JPH08183372A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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- JPH08183372A JPH08183372A JP32872894A JP32872894A JPH08183372A JP H08183372 A JPH08183372 A JP H08183372A JP 32872894 A JP32872894 A JP 32872894A JP 32872894 A JP32872894 A JP 32872894A JP H08183372 A JPH08183372 A JP H08183372A
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Abstract
ックや音の発生を効果的に抑える技術を提供する。 【構成】 (a)はN→1切換えを示し、クラッチレバ
ー8を大きく揺動(A)し、押出しピン45でブレーキ
用バンド41をくの字に変形してクラッチアウター5へ
押圧し制動する。(b)は1→2→3→4速切換えを示
し、このときにはクラッチレバー8の揺動量をAより小
さなBとし、ブレーキが効くまでにはブレーキ用バンド
41を締めつけない。 【効果】 中立位置から第1速位置へのモードチェンジ
のときのみ制動させるようにしたので、変速ショックの
発生を防止できるとともに、その他のモードチェンジの
際には制動させないので、制動部材の寿命を大幅に延す
ことができる。
Description
へ変速する際にショックや音の発生を効果的に抑える技
術に関する。
の一例を示す図であり、クランクシャフト101、発進
クラッチ102、チェンジクラッチ103、メインシャ
フト104、カウンタシャフト105及び出力スプロケ
ット106を介してエンジン出力が駆動輪(図示せず)
へ伝達される。メインシャフト104とカウンタシャフ
ト105の間には、ドグクラッチ111,112を含む
周知のギア変速機構110が組込まれている。なお、本
例では、発進クラッチ102は遠心式クラッチであって
クラッチインナー102aの回転数がある程度以上大き
くなるとクラッチアウター102bに接続する。一方、
チェンジクラッチ103は運転者が操作するチェンジペ
ダルに連動してON/OFFする。
2はOFFであるが、チェンジクラッチ103はONで
ある。この状態でエンジンを始動すると、クランクシャ
フト101が回転し、このクランクシャフト101に遊
嵌されているスリーブ114がフリクションでとも廻り
し、発進クラッチアウター102bも回転する。する
と、ギア結合しているプライマリギア115,チェンジ
クラッチ103及びメインシャフト104も空転する。
すなわち、発進クラッチ102が切れているにも拘ら
ず、ハッチング(//)を付した要素がクランクシャフ
ト101に連れて回転する。
るべくチェンジペダルを踏込むと、まずチェンジクラッ
チ103がOFFになり、前記ギア変速機構110にお
いて対応するドグクラッチが噛合状態となり、続いてチ
ェンジペダルを戻すと、チェンジクラッチ103がON
になる。以降「ニュートラルから第1速へ切換える」こ
とを「N→1切換える」又は「中立位置から第1速位置
へ切換える」と記す。チェンジペダルを踏み込む際に、
出力スプロケット106は図示せぬチェーンを介して駆
動輪に連結し、駆動輪が停止しているために、カウンタ
シャフト105は停止中であり、一方、ハッチングを付
したチェンジクラッチアウター103b、プライマリギ
ア115及びメインシャフト104などは回転中であ
る。従って、チェンジクラッチ103をONにした瞬間
に、不快なショックが発生する。
例えば実公昭42−5137号公報「歯車噛合時のシ
ョック緩和装置」や特公昭44−4066号公報「歯
車変速機における衝撃緩和装置」がある。即ち、上記
はその公報の第1図に示される通り、ギヤシフトフォー
ク2に接触片3を取付け、この接触片3でローギヤ4を
制動するというものであり、また、上記はその公報の
第1図に示される通り、機箱11に揺動可能に制動片1
2を取付け、この制動片12をカム13で進退させ、前
進動作で入力歯車2を制動するというものである。
→1切換えの際にブレーキ片(接触片,制動片)で回転
体を静止させたので、ショックは発生しない。ところ
で、上記において第1速からニュートラルへ切換える
と、その過程においてブレーキ片はローギヤ4に触れ
る。ローギア4は低速ながらも回転中であるから、この
回転体に接触するブレーキ片は摩耗し、ブレーキ片の寿
命が半減する。上記も同様である。
らず1→N切換え時にもブレーキを掛けているため、ブ
レーキ片の寿命が短くなるという不都合がある。
に本発明は、入力軸系を制動する制動部材と、中立位置
から第1速位置へモードチェンジするときにのみ前記制
動部材に制動作用をさせる制動タイミング機構とを動力
伝達装置に備えたことを特徴とする。
進クラッチと変速操作の際に駆動源から入力軸系を切り
離すための摩擦クラッチ形式のチェンジクラッチとを動
力の伝達方向にこの順に備え、一方、前記制動タイミン
グ機構は変速機構における中立位置から第1速位置への
切換えが完了した後に、制動を開始させるものであり、
また、前記制動部材は前記発進クラッチから変速クラッ
チまでの駆動系に作用するものであることを特徴とす
る。
第1速位置へと第1速位置から中立位置へとで揺動方向
が逆になるギアシフトマスターアームと、このギアシフ
トマスターアームが中立位置から第1速位置へモードチ
ェンジするときに他のモードチェンジに比較して大きな
揺動量を許容するブレーキアームとからなり、また前記
制動部材は前記ギアシフトマスターアームと共に作動す
るように構成したことを特徴とする。
ェンジするときのブレーキアームの揺動量とその他のモ
ードチェンジでのブレーキアームの揺動量に差をつける
カムを変速機構のシフトドラムに取付けたことを特徴と
する。
てギアシフトマスターアームと同様に揺動するクラッチ
レバーと、このクラッチレバーに取付けられ発進クラッ
チのクラッチアウターへ当接した際にブレーキ作用をな
すブレーキシューとから構成する。
介してギアシフトマスターアームと同様に揺動するクラ
ッチレバーと、このクラッチレバーに発進クラッチのク
ラッチアウターの回転方向と逆の方向へ揺動可能に取付
けられた揺動片と、前記クラッチアウターの回転方向に
沿って入側コーナー部と出側コーナー部とを順に備え、
入側コーナー部が先に前記クラッチアウターへ当接する
ように前記揺動片に取付けられたブレーキシューとから
構成する。
ルを介してギアシフトマスターアームと同様に揺動する
クラッチレバーと、このクラッチレバーに取付けられた
押出しピンと、この押出しピンで押されることにより発
進クラッチのクラッチアウターへ当接するブレーキ用バ
ンドとから構成する。
置へのモードチェンジのときのみ制動させて、変速ショ
ックの発生を防止する。その他のモードチェンジの際に
は制動させないので、制動部材の寿命は延びる。
するチェンジショックを緩和するために発進クラッチと
は別にチェンジクラッチを設けることは有効である。し
かし、発進クラッチ以降の入力軸系の慣性質量が増加す
るために今度はチェンジクラッチの接続時にショックの
発生する心配がある。そこで、発進クラッチからチェン
ジクラッチまでの駆動系を制動する。加えて、制動を変
速機構の動作完了まで遅らせることにより、ドグクラッ
チの噛み合いを容易にする。
スターアームの形状を若干変更し、このギアシフトマス
ターアームにブレーキアームを付属することで、構造は
簡単になり且つ通常のギアシフト動作のみで目的の制動
がなせる。
カムで揺動させる。この揺動は、中立位置から第1速位
置へモードチェンジするときのブレーキアームの揺動量
とその他のモードチェンジでのブレーキアームの揺動量
に差をつけたことを特徴とする。
ムを揺動することで、ブレーキシューをクラッチアウタ
ーへ押圧して制動をかける。
ムを揺動することで、ブレーキシューの入側コーナー部
を先にクラッチアウターへ当接し、効果的な制動をかけ
る。
ムを揺動することで、ブレーキ用バンドをクラッチアウ
ターへ押圧して制動をかける。
明する。図面は符号の向きに見るものとする。なお、本
発明に係る動力伝達装置1を作図の都合で図1〜図3に
分割して説明する。同様に本発明に係る制動タイミング
機構10を図2,図3に分割して説明する。また、図1
0においてギア変速機構110から動力源側を入力軸
系、ギア変速機構110から駆動輪側を出力軸軸系と
し、ギア変速機構110が中立位置の状態で前記入力軸
系が動力源の出力軸にとも廻りする構造の動力伝達装置
を前提とした実施例である。
施例)の第1側面図であり、図10のクラッチカバー1
16側から見た透視図(但し要部のみ記載。以下同
様。)に相当する。クランクケース2の内部には、先
ず、発進クラッチ3(クラッチインナー4とクラッチア
ウター5とからなる。)、図面裏方向へ長く伸びたシフ
トスピンドル7、このシフトスピンドル7にスプライン
を介して取付けられたクラッチレバー8、そしてこのク
ラッチレバー8に取付けられたブレーキシュー9とが収
納されている。このクラッチレバー8とブレーキシュー
9とから制動部材を構成する。図から明らかな如く、シ
フトスピンドル7を中心にクラッチレバー8を時計方向
へ揺動することによって、ブレーキシュー9をクラッチ
アウター5へ押圧することができる。この結果、クラッ
チアウター5は制動される。
施例)の第2側面図であり、図1よりも内側を見たもの
である。前記シフトスピンドル7に、制動タイミング機
構10の主要部材である縦長のギアシフトマスターアー
ム11が取付けられ、上部にギアシフトアーム12の基
部がピン13で係止され、一方、横長のブレーキアーム
15がピン16にて揺動可能にクランクケース2に係止
されていることを示す。
に第1凹部17及びこの第1凹部17より深い第2凹部
18が形成されており、これら第1・2凹部17,18
に上記ブレーキアーム15の先端の係合ピン19(図裏
へ延びる)が噛合する構造である。21は引張りばねで
あり、ブレーキアーム15を図上方へ付勢する。更に、
前記ブレーキアーム15は略中央部にローラ22を有
し、このローラ22をシフトドラム24の一端に取付け
たシフトドラムカム25に当接する。シフトドラムカム
25は図示した通り、小径部26から大径部27を突設
した単純な板カムである。28は星形プレートであり、
実施例では5個の谷を有し、いずれかの谷に図示せぬロ
ールを押圧することでシフトドラム24の空転を抑え
る。
面図(第1実施例)であり、図2よりも内側を見たもの
であり、前記ギアシフトアーム12は先端部に第1爪1
2aと第2爪12bを備え、いずれかの爪でシフトドラ
ム24に起設した第1〜第5ピン24a〜24eを押し
又は引きするものであり、例えば、シフトペダル29の
前部29a(図は車体の右から見たもので、図右が前方
になる。図1,2も同様。)を運転者の左足のトーで踏
むとギアシフトマスターアーム11は想像線で示した位
置付近まで揺動する。すると、ギアシフトアーム12の
第1爪12aが第2ピン24bを矢印の如く引き、図
に示す第1ピン24aの位置まで強制移動する。シフト
ペダル29の踏み動作を中断すると、ギアシフトマスタ
ーアーム11は図示せぬトーションばねの作用で、実線
で示した位置へ自動復帰する。ギアシフトアーム12も
実線の位置へ戻り、この際にギアシフトアーム12のテ
ーパ面12cが第2ピン24bの下面を摺動するので、
ピン24a,24bを押し戻す心配はない。
aを繰返し踏むことにより、シフトドラム24をN(中
立)→1速→2速→3速 →4速の如く切換えることが
できる。また、シフトペダル24の後部24bを繰返し
踏むことにより、ギアシフトマスターアーム11を図反
時計方向へ揺動し、第2爪12bで例えば第1ピン24
aを矢印と逆の側へ押し出すことにより、戻し動作が
なされる。この結果、4速→3速→2速→1速→N(中
立)の切換えが可能である。以上に説明した通り、ギア
シフトマスターアーム11はシフトドラム24を間欠的
に回転するために従来から使用されている部材であり、
この部材を本実施例では、第1・2凹部17,18を設
けたり、ブレーキアーム15(図2参照)を付設する程
度の形状変更をしたに過ぎない。
に説明する。図4(a),(b)は本発明の第1実施例
におけるN→1切換え動作説明図であり、(a)におい
てNから1に切換える過程でシフトドラムカム25の大
径部27がブレーキアーム15を大きく押し下げる。こ
のことにより想像線の位置にあるギアシフトマスターア
ーム11が実線の位置まで大きく揺動可能となる。即
ち、深い第2凹部18がブレーキアーム15の先端の係
合ピン18に当るまで揺動する。このときの揺動量をA
とすると、(b)においてクラッチレバー8が大きく揺
動して、ブレーキシュー9をクラッチアウター5へ押圧
し、ブレーキを掛ける。従って、N→1の切換え時には
チェンジクラッチのONにともなうショックは発生しな
い。しかも、ドグクラッチの噛合が完了してから制動を
かけるのでトグクラッチの噛合が円滑に行なえる。
における1→2→3→4速切換え動作説明図であり、
(a)において1→2→3→4速に切換える過程でシフ
トドラムカム25の小径部26がロール22を押し下げ
るため、想像線の位置にあるギアシフトマスターアーム
11は実線の位置まで揺動可能である。即ち、第2凹部
18より浅い第1凹部17がブレーキアーム15の先端
の係合ピン17に当るまで揺動する。このときの揺動量
をBとすると、(b)において、ブレーキシュー9はク
ラッチアウター5と隙間があく位置にまでしか揺動され
ず、ブレーキは掛からない。一方、図示しないが4→3
→2→1→Nにおいてはクラッチレバー8が反ブレーキ
側へ揺動するため、上記ブレーキ作用は発生しない。従
って、第1実施例の動力伝達装置においては、N→1切
換え時にのみ入力軸系にブレーキが掛かり、1→N切換
え時にはブレーキが掛からぬことに特徴がある。
施例)の第1側面図である。なお、第2実施例の第2側
面図は図2と同じであり、第3側面図は図3と同じであ
るから、これらは省略する。また、図1の構成と同じ部
分は符号を流用して説明を省略する。第2実施例では、
ブレーキシュー9を揺動片31に取付け、この揺動片3
1を当該クラッチアウター5の回転方向と逆回転方向へ
揺動可能にブレーキプレート8に取付け、この揺動片3
1をトーションばね32にて図の位置に戻るように構成
した。33,34はともにブレーキプレート8に起設し
たピンである。また、ブレーキシュー9のコーナーを、
クラッチアウター5の回転方向の順に入側コーナー部9
aと出側コーナー部9bと名付ける。
(c)は比較例図であり、(a)のクラッチレバー8を
時計方向へ揺動すると(b)に示す通りにブレーキシュ
ー9の入側コーナー部9aが最初にクラッチアウター5
に当接する。仮に、(c)のように出側コーナー部9b
が先にクラッチアウター5に当接すると、出側コーナー
部9bがクラッチアウター5で蹴られてブレーキ作用が
発揮されにくい。即ち、(c)の場合は押圧力を増大し
なければならない。これに対して、第2実施例のブレー
キシュー9は、クラッチアウター5との接触位置が回転
方向へ移動しつつブレーキを掛けるものであるから、比
較的小さな踏み力でも良好なブレーキ作用を発揮でき
る。
施例)の第1側面図である。なお、第3実施例の第2側
面図は図2と同じであり、第3側面図は図3と同じであ
るから、これらは省略する。また、図1の構成と同じ部
分は符号を流用して説明を省略する。第3実施例では、
バンドブレーキ方式を採用したことを特徴とする。ブレ
ーキ用バンド41はピン42,43でクランクケース2
に両端が係止され、この状態ではクラッチアウター5に
対して隙間がある。一方、クラッチレバー8にはブレー
キ用バンド41を押すための押出しピン45が起設され
ている。
あり、(a)に示す通りN→1切換えの際にはクラッチ
レバー8は大きく揺動(A)するので、押出しピン45
がブレーキ用バンド41をくの字に変形してクラッチア
ウター5へ押圧する。これでクラッチアウター5は停止
する。(b)は1→2→3→4速切換えを示し、このと
きにはクラッチレバー8の揺動量はAより小さなBであ
るから、ブレーキが効くまでにはブレーキ用バンド41
を締めつけない。
5,6または7に記載の構成が好ましいが、これらに限
るものではなく、要は入力系にブレーキを掛けることの
できる部材であればよい。同様に、制動タイミング機構
も請求項2,3若しくは4に示すものが有力であるがこ
れに限るものではなく、要は中立位置から第1速位置へ
モードチェンジするときにのみ前記制動部材に制動作用
をさせることのできる機構であればよい。請求項2にお
ける制動部材は請求項5,6または7に記載の構成が好
ましいが、これらに限るものではなく、要は発進クラッ
チからチェンジクラッチまでの駆動系にブレーキを掛け
ることのできる部材であればよい。
載のカムで揺動することが望ましいが、これに限るもの
ではなく、リンク機構、ソレノイドなどで揺動させるこ
とは差支えない。
する。請求項1は、制動タイミング機構にて中立位置か
ら第1速位置へのモードチェンジのときのみ制動させる
ようにしたので、変速ショックの発生を防止できるとと
もに、その他のモードチェンジの際には制動させないの
で、制動部材の寿命を大幅に延すことができる。
ラッチまでの駆動系を制動し、加えて、制動を変速機構
の動作完了まで遅らせるようにしたので、変速ショック
の発生を防止できると共にドグクラッチの噛み合いを確
実に実施できる。
ギアシフトマスターアームの形状を若干変更し、このギ
アシフトマスターアームにブレーキアームを付属するこ
とで制動タイミング機構を構成したので、機構が簡単で
あると共に通常のギアシフト動作のみで目的の制動がな
せる。
ムに付設したカムで揺動させるようにしたので、格別の
駆動手段を準備する必要がなく、安価にブレーキアーム
駆動手段が構成できる。
ブレーキアームを揺動することで、ブレーキシューをク
ラッチアウターへ押圧して制動をかけるようにしたの
で、制動部材が極めて小型に安価に構成できる。
ブレーキアームを揺動することで、クラッチアウターと
の接触位置が回転方向へ移動しつつブレーキを掛けるも
のであるから、比較的小さな踏み力でも良好なブレーキ
作用を発揮できる。
ブレーキアームを揺動することで、ブレーキ用バンドを
クラッチアウターへ押圧して制動をかけるようにしたの
で、制動面積が大きく安定した制動作用がなせる。
1側面図
2側面図
3側面図
説明図
切換え動作説明図
1側面図
1側面図
図
ッチ、5…クラッチアルター、7…シフトスピンドル、
8…制動部材を構成するクラッチレバー、9…制動部材
を構成するブレーキシュー、10…制動タイミング機
構、11…ギアシフトマスターアーム、12…ギアシフ
トアーム、15…ブレーキアーム、17…第1凹部、1
8…第2凹部、19…係合ピン、24…シフトドラム、
25…カム(シフトドラムカム)、26…カムの小径
部、27…カムの大径部、29…シフトペダル、31…
制動部材を構成する揺動片、32…トーションばね、4
1…制動部材を構成するブレーキ用バンド、45…同押
出しピン、101…クランクシャフト、103…チェン
ジクラッチ、110…ギア変速機構、111,112…
ドグクラッチ。
進クラッチと変速操作の際に駆動源から入力軸系を切り
離すための摩擦クラッチ形式のチェンジクラッチとを動
力の伝達方向にこの順に備え、一方、前記制動タイミン
グ機構は変速機構における中立位置から第1速位置への
切換えが完了した後に、制動を開始させるものであり、
また、前記制動部材は前記発進クラッチからチェンジク
ラッチまでの駆動系に作用するものであることを特徴と
する。
ーを揺動することで、ブレーキシューをクラッチアウタ
ーへ押圧して制動をかける。
ーを揺動することで、ブレーキシューの入側コーナー部
を先にクラッチアウターへ当接し、効果的な制動をかけ
る。
ーを揺動することで、ブレーキ用バンドをクラッチアウ
ターへ押圧して制動をかける。
aを繰返し踏むことにより、シフトドラム24をN(中
立)→1速→2速→3速 →4速の如く切換えることが
できる。また、シフトペダル29の後部29bを繰返し
踏むことにより、ギアシフトマスターアーム11を図反
時計方向へ揺動し、第2爪12bで例えば第1ピン24
aを矢印と逆の側へ押し出すことにより、戻し動作が
なされる。この結果、4速→3速→2速→1速→N(中
立)の切換えが可能である。以上に説明した通り、ギア
シフトマスターアーム11はシフトドラム24を間欠的
に回転するために従来から使用されている部材であり、
この部材を本実施例では、第1・2凹部17,18を設
けたり、ブレーキアーム15(図2参照)を付設する程
度の形状変更をしたに過ぎない。
に説明する。図4(a),(b)は本発明の第1実施例
におけるN→1切換え動作説明図であり、(a)におい
てNから1に切換える過程でシフトドラムカム25の大
径部27がブレーキアーム15を大きく押し下げる。こ
のことにより想像線の位置にあるギアシフトマスターア
ーム11が実線の位置まで大きく揺動可能となる。即
ち、深い第2凹部18がブレーキアーム15の先端の係
合ピン19に当るまで揺動する。このときの揺動量をA
とすると、(b)においてクラッチレバー8が大きく揺
動して、ブレーキシュー9をクラッチアウター5へ押圧
し、ブレーキを掛ける。従って、N→1の切換え時には
チェンジクラッチのONにともなうショックは発生しな
い。しかも、ドグクラッチの噛合が完了してから制動を
かけるのでトグクラッチの噛合が円滑に行なえる。
における1→2→3→4速切換え動作説明図であり、
(a)において1→2→3→4速に切換える過程でシフ
トドラムカム25の小径部26がローラ22を押し下げ
るため、想像線の位置にあるギアシフトマスターアーム
11は実線の位置まで揺動可能である。即ち、第2凹部
18より浅い第1凹部17がブレーキアーム15の先端
の係合ピン19に当るまで揺動する。このときの揺動量
をBとすると、(b)において、ブレーキシュー9はク
ラッチアウター5と隙間があく位置にまでしか揺動され
ず、ブレーキは掛からない。一方、図示しないが4→3
→2→1→Nにおいてはクラッチレバー8が反ブレーキ
側へ揺動するため、上記ブレーキ作用は発生しない。従
って、第1実施例の動力伝達装置においては、N→1切
換え時にのみ入力軸系にブレーキが掛かり、1→N切換
え時にはブレーキが掛からぬことに特徴がある。
施例)の第1側面図である。なお、第2実施例の第2側
面図は図2と同じであり、第3側面図は図3と同じであ
るから、これらは省略する。また、図1の構成と同じ部
分は符号を流用して説明を省略する。第2実施例では、
ブレーキシュー9を揺動片31に取付け、この揺動片3
1を当該クラッチアウター5の回転方向と逆回転方向へ
揺動可能にクラッチレバー8に取付け、この揺動片31
をトーションばね32にて図の位置に戻るように構成し
た。33,34はともにクラッチレバー8に起設したピ
ンである。また、ブレーキシュー9のコーナーを、クラ
ッチアウター5の回転方向の順に入側コーナー部9aと
出側コーナー部9bと名付ける。
クラッチレバーを揺動することで、ブレーキシューをク
ラッチアウターへ押圧して制動をかけるようにしたの
で、制動部材が極めて小型に安価に構成できる。
クラッチレバーを揺動することで、クラッチアウターと
の接触位置が回転方向へ移動しつつブレーキを掛けるも
のであるから、比較的小さな踏み力でも良好なブレーキ
作用を発揮できる。
クラッチレバーを揺動することで、ブレーキ用バンドを
クラッチアウターへ押圧して制動をかけるようにしたの
で、制動面積が大きく安定した制動作用がなせる。
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも中立位置、第1速位置を有す
る変速機構を介して動力源の出力を駆動輪へ伝達するも
ので、前記変速機構から動力源側を入力軸系、変速機構
から駆動輪側を出力軸軸系とし、前記変速機構が中立位
置の状態で前記入力軸系が前記動力源の出力軸にとも廻
りする構造の動力伝達装置において、この動力伝達装置
は、前記入力軸系を制動する制動部材と、中立位置から
第1速位置へモードチェンジするときにのみ前記制動部
材に制動作用をさせる制動タイミング機構とを備えたこ
とを特徴とする動力伝達装置。 - 【請求項2】 前記入力軸系は自動遠心クラッチ形式の
発進クラッチと変速操作の際に駆動源から入力軸系を切
り離すための摩擦クラッチ形式のチェンジクラッチとを
動力の伝達方向にこの順に備え、一方、前記制動タイミ
ング機構は変速機構における中立位置から第1速位置へ
の切換えが完了した後に、制動を開始させるものであ
り、また、前記制動部材は前記発進クラッチから変速ク
ラッチまでの駆動系に作用するものであることを特徴と
する請求項1記載の動力伝達装置。 - 【請求項3】 前記制動タイミング機構は、中立位置か
ら第1速位置へと第1速位置から中立位置へとで揺動方
向が逆になるギアシフトマスターアームと、このギアシ
フトマスターアームが中立位置から第1速位置へモード
チェンジするときに他のモードチェンジに比較して大き
な揺動量を許容するブレーキアームとからなり、また前
記制動部材は前記ギアシフトマスターアームと共に作動
するように構成したことを特徴とする請求項2記載の動
力伝達装置。 - 【請求項4】 中立位置から第1速位置へモードチェン
ジするときのブレーキアームの揺動量とその他のモード
チェンジでのブレーキアームの揺動量に差をつけるカム
を変速機構のシフトドラムに取付けたことを特徴とする
請求項3記載の動力伝達装置。 - 【請求項5】 前記制動部材は、シフトスピンドルを介
してギアシフトマスターアームと同様に揺動するクラッ
チレバーと、このクラッチレバーに取付けられ発進クラ
ッチのクラッチアウターへ当接した際にブレーキ作用を
なすブレーキシューとからなることを特徴とする請求項
3記載の動力伝達装置。 - 【請求項6】 前記制動部材は、シフトスピンドルを介
してギアシフトマスターアームと同様に揺動するクラッ
チレバーと、このクラッチレバーに発進クラッチのクラ
ッチアウターの回転方向と逆の方向へ揺動可能に取付け
られた揺動片と、前記クラッチアウターの回転方向に沿
って入側コーナー部と出側コーナー部とを順に備え、入
側コーナー部が先に前記クラッチアウターへ当接するよ
うに前記揺動片に取付けられたブレーキシューとからな
ることを特徴とする請求項3記載の動力伝達装置。 - 【請求項7】 前記制動部材は、シフトスピンドルを介
してギアシフトマスターアームと同様に揺動するクラッ
チレバーと、このクラッチレバーに取付けられた押出し
ピンと、この押出しピンで押されることにより発進クラ
ッチのクラッチアウターへ当接するブレーキ用バンドと
からなることを特徴とする請求項3記載の動力伝達装
置。
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