JPS63251630A - オ−トレリ−ズ機構付変速装置 - Google Patents
オ−トレリ−ズ機構付変速装置Info
- Publication number
- JPS63251630A JPS63251630A JP8487887A JP8487887A JPS63251630A JP S63251630 A JPS63251630 A JP S63251630A JP 8487887 A JP8487887 A JP 8487887A JP 8487887 A JP8487887 A JP 8487887A JP S63251630 A JPS63251630 A JP S63251630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- input gear
- engagement part
- engagement
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 18
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 8
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は自動二輪車等の車両に備えられるオートレリー
ズ機構付変速装置に関するものである。
ズ機構付変速装置に関するものである。
自動二輪車や自動三輪車等の車両において、クラッチ操
作を行うことなく変速することができるオートレリーズ
機構付変速装置を備えたものがある。これは運転者が足
で操作するチェンジペダルと、エンジン、変速装置間に
介装された多板クラッチのプッシュロッドとを連結した
ものであり、チェンジペダルの操作によってプッシュロ
ッドを押圧して多板クラッチを切断状態に保持すると共
に、シフトドラムを回動させてトングクラッチを切り換
えるように構成されている。
作を行うことなく変速することができるオートレリーズ
機構付変速装置を備えたものがある。これは運転者が足
で操作するチェンジペダルと、エンジン、変速装置間に
介装された多板クラッチのプッシュロッドとを連結した
ものであり、チェンジペダルの操作によってプッシュロ
ッドを押圧して多板クラッチを切断状態に保持すると共
に、シフトドラムを回動させてトングクラッチを切り換
えるように構成されている。
しかしながら、このような構造では、変速する際に当打
音が発生し運転者に不快感を与えるなど問題となってい
る。これは、足による操作ではクラッチレバ−で操作す
る場合のように円滑なりラッチ接続が行えないことによ
る。すなわち、エンジンの動力が多板クラッチを介して
トングクラッチに急激に伝達されるために、ドッグクラ
ッチのエンジン側の噛合部と車輪側の噛合部とが激しく
衝突するからである。詳述すれば、ドッグクラッチは噛
合いを円滑にするために噛合部間にある程度の間隙が設
けられており、多板クラッチが切られた状態においては
、車輪側の噛合部がエンジン側の噛合部を押圧するよう
に接触し、多板クラッチが接続された状態においては、
エンジン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧するように
接触するからである。その結果、多板クラッチが瞬間的
に接続されると、再噛合部が相対的に激しく移動し当打
量が発生することになる。
音が発生し運転者に不快感を与えるなど問題となってい
る。これは、足による操作ではクラッチレバ−で操作す
る場合のように円滑なりラッチ接続が行えないことによ
る。すなわち、エンジンの動力が多板クラッチを介して
トングクラッチに急激に伝達されるために、ドッグクラ
ッチのエンジン側の噛合部と車輪側の噛合部とが激しく
衝突するからである。詳述すれば、ドッグクラッチは噛
合いを円滑にするために噛合部間にある程度の間隙が設
けられており、多板クラッチが切られた状態においては
、車輪側の噛合部がエンジン側の噛合部を押圧するよう
に接触し、多板クラッチが接続された状態においては、
エンジン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧するように
接触するからである。その結果、多板クラッチが瞬間的
に接続されると、再噛合部が相対的に激しく移動し当打
量が発生することになる。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、変速時
に当打量が発生するのを防止することができるオートレ
リーズ機構付変速装置をを提供するものである。本発明
に係るオートレリーズ機構付変速装置は、多板クラッチ
の一部に弱い付勢力を作用させクラッチ切断状態におい
ても僅かに接続された状態に保持する付勢部材を設けた
ものである。
に当打量が発生するのを防止することができるオートレ
リーズ機構付変速装置をを提供するものである。本発明
に係るオートレリーズ機構付変速装置は、多板クラッチ
の一部に弱い付勢力を作用させクラッチ切断状態におい
ても僅かに接続された状態に保持する付勢部材を設けた
ものである。
本発明においては、多板クラッチを切った状態であって
も、トングクラッチはエンジン側の噛合部が車輪側の噛
合部を押圧している状態に保たれるので、多板クラッチ
を接続したときにトングクラッチの再噛合部が互いに衝
突するのが防止される。
も、トングクラッチはエンジン側の噛合部が車輪側の噛
合部を押圧している状態に保たれるので、多板クラッチ
を接続したときにトングクラッチの再噛合部が互いに衝
突するのが防止される。
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。第
1図は本発明に係るオートレリーズ機構付変速装置の要
部となる多板クラッチを示す断面図、第2図はオートレ
リーズ機構付変速装置を備えたエンジンユニットを示す
一部断面図、第3図は第1図の■−■線断面図で、第1
図において符号1で示すものは例えば自動二輪車などに
搭載さレルエンジンユニットを示す。このエンジンユニ
ット1は従来のもの同様に前部に配設されたエンジン本
体2と、その後方に配設された変速装置3などから構成
されている。エンジン本体2のクランク軸4は幅方向に
回転自在に支持され、右側には一方向クラッチを介して
遠心クラッチ5が軸装されている。この遠心クラッチ5
はクランク軸4の回転速度が高くなったときに自動的に
クランク軸4と駆動小歯車6とを接続するものである。
1図は本発明に係るオートレリーズ機構付変速装置の要
部となる多板クラッチを示す断面図、第2図はオートレ
リーズ機構付変速装置を備えたエンジンユニットを示す
一部断面図、第3図は第1図の■−■線断面図で、第1
図において符号1で示すものは例えば自動二輪車などに
搭載さレルエンジンユニットを示す。このエンジンユニ
ット1は従来のもの同様に前部に配設されたエンジン本
体2と、その後方に配設された変速装置3などから構成
されている。エンジン本体2のクランク軸4は幅方向に
回転自在に支持され、右側には一方向クラッチを介して
遠心クラッチ5が軸装されている。この遠心クラッチ5
はクランク軸4の回転速度が高くなったときに自動的に
クランク軸4と駆動小歯車6とを接続するものである。
前記変速装置3は入力軸7および出力軸8がクランク軸
4と平行に回転自在に軸架されており、入力軸7の右の
部分には前記駆動小歯車6に噛合する駆動大歯車9が回
転自在に支持され、その外側に多板クラッチ11が配設
されている。一方、出力軸8の左端部には車輪を駆動す
るチェーンが添接されるスプロケット12が軸装されて
いる。
4と平行に回転自在に軸架されており、入力軸7の右の
部分には前記駆動小歯車6に噛合する駆動大歯車9が回
転自在に支持され、その外側に多板クラッチ11が配設
されている。一方、出力軸8の左端部には車輪を駆動す
るチェーンが添接されるスプロケット12が軸装されて
いる。
前記多板クラッチ11は駆動大歯車9にビン13で取付
けられたクラッチハウジング14と、入力軸7の軸端部
にスプライン結合されたクラッチボス15などの部材か
ら構成されている。クラッチハウジング14は有底円筒
状に形成され、周壁には軸線方向に溝16が切り込まれ
ており、この溝16に嵌合するように複数枚の摩擦板1
7・・が軸線方向に配設されている。摩擦板17は前記
クラッチボス15が嵌入する中央孔を有する円板状に形
成されている。18は摩擦板17間に介装された複数枚
のクラッチ板で、クラッチボス15の外周面に設けられ
た溝19に軸線方向に移動自在に嵌合されている。21
はクラッチボス15に対向するように配設されクラッチ
ボス15と一体的に回転するプレッシャプレートで、ク
ラッチスプリング22により摩擦板17およびクラッチ
板18をクラッチボス15との間に挾持するように付勢
されている。23は入力軸7を貫通しプレッシャプレー
ト21を押圧して多板クラッチ11を切るブツシュロッ
ドである。
けられたクラッチハウジング14と、入力軸7の軸端部
にスプライン結合されたクラッチボス15などの部材か
ら構成されている。クラッチハウジング14は有底円筒
状に形成され、周壁には軸線方向に溝16が切り込まれ
ており、この溝16に嵌合するように複数枚の摩擦板1
7・・が軸線方向に配設されている。摩擦板17は前記
クラッチボス15が嵌入する中央孔を有する円板状に形
成されている。18は摩擦板17間に介装された複数枚
のクラッチ板で、クラッチボス15の外周面に設けられ
た溝19に軸線方向に移動自在に嵌合されている。21
はクラッチボス15に対向するように配設されクラッチ
ボス15と一体的に回転するプレッシャプレートで、ク
ラッチスプリング22により摩擦板17およびクラッチ
板18をクラッチボス15との間に挾持するように付勢
されている。23は入力軸7を貫通しプレッシャプレー
ト21を押圧して多板クラッチ11を切るブツシュロッ
ドである。
前記変速装置3は入力軸7上に一体に設けられ第1人力
歯車25、入力軸7上に回転自在に支持された第2.4
人力歯車26.27、入力軸7上にスプライン結合され
た第3人力歯車28、出力軸8に圧入された第2出力歯
車29、出力軸8上に回転自在に支持された第1.第3
人力歯車30゜31、出力軸8上にスプライン結合され
た第4出力歯車32の噛合を切換えることによって変速
するものであり、これら歯車の互いに対向する面には突
設された噛合部33 a、 34 a、 35 a
。
歯車25、入力軸7上に回転自在に支持された第2.4
人力歯車26.27、入力軸7上にスプライン結合され
た第3人力歯車28、出力軸8に圧入された第2出力歯
車29、出力軸8上に回転自在に支持された第1.第3
人力歯車30゜31、出力軸8上にスプライン結合され
た第4出力歯車32の噛合を切換えることによって変速
するものであり、これら歯車の互いに対向する面には突
設された噛合部33 a、 34 a、 35 a
。
36aと凹設された噛合部33b、34b、35b。
36bとからなるドッグクラッチが設けられている。
41は図示しない支持軸上に揺動自在に支持されたチェ
ンジペダルである。このチェンジペダル41はブツシュ
ロッド23およびカム溝を有するシフト操作用の図示し
ないカムドラムに接続されている。すなわち、チェンジ
ペダル41を足で操作すると、ブツシュロッド23を押
圧して多板クラッチllが切られると共に、カムドラム
が回動するため、図示しないシフトフォークを介して第
3人力歯車28および第4出力歯車32が移動されて変
速が行われる。
ンジペダルである。このチェンジペダル41はブツシュ
ロッド23およびカム溝を有するシフト操作用の図示し
ないカムドラムに接続されている。すなわち、チェンジ
ペダル41を足で操作すると、ブツシュロッド23を押
圧して多板クラッチllが切られると共に、カムドラム
が回動するため、図示しないシフトフォークを介して第
3人力歯車28および第4出力歯車32が移動されて変
速が行われる。
42は多板クラッチllにおいて一番内側のクラッチ板
18と一番外側のクラッチ板18との間に介装された付
勢部材としての圧縮コイルばねである。この圧縮コイル
ばね42は一番内側のクラッチ板18に円周方向に等間
隔をおいてかめし固定された3本のピン43に嵌装され
ている。このピン43の長さはクラッチ接続時において
も一番外側のクラッチ板18に当接しない長さとされて
いる。圧縮コイルばね42の弾撥力は、多板クラッチ1
1の一部である2枚のクラッチ板18に弱い付勢力を常
時作用させ、クラッチが切られた状態においても僅かに
クラッチハウジング14とクラッチボス15との間が接
続されている状態に保持するような強さに設定されてい
る。すなわち、圧縮コイルばね42は一番内側の摩擦板
17をクラッチボス15方向へ付勢し、一番外側の摩擦
板17をプレッシャプレート21方向へ付勢する。
18と一番外側のクラッチ板18との間に介装された付
勢部材としての圧縮コイルばねである。この圧縮コイル
ばね42は一番内側のクラッチ板18に円周方向に等間
隔をおいてかめし固定された3本のピン43に嵌装され
ている。このピン43の長さはクラッチ接続時において
も一番外側のクラッチ板18に当接しない長さとされて
いる。圧縮コイルばね42の弾撥力は、多板クラッチ1
1の一部である2枚のクラッチ板18に弱い付勢力を常
時作用させ、クラッチが切られた状態においても僅かに
クラッチハウジング14とクラッチボス15との間が接
続されている状態に保持するような強さに設定されてい
る。すなわち、圧縮コイルばね42は一番内側の摩擦板
17をクラッチボス15方向へ付勢し、一番外側の摩擦
板17をプレッシャプレート21方向へ付勢する。
このように構成されたオートレリーズ機構付変速装置に
おいては、チェンジペダル41を足で操作することによ
って、変速装置3のドッグクラッチを切換えることがで
きるので、l速〜4速度、4速〜1速というように順次
変速することができる。
おいては、チェンジペダル41を足で操作することによ
って、変速装置3のドッグクラッチを切換えることがで
きるので、l速〜4速度、4速〜1速というように順次
変速することができる。
この変速時において、チェンジペダル41の操作によっ
てブツシュロッド23が押圧され第4図に示すように多
板クラッチ11が切られた状態となるが、圧縮コイルば
ね42の弱い弾撥力が一番内側および外側のクラッチ板
18に作用し、一番内側および外側の摩擦板17の表裏
面に摩擦力が生じるため、摩擦板17とクラッチボス1
5とが接続された状態に保たれる。そのため、多板クラ
フチ11を切った状態であっても、エンジン本体2の動
力が僅かに伝達され、ドッグクラッチはエンジン側の噛
合部が車輪側の噛合部を押圧している状態に保たれる。
てブツシュロッド23が押圧され第4図に示すように多
板クラッチ11が切られた状態となるが、圧縮コイルば
ね42の弱い弾撥力が一番内側および外側のクラッチ板
18に作用し、一番内側および外側の摩擦板17の表裏
面に摩擦力が生じるため、摩擦板17とクラッチボス1
5とが接続された状態に保たれる。そのため、多板クラ
フチ11を切った状態であっても、エンジン本体2の動
力が僅かに伝達され、ドッグクラッチはエンジン側の噛
合部が車輪側の噛合部を押圧している状態に保たれる。
これを第5図によって説明すると、第5図はチェンジペ
ダル41が操作されブツシュロッド23で多板クラッチ
11が切断されると共に2速に変速された状態において
第2人力歯車26を側方から見た動作を説明するための
図で、第3人力歯車28に凹設された噛合部33bはエ
ンジン側の噛合部となり、第2人力歯車26に突設され
た噛合部33aは車輪側の噛合部となっている。ここで
、第3人力歯車28はエンジン本体2の動力が僅かに伝
達されており、車輪の回転に伴うて回転する第2人力歯
車26の回転速度Bよりも速い回転速度Aで回転するた
め、第3人力歯車28の噛合部33bは第2人力歯車2
6の噛合部33aを押圧するように接触するようになる
。
ダル41が操作されブツシュロッド23で多板クラッチ
11が切断されると共に2速に変速された状態において
第2人力歯車26を側方から見た動作を説明するための
図で、第3人力歯車28に凹設された噛合部33bはエ
ンジン側の噛合部となり、第2人力歯車26に突設され
た噛合部33aは車輪側の噛合部となっている。ここで
、第3人力歯車28はエンジン本体2の動力が僅かに伝
達されており、車輪の回転に伴うて回転する第2人力歯
車26の回転速度Bよりも速い回転速度Aで回転するた
め、第3人力歯車28の噛合部33bは第2人力歯車2
6の噛合部33aを押圧するように接触するようになる
。
したがって、チェンジペダル41が瞬間的に元の状態に
戻されて多板クラッチ11が急激に接続されても、噛合
部33aと噛合部33bとは接触している状態に保たれ
るので、従来のようにドッグクラッチの噛合部同士が衝
突して当打台を発生するようなことがない。
戻されて多板クラッチ11が急激に接続されても、噛合
部33aと噛合部33bとは接触している状態に保たれ
るので、従来のようにドッグクラッチの噛合部同士が衝
突して当打台を発生するようなことがない。
このように本発明は圧縮コイルばね42の弾撥力によっ
て多板クラッチ11が切られた状態であっても、僅かに
接続されている状態を保持し、ドッグクラッチのエンジ
ン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧した状態となるよ
うにしたことをその内容とするものであるから、付勢部
材としては上述した圧縮コイルばね42に限定されるも
のではなく、種々変更することができる0例えば第6図
は第2の実施例を示す要部の断面図であり、この実施例
においては、自然状態において摩擦板17の厚さおよび
クラッチボス15の外周面と摩擦板17の内周面との間
隙よりも大きな直径を有する0リング51を隣合ったク
ラッチ板18間に介装している。そのため、0リング5
1と摩擦板17およびクラッチボス15との間に生ずる
摩擦力によって摩擦板17とクラッチボス15とが接続
された状態に保たれる。
て多板クラッチ11が切られた状態であっても、僅かに
接続されている状態を保持し、ドッグクラッチのエンジ
ン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧した状態となるよ
うにしたことをその内容とするものであるから、付勢部
材としては上述した圧縮コイルばね42に限定されるも
のではなく、種々変更することができる0例えば第6図
は第2の実施例を示す要部の断面図であり、この実施例
においては、自然状態において摩擦板17の厚さおよび
クラッチボス15の外周面と摩擦板17の内周面との間
隙よりも大きな直径を有する0リング51を隣合ったク
ラッチ板18間に介装している。そのため、0リング5
1と摩擦板17およびクラッチボス15との間に生ずる
摩擦力によって摩擦板17とクラッチボス15とが接続
された状態に保たれる。
第7図は第3の実施例を示す要部の断面図、第8図は第
7図の■−■線断面図である。この実施例においては、
摩擦+ff117の内周面に沿って曲げられた弾性を有
する帯板からなるエキスパンダ52が用いられ、その両
端部にクラッチボス15の溝19に係止される係止部5
3.53が折曲げ形成されている。したがって、係止部
53.53による係止および、エキスパンダ52の外周
面と摩擦板17の内周面との間に生ずる摩擦力によって
摩擦板17とクラッチボス15とが接続される。
7図の■−■線断面図である。この実施例においては、
摩擦+ff117の内周面に沿って曲げられた弾性を有
する帯板からなるエキスパンダ52が用いられ、その両
端部にクラッチボス15の溝19に係止される係止部5
3.53が折曲げ形成されている。したがって、係止部
53.53による係止および、エキスパンダ52の外周
面と摩擦板17の内周面との間に生ずる摩擦力によって
摩擦板17とクラッチボス15とが接続される。
第9図は第4の実施例を示す要部の断面図であり、クラ
ッチボス15の外周面に嵌着された止め輸54と一番内
側のクラッチ板18との間に波形ワッシャ55が介装さ
れている。したがって、一番内側の摩擦板17の表裏面
に生じる摩擦力で摩擦板17とクラッチボス15とが接
続された状態に保たれる。なお、止め輪54とクラッチ
板18との間に介装する付勢部材としては、波形ワッシ
ャ55のほか、0リングや圧縮コイルばねも使用するこ
とができる。
ッチボス15の外周面に嵌着された止め輸54と一番内
側のクラッチ板18との間に波形ワッシャ55が介装さ
れている。したがって、一番内側の摩擦板17の表裏面
に生じる摩擦力で摩擦板17とクラッチボス15とが接
続された状態に保たれる。なお、止め輪54とクラッチ
板18との間に介装する付勢部材としては、波形ワッシ
ャ55のほか、0リングや圧縮コイルばねも使用するこ
とができる。
以上説明したように本発明によれば、多板クラッチの一
部に弱い付勢力を作用させクラッチ切断状態においても
僅かに接続された状態に保持する付勢部材を設けたから
、多板クラッチを切った状態であっても、ドッグクラッ
チをエンジン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧してい
る状態に保つことができる。
部に弱い付勢力を作用させクラッチ切断状態においても
僅かに接続された状態に保持する付勢部材を設けたから
、多板クラッチを切った状態であっても、ドッグクラッ
チをエンジン側の噛合部が車輪側の噛合部を押圧してい
る状態に保つことができる。
したがって、多板クラッチを接続したときにドッグクラ
ッチの再噛合部が互いに衝突するのを防止することがで
きるから、従来のように当打音が発生するのを防止し、
運転者に不快感を与えるようなことがない。
ッチの再噛合部が互いに衝突するのを防止することがで
きるから、従来のように当打音が発生するのを防止し、
運転者に不快感を与えるようなことがない。
第1図は本発明に係るオートレリーズ機構付変速装置の
要部となる多板クラッチを示す断面図、第2図はオート
レリーズ機構付変速装置を備えたエンジンユニットを示
す一部断面図、第3図は第1図のm−m線断面図、第4
図は多板クラッチが切られた状態を示す要部の断面図、
第5図は2速に変速された状態において第2人力歯車を
側方から見た動作を説明するための図、第6図は第2の
実施例を示す要部の断面図、第7図は第3の実施例を示
す要部の断面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第
9図は第4の実施例を示す要部の断面図である。 7・・・・入力軸、8・・・・出力軸、11・・・・多
板クラッチ、14・・・・クラッチハウジング、15.
・、。 クラッチボス、17・・・・摩擦板、18・・・・クラ
ッチ板、23・・・・ブツシュロッド、41・・・・チ
ェンジペダル、42・・・・圧縮コイルばね。
要部となる多板クラッチを示す断面図、第2図はオート
レリーズ機構付変速装置を備えたエンジンユニットを示
す一部断面図、第3図は第1図のm−m線断面図、第4
図は多板クラッチが切られた状態を示す要部の断面図、
第5図は2速に変速された状態において第2人力歯車を
側方から見た動作を説明するための図、第6図は第2の
実施例を示す要部の断面図、第7図は第3の実施例を示
す要部の断面図、第8図は第7図の■−■線断面図、第
9図は第4の実施例を示す要部の断面図である。 7・・・・入力軸、8・・・・出力軸、11・・・・多
板クラッチ、14・・・・クラッチハウジング、15.
・、。 クラッチボス、17・・・・摩擦板、18・・・・クラ
ッチ板、23・・・・ブツシュロッド、41・・・・チ
ェンジペダル、42・・・・圧縮コイルばね。
Claims (1)
- ドッグクラッチを切換えて変速する変速装置とエンジン
との間に介装された多板クラッチを、チェンジペダルの
操作によって変速時に自動的に断続するオートレリーズ
機構付変速装置において、前記多板クラッチの一部に弱
い付勢力を作用させクラッチ切断状態においても僅かに
接続された状態に保持する付勢部材を設けてなるオート
レリーズ機構付変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62084878A JPH0830503B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | オートレリーズ機構付変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62084878A JPH0830503B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | オートレリーズ機構付変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63251630A true JPS63251630A (ja) | 1988-10-19 |
JPH0830503B2 JPH0830503B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=13843038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62084878A Expired - Fee Related JPH0830503B2 (ja) | 1987-04-08 | 1987-04-08 | オートレリーズ機構付変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0830503B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1987
- 1987-04-08 JP JP62084878A patent/JPH0830503B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0830503B2 (ja) | 1996-03-27 |
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