 2003-07-07 | 株式会社コーセー | 染毛剤組成物 |
JPH09278635A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Sunstar Inc | 1剤式毛髪処理剤組成物 |
JPH09278634A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Sunstar Inc | 毛髪処理剤組成物 |
JPH1179959A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-03-23 | Lion Corp | 染毛料 |
JPH11302138A (ja) * | 1998-04-21 | 1999-11-02 | Hoyu Co Ltd | 染毛剤組成物 |
-
2001
- 2001-08-30 JP JP2001260967A patent/JP4326170B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003073238A (ja) | 2003-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7150868B2 (en) | Composition for blending to hair treating agent and hair treating agent | |
US7901465B2 (en) | One-part hair dye composition | |
JP2001213737A (ja) | 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤 | |
JP2003095876A (ja) | ヘアトリートメント剤 | |
JP4246884B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP4326170B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP4076306B2 (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP2001213738A (ja) | 毛髪処理剤配合用組成物及び毛髪処理剤 | |
JP4107762B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP3699574B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP4598930B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP4686283B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP2008007438A (ja) | 整髪用乳化化粧料 | |
JP4578034B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP3916236B2 (ja) | 毛髪脱色剤組成物及び染毛剤組成物 | |
JP4077664B2 (ja) | 酸性染毛料組成物 | |
JP3513863B2 (ja) | 酸性染毛料組成物 | |
JP4246889B2 (ja) | 染毛料組成物 | |
JP4259736B2 (ja) | 泡沫状染毛料組成物 | |
JP4412818B2 (ja) | 二剤式酸性染毛料を用いた染毛方法 | |
JP5220324B2 (ja) | 酸性染毛料組成物 | |
JP5666769B2 (ja) | 毛髪脱色/脱染剤組成物 | |
JP2009203211A (ja) | 染毛料組成物及び毛髪の染色方法 | |
JP2008195663A (ja) | 染毛料組成物 | |
JP2012240955A (ja) | 酸化染毛剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040507 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20050527 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060616 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060706 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20070216 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090609 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4326170 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150619 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |