JPH0818216A - 電子部品の実装方法及びリフロー装置 - Google Patents

電子部品の実装方法及びリフロー装置

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JPH0818216A
JPH0818216A JP17323894A JP17323894A JPH0818216A JP H0818216 A JPH0818216 A JP H0818216A JP 17323894 A JP17323894 A JP 17323894A JP 17323894 A JP17323894 A JP 17323894A JP H0818216 A JPH0818216 A JP H0818216A
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JP
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solder
electronic component
substrate
reflow
air
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JP17323894A
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English (en)
Inventor
Takaaki Toma
孝顕 遠間
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、端子間隔の狭い電子部品をはんだブ
リツジを発生させずに基板上に実装し得る電子部品の実
装方法及びリフロー装置の実現を目的とするものであ
る。 【構成】基板の一面にマウントされた電子部品の端子を
基板の一面に設けられた対応するはんだ付け位置にはん
だ付けする際、当該基板のはんだ付け位置上及び又は電
子部品の端子に予め供給されているはんだを溶融すると
共に、このとき溶融したはんだに対して基板の一面側か
らジエツトを吹きつけるようにして余剰はんだを吹き飛
ばすようにしたことにより、電子部品の端子をそのピツ
チの大小に関わりなくはんだブリツジを発生させずに基
板の対応するはんだ付け位置にはんだ付けすることがで
き、かくして端子間隔の狭い電子部品をはんだブリツジ
を発生させずに基板上に実装し得る電子部品の実装方法
及びリフロー装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図8) 作用(図1〜図8) 実施例 (1)リフロー装置の全体構成(図1〜図7) (2)動作モード(図1〜図8) (3)実施例の動作(図1〜図8) (4)実施例の効果(図1〜図8) (5)他の実施例(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品の実装方法及び
リフロー装置に関し、例えばリードピツチやコネクタピ
ツチが狭い電子部品の実装方法及びこのとき用いるリフ
ロー装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】近年ICチツプやコネクタ等の表面実装
型部品では、その小型化に伴いリードピツチ及びコネク
タピツチが一段と狭くなつてきている。しかしながらこ
の種の表面実装部品では、リードピツチやコネクタピツ
チが0.65〔mm〕、0.5 〔mm〕、0.4 〔mm〕と狭くなるに
つれて、各リード端子間又は各コネクタ端子間に基板へ
の実装に不要な余剰分のはんだ(以下、これを余剰はん
だと呼ぶ)によるはんだブリツジの発生が急激に増加す
る問題がある。
【0004】この場合例えば手作業によるはんだ付けで
あれば、溶融したはんだをはんだ付け後に吸い取るか、
又は精密ピンセツト等ではんだブリツジを除去する方法
があるが、このような方法は量産には適さない。このた
めこのようなはんだブリツジを効率良く除去する方法と
して、従来、マウントされた電子部品の下面と対向する
基板の一部に穴を設け、当該穴を介して電子部品及び基
板間の隙間にホツトジエツトを送り込む方法が提案され
ている(特開平3-185893号公報)。
【0005】この場合電子部品及び基板間の隙間に送り
込まれたホツトジエツトは当該電子部品の下面及び基板
間の隙間を通つて当該電子部品の各リード端子から噴出
すると共に、この際各リード端子間に発生しているはん
だブリツジを吹き飛ばす。従つてこの方法によれば、リ
ード端子間に発生したはんだブリツジを効果的に除去す
ることができ、この結果リードピツチやコネクタピツチ
の狭い表面実装型部品でも歩留り良く基板上に実装する
ことができる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、基板上に実
装された表面実装型部品の各リード端子間又は各コネク
タ端子間に発生したはんだブリツジを除去するにあたつ
てこのような方法を採用しようとすると、上述のように
基板の一部に通気孔を設ける必要があるために、基板面
積の利用効率を低下させる問題があつた。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、端子間隔の狭い電子部品をはんだブリツジを発生さ
せずに基板上に実装し得る電子部品の実装方法及びリフ
ロー装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、基板(2)の一面(2A)にマウ
ントされた電子部品(3)の端子(4)を基板(2)の
一面(2A)に設けられた対応するはんだ付け位置(1
1)にはんだ付けすることにより、電子部品(3)を基
板(2)上に実装する電子部品の実装方法において、予
め基板(2)のはんだ付け位置(10)及び又は電子部
品(3)の端子(4)に供給されたはんだ(11)を溶
融する第1の工程と、溶融したはんだ(11)に対して
基板(2)の一面(2A)側からジエツト(PA)を吹
きつけることにより、溶融したはんだ(11)のうち電
子部品(3)を基板(2)の一面(2A)にはんだ付け
するのに余分な余剰はんだを吹き飛ばす第2の工程とを
設けた。
【0009】また本発明においては、基板(2)の一面
(2A)にマウントされた電子部品(3)の端子
(4)、及び又は基板(2)の一面(2A)に設けられ
た電子部品(3)の端子(4)と対応するはんだ付け位
置(10)に、予め供給されているはんだ(11)を溶
融することにより電子部品(3)の端子(4)を基板
(2)のはんだ付け位置(10)にはんだ付けするリフ
ロー装置において、はんだ(11)を加熱することによ
り溶融させる加熱手段(22、25)と、はんだ(1
1)に対して基板(2)の一面(2A)側からジエツト
(PA)を吹きつけることにより、溶融したはんだ(1
1)のうち電子部品(3)を基板(2)の一面(2A)
にはんだ付けするのに余分な余剰はんだを吹き飛ばす余
剰はんだ吹飛し手段(30、28)とを設けた。
【0010】
【作用】溶融したはんだ(11)に対して基板(2)の
一面(2A)側からジエツト(PA)を吹きつけるよう
にして当該はんだ(11)のうち電子部品(3)を基板
(2)の一面(2A)にはんだ付けするのに余分な余剰
はんだを吹き飛ばすようにしたことにより、電子部品
(3)の端子(4)をそのピツチの大小に関わりなく、
はんだブリツジ(11A)を発生させずに基板(2)上
にはんだ付けすることができる。
【0011】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0012】(1)リフロー装置の全体構成 図1において、1は全体としてリフロー装置を示し、予
め設定された所定位置(以下、これを基板セツト位置と
呼ぶ)に固定配置された加工対象のプリント基板2上の
パツケージングされたIC(以下、これをパツケージI
Cと呼ぶ)3をリード端子4間にはんだブリツジを発生
させずに当該プリント基板2上にはんだ付けし得るよう
になされている。
【0013】すなわちこのリフロー装置では、対象のプ
リント基板として、図2(A)のようにパターン2A面
上にランド10が形成され、当該ランド10上に図2
(B)のようにクリームはんだ11が印刷された後、図
3(A)のように当該クリームはんだ11を介して各リ
ード端子4がそれぞれ対応するランド10上に位置する
ようにパツケージIC3がマウントされたものが供給さ
れる。
【0014】リフロー装置1においては、動作モード
時、エアー出力部20(図1)の筐体21内部に配設さ
れたダイヤフラムポンプ22がエアーAREを筐体21
内部の通気路23と送風パイプ24とを順次介して加熱
体26内部に所定の送風量で供給する。
【0015】加熱体26は、ヒータ27から与えられる
熱量に基づいて、エアーをクリームはんだ11の融点以
上の所定温度(例えば300 〜600 〔°C〕)にまで加熱
した後、これを下端部に着脱自在に取り付けられたノズ
ル28のエアー噴出口を介して外部に噴出する。
【0016】この場合ノズル28としては、プリント基
板2上のパツケージIC3に対応させて、上述のエアー
噴出口28Aが当該パツケージIC3とプリント基板2
との接合位置(すなわちプリント基板2上のクリームは
んだ11が供給されている位置に相当)と対向するよう
に設けられたものが用いられている。これによりこのリ
フロー装置1では、加熱体26、ヒータ27及びノズル
28でなるリフロー部25から基板セツト位置に固定配
置されたプリント基板2上のクリームはんだ11に向け
て高温のエアーAREが噴出される。またリフロー部2
5は、動作モード時、図示しない駆動機構から与えられ
る駆動力に基づいて所定のタイミングで上昇及び下降す
るようになされている。
【0017】実際上リフロー部25は、動作モードを開
始するとまず下降することによりノズル28のエアー噴
出口28Aから噴出するエアーAREを集中的にプリン
ト基板2上のクリームはんだ11に吹きつけさせ、かく
して当該クリームはんだ11の温度を上昇させて溶融さ
せる。続いてリフロー部25は、初期の高さ位置にまで
上昇することによりプリント基板2上のクリームはんだ
11に吹きつけるエアーAREの量を減少させ、かくし
て当該クリームはんだ11の温度を下降させて凝固させ
る。
【0018】これによりリフロー部25は、プリント基
板2上のクリームはんだ11をリフローすることがで
き、かくしてパツケージIC3の各リード端子4をプリ
ント基板2上の対応するランド10上にはんだ付けする
ようになされている。さらにエアー出力部20の筐体2
1内部に収納されたパルスジエツトエアー加圧部30
は、リフロー部25が下降した状態においてプリント基
板2上のクリームはんだ11が溶融したであろうタイミ
ングでパルス状のジエツトエアー(以下、これをパルス
ジエツトエアーと呼ぶ)PAREを出力することによ
り、これを筐体21内部の通気路31、送風パイプ2
4、加熱体26及びノズル28を順次介してプリント基
板2上のクリームはんだ11に吹きつけるようになされ
ている。
【0019】この場合プリント基板2上のパツケージI
C3のリード端子4間(及びランド10間)にははんだ
ブリツジ11Aが生じているが、当該はんだブリツジ1
1AはパルスジエツトエアーPAREから与えられる圧
力によつて、溶融したはんだの表面張力によつて球体に
なろうとする性質と、相手金属との接合力とに基づいて
その中央部分が破れて吹き飛ばされる。これによりこの
リフロー装置1では、溶融した状態にあるクリームはん
だ11のうちパツケージIC3をプリント基板2上には
んだ付けするのに余分な余剰はんだをこのプリント基板
2上から除去することができ、かくしてパツケージIC
3を各リード端子4間にはんだブリツジを発生させるこ
となくプリント基板2上にはんだ付けし得るようになさ
れている。
【0020】この実施例の場合、エアー出力部20のパ
ルスジエツトエアー加圧部30はプランジヤーポンプ
と、ストローク及び力が平坦なロータリー電磁プランジ
ヤとから構成されており、当該ロータリー電磁プランジ
ヤーから出力される直線方向の駆動力でプランジヤーポ
ンプを駆動することにより3〔Pa〕程度のパルスジエツ
トエアーPAREを出力し得るようになされている。こ
の場合プランジヤーポンプの逆流防止弁としては、通常
用いられているダイヤフラムポンプ用の逆流防止弁を強
度アツプしたものが用いられており、これにより通常時
にダイヤフラムポンプ22から出力されるエアーARE
がプランジヤーポンプ内に流入するのを防止し得るよう
になされている。
【0021】またこの実施例の場合、リフロー部25の
ノズル28としては、図5〜図7のように、環状の取り
付け金具40の一端側に、先端部に1つのエアー噴出口
41Aを有する中空のノズル部41を取り付けることに
より形成されたものや(図5)や、当該取り付け金具4
0の一端側に、先端部に2つのエアー噴出口42A、4
2Bをもつ中空のノズル部42を取り付けることにより
形成されたもの(図6)、及び同様の取り付け金具40
の一端側に、先端部に4つのエアー噴出口43A、43
B、43C、43Dをもつ中空のノズル部43を取り付
けることにより形成されたもの(図7)等が用意されて
おり、これにより種々の外形形状をもつパツケージIC
3に対応し得るようになされている。
【0022】この場合ノズル28B(図5)は先端部が
エアー噴出口41Aの長手方向に対して垂直な方向に僅
かに湾曲するように形成されていると共に、ノズル28
C、28D(図6及び図7)は、各先端部が互いに開く
方向に僅かに湾曲するように形成されている。
【0023】これによりこのリフロー装置では、これに
よりリフロー部25が下降した状態において、これらノ
ズル28B〜28Dの各エアー噴出口41A、42A、
42B、43A〜43Dから噴出されるエアーARE及
びパルスジエツトエアーPAREにパツケージIC3の
中心から外側に向かう方向に流れるような方向性をもた
せ得ることができ、かくしてパツケージIC3を不要に
加熱せず、かつプリント基板3上の余剰はんだを確実に
パツケージIC3のリード端子4間及びプリント基板2
のランド10間から除去し得るようになされている。
【0024】(2)動作モード ここで実際上リフロー部25は、図8(A)のように、
動作モード開始後すぐに基準となる第1の高さ位置H1
から第2の高さ位置H2 にまで下降し(時刻t1 )、こ
の後この状態を所定時間(以下、この時間を予備リフロ
ー時間と呼ぶ)保持するようになされている。この場合
ノズル28(図1)のエアー噴出口28Aからは図8
(B)のように一定の送風量で高温のエアーAREが噴
出されており、かくしてリフロー部25はこの第2の高
さ位置H2 においてプリント基板2上のクリームはんだ
11(図2(B)、図3(A))を図8(C)のように
融点以下のある程度の温度にまで加熱する。
【0025】続いてリフロー部25は、予備リフロー時
間終了後(時刻t2 )、今度は第3の高さ位置H3 にま
で下降(時刻t3 )し、この後この状態を所定時間(以
下、この時間を本リフロー時間と呼ぶ)保持する。この
場合においてもノズル28のエアー噴出口28Aからは
図8(B)のように予備リフロー工程のときと同じ送風
量で高温のエアーAREが噴出されるが、ノズル28の
エアー噴出口28Aとプリント基板2との距離が近くな
るためプリント基板2に吹きつけられるエアーAREの
風圧が増加する。かくしてリフロー部25は、この第3
の高さ位置H3においてプリント基板2上のクリームは
んだ11を図8(C)のように温度を一気に上昇させて
溶融(図3(B))させる。
【0026】パルスジエツトエアー加圧部30(図1)
はこの本リフロー時間終了直前に始動し(時刻t4 )、
パルスジエツトエアーPAREをノズル28のエアー噴
出口28Aを介してクリームはんだ11に吹きつけるこ
とにより、プリント基板2上の余剰はんだを吹き飛ばす
ようになされている(図4(A))。この場合クリーム
はんだ11の温度は、図8(C)のようにパルスジエツ
トエアーPAREが吹きつけられた後僅かに下降する
が、リフロー部25が第3の高さ位置H3 にあるためこ
の後すぐに上昇する。これによりリフロー部25は、図
4(B)のように、パツケージIC3のリード端子4と
プリント基板2とを接合するプリント基板2上に残つた
クリームはんだ11をこのときに整形する。
【0027】さらにリフロー部25はこの本リフロー時
間が終了すると(時刻t6 )、元の第1の高さ位置H1
にまで上昇する(時刻t7 )。このときノズル28のエ
アー噴出口28Aからは予備リフロー工程時と同じ送風
量のエアーAREが噴出されるが、ノズル28のエアー
噴出口28Aとプリント基板2との距離が長くなるため
にプリント基板2に吹きつけられるエアーAREの風圧
は減少する。これによりリフロー部25は、この状態に
おいてプリント基板2上に残存したクリームはんだ11
を凝固させることができ、かくしてパツケージIC3を
プリント基板2上にはんだ付けし得るようになされてい
る。
【0028】(3)実施例の動作 以上の構成において、このリフロー装置1では、基板セ
ツト位置に固定配置された加工対象のプリント基板2に
対して、当該プリント基板2上にマウントされたパツケ
ージIC3の外形形状に応じた形状のノズル28を用い
て高温のエアーAREを当該パツケージIC3とプリン
ト基板2との接合部に吹きつけるようにしてこの接合部
に供給されているクリームはんだ11を溶融させると共
に、この状態においてパルスジエツトエアーPAREを
吹きつけることによりパツケージIC3のリード端子4
間に発生したはんだブリツジ11Aを吹き飛ばすように
して除去する。
【0029】従つてこのリフロー装置1によれば、パツ
ケージIC3のリードピツチに依らずに確実にはんだブ
リツジ11A(余剰はんだ)を除去することができ、か
くしてリードピツチの狭いパツケージIC3でもリード
端子間にはんだブリツジ11Aを発生させずに当該プリ
ント基板2上にはんだ付けすることができる。
【0030】またこのリフロー装置1では、パルスジエ
ツトエアーPAREをプリント基板2上のパツケージI
C3との接合位置に吹きつけるに際して、パツケージI
C3の外形形状に応じた形状のノズル28(28B〜2
8D)を用い、パツケージIC3の上側から当該パルス
ジエツトエアーPAREを吹きつけるようにしたことに
より、プリント基板2に穴等を設ける必要がない。従つ
て本発明を適用するに際してプリント基板2の利用効率
を低下させない。
【0031】さらにこのリフロー装置1では、パルスジ
エツトエアー加圧部30からリフロー部25のノズル2
8に供給されるエアーがパルス状であるためリフロー部
25において加熱されず低温のまま外部に噴出される。
従つてパルスジエツトエアーPAREによりプリント基
板2上から吹き飛ばされた余剰はんだは直ちにはんだ粒
に固まり飛散するため、プリント基板2上の他の部所に
溶着し難く、余剰はんだを吹き飛ばすことによる問題が
発生し難い。
【0032】(4)実施例の効果 以上の構成によれば、加工対象のプリント基板2上にマ
ウントされたパツケージIC3の外形形状に応じた形状
のノズル28を用いて高温のエアーAREを当該パツケ
ージIC3とプリント基板2との接合位置に吹きつける
ようにしてこの接合位置に供給されているクリームはん
だ11を溶融させると共に、この状態において当該接合
位置にパルスジエツトエアーPAREを吹きつけること
によつてパツケージIC3のリード端子4間に発生した
はんだブリツジ11Aを吹き飛ばすようにして除去する
ようにしたことにより、リードピツチの狭いパツケージ
IC3をリード端子4間にはんだブリツジ11Aを発生
させずにプリント基板2上にはんだ付けすることがで
き、かくして端子間隔の狭い電子部品をはんだブリツジ
を発生させずに基板上に実装し得る電子部品の実装方法
及びリフロー装置を実現できる。
【0033】(5)他の実施例 なお上述の実施例においては、プリント基板2上のクリ
ームはんだ11を溶融させるためのエアーAREを出力
する手段(ダイヤフラムポンプ)と、プリント基板2上
の余剰はんだを吹き飛ばすためのパルスジエツトエアー
PAREを出力する手段(パルスジエツトエアー加圧
部)とを別体に形成するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばコンプレツサによる
高圧エアーから風量調整バルブ及び逆流防止弁でなる熱
風用供給ルートと圧力バルブ及び供給切換え弁でなるパ
ルスジエツトエアー供給ルートとが合流してリフロー部
25に接続されているような、エアーAREの出力手段
と、パルスジエツトエアーPAREの出力手段とが一体
の構成にしても良く、エアー出力部20の構成としては
この他種々の構成を適用できる。
【0034】また上述の実施例においては、ノズル28
(28B〜28D)を図5〜図7のように形成するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
ノズル28(28B〜28D)の形状としてはこの他の
形状であつても良い。さらに上述の実施例においては、
加工対象のプリント基板2として、図2(A)のように
パターン面2A上にランド10が形成され、当該ランド
2A上に図2(B)のようにクリームはんだ11が印刷
された後、図3(A)のように当該クリームはんだ11
を介して各リード端子4がそれぞれ対応するランド10
上に位置するようにパツケージIC3がマウントされた
ものを供給するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、例えば加工対象の基板が、電子部品
を基板上に実装するに際して必要なはんだが予め電子部
品の端子側に供給されているようなものであつても良
く、加工対象のプリント基板としてはこの他種々のもの
を適用できる。
【0035】さらに上述の実施例においては、プリント
基板2上の余剰はんだを吹き飛ばす手段としてエアーA
RE及びパルスジエツトエアーPAREをクリームはん
だ11に吹きつけるようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、この他の気体又は液体を吹きつ
けるようにしても良く、要は高圧のジエツトを基板の一
面(電子部品の実装面)側からプリント基板2上のはん
だブリツジ11Aに吹きつけるのであれば、ジエツトと
してはこの他種々のものを適用できる。
【0036】この場合ジエツトとして気体を適用するの
であれば、窒素等の不活性ガスを用いることによりはん
だの酸化を防止できる。さらに上述の実施例において
は、プリント基板2上のクリームはんだ11を溶融させ
るためのエアーAREを出力する手段としてダイヤフラ
ムポンプ22を用いるようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、この他のエアー出力手段を
用いるようにしても良い。
【0037】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基板の一
面にマウントされた電子部品の端子を基板の一面に設け
られた対応するはんだ付け位置にはんだ付けする際、当
該基板のはんだ付け位置上及び又は電子部品の端子に予
め供給されているはんだを溶融すると共に、このとき溶
融したはんだに対して基板の一面側からジエツトを吹き
つけるようにして余剰はんだを吹き飛ばすようにしたこ
とにより、電子部品の端子をそのピツチの大小に関わり
なくはんだブリツジを発生させずに基板の対応するはん
だ付け位置にはんだ付けすることができ、かくして端子
間隔の狭い電子部品をはんだブリツジを発生させずに基
板上に実装し得る電子部品の実装方法及びリフロー装置
を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるリフロー装置の全体構成を示す略
線図である。
【図2】パツケージICのプリント基板に対する実装工
程を示す略線的な斜視図である。
【図3】パツケージICのプリント基板に対する実装工
程を示す略線的な斜視図である。
【図4】パツケージICのプリント基板に対する実装工
程を示す略線的な斜視図である。
【図5】ノズルの構成を示す略線的な斜視図である。
【図6】ノズルの構成を示す略線的な斜視図である。
【図7】ノズルの構成を示す略線的な斜視図である。
【図8】動作モード時におけるリフロー装置の動作の説
明に供するタイミングチヤートである。
【符号の説明】
1……リフロー装置、2……プリント基板、3……パツ
ケージIC、4……リード端子、10……ランド、11
……クリームはんだ、22……ダイヤフロムポンプ、2
5……リフロー部、26……加熱体、27……ヒータ、
28、28A〜28C……ノズル、30……パルスジエ
ツトエアー加圧部、ARE……エアー、PARE……パ
ルスジエツトエアー。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の一面にマウントされた電子部品の端
    子を上記基板の上記一面に設けられた対応するはんだ付
    け位置にはんだ付けすることにより、上記電子部品を上
    記基板上に実装する電子部品の実装方法において、 予め上記基板の上記はんだ付け位置及び又は上記電子部
    品の上記端子に供給されたはんだを溶融する第1の工程
    と、 溶融した上記はんだに対して上記基板の上記一面側から
    ジエツトを吹きつけることにより、溶融した上記はんだ
    のうち上記電子部品を上記基板の上記一面にはんだ付け
    するのに余分な余剰はんだを吹き飛ばす第2の工程とを
    具えることを特徴とする電子部品の実装方法。
  2. 【請求項2】上記ジエツトは、 上記電子部品の外形形状に対応した形状のノズルから噴
    出するパスル状の高圧エアーでなることを特徴とする請
    求項1に記載の電子部品の実装方法。
  3. 【請求項3】上記ジエツトに、上記電子部品の内側から
    外側に向かう上記電子部品の径方向の方向性をもたせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品の実装方
    法。
  4. 【請求項4】基板の一面にマウントされた電子部品の端
    子、及び又は上記基板の上記一面に設けられた上記電子
    部品の上記端子と対応するはんだ付け位置に、予め供給
    されているはんだを溶融することにより上記電子部品の
    上記端子を上記基板の上記はんだ付け位置にはんだ付け
    するリフロー装置において、 上記はんだを加熱することにより溶融させる加熱手段
    と、 上記はんだに対して上記基板の上記一面側からジエツト
    を吹きつけることにより、溶融した上記はんだのうち上
    記電子部品を上記基板の上記一面にはんだ付けするのに
    余分な余剰はんだを吹き飛ばす余剰はんだ吹飛し手段と
    を具えることを特徴とするリフロー装置。
  5. 【請求項5】上記余剰はんだ吹飛し手段は、 上記電子部品の外形形状に対応した形状のノズルを具
    え、パルス状の高圧エアーでなる上記ジエツトを上記ノ
    ズルを介して上記はんだに吹きつけることを特徴とする
    請求項4に記載のリフロー装置。
  6. 【請求項6】上記余剰はんだ吹飛し手段は、 上記電子部品の内側から外側に向かう上記電子部品の径
    方向の方向性をもたせて上記ジエツトを噴射することを
    特徴とする請求項4に記載のリフロー装置。
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