JP2003237678A - 自転車用ハブトランスミッション - Google Patents

自転車用ハブトランスミッション

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JP2003237678A JP2002378171A JP2002378171A JP2003237678A JP 2003237678 A JP2003237678 A JP 2003237678A JP 2002378171 A JP2002378171 A JP 2002378171A JP 2002378171 A JP2002378171 A JP 2002378171A JP 2003237678 A JP2003237678 A JP 2003237678A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハブに対する損傷を防ぐよう補助力が制御さ
れるシフト補助機構を備えた自転車用ハブトランスミッ
ションを提供することにある。 【解決手段】 この自転車用ハブトランスミッション1
4は、ハブ軸36と、ハブ軸36に回転自在に支持され
た駆動体70と、ハブ軸36に回転自在に支持されたハ
ブシェル74と、駆動体70とハブシェル74との間に
配置され、複数の動力伝達経路を通じて駆動体70から
ハブシェル74へ回転力を伝達する動力伝達機構82
と、複数の動力伝達経路を選択するシフト機構と、駆動
体70からシフト機構に回転力を伝達するシフト補助機
構90と、駆動体70からシフト機構に伝達される回転
力の大きさを制御するために、駆動体70及びシフト補
助機構90の間に配置され、駆動体70をシフト補助機
構90に連結する動力制御機構850とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用トランス
ミッション、特に、自転車用内装多段ハブトランスミッ
ションに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の後輪にはしばしば、乗り手がギ
ア比を選択してペダリングに費やす労力を変更できるよ
う、内装多段ハブトランスミッションが設置されてい
る。典型的なハブトランスミッションは、自転車用フレ
ームに設置されたハブ軸と、ハブ軸に回転自在に支持さ
れ、スプロケット及びチェーンを通じてペダリング力を
伝達する駆動体と、ハブ軸に回転自在に支持されたハブ
シェルとを備えている。駆動体とハブシェルとの間に
は、複数の駆動力伝達経路を通じて駆動体からハブシェ
ルへ回転力を伝達する動力伝達機構が配置されており、
各々の動力伝達経路は、通常、固有のギア比を形成す
る。動力伝達機構は、通常、ハブ軸の回りに回転自在に
支持された単数又は複数の太陽ギアと、ハブ軸の回りに
回転自在に支持された1個のリングギアと、ハブ軸の回
りに回転自在に支持された1個の遊星ギアキャリアと、
遊星ギアキャリアに回転自在に支持され、太陽ギア及び
リングギアと係合する複数の遊星ギアとを備えた遊星ギ
ア機構により構成される。複数の動力伝達経路と、対応
するギア比とは、様々なコンポーネントを選択的に互い
に回転不能に連結させることによって選択される。たと
えば、1つのギア比は、太陽ギアをハブ軸に回転不能に
連結させることによって選択され、別のギア比は、駆動
体を遊星ギアキャリアに対して回転不能に連結させるこ
とによって選択され、さらに別のギア比は、駆動体をリ
ングギアに対して回転不能に連結させることによって選
択されてもよい。典型的なハブトランスミッションで
は、このような多くの連結関係が可能であるので、その
結果、比較的多数のギア比が可能になる。
【0003】複数の動力伝達経路を選択するために、通
常、シフト機構が設けられている。シフト機構は、軸を
囲むシフトスリーブを備えており、シフトスリーブの回
転によって様々なコンポーネントが回転不能に連結され
るよう制御されている。このようなシフトスリーブは、
通常、ハンドルバーに設置されたシフト制御装置又は乗
り手が電気的に制御するモータによって制御されるハブ
外側のアクチュエータ部材に連結される。乗り手が自転
車をすばやく加速するために強い力をペダルに加える
と、ハブの内部部品に非常に大きな力がかかり、シフト
操作に多大な抵抗が生じる。このような抵抗によって、
乗り手が手動のシフト操作を何度も試さなければならな
かったり、アクチュエータ部材を駆動するモータに許容
レベルを超えたひずみが発生したりする。
【0004】ハブに多大な駆動力がかかる際に、ハブ自
体の回転力を利用してシフト操作を補助する装置が、2
000年3月10日に本出願人により出願された米国特
許出願第09/522,703号明細書に開示されてい
る。この装置では、シフトスリーブがシフト操作に対し
て多大な抵抗力を受けたことが感知される。この抵抗力
によって、シフトスリーブに連結された爪機構が作動
し、爪機構が駆動体の内周面に形成されたラチェット機
構と係合する。このようにして、駆動体の回転力はシフ
トスリーブに伝達され、シフトスリーブが回転してシフ
ト操作が完了する。駆動体とシフトスリーブとは、爪機
構を介して固く連結されるので、ハブの部品の1つがシ
フト操作を完了できない場合に、その部品が損傷する可
能性があるが、このような損傷が発生しないことを確実
にするのが望ましい。
【0005】なお、従来の自転車用ハブトランスミッシ
ョンの具体例としては、下記文献において開示されるも
のが既に知られている(例えば、特許文献1〜3参
照。)。
【0006】
【特許文献1】米国特許第5535855号明細書
【0007】
【特許文献2】米国特許第5562563号明細書
【0008】
【特許文献3】米国特許第5967937号明細書
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ハブ
の損傷を防ぐよう補助力が制御されるシフト補助機構を
備えた自転車用ハブトランスミッションを提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自転車用ハブト
ランスミッションは、ハブ軸と、駆動体と、ハブシェル
と、動力伝達機構と、シフト機構と、シフト補助機構
と、動力制御機構とを備えている。駆動体は、ハブ軸に
回転自在に支持されている。ハブシェルは、ハブ軸に回
転自在に支持されている。動力伝達機構は、駆動体とハ
ブシェルとの間に配置され、複数の動力伝達経路を通じ
て駆動体からハブシェルへ回転力を伝達する。シフト機
構は、複数の動力伝達経路を選択する。シフト補助機構
は、駆動体からシフト機構に回転力を伝達する。動力制
御機構は、駆動体からシフト機構に伝達される回転力の
大きさを制御するために、駆動体及びシフト補助機構の
間に配置され、駆動体をシフト補助機構に連結する。
【0011】図1に、本発明の多くの特徴を備えた、一
実施形態によるハブトランスミッション14を備えた自
転車10の後方側面を示す。自転車10の後部は、サド
ル24を支持するシートチューブ22を備えたフレーム
18と、1対の従来型チェーンステイ26と、1対の従
来型シートステイ30とを備えている。車輪34は、チ
ェーンステイ26とシートステイ30との交差位置にフ
レーム端35によって軸36の回りに回転自在に支持さ
れており、ペダル42及びチェーンリング46を備えた
クランクアセンブリ38は、シートチューブ22とチェ
ーンステイ26との交差位置に回転自在に支持されてい
る。チェーン50は、チェーンリング46に係合し、ハ
ブトランスミッション14を回転駆動するスプロケット
54の回りに掛け渡されている。ハブトランスミッショ
ン14のギア比を変更するために、後述する方法によ
り、ボーデン(Bowden)型コントロールケーブル62が
用いられている。
【0012】図2に、本実施形態によるハブトランスミ
ッション14の断面を示す。ハブトランスミッション1
4は、図2に示すように、ハブ軸36と、ハブ軸36に
回転自在に支持された駆動体70と、ハブ軸36に回転
自在に支持されたスポークフランジ78を有するハブシ
ェル74と、駆動体70とハブシェル74との間に配置
され、複数の動力伝達経路を通じて駆動体70からハブ
シェル74へ回転力を伝達する動力伝達機構82と、複
数の動力伝達経路の選択を制御し、駆動体70の回転力
を利用して動力伝達機構82における動力伝達経路の切
替を補助するシフト補助機構とを備えている。
【0013】スプロケット54は、スナップリング94
を使用して駆動体70にスプライン式に連結され、駆動
体70は、玉軸受98及び軸受コーン102を介して軸
36に回転自在に支持されている。軸受コーン102
は、アクチュエータプレート104と、スペーサ108
と、座金112と、ロックナット114とによって定位
置に保持される。
【0014】右カップ120は、ハブシェル74の右側
内周面に回転不能に嵌合され、左カップ124は、ハブ
シェル74の左側内周面に回転不能に嵌合されている。
右カップ120は、玉軸受128を介してハブシェル7
4を駆動体70に対して回転自在に支持し、ハブトラン
スミッション14の右側の内部部品は、右カップ120
上に嵌合されたシールカップ132によって外部汚染か
ら保護されている。左カップ124は、玉軸受136及
びコーン138を介して、ハブシェル74を軸36に回
転自在に支持している。コーン138は、ストップナッ
ト142及びロックナット146によって、軸36に保
持されている。
【0015】図2及び図3に示すように、動力伝達機構
82は、第1太陽ギア160と、第2太陽ギア164
と、第3太陽ギア168と、第4太陽ギア172とを備
えている。第1太陽ギア160は、軸36に回転不能に
連結され、クラッチカム部分76と、外周面に形成され
た複数の第1太陽ギア歯178(例えば、歯数48)
と、外周第2太陽ギア当接面180とを備えている。第
2太陽ギア164は、図3から最も明らかなように、第
1太陽ギア160に隣接して軸36の回りに回転自在に
支持されて、第1太陽ギア160の第2太陽ギア当接面
180とスライド自在に当接する内周第1太陽ギア当接
面192と、第2太陽ギア爪207と係合するよう内周
面に形成された複数の第2太陽ギアラチェット歯206
(例えば、歯数12)と、太陽ギア案内リング210の
外周面209とスライド自在に当接する内周案内リング
当接面208と、内周第3太陽ギア当接面200と、外
周面に形成された複数の第2太陽ギア歯198(例え
ば、歯数48)とを備えている。第3太陽ギア168
は、第2太陽ギア164に隣接して軸36の回りに回転
自在に支持されて、太陽ギア案内リング210の外周面
209とスライド自在に当接する内周第1案内リング当
接面220と、第3太陽ギア爪226と係合するよう内
周面に形成された複数の第3太陽ギアラチェット歯22
4(例えば、歯数12)と、第2太陽ギア164の第3
太陽ギア当接面200とスライド自在に当接する外周第
2太陽ギア当接面235と、外周面に形成された複数の
第3太陽ギア歯236(例えば、歯数42)とを備えて
いる。第4太陽ギア172は、外周面に形成された複数
の第4太陽ギア歯244(例えば、歯数36)と、第4
太陽ギア爪250と係合するよう内周面に形成された複
数の第4太陽ギアラチェット歯248(例えば、歯数1
2)と、案内リング258の外周面254とスライド自
在に当接する内周案内リング当接面252とを備えてい
る。
【0016】爪207は、軸36に形成された爪受取溝
264に回動自在に嵌合される爪シート260と、軸3
6に形成されたバネ受取溝276に設置されるバネ27
2を受けるためのバネ受取溝268と、シフト制御スリ
ーブ288の爪制御アーム284の内周面282に当接
する爪当接面280と、第2太陽ギアラチェット歯20
6と係合する爪歯289とを備えている。同様に、爪2
26は、軸36に形成された爪受取溝294に回動自在
に嵌合する爪シート290と、軸36に形成されたバネ
受取溝306に設置されるバネ302を受けるためのバ
ネ受取溝298と、シフト制御スリーブ288の爪制御
アーム314の内周面312に当接する爪当接面310
(図2参照)と、第3太陽ギアラチェット歯224と係
合する爪歯316とを備えている。最後に、爪250
は、軸36に形成された爪受取溝324に回動自在に嵌
合する爪シート320と、軸36に形成されたバネ受取
溝336に設置されるバネ332を受けるためのバネ受
取溝328と、シフト制御スリーブ288の爪制御アー
ム344の内周面342に当接する爪当接面340と、
第4太陽ギアラチェット歯248と係合する爪歯346
とを備えている。爪207,226,250の爪歯28
9,316,346は、周知の方法で、各々対応するバ
ネ272,302,332によって、半径方向外側に付
勢される。
【0017】本実施形態による太陽ギア案内リング21
0の半分は、第2太陽ギア164の案内リング当接面2
08と軸36との間に嵌合され、太陽ギア案内リング2
10の残りの半分は、第3太陽ギア168の第1案内リ
ング当接面220と軸36との間に嵌合される。太陽ギ
ア案内リング210は、外周面209の他に、X軸方向
に軸36に断続的に形成された固定用段付き部364と
係合する固定用溝360と、X軸方向に軸36に断続的
に形成された固定用溝376と係合する固定用突起36
8と、X軸方向に軸36に断続的に形成された固定用段
付き部380と係合する固定用溝376と、X軸方向に
軸36に断続的に形成された固定用溝388と係合する
固定用突起389と、X軸方向に軸36に断続的に形成
された固定用段付き部396と係合する固定用溝392
と、シフト制御スリーブ288のベーススリーブ408
を太陽ギア案内リング210と軸36との間に支持する
制御スリーブ支持面404とを備えている。
【0018】太陽ギア案内リング254は、第4太陽ギ
ア172の案内リング当接面252と、軸36との間に
嵌合される。太陽ギア案内リング254は、太陽ギア案
内リング210とは異なり、軸36の固定用段付き部3
64,380,396の周囲に嵌合する円形内周面44
4を備えている。円形内周面444の一部は、ベースス
リーブ408の端部452を太陽ギア案内リング258
と軸36との間に保持する制御スリーブ支持面448を
形成している。ベーススリーブ408の端部452は、
座金456の溝54まで延びている。
【0019】シフト制御スリーブ288のベーススリー
ブ408は、X軸方向に軸36に形成された制御スリー
ブ溝460内に回転自在に嵌合し、太陽ギア案内リング
210,258によって半径方向外側に支持されてい
る。爪制御アーム284,314,344は、各々、軸
36の外周に形成された制御アーム用溝464,46
8,472内にスライド自在に配置される。シフト制御
スリーブ288の詳細な構造及び動作は周知であり、よ
り詳しい説明は、2000年3月10日に出願された米
国特許出願第09/522,703号明細書に記載され
ている。
【0020】図2に示すように、動力伝達機構82は、
いずれも軸36の回りに回転自在に設置された、遊星ギ
アキャリア550,第1リングギア551及び第2リン
グギア553をさらに備えている。図4及び図6に示す
ように、遊星ギアキャリア550は、軸36を貫通させ
て受けるための、第1キャリア部材軸用開口555と、
複数の第1遊星ギア579を受けるための、第1キャリ
ア部材554の側部を横切る複数(例えば、3個)の第
1遊星ギア開口556と、複数の第2遊星ギア608を
受けるための、第1キャリア部材554の反対側の側部
を横切る、第1遊星ギア開口よりも大きい複数(例え
ば、3個)の第2遊星ギア開口558とを有する第1キ
ャリア部材554と、軸36を貫通させて受けるため
の、第2キャリア部材軸用開口561を有する第2キャ
リア部材560と、軸36を貫通させて受けるための、
第3キャリア部材軸用開口563を有する第3キャリア
部材562とを備えている。本実施形態による第1キャ
リア部材554は、アルミニウム合金などの軽量の合金
で構成され、第2キャリア部材560及び第3キャリア
部材562は、鋼鉄などのより頑丈な金属で構成され
る。
【0021】3対の第1キャリアピン564は、第1キ
ャリア部材554が第2キャリア部材560に回転不能
に連結されるよう設けられ、各対の第1キャリアピン5
64は、第1遊星ギア開口556の対応する対の間に配
置されている。同様に、第1キャリア部材554が第3
キャリア部材562に回転不能に連結されるように、3
対の第2キャリアピン565が提供され、各対の第2キ
ャリアピン565は、第2遊星ギア開口558の対応す
る対の間に配置されている。本実施形態による各第1遊
星ギア開口556は、対応する第2遊星ギア開口558
の反対側に配置され、各対の第1キャリアピン564
は、対応する各対の第2キャリアピン565の反対側に
配置されている。第1キャリアピン564及び第2キャ
リアピン565は、第1キャリア部材554と、第2キ
ャリア部材560と、第3キャリア部材562との連結
器として機能し、第1キャリア部材554の側部にプレ
ス嵌めされ、側部から延びている。第1キャリアピン5
64は、第2キャリア部材560に形成された孔(図示
せず)にプレス嵌めされ、第2キャリアピン565は、
第3キャリア部材562に形成された孔566にプレス
嵌めされる。第1キャリア部材554は、第2キャリア
部材560及び第3キャリア部材562と直接当接する
ように設計されている。このような連結を容易にするた
めに、図5に示すような、各キャリアピンを取り囲む
溝、隙間その他の砕片スペース567が設けられ、キャ
リア部材が互いに嵌合する際に発生するピン又はキャリ
ア部材の切り屑または削り屑のたまり場として機能して
いる。さらに、第2キャリア部材560の内周面と係合
する3個の案内リブ557が、第1キャリア部材554
の内周面からキャリアピン564の各対の半径方向内側
に延び、第1キャリア部材554の外周面と係合する3
個の案内リブ559が、第3キャリア部材562の外周
面から孔566の各対の半径方向外側に延びている。案
内リブ557及び559は、組立を容易にするととも
に、第1キャリア部材554と、第2キャリア部材56
0と、第3キャリア部材562との間の連結をさらに強
化するために役立っている。
【0022】第1キャリア部材554と、第2キャリア
部材560と、第3キャリア部材562とは、3本のリ
ベット568(図4及び図6に1本のみ図示)によっ
て、相互に固定連結されている。各リベット568は、
各々の対の第1キャリアピン564の間と、各々の対の
第2キャリアピン565の間に配置されるように、第2
キャリア部材560の開口569を通り、第1キャリア
部材554の開口570を通って、第3キャリア部材5
62の開口571を貫通している。3個のブシュ572
(図4及び図6に1個のみ図示)は、第1キャリア部材
554の対応する開口573にプレス嵌めされ、各々一
体に形成された第1ピニオンピン575及び第2ピニオ
ンピン576からなる3本のマスターピニオンピン57
4(図4及び図6に1個のみ図示)を支持している。マ
スターピニオンピン574は、各々の第1ピニオンピン
575が第1遊星ギア開口556内に配置されて、第2
キャリア部材560に形成されたブラインド孔577内
に支持され、各々の第2ピニオンピン576が第2遊星
ギア開口558内に配置されて、第3キャリア部材56
2に形成された開口578内に支持されるよう、第1キ
ャリア部材554を貫通して延びている。マスターピニ
オンピン574は、第3キャリア部材562の外周面に
形成されたスットッパリング用溝582内にはめ込まれ
るストッパリング581(図6参照)によって、遊星ギ
アキャリア550内で軸方向に固定される。各々の第1
ピニオンピン575は、1個の第1遊星ギア579を回
転自在に支持し、各々の第1遊星ギア579は、第1太
陽ギア160の複数の第1太陽ギア歯178と係合する
小直径ギア部580(例えば、歯数14)と、第1リン
グギア551の第1内周ギア部585と係合する大直径
ギア部584(例えば、歯数22)とを有している。同
様に、各々の第2ピニオンピン576は、1個の第2遊
星ギア608を回転自在に支持し、各々の第2遊星ギア
608は、第4太陽ギア172の複数の第4太陽ギア歯
244と係合する大直径ギア部612(例えば、歯数2
9)と、第3太陽ギア168の複数の第3太陽ギア歯2
36と係合する中間直径ギア部616(例えば、歯数1
8)と、第2太陽ギア164の複数の第2太陽ギア歯1
98及び第2リングギア553の内周ギア部624(例
えば、歯数78)と係合する小直径ギア部620(例え
ば、歯数14)とを備えている。
【0023】第1キャリア部材554は、さらに、第2
太陽ギア164を軸方向に保持するための、半径方向内
側に延びる壁面626を備えている。第2キャリア部材
560の右側には、複数(例えば、歯数12)のクラッ
チ係合スプライン621が周上に配置され、クラッチリ
ング623に形成された補足的な複数の遊星ギアキャリ
ア係合スプライン622と係合する。第3キャリア部材
は、複数(例えば、歯数3)の爪受取溝907を外周面
に備え、そこに、対応する複数の、周上に配置された爪
908(図2参照)が支持される。爪908は、左カッ
プ124の右側に形成された内周ギア916と係合する
ように、爪用バネ912によって半径方向外側に付勢さ
れる。爪908は、遊星ギアキャリア550の順方向の
回転を、左カップ124に伝達し、これによって、回転
がハブシェル74にも伝達される。
【0024】第1リングギア551は、第1内周ギア部
585に加え、駆動体70の外周面に配置された複数の
爪587と係合する第2内周ギア部586(例えば、歯
数36)を備えている。爪587は、爪用バネ589に
よって半径方向外側に付勢されるので、駆動体70及び
第1リングギア551の間のワンウェイクラッチとして
機能している。第2リングギア553は、例えば、18
個のローラー及びカム面を有したローラークラッチ62
8方式のワンウェイクラッチを介して、右カップ120
に連結されて、これによりハブシェル74にも連結され
ている。
【0025】図7は、軸36に設置されるシフト補助機
構90の部分的分解図であり、図8は、クラッチリング
623が遊星ギアキャリア550に連結された際のシフ
ト補助機構90の詳細図であり、図9は、クラッチリン
グ623が遊星ギアキャリア550との連結から外され
た際のシフト補助機構90の詳細図である。これらの図
に示すように、シフト補助機構90は、輪形シフトキー
部材700と、シフトキー部材用案内部704と、セー
バーバネ708と、バネ用座金712と、戻しバネ71
6と、シフトスリーブ720と、バネ用座金724と、
爪支持部728と、シフトスリーブ732と、爪制御用
座金736とを備えている。シフトキー部材700は、
第1太陽ギア60(図8参照)のクラッチカム部分17
6を通って、シフトキー部材用案内部704の側壁74
8に形成された軸方向に延びる溝744まで半径方向内
側に延びるカム従車740を備えている。図8及び図9
に示すように、第1太陽ギア160のクラッチカム部分
176は、第1カムステップ750及び第2カムステッ
プ751を定めるカム面749を備えている。また、ク
ラッチリング623は、クラッチ付勢バネ747によっ
て左方に付勢される。したがって、シフトキー部材70
0が図8に示された位置にある場合、クラッチリング6
23の遊星ギアキャリア係合スプライン622は、遊星
ギアキャリア550のクラッチ係合スプライン621に
係合し、クラッチリング623の周上に配置された複数
の駆動体係合スプライン753は、駆動体の補足的な複
数のクラッチ係合スプライン754と回転不能に係合
し、これにより、駆動体70と、クラッチリング623
と、シフトキー部材700のカム従車740とは一体に
なって回転する。ただし、図9に示すように、シフトキ
ー部材700が回転すると、シフトキー部材700のカ
ム従車740は、第1太陽ギア160の第2カムステッ
プ751まで移動する。この位置におけるクラッチリン
グ623の遊星ギアキャリア係合スプライン622は、
遊星ギアキャリア550のクラッチ係合スプライン62
1から外れるので、遊星ギアキャリア550は、もはや
駆動体70とは直接的に連結されていない。
【0026】シフトキー部材用案内部704は、シフト
制御スリーブ288の端部756に連結するためのシフ
ト制御スリーブ連結用開口752も備えている。セーバ
ーバネ708及びバネ用座金712は共に、シフトキー
部材用案内部704の側壁748内で半径方向内側に配
置され、そこでセーバーバネ708の第1端756は、
シフトキー部材用案内部704に形成された軸方向に延
びるバネレッジ760に保持され、セーバーバネ708
の第2端764は、バネ用座金712に形成されたスリ
ーブ連結レッジ768の側端部に保持される。
【0027】戻しバネ716の第1端772は、バネ用
座金712に形成されたバネレッジ776に保持され、
戻しバネ716の第2端780は、バネ用座金724の
バネレッジ784に保持される。バネ用座金724は、
バネ用座金724が軸36に回転不能に連結されるよ
う、軸36に形成された直径を挟んで対向する軸溝79
6(図7に1本のみ図示)に嵌め込まれる、半径方向内
側に延びる直径を挟んで対向する軸係合突起792を備
えている。戻しバネ716は、バネ用座金724が軸3
6に回転不能に連結される結果、バネ用座金724に対
してバネ用座金712を時計回りに付勢する。
【0028】シフトスリーブ720の直径を挟んで対向
する左側連結脚800は、バネ用座金712のスリーブ
連結レッジ768(図7にこのようなスリーブ連結レッ
ジ768を1個のみ図示)にある補足的溝804と回転
不能に係合し、シフトスリーブ720の直径を挟んで対
向する右側連結脚808は、バネ用座金724の中央開
口812を貫通して延び、爪支持部728の補足的なシ
フトスリーブ連結溝816と回転不能に係合する。した
がって、バネ用座金712と、シフトスリーブ720
と、爪支持部728とは一体になって回転する。
【0029】直径を挟んで対向する爪820は、C字形
クリップ822を介して、爪支持ピン824に回転自在
に取り付けられ、爪支持ピン824は、バネ用座金72
8に取り付けられる。同様に、爪付勢バネ828は、バ
ネ支持ピン829の周囲に取り付けられ、C字形クリッ
プ830によって固定される。各々の爪付勢バネ828
の一端832は、爪支持部728のバネ保持レッジ83
6に係合し、他端840は、対応する爪820に係合し
て、爪の端部844を半径方向外側に付勢している。爪
制御用座金736は、直径方向に対向して軸方向に延び
る爪制御レッジ850を備え、爪制御レッジ850は、
通常、爪820を半径方向内側に押圧する。後述するよ
うに、爪制御レッジ850が爪820から離れる方向に
移動すると、爪820は、半径方向外側に振れて、補助
カム854(図9参照)のラチェット歯882と係合す
る。
【0030】シフトスリーブ732の直径を挟んで対向
する左側連結脚860は、シフトスリーブ720の直径
を挟んで対向する右側連結脚808に当接し(図14参
照)、シフトスリーブ732の直径を挟んで対向する右
側連結脚868は、爪制御用座金736の連結用溝87
2を通り、軸受コーン102の開口876を通って、ア
クチュエータプレート104の補足的なシフトスリーブ
連結溝880に回転不能に係合する。したがって、シフ
トスリーブ732と、爪制御用座金736と、アクチュ
エータプレート104とは、一体になって回転する。た
だし、後述するように、シフトスリーブ732は、シフ
トスリーブ720及び爪支持部728に対して時計回り
に回転可能である。図10にその概略を示すように、戻
しバネ716は、バネ用座金712をバネ用座金724
に対して時計回りに付勢し、バネ用座金712は、シフ
トスリーブ720を介して爪支持部728に連結され、
爪支持部728は、シフトスリーブ732を介してアク
チュエータプレート104に連結されるので、アクチュ
エータプレート104にも時計回りの付勢がかかる。ア
クチュエータプレート104は、最初に右回りの開始位
置にあるので、動力伝達機構82の伝達経路は、続い
て、アクチュエータプレート104を反時計回りに回転
させることによって選択される。
【0031】シフト補助機構90は、駆動体70からシ
フト制御スリーブ288に伝達される動力量を制御する
動力制御機構850をさらに備え、シフト制御スリーブ
288がシフトを完了できない場合に、シフト制御スリ
ーブ288を損傷から防いでいる。図8及び図9からよ
り明らかなように、動力制御機構850は、環状ストッ
パプレート858及びロックリング862によって定位
置に保持される環状補助カム854と、駆動体70と共
に回転されるよう連結された1対の環状第1動力制御部
材866と、補助カム854と共に回転されるように連
結された1対の環状第2動力制御部材870と、環状第
1動力制御部材866及び第2動力制御部材870を互
いの方向へ付勢するための、1対の波座金874の形状
をした動力制御付勢装置とにより構成される。
【0032】図11に示すように、補助カム854は、
内周面882に配置され、後述する方法で、爪820と
係合する複数のラチェット歯878と、外周面890に
配置された複数の補助カムスプライン886とを備えて
いる。図12に示すように、各々の第1動力制御部材8
66は、外周面898に配置された複数の第1動力制御
部材スプライン894を備えている。第1動力制御部材
866が駆動体70と共に回転する一方、駆動体70に
対して軸方向に移動可能なよう第1動力制御部材スプラ
イン894は、駆動体70の内周面に形成された対応す
る複数の駆動体スプライン902にスライド自在に係合
する。図13に示すように、第2動力制御部材870
は、内周面910に配置された複数の第2動力制御部材
スプライン906を備えている。第2動力制御部材87
0が補助カム854と共に回転する一方、補助カム85
4に対して軸方向に移動可能となるよう、第2動力制御
部材スプライン906は、補助カム854の複数の補助
カムスプライン886とスライド自在に係合する。第2
動力制御部材870は、潤滑油を溜めることのできる周
上に配置された複数の開口914も備えている。
【0033】第1動力制御部材866は、組立状態にお
いて、第1動力制御部材866及び第2動力制御部材8
70が互いに当接するよう、第2動力制御部材870に
挟まれ、波座金874によって互いに圧接されている。
したがって、補助カム854及び第2動力制御部材87
0が駆動体70及び第1動力制御部材866の回転を有
意に妨げない限り、駆動体70、第1動力制御部材86
6、第2動力制御部材870及び補助カム854は、一
体になって回転し、第1動力制御部材866及び第2動
力制御部材870の間の当接摩擦力が超えられると、補
助カム854及び第2動力制御部材870は、駆動体7
0及び第1動力制御部材866に対して回転する。駆動
体70及び第1動力制御部材866の回転を有意に妨げ
る状態は、シフト制御スリーブ288が回転不能である
か、逆にシフトを完了できないときに発生する可能性が
ある。部品の損傷を避けるには、そのような過剰な抵抗
力の発生時に第1動力制御部材866と、第2動力制御
部材870との間の当接摩擦力が超えられ、補助カム8
54及び第2動力制御部材870は、駆動体70及び第
1動力制御部材866に対して回転する。この後、乗り
手がペダルの抵抗力を下げると、シフトが完了できるよ
うになり、部品は正常に動作可能となる。
【0034】ここで、ハブの動作について説明する。表
1に、各速度段における様々な部品の連結を示し、表2
に、各速度段における動力伝達経路を示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】 自転車が加速中の場合などに第4速度段から第5速度段
にシフトされる際、連結機構のタイミングは、以下のシ
ーケンスに従うように設定されている。
【0037】
【表3】 したがって、自転車の加速中に乗り手が第4速度段から
第5速度段にシフトすると、第3太陽ギア168が一時
的にロックされ、続いて第2太陽ギア164が最初に解
放されて、第3速度段と同じ状態が構成される。自転車
の加速時に予測されるように、乗り手はペダルの僅かな
加速としてこの状態を感知する。続いて、クラッチリン
グ623が遊星ギアキャリア550に係合され、第7速
度段と同じ状態が構成される。トランスミッションが高
いギア比にシフトする際に予測されるとおり、乗り手は
ペダルの減速としてこの状態を感知する。この後、太陽
ギア168が解放されて、希望の第4速度段が達成され
る。クラッチリング623が係合される前に太陽ギアが
解放されると、トランスミッションは第1速度段と同じ
状態になり、ペダルが急速に加速されるという非常に望
ましくない状態が生じ、トランスミッションが第5速度
段へのシフトを完了する際に大きな衝撃が生じる。
【0038】又、このシーケンスは、自転車が減速中で
あり、乗り手が第5速度段から第4速度段にシフトした
い場合に、特に有利である。この場合、第5速度段から
第7速度段へ一時的な切り替えによってペダルが減速さ
れるが、クラッチリング623が最初に解放されるより
も良好である。クラッチリング623が最初に解放され
る場合は、トランスミッションは、ペダルが急速に加速
される第1速度段と同じ状態にある。このようなペダル
の急な加速は、例えば、丘を登る際などには望ましくな
い。この後、トランスミッションは、第7速度段から第
3速度段に一時的に切り替わる。これによって、ペダル
が加速されるが、第3速度段は乗り手がたった今いた第
4速度段に隣接する段なので、この切り替えの方がはる
かに好ましい。この後、トランスミッションは、希望の
第4速度段に切り替わる。この第5速度段から第4速度
段への全体的なシフトは、急な加速や減速が最も望まし
くない状態において、そのような加速や減速が生じるの
を防いでいる。
【0039】前述のように、シフト補助機構90は、駆
動体70の回転力を利用して、動力伝達機構82におけ
る動力伝達経路の切り替えも支援している。この機能
は、著しい駆動力がスプロケット54に掛けられ、それ
によって、様々な部品の連結又は解放に大きな抵抗力が
生じた場合に望ましい機能である。通常の操作中は、ア
クチュエータプレート104、シフトスリーブ732、
爪制御用座金736、爪支持部728、シフトスリーブ
720、バネ用座金712、シフトキー部材用案内部7
04及びシフト制御スリーブ288とは、一体となって
回転して、様々な部品を連結又は解放する。その結果、
シフトスリーブ732の連結脚860と、爪制御用座金
736の爪制御レッジ850と、シフトスリーブ720
の爪820及び連結脚808とは、図14に示す位置に
ある。この状態にある爪820は、補助カム854のラ
チェット歯878から外れている。ただし、スプロケッ
ト54に著しい駆動力がかかり、その結果、シフト制御
スリーブ288の動作に多大な抵抗が生じる場合は、シ
フト制御スリーブ288は、アクチュエータプレート1
04の回転にもかかわらず静止状態になる傾向にある。
この場合、シフトスリーブ732は、シフトスリーブ7
20に対して時計回りに回転し、それによって、爪制御
用座金736が爪支持部728に対して時計回りに回転
して、図15に示すように、爪制御レッジ850が爪8
20から離れる方向に移動する。その結果、爪支持部7
28が補助カム854及び駆動体70と共に回転するよ
うに、爪820は半径方向外側に回転して、補助カム8
54のラチェット歯878と係合する。これによって、
シフトスリーブ720、シフトキー部材用案内部70
4、シフト制御スリーブ288を次々に回転して、シフ
ト操作を完了する補助力が与えられる。爪支持部728
は、シフト制御スリーブ288からの抗力が超えられる
と、図16に示すように、シフト操作が完了して図14
の状態に戻るまで爪制御用座金736に対して時計回り
に回転する。前述のように、補助カム854及び第2動
力制御部材870が駆動体70及び第1動力制御部材8
66の回転を有意に妨げない限り、駆動体70、第1動
力制御部材866、第2動力制御部材870及び補助カ
ム854は、一体になって回転する。
【0040】ここでは、本発明による様々な実施形態を
説明しているが、本発明の意図又は範囲から離れること
なく、さらなる修正を加えることができる。さらに、本
発明による複数の実施形態の説明は、図示のみを目的と
し、請求項やこれと同等のも定義によって本発明を制限
するものではない。たとえば、様々な部品の大きさ、形
状、位置、方向などを希望に応じて変更してもよい。1
つの要素の機能を2つの要素で実行するか、又はその逆
を行ってもよい。本実施形態によるすべての利点が同時
に存在する必要もない。従来の技術とは異なる独自の機
能は、単独又は他の機能との組合せのいずれであって
も、そのような機能によって具体化された構造又は機能
(あるいは両方)の概念を含め、すべて出願者による独
自の発明と見なされるべきである。したがって、本発明
の範囲は、開示された特定の構造、あるいは特別な構造
又は機能に関する最初の焦点のみに限定されるものでは
ない。
【0041】
【本発明の効果】本発明の自転車用ハブトランスミッシ
ョンは、補助力を制御するシフト補助機構を備えている
ため、ハブの損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハブトランスミッションを備えた自転車後方の
側面図。
【図2】本発明の本実施形態によるハブトランスミッシ
ョンの断面図。
【図3】本発明の本実施形態によるハブトランスミッシ
ョンに使用される軸及び太陽ギア装置の分解図。
【図4】本発明の本実施形態による遊星ギアキャリアの
分解図。
【図5】図4に示された連結部材の詳細図。
【図6】組立状態にある遊星ギアキャリアの側面断面
図。
【図7】ハブトランスミッションに使用されるシフト補
助機構の部分的分解図。
【図8】本発明の本実施形態による、動作不能状態にあ
る動力制御機構を備えたシフト補助装置を示す詳細図。
【図9】動作状態にある動力制御機構を備えたシフト補
助装置を示す詳細図。
【図10】シフト補助装置の偏向を示す詳細図。
【図11】本発明の本実施形態による補助カムの正面
図。
【図12】本発明の本実施形態による第1動力制御部材
の正面図。
【図13】本発明の本実施形態による第2動力制御部材
の正面図。
【図14】動作不能状態にあるシフト補助装置の図8の
XIV−XIV線による断面図。
【図15】動作状態にあるシフト補助装置の図8のXI
V−XIV線による断面図。
【図16】動作不能状態に向かって移動中のシフト補助
装置の図8のXIV−XIV線による断面図。
【符号の説明】
14 自転車用ハブトランスミッション 36 ハブ軸 70 駆動体 74 ハブシェル 82 動力伝達機構 90 シフト補助機構 288 シフト制御スリーブ 850 動力制御機構 854 補助カム 866 第1動力制御部材 870 第2動力制御部材 882 補助カムのラチェット歯 886 補助カムスプライン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月17日(2003.2.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の実施の形態】 図1に、本発明の多くの特徴を備
えた、一実施形態によるハブトランスミッション14を
備えた自転車10の後方側面を示す。自転車10の後部
は、サドル24を支持するシートチューブ22を備えた
フレーム18と、1対の従来型チェーンステイ26と、
1対の従来型シートステイ30とを備えている。車輪3
4は、チェーンステイ26とシートステイ30との交差
位置にフレーム端35によって軸36の回りに回転自在
に支持されており、ペダル42及びチェーンリング46
を備えたクランクアセンブリ38は、シートチューブ2
2とチェーンステイ26との交差位置に回転自在に支持
されている。チェーン50は、チェーンリング46に係
合し、ハブトランスミッション14を回転駆動するスプ
ロケット54の回りに掛け渡されている。ハブトランス
ミッション14のギア比を変更するために、後述する方
法により、ボーデン(Bowden)型コントロールケーブル
62が用いられている。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブ軸と、 前記ハブ軸に回転自在に支持された駆動体と、 前記ハブ軸に回転自在に支持されたハブシェルと、 前記駆動体と前記ハブシェルとの間に配置され、複数の
    動力伝達経路を通じて前記駆動体から前記ハブシェルへ
    回転力を伝達する動力伝達機構と、 前記複数の動力伝達経路を選択するシフト機構と、 前記駆動体から前記シフト機構に回転力を伝達するシフ
    ト補助機構と、 前記駆動体から前記シフト機構に伝達される回転力の大
    きさを制御するために、前記駆動体と前記シフト補助機
    構の間に配置され、前記駆動体を前記シフト補助機構に
    連結する動力制御機構と、を備えた自転車用ハブトラン
    スミッション。
  2. 【請求項2】前記シフト機構は、 前記ハブ軸によって回転自在に支持されたアクチュエー
    タ部材と、 前記ハブ軸によって回転自在に支持され、前記アクチュ
    エータ部材の回転に応じて回転するよう前記アクチュエ
    ータ部材に連結されたシフト制御スリーブとを有してい
    る、請求項1に記載のハブトランスミッション。
  3. 【請求項3】前記シフト補助機構は、前記駆動体から前
    記シフトスリーブに回転力を伝達する、請求項2に記載
    のハブトランスミッション。
  4. 【請求項4】前記シフト補助機構は、 前記アクチュエータ部材と共に回転するように連結され
    た第1シフト部材と、 前記シフト制御スリーブと共に回転するように連結され
    た第2シフト部材と、 前記シフト制御スリーブが前記アクチュエータ部材の回
    転に有意に抵抗して、前記第1シフト部材が前記第2シ
    フト部材に対して相対回転するまで、前記第1シフト部
    材が前記第2シフト部材と共に回転するよう、前記第1
    シフト部材及び前記第2シフト部材を互いの方向へ付勢
    する付勢装置とを備えた、請求項3に記載のハブトラン
    スミッション。
  5. 【請求項5】前記シフト補助機構は、 前記第1シフト部材及び前記第2シフト部材の一方に連
    結され、前記動力制御機構に係合する係合位置と、前記
    動力制御機構から解放される解放位置との間で移動する
    爪と、 前記爪を係合位置に付勢する爪付勢部材と、 前記第1シフト部材及び前記第2シフト部材の他方に連
    結され、前記第1シフト部材が前記第2シフト部材と共
    に回転する際に前記爪を解放位置に保持するとともに、
    前記第1シフト部材が前記第2シフト部材に対し相対回
    転する際に前記爪を係合位置まで移動可能にする爪制御
    部材と、をさらに備えた請求項4に記載のハブトランス
    ミッション。
  6. 【請求項6】前記動力制御機構は、前記駆動体の回転に
    応じて回転するよう、前記駆動体に連結された第1動力
    制御部材と、前記第1動力制御部材と係合する第2動力
    制御部材とを有し、 前記第1動力制御部材は、前記第2動力制御部材が前記
    第1動力制御部材の回転に有意に抵抗するまで前記第2
    動力制御部材と共に回転し、その後、前記第1動力制御
    部材は前記第2動力制御部材に対して回転する、請求項
    1に記載のハブトランスミッション。
  7. 【請求項7】前記第1動力制御部材は、前記第2動力制
    御部材に当接する、請求項6に記載のハブトランスミッ
    ション。
  8. 【請求項8】前記動力制御機構は、前記第1動力制御部
    材及び前記第2動力制御部材を互いに近付く方向へ付勢
    する動力制御付勢部材をさらに有する、請求項7に記載
    のハブトランスミッション。
  9. 【請求項9】前記動力制御機構は、前記第2動力制御部
    材を支持するために、複数のラチェット歯を有する補助
    カムをさらに有する、請求項6に記載のハブトランスミ
    ッション。
  10. 【請求項10】前記第2動力制御部材は、軸方向に移動
    可能である、請求項9に記載のハブトランスミッショ
    ン。
  11. 【請求項11】前記補助カムは環状であり、前記第2動
    力制御部材は環状であり、前記複数のラチェット歯は前
    記補助カムの内周面に配置され、前記補助カムの外周面
    は、前記第2動力制御部材の内周面に形成された対応す
    る複数の前記第2動力制御部材スプラインに係合する複
    数の補助カムスプラインを形成している、請求項10に
    記載のハブトランスミッション。
  12. 【請求項12】補助カムは10本のラチェット歯を有し
    ている、請求項11に記載のハブトランスミッション。
  13. 【請求項13】前記第1動力制御部材は、軸方向に移動
    可能である、請求項10に記載のハブトランスミッショ
    ン。
  14. 【請求項14】前記駆動体は環状であり、前記第1動力
    制御部材は環状であり、前記駆動体の内周面は、前記第
    1動力制御部材の外周面に形成された対応する前記複数
    の第1動力制御部材スプラインに係合する複数の駆動体
    スプラインを形成している、請求項13に記載のハブト
    ランスミッション。
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