JPH04271987A - 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 - Google Patents
自動二輪車のクラッチレリーズ機構Info
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- JPH04271987A JPH04271987A JP3033028A JP3302891A JPH04271987A JP H04271987 A JPH04271987 A JP H04271987A JP 3033028 A JP3033028 A JP 3033028A JP 3302891 A JP3302891 A JP 3302891A JP H04271987 A JPH04271987 A JP H04271987A
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- Japan
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- clutch
- push rod
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- motorcycle
- shaft
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 9
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 5
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車のクラッチ
レリーズ機構に関する。
レリーズ機構に関する。
【0003】
【従来の技術】自動二輪車のクラッチはエンジンのクラ
ンクシャフトに連動回転するドライブプレートとトラン
スミッションに連動回転するドリブンプレートとをクラ
ッチスプリングで押圧することによって摩擦係合させ、
クランクシャフトの回転をトランスミッションに伝える
摩擦クラッチが使用されている。
ンクシャフトに連動回転するドライブプレートとトラン
スミッションに連動回転するドリブンプレートとをクラ
ッチスプリングで押圧することによって摩擦係合させ、
クランクシャフトの回転をトランスミッションに伝える
摩擦クラッチが使用されている。
【0004】自動二輪車の停車時や変速時などにおいて
クランクシャフトの動力がトランスミッションに伝わら
ないようにクラッチの接続を断つには、自動二輪車のハ
ンドルバーに設置されたクラッチレバと連動するクラッ
チレリーズ機構が必要となる。
クランクシャフトの動力がトランスミッションに伝わら
ないようにクラッチの接続を断つには、自動二輪車のハ
ンドルバーに設置されたクラッチレバと連動するクラッ
チレリーズ機構が必要となる。
【0005】図4に示す一般的なクラッチレリーズ機構
1では、エンジンケース2内に軸支され、片端にクラッ
チ3が設置された中空シャフト4(本図ではトランスミ
ッションのカウンタシャフト)の中空部にプッシュロッ
ド5およびレリーズロッド6を挿入し、これらプッシュ
ロッド5、レリーズロッド6を例えばシャフトドライブ
機構7のベベルギヤケース8に固定された油圧作動式の
レリーズシリンダ9などの押圧機構によって押圧するこ
とにより、クラッチ3内のクラッチスプリングを押し戻
し、ドライブプレートとドリブンプレートとの摩擦係合
を解いてクラッチ3の接続を断つようになっている。
1では、エンジンケース2内に軸支され、片端にクラッ
チ3が設置された中空シャフト4(本図ではトランスミ
ッションのカウンタシャフト)の中空部にプッシュロッ
ド5およびレリーズロッド6を挿入し、これらプッシュ
ロッド5、レリーズロッド6を例えばシャフトドライブ
機構7のベベルギヤケース8に固定された油圧作動式の
レリーズシリンダ9などの押圧機構によって押圧するこ
とにより、クラッチ3内のクラッチスプリングを押し戻
し、ドライブプレートとドリブンプレートとの摩擦係合
を解いてクラッチ3の接続を断つようになっている。
【0006】このようなクラッチレリーズ機構1におい
て、プッシュロッド5とレリーズロッド6とは連結され
ておらず、中空シャフト4と共に回転、または静止する
レリーズロッド6を、回転しないプッシュロッド5がク
ラッチ3の方向に押圧する。
て、プッシュロッド5とレリーズロッド6とは連結され
ておらず、中空シャフト4と共に回転、または静止する
レリーズロッド6を、回転しないプッシュロッド5がク
ラッチ3の方向に押圧する。
【0007】プッシュロッド5は、回転する中空シャフ
ト4との接触による摩耗を避けるために中空シャフト4
の内径よりかなり小さい外径を持っている。
ト4との接触による摩耗を避けるために中空シャフト4
の内径よりかなり小さい外径を持っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プッシュロ
ッド5はレリーズシリンダ9とオイルシール10によっ
てのみ支持されているので、レリーズシリンダ9による
押圧力が加わった場合に若干斜めになってレリーズロッ
ド6を押す傾向を持っている。
ッド5はレリーズシリンダ9とオイルシール10によっ
てのみ支持されているので、レリーズシリンダ9による
押圧力が加わった場合に若干斜めになってレリーズロッ
ド6を押す傾向を持っている。
【0009】このため、レリーズシリンダ9の押圧力や
、クラッチ3からの反力がプッシュロッド5の傾斜によ
って若干吸収されてしまい、乗員がクラッチレバを通し
て感じるクラッチ操作フィーリングが緩慢なものとなり
、特に半クラッチ使用時における微妙なクラッチコント
ロールを行ない難くさせていた。
、クラッチ3からの反力がプッシュロッド5の傾斜によ
って若干吸収されてしまい、乗員がクラッチレバを通し
て感じるクラッチ操作フィーリングが緩慢なものとなり
、特に半クラッチ使用時における微妙なクラッチコント
ロールを行ない難くさせていた。
【0010】本発明はこのような問題点を考慮してなさ
れたものであり、ダイレクトなクラッチ操作フィーリン
グを乗員に与えることのできる、自動二輪車のクラッチ
レリーズ機構を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
れたものであり、ダイレクトなクラッチ操作フィーリン
グを乗員に与えることのできる、自動二輪車のクラッチ
レリーズ機構を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明に係る自動二輪車のクラッチレリーズ機構は、
エンジンケース内に軸支され、片端にクラッチが設置さ
れた中空シャフトの中空部にプッシュロッドを挿入し、
このプッシュロッドを中空シャフトの他端側より押圧機
構を用いて押圧することによりクラッチ内のドライブプ
レートとドリブンプレートとの摩擦係合を解除し、クラ
ッチの接続を断つ自動二輪車のクラッチレリーズ機構に
おいて、上記プッシュロッドを中空シャフトと押圧機構
との間にてシャフトドライブ機構のベベルギヤケースに
挿通し、左右摺動自在に支持したものである。
、本発明に係る自動二輪車のクラッチレリーズ機構は、
エンジンケース内に軸支され、片端にクラッチが設置さ
れた中空シャフトの中空部にプッシュロッドを挿入し、
このプッシュロッドを中空シャフトの他端側より押圧機
構を用いて押圧することによりクラッチ内のドライブプ
レートとドリブンプレートとの摩擦係合を解除し、クラ
ッチの接続を断つ自動二輪車のクラッチレリーズ機構に
おいて、上記プッシュロッドを中空シャフトと押圧機構
との間にてシャフトドライブ機構のベベルギヤケースに
挿通し、左右摺動自在に支持したものである。
【0012】
【作用】自動二輪車のクラッチ操作機構をこのように構
成することにより、クラッチ操作時にプッシュロッドが
傾斜することがなくなる。
成することにより、クラッチ操作時にプッシュロッドが
傾斜することがなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る自動二輪車のクラッチレ
リーズ機構の一実施例を図面を基に説明する。
リーズ機構の一実施例を図面を基に説明する。
【0014】図1に示す自動二輪車11は車体フレーム
12の前方寄りにエンジン13を搭載し、エンジン13
から後方へ延びるシャフトドライブ機構14を介して後
輪15を駆動するようになっている。
12の前方寄りにエンジン13を搭載し、エンジン13
から後方へ延びるシャフトドライブ機構14を介して後
輪15を駆動するようになっている。
【0015】一方、ハンドルバー16には後述するクラ
ッチレリーズ機構を作動させるクラッチレバ17および
マスタシリンダ18が設置されている。
ッチレリーズ機構を作動させるクラッチレバ17および
マスタシリンダ18が設置されている。
【0016】図2は図1中に示されたエンジン13およ
びシャフトドライブ機構14のA−A矢視断面図である
。
びシャフトドライブ機構14のA−A矢視断面図である
。
【0017】エンジンケース19内部にはクランクシャ
フト20とカウンタシャフト21、およびドライブシャ
フト22が平行に軸支されている。カウンタシャフト2
1の例えば右端にはクラッチ23が軸装されており、ク
ラッチ23のクラッチハウジング24と一体であるプラ
イマリドリブンギヤ25はクランクシャフト20に一体
形成されているプライマリドライブギヤ26に噛合して
いる。
フト20とカウンタシャフト21、およびドライブシャ
フト22が平行に軸支されている。カウンタシャフト2
1の例えば右端にはクラッチ23が軸装されており、ク
ラッチ23のクラッチハウジング24と一体であるプラ
イマリドリブンギヤ25はクランクシャフト20に一体
形成されているプライマリドライブギヤ26に噛合して
いる。
【0018】カウンタシャフト21とドライブシャフト
22には複数のギヤが嵌装され、トランスミッション2
7が構成されている。
22には複数のギヤが嵌装され、トランスミッション2
7が構成されている。
【0019】エンジンケース19の例えば左側面にはベ
ベルギヤケース28が固定されており、この中にドライ
ブシャフト22の左端が軸通している。ベベルギヤケー
ス28はケース本体29と蓋部30とからなり、内部に
はドライブシャフト22に対して直角に配置され、後方
に延びるプロペラシャフト31が軸支されている。ドラ
イブシャフト22とプロペラシャフト31とは一次ベベ
ルギヤ機構32を介して連動回転する。
ベルギヤケース28が固定されており、この中にドライ
ブシャフト22の左端が軸通している。ベベルギヤケー
ス28はケース本体29と蓋部30とからなり、内部に
はドライブシャフト22に対して直角に配置され、後方
に延びるプロペラシャフト31が軸支されている。ドラ
イブシャフト22とプロペラシャフト31とは一次ベベ
ルギヤ機構32を介して連動回転する。
【0020】かして、クランクシャフト20の回転はク
ラッチ23とカウンタシャフト21に伝達され、トラン
スミッション27の任意のギヤ比を介してドライブシャ
フト22に伝えられ、さらに一次ベベルギヤ機構32を
介してプロペラシャフト31に伝わる。
ラッチ23とカウンタシャフト21に伝達され、トラン
スミッション27の任意のギヤ比を介してドライブシャ
フト22に伝えられ、さらに一次ベベルギヤ機構32を
介してプロペラシャフト31に伝わる。
【0021】そしてプロペラシャフト31の回転は図1
に示す二次ベベルギヤ機構33を介して後輪15を駆動
する。
に示す二次ベベルギヤ機構33を介して後輪15を駆動
する。
【0022】図3は図2に示すクラッチ23、トランス
ミッション27、およびベベルギヤケース28周辺の詳
細な横断面図である。
ミッション27、およびベベルギヤケース28周辺の詳
細な横断面図である。
【0023】クラッチ23のクラッチハウジング24と
プライマリドリブンギヤ25とは前述した通り一体であ
り、ベアリング34によってカウンタシャフト21の周
りを自由に回転できる。クラッチハウジング24の内周
面にはセレーション24aがあり、歯車状の外周形状を
持った複数のドライブプレート35がセレーション24
aに噛合し、クラッチハウジング24と回転一体、かつ
軸方向にスライド自在とされている。
プライマリドリブンギヤ25とは前述した通り一体であ
り、ベアリング34によってカウンタシャフト21の周
りを自由に回転できる。クラッチハウジング24の内周
面にはセレーション24aがあり、歯車状の外周形状を
持った複数のドライブプレート35がセレーション24
aに噛合し、クラッチハウジング24と回転一体、かつ
軸方向にスライド自在とされている。
【0024】一方、カウンタシャフト21にはクラッチ
スリーブ36が固着されており、クラッチスリーブ36
外周面のセレーション36aには内歯車状の内周形状を
有する複数のドリブンプレート37が噛合し、クラッチ
スリーブ36と回転一体、かつ軸方向にスライド自在と
されている。
スリーブ36が固着されており、クラッチスリーブ36
外周面のセレーション36aには内歯車状の内周形状を
有する複数のドリブンプレート37が噛合し、クラッチ
スリーブ36と回転一体、かつ軸方向にスライド自在と
されている。
【0025】上記ドライブプレート35とドリブンプレ
ート36はクラッチハウジング24の中で交互に重なり
合っており、これらのプレートはクラッチスリーブ36
と、クラッチスリーブ36側に強力なクラッチスプリン
グ38で押し付けられるプレッシャディスク39との間
に挟持され、設定された面圧力を加えられて摩擦係合し
ている。クラッチスプリング38は例えば皿ばねを重ね
たものである。
ート36はクラッチハウジング24の中で交互に重なり
合っており、これらのプレートはクラッチスリーブ36
と、クラッチスリーブ36側に強力なクラッチスプリン
グ38で押し付けられるプレッシャディスク39との間
に挟持され、設定された面圧力を加えられて摩擦係合し
ている。クラッチスプリング38は例えば皿ばねを重ね
たものである。
【0026】プレッシャディスク39は中空シャフトで
あるカウンタシャフト21の中空部に遊嵌されたプッシ
ュピース40にスラストベアリング41を介して軸支さ
れたものである。
あるカウンタシャフト21の中空部に遊嵌されたプッシ
ュピース40にスラストベアリング41を介して軸支さ
れたものである。
【0027】このように構成されたクラッチ23におい
て、クランクシャフトと一体であるプライマリドライブ
ギヤ26の動力はプライマリドリブンギヤ25およびク
ラッチハウジング24に伝達され、ドライブプレート3
5を回転させる。
て、クランクシャフトと一体であるプライマリドライブ
ギヤ26の動力はプライマリドリブンギヤ25およびク
ラッチハウジング24に伝達され、ドライブプレート3
5を回転させる。
【0028】ドリブンプレート37はドライブプレート
35と強力に摩擦係合しているため、ドライブプレート
35の回転をクラッチスリーブ36およびカウンタシャ
フト21へ伝達し、トランスミッション27が駆動され
る。
35と強力に摩擦係合しているため、ドライブプレート
35の回転をクラッチスリーブ36およびカウンタシャ
フト21へ伝達し、トランスミッション27が駆動され
る。
【0029】さて、トランスミッション27にクランク
シャフト20の動力が伝わらないようにするため、クラ
ッチ23の接続を断つクラッチレリーズ機構42は、押
圧機構となるレリーズシリンダ43と、オイルホース4
4と、プッシュロッド45、およびレリーズロッド46
よりなる。
シャフト20の動力が伝わらないようにするため、クラ
ッチ23の接続を断つクラッチレリーズ機構42は、押
圧機構となるレリーズシリンダ43と、オイルホース4
4と、プッシュロッド45、およびレリーズロッド46
よりなる。
【0030】レリーズシリンダ43はベベルギヤケース
28にボルト等によって固定されており、内部にはピス
トン47が左右へ摺動自在に内蔵されている。このピス
トン47はコイルスプリング48によってカウンタシャ
フト21側へ軽くばね付勢されている。
28にボルト等によって固定されており、内部にはピス
トン47が左右へ摺動自在に内蔵されている。このピス
トン47はコイルスプリング48によってカウンタシャ
フト21側へ軽くばね付勢されている。
【0031】オイルホース44は、前述したマスタシリ
ンダ18とレリーズシリンダ43とを接続しており、マ
スタシリンダ18とレリーズシリンダ43、およびオイ
ルホース44の内部には油圧オイルが充填されている。
ンダ18とレリーズシリンダ43とを接続しており、マ
スタシリンダ18とレリーズシリンダ43、およびオイ
ルホース44の内部には油圧オイルが充填されている。
【0032】レリーズロッド46は、その両端部がカウ
ンタシャフト21の内周面に遊嵌されており、カウンタ
シャフト21内部で回転でき、またスムーズに左右へス
ライド可能である。
ンタシャフト21の内周面に遊嵌されており、カウンタ
シャフト21内部で回転でき、またスムーズに左右へス
ライド可能である。
【0033】プッシュロッド45は、左端部がレリーズ
シリンダ43内へ軸通しており、ピストン47へ当接し
ている。またプッシュロッド45の右端部はカウンタシ
ャフト21の中空部へ遊挿され、レリーズロッド46へ
当接しているが、カウンタシャフト21には接触してい
ない。
シリンダ43内へ軸通しており、ピストン47へ当接し
ている。またプッシュロッド45の右端部はカウンタシ
ャフト21の中空部へ遊挿され、レリーズロッド46へ
当接しているが、カウンタシャフト21には接触してい
ない。
【0034】このプッシュロッド45はカウンタシャフ
ト21とレリーズシリンダ43との間にて、ベベルギヤ
ケース28の前部に設けられたプッシュロッド支持室2
8aに挿通され、ベベルギヤケース28内を循環するエ
ンジンオイルの潤滑を受けながらスムーズに左右へ摺動
するようになっている。
ト21とレリーズシリンダ43との間にて、ベベルギヤ
ケース28の前部に設けられたプッシュロッド支持室2
8aに挿通され、ベベルギヤケース28内を循環するエ
ンジンオイルの潤滑を受けながらスムーズに左右へ摺動
するようになっている。
【0035】このような構成のクラッチレリーズ機構4
2において、乗員がクラッチレバ17を握ると、マスタ
シリンダ18内に油圧が掛かり、この油圧がオイルホー
ス44を伝わってレリーズシリンダ43内のピストン4
7に掛かる。このためピストン47はプッシュロッド4
5およびレリーズロッド46をクラッチ23側に押圧し
、プッシュピース40がクラッチスプリング38のばね
付勢力に対抗してプレッシャディスク39を右側へ移動
させる。
2において、乗員がクラッチレバ17を握ると、マスタ
シリンダ18内に油圧が掛かり、この油圧がオイルホー
ス44を伝わってレリーズシリンダ43内のピストン4
7に掛かる。このためピストン47はプッシュロッド4
5およびレリーズロッド46をクラッチ23側に押圧し
、プッシュピース40がクラッチスプリング38のばね
付勢力に対抗してプレッシャディスク39を右側へ移動
させる。
【0036】こうしてドライブプレート35とドリブン
プレート37との間に掛かる面圧力は無くなり、摩擦係
合が解かれて互いに滑り合うことができるようになるの
で、プライマリドリブンギヤ25とクラッチハウジング
24、およびドライブプレート35はカウンタシャフト
21の周りを空転し、クランクシャフト20の動力が断
たれる。
プレート37との間に掛かる面圧力は無くなり、摩擦係
合が解かれて互いに滑り合うことができるようになるの
で、プライマリドリブンギヤ25とクラッチハウジング
24、およびドライブプレート35はカウンタシャフト
21の周りを空転し、クランクシャフト20の動力が断
たれる。
【0037】このとき、プッシュロッド45はベベルギ
ヤケース28に設けられたプッシュロッド支持室28a
によって確実に支持されているので、レリーズシリンダ
43からの押圧力が加わっても傾斜することがない。こ
のため、レリーズシリンダ43の押圧力やクラッチスプ
リング38の反力がプッシユロッド45に吸収されるこ
とが無く、乗員はクラッチレバ17を通してダイレクト
なクラッチフィーリングを得ることができ、微妙なクラ
ッチ操作を行なうことができる。
ヤケース28に設けられたプッシュロッド支持室28a
によって確実に支持されているので、レリーズシリンダ
43からの押圧力が加わっても傾斜することがない。こ
のため、レリーズシリンダ43の押圧力やクラッチスプ
リング38の反力がプッシユロッド45に吸収されるこ
とが無く、乗員はクラッチレバ17を通してダイレクト
なクラッチフィーリングを得ることができ、微妙なクラ
ッチ操作を行なうことができる。
【0038】また、プッシュロッド45はプッシュロッ
ド支持室28a内においてエンジンオイルによる潤滑を
受けているので、非常にスムーズな摺動ができ、耐久性
がある。
ド支持室28a内においてエンジンオイルによる潤滑を
受けているので、非常にスムーズな摺動ができ、耐久性
がある。
【0039】なお、本発明に係る自動二輪車のクラッチ
レリーズ機構は油圧作動式の押圧機構に限らず、機械作
動式の押圧機構と併用して実施することも可能である。
レリーズ機構は油圧作動式の押圧機構に限らず、機械作
動式の押圧機構と併用して実施することも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のクラッチレリーズ機構は、プッシュロッドを中
空シャフトと押圧機構との間にてシャフトドライブ機構
のベベルギヤケースに挿通し、左右摺動自在に支持した
ので、クラッチレリーズ機構作動時にプッシュロッドが
傾斜することが無い。
二輪車のクラッチレリーズ機構は、プッシュロッドを中
空シャフトと押圧機構との間にてシャフトドライブ機構
のベベルギヤケースに挿通し、左右摺動自在に支持した
ので、クラッチレリーズ機構作動時にプッシュロッドが
傾斜することが無い。
【0041】このため押圧機構やクラッチスプリングか
らの反力がプッシュロッドに吸収されることが無く、乗
員はクラッチレバを通してダイレクトなクラッチフィー
リングを得ることができる。そして微妙なクラッチコン
トロールを可能にする。
らの反力がプッシュロッドに吸収されることが無く、乗
員はクラッチレバを通してダイレクトなクラッチフィー
リングを得ることができる。そして微妙なクラッチコン
トロールを可能にする。
【図1】シャフトドライブ機構を備えた自動二輪車の左
側面図。
側面図。
【図2】図1中に示されているエンジンおよびシャフト
ドライブ機構のA−A矢視断面図。
ドライブ機構のA−A矢視断面図。
【図3】本発明に係る自動二輪車のクラッチレリーズ機
構の一実施例を示す横断面図。
構の一実施例を示す横断面図。
【図4】従来の技術を示すクラッチレリーズ機構の横断
面図。
面図。
14 シャフトドライブ機構
19 エンジンケース
21 カウンタシャフト
23 クラッチ
28 ベベルギヤケース
28a プッシュロッド支持室
35 ドライブプレート
37 ドリブンプレート
38 クラッチスプリング
42 クラッチレリーズ機構
43 レリーズシリンダ
45 プッシュロッド
46 レリーズロッド
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンケース内に軸支され、片端に
クラッチが設置された中空シャフトの中空部にプッシュ
ロッドを挿入し、このプッシュロッドを中空シャフトの
他端側より押圧機構を用いて押圧することによりクラッ
チ内のドライブプレートとドリブンプレートとの摩擦係
合を解除し、クラッチの接続を断つ自動二輪車のクラッ
チレリーズ機構において、上記プッシュロッドを中空シ
ャフトと押圧機構との間にてシャフトドライブ機構のベ
ベルギヤケースに挿通し、左右摺動自在に支持したこと
を特徴とする自動二輪車のクラッチレリーズ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03033028A JP3141405B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03033028A JP3141405B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04271987A true JPH04271987A (ja) | 1992-09-28 |
JP3141405B2 JP3141405B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=12375338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03033028A Expired - Fee Related JP3141405B2 (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 自動二輪車のクラッチレリーズ機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141405B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08133169A (ja) * | 1994-11-11 | 1996-05-28 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | クラッチリリースのアシスト装置 |
WO2003085278A1 (fr) * | 2002-04-08 | 2003-10-16 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Structure de lubrification de mecanisme d'embrayage du moteur |
WO2003095858A1 (fr) * | 2002-05-10 | 2003-11-20 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Dispositif de commande d'enclenchement d'embrayage |
JP2008057659A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Honda Motor Co Ltd | クラッチ装置 |
CN102242777A (zh) * | 2011-05-27 | 2011-11-16 | 重庆建设摩托车股份有限公司 | 摩托车发动机离合器 |
JP2013253648A (ja) * | 2012-06-07 | 2013-12-19 | Dmw Corp | 回転伝達装置及びこれを用いた回転機械及びポンプ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3200023B2 (ja) | 1997-01-16 | 2001-08-20 | ファナック株式会社 | 生産設備の制御装置 |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP03033028A patent/JP3141405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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