JPH08183023A - ガラス板の穿孔装置 - Google Patents

ガラス板の穿孔装置

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Publication number
JPH08183023A
JPH08183023A JP34061094A JP34061094A JPH08183023A JP H08183023 A JPH08183023 A JP H08183023A JP 34061094 A JP34061094 A JP 34061094A JP 34061094 A JP34061094 A JP 34061094A JP H08183023 A JPH08183023 A JP H08183023A
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JP
Japan
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axis
glass plate
moving
punching
electric motor
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JP34061094A
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English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス板に対する孔開け加工を、作業性良
く、かつガラス板の割れ等の損傷及び作業者に対する危
険等の虞のないガラス板の穿孔装置を提供することにあ
る。 【構成】 ガラス板の穿孔装置1は、穿孔されるべきガ
ラス板2を支持する回転自在な支持台3と、支持台3に
支持されたガラス板2の穿孔されるべき部位の周りを挟
持する挟持手段4と、ガラス板穿孔用の錐5を有した穿
孔ヘッド手段6と、穿孔ヘッド手段6をガラス板2に対
してX軸及びY軸方向に相対的に移動させるX−Y軸移
動手段7と、穿孔ヘッド手段6をZ軸方向に移動させる
Z軸移動手段8と、ガラス板2を回転させる回転手段9
とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス板の穿孔装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の所定の位置に孔を開ける穿孔
装置は、テーブル(支持台)に載置されたガラス板に対
して穿孔ヘッドを当該位置に移動させ、この移動位置で
穿孔ヘッドをガラス板に向かって移動させ、これにより
穿孔ヘッドに設けられた錐をガラス板に押し当てて、錐
の回転により孔を開けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のガラス
板の穿孔装置では、ガラス板の周囲の複数の部位に孔開
けを行う場合、特に、ガラス板の対向両縁部にそれぞれ
孔開けを行う場合、一方の縁部の孔開け後に、ガラス板
を手動により回転させて、穿孔ヘッドの移動可能な範囲
に他方の縁部を配置し、その後、穿孔ヘッドを移動させ
て他方の縁部の孔開けを行わざるを得ず、作業性が悪
く、また、ガラス板の割れ等の損傷及び作業者に対する
危険の虞があり、満足し得るものでない。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、ガラス板に対する
孔開け加工を、作業性良く、かつガラス板の割れ等の損
傷及び作業者に対する危険等の虞のないガラス板の穿孔
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、穿孔されるべきガラス板を支持する支持台と、この
支持台に支持されたガラス板の穿孔されるべき部位の周
りを挟持する挟持手段と、ガラス板穿孔用の錐を有した
穿孔ヘッド手段と、この穿孔ヘッド手段をガラス板に対
してX軸及びY軸方向に相対的に移動させるX−Y軸移
動手段と、穿孔ヘッド手段をZ軸方向に移動させるZ軸
移動手段と、ガラス板を回転させる回転手段とを具備し
たガラス板の穿孔装置によって達成される。
【0006】挟持手段の一例は、ガラス板の穿孔される
べき部位の周りでガラス板の一方の面を押圧する一方の
押圧装置と、ガラス板の穿孔されるべき部位の周りでガ
ラス板の他方の面を押圧する他方の押圧装置とを具備し
ており、ここで、各押圧装置として、シリンダ装置と、
一端に、シリンダ装置のピストンロッドの先端が回転自
在に連結され、中間で回動自在に支持されて、ピストン
ロッドの進退により回動されるアームと、このアームの
他端に取り付けられて、アームの一の方向の回動により
ガラス板の面に当接し、アームの他の方向の回動により
ガラス板の面から離反する環状の押圧体とを具備してい
るものを好ましい例として挙げることができる。
【0007】穿孔ヘッド手段は、一つの例では、対向し
て配された一対の穿孔ヘッドを具備しているが、これに
代えて、単一の穿孔ヘッドを具備しているものでもよ
く、穿孔ヘッドは、ガラス板穿孔用の錐と、この錐を回
転させる電動モータとを具備して構成されてもよい。錐
(ドリル)としては、ダイヤモンド砥粒を埋設してなる
カップ型のコアドリル等、中空又は中実のものであって
よい。
【0008】X−Y軸移動手段は、穿孔ヘッド手段をガ
ラス板に対してX軸方向に移動させるX軸移動装置と、
ガラス板を穿孔ヘッド手段に対してY軸方向に移動させ
るY軸移動装置とを具備し、X軸移動装置は、機枠にX
軸方向に伸びて設けられたX軸案内レールと、このX軸
案内レールにX軸方向に移動自在に嵌装されたX軸スラ
イダと、X軸スライダに装着されたX軸移動台と、X軸
移動台をX軸方向に移動させるX軸駆動装置とを具備し
ているのものを一例として提示し得、ここで、X軸移動
台に挟持手段及びZ軸移動手段を設けるとよい。X軸駆
動装置の一例は、機枠に設けられたX軸電動モータと、
機枠にX軸方向に伸びて回転自在に設けられており、X
軸電動モータの出力回転軸に一端で連結されて、X軸移
動台に固定されたナット部材に螺合したねじ軸とを具備
している。
【0009】Y軸移動装置の一具体例としては、機枠に
Y軸方向に伸びて設けられたY軸案内レールと、このY
軸案内レールにY軸方向に移動自在に嵌装されたY軸ス
ライダと、Y軸スライダに装着されたY軸移動台と、Y
軸移動台をY軸方向に移動させるY軸駆動装置とを具備
し、Y軸移動台に回転手段を設けるとよい。Y軸駆動装
置は、機枠に設けられたY軸電動モータと、機枠にY軸
方向に伸びて回転自在に設けられており、Y軸電動モー
タの出力回転軸に一端で連結されて、Y軸移動台に固定
されたナット部材に螺合したねじ軸とを具備しているも
のが好ましい。
【0010】Z軸移動手段は、Z軸方向に伸びて設けら
れたZ軸案内レールと、このZ軸案内レールにZ軸方向
に移動自在に嵌装されたZ軸スライダと、Z軸スライダ
に装着されたZ軸移動台と、Z軸移動台をZ軸方向に移
動させるZ軸駆動装置とを具備し、Z軸移動台に穿孔ヘ
ッド手段を設けるとよい。Z駆動装置の好ましい例で
は、Z軸電動モータと、Z軸方向に伸びて回転自在に設
けられており、Z軸電動モータの出力回転軸に一端で連
結されて、Z軸移動台に固定されたナット部材に螺合し
たねじ軸とを具備している。
【0011】回転手段は、電動モータと、この電動モー
タの出力回転軸に入力側が連結され、出力側が、支持台
に連結された減速機構とを具備しているものを一例とし
て示すことができる。
【0012】
【作用】本発明のガラス板の穿孔装置では、穿孔される
べきガラス板は支持台に支持され、穿孔ヘッド手段は、
このガラス板の穿孔すべき部位にX−Y軸移動手段によ
り移動されて位置決めされ、この位置決め後、挟持手段
によりガラス板の穿孔されるべき部位の周りが挟持され
る。このようにして挟持されたガラス板に対してZ軸移
動手段によりZ軸方向に移動される穿孔ヘッド手段の回
転する錐が作用して、ガラス板の所定位置に孔が開けら
れる。ガラス板の他の部位に同じように孔が開ける場合
には、必要に応じて、回転手段によりガラス板が回転さ
れ、そして上記と同様にして穿孔ヘッド手段がガラス板
の穿孔すべき他の部位にX−Y軸移動手段により移動さ
れる。
【0013】以下本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいてさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれら
具体例に何等限定されないのである。
【0014】
【具体例】図1乃至図6において、本例のガラス板の穿
孔装置1は、穿孔されるべきガラス板2を支持する回転
自在な支持台3と、支持台3に支持されたガラス板2の
穿孔されるべき部位の周りを挟持する挟持手段4と、ガ
ラス板穿孔用の錐5を有した穿孔ヘッド手段6と、穿孔
ヘッド手段6をガラス板2に対してX軸及びY軸方向に
相対的に移動させるX−Y軸移動手段7と、穿孔ヘッド
手段6をZ軸方向に移動させるZ軸移動手段8と、ガラ
ス板2を回転させる回転手段9とを具備している。
【0015】支持台3は、円柱状の軸体11と、軸体1
1の一端に一体的に形成された円盤状の支持台本体12
と、支持台本体12の上面に固着された弾性パッド13
とを具備しており、上面に凹所14が形成された弾性パ
ッド13上にガラス板2が載置される。スリーブ15付
の軸体11は、減速機16のケース17に軸受18を介
して中心19の周りでR方向に回転自在に支持されてい
る。なお、軸体11、支持台本体12、弾性パッド13
及び減速機16の基台20には、それぞれ連通して一端
が凹所14で開口した貫通孔21が形成され、貫通孔2
1の他端は、真空吸引装置(図示せず)に連通されてお
り、この真空吸引装置の作動で貫通孔21を介して凹所
14内が真空に吸引されてガラス板2が弾性パッド13
上に固定されるようになっている。
【0016】挟持手段4は、ガラス板2の穿孔されるべ
き部位の周りでガラス板2の一方の面25を押圧する一
方の押圧装置26と、ガラス板2の穿孔されるべき部位
の周りでガラス板2の他方の面27を押圧する他方の押
圧装置28とを具備している。押圧装置26及び28の
それぞれは、X軸移動台29の両側に一端が軸支されて
配されたそれぞれ一対毎の空気圧シリンダ装置30及び
31と、一端32及び33に、シリンダ装置30及び3
1のそれぞれのピストンロッド34及び35の先端が回
転自在に連結され、中間で軸36及び37によりX軸移
動台29に回動自在に支持されて、ピストンロッド34
及び35のA方向の進退によりB方向に回動されるそれ
ぞれ一対毎のアーム38及び39と、アーム38及び3
9のそれぞれの他端に取り付けられて、アーム38及び
39の一の方向の回動によりガラス板2の面25及び2
7にそれぞれ当接し、アーム38及び39のそれぞれの
他の方向の回動によりガラス板2の面25及び27のそ
れぞれから離反する円環状の押圧体41及び42とを具
備している。挟持手段4において、シリンダ装置30及
び31の作動により、ピストンロッド34及び35が伸
長されると、アーム38及び39は回動されて、円環状
の押圧体41及び42は、ガラス板2の面25及び27
にそれぞれ当接されてガラス板2を挟持し、逆に、ピス
トンロッド34及び35が縮められると、アーム38及
び39は逆に回動されて、円環状の押圧体41及び42
は、ガラス板2の面25及び27のそれぞれから離反さ
れてガラス板2に対する挟持を解除する。
【0017】穿孔ヘッド手段6は、X軸移動台29の前
面に、互いに対向して配された一対の穿孔ヘッド51及
び52を具備しており、穿孔ヘッド51及び52のそれ
ぞれは、ガラス板穿孔用の錐5と、錐5を回転させる電
動モータ53及び54とを具備している。本例では錐5
は中空体のものからなっている。
【0018】X−Y軸移動手段7は、穿孔ヘッド手段6
をガラス板2に対してX軸方向に移動させるX軸移動装
置60と、ガラス板2を穿孔ヘッド手段6に対してY軸
方向に移動させるY軸移動装置61とを具備している。
【0019】X軸移動装置60は、機枠62にX軸方向
に伸びて設けられた一対のX軸案内レール63と、X軸
案内レール63のそれぞれにX軸方向に移動自在に嵌装
されたX軸スライダ64と、X軸スライダ64に固定さ
れており、X軸案内レール63及びX軸スライダ64を
介して機枠62に対してX軸方向に移動自在に装着され
たX軸移動台29と、X軸移動台29をX軸方向に移動
させるX軸駆動装置65とを具備しており、X軸駆動装
置65は、機枠62に設けられたX軸電動モータ66
と、機枠62にX軸方向に伸びて回転自在に設けられて
おり、X軸電動モータ66の出力回転軸に一端67で連
結されて、X軸移動台29に固定されたナット部材68
に螺合したねじ軸69とを具備している。X軸移動装置
60において、X軸電動モータ66が作動されると、ね
じ軸69が回転されてナット部材68がX方向に移動さ
れ、これによりX軸移動台29はX軸案内レール63に
案内されて、X方向に移動される。
【0020】Y軸移動装置61は、機枠75にY軸方向
に伸びて設けられたY軸案内レール76と、Y軸案内レ
ール76にY軸方向に移動自在に嵌装されたY軸スライ
ダ77と、Y軸スライダ77に取り付けられて、Y軸案
内レール76及びY軸スライダ77を介して機枠75に
対してY軸方向に移動自在に装着されたY軸移動台78
と、Y軸移動台78をY軸方向に移動させるY軸駆動装
置79とを具備しており、Y軸駆動装置79は、機枠7
5の基台80に設けられたY軸電動モータ81と、0機
枠75の基台80にY軸方向に伸びて回転自在に設けら
れており、Y軸電動モータ81の出力回転軸に一端で連
結されて、Y軸移動台78に固定されたナット部材82
に螺合したねじ軸83とを具備している。Y軸移動装置
61において、Y軸電動モータ81が作動されると、ね
じ軸83が回転されてナット部材82がY方向に移動さ
れ、これによりY軸移動台78はY軸案内レール76に
案内されて、Y方向に移動される。
【0021】Z軸移動手段8は、本例では穿孔ヘッド5
1及び52の両方に対して同様に形成されており、穿孔
ヘッド51用のZ軸移動手段8は、Z軸方向に伸びてX
軸移動台29に一体的に形成されて設けられたZ軸案内
レール91と、電動モータ53が取り付けられて、Z軸
案内レール91にZ軸方向に移動自在に嵌装されたZ軸
スライダ92と、Z軸スライダ92をZ軸方向に移動さ
せるZ軸駆動装置93とを具備しており、Z駆動装置9
3は、Z軸電動モータ94と、Z軸方向に伸びてX軸移
動台29に回転自在に設けられており、Z軸電動モータ
94の出力回転軸に一端で連結されて、Z軸スライダ9
2に固定されたナット部材95に螺合したねじ軸96と
を具備している。Z軸移動装置8において、Z軸電動モ
ータ94が作動されると、ねじ軸96が回転されてナッ
ト部材95がZ方向に移動され、これによりZ軸スライ
ダ92はZ軸案内レール91に案内されて、Z方向に移
動される。Z軸スライダ92のZ方向への移動により、
Z軸スライダ92に取り付けられたモータ53もまたZ
方向に移動される。穿孔ヘッド52用のZ軸移動手段8
も、Z軸案内レール、Z軸スライダ97、Z軸電動モー
タ98、ナット部材99及びねじ軸100を具備して同
様に形成されている。
【0022】回転手段9は、電動モータ110と、電動
モータ110の出力回転軸に入力側が連結され、出力側
が、支持台に連結された減速機構16とを具備してお
り、減速機16は、電動モータ110のケースに固定さ
れたケース17と、ケース17内に軸受111を介して
回転自在に支持されて、電動モータ110の出力回転軸
112に噛み合ったかさ歯車113と、歯車113に一
体形成された歯車113aに噛み合う歯114及びスリ
ーブ15に固定された歯車115に噛み合う歯116を
有して、ケース17内に軸受117を介して回転自在に
支持され歯車118とを具備しており、ケース17は、
基台20を介してY軸移動台78に取り付けられてい
る。回転手段9において、電動モータ110の作動でそ
の出力回転軸112が回転されると、この出力回転軸1
12の回転はかさ歯車113、歯車118及び歯車11
5を介して軸体11に伝達され、これにより円盤状の支
持台本体12及び弾性パッド13はR方向に回転され
る。
【0023】以上からも明らかであるように、X軸移動
台29に、挟持手段4及びZ軸移動手段8が設けられ、
Y軸移動台78に、回転手段9が設けられ、Z軸移動台
でもあるZ軸スライダ92に、穿孔ヘッド手段6が設け
られている。また、アーム38及び39の回動位置を検
出する検出器121及び122がX軸移動台29に設け
られている。なお、ガラス板の穿孔装置1では、真空吸
引装置、シリンダ装置30及び31、電動モータ53及
び54、X軸電動モータ66、Y軸電動モータ81、Z
軸電動モータ94及び98並びに電動モータ110は、
数値制御装置の予めプログラムされた数値制御命令によ
り作動されるように、構成されている。
【0024】以下、ガラス板の穿孔装置1の作動を説明
すると、まず、穿孔されるべきガラス板2が支持台3上
に所定に位置決めされて載置される。その後、予めプロ
グラムされた数値制御命令により、モータ66及び81
が作動され、穿孔ヘッド51及び52の錐5がガラス板
2の穿孔されるべき部位に移動されて位置決めされ、こ
の位置決め後、シリンダ装置30及び31が作動され
て、円環状の押圧体41及び42がそれぞれガラス板2
の面25及び27に当接押圧され、ガラス板2の穿孔さ
れるべき部位の周りが円環状の押圧体41及び42によ
り押圧保持される。この保持後、モータ98が作動され
て、穿孔ヘッド52の錐5が円環状の押圧体42によっ
て囲まれたガラス板2の穿孔されるべき部位に向かって
移動され、穿孔ヘッド52の錐5の当該ガラス板2の穿
孔されるべき部位への当接後、前もってモータ54によ
り回転されている穿孔ヘッド52の錐5によりガラス板
2に、当該ガラス板2の下面27から孔が形成される。
ガラス板2の厚みに対して半分程度の深さの孔が穿孔ヘ
ッド52の錐5により形成されると、モータ98の逆作
動により、穿孔ヘッド52の錐5は、ガラス板2から遠
ざけられ、今度は、モータ94が作動されて、穿孔ヘッ
ド51の錐5が円環状の押圧体41によって囲まれたガ
ラス板2の穿孔されるべき部位に向かって移動され、穿
孔ヘッド51の錐5の当該ガラス板2の穿孔されるべき
部位への当接後、前もってモータ53により回転されて
いる穿孔ヘッド51の錐5によりガラス板2に、前記の
穿孔ヘッド52の錐5により形成された半分程度の深さ
の孔に連通するように、当該ガラス板2の上面25から
孔が形成される。穿孔ヘッド52の錐5により形成され
た半分程度の深さの孔に、穿孔ヘッド51の錐5により
形成された孔が連通して、所定の連続した一定の孔が形
成されると、モータ94の逆作動により、穿孔ヘッド5
1の錐5はガラス板2から遠ざけられる。なお、このよ
うに二つの穿孔ヘッド51及び52の錐5によって穿孔
する理由は、形成する孔近傍でのガラス板2の表面欠
け、表面割れを防止するためであるが、このような表面
欠け、表面割れ等が生じない場合には、穿孔ヘッド51
及び52のいずれか一方のみを設けて、一つの穿孔ヘッ
ドの錐によって孔を一度に形成するようにしてもよい。
【0025】他の孔を更にガラス板2に形成する場合に
は、シリンダ装置30及び31が逆作動されて、円環状
の押圧体41及び42のガラス板2の面25及び27へ
の当接が解除され、次に、モータ66及び81が再び作
動され、穿孔ヘッド51及び52の錐5がガラス板2の
他の穿孔されるべき部位に移動されて位置決めされ、こ
の位置決め後、前記と同様に作動される。また、穿孔さ
れるべき他の孔が、先に形成された孔に対してガラス板
2の対向縁側に位置する場合等、モータ66及び81の
作動による穿孔ヘッド51及び52の錐5のガラス板2
に対する相対的な移動のみでは、所定に穿孔ヘッド51
及び52の錐5をガラス板2の穿孔されるべき孔の部位
に配置し得ない場合には、モータ66及び81の再作動
と共に、モータ110が作動されて支持台3の回転によ
りガラス板2が回転され、穿孔ヘッド51及び52の錐
5がガラス板2の他の穿孔されるべき部位に相対的に移
動されて位置決めされ、その後前記と同様に作動され
る。
【0026】以上のようにガラス板の穿孔装置1では、
ガラス板2を人手により回転させることなしに、所定に
ガラス板2の任意の位置に孔を形成し得るため、ガラス
板2に対する孔開け加工を、作業性良く、かつガラス板
2の割れ等の損傷及び作業者に対する危険がないように
することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガラス板
を回転させる回転手段を具備しているため、ガラス板に
対する孔開け加工を、作業性良く、かつガラス板の割れ
等の損傷及び作業者に対する危険等の虞のないガラス板
の穿孔装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の側面説明図であ
る。
【図2】図1に示す具体例の一部断面側面説明図であ
る。
【図3】図1に示す具体例の一部断面平面説明図であ
る。
【図4】図1に示す具体例の図3と異なる位置での一部
断面平面説明図である。
【図5】図1に示す具体例の正面説明図である。
【図6】図1に示す具体例の一部拡大断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ガラス板の穿孔装置 2 ガラス板 3 支持台 4 挟持手段 5 錐 6 穿孔ヘッド手段 7 X−Y軸移動手段 8 Z軸移動手段 9 回転手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿孔されるべきガラス板を支持する支持
    台と、この支持台に支持されたガラス板の穿孔されるべ
    き部位の周りを挟持する挟持手段と、ガラス板穿孔用の
    錐を有した穿孔ヘッド手段と、この穿孔ヘッド手段をガ
    ラス板に対してX軸及びY軸方向に相対的に移動させる
    X−Y軸移動手段と、穿孔ヘッド手段をZ軸方向に移動
    させるZ軸移動手段と、ガラス板を回転させる回転手段
    とを具備したガラス板の穿孔装置。
  2. 【請求項2】 挟持手段は、ガラス板の穿孔されるべき
    部位の周りでガラス板の一方の面を押圧する一方の押圧
    装置と、ガラス板の穿孔されるべき部位の周りでガラス
    板の他方の面を押圧する他方の押圧装置とを具備してい
    る請求項1に記載のガラス板の穿孔装置。
  3. 【請求項3】 各押圧装置は、シリンダ装置と、一端
    に、シリンダ装置のピストンロッドの先端が回転自在に
    連結され、中間で回動自在に支持されて、ピストンロッ
    ドの進退により回動されるアームと、このアームの他端
    に取り付けられて、アームの一の方向の回動によりガラ
    ス板の面に当接し、アームの他の方向の回動によりガラ
    ス板の面から離反する環状の押圧体とを具備している請
    求項2に記載のガラス板の穿孔装置。
  4. 【請求項4】 穿孔ヘッド手段は対向して配された一対
    の穿孔ヘッドを具備しており、各穿孔ヘッドは、ガラス
    板穿孔用の錐と、この錐を回転させる電動モータとを具
    備している請求項1から3のいずれか一項に記載のガラ
    ス板の穿孔装置。
  5. 【請求項5】 X−Y軸移動手段は、穿孔ヘッド手段を
    ガラス板に対してX軸方向に移動させるX軸移動装置
    と、ガラス板を穿孔ヘッド手段に対してY軸方向に移動
    させるY軸移動装置とを具備している請求項1から4の
    いずれか一項に記載のガラス板の穿孔装置。
  6. 【請求項6】 X軸移動装置は、機枠にX軸方向に伸び
    て設けられたX軸案内レールと、このX軸案内レールに
    X軸方向に移動自在に嵌装されたX軸スライダと、X軸
    スライダに装着されたX軸移動台と、X軸移動台をX軸
    方向に移動させるX軸駆動装置とを具備している請求項
    1から5のいずれか一項に記載のガラス板の穿孔装置。
  7. 【請求項7】 X軸移動台に、挟持手段及びZ軸移動手
    段が設けられている請求項6に記載のガラス板の穿孔装
    置。
  8. 【請求項8】 X軸駆動装置は、機枠に設けられたX軸
    電動モータと、機枠にX軸方向に伸びて回転自在に設け
    られており、X軸電動モータの出力回転軸に一端で連結
    されて、X軸移動台に固定されたナット部材に螺合した
    ねじ軸とを具備している請求項6又は7に記載の穿孔装
    置。
  9. 【請求項9】 Y軸移動装置は、機枠にY軸方向に伸び
    て設けられたY軸案内レールと、このY軸案内レールに
    Y軸方向に移動自在に嵌装されたY軸スライダと、Y軸
    スライダに装着されたY軸移動台と、Y軸移動台をY軸
    方向に移動させるY軸駆動装置とを具備している請求項
    1から8のいずれか一項に記載の穿孔装置。
  10. 【請求項10】 Y軸移動台に、回転手段が設けられて
    いる請求項9に記載のガラス板の穿孔装置。
  11. 【請求項11】 Y軸駆動装置は、機枠に設けられたY
    軸電動モータと、機枠にY軸方向に伸びて回転自在に設
    けられており、Y軸電動モータの出力回転軸に一端で連
    結されて、Y軸移動台に固定されたナット部材に螺合し
    たねじ軸とを具備している請求項9又は10に記載の穿
    孔装置。
  12. 【請求項12】 Z軸移動手段は、Z軸方向に伸びて設
    けられたZ軸案内レールと、このZ軸案内レールにZ軸
    方向に移動自在に嵌装されたZ軸スライダと、Z軸スラ
    イダに装着されたZ軸移動台と、Z軸移動台をZ軸方向
    に移動させるZ軸駆動装置とを具備している請求項1か
    ら11のいずれか一項に記載のガラス板の穿孔装置。
  13. 【請求項13】 Z軸移動台に、穿孔ヘッド手段が設け
    られている請求項12に記載のガラス板の穿孔装置。
  14. 【請求項14】 Z駆動装置は、Z軸電動モータと、Z
    軸方向に伸びて回転自在に設けられており、Z軸電動モ
    ータの出力回転軸に一端で連結されて、Z軸移動台に固
    定されたナット部材に螺合したねじ軸とを具備している
    請求項12又は13に記載の穿孔装置。
  15. 【請求項15】 回転手段は、電動モータと、この電動
    モータの出力回転軸に入力側が連結され、出力側が、支
    持台に連結された減速機構とを具備している請求項1か
    ら14のいずれか一項に記載のガラス板の穿孔装置。
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